1926回 2007(平成18)年1月15日
日本の主要新聞報道によれば、二月米国のチェイニー副大統領が来日すると言う。チェイニーは、何のために日本に来るのか。その主題は、米国の新しいイラク政策について、であると。このことの意味を日本人は、なんにも分って居ない。当「時事寸評」は、既に「EIR」誌のカウンター・インテリジェンス責任者、ジェフリー・スタインバーグの記事を紹介した。なお、日本人は、今に至るまで、欧米で言う、「カウンター・インテリジェンス」なるものについて、全くの無知である。
敗戦前、日本の軍部、司法機関は、「カウンター・インテリジェンス」を「防諜」、と翻訳した。これも、幼稚園児以下の訳語、であろう。昨二〇〇六年末、米国政権中枢は、新しいイラク、中東政策を立てた、と言う。その要点は、(1)米国は、イスラム内のシーア派とスンニ派の対立に介入する。(2)米国とイスラエルは、イスラム教スンニ派に対して、共に、イスラム教シーア派と戦うべく、同盟関係を構築するよう提案する。と言うのである。
つまり、今後、米国、イスラエル、イスラム教スンニ派が、イスラム教シーア派と戦うために同盟する、と。この場合の「同盟」とは、「軍事同盟」である。この新しい同盟を実現するために、昨年末、ブッシュ米大統領 チェイニー米副大統領 ライス米国国務長官 この三人が、サウジアラビアを含む、中東イスラム諸国を訪問した。
二月、チェイニーは日本に来て何をするのか。それは言うだけ野暮であろう。彼は日本政府に対して、この対シーア派同盟(軍事同盟)に参加せよ!!と命令するのである。安倍政権は、イエス!!と考えるしか、他に、選択肢はない!!と成るのである。しかし、日本政府、マスコミは、このことの核心を、日本人、日本国民に、絶対に知らせないであろう。かくして、一億二千万の「日本人=羊人間=家畜人ヤプー」は、英語的表現で言う「ユダの山羊」に導かれて、イルミナティが演出する第三次世界大戦の屠殺場へと更に早い速度で、駆り立てられようとする!!日本民族よ、目を覚ませ!!(了)