2008.02

 (最新見直し2011.02.17日)

 (れんだいこのショートメッセージ)
 ここで、太田龍・氏の時事寸評2008.2月分を確認しておく。れんだいこ文法、作法に基づき編集替えしております。

 2011.02.17日 れんだいこ拝


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 2317回 2008(平成20)年2月1日

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 2318回 2008(平成20)年2月2日

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 2319回 2008(平成20)年2月3日

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 2320回 2008(平成20)年2月4日

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 2321回 2008(平成20)年2月5日

【「現在のアメリカ金融体制の破綻」考】
 2322回 2008(平成20)年2月6日
 
 テックス・マーズは、「アメリカの経済的崩壊が、イルミナティによって推進されている」と、アメリカ人に警告する。そう、まさしくここに、核心が存在する。「イルミナティのエリートは、四千万人のアメリカの労働者を街頭に放り出し、米国を解体するアジェンダを持っているのか? 「現在のアメリカ金融体制の破綻は、はるか以前に計画され、悪名高きシオン長老の議定書の中で語られていたとは本当か? 「巨大銀行と抵当銀行が倒産して行く。ゼネラル・モータースは、最近五百九十億ドルの赤字を公表した。…… 「何がどうなっているのか? 「米国FRBの前議長は、十年以内に、四千万人のアメリカ労働者が、街頭に放り出されるであろう、と予告した。その原因は、企業のアウトソーシングであると。「デルコンピューター、インテル、AMD、その他多くの大企業が、新しい巨大工場施設を海外に建設している。「何千万人の非合法移民労働者。米国に侵入し、米国市民の職を奪って居る。「ドルは、歴史的な地位低下を記録しており、アメロ[北米連合の通貨]は地平線上に姿を現した。「アメリカ経済を破産させているもは誰か? 「そしてそれは何故か?」  ……………アメリカ経済を破産させ、崩壊させるのは誰か?それは、イルミナティである……と。しかし、アメリカ経済を破壊しつつある勢力は、日本経済をも破壊しつつある!!そのことに気付かなければならない。

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 2323回 2008(平成20)年2月7日

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 2324回 2008(平成20)年2月8日

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 2331回 2008(平成20)年2月15日

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 2333回 2008(平成20)年2月17日

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 2334回 2008(平成20)年2月18日

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 2335回 2008(平成20)年2月19日

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 2336回 2008(平成20)年2月20日

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 2337回 2008(平成20)2月21日

 最近、羽毛田宮内庁長官が記者会見の席上、皇太子夫妻に対する苦言、と言ふよりも、明確な「批判」をした。この問題について、新聞は何も言はないにひとしい。マスコミでは、「週刊文春」(平成二十年二月二十八日号、二十二頁以下『宮内庁長官「皇太子」批判の宮中〈奥〉「愛子様に会えない」天皇が長官に託した皇太子への怒り』)「週刊新潮」(平成二十年二月二十八日号、二十八頁以下『皇太子への苦言で宮中激震』) 女性週刊誌三誌(『女性自身』三月四日号、二十七頁以下。『週刊女性』三月四日号、二十七頁以下。『女性セブン』三月六日号、四十二頁以下)が取り上げた。

 これらの週刊誌の、曖昧な表現をスカして本質問題を見て行くと、次のように成るであろう。
(1)皇太子は、「小和田雅子」と表記した方が適切な皇太子妃雅子と共に「小和田家」に取り込まれた。
(2)これでは、皇太子は、次の天皇としての資格がない。
(3)よって、必要な手続きをして、秋篠宮を次の天皇にすべきではないか、
(4)このことが、平成天皇によって考慮されている、と。

 しかし、「小和田雅子」は実父、小和田恒と一体である。そしてこの「小和田恒」と言う人物は、一筋縄で行くようなタマではない。筆者は、十年以上前から、大来佐武郎(一九一四年〜一九九三年、三百人委員会)が死去したあと、小和田恒が、その後任として、三百人委員会に選抜されるのではないか、と推測していた。その後の経過を入念に検証して行くと、この推測は単なる推測の域を超えて、次第に確実性を帯びて来るようである。

 拙著「天皇破壊史」(成甲書房)で、筆者は、イルミナティが長期に亘り、日本民族皆殺しを目標とする侵略戦争の、その核心を天皇=皇室破壊、に定めていた、としている。天皇=皇室を破壊して日本人、日本民族を烏合の衆とするのである。その決定的第一幕は、孝明天皇父子弑逆事件と、それと連動する大室寅之祐スリカエ明治天皇事件と、そしてその絶対的隠蔽工作である。次の第二幕は、日露戦争後、明治天皇、そしてその後の歴代天皇を、英国王室のガーター騎士団の中に取り込むことである。第三幕は、昭和天皇をイルミナティの「百点満点」の傀儡として育成利用することである。そして、現代の平成天皇はどうか。イルミナティにとって、平成天皇は、次の決定的猛襲のための過渡的存在、として位置付けられるであろう。次の「決定的猛襲」とはなんのことか。それは、平成後、今の皇太子が天皇に即位したあとのことである。今の皇太子は、イルミナティサタニスト世界権力のインサイダーとして取り込まれた、小和田恒に柔順である。かくして、次の天皇に於て、イルミナティは、天皇を日本の神道から切断するであろう。これは、イルミナティにとっては、荒療治、である。このようにして、イルミナティは、天皇、皇室を自滅させ、自壊せしめ、よって以て日本完全抹殺へと大きく一歩を踏み出すであろう。「小和田恒」は、このような任務を与えられて、その任務を完遂すべく、イルミナティによって、その世界権力のインサイダーたらしめられて居るのではないか。この仮説を、日本民族有志は、今こそ真剣に検証して行くべき時である。(了)

 【参考文献】
  ◎太田龍著「縄文文明一万五千年序論」(成甲書房)
  ◎太田龍著「天皇破壊史」(成甲書房)
  ◎太田龍著「長州の天皇征伐」(成甲書房)

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 2338回 2008(平成20)2月22日

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 2339回 2008(平成20)2月23日

 「世界情勢論」についての二月二十二日の日本義塾公開講座で、七人からの質問票を頂いたが、そのうち四人の質問にお答えする時間がなかった。ここで、そのうちの一通を取り上げる。江本勝氏の著書の中で、440HZ が人間にとって一番心地よい響き(振動)である、と書かれていた。ところが、千八百年代後半、イタリアの音楽家ベルディが音域の基本を432ヘルツにして、その後、千九百年代前半に、ロンドンの会議で、440ヘルツを国際基準にしたと。440ヘルツと言えば、現代のポップ・ロックの基本振動。蜂に440ヘルツの振動を聴かせると攻撃的になり、432ヘルツの振動を聴かせると穏やかになり、太陽の振動も関係していると。ヘルガ・ラルーシュ(リンドン・ラルーシュ夫人)のシラー研究所は、432ヘルツに戻そうという運動をしていると、これをどう考えるか?

 これは重要な問題のようだ。たしかに筆者は、十年以上も前から「EIR」誌でラルーシュ派が、この432ヘルツ、440ヘルツの件を取り上げていることは知って居る。しかし、今までに考えたことはなかった。ベルディの432を440に変えたのは、疑いもなくイルミナティの陰謀であろう。シラー研究所の論文などをよく調べてみなければ。―中略―このように見ると、江本勝氏の前出の著作の叙述。これは、訂正を必要とするのではなかろうか。

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 2340回 2008(平成20)2月24日

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 2341回 2008(平成20)2月25日

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 2342回 2008(平成18)年2月26日
 
 ○山口富永著「二・二六事件の偽史を撃つ」(平成二年、国民新聞社、絶版)。その三十一頁以下に、昭和六十三年二月十五日の朝日新聞記事。昭和六十三年二月二十一日のNHK報道特集番組「二・二六事件 消された真実」。についての詳しい批判がなされている。筆者は、この問題の朝日の記事について、殆んど印象に残っていない。また、NHKのその番組も見ていない。しかし、この朝日の記事と、このNHKの番組を見て、山口富永先生は奮起して、本書「二・二六事件の偽史を撃つ」を書かれた。「私の深層心理には真崎・皇道派の理念と位相が分れば、必然的に大東亜戦争のシナリオを描いたのは皇道派ではなかったこと、真崎を二・二六事件にかこつけて軍中央から追放したあとに、後顧の憂いなしと大陸へ進攻して行った一方の反真崎軍閥と人脈があぶり出され、日本人による本当の戦争責任者群像(戦犯とは言わない)の所在が判明し、正しい昭和史が書き改められるだろう、との三十年来の宿願がうずいたことも事実であっ た」(前出、三十三頁)。

 ここで、山口富永著には、「中谷武世」と言う人物が出している、「民族と政治」誌を、「反皇道派の機関誌的存在である」、として居る。中谷武世(1898〜1990)。これは、中中、重要な人物であるらしい。戦前からの民族派運動家、と言う。筆者も、その名前は知っていた。しかし、この「中谷武世」が、戦前、戦中、戦後と一貫して「統制派」の立場に立って、皇道派抹殺の、中心人物の一人であった、とは知らなかった。そこで想起する。この中谷武世がだいぶ前(二十年くらい前か)、死去したとき、彼は、「勲一等」の勲章を与えられたことを。「事件があってから五十年過ぎても、いや五十年過ぎたからこそさらに真崎主犯説[真崎が二・二六事件の主犯であるとの説]を広く流布しておこうとした反真崎派の共同謀議を私は感じたのであった」 「二・二六事件で純粋な青年将校を煽動したのは真崎甚三郎、真崎は皇道派の頭梁で大東亜戦争は皇道派が皇国史観に基づき、八紘一宇の野望に燃えて起した侵略戦争だったのだ。よく分ったか!と言う陰謀である」(同、三十頁)

 ここにはきはめて重要なことが書かれている。「反真崎派の共同謀議」の実在!!延々とつづくこの真崎甚三郎潰しの「共同謀議」の実体は、何なのか。これは現代日本にとっての核心的問題であり続けているのである。(了)

 【案内】
○日本義塾 三月公開講座案内
  ◎日時 三月二十八日(金)午後六時半〜九時(六時開場)
  ◎会場 文京区民センター 二階A大会議室
      都営地下鉄三田線「春日」駅上
  ◎講師 山口富永先生
  ◎演題(仮題)
      二・二六事件の偽史を撃つ
      真崎甚三郎人その思想
      真崎甚三郎大将の名誉回復とその志の復活なくして、
      日本民族の蘇生はない
  ◎資料代 千円
  ◎予約申し込みは日本義塾出版部へ、
   はがき、電話、eメール(注文フォーム)。

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 2343回 2008(平成20)2月27日

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 2344回 2008(平成20)2月28日

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 2345回 2008(平成20)2月29日

 真崎勝次著「隠された真相」 発行 思想問題研究会 昭和三十七年初版 昭和四十四年 再販。この本は、敗戦後、山口富永先生が、真崎甚三郎、真崎勝次兄弟と共に、 「皇道派」の立場で推進した「思想問題研究会」の活動を知るための、今、残されている唯一の貴重な文献である。本書は、「二・二六事件の偽史を撃つ」(平成二年)が、国民新聞社から一応、市販されるかたちで或る程度世間に流通したかも知れないようなものだったのに対し、ごく少数の、山口富永先生に縁のある人々にのみ知られた出版物、と言うことのようである。

 真崎勝次。この人は明治十七年(一八八四年)、佐賀県に生まれ、海軍に入り帝政時代から前後十年近くロシア、ソ連邦に在勤。二・二六事件の際捏造された無実の罪を着せられ予備役に。日支事変に徹底的に反対。昭和十七年四月、憲政史上前例のない高得票をもって、佐賀県より衆議院に選出され、軍閥政治と戦った、と。ところがこの真崎勝次海軍少将を敗戦後、もっとも憎み敵視したものは日本共産党!!だったと言う。かくして、日共の策略によって真崎勝次少将は米軍占領下、公職追放となり、その公職追放が解除されたのは、実に昭和三十年のことだった、と言う。そのあと、再び衆議院議員に。一九六六年(昭和四十一年)逝去。

 ここで注目すべきことは、左翼が、終始、真崎甚三郎、真崎勝次=皇道派抹殺!!に、異常な執念を燃やした、と言う事実である。本書は、山口富永先生が、思想問題研究会事務局長時代、長野県大町市に於て、真崎勝次先生を講師として、数日間に渉って思想講習会を行なった時、聴講者の質問に対して、答えられた講話を速記して編集したものである、と。真崎兄弟を抹殺せんとした勢力は、(1)昭和天皇 (2)昭和天皇を中核とする日本の国家中枢 (3)陸軍統制派 (4)統制派の走狗たち。 (5)日本共産党など左翼。 (6)リベラル派と言うことに成る。なんとまあ、奇妙奇天烈な反皇道派「統一戦線」であろう。但し、近衛文麿侯爵は、皇道派を高く評価した。そしてそのために、昭和天皇の腹心である木戸幸一と、深刻に対立したと。これまた、奇妙この上ない状況である。(了)




(私論.私見)