2005.02 |
(最新見直し2011.03.03日)
(れんだいこのショートメッセージ) |
ここで、太田龍・氏の時事寸評の2005.2月分を確認しておく。れんだいこ文法、作法に基づき編集替えしております。 2011.02.17日 れんだいこ拝 |
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1207回 2005(平成17)年2月1日 |
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1208回 2005(平成17)年2月2日 |
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1209回 2005(平成17)年2月3日 |
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1210回 2005(平成17)年2月4日 |
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1211回 2005(平成17)年2月5日 |
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1212回 2005(平成17)年2月6日 |
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1213回 2005(平成17)年2月7日 |
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1214回 2005(平成17)年2月8日 |
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1215回 2005(平成17)年2月9日 |
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1216回 2005(平成17)年2月10日 |
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1217回 2005(平成17)年2月11日 |
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1218回 2005(平成17)年2月12日 |
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1219回 2005(平成17)年2月13日 |
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1220回 2005(平成17)年2月14日 |
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1221回 2005(平成17)年2月15日 |
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1222回 2005(平成17)年2月16日 |
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1223回 2005(平成17)年2月17日 |
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1224回 2005(平成17)年2月18日 |
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1225回 2005(平成17)年2月19日 |
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1226回 2005(平成17)年2月20日 |
【「ハル・リンゼイの「今は亡き大いなる地球(The Late Great Planet Earth)」考】 |
1227回 2005(平成17)年02月21日 |
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1228回 2005(平成17)年2月22日 |
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1229回 2005(平成17)年2月23日 |
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1230回 2005(平成17)年2月24日 |
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1231回 2005(平成17)年2月25日 |
【「アイン・ランド」考】 |
1232回 2005(平成17)年02月26日 (1)アイン・ランドは、フィリップ・ロスチャイルドのミストレス(mistress)の一人であつた。此處で「ミストレス」は、女主人、主婦、女支配者、女王、情婦、めかけ、などの譯語のうち、「情婦」に近いであらう。 此處で「コードブック」とは、「暗號書」のこと。從つて、米國内では、此の本は主として、イルミナティ系列のひとびとによつて、讀まれるわけであらう。然し、抑も、イルミナティ系列のひとびとは、如何なるものなのか。イルミナティの内部から脱出したスヴァリ(ペンネーム)と言ふ女性によれば、米國人口の五パーセントは、イルミナティの系列下にあると言ふ。そして其の五パーセントは、次の三種の階層に分けられる。即ち、 (1)イルミナティの組織内の者たち。 米國の五パーセントとは、約一千萬人か此の一千萬人と云ふ數字は、「肩をすくめるアトラス(一千百頁)」の合計販賣部數(一九五七年〜二〇〇四年)、一千萬部と、ほぼ見合ふ。殊に成る。前出、スヴァリは、イルミナティは、「教育と訓練」に熱中して居る、と言ふ。此のことは、迚も重要だ。「娯樂讀みもの」とはまるで無縁な此の「肩をすくめるアトラス」一千百頁を讀み通すことは、竝大ていのことでは出來ない。然し、イルミナティは、彼らの系列下に組み込まれたひとびと、組み込まれやうとして居るひとびとに對して、此の大著を讀むことを要求する。此の本を讀むことは、ハル・リンゼイや、其の同類のハルマゲドン主義者の本を讀むこととは全く異質である。まづ、我々は此の關係をしつかり識別する事を知らなければならない。(了) |
【「「アトラス」考】 |
1233回 2005(平成17)年02月27日 ダービー派=ハルマゲドン主義者の説では、イエス・キリストが再臨する前にハルマゲドンによつて全世界は潰滅する。そして其の直前に、キリストを信じる者たちは、空中に移送されて(ラプチャー)、安全地帶から地球の破滅を眺めて居る。そして其れから、イエスキリストと共に、新しい時代(ニューエイジ)に入つて行く。 此のシナリオは、一見良く似て居る。然し、其の本體、主體、其の役割は全く異なる。「アトラス」のシナリオに於ては、イルミナティ陣營は、大破局のあと本當に生きのびて、世界支配を完成させる積りである。其のために彼らは、すべてを準備して居る。「アトラス」は、其の讀者に對して、其の祕密を教へる。此れに反し、ハルマゲドン主義者は、幻想の救濟を、何千萬人の大衆に對して與へる。詰り、ペテンである。「アトラス」は、大衆をペテンにかけるのではなくて、エリートとエリートたらんとする人々に對して、如何に大衆をペテンにかけるか、如何に大衆をコントロールし、心理操作するか、其のことを、讀者に對して語る。詰り、完成さるべき世界人間牧場の中に、家畜人化された大衆を狩り立て、そして、其の上に自分たちエリートが君臨すべきか、其れを教へるわけである。此のやうに見て來ると、我々は米國文化の二種としての、(1)イルミナティ=アイン・ランドの「アトラス」と、(2)ハルマゲドン主義的文化と、此の二つの陣營の役割を見拔くことが出來るであらう。(了) 【注】グレース・ハルセル著、越智道雄譯「核戰爭を待望する人びと」(朝日新聞社、一九八九年)。此の本を良く讀むと、現在のシオニスト、イスラエルが、二百年以上前から主として英國の國家(外務省)の長期に亙る執拗な工作の結果として出現した事が理解出來る。そして、ダービーに由來するハルマゲドン主義もまた、右に同じ。 |
(私論.私見)