2006.01 |
(最新見直し2011.02.17日)
(れんだいこのショートメッセージ) |
ここで、太田龍・氏の時事寸評の2006.1月分を確認しておく。れんだいこ文法、作法に基づき編集替えしております。 2011.02.17日 れんだいこ拝 |
【「第三次世界大戦の危機」考】 |
1541回 2006(平成18)年1月1日 |
【「イラン攻撃の危機」考。シャロン・イスラエル首相危篤=第三次世界大戦を起こすイラン攻撃命令を発していた現代版ヒトラーの死】 |
1542回 2006(平成18)年1月2日 |
【「三百人委員会の日本処分作戦」考】 |
1543回 2006(平成18)年1月3日 |
【「小泉の背後に君臨するイルミナティサタニスト世界権力」考】 |
1544回 2006(平成18)年1月4日 |
【「イルミナティサタニスト世界権力は、日本解体、日本抹殺」考】 |
1545回 2006(平成18)年1月5日 |
【「国賊作家司馬遼太郎」考】 |
1546回 2006(平成18)年1月6日 |
【「昭和天皇独白録」考】 |
1547回 2006(平成18)年1月7日 |
【「西洋欧米イルミナティサタニスト世界権力の王制に対する基本的方針」考。「シオン長老の議定書」ゴイム王制処分作戦方針、そしてそれは、日本に対してどのように適用されつつあるか】 |
1548回 2006(平成18)年1月8日 |
【「ザ・ネイション・オブ・イスラム」考】 |
1549回 2006(平成18)年1月9日 前出、「ザ・ネイション・オブ・イスラム」発行の著作は、米大陸の黒人奴隷とその子孫が、始めて自分たちの手で出版し得た、一四九二年以降の真の歴史書であり、彼等の歴史学の第一歩である。奴隷貿易は、シュメール、超古代エジプトに始まる西洋史の土台である。この自明の事実が、明治以降の日本のフリーメーソン化された学校教育制度では、徹底的に隠蔽されて居る。胡蘭成先生は、西洋文明は奴隷制度によって汚されて、そのために西洋は無明に落ちた、と言はれた。これはまさしくその通りである。今、日本はこの西洋の猛毒たる奴隷制度によって、まっくろに毒され、西洋と同じ無明へと転落しつつある。ことに、気付かなければならない。(了) [注] 「NWO ニューワールドオーダー」が、全人類奴隷制を究極まで煮詰めた段階であることは、自明であって、多言を要しない。 |
【「ニヒリズム」考】 |
1550回 2006(平成18)年1月10日 「アメリカン・フリープレス」二〇〇六年一月十六日号、二十一頁。チャーリー・リース charley reese 「アメリカの”文化”は自滅しつつある」、「米国は毎日、毎日、一日ごとに、頭がおかしくなり退廃を深めて居る」。この記事は、後日、全文翻訳して週刊日本新聞に掲載したい。 secularism,hedonism and nihilism,which characterize today's culture,spell the death of any civilization.it may well be that western committed suicide,as some have argued......... (世俗主義『脱宗教、無宗教』、快楽至上主義、そしてニヒリズム。それが、今日の米国の文化を特徴づけるものであるが、それは、いかなる文明をも死滅させることになるであろう。或る人々が説くように、西洋文明は既に自殺してしまった、と言ってもおかしくはない。) 自殺しつつある米国の文化についてここで言われて居ることは、日本にとって無縁、無関係なものではあり得ない。米国のもっとも邪悪なもの、もっとも危険な退廃とニヒリズム。それが今、売国奴小泉政権の下で、フリーパスで日本に流れ込んで居る。ここで「ニヒリズム」とある。このことに注目しなければならない。何故なら、アルバート・パイクの一八七一年八月十五日付、マッチーニ(三百人委員会)あての書簡で展開された、第三次世界大戦のアジェンダ(行動計画)においては、NWOの完成のための第三次世界大戦の最終段階の一方の主役は、まさしく、この「ニヒリズム」とされて居る。「ニヒリズム」と言う用語が全世界に公然、流布されたその最初は、かの悪名高い、ネチャーエフの「革命家のカテキズム(教義入門、教義原理書)」である。このネチャーエフ文書は、以前に、なんらかのかたちで日本語に翻訳されたことがあると記憶して居るが、今、筆者の手許にはない。 デス・グリフィンの古典的著作「奴隷制への転落」の中に、「破壊の科学」、と言う章があり、これは、ネチャーエフの「革命家のカテキズム」についての論評、及びその英訳全文である。ネチャーエフは、ドストエフスキーの有名な小説「悪霊」の主人公のモデルである。ニヒリズムは、ニーチェ主義と結び付くが、両者はイコールではないだろう。 「シオン長老の議定書」は、「我々(シオン長老団)」が、ゴイムをペテンにかけるための道具として、(1)ダーウィン ダーウィン主義 (2)マルクス マルクス主義 (3)ニーチェ ニーチェ主義 この三者を列挙したことは有名である。しかし、第三次世界大戦の最終段階でその主役の一方として登場すべきこのニヒリズムは、今、どこに存在するのか。それは、まさしく今の「米国」である。今の米国の主流、主力イデオロギーは、資本主義でもなく、民主主義でもなく、個人主義でもなく、自由主義でもなく、共和主義でもない。もちろんキリスト教では全くない。イルミナティサタニスト世界権力が、米国の主要イデオロギーたるべく操作し、演出しつつあるもの、それは、まさしく、ニヒリズムである。そしてこのニヒリズムこそ、今、日に日に、日本に流れ込んで来て居るのである。(了) 【注】 |
【愛宕北山(あたごほくざん)著「猶太と世界戦争」考】 |
1551回 2006(平成18)年1月11日 愛宕北山(あたごほくざん)著「猶太と世界戦争」昭和十八年八月刊。この本は、日本民族がかつて到達した反ユダヤ的ユダヤ研究、ユダヤ批判の著述の最高水準を示すものである。愛宕北山はペンネームであって、本名は、奥津彦重。東北帝大教授。専門は、ドイツ文学である。一九二〇年代ドイツ留学中、ユダヤフリーメーソン問題に開眼し、以後、その研究を深めた。この著作は、大東亜戦争の戦時中の出版であるにも拘わらず、その序文に、「しかしながら如何なる理由に依っても、いまだわが国に於ては、それ[大東亜戦争の真の敵が米英に非ず、その背後の国際ユダヤであるということ]を公然と口にすることが遠慮されつつあるかの感を抱かしめられる」(序の2頁)、とある。ここのところは、きわめて重要である。 渡部悌治著「ユダヤは日本に何をしたか(攘夷の流れ)」(成甲書房)には、大東亜戦争前も、大東亜戦争の最中でも、日本の国家秘密、軍事秘密は、国家最上層部の重臣、そして財閥を通じて、殆んどフリーパスで、敵国(米英)に流れていた、としてある。つまり、敵の「スパイ」は日本国中スミズミまで充満して居た、とする。 「今次世界大戦[第二次世界大戦]の性格は、ユダヤ問題を研究する者の立場より見るならば、ユダヤ人の人類殲滅戦である」(前出、百七十七頁)とある。この言は全く正しい。本書の表紙に、ユダヤ教の経典(キリスト教の『旧約聖書』)、いわゆるモーゼ五書の一つ、「申命記」の七〜十六からの引用あり。曰く、「汝は汝の神エホバの神に付したまはんところの民をことごとく滅しつくすべし」。「ユダヤ人の人類殲滅戦」とは、デマでもなければフィクションでもない。それは、ユダヤの経典、そしてタルムードの中に、明確に宣言されて居るユダヤ教の教理である。われわれ日本民族有志は今、改めて、この愛宕北山の古典、「猶太と世界戦争」を、熟読研究する必要がある。(了) 【注】愛宕北山著は、「日本主義」を自称する陣営の中にも、多数の親ユダヤ分子が存在することを痛烈に批判して居る。 |
【カーチス・B・ドール著「操られたルーズベルト」考。F・D・ルーズベルト米大統領暗殺疑惑と、そしてその意味】 |
1552回 2006(平成18)年1月12日 「操られたルーズベルト」カーチス・B・ドール著、馬野周二(訳・解説)、プレジデント社、一九九一年十月刊。この本の英文原題は、fdr: my exploited father-in-law by curtis b dall(一九六八年)。本書の著者、カーチス・B・ドールは、F・D・ルーズベルト米大統領の娘と結婚して居る。従って、F・D・ルーズベルトは、ドールの義父であり、エレノア・ルーズベルトは、ドールの義母にあたる。そしてずっと後になって、ドールは、ウイリス・カートの主宰するリバティー・ロビーと言う政治団体の代表に就任した。 本書は、シオニストユダヤ、ADLの一味に不法に乗っ取られる以前のIHR(歴史修正研究所)によって発行された。一九四一年十二月八日(七日)当時の米真珠湾海軍艦隊司令官であった、キンメル海軍大将と、ドールは、一九六七年二月三日、対談した。そこでキンメル提督は、前任のリチャードソン提督が解任された、その後任として任命された、一九四一年晩秋、ワシントン(米海軍省)は、主力艦数隻、油送船を他の地域に派遣せよ、と命令してきた。更に、日本軍のパールハーバー攻撃の少し前、ワシントンの海軍省は、パールハーバーの航空母艦五隻を他地域に移せ、と命令して来る(前出、二百九十一頁)。つまり、そこで、パールハーバー米艦隊は、空母はゼロ、と成ったわけである。 キンメル大将も、カーチス・ドールも、これは、ルーズベルト政権による日本を対米英戦争に引きずり込む大謀略の一部であることを明確に認識して居る。米国では、一九四一年十二月八日(七日)の「日本のパールハーバー奇襲」説が、米国政府によるペテンであることについて、無数の暴露と論評がなされて居る。にも拘わらず、日本では、このペテンにもとづく「東京裁判史観」が、ますます強固に日本人の意識を支配しつつある。 朝日新聞社の月刊誌「論座」の平成十八年二月号に、 朝日新聞論説主幹 若宮啓文 讀賣新聞主筆 渡辺恒雄 この二人の「対談」、なるものが掲載され、東京裁判の全面肯定にもとづく日本の軍、政府首脳の「戦争責任」なるものについて、売国奴的発言が展開されて居る。カーチス・B・ドールは、一九四五年四月十二日のF・D・ルーズベルトの病死は、何者かによる「暗殺」(毒殺)ではないか、と疑って居る。このF・D・R暗殺疑惑は、米国では、かなり広範に、反陰謀陣営に流布されて居るにも拘わらず、日本人には、まったく、知らされて居ない。要するに敗戦後六十年来、日本人は、米国そして、世界の、まともな情報から、完璧に遮断されたままなのである。我々は、まさに、一から、やり直すしかないのだ。(了) |
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1553回 2006(平成18)年1月13日 テックス・マーズ主宰の「預言の力(Power of Prophecy)」、二〇〇六年一月号。これは、テックス・マーズの新刊大著「コーデックス・マジカ(悪魔術大全)」が、エリートの秘密の宗教、ユダヤ教カバラのオカルト的魔術を曝露する、と説明して居る。この二、三十年の間、欧米(とりわけ米英)に於て、カバラ主義の影響は爆発的に増殖しつつある、とテックス・マーズは警告する。米国のきわめて多くの有名人が、カバラ主義を支持し、それを促進して居ると。そのアメリカの「有名人」の中で、日本人にもある程度知られて居る人々として、(1)マドンナ (2)シャーリー・マクレーン (3)バーバラ・ストライザンド (4)エリザベス・テーラー (5)マイケル・ジャクソン (6)ミック・ジャガーなどが挙げられる。カバラ主義を推進する政治家としては、(1)クリントン前米大統領 (2)キャサリーン・ハリスフロリダ州高官(二〇〇〇年の米大統領選挙でのインチキの主要人物) (3)ニュート・ギングリッチ 日本人の殆んどすべては、ユダヤ教の実体、その内実について、何の知識もない。にも拘わらず、無知、無警戒、無防備のまま日本人は、米国経由でユダヤ教タルムード主義、ユダヤ教カバラ主義、の毒を、一方的に注入されて居り、一言半句といえども、そのユダヤ教タルムード、ユダヤ教カバラを批判し、批評することを、厳禁されて居る。 ユダヤ教の教義は、三重構造である。即ち、(1)表面は、モーゼ五書を中核とするいわゆるキリスト教の言う「旧約聖書」。(2)モーゼ五書よりも高い権威を有するとされる、歴代ラビの文書としての、タルムード。(3)ユダヤ教の最も奥にひそむとされる、カバラ。ここでは、ユダヤ教は超太古に由来するイルミナティの教義に収斂する。テックス・マーズの「コーデックス・マジカ」によれば、ユダヤ教カバラ主義=イルミナティの奥儀は、幾つかのシンボルによって表現される。そのひとつが、ウロボロス(オロボロス)つまり、自分の尻尾を呑み込みつつある蛇。であると言う。この件についての説明はここでは省略する。つまり、日本民族は、依然として、ユダヤ問題、フリーメーソン問題 NWO問題、イルミナティ問題について、何一つ、本格的に研究をなし得て居ないのである。(了) |
【「イルミナティサタニスト世界権力の日本民族抹殺侵略戦争」考】 |
1554回 2006(平成18)年1月14日 |
【ユン・チアン著「マオ―誰も知らなかった毛沢東」考】 |
1555回 2006(平成18)年1月15日 (1)W・C・スクーセン著「世界の歴史をカネで動かす男たち」(成甲書房) 以上四冊が必読であり、この四冊の方が、ユン・チアンの、大々的に宣伝され持ち上げられて居るこのくだらないゾッキ本より、比較を絶して価値が高い。とりわけひどいところは上巻、四百九十五頁。「ワシントンがモスクワに派遣したベテラン外交官エイブラル・ハリマン大使は、マーシャルが(中国への)特使に任命されたことに以前から危惧を抱いており何よりもマーシャルが『ソ連の危険性』を十分に認識していない点を心配していた」と言う記述であろう。なにをバカな。更に、朝鮮戦争について、下巻、第五部、第三十四章 第三十五章 これも全くダメ。イルミナティサタニスト世界権力が朝鮮戦争に於て果した決定的役割について、なにも書かれて居ない。 このような記述は、イルミナティサタニスト世界権力にとって全く満足すべきもの、であるだろう。この本の著者ユン・チアンは、一九七八年、英国に留学、そしてそれからずっと英国に滞在して居るようである。この人物が英国諜報機関によってコントロールされて居るとしても、少しも驚きではない。そもそも、ソ連共産偽政権を捏っち上げたのは、ロンドンシティーとウォール街である。しかも、この一件は、イルミナティサタニスト世界権力の、三つの世界大戦と、三つの世界大革命によってNWO世界人間牧場を実現する、と言うアジェンダ(計画)の一端に過ぎない。本書は、このイルミナティのアジェンダを、たくみに隠蔽する結果と成ってしまって居る。(了) [注]必読参考文献、「日支闘争計画」(これは、渡部悌治著『ユダヤは日本に何をしたか』に記述あり) |
【「歴史修正主義」考。国連は歴史修正主義派を非合法化すると。そしてそのことの意味】 |
1556回 2006(平成18)年1月16日 |
【中堂幸政著「石油と戦争-エネルギー地政学から読む国際政治」考】 |
1557回 2006(平成18)年1月17日 |
【アメリカン・フリープレスの「米国、イスラエルによる対イラン武力攻撃を阻止せよ」記事考】 |
1558回 2006(平成18)年1月18日 「アメリカン・フリープレス」二〇〇六年一月二十三日号。三頁、十二頁。ここに、米国、イスラエルによる対イラン武力攻撃を阻止せよ、との記事あり。これは、きわめて重要なので、後日、全訳して週刊日本新聞紙上に掲載したい。以下に、その要点を列記する。 (1)米国では、対イラン戦争への米国民に対する、米政府の大々的な洗脳工作が今、開始された。 「アメリカン・フリープレス」のこの主張は全く正しい。当「時事寸評」子もそれを支持する。イスラエルの核武装。この問題は、この五十年来、米国政治にとって、最大の熱い争点であり続けて居る。M・C・パイパーは、大著「ケネディ暗殺事件--最終判決」に於て、次のように論述して居る。 (1)一九六一年、J・F・ケネディが米大統領に就任すると、ただちにイスラエル政府は、イスラエルの核武装を米国は援助せよ、と要求した。 当時事寸評は既に、イスラエル政府が、三月末までに、イランの核施設などへの武力攻撃を実施せよ、との命令をイスラエル軍に対して下して居る、と報じた。しかしこれは、イスラエル単独で遂行し得る作戦目標ではないであろう。米英の軍隊が、対イラン戦争に参戦しなければならない。そして、売国奴国賊小泉政權が、米英イスラエルと共に、対イラン戦争へと、日本人一億二千万人を問答無用で引きずり込むであろうことは、自明である。(了) |
【ポール・クレーグ・ロバーツ「アメリカの超大国としての時代は終った」考。P・C・ロバーツは、アメリカの超大国としての時代は終った、と言うけれど、日本はどう見るのか】 |
1559回 2006(平成18)年1月19日 ポール・クレーグ・ロバーツpaul craig roberts 「アメリカの超大国としての時代は終った」(america's days as a superpower are over)。 二〇〇六年一月十二日(P・C・ロバーツは、スタンフォード大学 フーバー研究所シニアリサーチフエロー) この短い記事の要点は以下の通り。 (1)ジョージ・W・ブッシュ米大統領は、米国の経済を破壊した。 これはその通り。正気の人間には、自明のことである。しかし、その自明のことが、完全に発狂し、または白痴化してしまった(させられてしまった)。一億二千万の日本人には、その自明の事実が見えない。現在の日本の権力エリートは、二言目には、日米同盟を強固にせよ。そうすれば日本の前途に何の問題もない、日本の将来は盤石である、と言う。 この呪文に、ほんの少しでも異議をとなえるもの、いな、ほんの僅かでも、疑問を提出するもの、そのようなフラチな過激な反米主義者は、ただちに人格的に抹殺される。完全に家畜人ヤプーと化した日本の一般大衆にとっては、世界は、(1)ディズニーランド (2)ハリウッド映画 (3)コカコーラ (4)マクドナルド (5)アメリカプロ野球 (6)その他、延々とつづく「アメリカさま」の「文化」。それで自己完結する。 つまり、今や一億二千万人の日本人家畜人ヤプーは、自分のあたま(自分の心、魂などはとっくの昔に存在しない)で考える能力を失ったゾンビ人間、ロボット人間、以外の何者でもない。しかし何故こんなことに成ったのか。昭和天皇が、米(イルミナティ)占領軍に、身の安全と引きかえに、日本民族を米国に売り渡した。つまり、日本を米国(イルミナティ)に売り渡したのである。その必然の結果が現在の日本の惨状である。(了) [注]日本人は、敗戦後も、米英(イルミナティサタニスト世界権力)の日本占領政策の道具と化した「天皇教」に呪縛されたまま、現在、に至って居る。この「天皇教」は、孝明天皇父子を弑逆した、英国(イルミナティサタニスト世界権力)のドレイ、その手先、そのエージェントとしての、長州藩売国奴によって人工的にデッチあげられたイデオロギーであり、或る種の人工的宗教である。この問題については、鬼塚英昭著「天皇のロザリオ」(自費出版、平成十六年十月刊)参照。 |
【吉川元忠、関岡英之共著「国富消尽-対米隷従の果てに」(誰が為に『改革』の宴は続く)考】 |
吉川、関岡著「国富消尽」。これは貴重な良書であるが、しかし、現象論に過ぎない。こんなものでは本当のことは何も分からない。 |
1560回 2006(平成18)年1月20日 吉川元忠、関岡英之 共著「国富消尽-対米隷従の果てに」(誰が為に『改革』の宴は続く) PHP研究所刊、二〇〇六年一月。この本の要点は以下の通り。 (1)米国は崩壊する。 こんなバカげたことは、人類史上、世界史上、前例は唯の一つもない。しかし、それは現実に進んで居る。前出の著作の著者は、その実態を現象論的には、的確に記述し得た。それは立派な業績であり、評価すべきであろう。けれども、こんな程度のことを語って見ても、殆んど意味はない。何故、こんな奇怪事が生じたのか。その原因、その歴史的背景は何なのか。その問題が、この二人の著者には、まるで分からない。 筆者は、平成三、四年以来、このままでは、日本はユダヤによって尻の穴の毛まで抜かれる、つまり、根こそぎ収奪される、と、警告し続けて居る。「ユダヤの日本侵略450年の秘密」(日本文芸社、絶版)。これが、一億二千万日本人の必読書とならなければ。ユダヤの日本侵略は、一五四九年フランシスコ・ザビエルの日本襲撃から始まる。ユダヤ(イルミナティ)の対日本侵略戦争の目的は。それは、第一に、日本民族皆殺しであり、第二に、日本列島の自然そのものの破壊である。 まさしくこの局面に於て、(ユダヤイルミナティ)は、「小泉」と言う、絶好のタマ(エージェント、手先、売国奴)を見出した。ユダヤの対日侵略戦争は、それぞれの局面、それぞれの段階に於て、その役者、そしてシナリオが変えられた。しかし、その本体、その奥の院は不変である。今日の「米国」。それは、ユダヤ(イルミナティ)が使役する兵隊の一端に過ぎない。ことを、日本民族有志は理解しなければならない。(了) 参考文献 (1)太田龍著「ユダヤ七大財閥の世界戦略」(日本文芸社、絶版) |
【岡田尊司著「脳内汚染」考】 |
1561回 2006(平成18)年1月21日 岡田尊司著「脳内汚染」 文藝春秋社、二〇〇五年十二月刊。この本の著者は一九六〇年生まれ。精神科医。現在、京都医療少年院勤務、とある。この著書の言わんとするところは、(1)第二次世界大戦後、テレビ、コンピューターに始まる情報化革命の結果、(2)全世界で、人間の精神の解体と破壊、発狂、犯罪者化、そして廃人化、が進行中である、と成るであろう。 これは、現象論としてはその通りであろう。しかし、こんなもの。これは、情報化革命を推進して居るイルミナティサタニスト世界権力のアジェンダ(計画)全体の中の、きわめて微々たる表面の、そのごく一部、に過ぎない。全体のアジェンダが一万段階あるとすれば、その最表面の一万分の一、一万番目、であろう。ここには、イルミナティのアジェンダの表面下の九千九百九十九段階は、描かれて居ない。こんな程度のものであるからこそ、イルミナティサタニスト世界権力の日本占領軍心理戦作戦部隊の一環としての日本一流出版社が、堂々と出版するわけである。また、日本の売国奴マスコミが、この本の広告の掲載を拒否も、しないのである。 その主たるものは、(1)「300人委員会」(KKベストセラーズ) (2)「凶事の予兆」(成甲書房) この二冊の邦訳本に収録されてある。コールマン博士は、二〇〇五年夏、このタヴィストック研究所についての一冊の著作を書かれた。この新著は、いずれ、邦訳出版されるであろう。この著作原稿を読むと、第二次世界大戦以後のいわゆる情報化革命なるものが、イルミナティ三百人委員会の世界人間牧場完成のための、主要な作戦の一つとして設定されたこと、そのことが了解されるであろう。(了) |
【「F・D・ルーズベルト米大統領暗殺疑惑」考】 |
1562回 2006(平成18)年1月22日 一九三七年と言うと、これは、F・D・ルーズベルト大統領の第二期の始めにあたる。一九四〇年、米国を支配するイルミナティサタニスト世界権力は、この重病のルーズベルトに、第三期の任期を課した。第二次世界大戦に米国が公式に参戦した一九四一年十二月八日(七日)以降、F・D・ルーズベルトは殆んど重病人、一九四五年一月、第四期大統領に就任してから同年四月十二日に死去するまで、彼は、殆んど廃人に近い、と言う。 それでは、この時期米国政府の実権は誰の手にあったのか。鬼塚英昭著「二十世紀のファウスト」は、最高実権者は、アヴェレル・ハリマン(スカルアンドボーンズ)であった、とする。「二十世紀のファウスト」、二百九十七頁。ルーズベルトに大きな影響力を与えた人物の順から見る。 第一は、バーナード・バルーク(ユダヤ人、ロスチャイルドの一族、ニューヨーク株式相場師にして大富豪) 「ルーズベルトは毎日をユダヤ人たちの世話の中でいき続けて居た。しかも彼らはユダヤ王をロスチャイルドの影響下にあった人たちばかりである。」(二百九十七頁)。F・D・ルーズベルト大統領暗殺疑惑。「暗殺」と言っても、イルミナティサタニスト世界権力は、過去数千年間に亘って、無数の政治的暗殺を実行して来た。つまり、彼らはきわめて多くの種類の仕方で、危険な敵を暗殺して来た。病気を放置し、悪化せしめて、死に至らしめることも、その一つであろう。 F・D・ルーズベルト暗殺の場合は、この型が適用されたと考えられる。あの有名なヤルタ会談では、疑いもなく、F・D・ルーズベルトは殆んど完全に廃人である。しかし、それは別になんでもない。この頃、米国の事実上の大統領、本当の最高権力者は、アヴェレル・ハリマンである。トルーマンが大統領に昇格しても、実質は変わらない。依然として、米国のトップはハリマンであった、と言う。しかし、そのハリマンは、英国ロスチャイルドと直結する、イルミナティ世界権力中枢の一員として存在したのである。(了) [注] 鬼塚英昭著「天皇のロザリオ」(平成十六年十月刊、三千円、送料三百四十円)残部僅少。鬼塚英昭著「二十世紀のファウスト」(平成十七年十二月一日刊、四千円、送料三百四十円) 申し込みは、〒874−0835 別府市実相寺町一ノ四Bの2 鬼塚英昭 電話 0977・66・4164 |
【「ホリエモンの錬金術」考。「ホリエモンの錬金術」(山根治)を読む】 |
1563回 2006(平成18)年1月23日 山根治(ヤマネオサム)と言うひと(山根会計事務所所長)の、「ホリエモンの錬金術」。この論説は、二〇〇五年三月からインターネットに公表され続けて居ると言う。僅か数年間で、「ホリエモン」は、二〇〇五年三月の時点で七百四十八億円の資産を得たと。二〇〇六年一月十六日、東京地検が強制捜査を開始する直前の時点では、「ホリエモン」資産は一兆円を超えたと言はれて居る。この資産を「ホリエモン」はどこから得たか。山根治と言うひとによれば、一般投資家から、「ホリエモン」への富の移転がなされた、とする。従って、東京地検の捜査が進行して、やがて「ホリエモン」が「無一文」になれば、つまり、ライブドアとその系列の会社の株式が紙クズに成れば、一般投資家の、何千億円かの自分の資産は、煙のように消えてなくなるわけである。結果はどう成るかと言えば、「だまされたヤツが悪い」、「だまされたヤツがバカだった」、「自業自得」、「自己責任」、それで終り。 しかし、「ホリエモン」の場合には、それで終りにはならない。何故なら、「山根治」と言うひとが論証して居るように、このペテン芝居は、小泉「内閣総理大臣」を始めとする小泉政権と、そして日本の全マスコミと、さらにその他無数の売国奴たちが、「ホリエモン」を持てはやした、ことによってのみ、可能と成った、からである。「ホリエモン」の件については、東京地検が強制捜査の挙に出た。「小泉」がこの捜査を抑止しようとしなかったと言うことは考えられない。しかし、この問題は、今のところ明るみに出されて居ない。 米国(イルミナティサタニスト世界権力)は、この二十年(一九八五年のいわゆるプラザ合意以後)、尨大な額の日本の国富を、日本政府の合意のもとに、合法的に、秘密裡に、つまり日本国民には絶対に知らせることなく、日本民族から収奪しつつある。この米国(イルミナティ)の合法的収奪に比べれば、もちろん、ホリエモンごときは、「些事」に過ぎないであろう。そして、この収奪については、これを強制捜査する権力機関は、どこにも存在しない。 それは、日本国民自身の問題と成る。日本の全マスコミは、米国(イルミナティサタニスト世界権力)の手先となり、エージェント=工作員となって、日本の国富の米国(イルミナティ)による収奪、盗奪掠奪を推進しつつある。そしてこれは昭和二十年十月以降、今日まで、六十年余、續いて居るのである。日本に於ては、今こそ、日本のマスコミの、この極悪売国奴的正体に気付かなければならない。(了) |
【「皇室典範改正」考】 |
1564回 2006(平成18)年1月24日 小泉政権は、女系天皇容認、第一子優先の皇室典範改正案を今通常国会で強行成立をさせるつもりと言う。消息筋の情報によれば、小泉政権によって任命された皇室典範改正についての審議員の委員の顔ぶれは、小和田元外務次官の人脈の色が濃い、と聞く。つまり、この陣容によって、「愛子天皇」を、既成事実にせんとする、と言う。小和田元外務次官に、米英イルミナティサタニスト世界権力のヒモが付いて居る、との仮説を立てるとせよ。 今の事態の進行には、米英イルミナティフリーメーソンサタニスト世界権力のアジェンダのカゲが感じられる。「典範改正で消えない3つの『なぜ』」(日本大学教授 百地章、「産経新聞」平成十八年一月十八日号) 皇室典範改正のすすめ方についての「なぜ?」 これは、「保守系」のいろいろな人々が問題にして居る。しかし、こうした、いわゆる「保守系」の人々は、事態の本質を深く掘り下げる能力が欠けて居る。 皇太子妃が、皇室に関心がない、と言うよりも、その前にそもそも、日本に関心がないのではないか、と観測されて居る。つまり日本人ではなくて、西洋人もどき、なのである。しかし、まさにそれこそ、日本民族一人残らず皆殺し、日本民族抹殺、日本国家滅亡、を過去四百五十年間、追及しつづけて居る、イルミナティサタニスト世界権力の演出ではないのか。 イルミナティ世界権力は、今、日本民族抹殺の最終段階、その総仕上げの段階に入りつつある。そしてこの最終段階の中の重要な項目の一つが、皇室の完全解体と抹殺である。皇室の抹殺とは、皇室を神道から切断することを意味する。まさに、それこそ、イルミナティサタニスト世界権力が、「小和田元外務次官」に与えた任務であるように見える。この任務の実現。そのために彼らイルミナティサタニスト世界権力と、その日本人エージェントが打とうとしている布石が、今の、皇室典範改正である。 今週の女性週刊誌三誌は、いずれも、皇太子夫妻問題を取り上げて居るが、その中の一誌(週刊女性、平成十八年二月七日号「雅子さま『離婚説』と ご一家が『皇室を去る日』」)は、「皇太子夫妻の皇室からの離脱」の可能性を問題とした。しかしこれは甘い。甘いと言うよりも見当が狂って居る。イルミナティとその日本のエージェントたちは、皇室を「改革」しようとして居る。この「改革」の主眼は、日本の皇室と神道の関係の破壊であろう。イルミナティサタニスト世界権力の日本皇室破壊工作は、ザビエル以来、四百五十七年の歴史を持って居ることを知らなければならない。(了) 【参考文献】太田龍著「ユダヤの日本侵略450年の秘密」(絶版) 太田龍著「ユダヤの日本占領計画」(絶版) |
【大谷和正著「世界を動かすのは誰か−国際金融機関の罠から日本再生へ」考】 |
1565回 2006(平成18)年1月25日 大谷和正著「世界を動かすのは誰か−国際金融機関の罠から日本再生へ」 二〇〇六年一月刊、東京図書出版会 発売元 リフレ出版 。この本の著者は、昭和7年 仙台市生れ 昭和30年 東北大学機械工学部卒業 同小野田セメント入社 平成5年 小野田セメント顧問 とあるから、現在、七十三才。旧五千円札(フリーメーソン系の極悪売国奴新渡戸の肖像) 富士山の絵。そして、湖に映る逆さの山。この湖に映って居る山は、良く見れば(良く見なくても)、富士山ではない。ではそれは何か、と言うと、それはあのシナイ山だ、と言われる。このひとは、仕事柄、イスラエルにたびたび出張して居る。そして、「シナイ山」も見て居る。この逆さの山はたしかにシナイ山のようだ、とこのひとは納得した。この本には、本物の富士山と、本栖湖に映る逆さ富士の写真が出て居る。(二十一頁) この本物の「逆さ富士」の写真は、一目で、旧五千円札のものとは別であることが分る。日銀は、何故こんな奇怪なことをしたのか。このひとは、堅実な日本の中堅会社員の一人として過去五十年をまじめに生きて来た人物であるようだ。このひとが、何時頃から、フリーメーソンの陰謀を研究するように成ったか、それは分らない。 しかし、巻末の参考引用文献には、 (1)ヤコブ・モルガン著「最後の強敵日本を撃て」(第一企画出版) この本は、方向は、間違っては居ない。しかし、不十分なところは多々、見受けられる。明治時代 「西欧文明にもっとも(早く)適応したのが若者だったのである。現在......若者はいち早く西欧文明になじみ、年配者を馬鹿にする傾向が広まって居る。」(百七十一頁)と言われて居る通り。イルミナティサタニスト世界権力の日本民族皆殺し侵略戦争に、もっとも早く、徹底的に影響されるのが、若者。年令が若いほど、腐り方がひどい。その腐敗は二つの方向へ。即ち、(1)売国奴として、イルミナティサタニスト世界権力のヒエラルキーの中で立身出世しようとする。(2)イルミナティの演出に踊らされて、家畜人ヤプー、白痴人間、ロボット人間へと我れ先に走って行く。 本書の欠陥、限界のうち、二、三点を掲載する。(1)孝明天皇弑逆事件と、明治天皇以降、「天皇」がイルミナティサタニスト世界権力の日本民族抹殺戦争の道具として利用されて居ることが、全く、視野に入って居ない。(2)この過程で果した逆賊長州藩閥の役割が認識されて居ない。(3)石油ピーク問題が視野にない。(了) |
【鬼塚英昭著「二十世紀のファウスト」考】 |
1566回 2006(平成18)年1月26日 鬼塚英昭著 「二十世紀のファウスト」(平成十七年十二月一日刊、自費出版)。「二十世紀のファウスト」とは、アヴェレル・ハリマン(「三百人委員会」、スカルアンドボーンズ)を意味する。日本の敗戦後の公式歴史学、公式ジャーナリズム、公式学説では、アヴェレル・ハリマンは、決して第二次世界大戦前後の現代史の主役としては登場しない。従って、普通の日本人は、今では殆んど全く、A・ハリマンを意識しない。従って、この公式見解の枠組の中に安住して居る限り、「二十世紀のファウスト」を、真剣に検討する気持にはならないであろう。 日本人は、日本人の思考の枠組、その水準に於て、世界を、西洋を、理解する。日本史には、西洋の如き秘密結社の伝統は存在しない。従って、日本人は、西洋を秘密結社抜きでしか見ることが出来ない。大谷和正著「世界を動かすのは誰か」の、二十五頁に、「ナショナル・トレジャー」という、ウオルト・ディズニーのハリウッド映画のことが出て来る。筆者は知らないが、説明によると、この映画の冒頭に、アメリカの一ドルが画面一杯に出て来る。13段のピラミットの刻印はフリーメーソンのメッセージで、宝に到達する謎を解く鍵である、と言う。しかし、筆者の知る限り、このハリウッド映画が日本で話題に成ったことはない。つまり、その種の話は一般日本人には受けない、のである。 日本人にとっての第二次世界大戦前後の現代世界史の主役は、それぞれの国の表面上の権力者である。米国では、F・D・ルーズベルト大統領。それから国務長官。大戦前後の米国務長官は、ハル(このひとの名前は、日本人にはとてもなじみがある) ステティニアス バーンズ マーシャル アチソンと続く。しかし、国務長官としてのマーシャル、アチソンは、殆んど日本人の意識にない。日本人の歴史意識では、 F・D・ルーズベルト大統領 トルーマン大統領 アイゼンハワー大統領 この三人が記憶されて居るだけでも上等な方であろう。ソ連はスターリン。ドイツはヒットラー。そして中国は蒋介石と毛沢東。そして、こうした主役クラスの名前と、第二次世界大戦前後二十年間(F・D・ルーズベルトの大統領就任からスターリンの死、朝鮮戦争休戦)の世界史の事件の推移が、全く結び付かない。敗戦後六十年を経過した現代日本人の現代世界史についての理解と 認識は信じ難いほど、貧困であり、無知であり、殆んど白痴に近い。 このような状況下に於ては、「二十世紀のファウスト」を読みこなすことは、とてつもなく困難であり、異常に高い知的次元を要求される。ジューリ・リナの「さそり座の星の下で」(under the sign of the scorpion. by juri lina)(未邦訳、英訳本一九九八年)、二百五十五頁。ここに、第二次世界大戦中、少なくとも三千二百万人、恐らくは四千五百万人のソ連市民が死亡した。そのうち、二千万人は、ベリアの命令で殺されたのである、と。ベリアはユダヤ人。第二次世界大戦前後のソ連共産政権の秘密政治警察の長官であり、また、約一千万人の囚人労働者を支配するソ連強制集中収容所の長官でもあった。 イルミナティサタニスト世界権力は、NWOと言う名の世界人間牧場を実現するために、第二次世界大戦によって、ソ連共産陣営を飛躍的に増強させ、米英西側資本主義キリスト教陣営と拮抗し得るもう一つのスーパーパワーを捏っち上げることを戦略目標とした。このイルミナティのアジェンダを明確に認識しない限り、日本人は絶対に、第二次世界大戦も、そしてそのあとの世界史も、理解出来ないであろう。(了) [参考文献] (1)鬼塚英昭著「天皇のロザリオ」(平成十六年十月刊)(在庫僅少) |
【「昭和天皇」考】 |
1567回 2006(平成18)年1月27日 Will 二〇〇六年三月号、二百四十六頁〜二百五十七頁。堤堯 三島由紀夫との二時間(3)。ここに、「新潮」一九八六年八月号、磯田光一(文藝評論家)の言が引用されてある。曰く、三島さんが亡くなる一ヶ月前、ジカに聞いたとして、こんな言葉を伝えた。「オレは本当は、宮中へ乗り込んで天皇を殺したい」、と。(『ウィル』、前出、二百四十九頁) 同じ頃、編集者某が友人から聞いた話として三島は、「いま一番殺りたいのは天皇だ」......と語ったとある。三島が昭和天皇を殺したい、と思ったその動機、その背景は、二・二六事件に対する昭和天皇の言動にあるだろう。つまり、磯部浅一が三島に憑依した結果であると。磯田光一が、一九八六年八月号の「新潮」でこのように記して居た、と言うが、あいにく筆者はそれに気付かなかった。筆者の記憶では、この一件が、他のどこかで論じられたことはない。 孝明天皇はたしかに、岩倉、長州の逆賊集団によって弑逆された。孝明天皇弑逆の実行隊長は、長州の下忍伊藤博文であり、そしてこの天皇弑逆犯は、罰せられるどころか、その後、日本の内閣総理大臣に四回就任して居る。「大日本帝国憲法」なるしろものも起草した。睦仁新天皇も弑逆され、木戸(桂)=伊藤博文の子分であった大室寅之祐を明治天皇にスリかえた。従って、生涯「明治天皇(=大室寅之祐)」は、長州閥の傀儡として行動した。 大正天皇はひかえ目に言っても精神薄弱者である。ところが「昭和天皇」は、明治天皇とも、大正天皇とも完全に異質な天皇となった。二・二六青年将校にはそこのところが分からない。三島にもそれが見えて居ない。「昭和天皇」には、日本の歴代天皇と、日本の歴史的伝統から、完全に断絶した言動が、多々存在する。しかし、その中から一点だけ挙げるとすれば、それは、日本の天皇が、有史以来始めて英国王室に心底親しみ、英国王室に日本の皇室の手本、モデル、見本、理想像を見た、と言うところに存在するであろう。 もちろん、それだからと言って、昭和天皇が、英国王室の本質を理解した、とは成らない。昭和天皇は英国王室の表面のごく一部だけを見たに過ぎない。三島の思想的水準は、日本人なみに恐ろしく低俗である。従って彼には、物事の本質が全く分からない。彼の一生は、ヤミクモに右往左往しただけ。三島は最晩年、ニーチェを読みふけったと言う。シオン長老の議定書は、我々(シオンの長老)は、ゴイムを操作するために、ニーチェ、マルクス、ダーウィンのイデオロギーを用意したと述べて居ることを、ここで改めて想起する必要があるだろう。(了) [参考文献] (1)太田龍著「血塗られた英国王室」(雷韻出版) |
【「米国とイスラエルは、イランに対して武力戦を仕掛けることは出来ない-アメリカ帝国は終る」考】 |
1568回 2006(平成18)年1月28日 マイケル・C・ルパート。FTW誌ニューズレター、二〇〇六年一月二十七日。「米国とイスラエルは、イランに対して武力戦を仕掛けることは出来ない-アメリカ帝国は終る」。この記事はとても重要だ。M・C・ルパートの二〇〇五年九月二十一日の論評の中の次のことばが引用されて居る。「米国は終った。超大国としてのみならず、恐らくは、ひとつの、統一された国家としての米国も」。以下に、M・C・ルパートの記事の要点を列記する。 (1)米国の右翼から左翼まで、非常に多くの人々が、米国又はイスラエルはこの三月までにイランに対する空襲を開始するであろう、と信じて居る。 M・C・ルパートの論評の他に、FTW誌の軍事問題担当記者、スタン・ゴフ stan goffの、ずっと長い論文(6頁半)も、同時に発表されて居る。この二者の論文は見事に描けて居る。これを全文邦訳して紹介したいと思うがそれは不可能である。イランをめぐる世界情勢に比べればライブドアがどうしたこうした、などと言う話は、微々たるものでしかない。しかし、売国奴によって完全に占領され、白痴化させられてしまった日本人には、「世界」は全く見えなく成って居るのである。(了) |
【「パレスチナ評議会の選挙でのハマスの圧倒的勝利」考】 |
1569回 2006(平成18)年1月29日 パレスチナ評議会の選挙で、イスラム原理主義派的傾向のあるハマスが、事前の予想をひっくりかえして、圧倒的勝利を収め、世俗主義的にしてイスラエルに対して妥協的なファタハは惨敗した。これは、単に中東情勢のみでなく、全世界の情勢に、深刻な影響を与えるであろう。米国政府は、ハマス政権が樹立されれば、これまでパレスチナに与えて居た資金援助を停止する、と脅迫して居る。しかし、米国が手を引けば、イラン政府がハマス、パレスチナ政権に資金援助をすることになろう。こんな情勢は、イスラエルは受け入れることは出来ない。 従って、イスラエルにとっては、ますます、イランに対して戦争を仕掛けて、イランを壊滅させるべき必要性が増大する。シャロンイスラエル首相は、病気で倒れる直前に、イスラエル軍に対し、二〇〇六年三月末までに、イランの複数の核施設を破壊すべし、との命令を発したと言う。イラン政府は、既に、イランに対して攻撃が加えられた場合、イランはミサイルで反撃する、と言明して居る。イランは、ミサイルで反撃し得るのみでない。イランは、世界の石油輸送の約半分(日本については、その七割か?)を占める海路ぺルシャ湾の入り口ホルムズ海峡を、軍事的に封鎖する能力を有する。 もちろん、こんなことは、一億二千万人の家畜人ヤプー=日本人、とりわけ、白痴的日本のエリート権力階級を唯一の例外として、世界中が知って居る。米英そして日本などが、イラクのフセインスンニ派政権を打倒してくれたおかげで、イランは、イラク南部とその油田地帯に強い影響力を行使出来るように成った。つまり米国は、対イラク戦争によって、わざわざ、自分で自分の首を絞めたのである。 二〇〇五年のビルダーバーグ年次総会に於て、米国とイスラエルの出席者は、対イラン開戦を主張し、ヨーロッパの出席者は、概ね、対イラン武力攻撃に反対した、とアメリカンフリープレス誌は報じた。二〇〇四年十一月の米大統領選挙に際し、英国ロスチャイルドは、ブッシュに反対し、ケリーを推したが、ロスチャイルドの意向に反して、ブッシュが勝利した。英国ロスチャイルドと、ロンドンシティー陣営は、第三次世界核大戦の開始を二〇一二年、と決めて居る。そして、このアジェンダに於ては、イランは、むしろ二〇一二年までにその勢力を強化され、育成されねばならぬと言う。 この問題については既に昨年、小紙(週刊日本新聞)上で報じた。ロスチャイルドとロンドンシティーのアジェンダによれば、二〇一二年の第三次世界核大戦開始の前に、エルサレムに、第三ソロモン神殿が再建されなければならず、従ってその前に、エルサレムのイスラム第三の聖地岩のドームが完全に破壊されなければならない。二〇一二年とは、二〇〇八年に選出されるべき米国の新しい大統領の任期が終りに近付き、次の大統領の選挙が予定される年である。二〇〇八年には、ヒラリー・クリントンが米大統領に選出されるよう、イルミナティサタニスト世界権力は、演出するであろう。つまり、ヒラリー・クリントン米大統領は、第三次世界核大戦を開始する任務を与えられるのであろう。それまでに、イスラムとユダヤ=キリスト教(ユダヤ化され切ったキリスト教)連合の対決が、急速に、エスカレートさせられなければならない。 テックス・マーズは、ヒラリーが米大統領に成ると同時にウィリアム・クリントン前米大統領は、国連の事務総長たるべく予定されて居る、と警告して居る。今の日本はイルミナティサタニスト世界権力が推進しつつあるこの第三次世界核大戦に於て、いかなる意味での主体性、独立性も持ち得ないまま、この世界全面核戦争の地獄に引きずりこまれつつある。このままで良いのか。もちろん、良い筈はない。(了) [参考文献] (1)W・G・カー著、太田龍監訳「闇の世界史」(成甲書房) |
【「小泉のブッシュ米大統領と会談時に於ける靖国神社問題への中共中国の介入不当弁舌」考】 |
1570回 2006(平成18)年1月30日 「小泉」は、平成十七年十一月、ブッシュ米大統領と会談したとき、靖国神社問題への中共中国の介入がいかに不当であるかについて、三十分、とうとうと弁じた。ブッシュ米大統領は、機嫌を悪くしたが、「小泉」はそれに気付かず、まくし立てた、と言はれる。「小泉」としてみれば、 と言った「計算」であったろう。しかし、「小泉」の予想もしないことが生じた。即ち、米国政府内で、(1)日本が中国とモメることは、米国の国益に反する。(2)「小泉」が靖国神社参拝に固執して日中関係を悪化させることは米国の国益に反する。(3)更に、靖国神社の「遊就館」展示の内容は、日本の大東亜戦争までの戦争を正当化するものであって、これは米国は受け入れられない。と言った流れが出て来た、と。従って、「小泉」は米国の支持を失いつつあり、小泉政権崩壊の可能性も出て来た、と言う。ここには、二つの問題がひそんで居る。即ち、 (1)米英国際金融閥エリート(イルミナティサタニスト世界権力)は、一九二〇年代から、ソ連共産政権樹立につづき、中国を中共の支配下に置き、そしてこの中共中国を世界的大国として育成することを彼らの戦略目標とした。 この問題については、 P・D・コリンズ著「科学的独裁体制の登場−−十九世紀から二十一世紀にかけての認識論的独裁体制についての検討」(二〇〇四年、英文、未邦訳)とりわけ、その第二章、第三章が必読参考文献である。十年ほど前、李鵬中共政権首相(当時)が、外遊先で、二十年もすれば日本という国家は消えてしまうであろう。と公言したことを、日本の白痴的権力エリート政権と売国奴的マスコミは、日本人にしっかり伝えて居ない。これは、中共政府首脳のその場かぎりの放言ではあり得ない。米中はさみ撃ちで日本を抹殺する。これが、イルミナティサタニスト世界権力の主要な戦略目標の一つであることを、今、日本民族有志は、気付かなければならない。(了) [参考文献] ◯ the ascendancy of the scientific dictatorship an examination of epistemic
autocracy, from the 19th to the 21st century by phillip darrell collins
and paul david collins 二〇〇四年 |
【鬼塚英昭著「天皇のロザリオ」考】 |
1571回 2006(平成18)年1月31日 鬼塚英昭著「天皇のロザリオ」(平成十六年十月刊、自費出版)二百八十二頁以降に、一九四九年四月二十七日、米国政府陸軍長官ケネス・ロイヤルは、トルーマン米大統領に対して、占領下にある日本をキリスト教化する、つまり、キリスト教国とする政策を取るよう提案し、トルーマン大統領は、このロイヤル文書に署名した、と出て居る。つまり、日本を占領した米国は、日本のキリスト教国化を正式に、国策としたわけである。 「天皇のロザリオ」が詳細に論証して居るように、この日本キリスト教国化政策は、占領軍最高司令官マッカーサーが強力に推進したものであり、米陸軍省が受け入れ、トルーマンがそれを承認した、と言う。 この時には、米国政府の計画は失敗した。その失敗の経過については、前出著作が記述して居る。問題はそのあと、そして現在である。「米国が日本改造計画を実行しつつある」、と言うことは、関岡英之著「拒否できない日本」(文春新書)、吉川、関岡共著「国富消尽」(PHP研究所)に述べられて居る通りである。この場合、「米国」とは、米国を支配して居るイルミナティサタニスト世界権力を意味するのであって、善良な一般米国市民を意味しない。 しかし、イルミナティサタニスト世界権力による米国支配とはどう言うことか。その世界権力とは、例えば誰なのか。その人間の具体的な人名を挙げるとすれば、その一人は、米FRB議長であろう。一九一三年十二月末、米国議会で米FRB法案が可決されてから九十二年余。この間に、米国大統領は、ウィルソン、ハーディング、クーリッジ、フーバー、ルーズベルト、トルーマン、アイゼンハワー、ケネディー、ジョンソン、ニクソン、フォード、カーター、レーガン、ブッシュ(父)、クリントン、ブッシュ(息子)と、十六人。 第二次世界大戦後六十年で、十一人。しかし、米FRB議長は、グリーンスパンまで六人である。ロスチャイルド(初代)は、我に、一国の通貨の発行権を与えよ。さすれば、その国の法律を誰が作ろうと、それはどうでも良い。と言った趣旨のことを述べたと言う。これは有名な発言であり、「沈黙の兵器」にもそれが引用されてある。そして、米FRB株式の過半は、創立のときからロスチャイルドを中核とする国際金融資本の手中に握られ続けて居る。 米FRB議長は、ロスチャイルドを中核とする国際金融資本のエージェントであるに過ぎない。従って、「米国が日本を改造する」、と言うことは、米国を支配して居る、ロスチャイルドを核とする国際金融財閥が彼らの思い通りに日本を改造する、ことを意味するのである。大谷和正著「世界を動かすのは誰か」(二〇〇六年一月刊、リフレ出版)については、当「時事寸評」(18.1.25)参照。 この大谷著は、日本の本当の支配者は日銀であり、そしてその日銀は、米FRBの指揮下にある。そして敗戦後六十年の日銀の最高支配者は、僅か、七、八人である。として居る。この指摘は全くその通り。米国(イルミナティ)の日本占領は、昭和二十七年四月二十八日、サンフランシスコ講和条約成立後も、実質的には、継続して居る。としたら、この日本占領軍=日本占領権力は、日本を、どのようなイデオロギー、どのような思想に改造しようとしたのであろうか。これが、問題であり、これが、日本民族にとっての問題の核心ではないのか。(了) |
(私論.私見)