2006.02 |
(最新見直し2011.03.06日)
(れんだいこのショートメッセージ) |
ここで、太田龍・氏の時事寸評の2006.2月分を確認しておく。れんだいこ文法、作法に基づき編集替えしております。 2011.02.17日 れんだいこ拝 |
【「ポール・グルバッハの駐米ドイツ大使ウォルフガング・イッシンガーあてドイツとホロコースト修正主義についての公開書簡」考】 |
1572回 2006(平成18)年2月1日 米国市民、ポール・グルバッハの、駐米ドイツ大使、ウォルフガング・イッシンガーあての、ドイツとホロコースト修正主義についての公開書簡。germany and holocaust revisionism: an open letter to the german ambassador by paul grubach 二〇〇六年一月二十五日。この公開書簡の英語原文は、末尾に前文掲載する。以下にその要点を記す。 (1)ドイツ政府は、今、ホロコースト修正主義学者、ゲルマール・ルドルフを迫害して居る。 米国人ポール・グルバッハのこの公開状の趣旨、論旨に、当「時事寸評」は、全面的に賛同することを、ここに公然と表明する。もちろん、我々は、ドイツが日本と同じく独立国ではないことを良く知って居る。ドイツは、第二次世界大戦敗北後、日本と同じく、米英(イルミナティサタニスト世界権力)の占領下にありつづけていることを我々は知って居る。西ドイツは、一九四九年「独立」を回復した、と言う。そして、初代の西ドイツ首相は、アデナウアーである。我々の聞いたところによれば、アデナウアーと、彼の後任歴代西ドイツ首相は、首相に正式就任する前に、「首相文書」なるものに署名しなければならない。この「首相文書」には、ドイツの新聞(マスコミ)は、百五十年間(つまり、二〇九九年まで)、米国の支配指揮下に置かれる、と書いてあるのだそうだ。占領下の「ドイツ政府」は、シオニストユダヤの「ホロコースト・イデオロギー」を無條件で承認しなければならないことは自明である。ゲルマール・ルドルフについては、ここでは省略する。この問題は、更に継続して論じることにする。(了) germany and holocaust revisionism: an open letter to the german ambassador ambassador wolfgang ischinger embassy of germany 4645 reservoir road, nw washington, dc 20007 january 25, 2006 dear ambassador ischinger, re: the german government's persecution of holocaust revisionist scholar, germar rudolf. the un declaration of human rights is very clear and unequivocal on the right to freedom of speech. it states: "everyone has the right to freedom of opinion and expression." the german government stands in blatant violation to this un declaration. herewith. germar rudolf is a german citizen who was forced to flee his native germany because he has questioned and refuted certain aspects of the holocaust ideology. in the united states, near chicago, revisionist scholar rudolf was recently torn from his american wife and their child and delivered to germany, where he is in prison in stuttgart. i repeat the un declaration's statement: "everyone has the right to freedom of opinion and expression." by imprisoning and persecuting germar rudolf because of his opinions and expressions about the holocaust ideology, the german government is guilty of violating his right to freedom of opinion and expression. in response to my accusations, i suspect you are going to defend your government's actions with the following line of reasoning: "what germar rudolf says about the holocaust is racist hate speech that must be banned in order to prevent another resurgence of nazism in germany." even if what rudolf has to say about the holocaust ideology is "racist hate speech," it still could be true. simply labeling a viewpoint as "racist hate speech" in no way disproves the viewpoint. but let us give your government the benefit of the doubt and assume that everything (!) that rudolf says about the holocaust ideology is indeed 100% false, and that it is indeed "racist hate speech." a truly democratic society grants its citizens the right to be hopelessly and demonstrably wrong. the right to freedom of speech is not to be applied selectively, depending upon the nature of the viewpoint in question. it is to be applied universally and consistently to all members of a democratic society. if it means anything at all, freedom of speech means the right to hold and expound controversial and unpopular opinions. don't imprison rudolf. release him and defeat his ideas in open and democratic debate. if contemporary germany truly were a liberal democracy that respected everyone's right to freedom of expression, the german government would release germar rudolf and defeat his ideas in a nationally televised debate. this would be the way that you could help to prevent the resurgence of a dictatorial and oppressive national socialist form of government. by releasing germar rudolf and engaging him in open debate, this would show the german people that a democracy that respects everyone's right to freedom of opinion and expression is superior to a right wing dictatorship that suppresses freedom of speech. the continued imprisonment of my friend and colleague germar rudolf (and others like him) for expressing their opinions on the holocaust ideology only serves to undermine the german people's faith in your so-called "democracy." i am asking for the immediate release of my friend and colleague germar rudolf by the german authorities. i await your response. sincerely, paul grubach |
【「皇室典範改革の動きの背後」考】 |
1573回 2006(平成18)年2月2日 皇室典範改正問題についての議論の本当の焦点は、小和田恒元外務次官、である。筆者は「小和田雅子」と言う、西洋人もどきの人物が「皇太子妃」と成ったその頃から、小和田元外務次官問題を告発して来た。ジョン・コールマン著「三百人委員会」(KKベストセラーズ刊)の巻末名簿によれば、日本人の中で、ただ一人、大来佐武郎(オーキタサブロウ)が、三百人委員会の正式会員に選抜されて居た。しかし、その後、「大来佐武郎」氏は、死亡して居る。この名簿の中には、中国人が何人か含まれて居る。大来氏が死去したあと、その後任は日本から補充されないのか。筆者は、補充される場合、その候補者の一人は、まさしく、小和田恒元外務次官であろう、と推定した。 この小和田元外務次官の娘が、皇太子妃。つまり、将来の日本の「皇后陛下」。これは、三百人委員会=イルミナティサタニスト世界権力の、日本民族抹殺戦争に於る、重要な布石、と見るべきである、と筆者は警告した。 「皇太子」は、学習院大学卒業後、英国オックスフォード大学に二年間、留学して居り、そして、あのイルミナティサタニスト世界権力秘密結社の「ローズ奨学資金」は、「皇太子」を、「準ローズ奨学生」として待遇して居ると、読んだ記憶がある。「小和田雅子」と言う、西洋人もどきの人物も、ハーバード大学を卒業してから東大に入り、外務省入省、外務省からオックスフォード大学に留学した。イルミナティサタニスト世界権力の対皇室工作は、更に一歩、「前進」したわけである。 皇室典範改革の動きの背後に、小和田元外務次官は。この問題が、始めて全面的に、「諸君」平成十八年三月号のある人物の論文に取り上げられて居る。小和田元外務次官が大来氏の死後、「三百人委員会」の後任日本人会員として補充されたかどうか、それは、分らない。小和田元外務次官は、その後、国連大使と成り、外務省を退官したあと、国際司法裁判所(ICJ)の裁判官に選出されて、日本から出向して居り、ヨーロッパに在勤して居る。 イルミナティサタニスト世界権力のアジェンダ(計画)は、「愛子天皇(皇太孫)」を確保したあと、東宮=皇太子による「宮中改革」「皇室改革」を、強行せしめることであろう。イルミナティ指揮下のこの「改革」の使命は、日本の皇室の「伝統」の決定的全面的な破壊である。(この項つづく)(了) 【参考文献] 「諸君」、平成十八年三月号、八十頁以下。八幡和郎 何故だ!?小和田恒氏の「沈黙」 |
【「小泉式皇室構造改革」考。天皇=皇室の実質的廃止に向って急速強行進撃する売国奴小泉とその政権、 その背後の勢力の意図は何か】 |
1574回 2006(平成18)年2月3日 当「時事寸評」前号(18.2.2)で、「諸君」平成十八年三月号、八幡和郎論文について論及した。前出論文の中で、八幡和郎氏は、後世の歴史家は、目下進行中の事態を「官僚による皇位簒奪」、と記録するかも知れない、と述べて居る。しかし、この言い方は、表層的である。事の本質はそこにはない。最近の或るマスコミ記事は、小泉首相が宮中で、長いこと待たされた。小泉は、宮内庁の役人に、天皇は何をして居るのかと聞くと、宮中祭祀、と言う。小泉は、そのとき、改革だ!! ともらしたと言う。「長い間」、と言っても三十分くらいらしい。多忙な首相を三十分も待たさせるとは、断じて許せない、と、小泉は、ひどくイライラしたとか。これが、今の皇室典範改正(改悪)強行の小泉の動機だと噂さされて居ると。 この「噂さ」を売国奴マスコミは、日本人全体に伝えない。この話しは、まことにさもありなん、と見える。小泉にとって天皇=皇室など、例の「審議会」の議長が、或る皇族の女系天皇に反対する発言について、そんなものは「どうってことはない」、と放言した、その意識と全く同じ、「どうってことない」、のである。小泉のご主人さまは、米国である。小泉にとって「天皇=皇室」の比重は、限りなくゼロに近い。「天皇」は「名存実亡」なのである。 前出、八幡和郎氏が、「官僚による皇位簒奪」、と言うとき、その「官僚」にとっても、ご主人さまは米国である。つまり「官僚による皇位簒奪」と言うとき、その真意は、官僚のご主人さまたる米国による皇位簒奪、と成るのである。「米国」とは「イルミナティサタニスト世界権力」のこと。つまり、今、占領軍(米国=イルミナティ)は、一九四五,六年当時に開始した、日本の国体の完全抹殺作戦を、次のより高次の段階へと、進めつつあるのだ。 「官僚」は、敗戦直後からそっくりそのまま、丸ごと米国(イルミナティサタニスト世界権力)の指揮下に入り、そしてそれから、六十年、今や、阿吽(あうん)の呼吸、ツーカーの間柄、以心伝心の関係、である。日本の「官僚」を、日本国の「役人」、などと錯覚してはならない。日本の「官僚」は、米国=イルミナティサタニスト世界権力に奉仕する反日的売国奴の大軍団である。「小泉」は、自民党の誰がどう言おうと、「そんなことはどうってことない」。「小泉」は、イルミナティサタニスト世界権力占領軍=占領者の指揮のもと、「愛子天皇=皇太孫」を確立するための皇室典範改変を強行する。小泉は、天皇の神道式伝統祭祀、廃止に向って進撃する。そしてそれこそ、今日本民族抹殺作戦のより高次の段階に進入しつつある米国(イルミナティ)占領者の意図とするところである。(了) |
【「ライブドア事件」考。ライブドア事件が拡大して、夏までに小泉の首が危なくなる(「週刊ポスト」】 |
1575回 2006(平成18)年2月4日 産経新聞、平成十八年二月二日号。ライブドア事件、私はこう見る。マッキンゼー・アンド・カンパニー・プリンシパル、と言う肩書の日本人某氏。このひとは、ライブドア事件のために、MアンドA敵視の風潮が出て来ることを危惧する、などと言って居る。このひとは日本人だが、米国、英国など欧米の金融界陣営の見解として、同様な論旨が、何件か日本のマスコミ上に出現した。こうした状況を見ると、今、進行中の東京地検のライブドア捜査が小泉政権の意向に反して着手されたのみならず、米英イルミナティサタニスト世界権力の意向に、必ずしも同調的な行動でもないかも知れない、との印象を受ける。 「週刊ポスト」平成十八年二月十七日号、二十四頁以下のライブドア事件についての記事によれば、 (1)森派内では、検察首脳部がはっきり小泉政権そのものに牙をむいてきたと危機感を強めて居る。 と言う。 こうした今の風潮から見ると、検察のライブドア捜査が、米英イルミナティサタニストの命令、指揮下でなされつつある、とは、ならないようだ。とすると、日本を占領して居る米英イルミナティサタニスト世界権力が、このまま、検察のライブドア捜査の進行を放置することは考えられない。今年の春のうちに、小泉の首が落ちる可能性もある、との観測。東京地検の捜査が小泉政権中枢を直撃する場合にはそれは考えられる。小泉が退場するとすれば、次の内閣はどうなるのか。問題は、単なる「ホリエモン」と言う一人のピエロ、道化役者、ペテン師。その運命はどう成るか、の次元をはみ出しつつある。(了) |
【「シオン長老の議定書」考】 |
1576回 2006(平成18)年2月5日 讀賣新聞平成十八年二月三日。ここに、解説部 某。ハマスの原理主義綱領 露骨な反ユダヤ主義と言う記事あり。パレスチナの選挙で大勝したハマスに対して、その綱領の中の、反ユダヤ主義、それを廃棄せよ、と、傲慢無礼にも、讀賣新聞はハマスに対して最後通牒を突き付ける。ハマス綱領第三十二條に、ユダヤの世界支配計画は「シオン長老の議定書」に書かれている、とあるのに対して「帝政ロシアが作成したとされる偽書さえ持ち出す反ユダヤ姿勢」などと言う。 当「時事寸評」は、讀賣新聞のこの極悪売国奴的反イスラムの言説、シオニストユダヤの一味として、シオニストユダヤに日本を売り渡す、この売国奴的言説を厳重に告発する。「シオン長老の議定書」が、(帝政ロシアが作成したとされる偽書)とは何のことか。筆者は、「シオン長老の議定書」(成甲書房、二〇〇四年九月)の解説、及び、ユースタス・マリンズ著、太田龍監訳「カナンの呪い」(成甲書房、二〇〇四年二月)の解説、の中で、「シオン長老の議定書」偽書説の誤謬を完膚なきまでに粉砕した。 昭和十六年刊の四王天延孝著「猶太(ユダヤ)の思想と運動」は、「シオン長老の議定書」偽書説を詳細に検証して、そのペテン性を論破して居る。この偽書説には、三つの問題がある。即ち、 (1)これは、帝政ロシア官憲による偽造である、と言う。しかし、これは子供だましにもならない、ボロボロのしろものである。 しかしもちろん、讀賣に限らず、極悪売国奴全日本マスコミは、一切の論証抜きで、問答無用、「シオン長老の議定書」は偽書である、と独断して切り捨てる。つまり、日本の国賊売国奴マスコミは、この問題ではいかなる意味でもジャーナリズムでもなく報道機関でもない。彼らは、シオニストユダヤのサタニスト的イデオロギーの宣伝機関、であるに過ぎない。そして彼らのこの性格は、昭和二十年十月以降、今日に至るまで六十年、首尾一貫して、米国(イルミナティサタニスト世界権力)占領軍の日本民族一人残らず皆殺し侵略作戦の第一線の軍隊、として対日戦争を遂行しつつあることと、表裏一体、なのである。(了) [参考文献] (1)四王天延孝著「猶太(ユダヤ)の思想と運動」(昭和十六年) |
【「幼児誘拐秘密儀式殺人」考。今市市女児誘拐殺害事件に、「秘密儀式殺人」のにおい】 |
1577回 2006(平成18)年2月6日 平成十七年十二月一日、栃木県今市市で、小学校から下校時、女児が何者かに誘拐された。そしてそれから間もなく、十二月二日、茨城県常陸大宮市の山林で、この女児の死体が発見された。二ヶ月以上を経過して居るが。マスコミ上では、皆目、警察の捜査は進行して居ないようである。当「時事寸評」は、この事件について、発生当初から、西洋欧米(とりわけ米国式)スタイルの幼児誘拐秘密儀式殺人、の、「におい」のようなものを直感した。 米国では、既に、毎年、相当数の幼児、少年少女が突然消える事件が生じて居る。これは、米国内での秘密儀式殺人に関係して居る、との情報がある。米国(イルミナティサタニスト世界権力)の日本支配、日本占領が、時々刻々、深化しつつある以上、米国内で生じて居るすべての現象が、日本に波及することは必然であろう。 鬼塚英昭著「二十世紀のファウスト」(平成十七年十二月刊、自費出版)は、「一九四九年」と言う年の性格、そしてそこに於ける、世界権力の一員としてのアヴェレル・ハリマンの言動を、詳細にそして的確に記述して居る。ここではそれについての説明は省略する。一九四九年、ヨーロッパでは、ハリマン、ロスチャイルドを中核とする世界権力によって演出された、何千と言う謀略的事件が発生した、と、「二十世紀のファウスト」は述べる。日本の米国(イルミナティ)占領軍は、同じ年日本で謀略的事件を起こした。一九四九年に生じたそれらの事件の主たるものは、(1)下山国鉄総裁変死事件。(2)松川事件。(3)三鷹事件。以上三件である。いずれも国鉄がらみである。今は、全く忘れられてしまって居る、多数の謀略事件が、米占領軍によって演出されたであろう。 しかし、「二十世紀のファウスト」は、一九四九年、ヨーロッパで彼等(イルミナティ)が仕掛けた謀略の事件は、日本とは比較にならないほど尨大であった、とする。欧米西洋には、イルミナティフリーメーソンの謀略と戦う人々の数とそしてその質は、日本の如く微々たるものではない。日本では、「微々たるもの」というよりも限りなく、ゼロに近い。西洋では、儀式殺人は、太古の昔から今日まで連綿として続いて居る。旧約聖書にも、その事例がはっきりと明記されて居る。日本民族は、もはや、この問題について無知、無関心で居ることは出来ないのである。(了) 【参考文献】 (1)ユースタス・マリンズ著「衝撃のユダヤ5000年の秘密」(日本文芸社、絶版) |
【「ジョージ・W・ブッシュ-シオニストの二重エージェント、アメリカに対する反逆者(裏切り者、売国奴)」考】 |
1578回 2006(平成18)年2月7日 テックス・マーズの「預言の力(パワー・オブ・プロフェシー)」、二〇〇六年二月号。ここに、「ジョージ・W・ブッシュ-シオニストの二重エージェント、アメリカに対する反逆者(裏切り者、売国奴)」 http://www.texemarrs.com/george_w_bush_zionist_double_agent.htm と言う記事がある。以下にその要点を列記する。 (1)ヒラリー・クリントンはユダヤである。 これはきわめて重要な記事であるので、全文を翻訳して、後日、週刊日本新聞紙上に掲載したい。かくして、ブッシュ(父)が米大統領に就任した一九八九年から現在まで、十七年、米大統領官邸は、シオニストユダヤによって掌握されて居たことに成る。クリントンの八年間。クリントンは、ロックフェラーの隠れ血統、と伝えられるが、そのロックフェラーも、隠れユダヤ、とされる。更に、現ブッシュ大統領のあとがヒラリー・クリントン大統領とすれば、同じく隠れユダヤ。G・W・ブッシュはキリスト教徒、それも、ボーン・アゲイン・キリスト教徒、キリスト教原理主義的な意味でのキリスト教徒、とされて居る。しかし、これは見えすいた偽装であった。極悪国賊売国奴小泉=ブッシュ米大統領のポチ、即ち、その忠実にして従順なドレイ。であるとすれば、小泉売国奴政権下の日本人は、一億二千万人、ことごとく、シオニストユダヤのドレイ、シオニストユダヤの家畜人ヤプー、であることに大満足して居るわけである。(了) |
【「マホメットの漫画の一件」考】 |
1579回 2006(平成18)年2月8日 マイケル・ハウプトのニューズレター、二〇〇六年二月六日。◯「the power of a cartoon 」(漫画の力)。これは最近、デンマークの新聞が掲載したマホメッドの漫画は、第三次世界大戦の引きがねを引くことに成るか?と言う問題を論じた短い論説である。マイケル・ハウプト(英国人)については、昨平成十七年に、週刊日本新聞紙上で何度か取り上げ、論評した。彼は、アルバート・パイクの一八七一年八月十五日付け、マッチーニあての書簡(イスラムとシオニストユダヤの対決を引きがねとして第三次世界大戦がイルミナティによって引き起こされる、との趣旨)にもとづき、「第三次世界大戦」と言うインターネットホームページを開設して居る。以下にその要点を記述する。 (1)問題のマホメットの漫画を掲載したデンマークの新聞の編集幹部は、メレト・エルドラプ(merete eldrup) アルバート・パイクの一八七一年八月十五日付けマッチーニ宛の書簡は、W・G・カー著、太田龍監訳「闇の世界史」(成甲書房、原題『ポーンズ・イン・ザ・ゲーム』)の中に引用されて居り、また、W・G・カーの遺著「サタン、この世の君主」(未邦訳、英文)四十五頁以下に、この問題についてかなり詳しい解説がある。ここでは、省略する。アルバート・パイクのグランドデザインによれば、第三次世界大戦の第一局面は、イスラムとシオニストユダヤが衝突して、両者共倒れ、つまり、相互破壊、の結果と成ると言う。つまり、第三次世界大戦は、これで終わりとは成らず、次の第二局面に移行する、と。この問題は更に続報する。(了) 【注】 アメリカン・フリープレス、二〇〇六年二月十三日号、十五頁。ここに、クリストファー・ボリンの、デンマークの新聞による反イスラム的マホメットの漫画掲載問題についての記事あり。デンマーク政府は、五百人のイラク占領軍=対イラク侵略軍を派遣中と。 【参考資料】 threeworldwars newsletter feb 06, 2006 issue #40 the power of a cartoon michael haupt i trust you had a restful break over the holiday period. may 2006 bring peace, clarity and a sense of purpose on you and your household. can a cartoon trigger ww3? in case you've been out of contact, newspapers in denmark, norway, france and germany have published a cartoon of the prophet mohammad wearing a turban in the shape of a bomb with a burning fuse. the cartoon is offensive to muslims the world over since the prophet may not be displayed in public places, let alone caricaturized. here is further background. keep in mind that albert pike's letter of 1871 (whether real or imagined), predicted 3 world wars. the third world war, according to pike, must be conducted in such a way that islam (the moslem arabic world) and political zionism (the state of israel) mutually destroy each other. if this is to occur as predicted, surely the animosity between muslims and the non-arab world must be stepped up a notch to trigger a reason for attack on a predominantly muslim nation - perhaps iran or syria? what intrigues me about this incident is that the warmongers must have all their plans in place to launch a strike, and are now simply looking for an excuse to do so. what better way to ignite a fuse than to strike a blow where it hurts the most. in case you believe a newspaper 'accidentally' published the cartoon, without realizing the impact it would have, bear in mind that merete eldrup, managing director of jp/politikens hus a/s (the company that published the cartoons in denmark) is married to anders eldrup, who has attended the last five bilderberg meetings (as reported by tony gosling, the uk bilderberger reporter). merete is a former head of secretariat at the ministry of economic and business affairs and deputy director of the danish energy authority. anders is chairman of dong, the state-owned energy company ('danish oil and natural gas'), which will soon be privatized. people in positions of power like this, and privy to the schemings of the secretive bilderberg group, do not make mistakes. remember that history books record the start of ww1 as being triggered when archduke francis ferdinand of austria was assassinated by a serbian student. many historians consider this to be the spark that started ww1. could it be that history books will record the publishing of the mohammad cartoons as being the spark to ignite ww3? four people have already been killed in skirmishes. we will have to watch this situation carefully. if it blows over, it means the planted spark is premature and the warmongers are in fact not yet ready. but if violence escalates this will conform that the cartoon is intended to fan the flames of war, and that all the required players are in position and awaiting their cues. http://threeworldwars.com/archive/news/news040.htm |
【「イランの新聞ハムシャハリのホロコースト(ユダヤ人大量虐殺)に関する漫画コンテスト実施」考】 |
1580回 2006(平成18)年2月9日 毎日新聞、平成十八年二月八日夕刊によれば、イランの新聞ハムシャハリは、ホロコースト(ユダヤ人大量虐殺)に関する漫画のコンテストを実施する、と発表したと。当「時事寸評」の前号(18.2.8)に、マイケル・ハウプトは、 「これは、きわめて深刻な展開である。我々はこの計画された衝突の終点がどう成るのか、分らない」と述べて居る。 イランの新聞が、イスラム教徒による、ユダヤホロコーストについての漫画を公表し始めたとすると、もちろん、シオニストユダヤ、シオニストイスラエルは、イランに「刑罰」を加えるよう、公然、要求するであろう。我々は、イスラエル政府が、イスラエル軍に対して、二〇〇六年三月末までに、イランの核開発施設を空襲によって破壊するよう、命令を発して居る、ことを知って居る。ASPO(石油ガスピーク研究協会)の二〇〇四年大会に於て、イラン国立石油企業の副総裁が、第三次世界大戦は既に始まって居る、と発言したことを既に週刊日本新聞紙上で報道した。 イランは、イルミナティサタニスト世界権力によって、第三次世界大戦の口火を切るべき場所、と設定されて居り、従って、イラン人はそのことをひしひしと日常生活の中で痛感させられて居るわけである。しかし、米国とイスラエルが、イラクに続きイランに対して武力攻撃を加えるとしても、その大義名分が問題である。デンマークの新聞がイスラム世界に対する最悪のもっとも危険な神聖冒涜の口火を切り、そしてヨーロッパの国々の新聞が続々とその火を燃え広げさせた。 イランの新聞がユダヤホロコーストの漫画を掲載するならば、事態は一段階、上昇する。フランスの漫画週刊誌は、更に危険なマホメットの風刺漫画を掲載し、アフガニスタンの旧政権タリバンの幹部司令官が、八日、マホメット風刺漫画関係者殺害に金百キロ(2億円)相当の賞金を与えると言明したと言う(「日刊スポーツ」二月九日)。イルミナティサタニスト世界権力は、この火の手を、増強させるつもりのようだ。デービット・メイヤーが述べたように、地平線上の第三次世界大戦の不吉な凶兆は次第に大きく、はっきりと全世界の人々に印象付けられて居る。日本はどうか。極悪売国奴小泉政権を熱狂的に支持しつつある、一億二千万の日本人家畜人ヤプーは、ご主人さま=アメリカ様の言うがまま、シオニストイスラエル=シオニスト米英の「同盟軍」として、全世界イスラム十数億人との正面衝突コースを、喜色満面、走って行く。(了) [注] ジェームズ・ラブロックの新刊「ガイア(地球)の復讐」(二〇〇六年二月刊) the revenge of gaia by james lovelock この本は、一九七九年に出版されたラブロックの著作(ガイア、地球生命圏)から数えて五冊目。人類が地球生命体を徹底的に破壊したために、地球の大気の温度は上昇し始め、もう手遅れ、と宣告する。イルミナティサタニスト世界権力は、もちろん、白痴的日本の権力エリート階級とは違って、このことを良く承知して居る。彼らの「解答」は、第三次世界大戦その他によって、二十一世紀 地球人口の圧倒的大多数を、殺処分すること。であるだろう。ラブロックの新著については、後日、詳しく論評する。 |
【「何故デンマークはイスラムに対して謝罪しなければならないのか」論説考】 |
1581回 2006(平成18)年2月10日 二〇〇六年二月三日付け、 「アメリカン・フリープレス」紙の記者、クリストファー・ボリンの、「何故デンマークはイスラムに対して謝罪しなければならないのか」と言う論説を末尾に転載する。このクリストファー・ボリンの論説の要点は次の通り、 (1)私(C・ボリン)は、この間ずっと中東に住み続けて居るアメリカンジャーナリストである。 筆者は、日本のマスコミが、「フレミング・ローズ」を、過激派シオニストユダヤの一味として、そしてこの件の主要な責任者として指摘して居るかどうかは知らないが、今のところ、それを日本のマスコミ上で見たことはない。クリストファー・ボリンは、「アメリカン・フリープレス」紙の特派員として、中東に駐在して居ると言う。彼の記事は、毎号のように「アメリカン・フリープレス」に登場する。日本のマスコミは、このフレミング・ローズが、米国のもっとも過激なシオニストユダヤの「同志」であること、そのことを語らない。その行動によって、日本の極悪売国奴マスコミは、彼らがサタニスト的シオニストユダヤの奴隷、忠実な手下であることを、天下に暴露するわけである。(了) 【参考資料】 why denmark must apologize to muslims february 03, 2006 by christopher bollyn american free press the following comments are taken from an email sent to prof. mikael rothstein of the university of copenhagen and flemming rose, the editor of jyllands posten who commissioned the anti-muslim cartoons. in this letter i strongly urge that denmark, and those responsible like rose, immediately issue a formal and complete apology to the muslims of the world. thank you for your note. i am an american journalist who has lived in the middle east for years and have a degree in history with emphasis on the middle east. having lived among muslims, i have a good understanding of their religious values. this is why i responded so quickly when i became aware of these cartoons that flemming rose had commissioned and then published. about, flemming rose, allow me to clarify my line of questioning a bit. my question of flemming rose's religious persuasion is not the point. the real issue is where does his loyalty lie? the anti-muslim cartoon scandal is clearly turning out to be a key event in the zionist neo-cons' "clash of civilizations," the artificially constructed struggle to pit the so-called christian west against the islamic states and peoples. we know that flemming rose is a colleague and fellow of the zionist neo-con daniel pipes. he has visited pipes in philadelphia and written a friendly biographical article which is featured on daniel pipes danish website. as you know, pipes is a radical zionist of the most extreme sort - a hard-line jabotinsky sort of zionist. you know, the iron fist-iron brain, kind of zionist - the kind that considers ariel sharon to be soft on the palestinians. we know that there are radical zionists among danish christians as there are millions of christian zionists in the usa. the real question is what does flemming rose believe? is he a christian zionist who is leading a kind of danish crusade against islam? is he an atheist who does not care about or respect the beliefs of muslims? ...or, is he a closet jew who denies his jewish roots and waves his danish citizenship while waging a poorly-disguised zionist campaign against muslims and arabs? because of rose's close connection with daniel pipes, his position as "cultural editor" and his physical appearance, i suspect the latter is the case. i think rose is a zionist agent who has created this scandal for a strategic purpose. rose should be arrested and interrogated for his actions in creating hatred and hostility against people of another religious group. why is his crime against an entire people not considered a crime in denmark? if holocaust skeptics are arrested and held in jail for raising questions about the holocaust, why is rose allowed to wage media terror and offend millions of muslims with impunity? i think this scandal has actually been created and is being manipulated by a hidden hand in order to foment racial and religious hatred in denmark and across europe and the middle east. why else would the danish government not do the sensible thing and issue a formal apology? you do realize that the crisis will continue and deepen until the queen or the prime minister issue a formal and heartfelt apology, don't you? this could become a religious and civil war between europeans and muslims. europe has had a few such wars in the past. how much does denmark want to lose before it does the only proper and sensible thing and issue an apology? do they want denmark and europe to suffer more? muslims imams are now calling for the heads of flemming rose and those responsible for the cartoons. he should immediately issue a sincere and public apology to the muslim people. if he does not do so, i fear his life will be in danger. furthermore, if he continues to refuse to apologize, it only proves that his effort, which has lead to such hostility, was intentional all the way. if that is the case, he should be arrested and put in prison because he has been directly responsible for the insult he has caused millions of muslims and the consequent damage he has caused to denmark and the danish people. the damage to denmark's image, prestige and economy is likely to be severe and long-lasting. danish lives are clearly in danger. as a religious scholar of high standing, mr. rothstein, you and other concerned citizens should urge the queen of denmark and prime minister anders fogh rasmussen to issue an apology as soon as possible. otherwise the crisis will only get worse and the relationship between denmark and the islamic world will never be repaired. who could possibly want such an outcome? muslims have a strict code of honor and denmark has committed a grave insult and affront against islam - therefore, there is only one way out and that is to issue a sincere apology and ask for forgiveness - and then pray and work for peace. |
【ベネズエラのチャベス大統領の米国に対する大胆不敵な挑戦。米帝国は生きるのか、死ぬのか。米世界帝国は張り子のトラか、本物のトラか】 |
1582回 2006(平成18)年2月11日 マイケル・C・ルパートのニューズレター、二〇〇六年二月七日。「危機-過去四年間で、私がもっとも深刻な衝撃を受けたこと」。この短い記事の内容を以下に要約する。 (1)ベネズエラのチャベス大統領は、米国に対する宣戦布告の直前まで行った。 つまり、ベネズエラの反米的チャベス政権は、米国に対して、中東と、南米と、二つの戦域での戦争を強要せんとする、と言う。米国は、石油消費量のかなりの部分を輸入しなければならないが、今のところ、米国にもっとも近い産油国、ベネズエラからの輸入が重要な役割を果たして居る。そのベネズエラの政権が、米国がイランに対して戦争を開始するなら、ベネズエラは、米国に対する石油供給を停止する、と公言したわけである。 ベネズエラのチャベス大統領は、米国に対する戦いを、全世界的、全地球的規模で統合する戦略を立てて、それを実行して居る。中南米、ラテンアメリカ、イベロアメリカ全域での反米戦線の結集はもちろんのこと、中南米に限られず、イスラム世界とも反米帝国主義で、共に戦うと。 マイケル・ルパートが前出の記事で言わんとするところは、米国が、ベネズエラに対して戦争を開始し、そしてチャベス反米政権を米軍の武力で打倒し、ベネズエラに親米政権を迅速に樹立し、ベネズエラから米国の石油供給をすみやかに回復出来るのか、と言うことであろう。チャベスは、世界帝国を自称する米国に対して、公然、挑戦した。米国が本物の世界帝国なのか、それともその自称世界帝国は、張り子のトラなのか。ベネズエラは米国からきわめて近い。米国は、空襲によってベネズエラを破壊することは出来るであろう。しかし、陸軍はどうするのか。ベネズエラの現政権を一掃して、親米傀儡政権を捏っち上げるためには、少なくとも三十万から五十万人の米地上軍を、ベネズエラに派兵しなければならないだろう。今の米国にそんな力はない。M・C・ルパートは更に、この記事の中で、地球温暖化の問題を取り上げて居るがここでは省略する。(了) |
【「皇太子と秋篠宮対峙」考】 |
1583回 2006(平成18)年2月12日 「現状では愛子さまはどう見ても小和田家の孫であって、両陛下の孫じゃないみたいです」(『週刊現代』平成十八年二月二十五日号、三十四頁。皇族関係者の説明)。この発言は、事態の核心を突いて居る。皇位継承で、皇太子と秋篠宮が対峙する、と、この「週刊現代」の特集記事にある。宮内庁の職員が、「天皇陛下ご一家がバラバラになってしまうのではないか。......」(三十六頁)と。これもその通り。しかし、この状況の背後に何がひそむか。イルミナティサタニスト世界権力の中核としての英国王室=シティーの帝国が、小和田元外務次官を通して、日本の天皇=皇室=皇位の乗っ取りへ、今、王手!! をかけた。彼ら(イルミナティ)の対日工作の主要なエージェントが、「小和田一家」である。「愛子さま」が「小和田一家の孫」とはまさしく言い得て妙。次の天皇は、「小和田天皇家」、となるべく、イルミナティサタニスト世界権力によってアジェンダセッティング、されて居る。彼らのアジェンダにとってもっとも邪魔な存在は、秋篠宮家であろう。この邪魔者を片付けることこそ、小和田家の「愛子さま」を皇位継承者とするための、皇室典範改正の目的である。 子供の頃から、「愛子さま」は、天皇、皇后に近付けない。子供の頃から、「愛子さま」をイルミナティサタニスト世界権力のエージェントとしての小和田家の子供としてしつける。これこそ、イルミナティの指令であろう。イルミナティサタニスト世界権力指揮下のこの日本の皇位継承戦争の主役は、小和田元外務次官であり、小和田恒一味の官僚集団である。かくして「愛子さま」は彼らの作戦によって未来の「天皇さま」に仕立てられ、そして、幼児の頃から英語。首尾よく、ヨーロッパの王侯貴族の男性と結婚する。と言うシナリオであろう。彼らはこのアジェンダを、何が何でも貫徹しようとする。(了) [参考文献] (1)太田龍著「ユダヤの日本侵略450年の秘密」(日本文芸社 絶版) |
【ジョン・グレイ「わらの犬-人間と他の動物たちについての考察」考】 |
1584回 2006(平成18)年2月13日 ジョン・グレイ「わらの犬-人間と他の動物たちについての考察」(john gray straw dogs: thoughts on humans and other animals 二〇〇二年、二〇〇三年)。この本は、ジェームズ・ラブロックの最近の著作「地球の復讐」(the revenge of gaia, by james lovelock 二〇〇六年二月)の七頁に引用されて居る。「わらの犬(straw dogs)」とは何のことか、と、思って読んで行くと。巻頭に「老子」の有名な一句が掲げられて居る。曰く。 heaven and earth are ruthless, and treat the myriad creatures as straw dogs lao tzu つまりこの表題は「老子」から引かれて居るのである。 ジョン・グレイ(john・gray)、これは英国ではとてもありふれた名前であろう。従って、この名前の英国人、米国人は多い筈だ。この本の著者のジョン・グレイは、オックスフォード大学政治学教授。そして今は、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(ロンドン経済大学)のヨーロッパ思想の教授、だと言う。彼は、以前は、新右翼の支持者であった、しかし、それから意見を変えて、今ではいわゆる保守、又は社会民主主義などの既成の党派イデオロギーは、無意味と化した、と見て居ると。現在では、ジョン・グレイは、ジェームズ・ラブロックの「ガイア理論」に同調的である。 著者ジョン・グレイの言うところによれば、この本は、リベラル・ヒューマニズム、ヒューマニズム(人間主義,人間中心主義,人間至上主義)。この現代思想に対する批判と攻撃と否定の書であると。この立場で、彼は、西洋のいわゆる保守派も、いわゆるネオコンも、いわゆるリベラル派も、いわゆる社会民主派も、そしてその背景にあるキリスト教も、更に西洋思想の源泉としてのソクラテス、プラトン以降のギリシャ哲学も、まとめてゴミ箱に投げ捨てる。彼は、古代東洋(インド・中国)に目を向ける。こんなことを敢えて発言する人が、オックスフォード大学政治学教授、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)の哲学教授、だって? 今の日本の白痴化の度を強めつつある自称インテリ階級には、夢想も出来ない。 しかし本書には、デーリー・テレグラフ ニュー・ステーツマン ロンドン・タイムス スペクテター サンデー・エクスプレス オブザーバーなどの、本書を非常に高く評価する、マスコミ上の書評が、紹介されてある。そして本書は、英国に於て、二〇〇二年を代表する著作に選ばれたと言ふ。この著者ジョン・グレイについて、今まで日本で論評、翻訳は或る程度なされて居るが、ここでは省略する。本書と、その著者については、今後、検証して行く。(了) |
【マイケル・コリンズ・パイパーの「ケネディ暗殺事件最終審判-JFK暗殺陰謀に於る見過ごされて来た環」考】 |
1585回 2006(平成18)年2月14日 マイケル・コリンズ・パイパーの 「ケネディ暗殺事件最終審判-JFK暗殺陰謀に於る見過ごされて来た環」 final judgment the missing link in the jfk assassination conspiracy by
michael collins piper。この本の日本語訳が、三月中旬には、成甲書房から上梓される見込みである。本書は、 七百六十頁の増補第六版の全訳本を今、日本で出版することは出来ない。二〇〇四年十一月我々週刊日本新聞は、M・C・パイパーを日本講演に招待したが、その際、著者パイパーが、ロシア語訳のために自分で要約した原稿をもとにして日本語版を出版することで合意に達し、間もなく、刊行される運びと成ったのである。 一九六三年十一月二十二日、ケネディ大統領がダラスで暗殺されたあと、今日に至るまで、米国内では、この事件について文字通り無数の著作、記事、論文、その他が出現して居る。M・C・パイパーは、一九九四年一月に出版された本書に於て、この暗殺陰謀の追及に際して、見失われて居た、決定的な環を発見し、それを提示し得た、と言う。そしてこの失われた環をジグゾー・パズルに填め込むことによって今、その陰謀の全体像が、全世界の人々の前に、姿を現わした、と。 その決定的な環とは何か。それは、イスラエル政府の核武装計画であると言う。ケネディ米大統領は、イスラエル政府の要求(米国がイスラエルの核武装を援助せよ)を断乎として拒否した。そこで、イスラエル政府は、ケネディ米大統領がイスラエルの国益と安全に対する重大な脅威と成った、と認識して、イスラエル政府は、関係機関に対して、J・F・ケネディ大統領暗殺作戦を極秘のうちに実施するよう指令した、と言う。M・C・パイパーは、この仮説を立て、そしてそれを証明する作業に取りかかる。かくして本書が出来上がったわけである。 本書は、「アンダーグラウンドベストセラー」と言われる。米国でも、アンダーグラウンド(地下)出版物は存在する。本書は、米国の普通の書店は扱ってない。しかし、もっぱら、週刊「スポットライト」紙、そのあと週刊「アメリカン・フリープレス」紙の読者網を通じて、十二年のうちに版を重ね、合計四万五千部、売れて居る。 J・F・ケネディは、一九六一年、米大統領に就任するや、米国を支配するイルミナティサタニスト三百人委員会世界権力と、全戦線に亘って、激突した。そのありさまは、M・C・パイパーが詳しく記述する通りであるが、しかし、一九六三年十一月二十二日の暗殺の実行に至る決定的な環は、イスラエルの核武装問題に於るJ・F・ケネディとイスラエル政府の正面衝突である、と言う。邦訳本は、原著の抄訳であるとは言え、原著者自身によって内容が選択決定されたものであることを思えば、原著の真価は十分に生かされるであろう。なお、本書のロシア語訳は、或る種の勢力の妨害によって実現に至らず、従って、今回の日本語版は、本書の始めての外国語版と成る。本書の邦訳が、日本民族有志によって十分に消化され、役に立てられることを期待する。(了) |
【パトリック・ブキャナン主宰「アメリカン・コンサバティブ誌」考】 |
1586回 2006(平成18)年2月15日
パトリック・ブキャナン主宰「アメリカン・コンサバティブ」誌、二〇〇六年二月十三日号。パトリック・ブキャナンが月二回刊「アメリカン・コンサバティブ」誌を創刊したのは、二〇〇二年、ブッシュ政権がイラクに対する戦争開始を呼号し始めたとき、である。日本の極悪国賊売国奴マスコミは、このブキャナン派の言論を、完全に黙殺し続けて居る。その二月十三日号には、全文翻訳紹介する価値のある重要な論説が幾つも掲載されて居るが、ここでは、ごく簡単にそれらの要点を記述するにとどめる。 (1)パトリック・ブキャナン、論説。ネオコン派の「ウィークリー・スタンダード」誌は、もう一つの別な戦争を要求する。 次に、ビル・ボナー(bill bonner)の、グリーンスパンについての論説。「アラン・グリーンスパン--ポンテオ・ピラト〔イエス・キリストを死刑にした、とされるローマの総督〕以来、もっとも有名なパブリック・サーバント(公僕)-は一月三十一日、彼のポスト〔即ち、米FRB議長〕を離れた」。つまり、このボナーの論説は、グリーンスパン米FRB議長の十八年間(一九八七年-二〇〇六年)の任期を総括する。 この間に、米国民の住宅抵当額は、一・八兆ドルから八・二兆ドルへ。米国民の消費負債は、 二・七兆ドルから十一兆ドルへ。グリーンスパンが権力の位置についたとき、米国は未だ、債権国であった。そして今、米国の十一兆ドルの資産が外国人の手中にある。一九一三年に米FRBが設立されたときの米ドル一ドルは、二〇〇六年、その価値の九十五%を減価した。つまり、一九一三年の一ドルは、二〇〇六年、五セントへ。米FRBの歴史は、うそと、欺瞞と、ペテンと、要するに犯罪の歴史であると。これは全くその通り。 ウェイン・マドセン(wayne madsen) これは、「米国ネオコン一派が、テヘランに向って進軍を始める」と。米国は、NATOヨーロッパ諸国及びトルコ政府に対して、米国の対イラン開戦準備について通告したと。ジェームス・ハワード・クンストラー 「ルンペン・レジャー」 これは、第二次世界大戦後の米国の「文化」を論じた重要な大論文であるが、ここでは省略する。(了) |
【「石油ピーク問題」考】 |
1587回 2006(平成18)年2月16日 マイケル・ルパート=FTW誌のニューズレターは、二〇〇六年二月十一日付け、ケネス・デフエィエス(kenneth deffeyes)の論文(二〇〇六年二月十一日)を引用した。ケネス・デフエィエスは、米国プリンストン大学、そしてキング・ハバート博士の同僚であった。ケネス・デフエィエスは、二〇〇四年一月、彼のウェブサイトで、世界の石油供給は、二〇〇五年十二月二十四日=サンクスギビング・ディの日に、ピークに達する、と予告した。その後公表されたデータを検討すると、世界石油供給のピークは、二〇〇五年十二月十六日に来た、ことが明らかに成ったと。公表された統計によれば、二〇〇五年の石油生産は、二〇〇四年の石油生産に対して、〇・八パーセントの増加、と言う。この増加の大部分は、サウジアラビア、ロシア、アンゴラによる。 この状況下で、もしも、イランの日量四百万バレルの石油供給が休止すれば、世界経済恐慌が開始され得る、と。イラン、そしてベネズエラの反米政権は、米国に対して、きわめて高姿勢である。この二つの国はいずれも、重要産油国に含まれる。日本の白痴的権力階級、とりわけ白痴的マスコミ、白痴的「学者」階級、などなどは、今日に至るまで、石油ピーク問題など、およそ、この世に存在しないかのように、まさしく、白痴の挙動を示して居る。イラン、そしてベネズエラの産油国反米政権は、石油ピークの到来を熟知して居り、この情勢下では、米国に対する自分たちの立場は非常に強い、ことを理解して居る。 二月十日のロイターの報道によれば、ベネズエラのチャベス大統領は英国に対し、フォークランド島をアルゼンチンに返還するよう、要求したと言う。これも、ベネズエラの高姿勢を示す。これは、チャベスの単なる空威張り、ではない。ケネス・デフエィエスは、二〇〇五年十二月十六日、世界石油生産はピークに達した、と言う。この説が正確であるとすれば、二〇〇六年は、世界的大動乱の幕開け、と成る筈である。この問題は更に続報する。(了) |
【「クルト・レヴィン博士」考。近刊(三月下旬)予告、J・コールマン著「タヴィストック研究所」邦訳本(成甲書房)が三月下旬刊出版予定】 |
1588回 2006(平成18)年2月17日 ジョン・コールマン博士のタヴィストック研究所についての書き下ろし新著の邦訳は、三月下旬、成甲書房から出版される予定である。ここでは、タヴィストック研究所の最重要人物の一人としての、クルト・レヴィン博士(dr.kurt lewin)について述べる。日本人、と言うよりは、日本の体制派、又は主流マスコミ界、主流学界、主流ジャーナリズム、更には政財官界などなど、要するに、日本を「指導」している階級は、「三百人委員会」=イルミナティサタニスト世界権力そのものも、そしてその心理戦争の参謀本部としてのタヴィストック研究所も、そもそも、その存在、その名前すら知らない。又は知ろうとしない。 しかし、「タヴィストック研究所」の中心人物のうちで、「クルト・レヴィン博士」については、一部の専門家、専門学者の中で、良く知られて居る。では、クルト・レヴィンは、日本でどのように知られて居るのか。それは、「グループ・ダイナミックス」理論の創立者として、であるだろう。「グループ・ダイナミックス」は、「集団力学」と邦訳される。クルト・レヴィンは、一八九〇年、ドイツ生まれのユダヤ人である。ナチスがドイツで政権を握ると、一九三四年、レヴィンは米国に亡命、そして、一九四四年には、マサチューセッツ工科大学、集団力学研究センター所長に就任、一九四七年死去。 レヴィンは、ベルリン大学で、ゲシュタルト心理学派の一人と成る。「ゲシュタルト」はドイツ語で「形態」。「ゲシュタルト心理学」は「形態心理学」と邦訳される。従って、辞書には、クルト・レヴィンはゲシュタルト心理学者と記されることもある。しかしその後、レヴィンは、「トポロジー心理学」を創始する。「トポロジー」は、数学で「位相」。「トポロジー心理学(位相心理学)」は、生活空間の構造を位相幾何学的に表示して行動を解明しようとする心理学。ドイツの心理学者レビンが提唱、などと辞書にある。 つまり、日本では、欧米のまね事としての科学体系の枠内で、クルト・レヴィンを、グループ・ダイナミックス(集団力学)位相(トポロジー)心理学その創始者、として見るわけである。しかし、この関係学者の世界以外の日本人には、クルト・レヴィンは無縁であろう。 ところが、コールマン博士によれば、このクルト・レヴィン博士は、一九三〇年代から、タヴィストック研究所の主要人物の一人と成った、とされる。それでは、クルト・レヴィンは、そこで何をしたのか。コールマン博士は、クルト・レヴィン博士は、ナチス・ドイツに対する戦争に於て、きわめて重要な役割を果たしたのみならず、第二次大戦後は、ただちに、米国に対する戦争、米国を壊滅させる戦争、この戦争で主要な役割を果した、とする。 ジョン・コールマン著「300人委員会」(KKベストセラーズ刊)巻末の三百人委員会の会員名簿には、クルト・レヴィン、の名前が収録されて居る。学者にして、世界権力としての三百人委員会に選抜された人物は、きわめて少ない。以下にその実例を列記する。 (1)バートランド・ラッセル(哲学) 以下省略。(この項つづく)(了) |
【「真珠湾攻撃工作資金」考】 |
1589回 2006(平成18)年2月18日 このコールマン情報によれば、一九四一年太平洋問題研究所(IPR。日本では、これは太平洋問題調査会、と邦訳されて居る)を通じて、多額のロックフェラー資金がゾルゲに渡された。そしてゾルゲは、その資金を、日本の真珠湾攻撃工作資金として、皇族に渡した、と言う。この「皇族」とは誰か。その実名は分らない。当時「皇族」の数は、かなり多い。しかし、真珠湾攻撃工作と言うことは、これは、日本が対米英開戦を支持するような立場の皇族への工作資金、を意味するであろう。 或る時、海軍軍令部長の職にあった伏見宮は、対米英強硬派、と言われて居た。皇族も、反米英派と、親米英派に分かれて居たであろう。ジョン・コールマンによれば、IPR(太平洋問題調査会)のすべての文書は、タヴィストックが起草した、と言う。日本ではIPRの言動についてのまともな研究は、今に至るまで、ゼロに近い。 IPR(太平洋問題調査会)は、一九二五年に正式には発足して居るが、 もちろん実質的にはその前に活動は開始されて居るであろう。IPRについては、一九四九年十月、中共が中国政権乗っ取りに成功した前後から、米国上下院で、反IPRの立場からの、かなり激しい批判と調査が行われた。それは、マッカーシー米上院議員の三冊の著作のうちに、表現された。しかし、日本では、占領中(一九四九年八月~一九五二年四月)も、そのあとも、IPRに対する批判的研究はゼロである。 IPRの役割は、第二次世界大戦前後、アジアの大部分を共産主義化すること、である。しかし、このIPRを、ロックフェラーが資金的に支え、そしてその指導は、タビィストック研究所が行った、このタヴィストック研究所は、三百人委員会の秘密の参謀本部である、と言う。第一次世界大戦後、タヴィストック研究所=三百人委員会は、米国=中国共同で日本を挟み撃ちして壊滅させる方向に状況を演出した。そしてこれから「彼ら」は、もう一度、米中による日本民族抹殺のための大作戦を実施しようとするのである。(了) [注] 近刊予告 平成十八年三月下旬刊 ジョン・コールマン著「タヴィストック洗脳研究所」(成甲書房) |
【「ジョン・グレイ」考】 |
1590回 2006(平成18)年2月19日 ジョン・グレイ(オックスフォード大学政治学教授、現在ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス LSE ヨーロッパ思想史教授、一九四八年生まれ)は、「わらの犬」(二〇〇二年)のあと、「アルカイーダと西欧」(二〇〇三年、邦訳は二〇〇四年、阪急コミュニケーションズ、金利光訳)を出版した。ジョン・グレイは、「近代化」をめざしたプロジェクトを三つ、批判的に検討する。即ち、(1)マルクス共産主義 (2)ファシズム (3)アル・カイーダ=イスラム過激派。 この三者についてのジョン・グレイの論評はここでは省略する。グレイは、近代化のイデオロギーの主流として、「実証主義」を提示する。実証主義の創設者は、サン・シモン(一七六〇~一八二五年)である。サン・シモンは、マルクスによって、三人の「空想的社会主義者」の中の一人に挙げられる。残りの二人は、オーウェン、フーリエである。実証主義を宗教として完成させたのは、 オーギュスト・コント(一七九八~一八五七年)であると。しかし、日本では、コントは、宗教家としてはなくて、多分「社会学」の始祖として認識されて居るのではなかろうか。 この実証主義によれば、人類社会は(1)神学的世界観 (2)形而上学 (3)実証的つまり科学的段階へと、進んで行くとする。コントは、エリート・テクノクラートによる統治を提唱した。そしてそれは、二十世紀の世俗的宗教的信仰の原型と成った、と。サン・シモンとコントは、いずれもジョセフ・ド・メーストルに魅力を感じて居たと。実証主義は社会科学に強烈な影響を与えたと。一九〇七年に設立された「ウィーン学団」は、実証主義にもとずく社会科学の世界をつくり、そしてここでは、物理学者エルンスト・マッハ(一八三八~一九一六年)が、大きな役割を果した。 このウィーン学団から、ウィーン経済学派が生まれた。この経済学が、現在、米国で全盛と成り、そしてそれはこの二十年来、日本に持ち込まれて猛威を振って居るわけである。ジョン・グレイはこの実証主義学派を、前記の著作で批判する。「二十世紀の終わりの数十年、アメリカの社会科学は、ウィーン学団を通じて持ち込まれた『数学は科学分野全体の知識のモデルである』というコントの思想に深く影響されていた。.....」(前出、七十九頁)。 オーストリア生まれのユダヤ人ウィトゲンシュタインの言語学も、この「ウィーン学団」実証主義の流れの一部であることは言うまでもない。米国に占領されて以降の六十年、日本の「学界」は、米国から持ち込まれた、この「実証主義」一色に塗りつぶされて居る。日本人はサン・シモン、コントは、殆んど読まない。二人の著作の翻訳もきわめて少ないか、または無にひとしい。本書については、更に検証を続ける。(了) |
【加治将一著「あやつられた龍馬-明治維新と英国諜報部、そしてフリーメーソン」考】 |
1591回 2006(平成18)年2月20日
加治将一著「あやつられた龍馬-明治維新と英国諜報部、そしてフリーメーソン」(the someone behind ryoma)祥伝社、平成十八年二月刊。この本の巻末に「取材協力」とあって、東京メソニック ニューヨーク・メソニック ロサンゼルス・メソニック オランダ・メソニック スコットランド・メソニックとある。つまり「フリーメーソン」が、この本の著者に協力して居ると、明記して居る。「フリーメーソン」は、いわゆる「明治維新」についての歴史の真相の一部を、今や、日本人に知らせるべき時が来た、と判断した。と見ることも出来るであろう。 ここに書かれて居ることは、あらかた、その本筋に於ては、筆者が、平成三、四年以降、幾十回となく、色々なところで公表して来た見解、意見、論述の枠組みに一致する。従って、その内容そのものについては、筆者には、目新しいところはない。しかしそれは、これまで、孝明天皇弑逆犯の一味によって捏っち上げられたニセモノの歴史と、根本的に対立し、矛盾する。とりわけ、坂本龍馬を明治維新の最大の英雄として、もてはやして来た、司馬遼太郎の支持者たちにとっては、この本は、憎悪の的、とされるであろう。本書は、十分な検証と批評の対象とされるに値する。(この項つづく)(了) 【注】本書には、フランス・フリーメーソン系統の話は全く出て来ない。これは本書の限界であろう。 |
【「666」考】 |
1592回 2006(平成18)年2月20日 アルバート・パイクの一八七一年八月十五日付、マッチーニあて書簡にもとづく、イルミナティの第三次世界大戦計画について発信して居る、英国人マイケル・ハウプトは、二〇〇六年二月十七日付けのニューズレターで、http://www.threeworldwars.com/archive/news/news041p.htm. 「二〇〇六年六月六日」。この日付に注目する。 2006,6,6 この数字の下三ケタは、666。この日にイルミナティは何かを起こそうとするかも知れない、と言う。二〇〇六年三月末までに、米国(恐らくそしてイスラエルも)は、イランに対する戦争を開始する、との見方がある。イランは、おとなしく米国、イスラエルに降伏はしないであろう。イランが、油送船のペルシャ湾からの出口、ホルムズ海峡を封鎖する軍事的能力を有することは自明である。この緊迫した世界情勢に対し、日本人一億二千万人の家畜人ヤプーは、上から下まで、右から左まで、痴呆のごとく、へらへらと笑っているだけ。その視界は、目の前、身のまわり、一メートルか。(了) 【注】 日本は現在、石油総輸入量の約九割を中東に依存して居る。そしてその中東からの日本への輸入は、おおむねホルムズ海峡を通過しなければならない。 |
【「フリーメーソンの対日思想戦争の要点」考】 |
1593回 2006(平成18)年2月21日 当「時事寸評」(18.2.20、第千五百九十一回)で、加治将一著「あやつられた龍馬」(祥伝社)について論評した。この著書を通じて、フリーメーソンが企図して居る目標は、フリーメーソンに近代日本の正統性あり、と論証すること、であるだろう。つまり、フリーメーソンこそ、近代日本の生みの親であり、フリーメーソンこそ、近代日本の源泉であり、源流である、との意識を日本人の中に、確立すること、である。 このフリーメーソンの対日思想戦争の要点は、「近代(モダン)」=「フリーメーソン」、と言う公式であるだろう。「モダン」と言う英語を、明治人は、「近代」と訳した。しかしこれは、最悪の訳であった。ジョン・グレイは、「アル・カーイダと西欧」の中で、「モダン」と言う英語が、十六世紀末、「今」、「今風」、「今はやり」と言った意味で登場してから、十八世紀、十九世紀に至るまで、どのようにその意味を変えてきたか、を論じて居る。 然り。まさに、このような説明こそ、日本人には必要とされたのだ。このように展開して来た「モダン」と言う英語は、いかなる意味でも、「近代」などではあり得ない。「モダン」と言う西洋語は、十五、六世紀のルネッサンス、十八世紀の啓蒙主義、そして産業革命。十七世紀のデカルト(一五九六~一六五〇年)の思想とも結び付く。「モダン」とは、要するに、西洋に於るこの三、四百年の思想的文化的大変動を一語で表現することば、だったのである。 英国の哲学者メアリー・ミッドグレイ(一九一九年~)は、二十世紀は、カルテシアン(デカルト主義思想)が全世界を制圧した時代であった、と述べて居る(the essential mary midgley, 2005、その他)。これは正しい。ここで、デカルト主義、と言われるとき、それは、「還元主義」、とも呼ばれる。デカルト的還元主義は、「モダン」の本質でもある。しかし、もちろん、フリーメーソンは、「モダン」的なるものと全くのイコールではない。 フリーメーソンはむしろ「モダン」的時代を造出し、演出した秘密の勢力である。従って、フリーメーソン陣営は、必要に応じて、「モダン」を終らせて、「ポストモダン」を演出する。このようなものとしてのフリーメーソンは、フリーメーソンの最上部、その更に上、即ち、イルミナティとして存在する。こうした領域については、既に、筆者はかなりの分量の訳書を日本の読書界に送り出した。ここでは、ジョン・コールマン博士著「秘密結社全論考」(上下二巻、成甲書房)を、挙げるにとどめる。(了) |
【ポール・ロジャーズ教授の「イラン-戦争の結果」報告書考】 |
1594回 2006(平成18)年2月22日 「アメリカン・フリープレス」、二〇〇六年二月二十七日号。一頁。十一頁。ここに、リチャード・ウォーカーの記事あり。オックスフォード・リサーチ・グループの、ポール・ロジャーズ教授が、「イラン-戦争の結果」、と言う報告書を発表したと。イスラエルは、米国の支持支援のもとに、イランの核施設を破壊し、またそれに関連する多数のイラン人技術者を殺害することの出来る攻撃戦力を構築した。イスラエルが対イラン武力攻撃を開始すると、必然的に米国は、この対イラン戦争に巻き込まれる。そしてこの戦争は、イラク、レバノン、そしてペルシャ湾岸全滅に拡大すると。全中東イスラム諸国の人々は、イスラエルと米国のこの関係を熟知して居ると。この戦争は、文明間の流血の衝突に発展するであろうと。 ポール・ロジャース敎授のこの報告書は、しごく当然、あたり前のことをあたり前に述べて居るものであろう。イスラム諸国の人々にとっては、常識に属する。しかし、西側(日本を含む)では、人々は、イルミナティサタニスト世界権力のマスコミによって、全くのウソ、架空現実を注入されて居る。米国=イスラエルが、イランの核施設に対してミサイル攻撃を仕掛けると、そのあとはどう成るか。日本人は、砂漠の砂の中に頭を突っ込むダチョウにひとしい。 「文明間の衝突」。これは、三百人委員会の正式会員、サミュエル・ハンチントン、米国ハーバード大学教授によって、発信されたプロパガンダである。イスラエル(シオニストユダヤ)と、イスラム世界全体を衝突させる。そして、シオニストユダヤ化されたキリスト教を、イスラエルの「同盟軍」として、この衝突の中に引きずり込む。これが、百数十年も前からの、いや、十六世紀前半、英国フリーメーソンの開祖フランシス・ベーコンに由来するイルミナティの大計画である。米国のネオコン一味は、シオニストイスラエルと共に、この方向に突き進もうとする。ネオコンとは一体何者なのか。(了) 【参考文献】太田龍著「ネオコンの正体」(雷韻出版) |
【パトリック・ブキャナン「アランのあとは洪水か?」考】 |
1595回 2006(平成18)年2月23日 「アメリカン・コンサバティブ」、二〇〇六年二月二十七日号、六頁。patrick j. buchanan(パトリック・ブキャナン) après alan, le deluge?(アランのあとは洪水か?) これは、フランス語で書いてある。日本語では、あとは野と成れ、山と成れ、と言う。「我があとに洪水、きたれ」。これは西洋では良く使われる表現であろう。パトリック・ブキャナンは、英国の「エコノミスト」誌の記事に言及する。「ロンドンエコノミスト」は、グリーンスパンを、 "as a desperate relay runner racing to hand the baton to bernanke. only the baton is a lighted stick of dynamite."と描いて居る、と言う。 つまり、グリーンスパンは、死に物狂いでバトンをバーナンキに渡そうと走って居る走者であるが、そのバトンは、ダイナマイトの光り輝く棒なのだ、と。もちろん、「ロンドンエコノミスト」誌は、米国経済の状況を正確に表現して居る。しかし、日本のマスコミ上で、ほんの少々でもまともにグリーンスパンを批判した記事を、筆者は、ただの一度も読んだ記憶がない。 ブキャナンは、現ブッシュ政権下で金(ゴールド)の価格は、一オンス五百五十ドルと、二倍に上昇した、と言う。「中国は日本を併合する」(平松茂雄著、講談社)、と言う本の新聞広告(二月二十三日、産経新聞)。そこで、日本の売国奴国賊権力エリートと親米ポチ「保守派」は、ますますしっかりと、米国にしがみつく。中国の侵略から日本を守って下さい!!と。かくして、日本は米国(イルミナティ)と中国(イルミナティ)の双頭戦略で、スッテンテンの丸裸にされて行く。(了) |
【ジョン・コールマン博士の新しい書き下ろしの著作原稿「タヴィストック洗脳研究所」考】 |
1596回 2006(平成18)年2月24日 ジョン・コールマン博士の新しい書き下ろしの著作原稿「タヴィストック洗脳研究所」(二〇〇五年十月)の邦訳(太田龍監訳)は、三月下旬、成甲書房から出版される。三百人委員会=イルミナティサタニスト世界権力の、NWO ニューワールドオーダーと言う名の世界人間牧場の完成を目的として、二十世紀初頭から、彼等は、全人類を対象とした心理思想精神的世界戦争を開始した。この心理戦争の中核体、その司令部は、タヴィストック研究所であると言う。日本民族有志は、今、イルミナテイによって仕掛けられて居るこの心理戦争の重層的構造を、明確に認識しなければならない。 その重層構造とその主たる創始者は、概略、次の如く提示され得るであろう。 これらは、整理して見ると、見事に、すべて、ドイツ語世界から出現したユダヤ人科学者・インテリによって構築されて居ることに気付く。これは勿論、偶然の現象ではあり得ない。その由来は、十八世紀のドイツに遡る。かくして我々は、まさしく、一七七三年、ユダヤ人ロスチャイルド(初代)によって開催されたフランクフルト秘密会議と、そこでロスチャイルドによって提示された、世界征服綱領に突き当たる。この件は、W・G・カー著、太田龍監訳「闇の世界史」(成甲書房)参照。 ロスチャイルドを核とする国際ユダヤ金融オリガルキーは、この世界征服綱領の実践部隊として、イルミナテイを設立し(一七七六年)、その指導者に、ヴァイスハウプト(ユダヤ)を任命した。更に我々は、ラビ・M・S・アンテルマンの「阿片を根絶するために」(全二巻)によって、十八世紀ドイツの著名なユダヤ人哲学者、メンデルスゾーンが、このイルミナテイの中心人物であることを知る。つまり、このようにして、初代ロスチャイルドによって作られた、ドイツイルミナティ秘密結社のその活動の成果が、十九世紀末から二十世紀前半にかけて、開花したと見ることが出来る。日本民族有志は、前出、六つの重層構造から成る、イルミナティの心理思想戦争の正体を正しく把握し、その侵略襲撃に対して防衛し、反撃する体制を確立しなければならないのである。(了) |
【C.S.ルイス「悪魔の手帳」考】 |
1597回 2006(平成18)年2月25日 C.S.ルイスは「悪魔の手帳」(中村妙子訳、平凡社)の中で、「われわれの言語学者はすでに人間の言語を腐敗させることに成功しており、...」(二百十四頁)、と述べて居る。C.S.ルイス(一八九八~一九六三年)は、ケンブリッジ大学英文学教授。ナルニア国物語は日本でも少しは読まれて居る。この「悪魔の手紙」(一九四二年)は、現役を引退した老悪魔が、人間を始めて誘惑する若い悪魔に与えた助言、だと言う。われわれの言語学者は、すでに人間の言語を腐敗させることに成功した、とある。 ここで、C.S.ルイスの言う「言語学者」とは誰のことか。これは、いわゆる西洋近代が生み出した一連の言語学全体を意味するものであろう。しかし、西洋近代言語学による人間の言語の腐敗過程を完成させた学者は、疑いもなく、オーストリア生まれのユダヤ人哲学者、ルートビッヒ・ウィトゲンシュタイン(一八八九~一九五一年)、であるとしなければならない。ウィトゲンシュタインは、一九三〇年代、バートランド・ラッセル、そしてケインズの二人の超大物知識人が三顧の礼を以て、ケンブリッジ大学哲学教授に迎えた、言語哲学者である。しかし、日本人は、この件について、今に至るまで、完全に無防備無知無警戒のままである。 この危機的状況をどうしたらよいのか。我々は、幕末開国と同時に、西洋イルミナティ世界権力のサタニスト的言語による、日本人の言語の腐敗過程が始まって居ることを、自覚して居ない。この日本語腐敗は、長崎、そして横浜から、全日本に拡大して行く。この歴史過程は、明治三十年代、西洋かぶれの売国奴官僚が、文部省の頂点に達した頃、「国語改革」と言う名の組織的根本的な日本語破壊政策を日本の国策とすることによって、きわめて深刻な状況に達した。しかし、ここではこの問題は省略する。 「最近、ウィトゲンシュタイン派による言語(米語)の腐敗は、大学から、小中学校教育システムにまで拡大した。"全体言語(whole langage)"と称する言語教育法は、純粋なウィトゲンシュタイン主義である..」(ローレンス・ドーソン著「現実の死」 the death of reality by lawrence dawson. 一九九六年、五十八頁。未邦訳)とある。当然、米国に於るこの思潮は、日本をも、色々なかたちで襲って来るであろう。これは、日本民族にとっても、とてつもなく重要な問題である。更に検討を続けたい。(了) [注]三月下旬刊行予定のジョン・コールマン著、太田龍監訳「タヴィストック洗脳研究所」(成甲書房刊)は、この人類全体の言語の腐敗、破壊過程の背後にあるイルミナティ=三百人委員会のアジェンダを暴露して居る。 |
【「不可視の人々 -弁証法」考】 |
1598回 2006(平成18)年2月26日 the invisibles: a dialectic by thibaut d'amiens [?] f. borishinski [?] introduction by hugh fox 1976. これはとても奇妙な本である。不可視の人々 -弁証法-著者 チボー ダミエン(?) F.ボリシンスキー(?) 序論 ヒュー・フォックス 一九七六年。この本は「システム・アナリシス」について書かれて居る。しかし、二人の著者の正体は全く分らない。その原稿は、身元不明の人物から、実在するヒュー・フォックスと言う米国人に送られて来た。そして、これを出版して欲しい、と。ヒュー・フォックスは、八方手を尽くしてその著者を調べたけれども、皆目分らない。結局、この本では、著者は、共産化したハンガリーから米国に亡命した学者、ジョン・ハーサニーjohn harsanyi である、と推定されて居る。そしてこの、ジョン・ハーサニー(一九二〇~二〇〇〇年)は、米国カリフォルニア大学バークレイ校の教授。 一九九四年、「ゲームの理論」によって、ノーベル経済学賞を他の二人の学者と共に受賞した、と。そしてそのとき、七十四才であったと。このハーサニー教授のその後の消息については分らない。ハーサニー教授らが、一九六〇年代に提出した経済学の「ゲームの理論」が、一九九四年、ノーベル経済学賞を与えられた経緯、そしてその後の事情についても筆者は知らない。しかし、そのような体制内の学者が、体制の秘密に迫ろうとした内容の本書を、全く正体を隠して発表しなければならなかった事情は良く分る。現体制内に深く入り込んで居た本書の(本当の)著者だからこそ発見し得る多くの秘密が、ここに、さらけだされて居る。百頁そこそこの小著であるが、その価値は著しく高いであろう。(了) |
1599回 2006(平成18)年2月26日 加治将一著「あやつられた龍馬」(祥伝社)は、坂本龍馬暗殺の真相を、次のように推理する。 (1)公式歴史にある、幕府側による暗殺は、全くの嘘である。 (2)龍馬は、中岡慎太郎(土佐、陸援隊隊長)と共に殺されて居る。 (3)ここで、暗殺事件に二つのシナリオが考えられる。 (4)第一のシナリオは、龍馬が、武力討幕と言う路線に反対し、内戦なしの無血革命を主張したために、武力討幕派が中岡慎太郎に対して、龍馬暗殺を命じた。そして、谷干城、毛利恭介、田中光顕(以上土佐)、白峰駿馬(海援隊)が、中岡と共に行動した。しかし、中岡に一瞬の迷いが生じたために、龍馬が応戦、他の者たちが龍馬を斬り捨てた。 (5)第二のシナリオは、中岡が龍馬と通じて居ると疑われて、龍馬、中岡、二人とも殺された。 (6)そして暗殺者は、谷干城、田中光顕、白峰。 (7)この件は、英国外交官サトウの了解のもとで、岩倉、大久保が陸援隊に命令したと。 これは、前出書、第一章、第九章に詳述されて居る。この推理は、概むね、真相に迫って居るようには思はれる。しかし、売国奴作家司馬遼太郎のデマ宣伝に踊らされて居る現在の日本の何千万人とも知れないおびただしい数の龍馬ファンは、これは、到底容認出来ない話であろう。この問題は引き続き、検証して行く。(了) |
【「リベラル・ヒューマニズム」考】 |
1600回 2006(平成18)年2月27日 ジョン・グレイ(英国、オックスフォード大学政治哲学教授。現在、ロンドン経済大学 LSE ヨーロッパ思想史教授)は、「リベラル・ヒューマニズム」を俎上に乗せる。この用語は、日本語では、そのまま、翻訳されることはないであろう。「リベラリズム」は、普通「自由主義」、「自由思想」と訳される。「あらゆる種類のモダンの欺瞞的言説の中で、我々は今、世俗的=脱宗教的時代に生きて居ると言う観念以上に、現実から遠いものは存在しない。全世界の大部分に於て、宗教は、不死身の活力を以て繁栄して居る。 今日のブリテンに於ける如く、宗教を信じて居るものが少数派であるような場所では、伝統的宗教は、リベラル・ヒューマニズムによって取って代えられて居る。それは、モノを考える人々にとっての、無意識の教條(クレド)と成って居る。......」 (john gray heresies: against progress and other illusions ) ジョン・グレイ著「異端派-進歩又はその他の幻想に反対する」、四十一頁、二〇〇四年。 ジョン・グレイは、この「リベラル・ヒューマニズム」は、それ自体、ひとつの宗教であり、キリスト教の最悪の、もっとも醜悪なかたちの複製である、と言う。この見方は正しい。全くその通り。 日本人、とくにその支配権力エリート階級は、明治期から現在まで、熱烈な英国崇拝病に取り憑かれて居る。にも拘わらず、幕末明治から今日まで、日本人は、英国の正体について、徹底的に無知であり続けて居る。日本人のこの極端な無知状態は、英国のみならず、米国についても全く同様である。「リベラル・ヒューマニズム」のイデオロギーは、どのようにして、今日の如く英国で支配的と成るに至ったか。これは、現代英国の実体を理解する上の必須の前提であろう。 ジョン・グレイは、前出の論文(sex, atheism and piano legs)と著作全体を通じて、その問題を論究した。彼はそれを、ジョン・スチュアート・ミル(john stuart mill)に対する、オーギュスト・コントの実証主義の深い影響の中に位置付けた。オーギュスト・コントについて特別に研究した日本の学者は、殆んど存在しない。唯一つの例としては、一九六〇年安保闘争のあと、左翼陣営から脱却した晩年の「清水幾太郎」を挙げることが出来るであろう。しかし、この清水幾太郎のコント研究は、単発で終り、やがてその波紋は消えた。筆者の見るところでは、敗戦後の日本人の暗黙の支配的イデオロギーも、ジョン・グレイの言う、「リベラル・ヒューマニズム」であり、そしてそのようなものとして、日本人は無自覚のうちに、オーギュスト・コントの実証主義、ないし、コントの造った、「人類を至上至高の存在として自己崇拝する人類教=人類宗教」に支配されて居るのである。(了) |
【小原秀雄著「人類は絶滅を選択するのか」考】 |
1601回 2006(平成18)年2月28日 小原秀雄著「人類は絶滅を選択するのか」明石書店、二〇〇五年十二月刊。この本は、一九八九年、「絶滅-人類の『自己』選択」と言う題で、TBSブリタニカから刊行されたものの改訂版、だとある。小原秀雄(一九二七年~)。このひとは、専門は動物学者。女子栄養大学名誉教授。今、日本のマスコミジャーナリズムは、「環境問題は終った」、と見て居る、のだそうだ。それはその通りであろう。しかし、日本のマスコミがそのような立場、態度を取って居るのは何故か。彼等は、自分の頭で考えてそのような立場を取って居るのであろうか。いや、とんでもない。彼等、日本のマスコミ界は、彼等のご主人さま、即ち、米国の権力者の命令で、そうして居るに過ぎない。米国の権力者が環境問題など、クソくらえ!!と言って居るので、この米国の権力者をご主人さまとする日本のマスコミドレイたちも、環境問題など、クソくらえ!!と言うのである。日本のマスコミと言うよりも日本の権力エリート階級全体が、環境問題など、クソくらえ!!と言うのである。 小原秀雄と言う動物学者は、人間が自己家畜化して居る、と三十年以上前から、警告して来た。しかし、この説は中途半端である。このひとは、人類による家畜制度の全廃!!を、言わない。このひとは、天武天皇から孝明天皇まで、約千二百年続いた、「殺生肉食禁断の詔勅」その日本の国是を知らない。知って居たとすればそれを無視する。千二百年維持された、日本民族の「殺生肉食禁断の詔勅」を、破れぞうりの如く廃棄したのは誰だ。それは、イルミナティサタニスト世界権力の走狗と化した、孝明天皇父子弑逆犯の一味、国賊長州サタニストの一味、以外の何者でもない。その肝腎のことが、この本では語られて居ない。(了) [参考文献] (1)太田龍著「家畜制度全廃論序説」(昭和六十年)(2)太田龍著「たべもの学第十部、殺生肉食禁断令」(平成十五年) |
(私論.私見)