2006.10 |
(最新見直し2011.02.19日)
(れんだいこのショートメッセージ) |
ここで、太田龍・氏の時事寸評の2005.10月分を確認しておく。れんだいこ文法、作法に基づき編集替えしております。 2011.02.17日 れんだいこ拝 |
【9.11陰謀説に嘲笑と罵倒の限りを尽して葬り去ろうとするある若手超売れっ子評論家のコラム】 | |||
1820回 2006(平成18)年10月1日
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【「ハーバート・ノーマンについての中西輝政、と言うひとの浅薄皮相な説」】 | |
1821回 2006(平成18)年10月2日 「ハーバート・ノーマン」について次のように記している。(れんだいこ責編集)
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1822回 2006(平成18)年10月3日 |
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1823回 2006(平成18)年10月4日 |
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1824回 2006(平成18)年10月5日 |
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1825回 2006(平成18)年10月6日 |
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1826回 2006(平成18)年10月7日 |
【米ホワイトハウスは安倍の〝土下坐〟訪中を冷笑して居ると言ふ。安倍に代はる米=イルミナティの「タマ」は誰か?】 |
1827回 2006(平成18)年10月8日 安倍首相が十月八日、北京を訪問して、中共中國首相と會談すると言ふ。然し、十月八日の日本の新聞各紙は、此の件を、大々的に報道するかと思ひきや、其の扱ひは異常に小さい。 夕刊フジ、十月六日號の「日高義樹」と云ふ在米ジャーナリストの記事は、 「米が冷笑する安倍の〝土下坐〟訪中」 とある。 今囘の安倍の北京訪問で、ホワイトハウスでの安倍の評價がいつぺんに下がつてしまつたと。 更に、フライデー、十月二十日號、八十六頁。 此處に、 コロンビア大學教授、米國の日本問題專門學者、ジェラルド・カーティスが、九月二十九日、米國ワシントンDCの戰略國際問題研究所での一時間の講演で、 安倍首相を無能、無策、無戰略、とコキ下ろし、安倍政權は一年以内に崩潰する、と豫言したと言ふ。 此れは何を意味するか。 安倍は小泉の後繼者たり得ない、と、米國(イルミナティ)は見た、と。 然し、其れでは、小泉は、何故、事實上、安倍を後繼者に指名したのであらうか。 安倍政權は一年以内に崩潰するとのジェラルド・カーティス教授の豫言が現實のものと成ると假定すると、其のあとの政權はどうなるのか。 安倍政權は、平成十九年七月の參院選舉と同時に、衆院も解散して同日選舉を檢討中とも傳へられる。然し、かうした事態は枝葉末節の問題であらう。 米國(イルミナティ)は安倍を見捨てるとしたら、 安倍に代はる、 より有能で、よりイルミナティの傀儡性が強くそして、此の方針に抵抗する日本人をあつと言ふ間に粉碎して、より強硬に中共中國と對決する如く、日本を操作出來るタマ、を、日本の賣國奴エリート權力階級の中から、選拔しなければならない。 (了) |
【「ユダヤ地球帝国の登場」についてのテックス・マーズの警告】 |
1828回 2006(平成18)年10月9日
テックス・マーズは「パワー・オブ・プロフェシー(預言の力)」、二〇〇六年九月号で、「バビロン21(二十一世紀のバビロン)―ユダヤ地球帝国(ジューイッシュ・グローバル・エンパイヤー)の登場」と言う論説を書いて居る。米国には、テックス・マーズ、デーヴィッド・メイヤーのような、明確な反ユダヤ
反イルミナティ 反フリーメーソン 反NWOの旗を高く掲げる「キリスト教」の伝道者が、存在し、且つ、かなりの程度のアメリカ人愛国者が、こうした伝道者の活動を支えて居る。このようなレベルのキリスト教伝道者は、日本には皆無である。前出の論説の中で、今やユダヤ地球帝国が登場した、とテックス・マーズは言う。そしてそれは、聖書に預言されて居る、「ミステリー・バビロン」である、と言う。この論説は、後日、「週刊日本新聞」に紹介したい。 |
1829回 2006(平成18)年10月10日 北朝鮮共産政権が、十月九日、核兵器の地下爆発実験をしたと言う。こんな見えすいたコケをどしは、日本は無視すべきであった。しかし、日本政府と日本のマスコミの対応。これは最悪である。北朝鮮共産政権の今回の核実験は、「政治的な脅しにすぎない」と、日高義樹(夕刊フジ、平成十八年六月十一日)は言う。この「脅し」は、英語ではブラフ。ポーカーの用語である。この問題については、林秀彦著「この国の終わり」(成甲書房)の中のポーカーについての記述を参照する必要がある。林著は、日本人にはポーカーはやれない、と言う。ポーカーは、西洋そのものだ、と。北朝鮮共産政権は、西洋人の政権ではないが、しかし、(1)共産主義は、西洋イルミナティの作り上げたイデオロギーであり、(2)北朝鮮共産政権は、そもそもの最初から、直接間接にイルミナティサタニスト世界権力によって育成され、養成され、支援され、操作された勢力である。従って、彼等北朝鮮共産政権を純粋に朝鮮的現象と見ることは出来ない。 北朝鮮は、英国と正式に国交回復して居り、平壌には英国大使館が存在する。この事実は重大である。平壌の英国大使館には、当然のことながら、MI6(エム・アイ・シックス)の要員が在勤して居るであろう。北朝鮮共産政権の西洋イルミナティサタニスト世界権力に由来する、ポーカー的戦略戦術で、この数十年、日本は、おもしろいように(日本人から見れば悲しいことに)コロコロとだまされ続けて居る。今、イルミナティは、北朝鮮共産政権を使って、日本に、ブラフ(bluff)をかけさせて居る。そして、情けないことに、日本政府と日本マスコミは、こんな初歩的なブラフで、みっともないほど、おろおろとうろたえて居る。こんなくだらないイルミナティのお芝居は、無視するべきところなのに。(了) |
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1830回 2006(平成18)年10月11日 |
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1831回 2006(平成18)年10月12日 |
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1832回 2006(平成18)年10月13日 |
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1833回 2006(平成18)年10月14日 |
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1834回 2006(平成18)年10月15日 |
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1835回 2006(平成18)年10月16日 10月16日 太田龍の時事寸評 ヘンリー・メイコウ、二〇〇六年十月十四日付けニュースレター。「中国は米国に、北朝鮮の脅威で王手、をかける」。これは重要な論説である。以下にその要点を列記する。 (1)中国は、ブッシュ米政権とネオコンを側面から攻撃して、中東と中央アジアの石油支配に依拠する世界的覇権掌握の計画を妨害した。 (2)中国は、北朝鮮を使って、韓国と日本に脅威を与えることによって、イランを救い米国のイラク占領軍に墓碑銘を書いた。 (3)ブッシュ米政権の外交政策の破産はきわめて明瞭である。 (4)米国のイラクからの退却は、もはや時間の問題である。 (5)火曜日(10月10日)の朝、イラクの反米勢力は、バグダットの米軍主要武器庫を襲撃して何百人もの米国人を殺し、十億ドル相当の武器を破壊した。 (6)これこそ、本当の「ニュース」というものだが、従って、米国のマスコミはそれを報道しない。 (7)英国の陸軍参謀総長は、英国は、イラクから撤退(退却)すべきである、と言明した。 (8)中国もまたイルミナティによってコントロールされて居る、と言うことはきはめてありそうな話である。 (9)米国と中国の対立が、世界戦争で決着がつけられる、ということも、きわめてありそうである。 以上のヘンリー・メイコウの論説は、妥当であろう。ほぼ、現在の情勢を正しく、見て居る。しかし、このメイコウの描く世界情勢は、日本の政府と、日本のマスコミと、従って、殆んどすべての日本人の妄想する世界情勢観と、恐ろしく、へだたって居る。 つまり、最近の北朝鮮の核実験によって、中国は、米国に王手!!をかけたと。王手!!とは将棋(チェス)で、王様を取るぞ!!と言う攻め手である。しかし、日本人は、「国際社会」が一致して北朝鮮制裁に出た、と言って、有頂天になって喜んでいる。これぐらい、日本人のバカさ阿呆らしさを天下に曝露した醜態があるだろうか。完全な窮地にたたされて居るのは、北朝鮮ではなくて、米国である。それでは、この米国の忠実なドレイ(ドレイ以下)に過ぎない日本の本当の立場は、どうなのか。 |
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1836回 2006(平成18)年10月17日 |
【日本の真の愛国者と、ドイツの真の愛国者の真剣な交流と提携の必然性に気付くべき時】 |
1837回 2006(平成18)年10月18日 「第二次世界大戦」についての敗戦後の日本人の常識は、東京裁判史観と、ニュルンベルク裁判史観と、この二つの史観を合成したものによって形成されて居る。この常識は今や、日本人の心理の中で、牢固として抜き難い。しかし、表面から見ても、東京裁判と、ニュルンベルク裁判と、この二つの裁判の間には、きはめて異常な相異が存在する。それは、日本とドイツと、この二つの「同盟国」の、最高首脳の運命の相異である。ドイツの首脳はヒットラーである。そしてこのヒットラーは、ソ連軍が首都ベルリンに突入し、ベルリンの市街戦が遂行される中で自決した。ヒットラーは、自決する前に、二つのことをして居る。一つはドイツ国民への遺言である。これはのちに公刊され日本語版も出て居る。(『ヒトラーの遺言 ― 一九四五年二月四日‐四月二日』 訳・解説:篠原 正瑛 、原書房、一九九一年刊)。もう一つは、ヒットラー自決後のドイツ元首としてデーニッツ提督を任命したこと。デーニッツの政権閣僚は、米国軍によって逮捕された。そして、米英ソ連の連合国は、生存して居たナチスドイツ首脳を逮捕して、ニュルンベルクで裁判するのである。 これに対し、日本では、元首としての天皇は、そのまま、皇居に住み続け、東京裁判当局は、天皇を戦犯に問はないとの、米国政府の指令を受けて居た、これはよく考えると、否、よく考えなくても一見して、きはめて異様である。ドイツは、米英仏占領下の西ドイツと、ソ連占領下の東ドイツとに分裂した。旧ドイツ東部の尨大な国土が、ソ連とポーランドの領土とされた。これは問答無用の暴力である。西ドイツでは、ドイツ基本法なるものがつくられて、その基本法のもとに、西ドイツ政府が発足した。しかし、マンフレッド・レーダーが告発して居るように、これは、米国のシカゴ大学で短期間に起草され、西ドイツに押し付けられたものである。これに反し、日本では、新憲法は昭和天皇の名の下に、旧明治憲法の「改正」と言うかたちで「合法的」に議会で可決された。敗戦後の事情についてのドイツと日本のこの違いを、日本人は、突き詰めて考察することを、今日まで全くしないで来た。そのことは何を意味するか。そのことは、敗戦後の日本人が、「第二次世界大戦」について、日本人としての系統的な、組織的な、合理的な歴史観を持ち得ない、と言うことを意味するのである。つまり、日本人は、日本人としての歴史を切断されて居るのである。歴史を奪はれた民族は必ず滅亡する。ここに、我々が、日本の真の愛国者と、ドイツの真の愛国者と、その両者の間の真剣な対話と交流と提携を追及すべき必然性が存在する。(了) |
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1838回 2006(平成18)年10月19日 |
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1839回 2006(平成18)年10月20日 |
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1840回 2006(平成18)年10月21日 |
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1841回 2006(平成18)年10月22日 |
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1842回 2006(平成18)年10月23日 司馬遼太郎は、最晩年、 日本が、ここまで闇を深くしてしまっては、日本は滅亡する他ない、日本に明日はないだろう、と言う趣旨のことを述べた、と、鬼塚英昭著「天皇のロザリオ」 (上下二巻、成甲書房)の巻頭にある。これは、 戦後日本の「国民作家」司馬遼太郎のファンにとっては、理解し難い言、であろう。司馬はその尨大な日本の歴史小説の中に、ここで問題になって居る、近現代日本の「闇」について、なにひとつ、書いて居ないではないか。近現代日本の国家、体制の闇、とは百パーセント「長州国家」の闇である。いはゆる「大日本帝国」は、 もっぱら、長州が捏っち上げたものである。立花隆。このひとも、いかがはしいひとだが、彼は、「天皇と東大」(上下二巻、文藝春秋刊)の中で、東大が、大日本帝国と共に生れた、とする。立花説によれば、 昭和二十年八月十五日の日本の敗戦によって、大日本帝国は滅亡した、と言う。しかし、これは、幼稚な現象論に過ぎない。このひともまた「大日本帝国」の出目、出生の秘密と言う、 ヤバイ、話しは視野の外に置く。 司馬遼太郎。 このひとが、「大日本帝国出生の秘密」をある程度は知っていたのか。それとも、全く知らなかったのか。それは分らない。 「長州国家」=「大日本帝国」は、長州の一部私党の産物である。それは、長州そのものでさえない。あくまでも、長州の一部である。 松下村塾門下の前原一誠が、逆賊売国奴長州国家によって捕えられ、斬られるとき、あの世で吉田松陰先生に、この惨状と、 木戸=桂、伊藤、山縣らの裏切りを申し上げる!! と言う趣旨の言を発したことは、歴史に記録されて居る。長州私党国家の原点は、伊藤博文を実行隊長とする、孝明天皇弑逆事件である。長州国家の根本的本質的性格は、徹底的な隠蔽工作である。真実は、絶対に日本国民、日本人、日本民族に知らせない。この原則にもとづいて居る。○この闇に光を照射しなければならないのである。 |
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1843回 2006(平成18)年10月24日 |
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1844回 2006(平成18)年10月25日 |
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1845回 2006(平成18)年10月26日 |
「今次(第二次)世界大戦の性格は、ユダヤ人の人類殲滅戦である。(愛宕北山著『猶太と世界戦争』)」 「今次世界大戦の性格は、ユダヤ問題を研究する者の立場より見るならば、ユダヤ人の人類殲滅戦である」(愛宕〈あたご〉北山著『猶太〈ユダヤ〉と世界戦争』、176頁。昭和18.8月刊)。これは、昭和17.11.5日の日付けのある「大東亜戦争勃発後の世界情勢」と言う論文から引用した。この中の「今次世界大戦」とは、「第二次世界大戦」のことである。 「ユダヤ人の人類殲滅戦」とは、今の日本人には、チンプンカンプン。まるで、意味が通じないであろう。しかし、これは、根拠なしの放言ではない。アメリカの有力ユダヤ新聞、「アメリカン、ヒブリュー(これは『ヘブライ』のこと)は、一昨年[昭和15年=1940年]12.4日に、「戰爭の意義が現在ほど明瞭であったことはない。今や全人類は、その戰爭觀念をめぐって二つの陣営に分けられてゐる。即ち、この戰爭は、ユダヤ人を敵視する者を相手取ったユダヤ人性觀の戰ひである。全世界は今やユダヤ的な生存形式が勝つか、ユダヤに敵對する者のそれが勝つのかの戰に鎬を削ってゐるのである」と書いたし、また某英国紙もその頃この戰は『ユダヤの聖戰』であることを主張した……」(前出、177頁)。 第二次世界大戦は、1939年、ヨーロッパで開始された。ドイツ、イタリー陣営と、英国、フランス、ポーランド陣営の戦争である。しかし、米国が正式に参戦出来ない。1941年には、ドイツとソ連の戦争、そして日本が米英オランダに宣戦布告して、ここに名実共に世界大戦と成った。これは、ユダヤの人類殲滅戦として計画された、と言う。前出著作の表紙に、旧約聖書(又はユダヤ教的には、モーゼ五書)の中の申命記(7ノ16)からの引用が記されてある。曰く、「汝は神エホバの汝に付したまはんところの民をことごとく滅しつくすべし」。ここで、古い日本語表現で、付す、付したまはん、とある、「付す」とは、汝に所有せしめる、汝の所有物とする、の意味である。つまり、エホバ神がユダヤ人に与えて、ユダヤ人の所有物たらしめたところの民を、ことごとく滅しつくせ、と言う。 キリスト教の言うところの旧約聖書は、ユダヤ教のトーラー又はモーゼ五書と同じものではない。「モーゼ五書」とは、創世記、出エジプト記、レビ記、民数記、申命記を言う。キリスト敎の旧約聖書の最初の五篇は、ユダヤ教のトーラー又はモーゼ五書に相当する。しかし、軽率に両者を同じものと妄信してはならない。ユダヤ教に於ては、(1)モーゼ五書=トーラー=律法、(2)それについての注釈書、タルムード、(3)それらについての生ける現存のラビの説敎、(4)更に最深部のカバラ学と四つの段階が設定されて居る。 明治以降、日本のいはゆるアカデミズム=大学の正教授の中で、ユダヤフリーメーソンを根底的に研究し、批判を加えた学者は、あとにも先にも、東北帝大ドイツ文学教授愛宕北山(本名奥津彦重)先生、唯一人、である。愛宕北山著「猶太と世界戦争」(昭和18年)は、今、日本人が第二次世界大戦を総括するに当って、研究の根本とすべき、文献であることを知らなければならない。(了) 【参考文献】 太田龍著「ユダヤ問題入門」(平成五年刊、絶版。若干在庫あり、日本義塾出版部で取り扱い中)トップページに注文フォームがあります。 |
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1846回 2006(平成18)年10月27日 |
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1847回 2006(平成18)年10月28日 |
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1848回 2006(平成18)年10月29日 今こそ、心ある日本民族有志は、いわゆる日本の「右翼」についての、根本的本質的分析と検証を開始しなければならない。筆者は、昭和四十八年に、「皇道思想の原則批判」、と言う論文を書いた。この論文は、拙著「日本原住民史序説」(昭和五十六年、新泉社)に収録されて居る。前出論文の冒頭に 児玉誉士夫の「われ敗れたり」、と言う著作からの引用がある。 なお、この著作は、一九四八年六月十五日付け、A級戦犯容疑者として巣鴨拘置所に収監されて居た児玉誉士夫が、連合軍司令部カーペンター法務局長に提出した供述書、である。ちなみに、児玉は、このあと不起訴処分で、釈放されて居る。児玉誉士夫、曰く。 ……日本の右翼は本質的に左翼と対抗して生まれたものであって…過去の国家主義者のなかから反米主義者が出現することは断じてないのである。むしろ、かつての国家主義者、すなわち、天皇と国家にあくまで忠実であったもの中からこそ、真の親米派は生まれでることを自分は確信するものである。……以下略(『日本原住民史序説』百九十八頁)。 児玉の「われ敗れたり」と言う著作が、今、なんらかのかたちで流通して居るかどうかは分らない。しかし、この件はシーグレープの「黄金の戦士たち」(二〇〇三年、未邦訳)の中に、しっかりと記述されて居る。児玉のこの本はきわめて重要である。今、改めて、日本民族有志は、これを検証する必要があるだろう。これを検証する上の基準の一つは、渡部悌治著「ユダヤは日本に何をしたか」(成甲書房、二〇〇三年二月、初版私家版の原題は〈攘夷の流れ〉)、である。更に、国際政経学会の機関誌「国際秘密力の研究」(昭和十一~十五年、全六冊) 「月刊猶太研究」(昭和十六~二十年、全三十六冊)。 国際政経学会の理論的中核、愛宕北山先生は、「猶太(ユダヤ)と世界戦争」(昭和十八年)の中で、日支事変、大東亜戦争中、「日本主義者」と自称する人々の中に、濃厚な親ユダヤ主義、ユダヤの手先、と見られるような傾向が存在する、とたびたび、警告された。敗戦と共に、これらの親ユダヤ主義ないしは、ユダヤに対して原則的に対決することなき、日本主義者(つまり右翼)は、あっと言う間に、熱烈な親米主義者に変身した。ユダヤと対決することなき「右翼」。彼らは、必然的に、ユダヤイルミナティ、米国(イルミナティ)占領軍の手先と成るしかないのである。(了) 必読参考文献 (1)太田龍著「ユダヤ問題入門」(平成五年、絶版)〔若干在庫あり、日本義塾出版部で取り扱い中〕 (2)愛宕北山著「猶太(ユダヤ)と世界戦争」(昭和十八年) (3)渡部悌治著「ユダヤは日本に何をしたか」(成甲書房) (4)太田龍著「日本原住民史序説」(一九八一年、新泉社) |
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1849回 2006(平成18)年10月30日 |
【アルバート・パイクの書簡(1871.8.15)の大意と若干の解説】 |
1850回 2006(平成18)年10月31日 アルバート・パイクの一八七一年八月十五日付け、マッチーニあての手紙の大意。まず、第一次世界大戦について。 第一次世界大戦の主要な目的は、ロシア帝国を打倒して、 ロシアを無神論的共産主義の牙城とすることである。 この世界大戦を勃発させるために、イルミナティは、英国とドイツを激突させる方向に誘導する。この大戦の終末時に、共産主義国家が建設される。…… 第二次世界大戦について。第二次世界大戦は、ファシストと政治的シオニズムの対立を増強させることによって開始される。 この大戦の結果、ナチズムは、破壊される。政治的シオニズムは、パレスチナの土地に主権国家を樹立するところまで強化される。 この第二次世界大戦を通じて、国際共産主義は、キリスト教世界と対等な勢力となるところまで強化される。…… 第三次世界大戦について。第三次世界大戦は、政治的シオニズムとイスラムの対立を発火点として開始される。政治的シオニズムとイスラムはその結果、共倒れと成る。 我々は、ニヒリストと無神論者のエネルギーを解き放つ。人々は、キリスト教に幻滅する。かくして最後に人々は、ルシファーの光に希望を託することに成る。そして、無神論もキリスト教も、同時に抹殺される。 ……… 問題は、第三次世界大戦である。 このパイクのシナリオでは、第三次大戦は、五つの局面に区分される。即ち、 (1)政治的シオニズムとイスラムの対立が激化する。(2)両者共倒れと成る。(3)ニヒリズムと無神論者を戦場へと解き放つ。(4)全世界は荒廃し、人々は、キリスト教に幻滅する。(5)最後に、ルシファー主義が勝利し、キリスト教も無神論も根絶やしにされる。 これで見ると、第三次世界大戦は、未だ、第一局面に位置することに成る。ここで「ニヒリスト」とは何者か。しかしこれは未だ、多くの人々の目には、しっかりと認識される段階には至って居ないであろう。(了) 【注】 パイクのこの問題の書簡について、最も詳細に論評した著作は、W・G・カーの遺著「サタン、この世の君主」であるが、今のところ邦訳されて居ない。 |
(私論.私見)