2008.05

 (最新見直し2011.02.17日)

 (れんだいこのショートメッセージ)
 ここで、太田龍・氏の時事寸評2008.5月分を確認しておく。れんだいこ文法、作法に基づき編集替えしております。

 2011.02.17日 れんだいこ拝


【「スサノオ」考】
 2405回、2008(平成20)年05月01日

 四月二十五日の日本義塾公開講座で、陸軍統制派の正体について話した。そのあとの質問の一つは、今の日本は、アマテラスの天ノ岩屋戸隠れの時と同じような状況なのだろうか、とあった。筆者はそのとき、アマテラスの天ノ岩屋戸隠れの原因は、スサノオの乱暴にあった。このスサノオとは何者なのか。そして現代日本に於けるスサノオとはいかなる存在なのか。まず、その問題を解かなければならないだろう、と述べた。すると、そのあと間もなくして、進藤義晴先生編著の「スサノオ文書」を読む機会を得た。ここでは、スサノオは、最強の霊力を有する悪霊である、としてある。この「スサノオ文書」については、後日、やや詳しく論評したい。スサノオが悪霊であり、そのようなものとして出現すると、言う。しかし、アマテラスが悪霊であると言う説は聞いたことがない。日本神話の中核、中心的問題は、アマテラスとスサノオの関係にある。この関係について、筆者の知る限り、もっとも深く真相に迫った記述は、飛騨の秘伝の継承者故山本健造先生の一連の著作の中にある。ちなみに、現代日本の遺伝化学者の研究によれば、現代の飛騨地方人は、日本の他の地方人に比べて、段違いに縄文人の血が濃いと。アマテラスとスサノオが、姉と弟の関係、と言うのは全くのウソ、であろう。スサノオは、日本古代からの女人(巫女)統治システムの暴力的破壊者、と見る。スサノオが、日本民族にとって大悪霊、大悪魔!!とする説は、まことにありそうな話である。現代日本に於けるスサノオとは何者か?更に、引きつづき考えて行く。(了)


【「スサノオ」考】
 2407回、2008(平成20)年05月01日
進藤先生の神霊医療に関する主要な文献が、「神霊医療」(一九九九年)「宇宙の根本法則―波動」(一九九六年)この二冊であることは既に述べた。この二冊の次に「スサノオ文書」(二〇〇一年)が出て居る。この三冊は、いずれも「麻の葉の会」(愛知県一宮市)から発行されて居る。進藤先生が或る精神分裂病の青年の母親に依頼されて遠隔治療をしていた。(これは、二〇〇〇年の初め以降のようである)すると、二〇〇〇年九月に、その青年が、わしは日本神界代表のスサノオノミコトである、………と言う手紙を進藤先生に送って来た。そこで、進藤先生は返事を書いた。合計五通の往復書簡、そしてこの自称スサノオの手紙についての進藤先生の長文の解説。その他、これが「スサノオ文書」の内容である。

 スサノオは、宇宙最強の霊であると言う。しかし、もう少し説明すると、この宇宙最強の霊は、名はない。つまり、その存在を知られていない。その宇宙最強の霊は、日本では、スサノオを詐称し、「日本神界代表」と自称する。と。ところが進藤先生が、冷え取り健康法を実行し始めると、このスサノオは、「冷え取り」が広まることに強い反感を抱き、広めることに努めている者にあらゆる妨害を加え出した。(四十一頁)と言う。ここのところは、非常に重要である。

 進藤義晴先生講演録「健康への道」(静岡市、アゴの会発行、第一版 一九九六年十月発行。第二版二〇〇一年九月発行)、六十八頁。

  いろいろ邪魔はしてきますが、私も随分、邪魔されていますが………本当はもっと冷え取りが広まって大勢の人が助かっているはずなんですが、そうはいっていない。五年かもうちょっと予定が遅れているのはその邪魔のおかげなのです。

  邪魔はされるがこちらはペシャンコにはならない。今までにも何回か死にかけていますが、向こうから殺されるわけですからね。けれども死なずにちゃんと済んでます。

  去年の十月十九日にも中央高速道路で車が引っ繰り返りまして、コロコロッと二、三回横転した感じで、でもここをちょっと切っただけで後はなんにもなかったんです。………ちょいちょい、そういうああ狙ってたな作ってた………と分るようなことに遭遇したことはあります。」

 進藤先生がここで述べて居る中央高速道路での一件は、一九九五年頃のことであろう。

 「スサノオ文書」の解説にあるように、進藤先生は「冷え取り」療法を始めてから、数年後、大悪霊スサノオが冷え取りの普及を妨害して、居ることに気付いた、として霊界での悪霊スサノオと戦って来たと。これは、西暦二〇〇〇年頃のことであると。進藤先生は、私は神霊医学修業者である、と言はれる。進藤先生の境地の最高段階は、神霊医学である。そして、この神霊医学についての先生の主要著作は、(1)「宇宙の根本法則―波動」(一九九六年)七百円(2)「神霊医療」(一九九九年)千円(3)「スサノオ文書」五百円以上三冊(いずれも麻の葉の会)この三冊は、進藤先生を理解し、研究実践しようとする有志にとって、必読文献であろう。いずれも、日本義塾出版部でも取り扱って居る。(了)


【「デーヴィッド・アイクニューズレター日本語版」考】
 2408回、2008(平成20)年05月02日

 月刊「デーヴィッド・アイクニューズレター日本語版」第二号(二〇〇八年五月号)が、五月八日に発行される。四十八頁(B5)。毎月五日発行予定のところ五月の連休のために、八日発行である。この号に掲載されるアイクの英文ニューズレターの日本語版は、次の五篇である。

 (1)二〇〇八年三月二十三日号 金融「危機」…大物だけのクラブです。あなたは入れません
 (2)二〇〇八年三月三十日号 駐車監視のお姉さんが家にやって来る?
 (3)二〇〇八年四月六日号〔一〕 今も続く…吸血鬼の呪文…
 (4)二〇〇八年四月六日号〔二〕(四月十三日配信) 今も続く…吸血鬼の呪文…(第二部)
 (5)二〇〇八年四月二十日号 中華「人民の」共和国…地球政府の青写真

 我々のウエブサイト「デーヴィッド・アイク日本版(davidicke.jp)」は、アイクの全面的な支持と承認、賛同とを以て、三月十日発信を開始した。このウエブサイトは、アイクが二〇〇八年二月十一日の第二回東京講演を終えたあと、二月十二日に成田空港から帰国した。その直後、二月十七日付のアイクの週刊ニューズレターを発表した。その二月十七日ニューズレターの日本語訳文から、開始した。

 既に説明したように、インターネットで、アイクニューズレターの日本語版を毎週読むことの出来る有志読者の他に、インターネットと縁のない人のために、この毎週の日本語版をプリントして、月刊の印刷されたニューズレターを提供する必要があるだろうと、我々は考えた。更に、このウエブサイトによって、アイクのニューズレターの日本語版を読んでいる読者でも、毎週必ずそれを読み、更にそれをプリントして、そして、それを保存して、必要に応じて読み返す、と言うのは中中難しい。そのような人々のためにも、毎週の日本語版ニューズレターを、月刊誌のかたちで印刷したものを提供することは、意味があるだろう。こうして、我々は、月刊第一号を、四月五日に発行した。そして間もなく、第二号(五月号)の発行の運びと成った。

 この新しい号(第二号)には、ニューエイジについてのアイクの二篇の論評(四月六日、四月十三日)の日本語版が含まれている。この文章は、非常に重要である。とりわけ現代日本の若い世代にとって。更にここのところは、進藤義晴先生の講演録と読み比べることが有益である。とりわけ「神霊医療」(版元在庫切れ、再版準備中) 「宇宙の根本法則―波動」 「スサノオ文書」(了)

【注】月刊「デーヴィッド・アイク日本語版」(二〇〇八年四月創刊)一部五百円プラス送料八十円(クロネコメール便)定期購読 十号分 五千八百円(送料含む)一年(十二号)分 六千九百六十円(送料含む) デーヴィッド・アイク日本語版のインターネットウエブサイトの内容の充実、豊富化のために、更にボランティアの協力者を募ります。仕事は、(1)アイクのニューズレター(二〇〇五年十一月以降のバックナンバー約百篇を含む)その他のアイクの文章の日本語翻訳。(2)davidicke.jp のウエブサイト、コンピューターの運営管理。(3)その他、色々。連絡、問い合わせは、日本義塾出版部へeメール(注文フォーム)、はがき、電話にて。


【「ジョージ・カーリン」考】
 2409回、2008(平成20)年05月03日

 デーヴィッド・アイク二〇〇八年二月十一日、第二回東京講演会のDVD(七時間、四枚セット、一万二千円プラス送料)が、五月十日、発売の運びと成った。既に予約されて居る皆さんには、五月十日以降、順次、発送される。

 第一部 我々は何者なのか? 我々はどこに向うのか?
 第二部 奴隷化されていく我々
 第三部 覚醒の時  

 この講演会を準備して居る間に、七時間は長い!!と、多くの人から聞いた。しかし、アイクにとっては、英語圏で七時間の講演は普通である。日本での、日本人の聴衆のための七時間の講演は、実質的には、日本人の二人の通訳者による逐次通訳が入るので、半分、又は、半分以下に成ってしまう。アイクは、どうしても語るべきことを圧縮するのに苦労していた。日本には、アイクのように、七時間も、二千人を相手に語るべき思想を有するような知識人、学者、作家、などは存在しない。

 孝明天皇弑逆後、そして、西郷隆盛と西郷軍三千人が、イルミナティサタニスト世界権力とその走狗としてのニセモノ「日本」の軍隊によって皆殺しにされたあと、日本には、自分の心で考えるような思想家、知識人、学者……などは存在しない。否、存在することを許されない。それ以降の日本人は、無数のタブーによって呪縛された精神の牢獄の囚人である。従って、本当の意味では、見ることも、語ることも、話すことも出来ない。孝明天皇弑逆事件以後の日本人には、イルミナティ世界権力とその日本人の走狗のことばを、丸呑み、鵜呑みすること、それを鸚鵡のように繰り返すこと。それしか出来ない。

 アイクの最近のニューズレターは、ジョージ・カーリンを引用した。ところが、殆んどの日本人は、アメリカでは、きわめて有名なエンターティナー、ジョージ・カーリンについて、なんにも知らない。デーヴィッド・アイクの日本語版(David Icke in Japan)のウエブサイトに、このカーリンの公開されて居るビデオに、日本語字幕を入れて、掲載した。この日本語字幕入りカーリンのビデオは、我々のスタッフが、ユーチューブに掲載したので、比較的短い期間に、約一万五千人がそれを見た。カーリンと言う、日本式に表現すれば「タレント」はアメリカでは、民主党、共和党に代表される体制のまったく外に位置する。日本の家畜人ヤプー的エリート、マスコミ人は、カーリンのようなタレント=エンターティナーは、あまりにも過激、危険すぎるので、およそこの世に存在しないものとしてしまう。日本には、カーリンに匹敵するようなエンターティナー=タレントは、存在しないし、出現し得ない。

 それは何故なのか。日本人が、アイクの世界に入ることは、日本人が幕末以後閉じ込められて居るイルミナティの檻の中から脱出すること、或いは少なくとも、脱出すべく意志すること、を意味する。今回のアイクのDVD(二〇〇八年二月十一日)は、日本人にとって、そのための貴重な入門、と成るであろう。(了)

【「スーパークラス ― グローバル・パワーエリート、彼らが作り上げつつある世界」考】

 2410回、2008(平成20)年05月04日

 デーヴィット・アイクニュースレター二〇〇八年五月四日号。この号は、デーヴィット・J.ロスコップの新著(五月一日刊)、「スーパークラス ― グローバル・パワーエリート、そして  彼らが作り上げつつある世界」についての批評、或いは、酷評である。この本の著者、D.ロスコップの経歴は、クリントン米大統領の政権で、経済関係の商務省の副次官Deputy Undersecretary of Commerce for International Trade。悪名高き戦争仕掛け人、キッシンジャーを長とする、キッシンジャー・アソシエイツのマネージング・ディレクター。ガーテン・ロスコップ社の所有者。など、ロスコップによれば、グローバル・スーパークラスは、約六千人、だそうだ。

 アイクは、ロスコップのこの本を、イルミナティ世界権力の正体を隠蔽するためにこれまで出版されて居る、無数のぺテン的犯罪的著作の一冊、に過ぎないと言う。アイクのニュースレターの日本語版は、間もなく、デーヴィット・アイク日本語版のウェブサイト davidicke.jp に掲載されるであろう。ロスコップ。この人物は何十万と存在するイルミナティサタニスト世界権力の走狗の中の一匹であるに過ぎない。ロスコップは、こうした走狗たちによって供給される尨大な猛毒プロバガンダ著作に、また一冊、付け加えた。そして、この本はイルミナティサタニスト世界権力の所有するマスコミによって、大々的に宣伝されると。この本は、つまり、大衆に対して投下された「エサ」である。この「エサ」で、イルミナティは、大衆を釣り上げたいわけである。この論文の日本語訳をデーヴィット・アイク日本語版のウェブサイトで読んで頂きたい。(了)


【「FRBの歴史」考】
 2411回、2008(平成20)年05月05日

 日本義塾五月公開講座は、マリンズ著「FRBの秘密」(日本語訳『民間が所有する中央銀行』、平成七年面影橋出版刊)についての解説。FRBの歴史、これからの展望。について講義する。
 
 FRB米連邦準備制度についての法律が米国議会で可決されたのは、一九一三年十二月末である。しかし、それは表面上のことに過ぎない。その歴史的経過について、最良の参考書は、三冊。

 (1)アイク著、太田龍監訳「大いなる秘密」(三交社、英文原著一九九九年、邦訳二〇〇〇年)
 (2)アイク著「真実はあなたを自由にする」(未邦訳)(英文原著、一九九五年)
 (3)ザルレンガ著「失われた貨幣の秘密」(未邦訳)  
  
 米国は、一七七六年に開始された英国に対する独立戦争と、その勝利によって、建国されたと言はれる。それはペテンである。けれども単純なペテン、と言うことでもない。イルミナティは、米国を独立させたけれども、同時に、米国にも、彼らの所有する通貨発行権を独占する銀行を設立しようとした。その「建国」の最初から、米国の支配層には、二つの派が存在した。一つは、イルミナティのエージェントとして、前出の如き中央銀行設立を推進せんとする党派であり、もう一つは、前出の企図を決定的に拒絶し、米国自身の独立的通貨発行を追及する党派であり、この二つの党派の闘争こそ、その後の百三十年の米国史の要点である。この党派闘争は、一九一三年十二月、イルミナティの完全支配下の米国通貨発行独占権を有する私営株式会社FRBが成立するに及んで、前出イルミナティ直結党派の勝利となったのである。ここのところを、しっかりと、明確に、理解するとき、我々は、日本の歴史上始めて、米国の正体を洞察することが出来るのである。つまり、FRB問題は、その「前段」の百三十年が肝腎である。しかし、これでも未だ足りない。FRBの前に、「イングランド銀行」が問題である。イングランド銀行は、その前のアムステルダム銀行に由来する。一四九二年、スペインを追放されたユダヤ金融資本が大挙して、アムステルダムに移住して、そのあと、アムステルダム銀行を設立した。ここのところは、ザルレンガの本が必読である。 (この項つづく)

D・J・ロスコップの新著「スーパークラス……」考】
 2412回、2008(平成20)年05月06日

 当「時事寸評」前々号(20.5.4)で、D・J・ロスコップの新著「スーパークラス……」を批評する、アイクの週刊ニューズレター(2008.5.4)について簡単に紹介した。アイクのこのニューズレター(5/4)の日本語版は、5月6日付けで、アイク日本版ウエブサイト davidicke.jp に公開されているので、日本の読者はその全容を日本語で読むことが出来る。アイクは、そこでロスコップと言う人物を「ドラゴンに奉仕する一匹のねずみ」と評して居る。これは言い得て妙であろう。しかし日本には、ドラゴン(イルミナティ)に奉仕するねずみ(ロスコップ)に寄生したいダニ、のたぐいが生存している。ロスコップと、彼の調査員たちは、グローバル・パワー・エリート、又は、スーパークラスとして、約六千人の名前を挙げたそうだ。クリントン政権の商務省副長官、ロスコップは、もちろん、この六千人のスーパークラス・エリートの中には、含まれて居ない。彼は、このスーパークラスに奉仕する身分の兵隊である。つまり、ロスコップは、ドラゴン(イルミナティ)に奉仕するねずみの中の一匹である。

 ロスコップの本と、アイクのこの論説と。これは、現代の日本人の意識水準、精神的水準を測定するための、きわめて有効適切なリトマス試験紙、と成り得る。アイクがここで言はんとして居ることの要点を、ただちに理解できたひと。そのような人は、OK(合格)!!だ。しかし、中々、そのレベルの人は、多くないであろう。多くの人々は、ここで、あれこれと迷うのである。このレベルの人は、迷路に入り込まないようにして、更に懸命に努力し勉強しなければならない。若干の人々は、ロスコップを擁護し、または持ち上げ、高く評価し、アイクを陰謀論者!!として中傷誹謗するであろう。欧米西洋社会で、イルミナティ世界権力を標的(ターゲット)とした政治的 思想的 宗教的 経済的 調査研究と曝露が開始されたのは、フランス大革命のあと十八世紀末、である。その主役は、ロビソン教授と、バルエル神父と、この二人。それから二百年の間に、西洋でのこの反イルミナティ、反陰謀陣営の思想的いとなみは、長足の進歩をなし遂げた。アイクは、この二百余年の思想史の、その正統な継承者であり、その尖端を疾走しつつあるのである。(了)


【「ゴグ、マゴグ、スクロール・オブ・ブッシュ」考】

 2413回、2008(平成20)年05月07日

 週刊日本新聞、五三四号(20.4.28)に、テックス・マーズの主宰する「パワー・オブ・プロフェシー」二〇〇八年四月号。「ゴグ、マゴグ、スクロール・オブ・ブッシュ」と言ふ、テックス・マーズの論説の日本語訳が掲載されて居る。これは実に、驚くべき記事である。テックス・マーズによれば、ブッシュ大統領は、二〇〇八年一月九日、エルサレムに到着し、八日間、イスラエルに滞在した。その三日目、ブッシュは、イスラエル側によって、準備された盛大な宴会に招待された。そこで、ブッシュは巻物スクロール・オブ・ブッシュを授けられた。この文書の中で、ジョージ・ブッシュを、メシェクとトゥバルの大君(エゼキエル書、三十八の一)にして西側諸国の指導者とみなした、と言う。ブッシュの父親(クリントンの前の米大統領)は、周知の如く、エール大学 でスカルアンドボーンズに入会して居る。そして、スカルアンドボーンズによって、秘密のコードネーム「マゴグ」を与えられたと。日本人の殆んどすべては、これは、何のことやらまるで、意味が通じないのであろう。しかし、ユダヤ教徒、キリスト教徒にとっては、これは、驚くべき重大な事件であるだろう。

 エゼキエル書、三十八の一~三 エゼキエル書、三十九の六 旧約聖書のこの二ヵ所を、テックス・マーズは引用する。更に、ゴグとマゴグについて、テックス・マーズは、(ヨハネ黙示録 二十の七、八)からも引用する。私は、日本のキリスト教会関係者が、二〇〇八年一月のブッシュ現米大統領のイスラエル訪問の真相、そして、その意味に気付いているかどうか、知らない。しかし、ここでは、この件は、説明を省略する。更に、テックス・マーズの「パワー・オブ・プロフェシー」の二〇〇八年五月号。ここに、米国共和党大統領候補、ジョン・マケインが、二〇〇八年三月、イスラエル(及びイラク)に旅行したことについての記事がある。そのあと、マケインは、三月二十日、ロンドンに旅行して、そしてそこで、マケインは、イルミナティのトップたる、二人のロスチャイルドによって、私的食事に招待されたと。その二人とは、ヤコブ・ロスチャイルド卿 ナタニエル・ロスチャイルド これは、イルミナティが、マケインを米国大統領たるべく、おスミ付きを与えたことなのかと、テックス・マーズは述べる。「ジョン・マケイン―ロスチャイルドの傀儡、シオニストのウォーモンガー(戦争屋)」と。この五月号の記事も後日、日本語訳を「週刊日本新聞」紙上に掲載したい。(了)


【デーヴィッド・アイク週刊英文ニューズレタ―「計算ずくめの大混乱……計算ずくめの崩壊……」考】

 2414回、2008(平成20)年05月08日

 デーヴィッド・アイク週刊英文ニューズレター「二〇〇七年十一月十一日号」「計算ずくめの大混乱……計算ずくめの崩壊……」。この記事の日本語版は、近日中に、「デーヴィッド・アイク日本版」のウエブサイト davidicke.jp に公開する。

 米国の負債は、一九五七年、六九三〇億ドル。二〇〇六年、四十八兆三六四〇億ドル。と言うグラフを、アイクは引用する。つまり、五十年間に、米国の負債は、約七十倍、と。 「私たちは、連中がとてつもない経済崩壊の引きがねを引こうとしている渦中にあり、その瞬間は、刻一刻と迫っているのだ」と。アイクのことばはその通り。 「連中は今、こうしたあらゆる術策を用いて、以前から計画してきた経済大動乱を時間をかけて準備しているところだ。」。これもその通り。「連中」とは、アイクの言ひ方では、「イルミナティ」であり、ジョン・コールマンによれば「三百人委員会」である。この「連中」は、今、仕掛けつつある経済大崩壊のあと、どうしようとして居るのか、ジョン・コールマン博士によれば、三百人委員会は、二〇五〇年までに、地球人口の八割を「殺処分」する。そして、残りの十億人を、完璧に管理された世界監獄、世界人間牧場の中に駆り立てて行く、と。そして、この地球人口八割殺処分のための最高の本格的な作戦は、世界経済大恐慌であり、世界経済大恐慌は、第三次世界大戦へと誘導されると。

 これは「隠謀」か。そうだ、これは「隠謀」だ。その隠謀を仕掛けるのは誰か。それは、ピラミッドの頂点である。ピラミッドの頂点には誰が居るか。アイクは、「大いなる秘密」(邦訳、三交社、上下二巻)、「マトリックスの子供たち」 (邦訳、徳間書房『竜であり蛇であるわれらが神々』)の中で、それを詳述して居る。米国は、五十年の間に、負債を七十倍にする合理的必然性がどこにあったのだろうか。イルミナティ(三百人委員会)は、ワンワールドNWOを実現すべく、第二次世界大戦後、世界的超大国として登場した米国を消耗させ、ズタズタボロボロにして、御用ズミの荒廃物に突き落とすための長期戦争を必要としたのである。(了)


【「アイクのニューズレターの水準」考】

 2415回、2008(平成20)年05月09日

 月刊「デーヴィッド・アイク ニューズレター日本語版」第二号(二〇〇八年五月号)が五月八日、発行された。 B5、四十八頁。一部、五百円、送料クロネコメール便 八十円 発行所 日本義塾出版部。第一号(二〇〇八年四月号)は、B5 三十八頁だったので、かなり増ページに成って居る。

 アイクのニューズレターの水準は、非常に高い。それは気安く読み飛ばして終わり、などとすべきものではない。この号(第二号)で、もっとも読みごたえのある文章は、十八~三十七頁。「今も続く……吸血鬼の呪文」(二〇〇八年四月六日号、四月十三日号)であろう。ここでアイクは、超古代シュメールに起源を有するユダヤ教、キリスト教、イスラム、ヒンドゥー教、そして現代のニューエイジに至るまで、殆んどすべての宗教は、イルミナティの人類奴隷化の道具である。と述べて居る。 「この依存(憑依)状態を避ける方法は単純である。何も崇拝しない、誰も崇拝しないことである。あなたはすでに永遠なる意識なのであるから、崇拝すべきものは(自分の外には)何もない」(第二号、三十五頁)と。

 これは、一応はその通りであろう。しかし、ここのところは中中難しい。現在、地球人類にもっとも強力に取り憑いて居る霊は、「マモニズム」である。「マモン」とは、貨幣の神、かねの神、魔神、………である。マモンの神を崇拝しない、と決意すること。それは、可能であろう。にも拘わらず、その決意、その意識をどのようにして実現するのか。日本の歴史上、その問題点をラジカルに突き詰めて思索した思想家は、安藤昌益ただ一人。安藤昌益が医師であったことは、重要である。原始社会に於ては、医師は、シャーマンでもあった。シャーマンと医師は、切り離すことが出来ないほど一体化して居た。これはどうでも良い、些細な話ではない。原始社会では、「呪術師」と「メディシンマン」は、一体である。我々は今、進藤義晴先生の「包括医学」を学んで居る。

 包括医学とは、(1)目に見える、かたちあるレベルの医学と、(2)目に見えない、霊界のレベルの医学(神霊医療)と、この二つの医学の包括を意味すると言う。筆者はこのようにして、アイクと、進藤義晴先生と、この二人のまるで異質で無縁なように見える人間を通底する共通の本質を見ようとして居る。(了)

【参考文献】
(1)太田龍著「革命思想の扉を開く」(一九八〇年、絶版)コピー本
(2)太田龍著「日本の食革命家たち(一九八四年、絶版)コピー本
(3)進藤義晴著「神霊医療」(一九九九年、麻の葉の会、千円)現在品切れ中、再版は五月二十日頃出来る予定と聞いている。
(4)進藤義晴著「宇宙の根本法則―波動」(一九八六年、麻の葉の会、七百円)
(5)進藤義晴著「スサノオ文書」(二〇〇一年、麻の葉の会、五百円)日本義塾出版部でも取り扱い中。


【進藤義晴著作「冷え取り」考】

 2416回、2008(平成20)年05月10日

 進藤義晴先生講演録

  今を越える為の知恵「冷え取り」初版 2006年2月発行 アゴの会〒 422-8043 静岡市駿河区中田本町61-5-103 電話、FAX 054(287)4522 定価 630円プラス送料。日本義塾出版部でも取り扱います。この講演録は、一番最近出版されたものの一冊であろう。この本の巻末、百二十五頁以下には、進藤先生が色々なところで繰り返し紹介されている、「いそじ春子(仮名)」さんの、「冷えとリ体験記」全文が収められてあるので、貴重である。いそじとは「五十路」、つまり五十才代のこと。「春子」とは「青春」の春。この女性の体験の要約は次の如し。

  (1)二十代で卵巣の殆んどを摘出した。
  (2)経過が悪く、抗生物質を点滴で何リットルも入れられ、
  (3)また強い薬で肝臓がすっかり駄目になり、
  (4)退院後も目が殆んど開けられない。
  (5)暫くして今度は、親指大の胃潰瘍。
  (6)身体全体がボロボロで内臓無力症。
  (7)最後に自律神経失調症。
  (8)一年の半分以上は、寝ていた。
  (9)ここまで来てやっと私は、「病気は自分で治そう!」と決心した。
 (10)玄米菜食を始める。
 (11)体調も顔色も良くなった。
 (12)しかし、体の奥に溜まった毒は、そのまま。
 (13)そのとき、冷え取り健康法と出会い。
 (14)靴下八枚、靴が二十七センチ!?から入る。ズボン下も重ね、半身浴も毎日、一、二時間。
 (15)その後の排毒の量はスゴイ。
 (16)一時は死ぬかな?と思うくらい一気に強い瞑眩(めんげん)が出て、二年ほど吐き続け、究極の頭痛、胃や婦人病の毒が全身から出て、……
 (17)私は今年五十才、頭髪も黒いまま、更年期もない。
 (18)卵巣が再生したと進藤先生に言はれた。
 (19)生理も順調。
 (20)今頃になって、胸がふくらんできました。
    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  
    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  

 進藤先生が度々、この「五十路春子」(仮名)さんのことを取り上げるのは、からだの中に蓄積された毒が多いほど、冷え取りによって排出すべき毒の量も尨大である。従って、その毒を体外に出す時の瞑眩(めんげん)も強く長い。その苦痛もひどい。しかし、この苦しみに耐えなければならない。この「五十路春子」(仮名)さんは、泣き言ひとつ言はず、二年間、じっとこの苦しい瞑眩に耐えて、冷え取りをやり切ったので、自然治癒力が回復して、切り取られた卵巣まで再生した。と言うことで強調されるわけであろう。冷え取りを実行する人にとって、この体験記は必読である。しかも、進藤先生は、この瞑眩の苦しみは、個人の問題に限定されない。それは地球人類全体と、地球全体にも、適用される、と言はれる。必読の文献として、有志に推薦する。(了)


【「ヒューマン・キャトル」考】
 2417回、2008(平成20)年05月11日

 五月十日、デーヴィット・アイク二〇〇八年二月十一日、第二回東京講演会DVD、発売開始。予告通り、五月十日、アイクの二月十一日講演DVDが出来上がり、発売が開始された。約七時間、四枚一組、一万二千円プラス送料二百十円(冊子小包)。申し込みは、日本義塾出版部へ。eメール(注文フォーム)、電話、はがきにて。これは、日本語としては、アイクの始めてのDVDである。

 我々は、二〇〇二年四月、東京神田、学士会館で、第一回 アイク東京講演会を開催した(七時間)が、我々の体制が整わず、残念ながら市販のDVDを製作することは出来なかった。つまり、日本語逐語通訳付きのアイクのDVDとしては、今回が最初である。

 西洋欧米では、支配階級にとって、我々一般民衆は「ヒューマン・キャトル」に過ぎない、と言った表現が良く使われる。「ヒューマン・キャトル」とは、日本語では、「人間家畜」、「家畜人間」、「家畜人」を意味する。リンドン・ラルーシュ(EIR)は、デーヴィット・アイクとはまるで正反対の立場に立って居るが、にも拘わらず、彼はニコラス・クザーヌス、ジャンヌ・ダルク以前の西洋で、すべての民衆はヒューマン・キャトル(家畜人)であった、と、述べて居る。家畜人=民衆にとってのご主人さまは、存在形態は異なるけれども要するに、オリガルキー(寡頭権力体制)であると。しかし、ここでの「ご主人さま」とは何者なのか。労働する民衆が、家畜、人間家畜であるとしたら、家畜人のご主人さまの正体は何者なのか。ここでは、三つの可能性があり得る。即ち、

 (1)このご主人さまは家畜人間としての人間でなければ一体、何者か、それは、家畜人にとっての、崇拝の対象としての神である。

 (2)第二の可能性は、悪魔である。サタン、ルシファー、そしてその一味である。この悪魔は、人間ではない。人間ではあり得ない。非人間であり、人間以外の何者かである。

 (3)第三の可能性は、他の星から地球に飛来した異星人である。

 (1)(2)については、周知の通り。ユダヤ教、キリスト教、イスラムの世界である。(3)項。この考え方は二十世紀初頭、米国のジャーナリスト、チャールズ・フォートによって始めて明確なかたちで提出された。しかし、SF小説の世界では、H・G・ウェルズ以後、百余年に亘って、無数の作品によってこの問題が描かれて居る。これを単なる娯楽読みものに過ぎない、などと片付けることはすべきでない。ここでは、ウェルズ、フォート以後のこの百年の経過については省略する。コールマン博士によれば、H・G・ウェルズは、れっきとした、イルミナティ世界権力としての三百人委員会の正式会員である。ウェルズのSF小説は、イルミナティ三百人委員会のアジェンダを、小説のかたちで流布させるべく、公表された、のである。日本人有志は、アイクの世界に入り、アイクの世界により深く踏み込むことによって始めて、西洋の本当の歴史、西洋の秘密にされた歴史を、白日の下にさらけ出すことが可能と成るであろう。二月十一日の講演DVDを通じて、日本の有志にそのための道が今、大きく開かれたのである。(了)

〔案内〕二〇〇八年二月十一日デーヴィット・アイク第二回東京講演会DVD(日本語逐語通訳、七時間、四枚一組)一万二千円 送料 二百十円 (冊子小包)申し込みは、日本義塾出版部へ eメール(注文フォーム)、電話、はがきで


【デーヴィッド・アイク英文週刊ニューズレター「暗黒の目玉をした人間は、何者なのか?」考】
 2418回、2008(平成20)年05月12日

 デーヴィッド・アイク英文週刊ニューズレター、二〇〇八年五月十一日。これは「暗黒の目玉をした人間は、何者なのか?」。この号の日本語版は、間もなく、今週中に、「デーヴィッド・アイク日本版」(davidicke.jp)に公開される予定である。ここでは、その内容に立ち入って説明することはしない。アイクは、一九八九年、英国みどりの党の代表として、英国の「スカイテレビ」に出演した時の奇怪な体験を想起した。彼は、テレビ局のメーキャップ室に案内された。するとそこに、英国のもと首相ヒースが居たと。ところが、そのときのこのヒースもと首相の目は、「まっくろ」だったと言う。そしてヒースの挙動は、きわめて奇妙であったと。ヒースの奇怪な挙動については、アイクは「大いなる秘密」(一九九八年)の中で記述して居る。一九八〇年代からこの「暗黒の目」をした不思議な人間の目撃証人と、その目撃証言が登場した。そして、アイクは、今週、この件の証言の記事を目にしたと言う。

 その種の人間の言動は、人類の現在の公式物理学の枠内では、まったく説明出来ない、と。ここが重要である。二十世紀初頭、米国のジャーナリスト、チャールズ・フォートは、欧米の図書館で、過去二百年分の新聞雑誌記事を調べて、現代人類(西洋人)の物理学の法則では、起こる筈のない現象についての尨大な記事を集大成した。そして彼は、大昔から、地球、そして地球人類が何者かに所有されて居る。との結論を引き出した、とある。これが問題の核心である。アイクは、もちろん、そこに焦点をあてる。つまり、ここでの要点は、現代人類の物理学(一般には、科学、そして天文学、宇宙物理学に至るまで)に対する根底的批判をなし得るかどうか、と言うことである。このことを抜きにして、アイクについて間の抜けた白痴の如きことばを語ることをしてはならない、のである。(了)

【参考文献】 坂元邁著「マイナスの科学」々  「地球維新」 々  「世界維新」 々  「自然科学の世界観を変えろ」。いずれも絶版。コピー本は、日本義塾出版部で取り扱い中。


【「ユースタス・マリンズに対する殺害陰謀(マーダー・コンスピラシー)」考】
 2419回、2008(平成20)年05月13日

 ユースタス・マリンズさんは、一九二二年生れである。今、八十六才、健在である。マリンズさんは、「ユースタス・マリンズに対する殺害陰謀(マーダー・コンスピラシー)」と言う論説(連載第一回)を、最近のアメリカのある雑誌(マガジン)に公表した。この論説は、後日、日本人有志に紹介したい。マリンズさん曰く。「もうすぐ、FRBの解体が始まる」と。そうその通り、筆者(太田)も、しばらく前からそのように見て居り、何回か、色々な機会にそのことを述べて居る。マリンズ著「FRBの秘密」(邦訳は『民間が所有する中央銀行』、面影橋出版、平成七年刊)を熟読すると、米国FRBは、ロスチャイルド家を中核とする国際ユダヤ金融寡頭権力によって創設され、その道具及び武器として利用されたことが分る。この「米国FRBの解体が始まる」、と言う。

 今、米国FRBの解体は、誰によって、実行されるのか。それは、ロスチャイルドを中核とするシティ(ロンドン)の世界帝国によって、決定され、シティー(ロンドン)の世界帝国の指揮下にあるFRBとアメリカ金融界、そしてアメリカ政府によって、実行されるのである。マリンズさんは、今、この問題についての論説を準備中だと言う。つまり、シティ(ロンドン)=三百人委員会にとって、米FRBは役割を終えたのである。それは何を意味するのか。この問題は、五月二十三日(金曜)の日本義塾公開講座で、説明されるであろう。(了)

【案内】

【日本義塾 平成二十年五月公開講座案内】

◎日 時 平成二十年五月二十三日(金)午後六時半~九時(六時開場)
◎会 場 文京シビックセンター 四階シルバーホール(四階B会議室のトナリの部屋)
◎講 師 太田 龍
◎演 題 マリンズ著「FRBの秘密(民間が所有する中央銀行)」についての解説。FRBの歴史、今後の展望。
◎資料代 千円
◎予約申し込みは、eメール、電話、はがきで、日本義塾出版部へ
◎参考文献
 (1)マリンズ著、林伍平訳「民間が所有する中央銀行」面影橋出版、平成七年刊、初版 売り切れ。   
 (2)ザルレンガ著「失われた貨幣の科学」(未邦訳)
 (3)E・C・クヌース著「シティーの帝国」オリジナル翻訳(コピー本、3000円)は、日本義塾出版部で取り扱い中。


【「三極委員会総会」考】
 2420回、2008(平成20)年05月14日

 ◯「アメリカン・フリープレス」二〇〇八年五月十二日号。J・P・タッカー記者。二〇〇八年四月二十五日~二十八日、米国ワシントンDCのホテルで二〇〇八年度、三極委員会の総会が開かれたとある。J・P・タッカーのこの記事は、後日、全文邦訳して、週刊日本新聞に公表したい。その要約は以下の如し。

 (1)三極委は、次期米大統領のなすべきアジェンダを設定した。
 (2)米国政府は、より多くの移民を受け入れよ。
 (3)米国は、国連の活動について、より多くの財政的負担を受け入れよ。
 (4)米国は、中南米からより多くを輸入すべし、以下省略。

 この総会での何人かの重要人物の重要発言内容は、不明である。三極委員会の執行部は、十六名。その中に三人の日本人。
 (1)ヨータロー・コバヤシ(小林陽太郎)アジア太平洋議長
 (2)オガタ・シジューロー(緒方四十郎)アジア太平洋副議長
 (3)タダシ・ヤマモト  (山本正)アジア太平洋ディレクター

 更に、韓国人か、Han Sung-joo (韓昇洲)アジア太平洋副議長。この他に、◇デーヴィッド・ロックフェラーは創設者、名誉議長 ◇トーマス・フォーレイ、北米議長 ◇ピーター・サザーランド、ヨーロッパ議長。この記事には、北米の出席者の名簿は公表されていても、日本の出席者名簿はない。しかし、田中均(タナカ・ヒトシ、もと外務省官僚)は、出席者の一人。「アメリカン・フリープレス」紙は、二〇〇八年度ビルダーバーグ総会が異例にも日本で開催されること、そして、J・P・タッカー記者が、その取材のために日本に旅行すると報じて居る。 そして、タッカーを日本に送るための寄付を募っている。我々、週刊日本新聞は、J・P・タッカー記者のビルダーバーグ年次総会日本取材旅行に協力すると共に、日本人有志にも支援と協力を呼びかける。(了)


【「債務奴隷」考】
 2421回、2008(平成20)年05月15日

「債務奴隷」と言うことば、そしてその現実。西洋では、その歴史はきわめて古い。少なくとも、三、四千年は、遡るであろう。金(又は、その他の資産、資財)を借りて、それを返すことが出来ないものは、その借金のカタとして、奴隷とされる。米国FRB問題の歴史的源泉は、この「債務奴隷制」にあることを、理解しなければならない。マリンズ著「民間が所有する中央銀行」面影橋出版、平成七年刊、品切れ)三百六十二頁から引用する。「彼らの目的は、消滅不可能な債務の創造による世界支配である」、「一九三二年六月十日にマクファデン(米国下院銀行通貨委員会、委員長)は、下院議会で次のように演説した。 「連邦準備銀行が、合衆国の政府機関であると思っている人がいる。これらは、政府機関では、ない。これらはみずからの利益と外国の顧客の利益のために、合衆国の国民を食い物にする私的信用独占企業体である。(米国)連邦準備銀行は外国の中央銀行の代理人である。『これら金融業者たちの目的は、消滅不可能な債務の創造による世界支配である』とヘンリー・フォードは語ってきた。真実は、連邦準備制度理事会と連邦準備銀行を操作する傲慢な信用独占によって連邦準備制度理事会が合衆国政府を強奪してしまった、ということである」。

 「消滅不可能な債務の創造」と言う、ヘンリー・フォードのこのことばは、強烈な戦慄を人々に与えることが出来る。しかし、モノを考えることをしない、考える力を奪はれた普通の人々は、この恐るべきことばも、右から左へ通過して消えるだけであろう。この場合の「債務」は単なる形のある物質的な債務だけではない。目に見えない、精神的な「債務」と言うものも存在する。又は、そのようなものが、でっち上げられた。イルミナティが準備しつつある、「世界国家」、そして「世界通貨」とは何者か? その本質は、グローバルに、全世界に、全人類に対して、「消滅不可能な債務(物質的、精神的)を創造すること」、である。このことを、理解しなければならない、と。この問題についても、五月二十三日(金曜)夜の日本義塾五月公開講座で説明する。(了)

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◎日 時 平成二十年五月二十三日(金)午後六時半~九時(六時開場)
◎会 場 文京シビックセンター 四階シルバーホール(四階B会議室のトナリの部屋)
◎講 師 太田 龍
◎演 題 マリンズ著「FRBの秘密(民間が所有する中央銀行)」についての解説。FRBの歴史、今後の展望。
◎資料代 千円
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◎参考文献
 (1)マリンズ著、林伍平訳「民間が所有する中央銀行」面影橋出版、平成七年刊、初版 売り切れ。
 (2)ザルレンガ著「失われた貨幣の科学」(未邦訳)
 (3)E・C・クヌース著「シティーの帝国」オリジナル翻訳(コピー本、3000円)は、日本義塾出版部で取り扱い中。
 (4)ジョン・コールマン博士、太田龍監訳「凶事の予兆」(成甲書房、在庫なし)


【「イルミナティ絡みの子供失踪事件」考】

 2422回、2008(平成20)年05月16日

 デーヴィッド・アイクニューズレター。二〇〇七年十二月十六日号。これは、イルミナティによる子供たちに対する虐待を問題にした、とりわけ、日本人にとって、重要な記事である。この号は、我々の「アイク日本語版」ウエブサイト davidicke.jp に、邦訳、公開する価値がある。 WHERE HAVE ALL THE CHILDREN GONE …………LONG TIME AGO?  これらの子供たちはみんなどこに行ってしまったのだろう…………彼らが消えてしまってからもうずい分時期が経ってしまったけれど?ここには、行方不明に成った二十一人の子供たちの写真がある。 白人の男の子……白人の女の子…… 黒人の男の子……黒人の女の子……

 ベルギーは、人口一千万人の小国である。しかし、一九九一年から一九九六年までの間にブリュッセルだけで、約千三百人の子供たちが行方不明に成った、と。全世界では、毎年、何百万人が行方不明に成っている!!と。これらの行方不明に成った子供たちは、悪魔主義的儀式に「材料として」使用されると。アイクは、イルミナティを頂点とする子供を虐待する世界的悪魔主義的儀式のネットワークのピラミッドを指している。このピラミッドには、(1)医療(2)宗教組織(3)ビジネスリーダー(4)地域指導員たち(5)メディア(6)政治家たち(7)裁判官たち(8)法律家たち(9)警察界(10)ソーシャル・サービスなどから成る。米国では、毎年、百万人単位で、子供が行方不明に成ると、聞いた。日本人はこうした情報を聞く耳を持たない。従って、日本人は何時までも、西洋の正体、西洋史の本質としての秘密結社が分らない。(了)


【「ブッシュ米大統領のイスラエル国会演説」考】
 2423回、2008(平成20)年05月17日

 五月十五日、ブッシュ米大統領は、イスラエル国会で演説し、イランを強烈に批判した(五月十六日、讀賣新聞)と言う。「週刊日本新聞」534号(20.4.28)は、テックス・マーズのパワー・オブ・プロフェシー」、二〇〇八年四月号の記事を全文翻訳して公表したい。更に、「パワー・オブ・プロフェシー」の二〇〇八年五月号の記事の日本語訳文は「週刊日本新聞」537号(20.5.19)に掲載される。

 テックス・マーズのこの二つの記事の論旨は、ブッシュ米大統領が、二〇〇八年十一月上旬の米国大統領選挙の前に、イランに対する武力攻撃を開始するであろう、と言う方向に収斂して行く。リンドン・ラルーシュ(EIR誌)が、第三次世界大戦は始まっている!!と警告して居ることについては、小紙(週刊日本新聞)は既に何回も述べて居る。ラルーシュは、第三次世界大戦を開始したのは、ブリテン帝国主義である、とする。ここでの「ブリテン」は、コールマン博士の「三百人委員会」、アイクのイルミナティのセンターと、重なるであろう。

 ブッシュは、二〇〇八年一月、イスラエルを訪問し、そして、この五月、再度、イスラエルを訪問した。アメリカの反ユダヤ反イルミナティ反NWO陣営の人々は、ブッシュが、米国大統領の現在の任期が終わる前に、イランに対する戦争を開始するアジェンダを持っている(又は、正確には与えられている)、と見ている。ブッシュ大統領は、この対イラン戦争開始に強硬に反対した米中央軍司令官を、既に解任しより柔順なイエスマンを後任とした。米国の国内はどうなのか。二〇〇六年の中間選挙で、米国人は、民主党に多数を与えて、イラクから米軍を即時撤退させよ、との意思を明示した。しかし、米民主党は裏切った。シオニストユダヤの傀儡、マケインが共和党の次期大統領候補である。

 ロン・ポールは、最近、「革命宣言」(レボリューション・マニフェスト)を出版した。つまり、彼は、「革命」!!を米国民衆に呼びかけて居るのである。ロン・ポールの「革命」の綱領は何か。それは、

 (1)米国建国の精神に復帰せよ。
 (2)海外のすべての米軍を米本土に引き上げる。
 (3)米FRBの現体制を廃止して、米国通貨を米国の国民、議会の管理下に置くべし、と。

 しかし、米国FRBの所有者は誰か、それは、ロスチャイルド=シティ・オブ・ロンドンを中核とするイルミナティ世界権力である。この問題は、五月二十三日の日本義塾公開講座でも解説する。(了)

 【追記】「EIR」二〇〇八年五月十六日号によれば、現在、「ブリテン」は、強力に米国大統領選挙に介入しつつある。その要点は、(1)ヒラリー・クリントンを排除して、(2)オバマを民主党の大統領候補へ、………その背景と目標、……については明日の時事寸評で説明する。

【「ビルダーバーグ陣営のニセ撹乱情報」考】
 2424回、2008(平成20)年05月18日

 最近の「アメリカン・フリープレス」紙の情報によれば、ビルダーバーグ陣営は、本当の年次総会開催の日時と場所を秘匿し、隠蔽するために、幾つもの筋から、虚構の情報を意図的に流して撹乱して居る、と言う。こうしたニセ撹乱情報は、諜報機関の多用する戦術のひとつである。しろうとは、こんな見えすいたデマを真に受けてコロリとだまされ、振り回され、利用される。「アメリカン・フリープレス」紙は、信頼し得る筋の情報によって、今年のビルダーバーグ年次総会は、六月末、日本で開催される、と見て居り、タッカー記者を、日本に送るための協力の呼びかけを公表した。我々は、「アメリカン・フリープレス」紙の呼びかけにこたえ、J.P.タッカー記者の日本取材旅行を歓迎すると共に、日本人有志に対して、支持協力を訴える。連絡は日本義塾出版部へ、eメール(注文フォーム)電話にて。(了)

〔注意〕イルミナティ(ビルダーバーグは、イルミナティの重要な下部機関の一つである)の情報撹乱工作に踊らされ、その手先として利用されぬよう、警告する。


【「ブリテン(イルミナティ)がオバマのバックにあるとの重要情報」考】
 2425回、2008(平成20)年05月18日

 「EIR」、二〇〇八年五月十六日号には、重要な記事が幾つかある。以下に、それらの記事を要約する。

 (1)「英国オランダリベラル金融権力」(と、ラルーシュは言うが、これは、シティー・オブ・ロンドン、イルミナティ、三百人委員会…などと呼ばれるものと重なる)は、彼らの世界金融体制そのものの崩壊が切迫しているので、絶望的に、焦って居る。
 (2)ブリテンは、中東で大動乱を仕掛けつつある、その核心は、米国をしてイランに対する戦争を開始させることである。
 (3)そのためには、ヒラリー・クリントン大統領政権の登場をなんとしても阻止しなければならない。
 (4)ソロス(何十年にも亘る、ロスチャイルド家のエージェント)がそのために動く。
 (5)ソロスは、ブルームバーグもとニューヨーク市長と同盟して、オバマを支援している。二人とも巨大富豪である。
 (6)今、米国民主党大統領指名をめぐって、きわめて重大な、或る種の戦争が展開されて居る。
 (7)五月九日のロンドンタイムスオンラインは、ヒラリーがみじめにたたきのめされているマンガを公表した。
 (8)これは、実によくブリテン(イルミナティ)の意図を示している、と。………

 前出のロンドン・タイムスオンライン五月九日のマンガが、インターネット上で見ることが出来るかどうかは分らない。ブリテン(イルミナティ)が、オバマのバックにあると、これは重要な情報である。つまり、ブリテン(イルミナティ)は、全力を挙げてヒラリーをたたき潰さなければならない、と。ブリテン(イルミナティ)は、そのために、まずオバマをしてヒラリーを打ちのめさせる。八月の民主党大会までに、その決着を付けさせる。それから、オバマに対して大スキャンダルを爆発させ、オバマを処分すると。そして、ブルームバーグを舞台に登場させる計画であるとラルーシュは見る。(了)

【注】「EIR」誌(5/16)は、民主党予備選挙に於て、オバマ勝利の方向に得票の偽装、デッチ上げがなされた、と示唆している。

【参照】ロンドンタイムス、オンラインTIMESONLINE http://www.timesonline.co.uk/tol/comment/cartoon/

◎「EIR」
 Obama’s Backers Make Their Threat by Debra Hanania-Freeman
 http://www.larouchepub.com/eiw/public/2008/2008_20-29/2008-20/pdf/42-45_3520.pdf
 


【「米国FRBの解体」考】
 2426回、2008(平成20)年05月19日

 ユースタス・マリンズがもうすぐ、米国FRBの解体が始まる、と見て居ることについては、当「時事寸評」(20.5.13)で紹介した。FRBとはそもそも何者か。FRBの解体とは何を意味するのか。これから世界(の通貨、金融)は、どうなるのか。今の日本人には、皆目、なんにも分らない。

 日本民族有志は、今、ジョン・コールマン博士の、二つのモノグラフ、「キャッシュレスがもたらす奴隷社会」 「IT革命の未来はエレクトロニクス強制収容所」この二つの文章を一語一語、一行一行、一頁一頁、きわめて真剣に研究しなければならない。この二つのモノグラフは、「300人委員会、凶事の予兆」(ジョン・コールマン著、太田龍監訳 『300人委員会、凶事の予兆』日本語訳、2000年7月、在庫なし)の第六章、第七章に収録されてある。前出書、三百三十六頁以下。ここに、壊滅的な金融危機が世界を襲うときの経済政策として、「三百人委員会の経済専門家」が、英国議会とエリザベス女王に提出した覚書が引用されて居る。ここで言はれて居ることの要旨は、以下の如くである。

 (1)通貨危機、世界経済の緊急崩壊が、起こるとき、現金社会は終わりとなる。
 (2)世界的管理体制は、各国に一定のクレジットを与える。
 (3)各国は、一人一人の人民に一定額のクレジットを割り当てる。
 (4)このクレジットシステムは、現金なし社会へと導いて行く。
 (5)個人の現金所持は認められない。
 (6)かくして、世界国家が出現する。

 なんだこれは!!と、反応するひとは、ましである。こんな話を聞かされた人の殆んど全員が、それをまるで意味の通じない、チンプンカンプン、としか受け取らないであろう。五月二十三日(金曜)夜の日本義塾公開講座では、この問題についても解説する。(了)

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 (1)マリンズ著、林伍平訳「民間が所有する中央銀行」面影橋出版、平成七年刊、初版 売り切れ。
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 (3)E・C・クヌース著「シティーの帝国」オリジナル翻訳(コピー本、3000円)は、日本義塾出版部で取り扱い中。
 (4)ジョン・コールマン博士、太田龍監訳    「凶事の予兆」(成甲書房、在庫なし)


【「イルミナティによる尨大な数の子供たちの誘拐、虐待、殺害についての記事」考】
 2427回、2008(平成20)年05月20日

 二〇〇八年二月十一日、デーヴィッド・アイク第二回東京講演会DVD(約七時間、四枚組、一セット一万二千円プラス送料)を予約された皆さんへの発送は五月十九日までに完了した。五月二十日以降の申し込みについては、折り返し発送可能である。到着後、不具合があった場合は、すぐに対応する体制が準備されているので、その場合はご連絡下さい。

 当「時事寸評」(20.5.16)で、英文アイクニューズレター二〇〇七年十二月十六日号、イルミナティによる尨大な数の子供たちの誘拐、虐待、殺害についての記事を紹介した。この記事の日本語訳は、五月二十日、「アイク日本語版」ウェブサイトに公開されて居る。この記事には、行方不明になった三十五人の子供たちの写真がある(二十一人は誤まり)。この、子供誘拐は米国に於て、もっとも深刻であるだろう。誘拐され、行方不明に成った子供たちの運命は。これは、殆んどすべての日本人にとって、しばらく前までは、想像を 絶する異常なごくまれな事件であった。

 しかし、今や、そんなことは言って居られない。「三〇〇人委員会の支配基盤はオカルティズムとマインドコントロールである」(コールマン著、太田龍監訳、『凶事の予兆』、二百八十四頁、成甲書房)と、コールマン博士は言う。三百人委員会は、何百何千何万と言う関連フロント機関を動かして居るが、その中の、文字通り、中枢は、タヴィストック研究所である。コールマン博士によれば、一九九〇年代、三百人委員会はアメリカ工作はほぼ完成した、と。これから日本工作を重点の一つとする、ことを決定した。と、述べて居る。

 タヴィストック研究所の対日工作は、どのようにして展開されているであろうか。その工作対象のもっとも重要なものの一つは、ソニーと任天堂、である。つまり、コンピューターゲーム、の世界である。これらのゲームの世界はイルミナティのサタニズムイデオロギーに充ち満ちて居るであろう。こうして今や、日本の子供立ちの世界から、若者たちの世界に至るまで、タヴィストックの猛襲にさらされていることに気付かなければならない!!異常な事件が、次第に普遍化して来る。この情況に適切に対処するために日本人有志は、 アイクの世界に深く、入り込まなければならない!!のである。そのためには、活字メディアのみならず、DVDのように映像メディアへのアプローチが必須である。今回、製作し得たアイクの第二回東京講演会のDVDは貴重である。(了)

【案内】デーヴィッド・アイク第二回東京講演会DVD(約七時間、四枚組、一セット)一万二千円プラス送料(ゆうメール二百十円)お申し込みは、日本義塾出版部へ。電話、はがき、eメール(注文フォーム)。


【デービッド・ラスコフ「世界を動かすスーパークラス」考】

 2428回、2008(平成20)年05月21日

 「ニューズウィーク日本語」(2008年5月28日号。38頁~43頁。5月21日発売)) 「世界を動かす『スーパークラス』」、デービッド・ラスコフ。DAVID ROTHKUPF、これは、ラスコフと表記してある。当「時事寸評」(20.5.4)で、アイクの英文ニューズレター(2008.5.4)、D・J・Rothkupfの新刊「スーパークラス」についての批評(酷評)を紹介。また、前出アイクの英文ニューズレターの日本語訳文は、5月6日付で、アイク日本語版ウェブサイト davidicke.jp に公開した。更に「時事寸評」(20.5.6)に、更に、これについて論評した。この、「スーパークラス」の英文原著(5月1日刊)は、今、日本でも購入可能である。四百頁弱のこの英語の本の内容は、本当に「スカスカ」だ。

 アイクは、この本の著者、デービッド・ラスコフ(D.ROTHKUPF-ニューズウィーク日本版に敬意を表してラスコフ、と表記する)を、ドラゴンに奉仕する、一匹のねずみ、と表現したが、これは適切であろう。「世界を動かす約六千人のスーパークラス」、とラスコフは言うが、そのリストはこの本には表示されていない。巻末の索引を見ると、「ロスチャイルド」については一件のみ。「ロスチャイルド・ファミリー」。これを見ると、ロスチャイルド家は、十九世紀の遺物といった風に描かれている!!「ビルダーバーグ」と「三極委員会」これについては、時代遅れの老人(ジジイ、おいぼれ……)の退屈な集まり、と言った具合である。「イルミナティ」は存在しない!!フリーメーソンについてほんの少々。「シオン長老の議定書」は、フィクション、作り話、として出て来る。◯華々しく持ち上げられるのは、ダボス会議であり、そして、グローバル超エリートの代表格として脚光を浴びるのは、2003年、42才で、ニューヨーク連銀総裁に任命された、ティモシー・ガイトナー、である。ガイトナーは、クリントン政権期、財務省に居てルービン(財務長官)のプロテジェ(お気に入り)。であると。(百七十三、四頁)。米連邦準備制度全体の中で、ニューヨーク連銀が中枢であり、従って、「ニューヨーク連銀総裁」こそFRB全構造の中心人物である、ということについては、マリンズ著「民間が所有する中央銀行」参照。(了)

 【ビルダーバーグ情報】

 ◎アメリカンフリープレス、タッカー記者のコメントを引用する。
 http://www.americanfreepress.net/  

 JIM TUCKER’S BILDERBERG ITINERARY:

Bilderberg meet at the luxurious Westfields Marriott resort from Thursday, June 5, to Sunday, June 8, at Chantilly, Va., near Washington’s Dulles International Airport.

The address: Westfields Marriott, 14750 Conference Center Drive, Chantilly, Va. 20151. Phone: 703-818-0300

On Wednesday, June 4, I will check into the Hilton in Herndon, Va., the closest and cheapest motel ($270+ tax daily). The address: 13869 Park Center Road, Herndon, Va. 20171. Phone: 703-478-2900

While I have a lot of help from both journalists and broadcasters in Europe few, if any, will be in Chantilly because of their budget limitations. (They lack the dedicated readers who help finance these missions.)

You can be sure that Donald Graham and Jimmy Lee Hoagland, chairman and associate editor of The Washington Post, respectfully, will attend as usual. The New York Times, Los Angeles Times, The Financial Times and executives of the broadcast networks have also attended, among other journalistic whores, on their solemn promises of absolute secrecy. But you will read and hear nothing of this secret meeting of international financiers and political leaders.

Join us. You will help and you will have fun.

Cordially, Jim Tucker


【「ビルダーバーグ」考】
 2429回、2008(平成20)年05月22日

 「アメリカン・フリープレス」紙は、2008年5月21日、ジム・タッカー記者の、以下の論旨の文章を公表した。ビルダーバーグは、六月五日[木曜日]から六月八日[日曜日]までワシントンDC、ダレス空港近くの、バージニア州シャンティリー・ウエストフィールド・マリオット・リゾートで開催される。その住所は、 Westfields Marriott, 14750 Conference Center Drive, Chantilly, Va. 20151.  タッカー記者は、六月四日、この会場の近くのモーテルにチェックインする。私(タッカー記者)は、このビルダーバーグ取材について、大量のヨーロッパ在住のジャーナリスト、テレビキャスターからの援助を得た。しかし、今回、ビルダーバーグの会場のシャンティリーまで足を運ぶのは極少数であろう。………ワシントンポスト紙の会長ドナルド・グラハム、そしてその副編集長ジミー・リー・ホーグランドが、今度もビルダーバーグに出席することは確実であるだろう。ニューヨーク・タイムス、ロスアンゼルス・タイムス、フィナンシャル・タイムス、テレビ放送ネットワークの役員たちもまた出席する。しかし、これらのマスコミは、この秘密会議について、完全な沈黙を守るであろう、………と。

 五月上旬、タッカー記者は、二〇〇八年のビルダーバーグ年次総会は、日本の北海道で開催される、との情報を得た。そしてその後、アメリカン・フリープレス紙は、タッカー記者を日本に送るための協力要請を公表した。我々も、アメリカン・フリープレス紙の要請に基いて、その要請を公開している。しかし、五月二十一日のアメリカン・フリー・プレス紙、そしてタッカー記者は、前出の如く、六月五日から八日まで、米国ワシントンDCダラス空港近くの会場で開催される、との確定情報を得て、公表した。北海道でのタッカー記者取材旅行への協力を申し出て頂いた有志に感謝すると共に、以上の情況の推移と変化の了承をお願いする。我々は、タッカー記者の英文著作「ビルダーバーグ取材日記」(二〇〇五年)の日本語版権を著者から取得して居り、日本語翻訳準備が進行中であるので、鋭意、日本語版著作に努力したい。(了)

【注】タッカー記者は、2、3年前のビルダーバーグ総会で、石油は一バレル百五十ドルに成る、と、キッシンジャーが発言したと報じていた。今、石油は、百三十ドルを突破している。


【「進藤義晴先生の著作、講義録一覧」考】
 2430回、2008(平成20)年05月23日

 「週刊日本新聞」537号(20.5.19)に「進藤義晴先生の著作、講義録一覧」をまとめて、掲載した。ここには、5月12日現在までにもとめることの出来た、進藤先生関係のすべてが、収集されて居る。これをもとに、もう少し新しい記述を加えて、六月二十七日の日本義塾六月公開講座までに、十頁程度の進藤先生関係の小冊子の試作品を編集して見たい。進藤式冷え取りを実行するためには、或る程度のくつ下、下着、その他の材料、グッズが必要不可欠である。こうしたグッズは、進藤先生指導下の以下の二つ会で取り扱って居る。

 (1)宿り木の会
    郵便番号;487-0035
    愛知県春日井市藤山台10,6,8
    TEL:0568-92-3517
    FAX:0568-94-0145

 (2)ファイブ・そっくす
    郵便番号;487-0023
    愛知県春日井市不二が丘1,150
    TEL:0568-51-7254
    FAX:0568-52-3054

 進藤先生の市販の著作は農文協(一冊)、海竜社(三冊)から出て居り、これは容易に書店から入手可能であろう。進藤先生の講演録(二十七冊~三十冊)は、ごく限られたルートでしか入手出来ない。いずれも、日本義塾出版部で取り扱って居る。講演は、一九九〇年から二〇〇四年まで、但し、「神霊医療」は、一九九九年一月発行「麻の葉の会刊」は、もともと、一九八七年になされた講演の記録であるが、その時点では、全く、理解されず、その後、長い間眠っていた、と言う。十年以上経過して、いくらか、分る人も出てきたので、一九九九年発行したとある。初版のままであったところ、最近在庫切れと成り、再版準備中で五月二十六日に、出来上がる、とのことである。五月二十七日以降、日本義塾出版部で取り扱い予定である。

 進藤先生の医学の真髄は、神霊医療である。この次元が分らないと、進藤理論、学説には無縁であるだろう。今のところ、この神霊医療についての進藤先生の著作は以下の三冊である。
 (1)「神霊医療」、一〇〇〇円(麻の葉の会、一九九九年)
 (2)「宇宙の根本法則―波動」、七〇〇円(麻の葉の会、一九九六年)
 (3)「スサノオ文書」、五〇〇円(麻の葉の会、二〇〇一年)

 このうち「神霊医療」は、在庫切れのところ、再版予定五月二十七日以降、日本義塾出版部で取り扱う。

 この場合、霊には、本モノの、真の神霊と、邪悪な、悪霊と、この二つがあると言う。「病氣」、と言う。「氣」が「病む」のである。「氣」とは何なのか。「氣」と「血」は、東洋医学(漢方医学)の根幹的概念であるが、唯物的西洋医学には、無縁である。進藤先生のよれば、西洋医学は下の下、医学の内でない邪道、野蛮人のデタラメニセ医学、とする。(了)

 【案内】 日本義塾 平成二十年六月公開講座案内

◎日 時 平成二十年六月二七日(金)午後六時半~九時(六時開場)
◎会 場 文京シビックセンター 四階シルバーホール(四階B会議室のトナリの部屋)
◎講 師 太田 龍
◎演 題 進藤義晴先生の解説と論評(仮題)
◎資料代 千円
◎予約申し込みは、eメール、電話、はがきで、日本義塾出版部へ

 【ビルダーバーグ情報 続報】

BILDERBERG RUSE EXPOSED
http://www.americanfreepress.net/


PERSONAL FROM THE EDITOR

BILDERBERG’S ATTEMPT TO FOOL the public into believing it had already met in Greece has been exposed.

We now believe Bilderberg will meet from Thursday, June 5 to Sunday, June 8 in Chantilly, Va., near Washington’s Dulles International Airport. The precise scene of the crime is the Westfields Marriott, 14750 Conference Center Drive, Chantilly, Va. 20151. 703-818-0300.

This paperboy will arrive Wednesday, June 4, checking into the Hilton in nearby Herndon, Va., Address: 13869 Park Center Road, Herndon, Va. 20171. 703-818-2900.

I belabor these details in the hope that you can help me by joining protesters at the gates. You will find it fun.

In Europe, I have a lot of help from numerous journalists and broadcasters who also pursue Bilderberg. European papers are much more free to report the facts about these schemers than the “free press” in the United States. But, because of the costs, it is unlikely any of them will come here.

So, as Uncle Sam would say, I need you. You will read nothing about this secret meeting of international banksters, superfraudsters and political fourflushers in The Washington Post, New York Times, Los Angeles Times etc. All the gang members attend on a solemn oath of secrecy.

As usual, finding Bilderberg’s meeting site was difficult and its staff was composed of Artful Dodgers. Some Internet postings had Bilderberg meeting May 8-11 in Vougliameni, a suburb of Athens, Greece, where they met in 1993. But, before rushing to the airport, I checked on three Bilderberg regulars and found they would all be in Washington that weekend.

Some of my European colleagues think Bilderberg was behind the posting. If so, the diversion almost worked.

But a reader who has much more computer knowledge than I do was able to crack into the in-house computer of the Dutch Embassy where the staff was told that the prime minister would attend Bilderberg at Chantilly. The embassy confirmed the information. It was independently confirmed by a Bilderberg insider who has helped me nail them for 20 years.

I hope you can join me.

James P. Tucker Jr.Editor


【「苫米地英人」考】
 2431回、2008(平成20)年05月24日

 「週刊日本新聞」の読者から「苫米地英人」、その著作「洗脳支配」とは何者か? との質問を二十日ほど前に受けた。そこで、「週刊日本新聞」536号(20.5.12)、「宇宙戦略放送」(1912号)で、その質問に簡単にお答えした。苫米地英人(とまべちひでと、1959年生まれ)、とあるから今、四十九才か。この人の、色々な場所で公開されている経歴によれば、◇祖父は、衆院議員、参院議員。◇父は、和光証券会長。◇叔父は、三菱の相談役。◇米国マサチューセッツ(工科?)大学。◇そのあと上智大学卒業(一九八三年)。◇同年、三菱地所へ入社。◇一九八五年、フルブライト留学生として、イエール大学の大学院に入学。◇その後、コンピューター科学の分野で、世界最高峰と言はれるカーネギーメロン大学、大学院に転入。博士号取得。◇帰国後、徳島大学助教授。◇ジャストシステム基礎研究所所長。………◇全日本気功師会名誉校長………◇帰国後、三菱地所の財務担当者としても活躍。一九八九年のロックフェラーセンター買収にも中心メンバーの一人として関った。◇買収後、数年間、デビッド・ロックフェラー氏が会長を務めるロックフェラーグループ社の全取締役会にも出席。デビッド・ロックフェラー氏の邸宅に招待されたときには運転席にデビッド・ロックフェラー氏、助手席に高木丈太郎三菱地所社長が座り、後部座席には、通訳をしなければならないので、苫米地英人が座った。デビッド・ロックフェラー氏に運転手をさせて後部座席に座ったことがあるのは、恐らく世界中でも苫米地英人ただ一人だろう。………などなど。………以下このひとの経歴は、省略する。

 しかし、これだけでもこの人物が、れっきとした、イルミナティサタニスト世界権力のインサイダー。であることは明々白々。と言はなければならない。前出、五月はじめの読者の質問を受けるまで、筆者はこの人物(苫米地英人)については、何も知らないにひとしく、完全に無縁であった。このひとの著作は、一冊も目にしたことはなかった。筆者が始めてまともに読んだ、「洗脳支配」(ビジネス社2008年三月)、この本には、 私は「奴隷の解放」をひとつのテーマにして、これまで多くの活動をしてきました(3頁)。などと書いてある。これは、奇怪な話ではないか。筆者が、このひとの正体について推理すると、彼には、タヴィストック研究所の匂いがする。彼には、何らかのかたちで、タヴィストックのヒモが付けられている。となるであろう。

 ジョン・コールマン博士によれば、タヴィストック研究所は、イルミナティサタニスト世界権力の総本山、三百人委員会の文字通りの中枢。参謀本部にひとしい。今、筆者は、苫米地英人!! これはかなりの大物だ!!これは日本民族にとって、ひょっとしたら、きわめて危険な猛毒を有する敵だ!!これは真剣に検証、プロファイリングしなければならない!!か。と感じ始めている。更に、検討を続けたい。(了)

【参考文献】ジョン・コールマン博士著、太田龍監訳「タヴィストック洗脳研究所」(成甲書房)


【「万類共尊」考】
 2432回、2008(平成20)年05月25日

 ユダヤ、フリーメーソン、イルミナティ、NWO、………の陰謀。について、研究し、何らかの知識を得た現代日本人。こうした現代日本人は、十中八、九、ワキ道に外れて行く。本筋に突き進むことが出来ない。それは何故なのか。そのことを、真剣に考える必要があるだろう。知れば知るほど強大なイルミナティ。それに対して、孤独で微力でしかないこの自分、と。この状況で、何をすれば良いのか? と。筆者は、次のように解答を出し、そしてそれを実践した。
 (1)辺境最深部に向って、ただ一人退却すべし(一九七一年)
 (2)家畜制度を全廃すべし(一九八一~八四年)
 (3)「たべもの学」を入り口とする、万類共尊を原理とする天寿学文明の構築へ。

 「万類共尊」と言う。筆者は、三月上旬、進藤義晴医師(大正十二年~)を発見した。すると筆者は、進藤医師の歩みが、筆者の歩みと酷似して居ることに気付いた。しかし、それだけでない。或る方向、或る領域、或る意味では、筆者の歩みをはるかに遠く越えて、すすんで居ることをも、筆者は発見した。進藤医師曰く。全人類が、病気であり、病んでいる、と。この病気を治す方法は何か?医師の本当の使命は、病める全人類の病気を治すことである、と。これは、無責任な放言でもないし、ホラでもないし、空文句でもないと言うことを、筆者は、三月上旬進藤医師の著作、講演録を読み始めて、ただちに了解した。そして、このような進藤医師の根本思想は、「万類共尊」だったのである。進藤医師は、「万類共尊」と言うことばは用いてはおられない。しかし、事実上、それと重なっている。この方向にすすむために、一人一人、何をなすべきか、各人が、自然治癒力を回復すべし、と。自然治癒力の回復のためになにをなすべきか。からだの冷えとりと、心の冷えとリ、であると。その方法は、進藤義晴著(農文協一冊、海竜社三冊)、そして進藤義晴講演録(二十七冊ないし、三十冊)。

 ここに明確に示されていた。自然治癒力とは何か。そしてその正体、その本質は何か。それは、人間に於ける生命創造エネルギーの発露、である。と、筆者は定義する。筆者の言っていることと進藤先生の言っていることは、百パーセント、なにからなにまで同じではない。進藤先生曰く。大宇宙に、完全なものはなにもない。大自然は未完成であり、進化の途上にある、と。この思想は、縄文日本人の根本的信念であった。と、筆者は述べて来た。進藤先生には、今のところ、ユダヤイルミナティのコンスピラシー、の問題を、視野に入れて居られない、と言う限界がある。しかし、進藤先生の方向性は正しい。六月二十七日、日本義塾公開講座に於て、進藤理論と進藤思想を出来る限り全面的体系的に解説することにしたい。(了)

 【案内】

【日本義塾 平成二十年六月公開講座案内】

◎日 時 平成二十年六月二七日(金)午後六時半~九時(六時開場)
◎会 場 文京シビックセンター 四階シルバーホール(四階B会議室のトナリの部屋)
◎講 師 太田 龍
◎演 題 進藤義晴先生の解説と論評(仮題)
◎資料代 千円
◎予約申し込みは、eメール、電話、はがきで、日本義塾出版部へ


【「オバマ ― ダミー、ブレジンスキー ― 腹話術師」考】
 2433回、2008(平成20)年05月26日

 レンズコム、2008年5月19日 http://www.rense.com/general82/obm.htm  ウェブスター・G・タープレイ

◯ オ バ マ   ― ダミー
  ブレジンスキー ― 腹話術師

 この記事は、オバマには、ブレジンスキーと言う腹話術師(Ventriloquist)が付いている。オバマは、腹話術師ブレジンスキーのダミーである。と述べる。この論文の著者、W・G・タープレイは、リンドン・ラルーシュ(EIR誌)系の歴史家である。タープレイは、「オバマ、ポストモダン・クーデター―マンチュリアン・キャンディデートの製造」と言う著作を出版した。「マンチュリアン・キャンディデート」は、CIA、イルミナティ陣営によって、心理操作され、ロボット人間化された存在、のこと。 「(米国)大統領候補者、バラク・オバマは、ブレジンスキーと、デーヴィッド・ロックフェラーによって創設された三極委員会の同僚たちに完全に所有された傀儡である」と言う。これは、きわめて重要な論文であって、近い将来、より詳しい紹介と解説がなされるべきであろう。

 タープレイは、「ワシントン・ポスト」紙、2007年3月14日付、デーヴィッド・イグナチウス「次期大統領のための宣言」、この記事に焦点をあてる。更に、ロンドン・エコノミスト Economist.com の2007年3月14日、「バラク・オバマの新しい頭脳」(これは、ブレジンスキーのこと)レジンスキー自身の著書「セカンド・チャンス」(2007年)こそ、オバマが米大統領に選出された場合の政治綱領となるべきもの、と。タープレイの説は概ね正しい。この問題は、後日、更に、検証して行く。(了)

【注】週刊「EIR」には、W・G・タープレイのこの論説の趣旨が、この一、二年、何十回となく色々なかたちで展開されている。


【ジョン・コールマン著「300人委員会、凶事の予兆」の「第五章 タヴィストック研究所、世界を操る最重要組織中枢」考】
 2434回、2008(平成20)年05月27日

 ジョン・コールマン博士著、太田龍監訳、「300人委員会、凶事の予兆」(成甲書房、2000年刊、在庫なし)「第五章 タヴィストック研究所、世界を操る最重要組織中枢」二九二頁以下、 「音楽、エンターテインメント企業はインディーズまでが握られている」。ここのところは、今日本人にとってとてつもなく重要である。『タヴィストックは、「ニュース」「音楽」「テレビ」「エンターテインメント」のビジネスをがっちりとおさえ、米国で私たちが見聞きするものをコントロールしているのだ。これでもまだ米国は「自由な国」だと信じるなら、あなたは、何も聞いてなかったことになる。これらすべての裏には、タヴィストック研究所が作ったプログラムがある。………』(二九九頁)。

 ここで、アメリカについて言はれていることは、今や、その何倍もの強度で日本に対して、そのまま適用され得る。「家畜人ヤプー」(沼正三)は、悪い冗談ではないのだ。林秀彦氏は、日本人はこうして奴隷となった。と言うテーマを追及した。しかし、今や日本人は、「奴隷」でさえない。「奴隷」よりも更に深刻に腐り果てた「家畜人ヤプーの群れ」である。つまり、日本人は、どのようにして日本人から、家畜人ヤプーへと変化したのか、それが本当に問はれるべき問題なのである。どのようにして。日本の神々は、二度殺された。これを、日本の「神とホトケ」「神仏」としても良いであろう。日本の神仏は二度殺された。日本は二度神殺しをした。西洋の神殺しは一度であるから、日本は、西洋よりもより根源的に神殺しをした。と、梅原猛氏は述べた。この梅原説は、表層的に見れば、いかにも尤もらしく、気の利いた風なせりふに聞こえる。しかし、この梅原説は、犯罪的ペテンにあるに過ぎない。

 筆者は、二年前から、「日本の神々は二度殺された」(仮題)と言ふ原稿を書き続けているが未完である。しかし、最近、考えを変えて約半分弱か三分の一くらい、現時点で書き終えているところまで、未完のまま、とりあえず、コピー本を作って、有志に頒布することとした。二度殺された、とは、一度目は、幕末明治維新、二度目は、敗戦後、を意味する。ひょっとしたら、日本の神々(神仏)に対する、今、三回目の神殺し、神仏殺し、その死刑執行がなされつつあると、言うべきかも知れない。神々が殺されるとは人間の魂が殺されることである。魂を殺された人間(現代日本人)は、もはや、人間でもなく、奴隷でもない。それは家畜人以外の何者でもない、だろう。(了)

 【案内】太田龍著「日本の神々は二度殺された」(仮題)上巻。コピー本、平成二十年六月下旬刊行予定、予約申し込みは、日本義塾出版部へ。頒価 二千円。


【「鹿島曻本取り扱いの八幡書店」考】
 2435回、2008(平成20)年05月28日

 五月二十六日、有志から「八幡書店」の文書のコピーが送られて来た。以下にその一部を引用する。

 今月のイチ押し書籍(鹿島昇特集)

  異端の歴史家、故鹿島曻の本が入荷しました。鹿島氏の死去とともに版元の新国民社はクローズ状態になり、流通も途絶しています。弊社はたまたま鹿島ファンの某氏のところにデッド・ストック状態になっていたものをごく小部数ですが、確保しました。いずれも入手不可能な絶版稀少本で、某サイトでは定価の3倍から10倍で売買されているものばかりです。弊社もそちらで販売したほうが利益は大きいのですが、会員の皆様のために良心的価格にてご奉仕させて頂く次第です。なお、投機目的での買占めを防ぐため、お一人様一冊に限定させて頂きますのでご了承下さい。 〈明治天皇=大室寅之祐〉論の原点! 20冊限定 「裏切られた三人の天皇 増補版 明治維新の謎」。この本の他に「明治維新の生贄」他四冊。

 ここに記述されている文章は、平成十九年十月以来、新国民出版社の公式の代表をして居る筆者(太田)として、放置出来ない部分を含んでいるので、以下に、新国民出版社の見解を公示する。

  (1)「鹿島氏の死去とともに版元の新国民社はクローズ状態になり、流通も途絶しています」とある。
  (2)これは事実ではない。
  (3)鹿島昇さんの逝去の約半年前、平成十二年秋、鹿島さんは新国民社の一切の在庫本をなどを、「新国民出版社」に譲渡し、
  (4)新国民出版社の代表取締役は鹿島さんの夫人、鹿島栄さんの実弟、原田哲氏である。
  (5)その後、平成十九年前半まで、新国民出版社は旧新国民社の本の在庫を取次からの注文に応じて配本しており、従って、流通は継続していた。
  (6)平成十九年七月末、新国民出版社の代表取締役原田哲氏は、筆者(太田)に、代表取締役の職務を委任した。
  (7)平成十九年七月末、新国民出版社は、鹿島昇著「裏切られた三人の天皇(増補版)」第三版を再版発行した。
  (8)これは、新国民出版社の最初の出版であるが、更にこのあと鹿島昇さんの一連の著作の再版発行の意思を持っている。
  (9)「裏切られた三人の天皇(増補版)」は、通信販売、一部書店、東販などを通じて流通して居る。
 (10)平成十九年十月、正式に、筆者(太田)は、新国民出版社の代表取締役に選任され、新しい定款も登記されている。

 以上の内容について、筆者(太田)は、昨五月二十七日、八幡書店に電話して、新国民社の在庫などは、既に平成十二年秋新国民出版社に移行して居ること、そして、平成十九年七月に、「裏切られた三人の天皇(増補版)」については、その第三版が新国民出版社から出版され、東販とは正式に取引きを開始している。その旨、八幡書店に公示するよう要求した。新国民出版社は、この問題については今後、一切の権利を留保すると共に、問題解決の努力もして行く。以上。

  平成二十年五月二十八日記

  新国民出版社
  112-0001
  東京都文京区白山5-35-12
  電話;03(3813)7825
 
 【案内】 鹿島曻著「裏切られた三人の天皇(増補版)」(新国民出版社版、第三版)購入の三つの方法。(1)一版書店購入の場合には書店に、東販を通じてご注文くださること。(2)神田神保町、書泉グランデ四階には、常備しております。(3)通信販売の場合は、日本義塾出版部に 電話、はがき、eメール(注文フォーム)で申し込んで下さい。


【「ジョン・コールマン博士の警告」考】

 2436回、2008(平成20)年05月29日

 「この二〇〇八年、三〇〇人委員会は日本破壊計画の最終段階を迎えている。だが、残念ながら、日本にはプーチン大統領のような英明で勇気のある指導者は存在しない。」(成甲書房より、七月はじめ刊行予定、ジョン・コールマン博士著、太田 龍監訳「新版300人委員会」上巻『日本版への序文』より)。

 コールマン博士のここでの日本に対する警告は、その通り。コールマン博士は、一九九〇年代から、同博士の著作の日本語版への序文の中で、継続的に同種の警告を日本民族に対して、発信し続けて来た。ユースタス・マリンズも 「衝撃のユダヤ5000年の秘密」(日本文芸社、絶版) 「世界権力構造の秘密」(成甲書房、上下巻) 「民間が所有する中央銀行」(面影橋出版、在庫切れ)。この三冊の日本語版への序文の中で、ほぼ、同趣旨の警告をして居る。

 「二〇〇八年、300人委員会の日本破壊計画の最終段階」とある。まさしく、この通り。ここで、コールマン博士が、「三〇〇人委員会の日本破壊計画の最終段階」と名付けているところのものは、筆者が、十年以上前から 「ユダヤイルミナティの対日侵略戦争の第五波」として居るものと、ほぼ全く同一であるだろう。この第五波は、ユダヤイルミナティによる日本の本丸の占領として位置付けることが出来る。

 「日本の本丸の占領」とは何か?この「第五波」は、一九九八年から開始されたと、筆者は見ている。しかし、そもそも、日本の「本丸」とは何か。そこには、誰が居るのか。イルミナティ世界権力が日本に埋め込んだ有力なエージェントと、推定され得る、苫米地英人(とまべちひでと)。このひとの近著「洗脳支配」の二百三十頁を開く。「このままいけば、日本のIMF管理は五年以内に実現するでしょう……」とある。既に、十年も前に、きわめてあやしげな、日本崩壊(日本壊滅)のシナリオを描いた著作(上下二巻)が出版されているが、これも、IMFが日本占領軍として出現するところで終わっていた。

 一九九〇年代半ば、中国の李鵬首相(当時)が、オーストラリア訪問中、二十年以内に、日本と言う国家は消滅しているであろう、と発言したと言う。一九九〇年代半ばから、二十年以内とは、概ね、二〇一五年頃。又は、二〇一〇年代の半ば頃。イルミナティのエージェントのように見える、苫米地英人氏の前出著作に五年以内の日本のIMF管理とは、二〇一三年である。これは、コールマン博士が、三〇〇人委員会の日本破壊計画の最終段階、と言う展望と、ほぼ、符合するであろう。今や、日本の本丸に、敵(イルミナティ、三百人委員会)の軍隊が充満して居る、のである。

 この苦い、現実………普通人は、とても直視することの出来ない悲惨で残酷な現実を直視し得るためには並外れた勇気、そして、知力と胆力、そして非常に高い次元の霊的能力が要求されるであろう。そのような精神力は、どのようにして、養うことが出来るのか。それが問題である。(了)

 【案内】近刊予告。七月はじめ成甲書房より刊行予定 ジョン・コールマン博士著、太田龍監訳「新版300人委員会」 上下二巻 約七百二十頁 定価 各千八百円プラス税 上下セット合計三千六百円プラス税成甲書房刊 日本義塾出版部でも予約受付中。


【「年間3万人も自殺」考】
 2437回、2008(平成20)年05月30日

 苫米地英人著「洗脳支配」百七十二頁以下を読む。そこに記述されていることを以下の如く要約する。

 (1)今、日本では、年間3万人も自殺している。これは異常事態だ、と大方の反応。
 (2)しかし、私(苫米地)は、「よく3万人で収まって居るな」。
 (3)日本人が、いま、日本人の置かれている現実を知ったとすれば、一億人がみな絶望する。
 (4)もし全員が、真実に気付いたとすれば、何十万人何百万人と、自殺者が出てもおかしくはない。

 ちなみに、数日前の新聞に、現代日本人の成人(おとな)の、二~三割は、真剣に自殺を考えたことがある。との記事が出て居た。孝明天皇弑逆事件以後、日本は、そっくり、まるごと、イルミナティサタニスト世界権力の檻の中の囚人として監禁された。この枠組みの中で、日本は、二つのアジェンダを順次イルミナティによって設定された。
◯第一は、「軍国主義」のアジェンダである。そして、この「軍国主義時代」の終末は、「一億玉砕!!」のイデオロギーである。敗戦後、イルミナティは、日本に「産国主義(産業国家主義)」のアジェンダを与えた。そして今、この「産国主義時代」の終末ともに、またしても、日本人は、自殺、自滅の潮流へと、イルミナティによって、誘導されつつある。このように、大局を明確に見ることが必要とされるであろう。イルミナティが仕掛けた孝明天皇弑逆事件の大成功によって、日本は、殺された。そのことを、筆者は、日本史上始めて四冊の著作によって論証した。即ち、

 (1)「ユダヤの日本侵略450年の秘密」(日本文芸社、絶版)
 (2)「ユダヤの日本占領計画」(荒地出版、絶版)
 (3)「天皇破壊史」(成甲書房)
 (4)「長州の天皇征伐」(成甲書房)

 そのあとの「日本」と称する国家は、ニセモノであり、明治天皇以後の歴代天皇もまた、当然のことながらニセモノである。このニセモノ日本は、自分のアタマ、自分の心を持たない、西洋イルミナティサタニスト世界権力の傀儡である。西洋イルミナティは、このニセモノ日本を、最初は、軍国主義のイデオロギーによって自滅に誘導し、その次に産国主義によって、またも、自滅へと誘導しつつあることに、気付くべき時。(了)

 【註】平成十八年来、執筆しつつある未完の拙著「日本の神々は二度殺された」(仮題)は、この大問題の解明を主題として居る。


【「DARPA」考】

 2438回、2008(平成20)年05月31日

 デーヴィッド・アイク、ニューズレター二〇〇七年六月二十四日。DARPA A NAME TO REMEMBER .. ... THE PRISON BUILDER(DARPA―記憶して置くべき名称。・・・・・・監獄の建設者) これは重要な論説である。アイク日本版のウェブサイトに、その日本語訳を公開する価値があるだろう。DARPAとは、Defense Advanced Research Projects Agency
 (米軍、米国国防総省、防衛高等研究プロジェクト庁)。

 米国バージニア州アーリントンにあり、ペンタゴンに近い。一九五八年に設立された、米国国防総省の独立した研究機関である。アイクによれば、このDARPAは、全地球のすべての人間をターゲットとした、イルミナティの技術的、マインドコントロール的アジェンダを統合するために作られた、と。そもそも、インターネットをでっち上げたのは、DARPAであると、アイクは言う。

 筆者の知る限り、DARPAのこのような正体について、これまで、未だかつて、日本人は知らされたことがない。筆者(太田)が、既に一九九五年頃から、その正体について、ごく僅かな日本人有志に警告して居る、そのことを例外とすれば。GPSもまた、DARPAの関与によって、出現した、と。DARPAは、米軍の壱機関、などではない。DARPAは、イルミナティが構築しつつある、「世界軍」のまさしく、神経中枢である。と、アイクは言う。このアイクニューズレター(2007.6.24)は、緊急にアイク日本版ウェブサイトに邦訳公開さるべきであろう。(了)





(私論.私見)