2006.06 |
(最新見直し2011.02.17日)
(れんだいこのショートメッセージ) |
ここで、太田龍・氏の時事寸評の2006.6月分を確認しておく。れんだいこ文法、作法に基づき編集替えしております。 2011.02.17日 れんだいこ拝 |
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1696回 2006(平成18)年6月1日 |
【「第三次世界大戰の黒い雲が地平線上に現はれて居る」考】 |
1697回 2006(平成18)年6月2日 デーヴィッド・メイヤーの「ラスト・トランペット・ニューズレター」二〇〇六年六月號。「第三次世界大戰の黒い雲が地平線上に現はれて居る」。此處に、ライオンズゲート・フィルムが、今、アイン・ランドの「肩をすくめるアトラス」をもとにして、映畫を製作する計劃を立てて居る。 (Lionsgate shrugging 'Atlas' pic mapped, Apr.26.2006, http://www.variety.com/article/VR1117942127) とある。「ヴァラエティー」とは、米國の映畫雜誌。今計劃中と成れば、完成、上映は、多分二〇〇八年、と成るのではなからうか。此れは、意味深長な時期設定だ。アイン・ランドの「肩をすくめるアトラス」に就いては、筆者は、「沈默の兵器」(データーハウス)の日本語譯解説の中で、此れは、イルミナティのアジェンダ(日程)の暗號による開示である。との説を述べた(平成七年)。デーヴィッド・メイヤーは、「肩をすくめるアトラス」の卷末、ニューヨークの電力供給が斷絶して、ニューヨークの燈が消え、暗黒の夜が來るとき、其れは、イルミナティの陰謀が完成され、反キリストの體制が確立された事の合圖である、と言ふ。此れは其の通り。アイン・ランドは、二十世紀半ば、イルミナティの首領であつたフィリップ・ロスチャイルドのミストレス(愛人、情婦)。そして、フィリップ・ロスチャイルドの指示によつて、イルミナティのアジェンダをコード化した此の小説を書いた(一九五七年、一千百頁)と言はれて居る。 【注】アイン・ランドの「肩をすくめるアトラス」の邦譯は、ビジネス社から出版されて居る。アイン ランド著、脇坂 あゆみ譯、「肩をすくめるアトラス」ビジネス社(二〇〇四年刊) |
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1698回 2006(平成18)年6月3日 |
【アイン・ランドの「肩をすくめるアトラス」考】 |
1699回 2006(平成18)年6月4日 [注] 邦譯本「肩をすくめるアトラス」の卷頭に主要登場人物が紹介してある。 ところが、此處には、本當の主役、 ジョン・ゴールド、 の名前がないのである。 此のことは、邦譯者が、アイン・ランドの意圖をよく理解して居ない ことを實證して居るのかも知れない。 |
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1700回 2006(平成18)年6月5日 |
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1701回 2006(平成18)年6月6日 |
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1702回 2006(平成18)年6月7日 |
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1703回 2006(平成18)年6月8日 |
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1704回 2006(平成18)年6月9日 |
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1705回 2006(平成18)年6月10日 |
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1706回 2006(平成18)年6月11日 |
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1707回 2006(平成18)年6月12日 |
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1708回 2006(平成18)年6月13日 (1)米国人の有志グループと彼らの同調者たちが、二〇〇一年九月十一日の悲劇についての国際的調査の動きにマレーシア前首相マハティール博士の支持を要請すべく、マレーシアに来て居る。 (2)このグループの代表者たちが、当地で、月曜日(六月十二日)、マハティール前マレーシア首相と会見した。 (3)彼等は、九・一一事件についての公式見解は、事実からはるかに遠い、と主張して居る。 (4)このグループの代表たちの中には、九・一一事件の生存者、ウイリアム・ロドリゲス。「アメリカン・フリープレス」紙の記者、マイケル・コリンズ・パイパー、英国(連合王国)在住イスラムチャネルの政治編集者イヴォンヌ・リドレイなどが含まれて居る。 (5)マイケル・コリンズ・パイパーは、マレーシア人と全世界イスラム教徒の陣営が、現在の世界情勢の真相を理解することの重要性を訴えた。 (6)このグループは、更に、チリ、ヴェネズエラ、日本、南アフリカ、英国(連合王国)に対して、九・一一再調査のための支持を呼びかける、として居る、と。 ここに報じられて居ることは重要である。マハティール前マレーシア首相の発言は、ここでは紹介されて居ない。我々は既に「時事寸評」(18.6.1)で、アメリカン・フリープレス紙、ザ・バーンズ・レヴュー誌が、九月二〜四日(いわゆる米国のレーバーディの祝日)、ワシントンDCに於て、第五回歴史修正派国際大会を開催すること、そしてこの大会に、マハティール前マレーシア首相を招待して居ること、を報道した。つまり、欧米の歴史修正派と、全世界のイスラム有志の連帯の動き、である。これくらい、イルミナティサタニスト世界権力にとってイヤ、なことはないであろう。 第二次世界大戦後、シオニストユダヤイルミナティサタニスト世界権力は、イスラムコントロール(支配)を、彼等の世界戦略の最重要課題の一つ、として来た。イスラムの中に、彼らの支配(コントロール)の枠組からはみ出そうとする「危険人物」「危険な勢力」が出て来ると、全力を挙げて、これを潰して来た。以下にその主たるものを列挙すると、(1)アルジェリア独立解放闘争 (2)イランのモサデク政権 (3)エジプトのナセル政権 (4)イラク、シリアのバース党政権。イルミナティは、過去二、三百年、きわめて長期に亘って、イスラム世界の中にフリーメーソン、その他の秘密結社を浸透させて来た。米国のアメリカン・フリープレス紙、バーンズ・レヴュー誌が主催する九月初旬の歴史修正派第五回国際大会の意味は、考えれば考えるほど、重大である。更に、この問題は、入念に検証して行きたい。(了) |
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1709回 2006(平成18)年6月14日 |
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1710回 2006(平成18)年6月15日 「日本に君臨するもの―フリーメーソン日本ロッジ幹部の證言」。―マッカーサー率ゐるフリーメーソンたちが、戰後日本の枠組を生み出した。ビックバンの名のもとに彼らは今も、此の國を私物化してゐる―高嵜廣(フリーメーソン・グランド・ロッジ・オブ・ジャパン、スコティッシュライト第三十二位階級)島田四郎、高山和雄編 一九九八年十二月五日初版發行 本書は、島田、高山、と言ふジャーナリストが、高嵜廣と言ふ、日本フリーメーソンの幹部とインタビューし、また在日米國人フリーメーソン幹部ともインタビューしてまとめた本である。此れは、フリーメーソンの日本に於ける活動の内幕を或程度曝露したものとして、きはめて貴重である。然し、本書は、發賣間もなく、市場から姿を消した。從つて、ごく僅かな數しか販布されては居ないであらう。古本も、殆んど全く出て來ない。ごく最近、關岡と言ふひとが、米國政府の對日年次改革要望書の存在を研究して、日本にとつての脅威を警告した。關岡氏は全く氣附いて居ないらしいが實は、前出文書の前段階は、在日米國商工會議所によつて構築されて居り、そして、此の在日米國商工會議所の中核は、在日米國人フリーメーソンである、と、前出著作に記述されて居る。 「米國商工會議所のもとに、亞米利加企業の理不盡な要求を其のまま突きつけるやうな二世だか三世が、マスコミにしたり顏で登場すると、本人はもとより、そんな奴を批判もなく取り上げる日本のマスコミに腹が立つ」 「數年前、亞米利加に友人、知人を多數もつある外交評論家が、義憤をこめて語つてゐた原因は、亞米利加の對日要求がどんどん細かくなつていくことである。其の最尖端にゐるのが、在日米國商工會議所である。」(前出、百六十一頁) 「其の在日米國商工會議所の要望書が、『微に入り、細をうがつてきた』と耳にしたのは昨年である。其の現物を入手して見ると、まさしく國家と國家と云ふより親會社が子會社に對して“要望と云ふ名の要求”を突きつけてゐる構圖がよくわかる。……」(百六十二頁) 「ユダヤ系亞米利加人アブラハム・ラーウィ氏は一九八一年に次のやうに日本に提言した。『日本の保守現政權は、恐らく、亞米利加の要求を、いやいや乍ら、次々と呑まざるを得ないであらうし、除々にではあつても、亞米利加が仕組んだ“自己弱體化への道”を走る事に成るであらう。日本人の見る道路標識には、日本人好みの行き先にが書かれる事に成るだらうが、裏側を見れば英語で違ふ行き先が印刷されてゐる筈である』」(『日本人への謀略』)(百七十七、八頁) 故黒岩重治氏の何册かの著作は、必讀文獻であるが、此れらの黒岩著には、媾和條約後の日本には、約三千人フリーメーソンが埋設され、日本を監視し續けて居る、とある。此の問題拔きにいきなり、米政府の對日年次改革要望書が出て來るわけではないし、出て來るわけがない、のである。(了) |
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1711回 2006(平成18)年6月16日 「ミッドナイト・メッセンジャー」二〇〇六年 五、六月号。三、六、十一頁。 「ダヴィンチ・コードと、その他の欺瞞」 メアリー・アン・コリンズ。このかなり長文の論文は、キリスト教徒の立場から書かれた例の「ダヴィンチ・コード」についての批判である。これは、機会があれば、全文邦訳して、日本民族有志に紹介したい。ここでは、とりあえず、以下にその要点を列記する。(1)ダヴィンチ・コードは、「ハリー・ポッター」以後の最大の書籍市場での事件である。二〇〇三年四月の出版以来、米国で、四千万部以上が売れた。四十五の言語に翻訳され、百五十の国でベストセラーである。(2)この本は、反キリスト教と急進的フェミニズムイデオロギー、女神崇拝の混合物である。(3)それはまた、ニューエージ的現象でもある。(4)この本の中に出て来る「シオン修道院」についての記述は、すべて全くの作り話である。
THE TRUTH ABOUT THE DA VINCI CODE By David Carrico(CD)。これは、フリーメーソンと「ダヴィンチ・コード」の関係を説明して居る、と言う。大筋から見て、「ダヴィンチ・コード」のプロパガンダは、ユダヤ教タルムードのキリスト教攻撃の線に沿って展開されて居る、と見て良いであろう。タルムードのみならず、一七七六年五月一日に創設されたヴァイスハウプトのイルミナティの行動綱領の中の、すべての既成宗教の廃棄。及び、「シオン長老の議定書(プロトコール)」の記述も、キリスト教の完全抹殺、を指示して居る。「ダヴィンチ・コード」は、疑いもなく、キリスト教会に対する、「死刑宣告」、にひとしい。これは、暗号の解読。などと言った底次元のお話ではない。ここに展開されて居る内容は、キリスト教会、キリスト教の完全殺害、以外の何者でもない。キリスト教会を殺害して、キリスト教徒を、まるごと、シオニストユダヤの支配下に入れるのである。この現象はまた、いわゆる「ユダ 福音書」なるものの発見と、ユダはイエスに対する裏切り者ではない、と言うプロパガンダと結び付いて居る。「ミッドナイト・メッセンジャー」の二〇〇六年 五、六月号はまた、このユダ問題についてのテッド・パイクの論文を掲載して居る。これもまた、ユダヤのキリスト教壊滅工作の一環である、と言う。(了) |
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1712回 2006(平成18)年6月17日 |
【佐藤優氏の「大川周明の米英東亜侵略史研究」考】 |
1713回 2006(平成18)年6月18日 佐藤優と言うひとが、大川周明の「米英東亜侵略史」、この本を解説批評する著作「日米開戦の真実」を出した。大川周明の前出著作は、大東亜戦争開戦直後、昭和十七年早々になされたラジオの連続講話の記録である。大川周明の著作を読むためには、次の二冊の本を必読書としなければならない。即ち、(1)仲小路彰「米英の罪悪史」(昭和十七年一月、ラジオ講話) (2)渡部悌治著「ユダヤは日本に何をしたか(攘夷の流れ)」(成甲書房)。この二冊の本をしっかり読んでそれから、前出、佐藤優著を検証すると、おのづから佐藤優と言う人物の正体が白日のもとにさらけ出されるであろう。 まず、大川周明の前出著作と仲小路彰の「米英の罪悪史」を読み比べると、大川著にはユダヤに対する批判が一言もない。これに反し、仲小路彰著はユダヤ国際金融閥こそ米英の本体であり、主人であり、米英の犯罪の主役であると明言して居る。そのことが浮かび上がって来る。 昭和二十年八月十五日の日本の敗戦は、シオニストユダヤ、イルミナティサタニスト世界権力の勝利であり、シオニスト・ユダヤ、フリーメーソン、イルミナティサタニスト世界権力による日本占領の開始を意味する。従って、反ユダヤ 反フリーメーソン 反イルミナティ 反サタニズム的傾向の日本人及びその種の著作、思潮は、日本の社会から完全に一掃されなければならない。 大川周明とは何者か。このことは、渡部悌治著「ユダヤは日本に何をしたか(攘夷の流れ)」、この本の中に、はっきりと書かれて居る。または、大川周明は、親ユダヤ親米英の売国奴的人物として告発されて居る。然り、大川周明が、このような人物であるからこそ、シオニストユダヤ、イルミナティの絶対的支配下にある現代日本に於いて、同じく、親シオニストユダヤの大川周明を持てはやす親シオニストユダヤ的人物の著作が大々的に宣伝され得るのである。 敗戦後の日本には、反ユダヤ 反フリーメーソン 反イルミナティを貫徹するいわゆる「右翼」は、故佐藤耕治氏のような例外を別とすれば、全く存在しない。「左翼」は、出現のときから、イルミナティの手先、その軍隊として創設された。現代に至るまで「左翼」の本質は変わらない。敗戦後、大川周明は再登場した。しかし、敗戦と共に、大川をはるかにしのぐ大思想家、仲小路彰は完全に日本人によって葬り去られた。我々は、大川でなく、仲小路彰を復活させなければならないのである。(了) |
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1714回 2006(平成18)年6月19日 |
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1715回 2006(平成18)年6月20日 |
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1716回 2006(平成18)年6月21日 |
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1717回 2006(平成18)年6月22日 |
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1718回 2006(平成18)年6月23日 |
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1719回 2006(平成18)年6月24日 |
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1720回 2006(平成18)年6月25日 |
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1721回 2006(平成18)年6月26日 |
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1722回 2006(平成18)年6月27日 |
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1724回 2006(平成18)年6月28日 産経新聞、平成十八年、六月二十七日。古森義久と言う記者が、「米元高官、仮想軍事シナリオ共著『2009年、中国の攻撃で日中開戦』」と言う記事を書いて居る。六月上旬に出版されたこの本の題名は、「ショーダウン(対決)」(showdown)二〇〇九年、中共中国は日本に戦争を仕掛けるが、米国政権は、日本への支援を拒否し、日本は中国に降伏すると。つまり、米国は日本を見殺しにすると。二〇〇九年のこの米国政権は、米国で初の女性大統領、と言うから、これはヒラリー・クリントンが二〇〇八年十一月の選挙で勝利する、と想定されて居る。この本が、日本で翻訳、出版されるかどうかは知らない。しかし、多分、邦訳本が出たとしても日本人の殆んどすべては、そっぽを向くであろう。つまり、イヤなことは聞かない、と言うわけである。筆者は、十年も前から、日本に対する第二次米中挟み撃ち戦争を、ユダヤイルミナティは計画する、と警告して居る。けれども、そもそも、「第一次、米中挟み撃ち対日戦争」の認識がなければ、「第二次………」も、見える筈がない。筆者は、 「米国同時多発テロの『謀略史観』解析―真犯人は国際イルミナティ三百人委員会だ……」(二〇〇一年十一月二十五日刊、三交社発行、週刊日本新聞編著)二十八頁以下で、次のように書いた。平成十年(一九九八年)からは、敵(米英ユダヤイルミナティ)は、 日本の完全抹殺を目標とする第五次対日侵略戦争に突入して居る。 ………彼ら(ユダヤイルミナティ三百人委員会世界権力)の日本処分計画は次のとおり。 (1)外資が日本を占領する。 (2)大量の合法的非合法的移民を日本に流入させる。 (3)日本は主として米中両国に分配される。 (4)日本の残存する力を、対イスラム対ロシア戦争に動員する。 (5)そして最後に、第三次世界大戦の展開過程で日本は消滅し、西洋ユダヤ中国が日本の支配者として君臨する。 ……… ……… 以下省略。 前述の如き味方からすれば、産経、古森義久記者が紹介した新著は、意味深長であろう。(了) |
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1725回 2006(平成18)年6月29日 |
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1726回 2006(平成18)年6月30日 「EIR」、二〇〇六年六月三十日号、六十二〜六十四頁。ここに、二〇〇六年六月十四日、マレーシアで行はれた、 EIR誌と、マハティールもとマレーシア首相との注目すべき インタビューが掲載されて居る。これは後日、週刊日本新聞紙上に、かなり詳しく紹介したい。ここでは、その要点を列記する。 |
(私論.私見)