2008.08 |
(最新見直し2011.02.26日)
(れんだいこのショートメッセージ) |
ここで、太田龍・氏の時事寸評2008年版を確認しておく。れんだいこ文法、作法に基づき編集替えしております。 2011.02.17日 れんだいこ拝 |
【「反ロスチャイルド同盟」考】 |
2501回、2008(平成20)年08月01日 |
【「反ロスチャイルド同盟」考】 |
2502回、2008(平成20)年08月02日 |
【「ボリビアの総選挙で、大統領に社会主義運動党(MAS)のインディオ出身モラレス選出」考】 | |
2503回、2008(平成20)年08月03日
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【「現フランス大統領サルコジ」考】 | |
2504回、2008(平成20)年08月04日
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【「ラミロ(ワンカール)のeメールの大意」紹介】 | |
2505回、2008(平成20)年08月05日
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【ワンカール著「先住民族インカの抵抗五百年史―タワンティンスーユの闘い」考】 | |
2506回、2008(平成20)年08月06日
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【「日本の神々は二度殺された」、「日本の神々は、今三度殺されつつあるのか?」ウイリングの「マネー―第十二番目の究極の宗教」考】 | |
2508回、2008(平成20)年08月08日
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【「ロンドン(三百人委員会)/ブレジンスキー/オバマ陣営」考】 | |
2509回、2008(平成20)年08月09日
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【ワンカール著「タワンティンスーユ - ケスワイマラ人のスペインに対する五百年の戦争」考】 | |
2510回、2008(平成20)年08月10日
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【テックス・マーズの「パワー・オブ・プロフェシー」考】 |
2511回、2008(平成20)年08月11日 |
【「鈴木啓功」考】 | |
2531回、2008(平成20)年08月12日
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【「日本の神々は二度殺された」、「日本の神々は、三度殺されるのか」考】 | |
2513回、2008(平成20)年08月13日
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【鈴木啓功著「十年後の世界」考】 | |
2514回、2008(平成20)年08月14日
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【「イルミナティ世界権力が、ブレジンスキー/オバマ一味に与える任務」考】 |
2515回、2008(平成20)年08月15日 日本義塾九月二十六日(金)公開講義のテーマは、「イルミナティ世界権力が、ブレジンスキー/オバマ一味に与える任務」について説明する。W・G・タープレイ著「オバマ-ポストモダンクーデター」(二〇〇八年六月刊)への増補論文の一つとして、「ネオコンの衰退と倒壊」。これは重要である。二年間のネオコン包囲作戦の結果、ネオコンの陣地は遂に陥落した、と言う。二年間とは、二〇〇六年から二〇〇八年にかけて。ネオコン包囲作戦に於て、とくに威力を発揮した三つの著作が挙げられる。一つは、カーター元米大統領の著作「パレスチナ-平和かそれともアパルトヘイトか」。もう一つは、「イラク研究グループ(ISG)」の報告書(二〇〇六年十二月)であり、三つ目は、ブレジンスキーの、二〇〇七年二月一日、米国議会に対する警告である、と。 イルミナティ世界権力の奥の院は、二〇〇八年一月から六月、或る種のクーデターによって、民主党の大統領予備選挙で圧倒的優勢にあったヒラリー・クリントンを追い落とし、オバマに票の過半数を与える如くに取り運んだ。しかし、米国でも、多くの人々は、果たして、オバマは、共和党のマケインに勝つことが出来のか、と疑っている。日本でも消息通、情報通を自稱する人々の多くは、マケイン大統領当選に傾いている。 しかし、イルミナティの奥の院は、オバマがホワイトハウスに入ることを阻止する唯一つの妨害要因としてのマケイン米上院議員を標的とするスキャンダル作戦を予定して居ると言う。八月八日北京オリンピック開会式と同時に表面化した米国(イルミナティ)の傀儡としてのグルジア政権による南オセチア侵攻作戦は、世界情勢の表面的空気を一変させた。かくして、自動的に米国の軍事外交上の主導権は、ブッシュ/チェイニー/ネオコン/イスラエル第一主義の一味からロンドン/三極委員会/ブレジンスキー/オバマ陣営へと移行したことが、全世界的に、認識されるに至ったのである。 ブレジンスキーは、ドイツの新聞(ウェルト電子版)のインタビューに答えて、「ロシアに対する、経済的金融的制裁の必要」なるものを公言した(東京新聞平成二十年八月十二日夕刊)。このブレジンスキー発言は、間もなく、米国政府(国務省、国防総省、米国諜報機関......)によって追認されることと成ろう。ブッシュ大統領の任期がまだ、五ヶ月も残って居ると言うのに、ブッシュにはもう何の実権もないのである。あっと言う間に、グルジアには、ロシア軍と米軍(人道支援の名目の下での)と、この二つのスーパーパワーの軍隊がにらみ合う、となってしまった。世界情勢の焦点は、イラク、イラン、シリア、レバノン・・・・・・からグルジア、そしてコーカサス地方、そしてそれと連動するロシア一帯へ移行した。九月の日本義塾公開講義では、この問題を掘り下げて説明する。(了) |
【鈴木啓功著「十年後の世界」考】 |
2516回、2008(平成20)年08月16日 鈴木啓功著「十年後の世界」。ここで、ジョージ・オーウェルの「一九八四年」がかなり本格的に論評されて居る。これは、日本では、珍しいことである。日本では、「一九八四年」も、オルダス・ハクスレイの「すばらしき新世界」も、未だかつて、体制内的インテリによって、まともに論じられたことはない。彼等は、この二冊を、SF的娯楽読みもの風の「作り話」と見なして居る。しかし、オルダス・ハクスレイは、ジョン・コールマン博士によれば、れっきとした秘密の世界権力「三百人委員会」の正式会員である。ジョージ・オーウェルの正体も、英国MI6の工作員である。 「プロレタリアートは絶対に反逆的企てたりやしない、一千年たっても百万年たっても、彼らにそんな真似は出来っこない」と言う文章を前出鈴木啓功著は引用する(百三十四頁)。ここには、西洋史「六千年」(と取りあえず言って置く)の根本問題が存在する。「プロレタリアート」とは、古代ローマのことばである。プロレタリアートは、「奴隷」のひとつの歴史的形態である。奴隷は、支配体制に反逆してそれを引っくり返すこと、つまり革命を起こすことは出来ないと。このテーゼは正しいか。正しいかどうか、と言う前に、そのテーゼは、歴史的に実証されているか?つまり、奴隷が革命を起こし、その革命を成功させた歴史的実例は存在したか?と言うことがまず、問題である。 世界史には、失敗した奴隷の反乱、敗北した奴隷の革命の実例は多い。小さな奴隷の反乱まで数えると無数に存在するであろう。胡蘭成先生は、西洋は、古代から奴隷制度によって汚された、そしてその結果西洋の文明は滅亡した、と言はれる。文明と、奴隷制度と、この両者は、決して両立しない、と。奴隷の存在と、その奴隷が制度として、民族、国家の中に確立することと、この二つは、全く別であると。奴隷が「奴隷制度」として、社会の中に根を張ってしまうと、これは救いようがないひどいことに成る。西洋は、そのような救いようのない存在ですると。◯きわめてまれに、このことに、気付く、西洋人が出現する。近代西洋では、シオランである。更に、シモーヌ・ヴェイユも。シモーヌ・ヴェイユは、西洋は奴隷制度が確立した社会であり、そして、一たん人間が奴隷化すると、根こぎにされてしまう。奴隷とは、根こぎにされた人間である。根こぎにされた人間は、即ち、奴隷は、根こぎにされて居ない人間を見ると、その存在を許して置けない。彼らは、根こぎと言う病気をそこら中に伝染しないで居られない。と言った風に述べた。従って、奴隷が革命を起こすとか、奴隷が奴隷制に反逆して、それをひっくり返すなどは、あり得ない、それは妄想である、と。 シモーヌ・ヴェイユは、唯一の救いの道は、イエス・キリストである。などと言う。これも妄言であり、妄想である。この問題についての解決の糸口は、幾つか存在する。その一つは、ワンカール(ラミロ・レイナガ)著、吉田秀穂訳「インカの抵抗五百年史-タワンティンスーユの闘い」(新泉社、一九九三年刊、絶版)の中にある。この本のスペイン語原著は、「タワンティンスーユ-ケスワイマラ人のスペインに対する五百年の戦争」(一九七九年、一九八一年 ボリビア版、メキシコ版、ペルー版、スペイン版)、であるが、二〇〇五年十二月に、増補版(ボリビア版)が出て居る。(了) |
【「デーヴィット・アイク週刊ニューズレター」考】 |
2517回、2008(平成20)年08月17日 デーヴィット・アイク週刊ニューズレター。二〇〇八年八月十七日号。この号は八月七日、八日、表面化した、グルジアとロシアの軍事衝突を論評して居る。 the ground chessboard............-georgia is just another move グランド・チェスボード(ユーラシア大陸のコントロールをめぐるゲーム)....グルジアは、この大ゲームの中の一部であるに過ぎない........ と。「グランド・チェスボード」。これは、ブレジンスキーの、同名の著作のこと。アイクは、八月七日に火を吹いたグルジアとロシアの武力衝突について、イルミナティの体制内欧米マスコミが小さな地図、小さな枠組についての記事をもっぱら読者に注入すると批判する。日本の体制内マスコミも事態は同じである。この号の日本語版は、アイク日本版 davidicke.jpにいつもより少し遅れて公開されるが、ここでは、とりあえずその内容を、簡単に要約する。 (1)二〇〇三年いわゆる「ばら革命」によって、現在のグルジア大統領を政権に就けたのは、ユダヤ人イルミナティ金融家ジョージ・ソロスである。 第三次世界大戦がこれから始まる??もちろん、白痴化してしまった日本の権力エリートには、そんな話は全く通じない。従って、家畜人ヤプーの群れと化した一億三千万人の「日本人」大衆も、そんなお話は関係ないし、見えもしない。「第三次世界大戦」と言うときの核心は、核兵器が使用される、ことである。現にロシア軍首脳は、米国の対ミサイル、ミサイル兵器の基地を設置しようとするポーランド政権に対して、有事の場合、ロシア軍は、ポーランドのその基地に対して核ミサイルを発射する。と、公然警告して居るではないか。今、ドイツはデリケートな立場に置かれて居るが、これは、すべてのヨーロッパ人にとって自明である。つまり、有事に於いてドイツの主要都市、ドイツの工業は、ロシアの核ミサイルによって壊滅するのである。第三次世界大戦の「本番」は、米国とロシアが互いに、戦略核ミサイルを発射すること。このことについては、ジョン・コールマン著「第三次世界大戦」(成甲書房)を参照のこと。(了) |
【「ラミロ・レイナガ(ワンカール)の、タワンティンスーユ復活再建の戦いを支持し、連帯する会(仮称)」設立考】 | |
25189回、2008(平成20)年08月18日
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【マーク・グレン「ロシアとグルジアの衝突は、イスラエルによって、造出された」考】 |
2519回、2008(平成20)年08月19日 「アメリカン・フリープレス」二〇〇八年八月二十五日号。十頁。マーク・グレン「ロシアとグルジアの衝突は、イスラエルによって、造出された」と。これは重要な記事である、全文翻訳して、週刊日本新聞に公表する。以下に、その要点を列記する。 二〇〇八年三月、ロシアの選挙の少し前の集会で、プーチン大統領は、次のように語った。ロシアはイラクではない。我々は、米国がロシアをどうするつもりか、彼らの計画を知って居る。我々の国家を破壊し、我々の主権と富を掠奪する、と。しかし、我々は彼らに、そうはさせない。我々は、官僚や外交官の無意味な抵抗に我々の行動を限定するような過ちを犯さない、と。プーチンは、既に、五ヶ月前にもう一度、ロシア指導部の認識と意図を公言して居る。 「アメリカン・フリープレス」紙は、ジョン・コールマン博士に発言の機会を与えていないが、コールマン博士は、十数年以上前からここで「アメリカン・フリープレス」紙が述べて居ることを明確に、詳細に、論述して来た。ロシア軍首脳は、ロシアの民族と国家が、米国とNATOによって危機にさらされるとき、彼らが一線を越えるとき、ロシアは、彼らと戦争をする。そしてロシアはこの戦争に於て、必要とあれば、戦術的、戦略的核兵器を敵に対して使用する、と。このことは、くり返し、コールマン博士によって警告されて居る。筆者(太田)は、コールマン博士の日本語版を、合計十四点、日本の読書界に送り出した。しかし、家畜人ヤプーと化した日本人は、このコールマン博士の警告をせせら笑って居る。又は無視する。 敵とは、米国を中枢とするNATOであり、米国の同盟国イスラエルであり、米国の同盟国日本であり、米国の同盟国オーストラリアであり......である。「中共」はどうか。この問題については、ここで省略する。我々は、日本民族有志に対して、即刻、コールマン博士の全著作(日本語版)の黙殺と嘲笑を止めるよう、厳重に警告する!!(了) |
【「インカ帝国論」考】 | |
2520回、2008(平成20)年08月20日
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【「四王天延孝(のちの陸軍中将)」考】 | |
2521回、2008(平成20)年08月21日
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【「ワンカール(ラミロ)のインカ文明論」考】 |
2522回、2008(平成20)年08月22日 ワンカール(ラミロ)は、次のように書いて居る。サー・トーマス・モアはアメリコ・ベスプッチやペドロ・マルティネス・ダンジェラのような航海者の記録を読んだ。そして『ユートピア』を書いた。彼の国イギリスでは、この本は発禁となり、ラテン語版の出版から三十五年たった一五五一年になってやっと英語で出版することができた。『ユートピア』の住民はアモロナウタスと呼ばれているが、これはアマウタスから取ったもので、農業共同体の中で金も戦争もなく暮していた。彼は、当時許された最高の正確さで、インカの生活を描いたのである。これにより彼はヨーロッパの暴力とエゴイズムに抗議したのであった。イギリスの貴族でありながら、諸国を逃げまわり、匿名を使って本名を隠した。最後には、逮捕され処刑された。(『インカの抵抗五百年史』、三百二十六頁) 十六世紀末の『太陽の国』では、住民は、タワンティンスーユと同じように個人的所有を持たず、権力的血筋では継承されず知恵ある者が選ばれ、警察は存在しなかった。著者のトマス・カンパネラはその著作とナポリを解放しようとしたかどによりスペイン国家により二七年間投獄された。異端審問にもかかわらず、これらユートピアンの時代には、ヨーロッパはインディアスの諸共同体について今日よりも多くを知っていた。(前出、三百二十六、七頁) 日本でも、大正期、昭和初期、ワンカール(ラミロ)がここで取り上げている、トーマス・モア、カンパネラのような人々の「ユートピア文学」を翻訳した。しかし、その当時も現在も、日本人は、それらをまともに読んだとは思えない。それらの「ユートピア文学」と殆んど同時に、いや、ひょっとするとそれに先行して、エンゲルスの「空想から科学への社会主義の発展」、の方が有名に成ったのではなかろうか。空想的「ユートピア的社会主義」など、古い古い!!と言うわけである。十六世紀ヨーロッパの良心的誠実な知識人にとって、それは「空想」でもなく、幻想でもなかった。それは南米アンデスに実在する共同体であった。「ヨーロッパは数万年前に、侵略的となった」(前出、三百二十二頁)「狂乱的な狩猟で彼らが野蛮とよぶ動物を絶滅した」(同上)................................................ 西洋、西洋人については、我々は既に、多くの先人の正確な説を知って居る。ここに三人だけ、挙げて置く。(1)胡蘭成(コランセイ) (2)シオラン(西洋人を人類一般と取り違える) (3)ヴィリリオ( 同じ )。ここで我々は、ワンカール(ラミロ)の、「(スペイン人に対する、ケスワイマラ人の)防衛戦争のバランス・シート」(前出、二百七十三頁〜二百七十六頁)を、必ず、熟読しなければならない。(了) |
【ワンカール(ラミロ)著「インカの抵抗五百年史」、トマス・モア著「ユートピア」、カンパネッラ著「太陽の都」】 |
2523回、2008(平成20)年08月23日 |
【英語圏と日本語圏のネット空間雰囲気の差異考】 | |
2524回、2008(平成20)年08月24日
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【ブリテン帝国考】 | |
2525回、2008(平成20)年08月25日
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【改良主義的なレベルの無効性考】 | |
2526回、2008(平成20)年08月26日
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【フリッツ・スプリングマイヤーさんの手紙紹介】 | |
2527回、2008(平成20)年08月27日
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【W・G・タープレイの「オバマ-ポストモダンクーデター」考】 | |
2528回、2008(平成20)年08月28日
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【「サヴィトリ・デヴィ」考】 | |
2529回、2008(平成20)年08月29日
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【サヴィトリ・デヴィ生誕百年記念のR・G・フォーラー論文「時代に抗して生きる女性」考】 | |
2530回、2008(平成20)年08月30日
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【アンドリュー・ヒッチコック著「「ユダヤ・ロスチャイルド冷酷支配年表」】 | |
2531回、2008(平成20)年08月31日
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(私論.私見)