2008.10 |
(最新見直し2011.02.24日)
(れんだいこのショートメッセージ) |
ここで、太田龍・氏の時事寸評の2008.10月分を確認しておく。れんだいこ文法、作法に基づき編集替えしております。 2011.02.17日 れんだいこ拝 |
【「衆議院議員総選挙の当落予測の驚愕」考】 | |
2562回、2008(平成20)年10月01日
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【「米国の会社システムの破壊と崩壊」考】 | |
2563回、2008(平成20)年10月02日
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【「レンズ・コム、タープレイ論文」考】第二千五百六十三回 | 太田龍の時事寸評 | 第二千五百六十四回 | ||
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【「レンズ・コム、タープレイ論文」考】 | |
2564回、2008(平成20)年10月03日
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【ワンカール(ラミロ・レイナガ)の 「ケスワイマラ人のスペインに対する五百年戦争」考】 | |
2565回、2008(平成20)年10月04日
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【ワンカール(ラミロ・レイナガ)の「西洋は死の文明である」考】 |
2566回、2008(平成20)年10月05日 「週刊日本新聞」のウェブサイト上に、新しく、「タワインティスーユ tawa inti suyu」のホームページを開設する準備を、今、我々は進めて居る。なお、この機会に、在来の英語版 ohtaryu.com は閉鎖することにした。英語版については(スペイン語版も)、テスト版として今度新設されるタワインティスーユのページの中の英語版を母体にして、発展させて行くことにしたい。 ワンカール(ラミロ・レイナガ)は、「西洋は死の文明である」、と弾劾し、断罪している。これはその通り。同じ趣旨の論理を、筆者は、「世界革命」(栗原登一著、一九六七年、三一新書、絶版)以来四十年余に亘って、展開し続けて来た。一九六七年のこの本は、出版社から刊行され書店に出たものとしては、筆者の著作の第一号、であり、筆者の一九五二年以降、一九六七年以前の筆者の著作は、発行部数は、一、二の例外を除き、五十部前後でしかない。一九六七年のこの「世界革命」(三一新書)は、少々版を重ね、二万部か三万部は出ているので、今でも古本は入手可能であろう。 いわゆる一九六〇年安保闘争以後、筆者は、根本的な状況と論理の見直しの作業を開始した。数年後に、マルクス、レーニン主義、社会主義、共産主義の理論と運動は、西洋帝国主義と、同じ穴のムジナ、同じ一味である、と言う結論に到達する。そして筆者をしてこの結論に到達せしめた、決定的要素は、まず、中南米原住民に対する西洋帝国主義者の犯罪であり、そしてそれを、マルクス、エンゲルスが文明の進歩として、肯定し、賞賛したこと、そのことの発見である。 そのとき、筆者は、ラミロ・レイナガの存在、そしてラミロが、ゲバラのボリビアでの武装蜂起とゲリラ戦争に参加して居たこと、ラミロがボリビアの軍隊によって逮捕され、懲役三十年の刑で投獄されたこと、そのことを知らない。にも拘わらず、お互いに知らないけれども、一九八二年に東京で出会う時まで、ラミロと筆者は同じ志向を以て歩み続けた。西洋は死の文明である、と言うテーゼ。このテーゼを、この四十年余、筆者は日本では唯一人。警告し続けている。しかし、西洋でも東洋でも同じ趣旨の主張を提起している思想家は何人か存在する。その代表的な人物は(1)シオラン(ルーマニア、フランス) (2)ヴィリリオ(イタリア、フランス) (3)胡蘭成(中国) (4)サヴィトリ・デヴィ(英国、ギリシャ、イタリア、インド)などである。 タワインティスーユ文明時代、西洋の襲撃を受ける前、四千万人が、この「宇宙共同体」でくらして居た。ラミロ(ワンカール)が言うように、アンデス共同体は、五百年のスペインとの戦争を、生き延びた。ラミロの思想は、未だ、アンデスのの五百年戦争を生き延びたインディオ全員にしっかり共有されるに至ってはいないけれども、ラミロが述べるように時代は変わりつつある。我々は、今、新設しようとする我々のウェブサイト上のタワインティスーユのぺージを通じて、日本原住民とタワインティスーユの同胞たちの、魂の団結に向って前進するであろう。(了) |
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2567回、2008(平成20)年10月06日 |
【「ファウスト・レイナガ」考】 | |
2568回、2008(平成20)年10月07日
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【「ファウスト・レイナガ」考】 | |
2569回、2008(平成20)年10月08日
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【「ワンカール(ラミロ・レイナガ)のメール」考】 |
2570回、2008(平成20)年10月09日 |
【「日高義樹」考】 | |
2571回、2008(平成20)年10月10日
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【ジョン・コールマン著、太田龍監訳「凶事の予兆」の薦め】 | |
2572回、2008(平成20)年10月11日
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【「イルミナティの中枢が、オバマを次に使うことに決定」考】 |
2573回、2008(平成20)年10月12日 |
【「デーヴィッド・アイクのニューズレター」紹介】 |
2574回、2008(平成20)年10月13日
「デーヴィッド・アイクのニューズレター(2008.10.12)」。「もう笑ってはいられない。しかし、私も笑えない」。このニューズレターの内容は、きわめて重要である。そして、来週のニューズレターの内容も。この十月十二日号、ニューズレターの日本語版は、明日(10/14)夜には、davidicke.jp
に公開されるようにしたい。 |
【「アイクのロシア問題」考】 | |
2575回、2008(平成20)年10月14日
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【「アイクの発見」】 |
2576回、2008(平成20)年10月15日 |
【ベリト・キジョス berit kjuse の「オバマの"世界を救う"軍隊」の紹介】 |
2577回、2008(平成20)年10月16日 |
【「デーヴィッド・アイクニューズレター日本語版」の紹介】 |
2578回、2008(平成20)年10月17日 |
【ぺトラスのラテンアメリカのエコロジー的インディオ的運動分析考】 |
2579回、2008(平成20)年10月18日 「モラレスのいはゆるインディオ大統領政権が三年間統治している現在、ヨーロッパ家系の百家族が、今なおボリビアの耕作可能な土地の八十パーセントを所有している」(ジェームス・ぺトラスのニューズレター、2008年10月13日)と。インディオ出身のモラレス大統領の統治の三年間、とは、二〇〇六年一月から、二〇〇八年十月まで、を意味する。正確には、それは、二年九か月と少々。ボリビアの耕作可能な土地の八十パーセントを所有している、白人家系の百家族。これは何者か。これは、西暦一五三〇年代、スペインの侵略強盗集団直系のスペイン帝国主義のボリビア支配権力中枢であろう。このボリビア「百家族」の歴史。これを、調べなければならないだろう。 この百家族の土地を没収することは、本当の意味での革命を意味する。それは、ラミロ・レイナガの父親ファウスト・レイナガ(一九〇六年~一九九四年)の五百頁のスペイン語大著「インディオ革命」(一九七〇年)、によって揚げられた「インディオ革命」を意味する。しかし、それでは、エボ・モラレス大統領とは何者か、モラレスのインディオ政権とは何者か、このニューズレターの発行者、ジェームス・ぺトラス(james petras)このアメリカ人ジャーナリストの思想的立場は、マルクス主義左翼、或いは更に、独立的一匹狼的左翼、と言うことらしい。しかし、この件については、今後調査したい。 ぺトラスは、ラテンアメリカのエコロジー的、インディオ的運動を分析するためには、二つの対立する方法が存在する。一つは、リベラル派であり、もう一つは、マルクス主義派である、と。この基準でみると、エボ・モラレスはリベラル派、であり、そしてプチブルジョア的である、とされる。いはゆる、ラテンアメリカに於けるNGO(非政府組織)。これは、欧米帝国主義の手先である、と、ぺトラスは言う。これはあたり前の定義であろう。モラレスのMAS(社会主義行動党。社会主義への行動)は大衆闘争には、何の役割も果たして来なかったと、ぺトラスは言う。モラレス政権の性格は、「プチブルジョアインディオリベラルデモクラシー」である、と。つまり、ぺトラスの見方からすると、モラレスとその党派(MAS)は、左翼ではない。それは、リベラル派であると。ぺトラスのこのかなり長い論文は、後日、邦訳して週刊日本新聞紙上により詳しく、日本民族有志に紹介したい。(了) |
【「アラスカのロシア返還」考】 | |
2580回、2008(平成20)年10月19日
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【「オバマの正体」考】 |
2581回、2008(平成20)年10月20日 |
【「第二アメリカ革命」考】 | |
2582回、2008(平成20)年10月21日
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【「より高い次元の良書列記」】 | |
2583回、2008(平成20)年10月22日
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【「南米情報」考】 |
2584回、2008(平成20)年10月23日 日本人は、南米の情報の動きについて、完璧に無関心である。無知、以前の無関心。それは何故か。その理由は、自明である。敗戦後、日本人は、米帝国主義のドレイ。いな。ドレイ以下、米国帝国主義の家畜人ヤプーである。米帝国主義(イルミナティ)は、中南米も米国の裏庭と称して来た。従って、米帝の家畜人ヤプーに過ぎない日本人としては、全知全能唯一の神たる米帝の縄張りたる中南米について、そして当然、南米について、日本があれこれ介入し、批評することすら、タブーと成るであろう。「無関心」あるのみ。それゆえ、二〇〇五年十二月、ボリビアにインディオ出身のモラレス大統領が登場しても、日本人の神経は、ピク、とも動かない。 にも拘らず、日本人が、全く気付かないうちに南米には、重大な変化が生じていた。イルミナティの世界国家、ワンワールド、NWO構築の長期アジェンダでは、一つの世界国家の下に、四つの地区が作られる筈である。その四つの地区の一つは、「米州」である。つまり、北米中南米は世界国家の一地区としての「米州」と成るのである。「米州機構」は既に存在して居り、イルミナティ直系の米国の意志が米州のスミズミまで貫徹する仕組みある。ところが、何時の間にか、米州機構とは別に、南米が一つの地域連合を組織した。そして、従って、ここには、米国は入らない。又は、米国を入れない、のである。この南米地域連合は、二〇〇八年九月十日、十一日、ボリビアで、米国の指揮下の反モラレス陣営が全国一斉暴動を起こしたとき、すぐに会合して、モラレス政権支持で一致し結集した。この南米連合の会議で、イニシアティブを取ったのは、ボリビア、エクアドル、ヴェネズエラの反米派である。しかし、親米派、と見られているコロンビアとペルーも、この方向性に異を唱えずモラレス政権を支持した。ブラジル、チリ、アルゼンチンの南米の三つの「大国」も、この方向に同調した。 これは、重大な事件である。潜在的には、南米大陸は、NWOに入らない。と成る。そしてこの南米の連合の精神的中核は、タワインティスーユアンデス文明の後継者コジャスーユ、なのである。この事態は、イルミナティにとっては、深刻である。しかし、このことのきわめて重大な意味に気付いている日本人は、タワインティスーユの会」に結集する我々および週刊日本新聞の読者など以外は唯の一人も存在しない。(了) 【十月日本義塾公開講義案内】 ◎日 時 十月二十四日(金曜)午後六時半~九時(六時開場) ◎会 場 文京シビックセンター 四階シルバーホール(四階B会議室のトナリの部屋) ◎講 師 太田 龍 ◎演 題 タワンティンスーユの戦いの歴史その現代的意義 ◎会 費 千円 ◎参考文献 ①ワンカール著、吉田秀穂訳「タワンティンスーユ」 ②トーマス・モア著「ユートピア」(岩波文庫) ③カンパネッラ著「太陽の都」(岩波文庫) ④栗原登一著「世界革命」(三一新書) ⑤太田龍著「日本原住民序説」(新泉社、絶版) ⑥太田龍著「日本原住民と天皇制」(新泉社、絶版) ⑦太田龍著「縄文日本文明一万五千年史序論」(成甲書房) ⑧その他。 |
【「デリヴァティブの残高」考】 |
2585回、2008(平成20)年10月24日 |
【白土三平「カムイ伝」考】 | |
2586回、2008(平成20)年10月27日
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【「キッシンジャー、ブレジンスキー」考】 |
2587回、2008(平成20)年10月27日 |
【フリッツ・スプリングマイヤーさんからの手紙紹介】 | |
2588回、2008(平成20)年10月28日
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【ヘンリー・メイコウの二〇〇八年十月十五日付けニューズレター「ザ・バンカー・コンスピラシー」熟読の薦め】 |
2589回、2008(平成20)年10月28日 アメリカ発の世界金融恐慌が、二〇〇八年九月、十月現実化している。日本人は、上から下まで、左か右まで、アレヨアレヨ、とひたすらオロオロ、ジタバタしている。しかし、今の時点では、日本の権力のトップ、主流は、タカをくくっているようだ。その代表は、「加藤寛」とか、そんなクラスの学者の大御所である。一九二九年十月以降の世界恐慌のようなことには「絶対に!!」ならない、と。こうした「大御所」学者は保証する。一九二九年以後、世界は、「国際協調」せず、分裂したので失業者二割とか四分の一とか三割とかに、なってしまった。しかし、今では、アメリカは国際協調して居り、その他色々と賢くなっており、大丈夫だ!!などと、この「大御所」は、うそぶいている。 今の、そしてこれからの世界情勢を或る程度深く、理解するためには、ヘンリー・メイコウの二〇〇八年十月十五日付、ニューズレター「ザ・バンカー・コンスピラシー」これを熟読することが、必要である。メイコウは、エディス・スター・ミラーの古典的著作「オカルト・テオクラシー」を引用している。「一七七〇年頃、メイヤー・ロスチャイルドを指導者とする銀行家のシンジケートは、"イルミナティ"と言う社会を破壊すべく設計された悪魔主義的カルトを発足させた。 (著者)エディス・スター・ミラーによれば、ロスチャイルド・シンジケートは、ダニエル・イチッヒ、フリードランダー、ゴールドスミド、そして、モーゼス・モカッタのようなユダヤ人金融資本家をを含んでいる」。 この「イルミナティ」の到達目標(ゴール)は何だったか。しかし、今の日本人で、「イルミナティ」について、マスコミ上で、公然、正面から批判することによって、「体制」から抹殺される勇気のあるものは、ゼロである。従って、イルミナティが、六千年に亘って、構築した、世界人間牧場の陰謀の最終局面としての現在の世界恐慌=世界戦争について、その全体像を敢えて明示することの出来るものは、日本の体制内には、唯の一人もいない。日本の株式市場は、今、底なしの暴落だ、などと言って、右往左往している。行き着く先は、どこなのか、それが見えない。ジョン・コールマン著、太田龍監訳「凶事の予兆」(成甲書房。絶版)。この本を読みなさい。(了) 【註】エディス・スター・ミラー著「オカルト・テオクラシー」については、筆者(太田)は、十二、三年前から、何十回となく日本人有志に紹介し、注意を喚起して来た。occult theocrasy lady queenborough (edith star miller) |
【「ワンカール・レイナガに七年間投獄の判決」考】 |
2590回、2008(平成20)年10月29日
二〇〇八年十月二十九日付けで、ボリビアのワンカール(ラミロ・レイナガ)から、私(太田)あてに次のeメールが送られて来た。以下にその大意を、詳しく紹介する。 ■(南)アメリカインディオの著述家、ワンカール・レイナガに七年間投獄の判決が出された。 ワンカール(ラミロ・レイナガ)の要請は以上の通りである。つまり、ボリビアのインディオ出身のエボ・モラレス大統領が、大統領の権限で、ワンカール(ラミロ・レイナガ)を免責し、恩赦を与えるように。日本の有志が要請するように、と。エボ・モラレスボリビア大統領へのこの要請分を送ることに賛同される有志は、(1)eメールで、(2)手紙で、メッセージをお寄せ下さい。我々は、このメッセージを、在日ボリビア大使館を通じて、モラレスボリビア大統領に届けるであろう。とりわけ重要なことは、(1)日本人の「弁護士」が、弁護士の資格を明記して、このメッセージ発信に参加していただくこと。(2)日本人の国会議員、地方議員、地方の市町村長についても右に同じ。(3)日本人の宗教家(神道、仏教、など)についても右に同じ。(4)日本人の医師についても右に同じ。以上。(了) |
【「オバマ―ポストモダンクーデターにおけるオバマに付与された象徴的意味」考】 |
2591回、2008(平成20)年10月30日 |
【ラミロ(タワインティスーユ)、アイク(西洋)、太田(日本)、この三者の同盟考】 |
2592回、2008(平成20)年10月31日 |
(私論.私見)