2007.06

 (最新見直し2011.02.17日)

 (れんだいこのショートメッセージ)
 ここで、太田龍・氏の時事寸評2007.6月分を確認しておく。れんだいこ文法、作法に基づき編集替えしております。

 2011.02.17日 れんだいこ拝


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 2069回 2007(平成19)年6月01日

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 2070回 2007(平成19)年6月02日

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 2070回 2007(平成19)年6月03日

 「二〇〇六年。三月五日から七日まで、アメリカイスラエル公共問題委員会(AIPAC)が、米国ワシントンDCで年次総会を開催した。米国全上院議員の半分以上と全下院議員の三分の一がこのAIPAC年次総会に出席した。」(A・C・ヒッチコック著『サタンのシナゴーク』、英国版、二九二頁)。

 二〇〇七年のAIPAC年次総会については情報を得て居ないが、しかし、状況は同じであろう。もちろん、日本の売国奴マスコミがその事実を日本人に知らせることはあり得ない。何十万人居るか分らない、日本人の売国奴的アメリカ問題専門家が注目し、それを報道することもあり得ない。ユダヤ人は、米国全人口約三パーセント、とされる。僅か三パーセントのユダヤ人の会に米国上院議員の半分以上が出席するとはどう言うことか。それは、ユダヤが、米国の支配者である、ことを意味する。しかし、これも未だ、表面的である。ユダヤの背後の、イルミナティ三百人委員会の存在に気付かなければならない。ロスチャイルド家は、十九世紀前半、既に「ユダヤの王」、と呼ばれた。ロスチャイルドは単なる「ロスチャイルド家」ではなく、「ロスチャイルド王朝」である。この「ロスチャイルド王朝」は、いわゆる、普通の「王朝」のようには、少しも華々しくないし、自分を誇張して見せる自己宣伝をする必要がない。むしろ逆に、極力、舞台に出ないように、努力して居る。ロスチャイルドはFRB(一九一三年)を通して米国の経済に対する独占的支配権を行使して居るのみならず、CFR(一九二一年)を通じて米国政治に絶対的支配者の地位をも得て居る。テックス・マーズによれば、現在、米CFRの会員(約三千人)の七十三パーセントはユダヤ人だと言う。CFRの七十三パーセントがユダヤ人、と言うことは、ユダヤがCFRの独裁者であるにひとしい。そしてCFRは、一九二〇年代以降ずっと、事実上の米国政治の中枢であり続けて居るのである。つまり、ロスチャイルドは、FRB、CFRによって米国の政治、経済を支配して居るわけである。そしてこのロスチャイルドは、イルミナティサタニスト世界権力の中核なのだ。日本が敗戦後ずっと、米国の占領、支配下にあるとすれば、日本は、事実上、ユダヤ=ロスチャイルド=イルミナティの支配下にある、と見なければならない。この事実を明示しないすべての日本人学者、マスコミ人、評論家、エコノミスト、官僚、政治家、財界人、宗教家を、売国奴、として明確に断定すべきなのだ。(了)

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 2071回 2007(平成19)年6月04日

 前出消息筋は、今や、三百人委員会の支配下にない、三百人委員会の外に立つ、唯一の国家はプーチンのロシアのみ、と言う。これはまことにその通り。つまり、ロシアとイスラムが、米国(北米)、EU、イスラエル陣営と対決するのである。日本が、(米国=北米、EU、イスラエル)陣営の使い走りの小僧、としてあることは自明である。

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 2073回 2007(平成19)年6月05日

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 2074回 2007(平成19)年6月06日

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 2075回 2007(平成19)年6月07日

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 2076回 2007(平成19)年6月08日

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 2077回 2007(平成19)年6月09日

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 2078回 2007(平成19)年6月10日

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 2079回 2007(平成19)年6月11日

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 2080回 2007(平成19)年6月12日

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 2081回 2007(平成19)年6月13日

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 2082回 2007(平成19)年6月14日

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 2083回 2007(平成19)年6月15日

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 2084回 2007(平成19)年6月16日

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 2085回 2007(平成19)年6月17日

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 2086回 2007(平成19)年6月18日

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 2087回 2007(平成19)年6月19日

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 2088回 2007(平成19)年6月20日

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 2088回 2007(平成19)年6月21日

 
小川義男著(狭山ヶ丘高等学校校長)著「子ども家畜論」祥伝社、平成十九年六月。この本の十七頁から引用する。

  「アメリカの二〇世紀前半を代表する教育学者ジョン・デューイは、『子どもは教育の主体であって、客体ではない』と言った。子どもは自ら考え、自ら学ぶから、教師はそれを信じて、教育ではなく支援や援助に撤すべきだ、というものである。

  戦後の日本はデューイに傾倒するあまり、『教育とは、子どもの成長を援助する活動である』とか、『教育は内面に隠された子供の可能性を引き出す活動である』とかの美辞麗句に支配されてきた。……」。

 この本の表題は、全く間違って居るが、内容はまともである。この本の著者は、デューイを問題にしかけたが、途中でその追及を放棄した。デューイは「アメリカの二〇世紀前半を代表する教育学者」などと言うしろものではない。米国の反ユダヤ反イルミナティ反NWO陣営では知らぬ者の居ない、あのアントニー・サットンのあの古典的名著「スカルアンドボーンズ研究序論―アメリカの秘密結社体制」。この名著の日本語訳が未だ存在しないことを、○筆者は、ずっと、我々の恥、として来た。

 この名著の中で、サットンは、一八三〇年代、イルミナティが米国支配のための中核的秘密結社、「スカルアンドボーンズ」を設立した、その最初から、米国の教育界の完全制圧を主たるアジェンダの一つとして来た。そして、彼等は、長い時間をかけて、アメリカ教育界制圧作戦の最高司令官たるべく、ジョン・デューイを育成した、と。ちなみに、一九六〇年に文化勲章を受章した天才的数学者、岡潔先生は、一九六〇年代、ジョン・デューイが、敗戦後日本の教育界の圧倒的イデオロギーとして定着して居ることを知り、デューイの邦訳された著作を全部入手して、丹念に研究した結果、このデューイイズムこそ、敗戦後の日本教育界の驚くべき腐敗と退廃、破壊的凶状の根本的原因であることを突き止め、文部省に対して、デューイ理論を捨てることを強硬に要求された。すると、文部省は、即座にそれを拒否したのみならず、文部省は、岡潔先生を危険人物、過激派的人物と認定して、岡潔先生の思想的影響力を全マスコミから一掃する方針を決定してそれを実行したのである。

 一体、これは何のことだ!!日本のインチキ右翼、ニセ保守、ペテン的民族派は、敗戦後日本の教育をダメにした元凶は、左翼=日教組だと、弾劾する。これは根本的な誤謬である。日本の教育を崩壊させつづけて居るそのイデオロギーは、ジョン・デューイ理論にある。そしてこのデューイは、イルミナティ直系のイデオローグなのだ。左翼=日教組は、このイルミナティーのエージェントの一翼であるに過ぎない。

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 2089回 2007(平成19)年6月22日

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 2090回 2007(平成19)年6月23日

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 2091回 2007(平成19)年6月24日

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 2092回 2007(平成19)年6月25日

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 2093回 2007(平成19)年6月26日

【「安倍首相」考】

 2094回 2007(平成19)年6月27日

 「週刊新潮」平成十九年七月五日號。ここには、「5勝24敗」! 一人區慘敗、「自民黨調査」の衝撃と云ふ、かなり驚くべき記事がある。自民黨の調査によると、現在、參議院選擧、一人區は、自民黨5勝24敗!自民黨は、34議席、と。然し、更に驚くべき事は、結果がこの通りになつたとしても、安倍は、絶對に責任を取らぬ。詰まり、居坐る事を固く、決意して居る、と云ふ報道である。

 如何にもこれはありさうな話だ。安倍首相と云ふ人物は、徹底的な「カン違ひ」人間である。これまで、多數の「カン違ひ」を押し通して來た。「カン違ひ」とは、日本人が尤も多用する言葉のひとつであらう。この言葉の意味を、少し、考へて見る。「カン違ひ」は、或る場合には、致命的致死的事故に結び附く。海の近くを車で運轉して、「カン違ひ」して、海の中に轉落死する事もあり得る。カン違ひして、獵銃で人を射殺することもあり得る。かう見てくると、安倍首相のやつてゐることは、最初からずつと今日に至るまで、カン違ひの聯續である。然し、前出記事にもあるやうに、其の暴走を自民黨の中の誰も止められぬ、と云ふ。つまり、日本の自稱權力エリート階級がまるごと、ゾンビ化して居るのである。

 「週刊新潮」の前出誌、百七十八、九頁。櫻井よし子「米國は本當に日本の同盟國か」。ここに、六月十九日、參議院外交防衞委員會で、民主黨の淺尾議員が、五月十二日のVOAで、キーテイング米國太平洋艦隊司令官に、中國の空母建設に米國は手を貸す用意があると發言した。この件について質問した。ところが、日本の外相も、防衞相も、此のキーテイング發言について、全く、知らなかつた!!と。これは、日本の政府閣僚が、まるつきりのゾンビ、乃至明白な「白癡」同然である事を、全世界に曝け出した事を意味する。これは小さな問題か?勿論これは小さな問題ではない。一體、今のこの状況は何を意味して居るのであらう。(了)


【「二匹の蛇(米中)に、睨まれた小さな蛙(日本)」考】

 2095回 2007(平成19)年6月28日

 「米國は本當に日本の同盟國か」(『週刊新潮』平成十九年七月五日號、百七十八頁、櫻井よし子)と問はれる。米國は、中國の空母建設に手を貸す用意があると、キーテイング米國太平洋艦隊司令官が發言したと云ふ。賣國奴國賊マスコミに洗腦されて居る、現代の日本人には、この事態は、凡そ理解を絶して居る。しかし、筆者は、十年以上も前から、日本に對して、第二次米中挾み撃ち戰爭が進行中であると警告して來た。米國(イルミナテイ)が、中共中國の空母建設を支援するとは、その目的は何なのか。イルミナテイは、中共中國を、米國と竝ぶ世界的超大國として育成する目標を立てて居る。中共中國がまう一つの世界的超大國として出現するとは、何を意味するか。その爲に、中共中國が、空母艦隊を所有して、少なくとも東支那海からマレー半島に至る海域の制海權を手中に收める事が前提條件の一つと成る。

 臺灣の占領と奪取は當然である。このやうに事態が展開すれば、日本は、米中兩國による分割支配の對象とされるであらう。日本は、米國(イルミナテイ)による收奪對象とされ續けるのみならず、中國(イルミナテイ)の占領と收奪の對象ともされるであらう。要するに、日本は、米中と云ふ、二つの超大國に挾撃される譯である。二匹の蛇(米中)に、睨まれた小さな蛙(日本)。これが、今の日本の置かれた状況である。勿論、日本人は、誰一人として、この事實を直視する勇氣がない。全く別の次元、全く別の世界に立つて、イルミナテイサタニスト世界權力と正面から對決しつつある、極めて僅かな例外を別として。(了)


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 2096回 2007(平成19)年6月29日

【「ディズレイリとチャーチル この二人の英国近現代政治家の本質についての日本人の全き無知】

 2097回 2007(平成19)年6月30日

 クヌース著「シティーの帝国」。 第八章 自由党対保守党の戦争。これは、日本民族有志、必読の文章であるだろう。

 いはゆる「大英帝国」には、二人の主要政治家が居た、と言う。一人は、大英帝国の建設者、ディズレイリであり、もう一人は、そのディズレイリの原則と手法を受け継いだチャーチル(三百人委員会)であると。しかし、日本人は、ディズレイリについて、全くの無知にひとしい。無知、と言うよりも、日本の英国問題専門家は、ディズレイリを意識的、無意識的に、無視するのである。従って、日本人一般大衆にとって、ディズレイリなど、存在しないのである。

 ディズレイリについて、筆者(太田)は、「ロスチャイルドの密謀」(成甲書房)の中で詳述した。また、前出著作で、ジョン・コールマン博士も、ディズレイリとロスチャイルドの関係を、主たる論点の一つとして居る。ディズレイリは、政治家に成る前は、作家であり、政治家になったあとも、作家として、多くの著述を刊行した。日本の英国問題専門家には、ディズレイリのこの側面は、全く存在しない。

 クヌースの著述(一九四六年)のあと、英国でラムゼー大尉の「無名の戦争」が出版された。ラムゼー大尉のこの著作は、クヌースの「シティーの帝国」よりも、更に小著である。しかし、これは、日本民族有志には、必読である。「シティーの帝国」のあと、日本語版を日本義塾出版部から刊行したい。ラムゼー大尉は、前出著作の冒頭でディズレイリの父親の大著「チャールズ一世伝」の中の重要な一節を引用した。ディズレイリの父親は、英国に移住したユダヤ人作家である。ディズレイリの父親(アイザック)は、英国革命(クロムウェル革命)は、その後の一連の革命の第一幕であり、そしてその革命は未完である。と述べて居ると。ディズレイリの父親も、そして、ディズレイリ自身も実に良く、近代西洋史の実情、その深部に、通じて居る。そしてディズレイリの代表的政治小説、「コニングスビー」の中で、彼は、ハノーバー朝以後の英国の国家体制は、ヴェネチア共和国の憲法の丸写しである。と言う趣旨のことを述べた。ここのところは、コールマン博士も引用せず、言及せず、論評しない。他の著述家については言うだけ野暮、であろう。

 筆者は、「血塗られた英国王室」(雷韻出版、絶版)の中にその部分を引用した。要するに明治以降の何十万人居るか分らない無数の日本人英国問題専門家(学者、マスコミ人、作家など)は、英国史の本質を、なんにも知らない痴者の群れ、だったのである。(了)





(私論.私見)