2004.12

 (最新見直し2011.02.17日)

 (れんだいこのショートメッセージ)
 ここで、太田龍・氏の時事寸評の2004.12月分を確認しておく。れんだいこ文法、作法に基づき編集替えしております。

 2011.02.17日 れんだいこ拝


【「フリーメーソン認識」考。ポルポト派指導者たちはパリ留学時代にフリーメーソンの影響を受けた、とのジューリ・リナ著の記述】

 1145回 2004(平成16)年12月1日

 日本人のフリーメーソン認識に、フランス・フリーメーソン(グラントリアン)の存在が完全に欠如していることについては、既に述べた。但し、ジューリ・リナ著によれば、フランスには、幾つかのフリーメーソン組織がある。そのうちの最大なるものもっとも重大なものが、グランド・オリエント(大東社)、フランス語では「グラントリアン」であると言う。

 現代史上、このフランス・フリーメーソン系の活動が露呈した、もっとも顕著な事例が、あのポルポトカンボジア共産政権の人類史上最大規模の虐殺である、とリナ著(四百八十九〜四百九十四頁)は説明する。ポルポト派の主要な最高指導者が、パリ留学生出身であることは、或る程度知られて居る。更に、これらのポルポト派指導者が、パリ留学中に、フランス共産党に入党したことも、一部の消息通は聞いて居るであろう。しかし、リナ著によれば、彼らポルポト派指導者たちは、フランスで共産党に入党したのみでなく、フリーメーソンにも加入したと言う。フリーメーソンのみでない。彼らは、「マルチニスト」の指導も受けた、とある。「マルチニスト」については、筆者は既に何度か論じたが、ここでは省略する。この一件は、最大級の重要性を有する問題だが、いずれ、詳述することにして、ここではタナ上げにして置く。

 更に、PLO議長のアラファト問題。リナ著によれば、アラファトもフリーメーソンであると言う(二百七十二頁)。アラファトの「フリーメーソン」も、フランス・フリーメーソン、と考えられる。日本でも、或る種の陰謀論研究者が、フリーメーソン問題一手専売式に、年中フリーメーソンを論じて居る。しかし、この種の人々のフリーメーソンは、もっぱら、金権資本主義の領域に限定される。こんな風な「情報」を注入された人々は、ますますバカにされ、白痴化されるだけであろう。グラントリアン(大東社)が、一八七〇年代に、無神論を彼らの基本綱領とすることを宣言して居る。このことを日本人は、殆んど全く知らされて居ないし、またそれを耳にしたことがある人々も、そのことの意味をより深く、突き詰めて考えはしない。(了)

 【注】ジョン・コールマン博士は、ポルポト共産政権のカンボジア国民大虐殺について、それは米国国務省によって背後で演出された、と述べて居るが、ジューリ・リナ著に述べられて居る、ポルポト派指導者とフランス・フリーメーソンの関係については全く触れない。なお、リナ著(四百九十七頁)には、「ユダヤ系アメリカ人歴史家、ジョン・コールマン博士」と記述されてあるが、筆者はこの件については何も知らない。鬼塚著「天皇のロザリオ」は、敗戦後の皇室とキリスト教の関係を、どのように説明するか。


【「ベルギー」考。スヴァリの証言。イルミナティはどのようにして彼らの活動資金を作って居るか】

 1146回 2004(平成16)年12月2日

 イルミナティから脱出して、その内実を暴露しつつある女性「スヴァリ」は、イルミナティが、どのようにして資金を作って居るかを説明する。このことは、とても重要である。「スヴァリ」によれば、(1)麻薬取引。(2)ポルノ。売春。児童売買。(3)児童売春。(4)武器販売。(5)軍事用コンピュータの機密の販売。(6)暗殺を商売とする。(7)私兵商売。(8)金融。ちなみに、世界中の金融取引は、ベルギーに行き着く。そして、ベルギーはイルミナティの世界金融センターである、と。以上主要なる領域として、八項目、とされる。

 ここで、とりわけ、我々が注目しなければならない問題は、「ベルギー」である。「スヴァリ」は、金融こそ、イルミナティの活動のもっとも重要な財源である、と言う。ここで、イルミナティにとっての「金融」は、つまるところ、合法的な盗み、掠奪、没収、要するに、れっきとした犯罪である。しかしその犯罪を合法化すること、合法的に堂々と日常的に犯罪を実行すること。それが、イルミナティの「金融業」の正体であるらしい。

 「ベルギー」。このイルミナティの「安全天国」としての「ベルギー」については、フリッツ・スプリングマイヤーが適切な指摘をして居る。最近、ゲルマール・ルドルフ(米国に亡命して居る、ドイツの歴史修正派の科学者)は、ベルギー最高裁判所が、ベルギー最大の、フラマン民族主義政党を非合法化した件について報じて居る。更にルドルフは、二〇〇四年十一月二十九日付けのニューズレターの中で、ベルギーの歴史修正主義出版者、ジークフリート・フェルベーク(六十三歳)が、ベルギー官憲によって逮捕された、と述べて居る。ベルギー王国が、ナポレオン没落後、イルミナティの「安全天国地帯」として、人工的にでっち上げられたこと、このことを知る日本人は、殆んど全く存在 しない。ヨーロッパ連合本部が、このベルギーの首都ブリュッセルに置かれて居ることは重大な意味を有する。(了)


【「ドルの破綻は目前」考。第三次世界大戦、世界経済の大破局は近い。そしてあなたのすべきこと。についてのM・C・ルパートの勧告】

 1147回 2004(平成16)年12月3日

 マイケル・C・ルパート。二〇〇四年十一月三十日付ニューズレター。ここで、ウクライナは、第三次世界大戦の「サラエボ」に成る可能性あり、と。「サラエボ」とは、第一次世界大戦の導火線に点火した、オーストリア、ハンガリア帝国皇太子暗殺事件の起きた都市のこと。第三次世界大戦の「サラエボ」と成り得る場所として、今、(1)サウジアラビア (2)ウクライナ (3)イラン この三地点が挙げられる。(4)韓半島 (5)台湾 この二ヵ所はどうか。M・C・ルパートは、前出ニューズレターの中で、米国は、韓半島は放棄せざるを得ない力関係に追い詰められて居る、と見る。従って、この見方からすれば、韓半島は、次の「サラエボ」とは成らない。更に、ルパートは、台湾を舞台とした中国との対決も、米国はなし得ない、とする。イランはどうか。今、米国は、イランに出撃する力はない。と、M・C・ルパートは言う。あとに成る可能性は、サウジアラビアと、ウクライナ。ウクライナでは、成り行き次第では、ロシアと米国の直接対決と成り得るであろう。しかし、この場合、ドイツとフランスが、米国軍と共に、ロシアの軍隊と戦争するとは、ちょっと考えられない。

 ドルの破綻は目前にあり。
M・C・ルパートの勧告は次の通り。(1)支出を極力、切り詰める。(2)クレジットカードの負債を少なくせよ。(3)居住地の近くに友人を作れ。(4)少なくとも一週間分の現金と食料を貯蔵せよ。(5)電力の供給が停止した場合にどうするかを考えよ。(6)ゴールド(金)を買いなさい。(了)


【ジューリ・リナ著「欺瞞の建築者たち ― フリーメーソンの秘密にされた歴史」考。一九三八年、ドイツ、ベルリンの会議での日本代表「フジワラ」のユダヤ、フリーメーソン問題についての発言】

 1148回 2004(平成16)年12月4日

 ジューリ・リナ著「欺瞞の建築者たち ― フリーメーソンの秘密にされた歴史」英語版(二〇〇四年十一月)。二百六十五、六頁曰く。「フジワラは、一九三八年、ベルリンで開催されたウエルトディーンスト会議に於て、日本を代表して、次のように述べた」ユダヤフリーメーソンは、中国をして、日本攻撃の先兵たらしめた。そのために、日本は、この脅威に対して自衛することを余儀なくされたのである。日本は中国と戦争をして居るのではなくて、フリーメーソンと戦争しているのである。このフリーメーソンの代表者は、蒋介石将軍であり、そして、蒋介石は、フリーメーソンたる孫文(Sun Yatsen)の後継者である。Henry Rollin “L Apocalypse de notre temps”Paris.1991.P514 ここで、リナ著が引用して居るのは、フランス語の著作(『我々の時代の黙示録』)。

 「フジワラ」、と言う日本人。これは、昭和十一年に、四王天延孝陸軍中将らを中心として設立された国際政経学会の指導的メンバーのペンネームである。「国際秘密力の研究」(国際政経学会の機関誌、昭和十一年〜十五年に、計六回刊行)には、日支事変について、前出著作に引用されたような記事が、多数、掲載されて居た。当時、日本の先覚者は孫文、蒋介石が、フリーメーソンである、と言う認識は得て居た。しかし、いかんせん、未だ、フリーメーソンについての研究が十分深く掘り下げられて居ない。中国国民党は、フリーメーソンに深く浸透されて居た、と言う。しかし、このフリーメーソンは、英米系フリーメーソンである。中国共産党は別系統、フランス・フリーメーソン系である。しかもこの英国系フリーメーソン、フランス系フリーメーソンは、奥では、イルミナティの指揮下にある。この事実は、戦時中敗戦までの日本のユダヤ問題研究者には突き止められて居ない。

 「イルミナティ」とはそもそも、何者か。この問題についての必読の基本文献は、

 (1)ジューリ・リナ著「さそり座の星の下で」(英文、未邦訳)
 (2)W・G・カー著「ポーンズ・イン・ザ・ゲーム」(邦訳は、平成十七年一月十日、成甲書房から出版される予定。『闇の世界史』)
 (3)ラビ、M・S・アンテルマン著「阿片を根絶するために」(英文、未邦訳、第一巻、第二巻)

 以上の三冊であろう。フリッツ・スプリングマイヤーの古典的著作「イルミナティ悪魔の十三血流」(KKベストセラーズ)には、イルミナティ頂点 十三血流の中に、中国系、李一族(李ファミリー)が挙げられて居る。日本民族の中国研究、中国認識には、克服さるべき重大な欠陥と空白が存在することを銘記する必要がある。(了)


【「スカルアンドボーンズ」考。スカルアンドボーンズの内情を赤裸々に曝露する貴重な翻訳本(ロビンス著)がまた一冊、間もなく出版される】

 1149回 2004(平成16)年12月5日

 アレクサンドラ・ロビンス著、太田龍監訳「スカルアンドボーンズ」成甲書房刊。十二月十日発売。本書は、二〇〇二年に米国で出版されたが、二〇〇三年後半、米国民主党の大統領有力候補として、ブッシュ現大統領と同じくエール大学、スカルアンドボーンズ会員のケリー米上院議員が登場するに及んで、大いに、人々の関心を呼ぶところと成る。ドイツ、ロシア、中国、韓国、台湾などでは既に翻訳出版されて居る。本書の特徴は、著者ロビンスが非常に若い女性ジャーナリストである、と言うことであろう。しかも、彼女は一九九八年にエール大学を卒業したばかりと言うから、本書を執筆出版した時は、未だ、二十五、六歳か。そしてエール大学では、スカルアンドボーンズと別の学内秘密結社に加盟して居たと言う。

 「スカルアンドボーンズ」については、既に、九月末、徳間書店から、クリス・ミレガン、アントニー・サットン他著、「闇の世界超権力スカル&ボーンズ」が、出版されて居る。この本の英文原著は、「フレッシング・アウト・スカルアンドボーンズ」(二〇〇三年十月)、と言う七百頁超の大著である。翻訳本は、この原著の完全訳とは成り得ず、全体の三分の一ていどであろう。にも拘わらず、この十月から十二月にかけて、日本人は、始めて前記二冊の翻訳本によって、本格的なスカルアンドボーンズについての日本語の情報を入手し得ることと成ったのである。これは、大いなる吉報としなければならない。

 「スカルアンドボーンズ」は、エール大学三年生から毎年十五名を選抜すると言う。「そんなちっぽけな」グループに、なにほどの意味があろうか。などと、せせら笑うオッチョコチョイの日本人も多いであろう。「スカルアンドボーンズ」は、たしかに、人数は少ない。しかし、彼らは「エリート」である。厳密に言えば、エリート候補生。○更に「スカルアンドボーンズ」は、「イルミナティ」の一部であることを知らなければならない。

 米国には、世界最大のフリーメーソン結社が存在する。その加盟員は、三百万人とも、四百万人とも伝えられる。これは、全世界のフリーメーソン全加盟員の、八割以上を占めるのではなかろうか。「イルミナティ」はこの、フリーメーソンの奥の院であり、その司令部であろう。更に「スヴァリ」によれば、米国人口の一パーセントが、(1)イルミナティのメンバー (2)イルミナティの同調者、(3)イルミナティの犠牲者(ドレイ、と言っても良い)、であると言う。「スカルアンドボーンズ」が、ここに言われる米国イルミナティ(二百万人ないし二百五十万人)の頂点に位置することは多言を要しない。本書と、そして徳間書店刊「闇の世界超権力スカル&ボーンズ」が、日本民族有志によって、真剣に検証されることを期待する。(了)


【「人類VSイルミナティ」考。「米国は次のメキシコか?」だって。しかし、米国を現人神として崇拝しきって居る一億二千万頭の日本人家畜人ヤプーには、これは馬の耳に念仏】

 1150回 2004(平成16)年12月6日

 「エリートの陰謀(『ニューワールドオーダー』)を学んで行くにつれて、私は、自分が感謝祭(サンクスギビング)直前の七面鳥であるかのように感じる」(ヘンリー・メイコウ、二〇〇四年十二月四日)。「サンクスギビング」とは、米国の秋の収穫感謝祭のこと。そしてその祭りのために、かっては殆んどの米国の家庭で七面鳥を殺して食べる。「人類は、実際、ひそかにマスコミ、政府、教育と企業(ビジネス)を支配してしまって居る悪魔的カルトの邪悪な手の中にある。人類を無気力にするこの精神的癌に取り憑かれて、人類は、あまりにも変質させられて居るために、この病気から脱出することが出来ない」(同上)メイコウが、何時頃から、この邪悪なエリートの陰謀に気付いたのか、それは良くは分からない。しかし、メイコウがフェミニズムがイルミナティの謀略であることに気付いたのは、ほんの数年来、と言う。いずれにしても、今や彼は、「人類VSイルミナティ」この枠組こそ、真実であると、する。

 メイコウは、「米国は、次のメキシコか?」と、問いかける。つまり、米国はメキシコ化しつつある、と言うのである。これは、或る意味で正しい。しかし、その評価をする前に、我々は「メキシコ」とは何者か、を、良く知らなければならないであろう。メイコウは、 Puzzling Neighbors:A Historical Guide to Understand Modern Mexico(1987) by Salvador Borrego と言う本を引用する。この著作によれば、過去百六十年以上、メキシコは首尾一貫して、ロンドンの本拠を置く国際金融陣営によって破壊されて来た、と言う。ロンドンの国際金融陣営は、もちろん、それ単独で出て来るわけではない。それは、フリーメーソンと、米国政府を傀儡として利用すると言う。彼らは、自分たちに抵抗するメキシコ大統領をクーデター、革命、その他の方法で排除し、彼らに忠実なコマ(ポーンズ)を大統領に据えて来たと。

 米国は、次のメキシコであると言う。Fellow Turkeys. Welcome to the New World Order. It isn't new at all. と、メイコウは結ぶ。「やあ、(今にも喰われようとして居る)七面鳥の仲間たちよ。ニューワールドオーダーへ、ようこそ。しかしそれはすこしも、ニュー(新)ではないのだ」と。(了)


【サピオの「世界の秘密結社」、「日本の闇組織」特集考。極悪売国奴国賊マスコミの「秘密結社」についてのデマ宣伝がまた一つ】

 1151回 2004(平成16)年12月7日

 「サピオ」平成十六年十二月二十二日号(十二月八日発売)。六頁〜二十五頁。「世界の秘密結社」、「日本の闇組織」。世界を動かす「見えない力」と「権力の司祭たち」の正体に肉迫する!。この「特集」を読む。見出しは仰々しいが、中は全くのカラ。ここには、「スカルアンドボーンズ」も取り上げられて居る。しかし、この記事は、九月下旬に発行された、「闇の超世界権力スカル&ボーンズ」(クリス・ミレガン、アントニー・サットン他著、徳間書店)。この本のことは、黙殺した。これは公平な記述なのか。この日本語版の英文原著は、「フレッシング・アウト・スカルアンドボーンズ」。これは、二〇〇三年十月に出版された、七百二十頁の大著である。そしてその巻末には、一八三三年以降の毎年のスカルアンドボーンズ会員十五名の全氏名、そしてエール大学卒業後の主な経歴付きの膨大な名簿あり。更にアルファベット順の全会員名簿も。スカルアンドボーンズについての古典的著作は、アントニー・サットンの、「アメリカの秘密権力体制 ― スカルアンドボーンズ研究序論」(一九八六年)(未邦訳)。この本についての言及もない。よくこれで、トクトクと、知ったかぶりのパフォーマンスが出来るのか。

 
スカルアンドボーンズは、ドイツのイルミナティ秘密結社の米国支部である。この肝腎なことについても一言もない。「フリーメーソン」についての記事。これは、フリーメーソン陣営のタメにする悪質なプロパガンダ以外の何者でもない。ここには、フリーメーソンの二本柱、英国系フリーメーソンと、フランス系(グラントリアン)と、この区別は、何も説明されて居ない。フランス系フリーメーソン(グラントリアン)が、フランス革命を始めとして、過去二百年以上、数々の「革命」を演出したことについて、なにも言及されない。更に、米国について言えば、一八四三年に開始された、ユダヤ人のみのフリーメーソン組織、ブナイブリス(契約の子供たち)についても一言もない。フリーメーソンの濃厚なユダヤ色について何もない。米国フリーメーソンの教科書的古典、アルバート・パイクの「道徳と教義」。これについても何もない。

 英国フリーメーソンの開始は一七一七年だと。これは、ゴイムをだますペテンに過ぎない。英国フリーメーソンは、既に十六世紀末、フランシス・ベーコンを長として、完全な秘密裡に活動を始めて居る。更に、この記事は、十七世紀末から、世界金融の総本山として行動して居るロンドン・ザ・シティには、多数のフリーメーソンロッジが存在することを言わない。ビルダーバーグ、CFRがどうのこうの。これらの記事は、単なるおしゃべりでしかない。この百年余の世界政治と秘密結社について述べるなら、最低限、キグリー教授の二冊、(1)悲劇と希望 (2)アングロアメリカン・エスタブリッシメントこのくらいはキチンと読め。要するにこの種の「特集」は、日本国民をペテンにかける、極悪売国奴マスコミ国賊の、いつもの通りのデマゴギーのたれ流し、でしかないだろう。(了)

 [注]参考文献は次の通り。

 (1)ジョン・コールマン著、太田龍監訳「300人委員会」(KKベストセラーズ刊)。この本は、平成十一年出版されてから現在までに八刷を重ね、計三万部近い。これくらい読まれて居るのに、あたかもそんなものはこの世に存在しないかのように黙殺するのはどう言うわけだ。
 (2)ジョン・コールマン著、太田龍監訳「秘密結社全論考」上下二巻(成甲書房)
 (3)フリッツ・スプリングマイヤー著、太田龍監訳「イルミナティ悪魔の13血流」(KKベストセラーズ刊)

 以下省略するが、英語では、この件についてはただちに、最低限の基礎教養常識として五十冊以上の著書を挙げることが出来る。 米国は次のメキシコか?」だって。しかし、米国を現人神として崇拝しきって居る一億二千万頭の日本人家畜人ヤプーには、これは馬の耳に念仏。


【鬼塚英昭著(自費出版)「天皇のロザリオ」考。「天皇のロザリオ」(鬼塚英昭)が提起する問題の一つ。日本人同胞をドレイとして売り飛ばした切支丹大名の国賊性】
 1152回 2004(平成16)年12月8日

 鬼塚英昭著(自費出版)「天皇のロザリオ」(平成十六年十月、四百十五頁)

 〒874−0835 大分県別府市実相寺町一の四Bの2 鬼塚英昭 電話:〇九七七−六六−四一六四 定価三千円、送料三四〇円

 このすばらしい名著には熟考すべき多くの問題が内包されて居るが、ここでは、一つの問題に焦点を絞って提出する。それは、日本のキリシタン大名が、キリスト教(カトリック)の宣教師、そしてポルトガルの奴隷商人に、火薬一樽につき五十人の日本の美しい娘を奴隷としてヨーロッパなどに売り飛ばした、と言う一件である(二百四十五頁〜二百六十頁)。この件は、日本側に、日本の娘たちを捕らえて、キリスト教の奴隷商人に売り渡す勢力が存在しなければ、全く成り立たない。実際、十六世紀以降、キリスト教ヨーロッパの征服者たちは、サハラ以南の黒人アフリカ地帯から、合計数千万人の黒人奴隷を中南米、北米大陸に連行した。しかし、この件は、黒人側に、奴隷売買の権力者が存在しなければ、成り立たない。

 我々は歴史書によって、当時、アフリカ黒人部族の首長たちが、ヨーロッパキリスト教奴隷商人から資財を受け取り、それと引き換えに、黒人同胞を売り渡して居たことを承知して居る。しかし、全く同じことを、戦国末期の一部の日本人権力者がやって居た、ことを始めて知って、正直なところ大きなショックを、筆者は受けた。

 九州のキリシタン大名大友宗麟は、カトリックの宣教師に煽動されて、永禄四年、宇佐八幡宮を焼いた。天正九年十月八日には、豊前彦山の三千坊といわれる坊舎を焼いたと。(二百五十一頁)。大友宗麟は、カトリックの極悪悪魔主義者たる宣教師と、ポルトガルの商人から、火薬の原料硝石を輸入するために、豊の国の神社仏閣を焼き払い、若い娘たちをドレイとして、売り払ったと。このような人物こそ、日本史上極悪の民族への裏切り者、売国奴、国賊、として特筆大書され、徹底的に日本国民に、教えなければならないのではないか。しかし、大友宗麟のみでない。日本人キリスト教徒は、全員大友宗麟と同類の顕在的また潜在的な売国奴、ではないのか。鬼塚著「天皇のロザリオ」が、今から、広く、日本民族有志によって熟読熱読されるべきことを、再度訴えたい。(了)

 [注]購読希望の有志は、直接、前記、著者鬼塚氏に、ご送金下さい。なお、本書が、改めて全国書店で市販可能なかたちで再販され得るよう、有志の協力を求めたい。 極悪売国奴国賊マスコミの「秘密結社」についてのデマ宣伝がまた一つ。


【「ジューリ・リナのイルミナティ文書研究」考。ナチスによって没収された(一九三六年)イルミナティの超秘密文書が、第二次大戦後、モスクワへ。そして・・・・・・ 】

 1153回 2004(平成16)年12月9日

 「一九三六年三月二十日、イルミナティのすべての文書は、ドイツ民族社会主義党(ナチス)によって没収された。一九四五年、このイルミナティ文書は、(ソ連占領軍によって)モスクワに運ばれた。一九八九年以降、モスクワのフリーメーソン関係文書は、研究のために公開された」〔ジューリ・リナ著『ARCHITECTS OF DECEPTION』三百三十四頁〕このジューリ・リナの記述は、驚くべき内容である。

 ジューリ・リナは、ソ連共産政権の支配下にあったエストニアに生まれた。従って彼は、エストニア人であると同時にロシア語を話すソ連人でもあった。彼は、一九七〇年代、二十代でソ連共産政権からスエーデンに亡命し、スエーデンで、ジャーナリスト、著述家として活動を続けて居る。一九八九年、ベルリンの壁の崩壊、そして、一九九一年、ソ連共産体制の瓦解のあと、前記の如く、ソ連共産主義の膨大な秘密文書の一部が公開されるに至る。ジューリ・リナは、それらの公開された旧ソ連圏の秘密文書に、もっとも、良く、利用出来る立場に立ったわけである。

 それにしても、ここに言及されるイルミナティ文書の内容はスゴイ。一七七六年、アダム・ヴァイスハウプトによって創立されたイルミナティの、その時代からの文書がここに含まれて居ると言う。こうした大量の秘密文書にもとづいて、近年、ユダヤ、フリーメーソン、イルミナティ、に関するきわめて重要な著作が、ロシアで出版され出して居るとリナ著にある。フランスでも、ある程度、と。

 あいにく、日本人は、ここ十数年のこうした動きから、完全に切断されたままである。これをどうしたものか。日本のロシア語専門家。これは、文字通り全員、売国奴。イルミナティの手先。日本民族の敵。こうした連中が、前出の如きロシアでの動きを日本民族にキチンと伝えるわけがない。フランス語専門家の状況。これは更にひどい。しかし、なんとかして、この難問を、我々日本の真の愛国派は解決する道を見出さなければならない。(了)


【日高義樹「日米安保は空洞化する―アメリカはもはや在日米軍基地化を必要としていない」考。「アメリカひとり勝ち」(日高義樹)とは、アメリカを占領して居る「イルミナティのひとり勝ち」のこと】

 1154回 2004(平成16)年12月10日

 「ヴォイス」、平成十七年一月号、百十頁以下。日高義樹「日米安保は空洞化する―アメリカはもはや在日米軍基地化を必要としていない」。この論文は、今や世界は「アメリカひとり勝ち」の時代に入った、と言う趣旨の最近の著作の殆んど二番煎じ。しかしどうやら、この種の世界情勢判断が、現在、日本の国家権力エリートと、政財界 学界 マスコミ界 更には宗教界最高指導層によって妄信されて、居る、ようにも見える。そうでなければ、極悪売国奴小泉の「政権」が、今のように安定して居ることは考えられない。

 日高と言うひとは、二言目には、米海軍の核ミサイル装備原子力潜水艦の威力を、トクトクと並べ立てる。確かに、現在の米国は、地球上の全人類を何十回も皆殺しに出来るだけの量のいわゆるABC兵器(核兵器、生物兵器、化学兵器)は所有して居るであろう。しかし、その種の世界大戦状況を作り出せば米国の国民も、あらかた、絶滅するであろう。但し、「日高」のような人物としては、ABC兵器によって絶滅させられるのは米国以外の地域であって、「ひとり勝ち」の米国は、基本的に安全である、と前提する。

 この前提は、ロシアは今や「張り子の虎」である、との認識の上に立って居る。ロシアは、ひとり勝ちの絶対的超大国米国と言うヘビに睨まれた小さな蛙、に過ぎないのであろう。これは本当に本当か?この問題については、ジョン・コールマン著「第三次世界大戦 ― ロシアとアメリカ」(仮題、成甲書房、平成十七年三月刊予定)を参照しなければならないだろう。この本はあいにく、今、出版事情が困難であって、刊行が遅れに遅れて居る。ここでは、肝腎の、「ひとり勝ちのアメリカ」とされるその「アメリカ」の国内事情を問題としたい。

 筆者は最近、米国のホームレス人口は今、二千二百万人、と言う数字を、英語の文献で読んだ。この膨大な数字は本当か。ちょっとにわかには信じ難いが、と言って否定するたしかな根拠も、筆者は持って居ない。しかし、もっと問題なのは、これからの米国国内情勢の成り行きである。マイケル・ルパートは、十一月三十日付けのニューズレターで、要旨、次のように述べて居る。

 (1)米国通貨ドルと米国経済のメルトダウンが、イルミナティによって、計画的に惹き起されようとして居る。
 (2)この経済メルトダウンが到来すると、圧倒的大多数の借金漬けの米国市民はあっと言う間に破産して、一文なしに成る。
 (3)このありさまは、一九二九年〜一九三〇年代の大恐慌などと、比較にもならないすさまじいものと成るであろう。
 (4)こうしてイルミナティは二束三文で米国市民の財産を手に入れる。と。

 M・C・ルパートのこの警告は全く正しい。この件については、ジョン・コールマン著、
 (1)「300人委員会」    (KKベストセラーズ)
 (2)「凶事の予兆」      (成甲書房)
 (3)「バビロンの淫婦」    (成甲書房)
 (4)「迫る破局、生き延びる道」(成甲書房)

 このくらいは、キチンと読んでほしい。これで「アメリカひとり勝ち」とはどう言うわけだ。これは「アメリカを占領して居るユダヤイルミナティのひとり勝ち」のことではないのか。(了)

 [注]もちろん、米英ユダヤイルミナティに占領されて居る日本についても、日本の全資産は、イルミナティに没収され、イルミナティの手先たる日本人エリートに少々のおこぼれ、そして一億二千万人日本人の殆んど全部が極貧の経済的状況へと突き落とされる、とのシナリオであろう。 ジューリ・リナからの驚くべき情報。ナチスによって没収された(一九三六年)イルミナティの超秘密文書が、第二次


【「M・C・ルパートの世界情勢分析」考。マイケル・ルパート「燃え上がる世界」(FTW誌二〇〇四年十二月号) 】

 1155回 2004(平成16)年12月11日

 マイケル・ルパート主宰のFTW(荒野から)誌、二〇〇四年十二月号。一頁、八頁〜十五頁。「燃え上がる世界」マイケル・ルパート。この長い論文(九頁)は、とても重要だ。以下に、その要点を、ごく簡単に紹介する。
  (1)ドルの崩壊(暴落)は近い。
  (2)中国、イスラム産油国などは、ドルを売ってユーロに乗り換える動き。
  (3)その種の動きを、米政権は、米国に対する宣戦布告、と受け取るであろう。
  (4)十一月二日の米国大統領選挙。これは、もう一つのルビコンである。もはや、アメリカ帝国との「平和共存」についてのいかなる希望もあり得ない。そしてこの衝突は、究極のところ、物理的な衝突と成る他ない。
  (5)このアメリカ帝国は、自国の国民を犠牲に供することに、いささかも 躊躇はしない。
  (6)米国経済は、今、一日二十八億ドル(又は、一日四十億ドル)のFDI(foreign direct investment外国から米国への直接投資)を必須として居る。
  (7)このFDIが減少することは、ただちに米国経済の破綻を生じる。
  (8)来年、二〇〇五年中に、米ドルの瓦解は生じるであろう。
  (9)現米国政権は、おとなしくこの状況を受け入れるようなタマではない。
 (10)この米ドル崩壊と前後して、米政権は世界的軍事介入をエスカレートさせる。以下省略。

 M・C・ルパートのこの世界情勢分析は全く妥当で、まともだ。それで日本はどうするのか。「ひとつの種としての我々、人類は、まさしく、本物のハルマゲドンに転落する瀬戸際に在る」、とルパートは言う。この件は、続報する。(了)


【「皇室内の宗教戦争」考。皇太子一家が、皇室から出て行く可能性(「週刊女性」十二月二十一日号)ありと】

 1156回 2004(平成16)年12月12日

 「週刊女性」平成十六年十二月二十一日号、三十六頁〜三十九頁。ここに、重要な記事あり。曰く。秋篠宮さま「残念」発言に雅子さま“重大決定”も!「雅子さま」の「重大決定」とは前出記事によれば、「雅子さま」が「皇室」を去ること。つまり「離婚」だと言う(三十九頁)。しかし、その場合、「皇太子さまは雅子妃と行動をともにされるであろう」との観測もあるとか。「皇太子ご一家が皇室を去る・・・・・・。そんなことになったら、もはや皇室は崩壊だ」と。

 更に曰く。 「雅子妃は高校、大学時代を米国で過ごし、その考え方、価値観はアメリカナイズされている。そう言う点で、日本人というより欧米人に近い」(ある外国メディアの特派員)と。この「週刊女性」の記事は、きわめて重要な政治的意味を有する。仮に、皇太子が雅子妃と共に、皇室から出て行く、と言うようなことになったとしよう。純形式的に言えば、その場合は、(1)時の首相を中心とする会議が開かれ、 (2)皇太子の交代を決議する。 (3)つまり、秋篠宮を新しい皇太子として決定する。と成って、一件落着する。従って、その件が、ただちに「皇室崩壊」とはならないであろう。

 しかし、それでは、もと皇太子の一家はどう言うことに成るのか。形式的に言えば、この一家は、皇族から臣籍降下、することに成る。けれども、それで丸く収まるとは考えられない。ユダヤイルミナティ世界権力は、どうしようとするか。彼らは、平成天皇と、「皇太子一家」から、「もと皇太子一家」に変った一家との対立を、陰に陽に拡大させるべく工作するであろう。

 鬼塚英昭著「天皇のロザリオ」、三百七十八頁に曰く。「週刊文春」の二〇〇四年六月二十四日号に、天皇一家に尤も近い民間人で、音楽を通して皇太子と親交のある鎌田勇が、雅子妃のことを書いている。「雅子さまは、ヨーロッパ中世に新教徒と旧教徒の間で起こった宗教戦争にずいぶんお詳しいようです」。これから、皇室内で宗教戦争が起こるかもしれないと、私は鎌田勇の発言を読みながら思った。

 皇室内の宗教戦争。この見方には、確かに一理ある。しかしここでの、「皇室内の宗教戦争」とは、具体的には何を意味するのか。それは、平成天皇夫妻と、皇太子一家夫妻と、その両者、ないし、両陣営の間の宗教戦争、と想定する他ない。だが、一体、この二つの陣営の間に、いかなる宗教上の相違ないし、対立が存在し得るのであろうか。この問題は、更に検討を続けたい。(了)

 [注]鬼塚英昭著「天皇のロザリオ」(自費出版、四百十五頁、定価三千円、送料三四〇円)申し込みは、〒874−0835 大分県別府市実相寺町一の四Bの2 鬼塚英昭 電話:〇九七七‐六六‐四一六四


【「現在の皇室内の全問題の核心」考。皇太子夫妻は神道行事、神道祭祀への参加を拒否することに成るのか?「サンデー毎日」(16.12.26) 】

 1157回 2004(平成16)年12月13日

 「サンデー毎日」平成十六年十二月二十六日号、二十四頁〜二十九頁。皇室「波乱の一年」。知られざる全内幕。ここに、皇太子の、「公務を見直す」との発言、これは、宮中祭祀まで含めて見直す、ことではないか(原武史、明治学院大学教授)、との見方が紹介されて居る。これは、現在の皇室内の全問題の核心を突いて居る、と考えられる。要するに、皇太子夫妻は、宮中の伝統的祭祀への参加を忌避したい、と言うことであろう。言うまでもなく、宮中祭祀は「神事」であり、神道祭祀にもとづくものである。それでは、れっきとした「キリスト教徒」と伝えられる平成天皇と美智子皇后が、今のところ、神道式祭祀に参加して居るのはどう言うことか。

 この件については、鬼塚著「天皇のロザリオ」(三百八十六頁)に、曰く。(ローマ)法王は(一九八一年)二月二十五日、世界最初の原爆被災地広島で平和アピールをした。翌二月二十六日、法王は日本カトリック教会殉教の地長崎を巡礼し、「日本神道はやがて、神へいたる道である」と述べた。神とはキリスト教の神を意味する。つまり、ローマ法王と、法王庁、バチカンは、やがて日本の天皇に成るべき当時の皇太子夫妻が、キリスト教徒でありつつも、日本の神道行事に参加することは差し支えない、との正式の認可を与えた、ものと了解出来る。従って、平成天皇夫妻は、なんらの精神的葛藤なしに、キリスト教徒であり続けつつ、日本神道の行事にも参加出来る、わけである。しかし、もちろん、これは、いわば方便であり、便宜的、過渡的措置である。

 いづれ、既にキリスト教化して居る日本の天皇は、公然、キリスト教徒としての自分たちの立場を宣言して、神道を明確に捨てるべき時が来るであろう。それでは、皇太子夫妻はどうなのか。皇太子夫妻は、自分たちの宗教的立場を、日本民族に対して公言して居ない。しかし、皇太子夫妻が、神道を拒否したい! 神道祭祀への参加を拒否したい、と言う考えであると仮定したら、その場合には、たしかに敵イルミナティの土俵の上での争いに過ぎないとしても、或る種の宗教上の深刻な対立が、平成天皇夫妻と皇太子夫妻との間に、存在する、であろう。今、まさしく、日本民族と日本文明の根源を殺害せんとする、この種の深刻な、ユダヤイルミナティ世界権力からの対日侵略戦争の最終局面が、我々の目の前で、展開されようとして居るのである。(了)


【「イルミナティの組織構造」考。スヴァリがイルミナティの頂点に立つ最高位指導者について説明する】
 1158回 2004(平成16)年12月14日
 イルミナティから脱出した、もとイルミナティのプログラマー、「スヴァリ」が、イルミナティの頂点に立つ者は誰か、と言う質問に答える。曰く。既に、イルミナティの最高世界評議会(The Supreme World Council)が存在し、活動して居ると。「この評議会は、将来、NWOが表舞台に登場するとき、それを統治するための原型として、既に、設立されて居る。それは、定期的に会議を開き、金融、方向性、政策などを討議して居る。 これらの指導者たちは、金融界の首長である。英国、フランスのロスチャイルド家、ハプスブルグ家の人々。米国のロックフェラー家……」「イルミナティはそう言うわけで、長年に亘って、神聖不可侵と見なされて来たのである。これらの支配者たちは、非常に、非常に、非常に、富裕で、権力を持って居る」

 ヨーロッパ王室が、イルミナティの指導部の中で占める役割について。「スヴァリ」曰く。ヨーロッパ王室は、二重構造である。表面に見える王室と、表面には見えない、オカルト世界の王室と。表面の王室は大したことはない。表面に見えないオカルト的王室が重要だ、と。英国の皇太子チャールズ。これは、表裏一体である。つまり、表面のみでなく、裏面のオカルト世界でも重要人物であると。

 イルミナティの組織では、ヨーロッパが上位にあり、アメリカは下位、と見られて居る。従って、米国イルミナティ指導者の子供たちは、必ず、訓練のために、ヨーロッパに送られる、と。「スヴァリ」の言うところによれば、イルミナティの指導者は、ヨーロッパ、米国、ロシア、中国に、配置されて居ると言う。「スヴァリ」の説明の中には、「日本」は一言も出て来ない。つまり、日本には、イルミナティの指導者は、全く存在しない、と言うことに成るであろう。この評価は、妥当なところと考えられる。日本の「エリート」は、イルミナティ世界権力の階級構造の中では、全員、兵隊クラス。下士官、士官、将校クラスは、日本にはただの一人も存在しない、と言った印象である。又は、兵隊クラス以下。そもそもイルミナティの中には、日本の白痴的自称(詐称)「エリート」は、入れてもらえない、のではなかろうか。(了)


【「英国社会最新事情」考。英国その真実の姿】
 1159回 2004(平成16)年12月15日

 英国で長く生活し、働いて来た、日本人女性作家が、最近或る月刊誌に、英国の年金生活はすばらしい(それに引きかえ、日本の年金制度はひどい)と言う、英国礼讃記事を発表した。英国は、本当にそんなに良い国なのか。ヘンリー・メイコウのホームペイジへの、英国(ロンドン)からの投稿に曰く。「英国そして全ヨーロッパ(EU)で、男たちのemasculation(去勢)が荒れ狂って居る。異性とのセックスは、いかがはしい物議をかもすものと成ってしまった」と。

 emasculation と言う英語は、ヘンリー・メイコウ、その他の人々の文章に、しばしば使はれる。これは、男らしさを否定し、男らしさを切除する、と言った意味であろう。「最近の英国の社会は、病的、病的な場所である。私は、ごく最近、三回売春婦が、昼日中街頭で客と公然とセックスして居た光景を目撃した。子供たちや老人がそれを見て居た。英国では、そんな場面を見ても誰も意に介さない。セックスは安っぽい魂のない単なる動物的行為となってしまった」と。

 これはどうでも良い些事か。否、とんでもない。これは、シオニスト徒党、シティ・オブ・ロンドン、そして、タヴィストック研究所が、長期に亘って仕掛けて居る作戦の結果である、と。英国は、次の五年のうちに、心理操作されたゾンビ人間で充満することに成ろう、と。これが英国の本当の事実であろう。イルミナティが今作り上げようとして居る、NWOニューワールドオーダーと言う名の世界人間牧場。それは、(1)ソドム的社会であると同時に、(2)セックスなき(セックスレス)社会。でもあると。英国の年金制度を絶賛して已まない日本のあのオバサンには、もちろんこんな「高尚」な話は分らない。(了)


【「近未来の世界情勢展開」考。ウォール街のインサイダー取引き。米国株式大暴落の仕掛けを目前にして、インサイダーは高値で売り抜ける。そしてそのことの深い意味】
 1160回 2004(平成16)年12月16日

 マイケル・ルパートは、二〇〇四年十二月十四日付、AP通信、米国ウォール街でのインサイダー取引きに関するレイチェル・ベックの記事を引用して、何度目かの警告を発して居る。米国金融産業界のインサイダーは、今、彼らの所有して居る株の高値での売り抜けに熱中して居ると。ウォール街大暴落仕掛けの時は迫って居る。このことを、これらのインサイダーたちは知って居る。かくして、ウォール街が瓦解するとき、小規模投資家と年金ファンドの資産は収奪されるが、そのときインサイダーは高見の見物。ウォール街が崩壊するときは、米ドルも暴落する他ない。

 しかし、この問題は、より大規模なイルミナティ世界権力のアジェンダ(行動計画)の中に位置付けられた、一つの局部でしかない。ヘンリーメイコウ。二〇〇三年三月二十四日。 Elite Sets the Stage For World War Three.(エリートは、第三次世界大戦のために舞台を設定する)今、この小論文を、熟読検討することが、とりわけ必要であろう。以下にその内容を要約する。

 (1)ロックフェラーのもっとも忠実な手先の中の何人かが、米国の対イラク戦争に反対して居る。即ち、カーター、マンデラ、ジョージ・ソロス、ゴルバチョフ、クロンカイトなど。
 (2)これは何を意味するか。
 (3)イルミナティは、米国をイラク戦争の泥沼にひきずり込んで、しかるのち、米国を徹底的にたたき潰す計画ではないか。
 (4)世界の重心は、ヨーロッパ、ロシア、中国に移行した。
 (5)イルミナティは中国を強化し、中国をして米国を攻撃させる。
 (6)イルミナティは、国連を捨てる。そして、新しい世界政府機関を作る。
 (7)その過程で、彼らは数十億人を殺すつもりである。以下、略。

 これは、しごくまともな見方であろう。だが、このように近未来の世界情勢が展開するとしたら、日本は一体どんなことに成るのか。この問題は更に続報する。(了)


【「米国史の真相」考。米国史初期の根本問題とは何か】
 1161回 2004(平成16)年12月17日

 米国史初期の根本問題。この件は、幕末から現代まで、日本人とは、何一つ本当のことが、伝えられて居ない。こんなことまで、筆者が、ひとつひとつ、説明しないわけには行かないのだ。米国の「独立宣言」が、一七七六年、と言うことは、日本人の一部は、記憶して居るであろう。しかし、米国の初代大統領の出現は、一七八九年である。それでは、一七七六年から一七八九年までどうして居たのか。○英国に対して独立のための戦争をして居たのである。初代米国大統領がワシントン、と言うことは、一部の日本人は聞いたことが あるか。しかし、そのあと、と成ると、もうイケナイ。

○一七八九〜一七九三年 G・ワシントン(1)
 一七九三〜一七九七年 G・ワシントン(2)
 一七九七〜一八〇一年 J・アダムス
 一八〇一〜一八〇五年 ジェファーソン(1)
 一八〇五〜一八〇九年 ジェファーソン(2)
 一八〇九〜一八一三年 J・マディソン(1)
 一八一三〜一八一七年 J・マディソン(2)
 一八一七〜一八二一年 J・モンロー (1)
 一八二一〜一八二五年 J・モンロー (2)
 一八二五〜一八二九年 J・Q・アダムス
 一八二九〜一八三三年 A・ジャクソン(1)
 一八三三〜一八三七年 A・ジャクソン(2)

 以上、一七八九〜一八三七年までの四八年間。
 
 この約半世紀の米国史の真相について、日本人は、未だかって、極悪売国奴国賊日本の米国問題専門家から、伝えられたことがない。J・Q・アダムス(一八二五〜一八二九年)は、J・アダムス(一七九七年〜一八〇一年)の息子である。J・モンロー(一八一七〜一八二五年)は、「モンロー宣言」で有名である。米国独立宣言の発せられた一七七六年。これは、ドイツで、ヴァイスハウプトが、イルミナティを設立した年と符合する。更に、米国の初代大統領が選出された、一七八九年はフランス大革命が勃発した、その年と一致する。これは単なる偶然であろうか。

 J・マディソン(1)一八〇九〜一八一三年。この時期に米国の第二次対英独立戦争が勃発した。即ち、一八一二年に、英国軍は米国を襲い、首都ワシントンDCを占領したのである。これは一体何事か。英国植民地時代に、最初の米国大陸議会が開かれたのは、一七七四年九月五日。そしてこのときから十九世紀中を通じて、首尾一貫して、米国の通貨発行権を死守せんとする米国人、米国政府、米国大統領と、米国の通貨発行権を奪取せんとする、英国(ザ・シティ、バンク・オブ・イングランド)、及びその手先をつとめた国賊売国奴的米国大統領、米国政府高官と、この両者の間に、熾烈な闘争が続いた。そして、後者つまり、「シティー」と、イングランド銀行は、ロスチャイルド財閥を中核とするイルミナティ秘密結社と表裏一体を成して居たのである。

 それでは、この観点からすると、ワシントン、J・アダムス、ジェファーソン、J・マディソン、J・モンロー、J・Q・アダムス、A・ジャクソンに至る、七人の大統領は、どのように位置づけられるのであろうか。この件は、更に続報する。(了)


【「マイケル・B・ハウプト」考。マイケル・B・ハウプト(英国人、38歳)の第三次世界大戦についての注目すべき情報と見解】
 1162回 2004(平成16)年12月18日

 ヘンリー・メイコウが、英国人、マイケル・B・ハウプトの、第三次世界大戦についての、インターネットホームページを引用して居た。ハウプトのホームページによると、この人は、一九六六年生れの英国人。ハウプトは、アルバート・パイクのあの有名な、一八七一年八月十五日付けの手紙に示された、三つの世界大戦によって、世界国家(世界人間牧場)を完成する、との計画を、今、真剣に検証せんとする。そのような立場から、ハウプトは、二〇〇三年六月三日に、ホームページを開設する。

 二〇〇四年五月の時点で、ハウプトのホームページの閲覧者の圧倒的多数部分は米国から。そしてそのあとに、英国、オーストラリア、南アフリカ、オランダ、ドイツ、イスラエルと続くと。ハウプトは第三次世界大戦開始の日付けを、二〇〇三年三月二十日、とする。つまり、米英の対イラク戦争開始の日。ハウプトは、概ね、アルバート・パイクの書簡を前提にする。かくして、NWOニューワールドオーダーの完成を目的とする、二十世紀及び二十一世紀初頭までの重要な時間表が、整理される。これは、ほぼ、妥当なところであろう。第三次世界大戦の時間表については、ハウプトは、

 第三次世界大戦
  第一幕 中東  第一場 第二場

  第二幕 第一場 パレスチナ、イスラエル
  第三幕 第一場 極東
  第四幕 第一場 「システム」への信頼感が瓦解して行く
  第五幕 第一場 米国及び西側経済の崩壊

 ここまで。あとはこれから。と言う風に描いて居る。マイケル・B・ハウプトと言う英国人(38歳)は、中々、しっかりして居る。このひとについては、今後、注目して行きたい。(了)


【「マイケル・B・ハウプト」考。アルバート・パイクの一八七一年八月十五日のマッチーニあて書簡から始まる三つの世界大戦の陰謀】

 1163回 2004(平成16)年12月19日 

 マイケル・B・ハウプト。英国、ケンブリッジ在住。このひとは、約十五年間、陰謀論に関する約二千五百点の文献を調査研究した。彼は一つの結論を得て、二〇〇三年十月、アルバート・パイクの一八七一年八月十五日付、マッチーニあての書簡を前提とする第三次世界大戦に関するインターネットホームページを開設した、とある。ユダヤイルミナティの陰謀に関する批判的著述は多い。しかし、その中で、パイクの前出書簡を正面から取り上げた著作の代表としては、(1)ウィリアム・G・カー著「ポーンズ・イン・ザ・ゲーム」(邦訳は、平成十七年一月十日刊予定の「闇の世界史」、成甲書房) (2)デス・グリフィン著「富者の第四帝国」 Fourth Reich of the Rich by Des Griffin (3)ウィリアム・スティル著「ニューワールドオーダー、秘密結社の古代からの計画」 New World Order:the Ancient Plan of Secret Societies. by William T.Still 以上三冊。

 しかし、このアルバート・パイクの問題の書簡を本格的に取り上げて研究するためには、幾つかの前提条件が必須とされる。つまり、この「書簡」を、孤立した現象として見てはならないのである。ヴァイスハウプト ↓マッチーニ ↓ レンミ ↓ レーニン

 それは、デス・グリフィン、その他の著述家によって挙げられる、イルミナティ秘密結社の、歴代最高指導者のリストである。しかも、この近代(現代)イルミナティの系譜は、超太古に遡る、とされる。どこまで、遡るかと言うと、それは「創世記」の天地創造まで。つまり、エデンの園。そこで、サタンがアダムとイブを誘惑する。このサタンのゴットに対する陰謀から、話は始まると言う。もちろん、利口ぶった白痴、エラそうなフリはして見せるが、その本体は単なる痴呆に過ぎない明治以降現代に至る日本の西洋かぶれインテリはこの話を聞いた瞬間にせせら笑う。この阿呆ども。M・ハウプトの仕事については、日本人はこれを十分に深く、理解するために、多くの基礎教養が不足して居ることに、気付かなければならない。(了)


【「夏目漱石」考。明治以降現在までの西洋かぶれ日本のインテリは全員、極悪国賊売国奴である、と、きっぱりと断定せよ。そこからのみ日本民族の蘇生は始まる】

 1164回 2004(平成16)年12月20日

 幕末、明治初年から現在までの、西洋風に教育された、すべての学生、学者、インテリ。これらは、きわめて僅かな例外を除き、全員、日本民族をひとり残らず皆殺しにせんとするユダヤイルミナティの手先、売国奴、国賊と断定することが必要である。このことはきわめて重要だ。これは、日本民族の生死存亡にかかわる。鬼塚英昭。このひとは、別府から東京に出て、大学に入り、大学中退、作家志望。しばらく東京で働き、それから故郷別府に帰って家業の竹細工店を継ぐ、と言うから、約三十年は、竹細工職人、か。つまり、このひとは、前出、西洋かぶれインテリの枠組の中には入らないであろう。

 明治大正昭和と、日本の庶民を相手とする文藝は、講談、落語、浪花節。そして、それらの芸能の語り手は、すべて全員、小学校を出て居るか居ないか。西洋かぶれインテリとは、全く無縁だ。こうした大衆芸能の中から、吉川英治、山岡荘八、松本清張のようないわゆる大衆文学作家が生れた。鬼塚英昭著「天皇のロザリオ」、四百十四頁に、ヘルマン・ホイヴェルス(上智大学学長)の著作「日本人への贈物」のことばを引いて居る。曰く。キリスト教は「コスモスの調和を破る宗教である」と。尤も、ホイヴェルスは、そのあとに、キリスト教は、コスモスの調和を破り、より高い調和を実現しようとする、と言う趣旨のことを述べて居る。

 ホイヴェルスは、日本人は、コスモスの調和を破らない、日本人は、コスモスの調和の中で生きる、日本人にとって、コスモスの調和を破ることは不幸である、と言った風にも説明する。但し、このことは、キリスト教に限らない。キリスト教以前の西洋に、この傾向が存在した。キリスト教、又はより正しくは、ユダヤ教起源の一神教は、この傾向を、トコトンまで、煮詰めたのである。つまり、何を以て、幕末以降の日本の売国奴国賊西洋かぶれインテリと、伝統的日本人との間の分裂点とするか、と言うと、それはまさしく、前出のことに帰着する。

 西洋かぶれ国賊日本インテリの根本的特徴は、西洋そして、キリスト教に毒されて、コスモスの調和を悪とし、コスモスの調和をまず、破壊すべし、と、妄想し妄信するところにある。伝統的日本人は、その煽動には躍られない。夏目漱石、このひとは、東京帝大卒の典型的な西洋かぶれインテリの一人、の筈だ。しかし、それでいて何故、この人の作品が、今に至るまで寿命を保持して居るのか。漱石は、ずっと、講談落語の寄席の常連であり、その、伝統的大衆芸能を楽しんだ。つまり、こう言うかたちで、漱石には江戸時代までの伝統が生きて居たわけである。彼は、西洋文明を鵜呑みにし、それを崇拝するようなタイプのインテリではなかったのである。(了)


【「ドイツの諜報機関関係者による警告情報」考。ドイツ諜報機関筋の警告情報。二〇〇四年十二月二十七日、米国テキサス州ヒューストンにイスラム原理派の核爆発攻撃の計画あり、と。その背景は米CIA、モサドなど、と】

 1165回 2004(平成16)年12月21日

 ヘンリー・メイコウ、二〇〇四年十二月十九日付けニューズレター。ここで、ドイツの諜報機関関係者による警告情報を紹介して居る。その内容を、ごく簡単に要約する。

 (1)二〇〇四年十二月二十七日、米国テキサス州ヒューストンに於て、イスラム原理主義勢力により、核兵器が爆発させられる、と。
 (2)その背後にウォルフォビッツ(米国防副長官)、米CIA、モサド、英国諜報機関がひそむ。
 (3)このヒューストンに対する核兵器による攻撃がなされた直後、米国務省はこのヒューストン核テロはアルカイダの仕業であり、そして、イランは、アルカイダの指導者をイラン国内に、隠匿して居る、と非難する。
 (4)イランはその非難を否定する。
 (5)ブッシュはイランに対して、アルカイダの指導者の引渡しを要求する。
 (6)当然イランはそれは出来ない。
 (7)国連は緊急会議を開く。
 (8)ウォルフォビッツにとって好都合なことにまたも、オサマ・ビン・ラディンのビデオなるものが放送される。そしてそこでオサマはこのヒューストン核テロを自分たちがやったと主張する。
 (9)アメリカ空軍はイランに対して攻撃を開始する。以下省略

 メイコウは、この警告が真実でないことを祈る、としながらも、そこには、かなりの信憑性ありとする。

 十二月二十七日(月曜)。これは欧米では、多分クリスマス休暇の最中、であろう。筆者は、ヒューストン、と言う場所について、ごく表面的なことしか知らない。しかし、そこが、米国、いや、世界の石油産業の中心であることは良く知られて居る。ヒューストンに核攻撃を加える、とは、これは、二重、三重、四重に仕掛けられた謀略であろう。ヒューストンに仕掛けられる核兵器なるものの規模は分からない。

 なお、手まわし良く既に、二〇〇四年六月に、ポール・ウィリアムズ、と言う人物の次の著作が米国で出版された。
OSAMA'S REVENGE THE NEXT 9/11: WHAT THE MEDIA AND THE GOVERNMENT HAVEN'T TOLD YOU BY PAUL L.WILLIAMS オサマの復讐 ―第二の9/11―(メディアと米国政府があなた方に語らなかったこと) この本の表紙にはスーツケース型核爆弾と、オサマ・ビン・ラディンの顔写真。筆者は、この本は、数ヶ月前に入手して一読したが、あいにく、日本語版の出版の機会が得られないまま。この件については、続報したい。(了)

 [注]前出情報によれば、現在ウォルフォビッツ(米国防副長官)は、ヒューストン地区に於て、モサドの工作員を動かして居る、とある。これは非常にデリケートな情報である。「次の七日間は、一九六二年のキューバミサイル危機以来、もっとも危険な時期である」とも。 明治以降現在までの西洋かぶれ日本のインテリは全員、極悪国賊売国奴である、と、きっぱりと断定せよ。そこからのみ、日本民族の蘇生は始まる。


【「トーマス・ジェファーソン」考。米国史初期の根本問題(2)トーマス・ジェファーソン(米国第三代大統領)は、ヴァイスハウプトの手先にしてイルミナティの高級幹部と(W・G・カー)】

 1166回 2004(平成16)年12月22日

 当「時事寸評」(16.12.7)で、「米国史初期の根本問題」について述べた。その続き。W・G・カー著「The Conspiracy To Destroy All Existing Governments and Religions.」。これは、三十頁の小冊子である。その十二頁に曰く。ヴァイスハウプトは、トーマス・ジェファーソンを使って、アメリカに、ルシファー主義的陰謀の改訂版を流布せしめた。ジェファーソンは、賢人たち(イルミナティ派)によって指導された単一世界政府だけが戦争と革命を終らせることが出来ると言う観念を受け入れた金融家、政治家、経済学者、科学者、工業家、専門家、宗教指導者たちの中の一人である。ジェファーソンは、イルミナティの最高幹部団の中に座を占めて居たので、彼らが政権を取ったとき、米国国家の国璽の裏に彼ら(イルミナティ)の紋章をひそかに刻印したのである。

 故W・G・カーは、欧米の反ユダヤ、反イルミナティ、反フリーメーソン、反NWO陣営の中では、必読古典の著者として有名であるが、日本では、筆者以外誰一人、論ずるものもなかったところ、平成十七年一月十日、成甲書房から、その主著「ポーンズ・イン・ザ・ゲーム」が上梓されることに成った。邦訳本の題名は、「闇の世界史」。前出の一文。ここに出て来るトーマス・ジェファーソンとは何者か。これは、まさしく、一八〇一〜一八〇九年、二期に亘って米国大統領(第三代)の座に在った人物である。まぎれもない、「米国建国の父親たち」の一人。このジェファーソンが、米国フリーメーソンであるのみならずイルミナティの最高幹部の一人でもあった、と言う。

 更に、W・G・カー曰く。 一八〇〇年に、ジョン・クインシー・アダムスは、ジェファーソンが米国大統領に成ることに反対した。………(J・Q)アダムスは、W・L・ストーン大佐に三通の手紙を書いて、ジェファーソンの破壊活動を曝露した(十三頁)。J・Q・アダムスとは、G・ワシントンのあと、第二代米国大統領に選任された、ジョン・アダムス(一七九七〜一八〇一年)の息子であり、そして更に彼自身も、一八二五〜一八二九年に、米国大統領(第六代)に選任されて居る。

 一体、これは、何を意味するのか。デス・グリフィン著「富者の第四帝国」(Fourth Reich of the Rich By Des Griffin)。その五十七頁に曰く。一七九六年九月十一日になされた、ジョージ・ワシントンの退任演説(大統領の任期満了に伴う)は、米国にとって米国憲法に次ぐ、二番目に重要な文書である、と。このワシントンの退任演説、ここで、一体、何が語られて居るか。(未完)

  ドイツ諜報機関筋の警告情報。二〇〇四年十二月二十七日、米国テキサス州ヒューストンにイスラム原理派の核爆発攻撃の計画あり、と。その背景は米CIA、モサドなど、と。


【ポール・ウィリアムズの「オサマの復讐」考。「ビンラディンのアメリカ核攻撃指令」(ポール・ウィリアムズ著、大蔵雄之助訳、イーストプレス刊、平成十六年十月)】

 1167回 2004(平成16)年12月23日

 当「時事寸評」(16.12.21、第一千百六十五回)で、ポール・ウィリアムズの「オサマの復讐」(二〇〇四年六月)の日本語版は未だ出版されて居ない、と述べた。その後調査したところ、この本は、平成十六年(二〇〇四年)十月、イーストプレスから日本語訳が出版されて居たことが判明した。ポール・ウィリアムズ著、大蔵雄之助訳、イーストプレス刊「ビンラディンのアメリカ核攻撃指令」この邦訳本は、出版当初、あまり注目はされなかったようだ。

 この著書は、米国関係機関の情報にもとづき、アルカイダ(イスラム原理派)は既にスーツケース型核兵器二十発程度を入手して居り、その一部は、ひそかに米国内に持ち込まれて居る、とする。更に、オサマ・ビン・ラディンは、パリティー(対等)の原則によって、イスラム陣営は、四百万人の米国人(子供を含む)を殺害する權利があり、として居ると言う。

 「時事寸評」(十二月二十一日付)に、ヘンリー・メイコウの紹介する、ドイツ諜報機関筋の情報として、十二月二十七日、米国ヒューストンに対して、米CIA、モサド、英国諜報機関が背後で演出する、イスラム原理派の核兵器攻撃がなされる計画あり、と。その計画について、簡単に述べて置いた。なお、前出情報によれば、これはザ・ライブラリー(図書館)と言うコードネームを名乗るグループの発信したものだと言う。この「ザ・ライブラリー」とは、反イルミナティの志向を有する、ドイツその他のヨーロッパ諜報機関のもとメンバーが、全世界の有志に対して、イルミナティの謀略を曝露し警告する目的を以て、結成した、となる。

 この「ザ・ライブラリー」の情報によれば、ウォルフォビッツ人脈、米CIA、モサド、英国諜報機関などは、フランス、ドイツの世論を米国ブッシュ政権に引き寄せるために「イスラム原理派のテロ」なるものを実施する計画も立てて居る、と。その「テロ」の攻撃目標は、 フランスのパリ、ド イ ツのフランクフルト、ミュンヘン、ベルリンだと言う。

 しかし、ドイツの諜報機関はその謀略を察知して居る。もし、それが、ドイツ国内で実行された場合、ただちに、ドイツ諜報機関は証拠をつかみ、それが実際は米CIA、モサドによって演出されたテロであることを摘発するであろう。その場合ドイツ政府はそれらの背後の国と国交を断絶するであろう。と述べて居る。これは、ドイツが、米国、イスラエルと国交断絶することを意味するのであろうか。この件は続報する。(了)


【「ヘンリー・メイコウが紹介した元ドイツ諜報機関員のインターネット上での情報公開」考。ヨーロッパ連合のすべての国の政府首脳は、「9・11」が、米国政府が演出したテロ事件であることを知って居ると(ドイツ、もと諜報機関員の情報)】

 1168回 2004(平成16)年12月24日

 ヘンリー・メイコウが紹介した、もとドイツ諜報機関員インターネット上での情報は、二〇〇四年十二月十四日に始まり、十二月十九日に終了して居る。ここには、きわめて重要な情報が満載されて居るが、以下にその中の幾つかを紹介する。

 (1)ヨーロッパ連合のすべての国の首相、及び、すべての国の大統領(及び、ヨーロッパ連合以外の大部分)は、「9・11」が、米国内部の作戦(つまり、米国の政府それ自身によって実施された作戦)であることを知って居る。
 (2)我々は、アメリカが、イランに対する戦争を準備しつつあることを知って居る。しかし、このイランに対する武力攻撃は、ただちに、イスラエルに対して、劇的な結果をもたらすであろう。更に、米国海軍も、深刻な打撃を受けるであろう。
 (3)米国の対イラン戦争の結果、イスラエルは失われるであろう。
 (4)シャロン(イスラエル現首相)でさえも、ギリシャに彼個人の財産を購入した。イスラエル支配層の多くも、南米に疎開する準備をなしつつある。パタゴニアは主要な疎開先の一つである。
 (5)米国の対イラク戦争の軍事費のうち、二〇パーセントは使途不明なのだが、これは、南米に於けるイスラエル支配層の避難先を設定するために使用されて居る。以下省略。

 これだけでも、白痴化させられて居る日本人にとっては驚くべき情報だが、とりわけ、ヨーロッパ連合のすべての国政府首脳は、「9・11」が、米国政府によって実施された作戦である、との内幕を知って居る、と言う一件。「日本政府首脳」はどうなのか。どう見ても、日本政府と日本「情報機関」は、「9・11」は、ビン・ラディンに指揮されたアルカイダの仕業である。との、米国政府公式情報を心の底から信じ切って居るようにしか見えない。この恐るべき落差。一体これは何なのか。これは、日本が、そっくり丸ごと、昭和二十年八月十五日以降現在まで、米英イルミナティ悪魔主義世界権力の占領下にある、と言うことによってしか、合理的に説明できない。ここで、鬼塚英昭著「天皇のロザリオ」(平成十六年十月刊)を熟読すべし。(了)


【「日本女性を奴隷としてキリスト教会陣営に売り渡すさま」考。火薬と引き換えに五十万人以上の日本の娘をキリスト教サタニストに売り渡した「切支丹大名」の極悪悪魔主義性と売国奴国賊性を告発する、山田盟子著作及び八切止夫日本原住民史観】

 1169回 2004(平成16)年12月25日

 鬼塚英昭著「天皇のロザリオ」、二百四十九頁〜二百五十三頁。ここに、切支丹大名が、火薬と引き換えに、日本の娘たちを、カトリック教会の宣教師、カトリックポルトガルの奴隷商人に売り渡した史実が引用、記述されて居る。この記述の出典を調べたところ、それは、山田盟子著「ウサギたちが渡った断魂橋」上巻、二十三〜二十七頁(新日本出版社、一九九五年)であった。

 この著者は、日本の女性の受難の歴史について、かなりの数の著作を出して居る。しかし、山田盟子著前出の記述の出所は、主として、八切止夫氏の談話著述であるように書かれて居る(二十三頁)。八切止夫氏は、この問題については、バチカン関係の記録を調査研究分析した、と、その著作の中で述べて居られたと記憶する。

 しかし、秀吉の秘書役、大村由己の「九州御動座記」、これは、秀吉の九州平定作戦の記録のこと、この中に、キリスト教宣教師から硝石を入手するために、九州の大名、小名、豪族たちが日本の女性を奴隷としてキリスト教会陣営に売り渡すさまが描かれて居る。これは、探せば、見付かるかもしれない。

 徳富蘇峰の「近世日本国民史」の初版に引用されて居り、憲兵の命令によって、二版からは削除されたと言う。山田盟子著には、「有馬のオランダ教科書」、なるものが出典として示されて居る。「有馬」は当時の九州の切支丹大名の一人。要するに極悪悪魔主義キリスト教カトリック教会の宣教師たちは、火薬の原料硝石をエサにして、九州その他の当時の日本の武士階級を釣り上げる。釣り上げられた売国奴サムライたちがキリスト教の洗礼を受ける。そしてその代償として何十万人もの日本の娘たちをつかまえ、縛り上げて、ドレイとしてヨーロッパに売り飛ばす。これが、「キリスト教」と称するサタニスト宗教のまぎれもない、正体である。

 欧米の反ユダヤ反イルミナティ反NWO陣営は、徳川幕府のキリスト教禁止政策をどう評価するか。これは、重要な問題である。筆者の知る限り、徳川幕府のキリスト教禁止政策を全面的に支持し、賞賛する欧米の学者思想家は、少なくとも一人、存在する。それは、米国の故R・P・オリヴァー教授(博士)である。オリヴァー教授は、「ユダヤはキリスト教を愛す」、と言う論文を公刊して居る。(了)

 [注]鬼塚英昭著「天皇のロザリオ」が論述して居るように、平成天皇、皇后は、れっきとしたキリスト教徒であると、言う。これは一体なにを意味するのか。 ヨーロッパ連合のすべての国の政府首脳は、「9・11」が、米国政府が演出したテロ事件であることを知って居ると(ドイツ、もと諜報機関員の情報)。


【「トニー・ブレア」考。もとドイツ諜報機関員の情報(つづき)ブレアは英国首相ではない。ブレアは「シティー」の首相であると】

 1170回 2004(平成16)年12月26日

 もとドイツ諜報機関員の情報(二〇〇四年十二月十四日〜十九日)から、更に、何点か、紹介する。

 (1)「アメリカの一般市民であるか、米国の情報機関員であるかを問わず、ヨーロッパの幾つかの中心都市に対する、『テロリスト』の攻撃なるものを演出するきわめて無謀な計画が進行中である、と言うことを理解することが、非常に重要である」。

 (2)「英国は、彼らの軍事力では支えきれない、それをはるかに上まわる行動計画(アジェンダ)を持って居るので、パワー・ポリティクスに多大な投資をして居る。彼らは、これらの目標を達成するために、アメリカの軍事力を利用して居るのである」。

 (3)「もしも、多くのアメリカ人がアメリカ軍事力は、英国とイスラエルの利益に奉仕することを第一とし、アメリカの利益を一番あとまわしにして居る事実を知ったならば、彼らは驚愕させられるであろう」

 (4)「トニー・ブレアは民主的な意味での(英国)首相ではない。彼は本当は、アングロサクソン金融的―政治的帝国としてのロンドン・シティの首相であり、クラウンの刻印を押された人物である」(十二月十五日)。

 ここで、クラウン(Crown)と、ロンドンシティー(City of London)と、二つの名前が出て来る。この件については、筆者は既に「週刊日本新聞」などで、何度も、くり返し説明した。必読文献は、

 (1)Empire of The City(London) By E.C.Knuth
 (2)DESCENT into SLAVERY? By DES GRIFFIN (Chapter 6,The “Crown”and “The City”)

 しかし、日本人がこの二点の必読文献をまじめに研究した者は、一、二の人間以外、絶無に近い。残りの日本人は、この件では白痴にひとしい。「英国」については、英語文献では、

 (1)ブリテン
 (2)UK(United Kingdom)
 (3)イングランド
 (4)グレート・ブリテン
 (5)クラウン
 (6)COL(シティー・オブ・ロンドン)
 (7)シティー
 (8)コモンウェルズ(英連邦のこと)

 などと区別して表記される。

 それらの区別は皆、それぞれ意味を持つ。しかし、利口なフリをする白痴としての明治以降の日本のインテリ、エリートは、これらをすべて英国としか認識出来ない。この阿呆ども。トニー・ブレアはブリテンの首相ではない、と言う。ブレアは、シティー・オブ・ロンドンの首相である、と。しかし、この言い方は白痴そのものの現代日本人には全く通じない。つまり、ここで既に現代日本人は、世界政治、世界情勢を論ずる資格に欠けて居ることが暴露されるのである。(了)


【「貞明皇后」考。「ロスチャイルドが仕組んだ日露戦争」。この部分は、今、とくに重要であろう。キリスト教かぶれの「貞明皇后」とは何者か】

 1171回 2004(平成16)年12月27日 

 徳富蘇峰の「近世日本国民史」中、秀吉の九州平定作戦期、秀吉の秘書役、大村由己の「九州御動座記」、切支丹大名が火薬と引きかえに日本人女性を奴隷として切支丹の宣教師と奴隷商人に売り飛ばした当時のありさまを、なまなましく描いた部分を引用したところ、憲兵が、その部分の削除を命令したので、二版から消えて居る、と言うことについては、既に述べた。

 これを調べると、「近世日本国民史」、「豊臣氏時代」は、第四巻、第五巻、第六巻である。そして、その初版は大正九、十年刊である。第二版は、大正十四年。つまり、憲兵が介入したのは、大正九、十年以降。これは、何を意味するのか。徳富蘇峰の歴史記述に対するこの言論弾圧が、警察、検察当局でなく、「憲兵」によってなされたことに、注目しなければならない。憲兵は、陸軍大臣の支配下にある。陸軍大臣は、天皇の指揮下にある。この異例な言論弾圧の背後にひそむのは何者か。

 これは、キリスト教にかぶれ切った貞明皇后の意向以外に合理的に説明出来ないであろう。つまり、キリスト教の悪事を暴露するな、と言う貞明皇后の意思である。一体これは何だ。日本の歴史を偽造隠蔽する権限を、キリスト教にかぶれた貞明皇后は、誰から与えられたのか。陸軍が、そんなことにわざわざ介入する、いかなる動機も見当たらない。大村由己の「九州御動座記」。これは、清水紘一著「織豊政権とキリシタン」(二〇〇一年)と言う著作の付録として収録されて居ると聞く。これは全文かどうかは分からない。「貞明皇后」とは何者なのだ。(了)


【ウィリアム・G・カー著、太田龍監訳・解説「闇の世界史」紹介】
 1172回 2004(平成16)年12月28日  

 ウィリアム・G・カー著、太田龍監訳・解説「闇の世界史」(英文原題『ポーンズ・イン・ザ・ゲーム』)四七七頁。成甲書房、一月六日発売、千九百円+税、送料三百四十円。本書は、初版一九五五年。増補版は、著者逝去の年一九五九年。この邦訳は、一九五九年増補版を底本とする。W・G・カー(一八九五〜一九五九年)は、 十五才のときから、国際的陰謀の調査研究を志し、五十才に成ってようやく、 陰謀の正体を突き止めた、と言う。本書は、著者の全生涯の研究のすべてを集大成した、その結晶である。

 五十年近い長い間、ずっと本書が欧米の反ユダヤ 反イルミナティ 反NWO  反グローバリズム 反サタニズム陣営にとっての、必読古典として参照されつづけられて居ることは当然であろう。その古典の日本語版が、遂に今、上梓される。本書、百五頁〜百十頁。ここに、一七七三年、ロスチャイルド(初代)が、フランクフルトの秘密会議に提出して採択された、世界征服のための行動綱領二十五項目の要約がなされて居る。これはのちに、「シオン長老の議定書」として有名になった秘密文書の原型である、と、W・G・カーは言う。

 筆者は、過去十年以上、この一七七三年初代ロスチャイルドの行動綱領について幾十回となく紹介し、説明したが、その全文が今、日本語に翻訳された。ロスチャイルドら、ユダヤ人金融財閥は、この世界征服綱領を実行に移すべく「イルミナティ」という秘密結社を設立することとし、その初代実行隊長、実践部隊指揮官として、ヴァイスハウプトを選抜した、と、W・G・カーは述べる。○この説明は、筆者の知る限り、W・G・カーが始めて本書で記述したのである。

 ヴァイスハウプトが一八三〇年死去すると、イルミナティは、マッツィーニを次の指揮官に選んだ。米国フリーメーソンの最高指導者、アルバート・パイクが、一八七一年八月十五日付けの、マッツィーニあての書簡で、三つの世界大戦と三つの世界革命によって世界国家(世界人間牧場)を完成させる構想を述べたと言う。この記述は、本書の三十四頁〜三十六頁にある。

 カール・リッター(一七七九〜一八五九年)についての、W・G・カーの記述(五十二頁〜六十頁)。この部分についても、筆者は、何度となく過去十年の間に紹介して来たが、本書邦訳本の上梓を契機として、リッター問題の重要性が、十分に認識されることを期待する。その他、日本民族有志が本書で知るべき重要事項はきはめて多い。(了)

 [注]本書の全国書店販売は、一月六日以降であるが、神田神保町の書店「書泉グランデ」は、特別に、既に販売中である。なお、本邦訳には、筆者のかなり長文(十五頁)の巻末解説が付されて居る。百九十四頁〜百九十七頁。「ロスチャイルドが仕組んだ日露戦争」この部分は、今、とくに重要であろう。キリスト教かぶれの「貞明皇后」とは何者か。


【「元ドイツ諜報機関員警告」考。十二月二十七日、米国ヒューストンでは、何も起こらなかったその解釈。そしてヨーロッパ連合は、アルカイダによる対ヨーロッパ放射能テロの切迫を警告すると】
 1173回 2004(平成16)年12月29日

 もとドイツ諜報機関員が、十二月二十七日、米国ヒューストン市に於て、米CIA、米国国防総省、モサド、英国諜報機関が、イスラム原理派による核兵器攻撃を演出する、との警告を発したことについては既に報じた。十二月二十七日、米国ヒューストンでは何事も起こらず、十二月二十六日、インドネシア、スマトラ島近辺の巨大地震と、それに ともなう未曽有の規模の津波が発生した。十二月二十八日付け、ヘンリー・メイコウのホームページ上での某氏の投稿は、このスマトラ島沖の地震が、イルミナティによる人工地震の可能性あり、との説を展開して居る。この投稿は丁度一年前に、イランで、大地震が発生したことを、指摘する。しかし、ここで、より注目さるべき情報が、「選択」誌、平成十七年一月号(十九頁)に発表された。この記事によれば、

 (1)十一月に開かれたヨーロッパ連合の治安、諜報関係閣僚会議は、アルカイダによる核放射能物質による攻撃がヨーロッパに対して計画されて居り、その時期は切迫して居る、との結論を得た。
 (2)十二月、ヨーロッパ連合は、加盟国政府に対して、前記の趣旨の警告を行った。
 (3)アルカイダの攻撃の標的には、英国が含まれて居る、とのことである。

 しかし、前出のもとドイツ諜報機関員の情報によれば、「我々は、いわゆるアルカイダグループ(実体としては、英国によって資金援助されて居るイスラム同胞団のこと)と、イスラム諜報機関の関係は、きわめて複雑にからみ合って居る。しかし、そこには或る種の同盟関係が存在する、と信じて居る」「……我々は、(9・11実行グループの主犯とされる)アッタはモサドのアセット(工作員)である、と信じて居る」、と。

 前記、ヨーロッパ連合の治安、諜報関係閣僚会議の警告する、イスラム原理派による核放射能物質によるヨーロッパ攻撃。ここに出て来る放射能物質とは、核爆発はしないが、長期に亘る広範囲な放射能汚染によって、居住不能ならしめる威力は有する、とされて居る。このもとドイツ諜報機関員は、我々ドイツ人は、アメリカ人が思って居るほどには、(ユダヤ、イルミナティ、米英によって)支配されて居ない。そのことを知って、しばしば、アメリカの友人はびっくりする、と。この記述はとても重要だ。「モサドは、ドイツ国内で、幾多の犯罪を行って来た。我々はその証拠を提出することが出来る。しかし、我々の政治的主人たちは、常に我々が仕事を完成させることを妨害する……」と。

 警告された十一月二十七日、米国ヒューストンでの核攻撃はなかった。この件については、三つの解釈が可能である。

 (1)イルミナティ陣営は、事前にこの作戦計画がインターネット上で曝露されたので、急遽、それを中止ないし延期した。
 (2)この情報自体がディスインフォメーションであった。
 (3)その他、推測不可能な事情の存在。

 このもとドイツ諜報機関員は、「9・11」事件について、我々は、その三ヶ月前にその計画を探知し、そのことを、二度、米国政府に通告した。しかし、米国政府は我々の警告を無視した。と述べて居る。(了)


【「地震兵器」考。二〇〇四年十二月二十六日のスマトラ島沖大地震と津波は、米国(イルミナティ)が仕掛けた全人類に対する巨大規模の犯罪的テロ、との推理と仮説】
 1174回 2004(平成16)年12月30日

 二〇〇三年十二月二十六日のイラン南東部古都バム市を直撃した大地震の死者は、四万人ないし五万人、と報道された。このときにも、Weapons of the New World Order(新世界権力のための兵器)としての人工地震兵器によるもの、との説が出されて居た。人工地震を作り出す兵器の一つは、HAARP High-frequency Active Aural Research Program

 二〇〇四年十二月二十六日の、インドネシア、スマトラ島沖大地震と巨大津波。この日付けは、偶然の一致、として片付けるには、あまりにも奇妙であろう。マイケル・ハウプトの二〇〇四年十二月二十九日付け「第三次世界大戦ニュースレター」によると、アルジャジーラ放送のインターネットは、米国政府はこの津波の警告を前以て知らされて居た気配あり、と報じて居るとのことである。しかも、米国政府は、この警報を他の諸国に対しては通知して居ないと。このことは、米国政府が人工的に、この十二月二十六日スマトラ島沖大地震を仕掛けたのではないか、との推測を可能とするであろう。

 ヘンリー・メイコウのホームページ上の、二〇〇四年十二月二十八日付けの推論(Was the Earthquake Man-Made?)は、ヨハネ黙示録16.18(未曽有の巨大地震についての叙述)を引き、「イルミナティと陰の政府は、聖書の預言を、彼らの目標達成のために利用する」、と述べて居る。「NWO新世界権力のための武器」、と言う。一九七〇年に出版された、「イルミナティの戦略家にしてフロントマン・ブレジンスキー」の著作、「二つの時代の間」、が引用される。ここで「フロントマン」とは、奥の院でなく、表面に出てイルミナティの戦略を教育宣伝する役割を果す人物のこと。ブレジンスキーの前出著作については、ジョン・コールマンの「三百人委員会」その他の著作の中で、その重要性が強調されて居るが、日本では、殆んど全く、真剣に研究されて居ない。

 地震兵器はそれだけで孤立した現象ではない。より包括的に言えば、地球兵器。気候と地象そのものを左右し、変動せしめて、「敵」を全滅させる兵器。遺伝子工学も当然、NWOのための兵器の前提と成り得る。この件については、レオ・ホロビッツ博士の三冊の古典的大著(英文)必読参考。(了)

 [注]ヘンリー・メイコウの「イルミナティ VS 全人類」の枠組を想起すべし。 十二月二十七日、米国ヒューストンでは、何も起こらなかったその解釈。そしてヨーロッパ連合は、アルカイダによる対ヨーロッパ放射能テロの切迫を警告すると。


【アレクサンダー・ハミルトン考。ハミルトンとジェファーソンがイルミナティの有力な手先、工作員である、との説】

 1175回 2004(平成16)年12月31日

 アレクサンダー・ハミルトン。この人物の評価が非常に問題。「英国銀行の理事たちは、手先の一人、アレクサンダー・ハミルトンを合衆国に於る自己の利益の代理人に任じた。」(W・G・カー著、太田龍監訳『闇の世界史』百五十五頁)、とある。「一七九〇年、ベンジャミン・フランクリンが没すると、国際金貸し業者のユダヤ人はアメリカの財政に対する支配権を得るよう、またしても命令を発した。代理人たちはアレクサンダー・ハミルトンを首尾よく財務長官の地位に就けた。……」

 「アレクサンダー・ハミルトン、(そしてハミルトンのパートナー)ルパート・モリスはあくまでも国際金貸し業者の代理人だった」(前出百五十八、九頁)つまり、一七八九年、ワシントンが初代米国大統領に就任。そして一七九〇年に、ハミルトンが、ワシントン政権の財務長官。このハミルトンは、ユダヤ国際金貸し業者、イングランド銀行の代理人であった、とW・G・カーは述べる。ハミルトンは、のちに、アーロン・バーに決闘を挑まれて死亡した。W・G・カーは、この件は、ハミルトンは「知りすぎていてもはや信用できない」と、国際銀行家に目をつけられたのかも知れない(前出、百五十九頁)、とする。

 W・G・カーによれば、「アーロン・バー」と言う人物は、「処刑の専門家」であったと、言う。ハミルトン問題に関するW・G・カーの見解はきわめて妥当だ。ハミルトンは、ロスチャイルド、ユダヤ国際金融閥、そしてイングランド銀行の、米国内での代理人であった、と、ここに定義して置く。ところが、奇妙なことに、リンドン・ラルーシュとその一派は、このハミルトンを肯定的に評価するのだ。これは一体、何のことか。これは、今後の検討の課題として置く。更に第三代米国大統領(一八〇一〜一八〇九)ジェファーソン。このジェファーソンは、現代の通俗公式米国歴史とマスコミ界では、米国デモクラシーの守護聖人(パトロン・セイント)、と呼ばれて居るのだそうだ。それは、ジェファーソンが、米国の独立宣言文の起草者、とされて居るからであろう。

 しかし、W・G・カーによれば、ジェファーソンは、ヴァイスハウプトの手先である(三十一頁)。ウィリアム・T・スティルの「新世界権力―秘密結社の超古代からの計画」(一九九〇年初版、二〇〇四年十二刷、未邦訳)、六十三頁以下には、ジェファーソンの米国独立宣言文の最初の草案について、第二回大陸議会で激しい批判がなされた、とある。ここでの論争点は何かと言うと、それは、ジェファーソンの草案は、ゴッドの性格について理神論的立場で書かれて居た、とある。

 理神論(Deist)は、十八世紀フランス啓蒙主義思想が生み出したもので、これは、無神論への過渡的段階、と見なされて居る。ウィリアム・T・スティルは、前出「新世界権力―秘密結社の超古代からの計画」の第七章「アメリカのジャコバン派」の中で、非常に重要なことを述べて居る。一八〇〇年年代の初期、フランスのジャコバン派は、米国にも、ジャコバン派運動を作るべく、工作した。ジョン・アダムスは、これらの米国内ジャコバン派によって攻撃され、誹謗中傷された。これに反して、トーマス・ジェファーソンは、このジャコバン派を賞賛したと。(九十二頁)トーマス・ジェファーソンが、イルミナティの陣営であることは明々白々ではないか。(了)





(私論.私見)