2009.02

 (最新見直し2011.02.22日)

 (れんだいこのショートメッセージ)
 ここで、太田龍・氏の時事寸評の2009.02月分を確認しておく。れんだいこ文法、作法に基づき編集替えしております。

 2011.02.17日 れんだいこ拝


【レベリオン考】

 2785回、2009(平成21)年2月01日

 
アイクが二〇〇八年二月一週間滞在して居た間、筆者(太田)はアイクと対談する機会を持った。そのときアイクが、太田さんはホントに私(アイク)と良く似ている」と、語ったことが記憶に残っている。一見すると、アイクと私はまるで似ていない。二人の経歴はまるで異質である。にも拘わらず、アイクの直感は正しい。アイクと私(太田)に共通している本質。それは、「レベリオン」である。この彼の本質としてのレベリオンとは、「ロボットの反乱ー霊的復活の物語」(一九九四年、未邦訳)の中に集約的に表現されている。

 レベリオンとは、謀反 反逆 反乱と言った意味であるが、ここでは、イルミナティサタニスト世界権力によって、ロボット化され、ゾンビ化され、非人間化され、非生命化された者たちの、生命を回収せんとする反乱の意味である。この意味での「レベリオン」とは、「ラジカル」と結び付く。「ラジカル」とは、根源的のこと。

 シモーヌ・ヴェイユは、「奴隷」を根こぎにされた人々、とした。まり、大自然、大宇宙、民族、家族、故郷などから根こそぎにされ、裸にされた人々のこと。「ラジカル」とは、その生存の根を回復することを意味する。「羊人間(シープル)」とは、奴隷の完結形態である。奴隷のドン詰まり、である。「シオン長老の議定書」には、「ゴイム」と言う用語が多用されてある。実にたくさん出てくる。このことは、成甲書房版「シオン長老の議定書」に付記した長文の解説に説明した。ゴイム(複数。単数はゴイ)は、ヘブライ語で非ユダヤ人と、家畜と、二つの意味を有する。「羊人間」(シープル)は、主人に対するレベリオン、反逆精神が限りなくゼロに近付いた、家畜化された人間、家畜人間(ヒューマンキャトル)に近い。ちなみに英語には、ヒューマンキャトル、シープルと言うことばが存在する。しかし、西洋ではそのようなものとしての「羊人間」がすべてではない。

 アイクは子どもの頃から、ラジカルであったと言う。つまり、羊人間と化することを拒否する魂である。そのラジカルが貫徹して行くときに、そこから、イルミナティの陰謀を、いのちかけて暴露するスピリットが生まれるのである。ラジカルには、二種存在する。第一は、純粋ラジカルである。二は、イルミナティによって手なづけられ、そのエージェント化したロボットラジカルである。(了)


【モラレス大統領のカトリック教会批判考】
 2786回、2009(平成21)年2月02日

 Los Tiemposの記事(二〇〇九年一月三十一日付)の記事を以下に引用する。(引用元:日本語抄訳)、(スペイン語全文) カトリック教会は「敵」 「カトリック教会の『お偉方』は、ボリビアの変革の敵だ」南米5カ国の首脳が顔をそろえた社会フォーラムでの発言だ。このフォーラムはグローバル化に対する地域の取り組みなどを話し合うため、ブラジルで開かれた。この場でモラレス大統領の口から出たのは、カトリック教会への批判だった。

 この25日、ボリビアでは新憲法の是非を問う国民投票が行われ、承認が確定的となっている。この新憲法をめぐり、カトリック教会は反対の立場をとった。新憲法ではカトリックを国教とせず、アイマラのパチャママなど地域信仰も尊重するとの文言が入ったのだ。一神教であるカトリックは、このボリビアの新憲法を「受け入れられない」と判断した。モラレス大統領はカトリック教会の「お偉方」の姿勢を「嘘と妬み、恐れ」にあふれる、と切り捨てた。その上で、これから社会的変革が進められるボリビアの今後において、「邪魔だ」と語った。カトリック教会は伝統的に、ボリビアの社会、時には政治に対する影響力を持つ。モラレス大統領も就任以来、その影響力のもとで意見対立を起こしたこともあった。しかし大統領が公に、カトリック教会を批判するのは異例だ。この発言に対しカトリック教会は、「政治的発言を避ける」ことを理由にコメントを出していない。

 エボ・モラレスボリビア大統領は、ブラジルで開かれた南米五カ国首脳のフォーラムで、カトリック教会はボリビア変革の敵だ、と言明したと言う。我々は、既にワンカール(ラミロ・レイナガ)が「タワインティスーユ、インカの抵抗五百年史、ケスワイマラ人のスペインに対する戦争」(一九七九年)の増補第二版(二〇〇五年)、第四章その他の中で、ローマ法王(ヨハネ・パウロ二世)がボリビアを訪問したとき、ラミロは北米中南米のインディオを代表して、バイブルを法王に返却したことを知っている。ラミロは、この五百年、キリスト教会とその聖書は、北米中南米のインディオに、不幸と恐怖と地獄と虐殺のみをもたらした、として、法皇とキリスト教を弾劾し、法王は、アメリカからバイブルを持ち帰れ!!と法王に面と向かって、通告した、と。そのとき、法王は、何一つ、言うことが出来ず、クライ(うなる)のみ、と。

 このラミロの行動こそ、この五百年の全米大陸のインディオ原住民の魂の叫びである。全世界の「キリスト教徒」よ!!汝等は、この犯罪の共犯者たることを知れ!!汝等は、全人類、全宇宙生命の敵であることを知れ!!カトリック教会をボリビア変革の敵である、と公言した!!これはまあ、その通り、のようには見える。しかし、ワンカール(ラミロ・レイナガ)のような立場でのインディオにとってはさうではない。ラミロは、「タワインティスーユ、そしてその四つの地方の一つとしてのコジャスーユ」と、「ボリビア」とは、全く異質なものである。ボリビアは、「改良」も「変革」も出来ない。それは、焼き尽くさなければならない。そしてその灰の中からタワインティスーユは、よみがえると。コジャスーユ(タワインティスーユ)と、スペイン帝国主義の占領地たるボリビアは両立出来ない。ラミロは、モラレス大統領は、インディオ出身でありながら、「スペインの五百年に亘るインディオ(ケスワイマラ人)に対する戦争」について語らない、とモラレス大統領を批判する。ここに、「アメリカ問題」の根本問題が存在することを、我々日本民族有志は、認識しなければならない。(了)

 【注】南米五カ国会議とは、(1)ボリビア (2)エクアドル (3)ペルー (4)ブラジル (5)チリ以上の国家によって構成されると記憶している。


【ノーマン・フィンケルシュタイン(反シオニスト、ユダヤ人)の発言考】
 2787回、2009(平成21)年2月03日

 フルフォードが、「ハマスはモサドの一部である」と発言した(二〇〇九年一月六日付)。この「発言」については、「時事寸評」(H21,1,8)で記述した。我々は、この問題について、ノーマン・フィンケルシュタイン(反シオニスト、ユダヤ人)の発言、The Facts about Hamas and the War on Gaza(ハマスとガザに対する戦争についての事実)と言う、二〇〇九年一月十日付の(MIDDLE EAST ONLINE)の小論説を、広く日本民族有志に知らせることが有益であると考え、ここにその要点を紹介すると共に、後日、その日本語訳を、第二期デーヴィッド・アイク日本版ウエブサイト davidicke.jp に公開することにしたい。

 ノーマン・フィンケルシュタイン(反シオニスト、ユダヤ人)の名前が、全世界に知られることになったのは、彼が、「ホロコースト・インダストリー」を出版して以来のことである。この本は、「ナチスドイツ人によるユダヤ人六百万人ホロコースト」と言う、米英旧ソ連のイルミナティサタニスト世界権力のでっち上げた極悪サタニスト的ニュルンベルグ裁判史観のシンボルを、或る種のユダヤ人が自分たちの金もうけのネタとして利用している、そのスキャンダルを事実にもとづいて、曝露した学術書である。この本は、四十カ国語に翻訳出版された。しかし、本書を出版した結果、フィンケルシュタインは、シオニストユダヤによって、教職を追放され、息も出来ないような窮地に追い詰められたところ、全世界の有志、見識ある人々が「フィンケルシュタイン」を支持し、激励した。かくして彼は、再起し得た。

 ノーマン・フィンケルシュタインの父親は、ナチスのホロコーストの犠牲者の一人、と言う。彼の文献は六冊、◎Image and Reality of the Israel-Palestine Conflict. (London:Verso, 1995, 2nd ed., 2003). ◎The Holocaust Industry: Reflection on the Exploitation of Jewish Suffering. (London:VERSO, 2000). 立木勝訳『ホロコースト産業--同胞の苦しみを「売り物」にするユダヤ人エリートたち』 (三交社, 2004年) ◎Beyond Chutzpah: on the Misuse of Anti-Semitism and the Abuse of History.(Berkeley, CA: University of California Press, 2005). 立木勝訳『イスラエル擁護論批判--反ユダヤ主義の悪用と歴史の冒涜』(三交社, 2007年) その他。

 ハマスは、一九六七年六月の国境によってパレスチナ/イスラエル紛争を解決することに賛成する、との外交的シグナルを発した。イスラエルは「一九六七年の国境」を認めず、それを破壊せんとする。かくして、イスラエルはハマスの壊滅の路線を取るのである。フィンケルシュタインは、前述の小論でこの事実経過を、いかなる疑問の余地なく説明している。我々は、日本に於ける議論を、ここに明示されている事実にもとづいて、確立さるべきではないか。かくして我々は、イルミナティの走狗としてのベンジャミン・フルフォードの妄言(ハマスはモサドの一部である)に対する弾劾を再度、明確にさせることが出来るのである。(了)


【陰謀論否定の否定】
 2788回、2009(平成21)年2月04日
 一月二十八日の日本義塾公開講義のあと、イルミナティの走狗として踊らされている人々の見分け方について、一般人にとって、見分けることが、とてもむずかしいと思っていますのでその点について、と言う質問が出された。見分け方にも、もちろん色々な次元が存在する。もっとも単純明快な、初歩的な見分け方は、マリンズさんが「カナンの呪い」(成甲書房)の日本語版への文章の中に書かれてある、イルミナティの走狗たるべき根本條件は、(1)「シオン長老の議定書」を偽書として否定すること、(2)第二次世界大戦中、ナチス・ドイツによるユダヤ人六百万人ホロコースト説を大々的に宣伝すること。この二つである。ちなみに、「中丸薫」は、著作の中で、見事に前出の二つについて、イルミナティのご主人さまの指示通りのことを公言していた。従って、この「中丸薫」と言う人物もイルミナティの走狗であることは、明白であろう。いずれ、機会があれば、「時事寸評」子は、「中丸薫」に対する系統的な批判と告発の矢を放つであろう。

 しかし、この二件は、現代日本の羊人間の全部にあてはまってしまうので、焦点が拡散すると言う欠点は存在する。陰謀論の否定。これは、より尖鋭な視点と成るだろう。「陰謀論の否定」とは、別の言葉で表現すれば、陰謀論否定論者は、実証主義的歴史を要求する、と成るだろう。つまり、実証抜きの陰謀論よ、くたばれ!!とこのような人たちは言うわけである。しかし、
オーウェルの「一九八四年」では、ビッグブラザーの国家には毎日毎日、歴史の偽造を仕事とする政府の省が存在する。すべての官製歴史は勝者の偽造した歴史である。これは常識である。イルミナティの陰謀を否定するものは、イルミナティの走狗であるごとを、自己曝露し、自己証明し、自己告白したものと見るべきであろう。その実例は、副島隆彦とその一味であり、安倍芳裕の一味であり、鬼塚英昭である。(了)

【第二次日支闘争計画考】
 2789回、2009(平成21)年2月05日

 一月二十八日の日本義塾公開講義のあと、次のような質問が出された。一九一八年の日支闘争計画に基づき、一九一九年三月モスクワでコミンテルン(第3インター)創立大会が開かれ、中国の反日、抗日闘争計画が決定され、二ヶ月後の五四運動(天安門広場)から抗日、反日運動が、今日まで継続している、と見てよいのでしょうか? 人民解放軍の将軍たちの日本攻撃、日本亡国発言が多々聞かれることから、中国の反日侵略戦争が始まるかそれとも中国の経済崩壊と内乱、自滅に進むのか極どい状況に見られるのですが。この質問は、当日、お答えする時間がなかった。

 ところで、昨日(H21,2,4)発売された「週刊新潮」は、時効と成った、朝日新聞支局襲撃と、朝日記者二名殺傷事件は、実は、駐日アメリカ大使館の職員によって、演出され、日本の右翼が五億円のかねを供給されて、実行したものである。との記事を公表した。これは、朝日新聞の中共寄りの報道姿勢に対する政治的攻撃であると。これは、何を意味するか。筆者は、十年以上前から、ユダヤ、フリーメーソン、イルミナティ、NWOは米中共同して日本を占領分割支配する作戦を進めている、と警告して来た。つまり、日本の滅亡、亡国である。既に、十年以上前、二十年以内に日本と言う国家は消滅する、との李鵬中共首相(当時)によって、予告されていたプログラムの実現だった。李鵬発言は、中共と米国共通のアジェンダにもとづくものであり、言うまでもなくこれは、一九一八年九月の、「日支闘争計画」の延長線上のものである。

 我々は、平成三年以後。十七年に亘って、ユダヤフリーメーソンイルミナティのこの「日誌闘争計画」の陰謀について、我々の力の及ぶ限り、日本民族有志に警告して来たが、誰一人、日本人は耳を貸そうとしない!!第二次日支闘争計画とは、第二次米中の日本挟み撃ち作戦である。これが要点である。つまり、「日米同盟」は、米国(イルミナティ)による日本人皆殺し戦争の政治的、軍事的、経済的武器であることを日本民族有志は気付かなければならない。(了)

 【注】従って、日本に於ける「日米同盟」主義者は、中共に日本を売り渡す、親中共主義の売国奴と同じく、日本人皆殺し路線の手先 危険な売国奴集団である、としなければならない。

【ニュージーランド在住の日本人有志からの手紙紹介】
 2790回、2009(平成21)年2月06日

 この一月二十日、ヨーロッパで比較的長く生活して居られる日本人有志が、最近、コールマン、アイクの日本語版を読みこなして、一気に目が開かれた貴重な体験をされた有志の「経済恐慌戦略」、についてのeメールを頂き、これは週刊日本新聞にウエブサイトの「論壇」コーナーに公開した。更に、一月二十六日の「時事寸評」で、この小論文を全文引用して、若干の論評をした。更に、もう一人、ニュージーランド在住の日本人有志も、前述、アイク、コールマン、とりわけアイクを読んで人生観が一変するほどの体験された、として感想を送って頂いた。とりわけアイクに触発されて、ニュージーランドの首都オークランドを歩いて、「竜と蛇」の証拠を見た、と。あるは、あるは、……で、驚きました、と。以下に、我々は提供されたオークランド市内の「証拠写真」を、ご紹介する。

 (貼り付けここから)

 ニュージーランド在住の日本人です。アイクの著書は大きな衝撃でした。そして私にとって間違い無く人生最大の出会いといえると思いますし、彼の正義感に賛同、大変刺激されます。 そして今日本へ来て彼の本を片っ端から読むつもりです。日本へ来る前に、オークランドのダウンタウンエリアをカメラを持ち「竜&蛇」の証拠探しに出歩きました。なんと、あるはあるはで驚きました(いくつかはメールで報告したものですが)。 以下をぜひごらんください。

 これほど真近に証拠がある所と、日本のようになかなか無い所に住む人では、アイクの言葉の重さの伝わり方が違うと思いました。と言う事で4月にニュージーへ来て行う彼の講演がとても楽しみになりました。それから横山光輝「赤壁の戦い」読みました。なるほど、既にアノ頃から複雑な戦略のぶつかり合いだったのですね、これでは日本人など、、、幼児、、ですね。醜い程複雑な裏切り合いで何もかも見えなくなっている西洋人と相対するには中国人が適役と言えるかもしれませんね。
  
  注※以下写真は、「新週刊日本新聞」サイトでご覧いただけます。

 先ずはボーア戦争参戦へのヴィクトリア女王からの感謝状です。オークランド 戦争博物館内(館内には零戦機も展示されています)
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 次は、さてさて、、タウンのど真ん中にあるアルバートパーク内の、やはりボーア戦争の記念碑です。上部にはごくごく普通の人物が立っています。この公園にはビクトリア女王の像があります。
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  下の3枚は何と最高裁判所の建物です。
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 下は、メトロポールというオークランドダウンタウンで最も高い建物で高価なマンションの裏側の2階建てのビルで、なんとこの入り口からそのメトロポールへとヘンテコな回廊で繋がっています。またこのマンションはニュージーランダーには絶対に実現出来ない予算を必要としたものですが、アメリカとかでサクセスした若い人が構築したと話題になりましたが、、、果たして、事実は、、、??です。
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  そして下は、ツアタラという爬虫類にマオリの象徴であるヘンテコな顔の彫り物がついてある(通常は顔と人です)、、、たった一つだけですが、やはりありました。私は彫り物の顔のかたちからして絶対に、元はイグアナとかツアタラの爬虫類に違いないと思っていました。この事をマオリの案内人に聞きましたが、マオリは文字を持たないので、答えが貰えませんでした。あと、かれらの戦いの時に舌を出して(蛇のように)相手を威嚇する様や、顔中に入れた入れ墨は、明らかにかつてそのような強い相手と闘って来た証だろうと感じました。(ちなみに、この顔のデザインが爬虫類の胴体についているのは、他にありません。

   ―――戦争博物館内より)
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  間違いなく地球外生物でしょう。
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  こちらはモダンアートなので、信憑性はいまいちですが(戦争博物館)
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  地球外生物でなくて、なにものと言えますか?
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  いずれにしても地球外生物?
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  やはり地球外生物?、、かなり古い物です。
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  まだまだありますがこの辺にしておきます。お楽しみ下さい。では皆様お元気で。
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  (貼り付けここまで)

 世界各地在住の日本人有志からの、このような的確な観察にもとづく連絡が届くようになったことは、心強いことである。四月には、ニュージーランドでアイクの講演会が行われる予定。(了)

【現代版「連環の計」】
 2791回、2009(平成21)年2月07日

 日本義塾三月二十五日(水)公開講義の演題(仮題)は、現代版「連環の計」、すべてを捨てて退却すべき辺境最深部とは。筆者は、このテーマにとっての根本参考文献として、坂元邁(ツトム)著[五部作]と、胡蘭成著[日本版六部作]と、この二点を挙げた。坂元邁著については、 坂元邁全集(全一巻)の出版が今、急務ではなかろうか。故坂元邁(一九二六〜一九八四年)さんの奥さまはご健在である。奥さまの許可を得て、今、全集を世に問うべきである。日本民族有志のご協力をお願いする。坂元邁さんのなくなられる、三年前に胡蘭成先生が逝去される。日本語版胡蘭成全集の出版も急務である。現代版「連環の計」から逃れるすべはない。

 このことは、コールマン博士が、過去二十年、警告して来た。イルミナティによって、すべてが焼き尽くされる前に、逃げおおせて、体制を組み直すこと、と、前出論説(『大恐慌戦略』)にはあるが、体勢を立て直し、体制を組み直すとは、何を意味するか。アイクは、言うまでもなくそのことを提議している。

 三月の日本義塾公開講義案内。

  ◎日 時 三月二十五日(水曜) 午後六時半〜九時(六時開場)
  ◎会 場 文京シビックセンター 四階シルバーホール (四階B会議室のトナリの部屋)
  ◎講 師 太田 龍
  ◎演 題 (仮題) イルミナティサタニスト世界権力による、すべてを焼き尽くすべく設計されている現代版「連環の計」、退却すべき辺境最深部。坂元邁著作と胡蘭成著作 そして……
  ◎資料代 千円
  ◎予約申し込み、問い合わせは日本義塾出版部へ  電話、はがきで、eメール、申し込みフォームにて。(了)

【ベンジャミン・フルフォード批判】
 2792回、2009(平成21)年2月08日
 二月六日の記事で、ベンジャミン・フルフォードが、「太田龍はベンジャミン・フルフォードはイルミナティのエージェントである、と言い始めた。私(フルフォード)はイルミナティのエージェントではない、と反論した」。そこで、このフルフォード反論について、ごく限定的に検証していく。

 私(太田)は、フルフォードは、イルミナティの走狗として踊らされている、と述べたのであって、イルミナティのエージェントである、とは述べてはいない。「走狗」とは中国由来の用語である。狡兎死して走狗煮らる、と言う。兎狩りに利用された犬は、兎を捕殺されたあと、その犬も煮られて食べられてしまった、と。こうゆう風に使用する。これが「走狗」である。

 「エージェント」は、「走狗」とは格が違う。エージェントはイルミナティの陣営にあり、イルミナティの代理人として行動する。「走狗」はエージェントに使用される側にあるだろう。私(太田)が、ユダヤ人であるフルフォードを問題とするのは、まず第一に、パレスチナ/イスラエル問題についての彼の立場である。いかなるユダヤ人も、パレスチナ/イスラエル問題について「我れ関せず」、と言うことは出来ない。ユダヤ人の中にはシオニズム、シオニストと対決する多くの勇気ある人々が存在する。このようなアイデンティティーの明確な反シオニストユダヤ人と、ベンジャミン・フルフォードとを、まず、比較対照しなければならない。

 フルフォードはこの一月早々、「ハマスはモサドの一部である」と公言した。私(太田)は、フルフォードに対して、ハマスがモサドの一部であると言うのなら、その証拠を提出するように要求している。ハマスは、パレスチナ人民の選挙によって選出された唯一の正統パレスチナ人民の政府である。これに反し、アラファト死後の現在のファタハの政府なるものは正統性を有しないのみならず、イスラエルの協力者である、と批判されることもある。さらに、正統派ユダヤ教徒(ネトウレイ・カルタ)は、シオニストによって作られた現在のシオニスト国家を認めない。日本を占領し、支配して居るイルミナティは、日本人がこのようなシオニズムと対決するユダヤ人の存在を知ることを欲しない。つまり、本物の反シオニストユダヤ人の存在を日本人から隠蔽するために、フルフォードは、そのためにイルミナティの走狗として利用されている人物なのである。(了)

 【参考資料】ノーマン・フィンケルシュタイン著、立木勝翻訳「ホロコースト産業―同胞の苦しみを『売り物』にするユダヤ人エリートたち」三交社 (2004/12) 、「イスラエル擁護論批判―反ユダヤ主義の悪用と歴史の冒涜」三交社 (2007/03)  マイケル・ホフマン、モーシェ リーバーマン共著「パレスチナ大虐殺(ホロコースト) 」成甲書房 (2003/03)

【渡部悌治著「ユダヤは日本に何をしたか」(成甲書房)、大紀元編集部著「中国共産党に関する九つの評論」の紹介】
 2793回、2009(平成21)年2月09日

 今、日本民族有志は、渡部悌治著「ユダヤは日本に何をしたか」(成甲書房)を一語一語、一行一行、熟読しなければならない。頭山満翁の最晩年、病床に頭山翁を訪れた若き日の渡部悌治先生は、蒋介石は、既に、米英ユダヤフリーメーソンのコマとして、利用されている。と、詳細に説明した。しかし、頭山翁は、昔の時代の考えのまま、全く、渡部悌治先生の説を聞く耳はなかった、と。これは「昔のお話」に過ぎない一件であろうか。中共は中国ではない!!中共は、中国にとって、異物であり、敵対勢力である。法輪大法の人々は、中共を「悪魔」であると言う。天は、悪魔中共を滅する、と。

 心あるすべての日本人有志は、大紀元編集部著、「中国共産党に関する九つの評論」(略称『九評共産党』)を読まなければならない。「九評共産党」を全部読むと、中国は、西洋の中国侵略、中国破壊、中国解体、中華文化文芸抹殺を目的とする侵略戦争のその最終走者であること、そのようなものとして、西洋帝国主義によって、でっち上げられた反中国的勢力であることが分かるであろう。

 法輪大法系列の大紀元時報(エポックタイムズ)は、二〇〇四年十二月「九評共産党」と言う大著を完成し、これをあらゆるかたちで中共内部の人々に広く普及すると同時に、中共系三団体(中共党、共青団、少年隊)からの脱退運動を開始した。それから僅か四年余の間、中共三団体からの脱退者は、五千万人に近付いていると言う。日本人の中には、中共政府首相が訪れたとき、法輪大法の関係者が、温中共首相歓迎のスローガンを掲げた、そのことを以て、法輪大法はいかがわしい、と考える人々も存在する。筆者は、その件については、詳しくは、内情を知らないが、法輪大法の人々の説明によれば、中共党権力中枢に、法輪大法への弾圧を強化せんとする一派と法輪大法への弾圧をなんらかの程度で緩和し、または、停止せんとする一派の分裂が存在すると、温現中共首相が後者の一派に含まれるとする。筆者は、その件の事実を知る立場にはない。

 しかし、戦術的に敵である中共内部の分裂を利用してはならない、と言うことはないだろう。まして、既に、法輪大法=大紀元の働きかけによって、五千万近い中共系三団体からの脱退者が、出ているとすれば、中共内には、ますます今、分裂が拡大すると見なければならない。日本人は、中共への一切の幻想を捨てなければならない。中共でなく、中華文明!!を見よ。中華文明を継承せんとする法輪大法を、真剣に研究し検証すべき時である。(了)

 【注】「九評共産党」は、博大書店で入手出来る。
 
  ◆博大書店の連絡先 
    〒169-0073 東京都新宿区百人町2-20-25
    Tel: 03-3368-3896 Fax: 03-3368-5550 注文メール: order@hakudai.jp
    営業時間:月曜日−−−土曜日(午前11時〜午后18時)
    
 「九評共産党」は、日本義塾出版部でも取り扱い中です。「大紀元時報」の日本語版(月二回刊)の申込先は以下の通り。◆お申し込み、お問い合わせは弊社発行部
   電話:03(6809)6082 (担当:牧 久惠)まで。(平日AM10:00 − PM6:00、土日、祝祭日休み)
   Fax:03(3831)7612  (24 時間受付) 電子メール:goudu@djy.co.jp
   発行所:株式会社大紀元 〒110-0016 東京都台東区1 丁目14 番14 号東光ビル501

【政治思想犯としてロンポク米連邦刑務所に収監されているフリッツ・スプリングマイヤーさんの一月三十日付の手紙紹介】
 2794回、2009(平成21)年2月10日

 二〇〇九年二月十日、ロンポク米国連邦刑務所に、政治思想犯人として収監されているフリッツ・スプリングマイヤーさんからの一月三十日付けの手紙=論説が届いた。この手紙と論説の日本語訳は、後日、週刊日本新聞に公開する。ここでは、その若干の要点を列記する。

 (1)オバマを指名した米国民主党全国大会の開会時に、 『より多く見るものは、より少ししか知らない! より多く知るものは、より少ししか見ない!』と歌われた。
 (2)これこそ、まぎれもないイルミナティにとっての、マインドコントロールの暗号である。    
 (3)これは、新しいオバマ政権の基調である。
 (4)オバマ大統領は、イルミナティの血流である。
 (5)彼の政権のトップは、イルミナティである。
 (6)それは、イルミナティの隠蔽されたアジェンダを含むイルミナティのアジェンダを実行する政権である。
 (7)アメリカは、沈み傾く船である。オバマ大統領は沈み行く船の船長である。
 (8)ロシアの経済は、劣位にあるが、
 (9)その武器はすぐれている。
 (10)長期的展望に於いては、ドイツと日本が世界にとりわけヨーロッパとアジアで、影響を与えることになる。

 ドイツと日本が、世界的影響を与える国と成るためには、ドイツは、ニュルンベルグ裁判体制と、日本は、東京裁判体制をそれぞれ、脱出しなければならない。そのことは自明である。しかし、ドイツと日本がそうするためにはこの二つの国は、イルミナティサタニスト世界権力と対決しないわけにいかないであろう。(了)

 【注】スプリングマイヤーさんは、米国は、バグダットに異様なまでに巨大な駐イラク大使館を構築した。ここに示されている秘密のアジェンダは何か? と、問う。協力のお願い。スプリングマイヤーさんの手書きの英文をワープロに打起こして、eメールしてくれる者を求めています。

【W・G・タープレイ著作「オバマ、危険な正体」の紹介】
 2795回、2009(平成21)年2月12日

 我々、週刊日本新聞、日本義塾は、一月以来「オバマ、危険な正体」(成甲書房)の著者、ウエブスター・G・タープレイさんの東京講演会を実現させるべく、交渉しており、このほど、タープレイさんから、六月上旬、八日間の予定で日本に滞在することの、一応、最終的なスケジュールの申し込みが届いた。我々は、この日程に従って、W・G・タープレイさん講演実行委員会を結成して、準備行動を開始する。今のところ、会場候補としては、六月七日(日)午後、お茶の水、明治大学内のある施設。と言う可能性が見えている。

 W・G・タープレイさんについては、「オバマ、危険な正体」の著者であり、日本では、全く知られてはいないが、一匹狼的反体制的左翼ラジカルジャーナリストとして、W・G・タープレイさんの米国に於ける存在感は、日本人の想像も出来ないほど大きい。W・G・タープレイの今回の東京講演が、日本民族有志に思想的衝撃を与えることを我々は期待している。W・G・タープレイさんの東京でのスケジュールは、六月一日(月曜)東京着 六月七日(日曜)東京講演会 六月八日(月曜)東京発、米国へ帰国。六月二日から六月六日まで、出来るだけ多くタープレイさんを日本民族有志に紹介したい。(了)

【松原久子著「黒い十字架」(藤原書店)論評】
 2796回、2009(平成21)年2月13日

 男女共同参画法廃止運動を進めている女性から、松原久子著「黒い十字架」(藤原書房、2008年12月刊)と言う本の存在を知らせる書評のコピーが送られて来た。このきわめて重要な本の出版のことは、知らないままであったので、これは私にとって大変ありがたい情報であった。これは、史実にもとづいたフィクションであると言う。フィクションとは、島原の乱は、二、三十年に亘るカトリック教会修道士によって、日本人キリスト教徒の中に構築された、秘密結社によって組織された、と言う設定である。本書は、本格的な批評と紹介に値する。引きつづき、検証して行く。(了)

【ジョン・コールマン博士著、太田 龍(監修、翻訳)「最後の警告 〈再編新刊〉人類奴隷化プログラムの恐怖」の紹介】
 2797回、2009(平成21)年2月14日

 【表帯より】
 イルミナティ三百人委員会の世界人間牧場計画……コールマン博士の警告が、次々と現実になっていく。日本人が知らない魔の現実、世界を支配するのは誰か? 近未来の人類社会の姿は? 再び響く、命を賭した警鐘、身の毛もよだつ未来図は、すべて本書に記されている!

 【裏帯より】
 この不吉な時代に世界を襲う数々の災厄は自然に発生しているのではない。邪悪な男たちの命令のもと、入念な構想と計画によって、起こされているのである。

 【中帯より】
 2000〜01年、日本人の誰もが豊かな経済生活、安穏とした世情が続くのだと夢想していた頃、コールマン警告が注目されることはなかった。だが、09年、経済恐慌の奈落に突き落とされた日本人に、覚醒のための最後の機会が到来した。今こそ知れ、誰がこの世界を支配しているのか?そしてどんな社会を創ろうとしているのか?「真実を知れば、真実はあなたを自由にする」

 【目次】
 第一章 決定版論考・ローマクラブの醜悪な素顔(『凶事の予兆』所収)
 第二章 全世界に死と恐怖をもたらす「グローバル2000」(『凶事の予兆』所収)
 第三章 静かなる殺人兵器。ELF放射線を知っているか(『バビロンの淫婦』所収)
 第四章 エルニーニョは人間が造った気象調節兵器だ(『バビロンの淫婦』所収)
 第五章 アフガニスタンはなぜ狙われたのか、国際麻薬マネーの全貌(『迫る破局、生き延びる道』所収)
 第六章 ついに死語となったプライバシーの惨状(『迫る破局、生き延びる道』所収)
 第七章 第三次世界大戦はすぐそこまで近付いている(『迫る破局、生き延びる道』所収)
 ◎成甲書房刊317頁、2月23日出版予定。定価1700円プラス税、送料340円◎日本義塾出版部でも取り扱います。送料込み1800円で受付中。 

【アメリカを超越し、アメリカの上に位置する世界権力考】
 2798回、2009(平成21)年2月14日

 アイクは、二月十五日付け英文ニューズレターで、「アメリカによって、アメリカを破壊する」USING AMERICA …  … TO DESTROY AMERICAと言う題の論説を発表すると、アメリカによって、アメリカを破壊するとはどういう意味か。アメリカを破壊しつつあるその勢力は、アメリカを超越し、アメリカの上に位置する世界権力である。としなければならない。これは、アイクによれば、イルミナティであり、そしてその中枢は、レプティリアンである。

 しかし、コールマン博士は、一九六九年、英国MI6に反逆して、脱出し、米国に移住するとすぐに、一連のモノグラフ、セミナーなどを通じて、三百人委員会は、第二次世界大戦が終結すると、ただちに、米国に対する宣戦を布告した。と、米国人に対して警告された。四十年前も現在も、コールマン博士のこの警告を、この分析は、真実であった。にも拘らず、世界中で、コールマン博士のこの警告を真剣に受け止めた人々は、ほとんどいない。

 アイクは、積極的にコールマンの著作(300人委員会)を、多く引用する著述家である。アイクは、スプリングマイヤーとともにコールマンより、約一世代若い思想家である。スプリングマイヤーもコールマンを、スタンダード、基本として、やはり多く引用する。これは偶然ではない。現代西洋世界の、ユダヤフリーメーソンイルミナティワンワールドNWOと戦う思想戦線のその中枢、その代表的思想家は、コールマン アイク スプリングマイヤーこの三人である。イルミナティは、アメリカを破壊してどうするのか!!「常人」的人間の次元にいる人々にはそれは分からない。世界人間牧場構築のためには今の人間社会を全部焼き尽くさなければならないのであり、「イルミナティの陰謀」とはこのことである!!(了)

【】
 2699回、2009(平成21)年2月1*日

【福田慶応大学教授のパレスチナ/イスラエル紛争論考】
 2700回、2009(平成21)年2月16日

 「新潮45」の最新号で、かっては日本の論壇の大御所江藤淳の第一子分として取り立てられた福田慶応大学教授が、対談の中で、パレスチナ/イスラエル紛争を論じている。その中で福田は、自分の息子がイスラエルの支持者であると述べている。福田の息子であれば、二十代かそこらであろう。その息子がイスラエルを支持するのは、イスラエルの武器が実に良く出来ていると言う理由だと言う。このエピソードはここで記録して価値がある。福田慶応大学教授が、数年前、日本の論壇の花形中心スターの地位を失ったきっかけを、 筆者は今も記憶して居る。

 二〇〇三年三月、ネオコンは、米国を対イラク侵略戦争に引きずり込んだ。米国と共にイラク侵略戦争に参加することを拒否した古いヨーロッパを口をきわめて罵倒した。その頃、米国ネオコンの代表的若手思想家が日本に来た。福田はこの花形ネオコンスター氏と対談した。そして福田はこのネオコンスター氏の弁舌にすっかり魅了された。その理由は、米国ネオコン一派の超越的軍事的テクノロジーのすばらしさであった。しかし、福田のこのスタンスは日本の体制側論壇にとっては、あまりにもエキセントリックであるとみなされたもののごとくである。中心スターとしては、福田は日本の論壇から切られたわけである。

 我々はここで、WMR(ウエイン・マドセン・レポート)二〇〇九年二月十三日、コン・ハリナン:「イスラエルはガザを、私有の死の実験室(オウン・プライヴェート・デス・ラボラトリー)であるが如く処分した」。この重要な論文を、日本民族有志に紹介すべき、緊急の必要を認める。イスラエルは米国から、幾多の新式武器を供給されている。そのうちの一つはDIMEだと言う。米空軍は二〇〇〇年、カリフォルニア大学にある研究機関と協力してこのDIMEを開発した、と。DIME is Dense Insert Metal Explosive。この武器は「フォーカスド・レイタリティ」。つまり、最小限のダメージによって、対象の人間を死に至らしめる如き武器。ここでは、説明を省略し後日、週刊日本新聞ウエブサイト、アイク日本版ウエブサイトに日本語版を公開したい。つまり、イスラエルはガザを、こんな風に私有物として、死の実験室たらしめている、と。日本人のある年齢以下の世代の殆どは、圧倒的に、イルミナティのマインド・コントロールのひとつとして、ゲーム ゲーム感覚 ゲームびたり............この中に、無自覚的に引きずり込まれている。

 彼らは、やすやすとイスラエル=米国に同化して、その立場でガザ(パレスチナ人)を実験動物のように見てしまっている。そのように誘導されるのである。現代の日本社会はこのようにして、周り中いたるところにイスラエルと米国と自己を同一視して、ガザのパレスチナ住民を実験動物のように見てしまう実例が充満しているのである。福田慶応大学教授の息子のような存在もそのひとりであるだろう。(了)

【イルミナティサタニスト世界権力の政治日程としてのアジェンダ設定考】
 2700回、2009(平成21)年2月16日

 竹下登と言う自民党の政治家は、政治の本質とは、政治日程の設定である。と言う持論を持っていたことで有名である。これは当たっていないこともない。しかし、この政治日程の設定には、無数の次元が存在する。太古以来、世界の政治日程を左右し、主導して来たのは、イルミナティサタニスト権力である。イルミナティサタニスト世界権力の政治日程には、多数の次元が存在するが、その中の主要なものは、以下の四つの次元である。

 (1)イルミナティサタニスト権力の中枢部(アイクの言う『ピラミッドの頂点』中枢のみに限定されたアジェンダ)。
 (2)イルミナティのエージェントの次元に下りてきたアジェンダ。
 (3)イルミナティの無数の走狗に対して下されたアジェンダ。
 (4)すべてのゴイム、家畜人間、羊人間に対して出されたアジェンダ。

 この構造は「シオン長老の議定書」の中に正確に定義されている。

 イルミナティ世界権力の今の日程、中核は何か。それは、アイクが、「大いなる秘密」「グローバル・コンスピラシー」(三交社)に明示された。これはイルミナティサタニスト世界権力のアジェンダ設定である。このイルミナティ世界権力に対決し、それを超克するものとしてのアジェンダは、アンデス文明=タワインティスーユ文明によって提出されて来た。それは、アンデス・インディオの言葉では、「パチャ・クチは近付きつつある」と、「パチャ・クチ」とは、宇宙への回帰、宇宙が回帰する、と言うことを意味する。(了)

【フリッツ・スプリングマイヤーの興味深い設問考】
 2701回、2009(平成21)年2月17日

 フリッツ・スプリングマイヤーの論説 平成二十一年一月六日付】生命のつながり──フリッツ・スプリングマイヤー。一つの興味深い設問がある。一人の将軍が四つの師団を持っている。三つの師団には、それぞれに攻撃すべき地域が決められている。三師団は目的達成のため、それぞれ攻撃を開始する。四つ目の師団は補強要員として戦闘には参加させないでおく。

 第一師団は上首尾に闘い、死傷者の数も少ない。
 第二師団は戦闘の最中で一進一退の状況であるが、死傷者数はそれほど多くはない。
 第三師団は困難に直面しており、極めて多くの死傷者を出しているが、それに見合う戦果を出せないでいる。
 その将軍はどの師団に第四師団を投入して補強を計るであろうか。

 さて、その答えだが、[私は平和主義者(パシフィスト)となる前、ウエスト・ポイント(米国陸軍士官学校)で戦争の技術に関する教育を受けた。だから、私は自らの答えが正しいことに自信がある。] もし、ロシアの将軍であれば戦果をあげている師団、つまり、第一師団を補強するであろう。アメリカの将軍であれば、うまくいっていない師団、つまり第三師団を補強救出に向わせる。第二次世界大戦中、ドイツ国境のフェルトゲンの森(The Huertgen Forest)で、アメリカ軍は劣勢となった部隊への補強戦力の投入により、同軍のいくつかの最強の師団のうちの多くを、みすみす滅ぼしてしまった。ロシア人とアメリカ人とでは、どうして、このように違った考え方をするのであろうか。次のような説明をすれば答えの核心をつくと信じる。

 私の説明の要点を示すための例として、まず、日本人とアメリカ人の考え方の違いを記してみようと思うが、さらに、その前に別の事を論じさせてほしい。我々の行動(behaviours)は、我々の心構え(attitudes)の結果である。心構えは信条(belief)の結果である。これら、すべてを推進するエンジンは知覚された必要性である。四つ基本的な必要性がこのエンジンを動かしている。その基本的な必要性とは生命にとっての必要性、愛にとっての必要性、意味の重要性にとっての必要性、そして変化(variety)にとっての必要性である。

 あなたが私の意見に同意しないとしても、まずは話を聞いてもらいたい。各人は必要物を持っている。そのことには誰でも同意できるだろう。また人々の集団にも必要物がある。国家にもそれがある。ケルト人たちは個人に価値を置いた。ニュー・イングランド地方(訳注・米国東北部六州)の原住民たちのイロコイ連合(Iroquois Confederation)もまた、個人と民主主義に価値を置いた。こうしたことやその他のつながりから、アメリカ人たちは、一人一人の個人にとって最も良いことは集団の必要性にとっても最も役に立つという考え方を進展させた。

 日本では、その反対の考え方が真実を保っている。すなわち集団にとって最良のものは個人にとっても最良である。だから日本人は個人の必要に応じるために集団の必要性に目を向けている。アメリカ人たちは集団の必要に応じるために個人の必要性に目を向けている。

 米軍のグリーン・ベレー部隊(奇襲部隊)は一人の個人を救出するために部隊の全兵士を危険にさらすであろう。ロシア軍の奇襲部隊は自分たちの部隊のさらなる負担を省くために、負傷した個人を銃殺するだろう。

 そこで、我々は自分たちの思考をどの程度拡大すべきなのか。我々は主要な必要性が個人、家族、地域、国家、人種、地球、あるいは宇宙全体にあると考えるのか。いかなる大きさの集団の必要性が最優先さるべき重要性を有するのか。人々が、どこに第一の重要性を置くかに関しては完全な一致が見られないかもしれないが、すべてのものが互いに結びついているという事実は残るのだ。

 かくして今、我々は自分たちのテーマ─結びつき─へと到達した。一般に東アジアとヨーロッパは別々に発展したと考えられてきたし、現在もそう考えられている。(けれども)多くの興味深い事実が現在も発見され続けている。

 (電子、陽子などの)亜原子の微粒子レベルでは、量子物理学(quantum physics)の微粒子は、どんなに遠く離れていても結びつくことができる。こうしたことは、ちょうど「スター・トレック」において「ビーム・ミー・アップ」と言われた時と同じように、様々な物がテレポーテーションできるという理論上の科学的可能性を浮上させる。

 最近、異なった大陸の間に様々な結びつきが存在したという事実が様々な発見によって明らかにされている。「神々の指紋」ではピラミッドの設計に際してはπ(パイ)(三・一四一六……)の利用における特別の数学的類似性が示されている(この本には、もちろん他にも多くの興味深い考えが示されている)。古代のピラミッド遺跡はエジプト、ヨーロッパ、アジア、中央及び北アメリカなどに存在する。さらに与那国島の近くで、一つのピラミッドが発見された。それは、すべてのピラミッドのうちで最古のものである可能性がある。

 キリスト教の聖書は、他の古代の物語と同じく、古代において、高度に発達した科学技術を持つ、一つの政府の下に全世界が結びついていた、一つの時代が存在したと述べている。最近オレゴン州で、一四〇〇年から一六〇〇年代の中国製の人工物が発見された。一二〇〇年代から一三〇〇年代の間には、様々なキリスト教徒の集団がヨーロッパや中東から中国へ入国している。アラン人たち(Alani)、ネストリウス派、一二五〇年頃のカトリックのフランシスコ派の使節たち。中国の kianasu には、一三四二年の日付けがはいった墓碑がある。それはラテン語で記されており、おそらくは貿易に従事していたベニスの家系と関連があった。この当時から中国への通商ルートを記したヨーロッパ製の案内書が存在した。ハヤシダ・ケンゾウは、一二八一年に日本の徳島湾で沈没した、モンゴルのフビライ・ハンの船を調査した。この船は極めて低い品質の材料で建造されていた。

 読者の皆さんも御存知のように、モンゴルの日本及びヨーロッパへの侵略は打ち砕かれた。最近、西欧の再生(ルネッサンス)は実は一四三四年にフィレンツェに到着した中国艦隊によって引き起こされたということを証明する資料(papertrail)を明らかにする、一冊の書物が出版された。この時、中国人たちはヨーロッパのイルミナティのエリートたちに先進的な科学技術と正確な世界地図を与えた。レオナルド・ダ・ヴィンチのアイディアは中国のテクノロジーに基づくものなのだ! この本の題名は─「一四三四年=中国の大艦隊がイタリアを訪れ、ルネッサンスに点火した年」で著者はギャヴィン・メンジーズ(Gavin Menzies)である。(Harper Collins: 2008)

 読者たちも、おそらく御承知のように、初期の明王朝(南京)では[中国語では靖何雪役と呼ばれる横 訳注:日本では靖何のへん]権力闘争があった。この際、燕王朱棣(えんおうしゅてい)は父親である太祖洪武帝から王国を奪った。[訳注・靖何のへんは明朝第二代皇帝で高武帝の孫である、楯フミていがしょおう抑圧削減策を取ったのに対して、叔父の燕王が「君側の奸を除き、帝室の難を靖(やす)んず」と称して挙兵し、首都、南京を占領して帝位についた、明の王室の内乱。山川出版『小説 世界史』による。]

 朱棣は一四〇三年?一四二四年の間、王位にあった。この皇帝[訳注:永楽帝]は鄭和提督を世界大遠征に送り出した。鄭和は外洋航海用の二〇二〇艘の艦隊を保有していた。それらの船は一二八一年のモンゴルの船よりも、ずっと上質なものであった。

 鄭和提督はイタリアまで遠征した。彼は世界(全世界)地図をヨーロッパ人たちに譲り渡した。ローマ、フィレンツェ、ヴェネチアの支配層は多くの科学技術を獲得した。これらの中にはギア、伝動チェーン、ポンプ、印刷術、大砲、さらにはパラシュートなどが含まれていた。他にも多くの中国人の発明品があり、そうしたものは、この新しい本に記されている。

 後に朱棣(永楽帝)の孫であり、一四二六?一四三五年の間、王位にあった宣徳帝は永楽帝の遠征政策を継続した。イスラム教徒の提督の鄭和は一四三四年には中国のヨーロッパ大使であった。彼の墓は北京の北にある。ヨーロッパ人たちへの贈り物として送られた、中国人女性奴隷の子孫たちがアドリア海の島々で現在でも生存していると信じられている。ダルマチア[訳注:ボスニア=ヘルツェゴビナ西部のクロアチアとの国境付近の地域]人のDNA研究は(これらの)島の人々をアジアと関連づけている。Hvar 島の人々は、かなり高い比率で東アジアのDNAを有していた。

 二〇〇八年にワーナー・ブラザーズ映画社は鄭和提督の映画を製作した。(それが公開されているのかどうかは私にはわからない。) 琉球諸島の人々は鄭和の遠征に参加していた。それ故、現代の日本人の先祖の人々が鄭和とともにヨーロッパへ行き、一四三四年にその他に居たという可能性も存在する。ヨーロッパ人たちは一世紀にわたり、中国製の世界地図を基にして作成した世界地図を秘かに使用した後で、この一〇八年後に日本に到着した。私は「一四三四年……」の本を推賞する。読者の皆さんは、いかに私が物理学、作戦学、アドリア海の島々、与那国島の遺跡、そして明王朝とを関連づけたかおわかりになったであろう。それらは「つながり」を実例で明らかにする。しばし立ち止まり、生命の「つながり」について、じっくりと思いをめぐらして見ようではないか。我らは、いずこにて始まり、いずこにて終わるのか。(了)

 (週刊日本新聞編集部訳 平成二十一年二月九日)
 【邦訳あり】
 1421―中国が新大陸を発見した年 (単行本)
 ギャヴィン メンジーズ (著), Gavin Menzies (原著), 松本 剛史 (翻訳) 単行本: 506ページ 出版社: ソニーマガジンズ (2003/12)
 1421―中国が新大陸を発見した年 (ヴィレッジブックス) (文庫) ギャヴィン メンジーズ (著), Gavin Menzies (原著), 松本 剛史 (翻訳) 文庫: 524ページ 出版社: ヴィレッジブックス (2007/12)

 【邦訳なし】
 1434: The Year a Magnificent Chinese Fleet Sailed to Italy and Ignited the Renaissance (Hardcover) by Gavin Menzies (Author)  Hardcover: 384 pages  Publisher: William Morrow (June 3, 2008)

【ワンカールの世界的古典の日本語版復刊登場】
 2702回、2009(平成21)年2月19日

 《1》

 今、西洋スペインイルミナティ、キリスト教占領者のボリビアと人類正統文明であるアンデス、タワインティスーユ文明の四つの地域の一つであるコジャスーユ。この、ボリビアとコジャスーユの間で、人類史と地球史の命運を決定する一大戦闘が展開されつつある。それは何よりもまず、精神的、霊的、宗教的、文化的、生態系的、そして全宇宙的次元の闘いである。

 二〇〇九年一月二十五日、「ボリビア国」史上最初のインディオ出身の大統領、エボ・モラレス政権が実施した、国民投票に於いて、新憲法草案は、六三%の多数で可決された。このモラレス憲法は、、数々の妥協性、中途半端性、限界性が存在するけれども、にもかかわらず、一つの点で、それはモラレス政権と、カトリック・キリスト教教会との全面衝突を誘発する可能性がある。この新憲法は、まず第一に、スペイン侵略以前のアンデス文明、タワインティスーユ文明の伝統的、パチャママ(太陽と大地)信仰を公認した。第二に、このモラレス憲法は、もはやカトリック・キリスト教を、「ボリビア国」国教とはしないことを提議している。最近ボリビアのカトリック当局は、ボリビアの住民の七五%はカトリック教徒である。ボリビアの国家政府は、宗教問題に介入すべきでない、と言う趣旨の発言をした。

 「コジャスーユ」と「ボリビア」。コジャスーユとボリビアは霊的に分裂し始めるであろう。「タワインティスーユの闘い、インカの抵抗五百年史」 (スペイン語版、一九七九年、一九八一年。日本語版一九九二年)著者ワンカール(ラミロ・レイナガ)は、タワインティスーユ、コジャスーユ(ボリビア)の歴史は、本書出現以前の歴史と、本書出現以後の歴史と、この二つの時代に分けるであろうと、書いている。そして今、彼ワンカール(ラミロ・レイナガ)は、スピリットと宗教という大著を執筆中である。まさにこの来るべき大著に於いて、人類文明の正統としてのアンデス文明、タワインティスーユ文明の霊性と、反宇宙的、反自然的、反生命的、反文明的、イルミナティサタニスト世界権力の邪悪なオカルト的死の宗教と、この二つの霊性、宗教性の対決の時代の開幕を告げようとするのではないだろうか。縄文文明は、北米、中南米、原住民の文明と、そして最終的にその最高峰としてのアンデス、タワインティスーユ文明と直結していることを知るべき時が来た。(了)

 【注】日本義塾出版部で取り扱い開始。ワンカール著、吉田秀穂訳、太田龍解説。面影橋出版。
 「タワインティスーユの闘い」――インカの抵抗五百年史、増補版 ケスワイマラのスペインに対する五百年戦争  定価 三千三百円プラス税、送料 平成二十一年二月二十五日復刻版、初版出版。

  発行所 面影橋出版社
  住 所 文京区本駒込三-二十二-三-五〇一
  電 話 〇三(三九四七)六六〇〇
  FAX 〇三(三九四七)六八六八

 日本義塾出版部では、有志読者に対する特別価格として、送料無料、三千三百円で取り扱います。

【マイケル・コリンズ・パイパー告発のオバマ米大統領政権を支えるロスチャイルド派十人衆考】
 2703回、2009(平成21)年2月20日

 アメリカン・フリープレス、二〇〇九年二月二十三日号、マイケル・コリンズ・パイパー 「ロスチャイルドのエージェントが、オバマ大統領政権の十の中枢ポストを占拠する」。このきわめて重要な記事の中で、マイケル・コリンズ・パイパーは、オバマ大統領政権の中枢は、ロスチャイルドのエージェントによって占領された。と言う、衝撃的な事実を曝露した。六人のローズ奨学生グループ。四人のロンドン経済大学卒業生。これらの十人は、米国人というよりはむしろ、ブリティッシュ、すなわち、ロスチャイルドのオペラティブとして、オバマ政権を操作している。と、マイケル・コリンズ・パイパーは告発した。

〇その十人の名前は、

  (1)スーザン・ライス    (米国連大使)
  (2)マイケル・マクフォール (国家安全保障会議対ロシア・ユーラシア政策長)
  (3)エレナ・ケーガン    (米国法務局長官)
  (4)アン=マリー・スローター(国務省政策企画本部)
  (5)ニール・S・ウォーリン (経済政策担当大統領顧問)
  (6)エゼキエル・エマニュエル(ホワイトハウス行政管理/保健医療政策予算局相談役)
  (7)ローレンス・サマーズ  (国家経済会議長官)
  (8)ピーター・オースザッグ (行政管理予算局長官)
  (9)ピーター・ルース    (大統領上級顧問)
 (10)モナ・サトフェン    (大統領首席補佐官)

 もうひとりのローズ奨学生グループ、ルイジアナ州知事、ボビー・ジンダル(インド系)。このボビー・ジンダル、ルイジアナ州知事は、二〇一二年の米国大統領候補としてうわさされている。彼もまた、オバマ政権と同じく、もうひとりのグローバリストであると、マイケル・コリンズ・パイパーは言う。(了)

 【注】この記事は、後日日本語に翻訳して、週刊日本新聞に公開したい。
 Rothschild Agents Take 10 Key Posts In Administration of Rookie President By Michael Collins Piper

【】
 2704回、2009(平成21)年2月2*日

【「英国MI6は存在しない」という佐藤優の発言考】
 2705回、2009(平成21)年2月22日

 「佐藤優、副島隆彦」対談によれば、佐藤優は、英国MI6は存在しない、と述べているそうである。筆者(太田)は、この出典を確認していないが、ここでは一応この通りと受け取っておく。筆者(太田)は、「佐藤優」を現代日本に於ける、イルミナティのもっとも有能なエージェントの一人であると、定義しておいた。このテーゼを論じるために、英国のMI6は存在しない、という前出の佐藤優の発言は、小さなエピソードとして片づけられるものではないだろう。

 近現代英国の諜報機関の歴史は、セシル・ローズ家に始まる。筆者(太田)の知る限り、セシル家についての日本に於ける唯一の正確、かつ深刻な研究論文は、ジョン・コールマン博士の論考である。(成甲書房刊『秘密結社全論考』上下二巻』)。コールマン博士は、セシル家の初代はベネチアの黒い貴族から、イングランド王国支配、陰謀のために派遣された工作員である、とされている。

 初代セシルは、たちまちイングランド王室の中枢にもぐり込み、セシル家、二代、三代と経過するうちに、英国諜報機関の中枢を掌握した。三百人委員会の権力中枢としての、英国諜報機関はここに由来するのであって、MI6が存在しようと、しまいと、そんな事はゴミのような小さな問題だ、佐藤優の手の内がどの程度なものなのか、それはここでは、不問に付しておく。佐藤優が、国際的レベルでのイルミナティエージェントの格が、どの程度のものか、ビリの方なのか、それとも、もう少しは上の方なのか、それは解らない。(了)

 【参考文献】
 「秘密結社全論考」(成甲書房)ジョン・コールマン著、太田龍監訳

【人類正統文明の最高峰究極の段階としてのタワインティスーユ文明再興考】
 2705回、2009(平成21)年2月22日

 現代西洋人類学によれば、地球人類には、四つの人種が存在するという。すなわち、(1)モンゴル人種[黄色人種]、(2)白人種、(3)黒人種、(4)セム人種。しかし、ユダヤ・キリスト教の世界観によれば、地球人種の主要人種の中に、モンゴル人種は含まれない。この問題は、きわめて根本的な問題であり、矛盾を提起しているが、しかし、筆者の知るところでは、これはまだ真剣に検証されたことはない。人類文明の正統は、モンゴル人種によってになわれた。と言うテーゼを筆者はこれまで提起して来た。つまり、太古の昔に於いて、モンゴル人種の祖先は、イルミナティ・サタニストによって、毒されてはいなかった、のであると。

 何万年か昔かわからないが、モンゴル人種の祖先は、ユーラシア大陸を北回りで動き始めた。更に、モンゴル人種の祖先は、南回りで東方に向って、同じく動き始めた。日本列島には、南回りのモンゴル人種と、北周りのモンゴル人種が融合し、合流した。つまり、これが、日本民族の本体であり、本質である。このようなものとして、人類正統文明の萌芽としての縄文日本文明が、日本列島に生まれ、一万年にわたって、それは継続し、発展した。一万数千年前、北回りのモンゴル人種は、ベーリング海峡を渡って、アメリカ大陸への移住を開始した。ワンカール(ラミロ・レイナガ)によれば、アンデス文明は北米、中南米を一つの大陸としてとらえ、それを「アジヤジャーヤ」と名付けているという。北回りで「アジヤジャーヤ」に居住したモンゴル人種は、そこに人類正統文明を生成発展させた。アンデス・タワインティスーユ文明において、人類正統文明は、最高峰の段階に到達した。

 ワンカール(ラミロ・レイナガ)著「タワインティスーユの闘い―ケスワイマラ人のスペインに対する戦争後百年史」。この本は全体として、とりわけその第一章(昨日歴史)。ここに詳細に記述されている。いまや西洋は、急速な勢いで自滅し、転落しつつある。しかし、タワインティスーユ文明は、再興する。タワインティスーユ文明のアジェンダは、人工のアジェンダではない。それは、パチャクチ(宇宙への回帰、宇宙の回帰、宇宙は回帰する)。二千年前、大陸からの邪悪な勢力によって、埋没させられた日本縄文文明の魂は、 今、目覚めようとしている。我々、タワインティスーユの会(日本)は、二〇〇九年四月、タワインティスーユ文明のひとつの地域、コジャスーユ(『ボリビア』)に使節団を派遣すべく準備中である。(この項続く)

【デーヴィッド・アイクの「ニューズレター第九号」(日本語版)】
 2706回、2009(平成21)年2月23日

 既に有志の皆さんにお知らせしたように、二〇〇九年十二月後半のある種の事故により、我々が、二〇〇八年三月以降、営々として築き上げて来た、第一期アイク日本版ウエブサイトは、終了した。我々は、二〇〇九年一月号から、第二期アイクニューズレター日本版ウエブサイトを開始した。アイクニューズレター日本語版については、二〇〇八年四月から十二月まで、八号を発行し、その他に、別冊第一号も発行した。しかし、前出の自己の結果、これらすべてを絶版として、改めてアイクの英文ニューズレターのすべてを翻訳し直して、新しい第二期アイクウエブサイト日本語版を発行する予定である。

 我々は今、デーヴィッドアイクニューズレター日本語版、第九号(二〇〇九年一、二月合併号)上製版、定価千二百円、送料クロネコメール便八〇円。この号には、

  二〇〇八年十二月七日号   - 問題なのは“肌の色”ではない
  二〇〇八年十二月十四日号  - オバマのアフリカへの贈り物…アフリカを燃え立たせるのか?
  二〇〇八年十二月二十一日号 - 地球温暖化詐欺…ゴアの手の者が続々ホワイトハウス入りしている
  二〇〇八年十二月二十八日号 - 笑いますか、泣きますか…どちらにしますか?
  二〇〇九年一月四日号    - イスラエルについての真実を語るときが来た…
  二〇〇九年一月十一日号   - 一緒にやろう輪になって…意識の中でもう十分だ、と言うべき時だ
  二〇〇九年一月二十五日号  ‐「空虚の大統領の…空虚な言葉」

 以上七篇の二〇〇八年十二月及び、二〇〇九年一月のアイクの一連のすべての英文ニューズレターの新しい訳が掲載されている。 

 その他に、
  二〇〇六年一月二十一日号  - なぜパウエルを「コロン(結腸)」と呼ぶのか?
  二〇〇六年六月四日号    - 西部に控える、邪悪な魔女
  二〇〇六年六月十一日号   - 父ちゃん、何をやってたの…世界がファシスト国家になったら..?

 以上三点の新しいバックナンバーの翻訳も公開されている。最後に編集後記(太田龍)(了)

 【注】月刊「アイクニューズレター(日本語版)」第九号(二〇〇九年一、二月合併号)の申し込みは、日本義塾出版部へ。

【フリッツ・スプリングマイヤーからの手紙】
 2707回番外編、2009(平成21)年2月24日

 太田さん、お元気ですか。僕の書いた手紙の前が愚行(ぐこう)はずです。英語が長々過ぎました。手紙の日本語が貧弱でした。恐れ入ります。許して下さい。お願いします。お願いします。お願いします。[訳注:筆者が日本語で書いた] 

 民主党党大会(オバマの大統領候補指名に先立つ)の冒頭は次のような格言で始まった。「見れば見るほど、分からなくなる!知れば知るほど、見えなくなる!」[訳注*1] これは紛れもないイルミナティのマインドコントロールの隠語だ。そして新政権の性格を言い表している。オバマ大統領はイルミナティの血流に属する。彼の政権の中枢メンバーはイルミナティだ。この政権はイルミナティのアジェンダを持ったイルミナティの政権であろう。その中には隠されたアジェンダも含まれる。アメリカは沈み行く船だ。そしてオバマ大統領はその船の船長である。

 一方で、ロシアに軍事的優位をもたらす、高度な新兵器の登場という新たな問題が生じている。彼らは経済での劣勢をより優れた武器で埋め合わせたいと望んでいる。そうした新世代の兵器をサイエンス・フィクションの絵空事だと思ってしまうのも無理はない。ドイツと日本が目指す長期的な方向性はヨーロッパとアジアに関わる世界情勢に影響するだろう。 世界的経済恐慌の後に、通貨は1つの世界通貨になるのだろうか?

 一月三十日 恐れながら、スプリングマイヤー Fritz

 五番目の手紙

 [訳注*1:党大会や各地の選挙イベントでオバマが舞台に登場の際、U2の曲『シティ・オブ・ブラインディング・ライツ(City Of Blinding Lights)』が使われたが、この歌詞の冒頭部分は『見れば見るほど、分からなくなる。進むにつれて、何も見つからなくなる。以前は今より、もっと分かっていた』となっている。] “あの人の振る舞いが予期しませばか、それとも、仕方がない”[訳注:筆者が日本語で書いた]-by Fritz Springmeier 
 
 アメリカ人を「かた(型と方)」[訳注*2]で予測することはできない。予測するには、個々人の気性、性格、特徴、価値観、文化的規範、そしてアメリカ人の生活で現在重要であるものを観察して算定しなければならない。しかし分析の最終段階では、アメリカ人もまた、かなり予測可能で理解可能な人々だとわかる。 [訳注*2: 『かた(型と方)』は筆者が原文で用いた日本語] しかし残念ながら、正確に予測しようとすれば、時には絶え間ない観察と、ほとんど神のようなコンピュータ・プログラムが必要となるだろう。自分と同じように考える人々を相手にするだけでよいなら、生きていくことはもっと簡単だ。しかし現代で生きることは、それほど単純ではない。

 例えば私は7年生になった初日、友達を作ろうとした。そしてある少年に笑顔で会釈し自己紹介した。名前を言いながら手を差し出して握手した。彼も笑顔で私の手を握ったが、その瞬間なんと膝で私の股間を蹴ったのだ。私は激しい痛みでほとんど気絶しそうになり倒れた。生きていると、色々な学びがあるものだ。予見が可能であること、つまり人が何をするのか予測できることは快適なことだ。

 日本では「仕方」や、たくさんの「方」[訳注*3]で人間の行動を予測できる。生き方、書き方、そして考え方などだ。日本人はある人が負っている責任や忠誠心がどういうものか特定することができ、その人の行動をほぼ予測する。[訳注*3:『仕方』『方』は筆者が原文で用いた日本語]

 私は動物と働くのが楽しいことだと気づいたことがある。農場ではどの動物も予測可能なふるまいをするので、それぞれの行動パターンに基づいて、彼らの相手にすればいい。しかし相手が他国に住む人々だったらどうだろう?もし自分が普通の日本人で、アメリカ人やイルミナティを理解しようとしているとしたらどうだろう?彼らの行動を予測できるだろうか? この場合、その答えはもっと難しくなるかもしれない。

 人間の行動を理解しようとする学問は、社会科学と呼ばれる。社会人類学、社会学、心理学、政治学、そして社会地理学などが含まれる。これらの学問分野の中にはそれぞれ特定の研究分野がある。例えば、社会学の中に犯罪学があり、政治学の中にミクロ経済学がある。人間の行動様式を研究しようとすれば一生を費やしてしまうこともありうるのは明らかだ。私はこのやり方で、数年を費やしてイルミナティの一員だった犠牲者たちを救済した。彼らはイルミナティから、精神的外傷を用いて行われる全人格的なマインドコントロールを受けたのだ。

 シスコ・ウィーラー(元マインドコントロール・プログラマー)他多数の人々と関わった後、私はイルミナティのマインドコントロールについて3冊の本を書いた。この本はイルミナティの行動を理解するための優れた情報源である。上述の社会科学を学ぶ労力のすべてを考えると、人間の行動を予測する我々の能力は、大きく不足したままであるように思われる。その理由の一部は、イルミナティのマインドコントロールを考慮する必要があるからだ。問題行動の解決には限界があるようだ。しかし人間の行動を予測するためのモデルは、普通の人々が夢にも思わないほど正確だ。

 イルミナティは一個人の行動を予測するコンピュータ・プログラムの作成に成功した。それによって決定因子が特定され計量される。そして個人の選択や行動の範囲が予測可能となる。彼らが人の行動を予測することに成功したと我々が気づかない理由の一部は、普通の一個人に、彼がどれほど間近で監視され操作されているかを知らせることが、支配者のエリートにとっては重要ではないからだ。エリートが操る財団や各国政府は社会科学を扱う大学や社会科学の研究者に多額のお金を注入している。確率や統計を含む数学は人間の行動を予測するコンピュータ・プログラムに応用されている。これほど多くの世論調査が行われるのは偶然ではない。

 合衆国政府(文民、軍人共に)は「標準作業手順書」(Standard Operating Procedure)と呼ばれる「仕方」[訳注:マニュアル]を作成している。日常語でそれは「SOP」とよばれる。すべてのことにSOPがあり、大使館の建物の設計も同様だ。では、厳しい経済状況下にもかかわらず、合衆国がイラクに、世界の他のアメリカ大使館の10倍以上の規模で大使館を建てた理由は何だろう?この要塞のような大使館をユーフラテス川沿いの104エーカー[訳注*4]の土地に建てるのに7億ドルかけている。そこには1,000人が働ける広さがある。この信じがたい巨大な規模をどう説明できるだろうか?どのような秘密のアジェンダがここで実行されているのだろうか?[訳注*4:正方形の土地に換算すると約648m四方になる]  【翻訳委員会:D】

 【参考資料】
 (1)「イルミナティ 悪魔の13血流―世界を収奪支配する巨大名家の素顔」
 (2)「多重人格はこうして作られる」
 (3)“The Illuminati formula used to create an undetectable total mind controlled slave ”(未邦訳)

【松原久子の「黒い十字架」(藤原書店)考】
 2708回、2009(平成21)年2月25日

 松原久子著「黒い十字架」(藤原書店)。この本については、「男女共同参画法廃止運動」をたった一人で続けておられるといふ女性、田村さんの紹介で知り、取り上げ通読した。週刊日本新聞(五七五号)で簡単にコメントした。松原久子といふ学者、思想家、作家を一言のもとに定義すれば、西洋に反発しながら、他愛もなくイルミナティサタニスト世界権力の手の内に取り込まれた、おめでたい人物である。松原久子と言ふ人は、西洋六千年の歴史のその背後にひそむ秘密結社について、何も知らず、何も感じることもなく、如何なる好奇心も抱かず、本能的にそれを忌避し、隠蔽する。そのようなタイプの何百人とうごめいている、日本の現代インテリの一人、である。

 松原久子と言ふ人の学歴と経歴は華々しい。まづ日本で国際キリスト教大学を卒業した。次にアメリカの超一流大学を卒業した。その次に、西ドイツの超一流大学を卒業して博士号を取得した。彼女は、ドイツ、アメリカ、全ヨーロッパ、そして日本で多才な文筆、文化活動を展開してきたといふ。彼女は、西洋に対して勇敢に挑戦する。しかし彼女は、「黒い十字架」に取り上げられている、西洋キリスト教教会のカトリックもプロテスタントも、いづれもイルミナティの二本立て作戦の一環であることを知らない。織田から徳川にいたる三代。この三代に亘って、イルミナティのワナにまんまと入り込んだ。そして、徳川時代二百五十年の間にペリー艦隊が来て、気がついて見ると、このイルミナティのワナの中に固く締めつけられていた日本は、身動きできない状況に追い詰められていたのである。このように見て来ると、松原久子著「黒い十字架」は、現代日本人をより一歩深く誘い込む危険な悪書である。と見ることが出来る。(了)

【三百人委員会による「魂なき奴隷の実現アジェンダ」考】
 2709回、2009(平成21)年2月26日

 現代日本には、二つの種類の日本人が存在する。第一、動物実験を否定し、動物実験の即時、全面禁止を要求する人々。動物実験を肯定する人々、動物実験を否定しない人々、あれこれと、いろいろな理由をつけて、動物実験全面禁止の要求を無にしてしまう人々。

 筆者太田は、一九七九年一月、マクロビオティック理論を実行し始めた。この頃の経過については、「生命の革命」(現代書館、絶版)に記録した。一九八〇年代前半、筆者は、一つのインスピレーションを得た。玄米菜食を実行すると言うことは、動物実験肯定と両立出来るのであろうか、両立できないのではなかろうか。動物実験は、太古以来、発生、発展している家畜制度の最近形態の一つではないだろうか。玄米菜食主義を実行すると言うことは、家畜制度容認と両立できるのであろうか。両立できない。一九八一年のこのインスピレーションは、筆者の中で、二つのテーゼを生み出した。第一、動物実験を即時全面面禁止せよ。第二、家畜制度を全面禁止せよ。筆者は、それ以降、この二つのテーゼを堅持すると共に、多種、多様な方向に、進化、発展させてきた。

 今のところ日本には、筆者のこのテーゼを公然支持し、そのために闘う思想家、学者、作家、ジャーナリスト、評論家等々は全く存在しない。つまり、デーヴィッド・アイクは、生まれた時からマイクロチップを埋め込まれた人間。「マイクロチップ・ピープル」。イルミナティは、「マイクロチップ・ピープル」の実現を主要なアジェンダとしていると主張してきた。これは、家畜制度と、動物実験の究極の段階であるだろう。

 ジョン・コールマン博士が述べているように、三百人委員会は、魂なき奴隷の実現をアジェンダとしている。魂なき奴隷とは何者か。ここには、きわめて深刻な問題がひそんでいる。「きわめて深刻な問題」とは何なのか。それは、五巻の次元にとどまる陰謀論。宇宙の問題だ。つまり、イルミナティサタニスト権力は、魂なき奴隷の実現をアジェンダにあげることによって、半生命的、反宇宙的、生命破壊的、ニヒリズムが、白日のもとにさらけ出されているのである。(了)

 【参考文献】
 ◎太田龍著「家畜制度全廃論序説」(絶版)
 ◎太田龍著「たべもの学第十部=殺生肉食禁断令」(未公刊)
  コピー本は、日本義塾出版部で取扱中。

【イルミナティサタニスト権力にとっての「カモネギ」としての現代日本考】
 2710回、2009(平成21)年2月27日

 ジョン・コールマン博士発行「ウィークリー・インテリジェンス・レポート(WIR)」二〇〇九年二月六日号。コールマン博士は、ここで、アメリカの事実上の破産状態について、詳しく論証している。しかし、ここでは、その紹介は省略する。論壇に掲載したヨーロッパ在住の有志の「連環の計」について、すぐれた論説が述べるように、イルミナティサタニスト世界権力は、全世界を焼き尽くして、その更地の上に、世界人間牧場を構築して、全人類を魂なき奴隷として、収容、監禁するアジェンダを実行中である。二〇五〇年までに、人類の八割、場合によっては、九割殺処分し、残りの十億人または五億人の家畜人の存在が設定されている。イルミナティサタニスト世界権力は地球の人類、各所民族、民衆に、この秘密のアジェンダを気付かれないように陰謀を企んでいる。

 このような危険きわまりまりない、現代の世界情勢において、日本人、日本民族、日本国家は、どのような存在なのであろうか。イルミナティ、そしてそのエージェント、更にその走狗によって、「カモネギ」として見られている。「カモネギ」といふ表現が、現代日本人の間で、通用し続けているかどうかは、知らない。「カモ鍋」は、カモの肉に、昔の日本人の社会では、最高のごちそうだったであろう。「カモネギ」とは、そのカモがネギと一緒に鍋の中に飛び込んでくる。かつての日本では、「カモネギ」とは、それ程におめでたい人間を意味した。

 さて、現代世界において、日本人は、イルミナティにとって、日本民族まるごと日本社会まるごと、カモネギとして、お役に立とうとしているのである。日本人は未だに「日本は世界第二位の経済大国である」、などと妄想している。日本の麻生首相は、オバマ米大統領との一時間の会見のために、一万一千キロ飛行した。日本政府は、世界経済大一位の米国と、世界経済第二位の日本と、この日米同盟を基礎として、どうのこうのなどと、くだらないおしゃべりをした。イルミナティからすれば、日本のこの態度は、日本が、すべての金融資産、すべての実態資産、すべての領土、すべての文化、すべての民族伝統、すべての人間の命、それらのものすべてを、イルミナティのために「カモネギ」として、ささげる用意のあることを示しているのである。(了)

◎参考「時事寸評」
 一月二十日付、ヨーロッパ在住の読者から送られて来た「大恐慌戦略」。そして、それについての若干の論評。

【西洋歴史に於けるデモノロジー(悪魔学)考 】
 2711回、2009(平成21)年2月28日

 デス・グリフィン発行。「ミッドナイト・メッセンジャー」二〇〇九年一月、二月号(第一四三号)。この号の主要な論文は、デス・グリフィンの「アン・アクト・オブ・ポリティカル・アルケミー」(政治的錬金術法)である。‘An Act of Political Alchemy' By Des Griffin

 この超大論文は、全部日本語に翻訳すれば、日本語にして、四百字詰め、百枚ぐらい、この重要論文は、デス・グリフィンとしても傑作の部類に入るだろう。デス・グリフィンの許可を得て、いづれその内容を日本民族有志に紹介したい。ディス・グリフィンは、オバマ米大統領を「政治的錬金術」であると定義する。これはオバマの一面を鋭く曝露している。しかし、日本では、「アルケミスト<錬金術師>」の伝統が存在しないので、当然のことながら、すべてがぼやけてしまう。ニュートンが、錬金術師であったこと、あるいは少なくとも錬金術の熱心な研究者であったこと、この事実は、日本人全部にとって全く存在しなかったこととされている。

 西洋の歴史の本質は、秘密結社であり、秘密結社のイデオロギーは、デモノロジー(悪魔学)、あるいは悪魔術、又は魔術である。アルケミー(錬金術)はこのデモノロジー魔術の一種である。こんなことは西洋人にとっては、西洋のインテリ、西洋のエリートにとっては常識中の常識でしかない。しかし、日本人にとっては、これらのことは、すべて全く存在しない。日本の学者にとって、こんなことを認めるぐらいなら……となるであろう。

 近年の「ハリー・ポッター」の世界的大流行は何だったのか。ジョン・コールマン博士によれば、十九世紀末、三百人委員会の有力な組織であるフェビアン協会系の工作員によって、書かれていたものであるという。コールマン博士によれば、十九世紀末英国MI6は、オカルト心理作戦部を創設したという。こう言う話は、おめでたい日本人には、まるで何のことやら意味が通じないであろう。「ハリー・ポッター」は、全世界のデモノロジー化、悪魔学化、全世界の魔術化への布石の一つであった。かくして、イルミナティは「世界大統領」とも言はれる政治的アルケミスト(錬金術師)、アメリカ新大統領オバマの時代を作り出すわけである。デモノロジーそれは、永遠の嘘である。それは、永遠の真の否定である。それは、永遠の真の否存在である。これはいいかえれば、この世界、この宇宙が架空であることを意味する。(了)




(私論.私見)