2004.03

 更新日/2011.02.19日

 (れんだいこのショートメッセージ)
 ここで、太田龍・氏の時事寸評の2004.3月分を確認しておく。れんだいこ文法、作法に基づき編集替えしております。

 2011.2.17日 れんだいこ拝


【ジョン・ケリーがヒラリー・クリントンを副大統領候補に指名したい、と考慮中との情報(「ラスト・トランペット」二〇〇四年三月号)】

 870回 2004(平成16)年3月1日

 デービッド・メイヤーさんの主宰する「ラスト・トランペット・ニューズレター」、二〇〇四年三月号、四頁。ここに、次のように述べられて居る。 「もとクリントン米大統領補佐官、ディック・モリスによれば、ジョン・ケリーは、ヒラリー・クリントンを副大統領候補にすることを強く希望して居ると。(The Sean Hannity Show,Feb.11,2004. WABC Radio, New York, NY)」 「もしも、ケリーがヒラリーを副大統領候補に指名して、そして、大統領選挙に勝利した場合、ケリーは、自分の背後に氣を付けた方が良いだろう。何故なら、ヒラリーは、ケリーを除去(エリミネイト)する方法を容易に見出し、そして、自分が大統領に成ることが出来るであろうから。ちなみに、ジョン・ケリーのミドルネームは、フォーブス、であり、そしてそこで彼のイニシアルは、JFK!と成るのだ」

 ここで、「ラスト・トランペット」が、何を言はんとして居るのか。 我々は既に、イルミナティが、ヒラリー・クリントン上院議員を次期米大統領とすることに決定した、 との情報に接して居る(「パワー・オブ・プロフェシー」)。 しかし、ヒラリー・クリントンについては、今のところ、米国民の中に強烈な異和感と批判、反感、嫌悪感も存在する。 それより前に、民主党内の予備選挙で勝利することも確かではない。 従って、ジョン・ケリー(スカルアンドボーンズ)大統領、ヒラリー副大統領をまず実現し、 次に、ケリー大統領を何らかのかたちで除去すれば、ヒラリーが自動的に米大統領に昇格する。 と言う、二段階。 何故、こんな一見まはりくどい手法を使う必要があるのか、との反論もあり得る。 しかし、日本人は日本の売国奴国賊アメリカ問題専門家、売国奴マスコミ、売国奴外交官僚、売国奴「評論家」などによって、肝腎要の情報と事実を完全に、隠蔽されて居る。 ヒラリー・クリントンは、

 1)イルミナティ惡魔主義秘密結社の中で、最高級幹部団の中に位置する。ブッシュ現米大統領のような阿呆とはモノが違う。

 2)ヒラリー・クリントンは、強固な共産主義者である、とも言はれるが、もちろん、ここで、「共産主義」についての、通俗値水準の理解は、問題外である。

 3)ここで問題とされるべきは、今、イルミナティは、急速に米国を完璧な全体主義独裁国家、収容所国家に変形させようとして居ること。

 そして、この方向を完成させるためには、ヒラリー・クリントンのような、冷血、冷酷、残忍にしてしかも狡猾きはまりない、折紙付きの惡魔主義者を、イルミナティ世界權力は必要として居る、のである。
「ラスト・トランペット」のこの号(三月号)の内容は、重要であり、興味深い。これは、全訳して、「週刊日本新聞」に紹介したい。(了)


【西洋思想によって人類は全滅する(岡潔)と】

 871回 2004(平成16)年3月2日
 
 「西洋思想と云うイズムはビールス(ウイルス)に非常によく似ているのであって、人がそれを信じなければ実体は無いのだが、一旦人がそれを信じると、俄然独自の活動を始める。人類は今このビールス(ウイルス)のため滅亡に瀕している。」(胡蘭成著「自然学」への序文、四頁、岡潔、昭和四十六年六月十六日) 。胡蘭成著「自然学」は、昭和四十七年二月、梅田筵から出版されて居る。 胡蘭成先生の日本語での著作六冊は、いずれも、きわめて僅かな部数であり、初版のままに終り、重版はされて居ない。 そして、その出版の様態も、取次を通して一般書店に出まわると言うこともない。ごくごく限定された、特別な縁ののある人々の目に触れたに過ぎない。 岡潔先生の前出序文に、人類は今西洋思想と言うビールス(ウイルス)に感染したがために、それによって全滅せんとする、との趣旨のことを述べて居られる。 これは正しい。 全く、その通り。

 人類は西洋によって絶滅させられんとする。 西洋思想は全人類の敵である。 筆者もまた、一九六〇年代後半から、四十年、首尾一貫して、そのように語り続けて来た。 西洋思想にかぶれた幕末以降の日本の売国奴インテリ学者官僚政治家財界人宗教人作家芸能人なども、同じく、人類の敵である。 このように、はっきりと、断定しなければならない。それはまた、胡蘭成思想の核心でもある。 だからこそ、日本人は、胡蘭成思想を黙殺した。 岡潔先生が、昭和三十年代後半、ますます根本に立ち帰って、胡蘭成先生の朋友として、西洋そのものを断罪するように成ると、西洋の手先と化し切った全日本の権力と体制が、岡潔先生を黙殺するように成る。

 オーストラリアで発行されて居る、隔月刊の雑誌「ニュートン」、二〇〇三年十一、十二月号、二十二頁。 ここに、ロザリー・バーテル博士の「地球と言う惑星 − 最終兵器」 Planet Earth:The Latest Weapon of War By Dr.Rosalie Bertell についての解説あり。 R・バーテル博士は、米軍が、過去四十年に亘って、地球そのものを兵器とすべく、行動して来た、と言う。 米軍は、地球を武器として、一体、いかなる「敵」を殺戮せんとするのか。 現在の米国は、西洋悪魔主義の究極の局面である。 人類は、悪魔主義イルミナティ西洋の最終結論としての米国国家権力によって皆殺しにされつつある。 悪魔主義的西洋と米国が、人類文明の敵であることを、明確に断言せよ。 ただ、そのことのみが、人類文明の再生への道なのだ。 悪魔主義西洋欧米にかぶれて、米国屠殺の順番をひたすらおとなしく待つ、家畜人ヤプー一億二千万頭の羊人間と化しつつあるこのみじめなみじめな日本人。 (了)


【現代悪魔(サタン)手先アメリカが全人類をハルマゲドンに引きずり込む、との「ラスト・トランペット」の主張】

 872回 2004(平成16)年3月3日 

 デービット・メイヤー主宰の「ラスト・トランペット・ニューズレター」。二〇〇四年三月号、三、四頁。 米軍はイラクに侵略戦争を仕掛け、中東で紛争を開始した。 「それは、疑いの余地なく、我々をハルマゲドンの戦いに導くであろう」。「我々の軍隊が中東に存在する本当の理由は、それが、悪魔(サタン)の計画であるからなのだ。そしてそれは、聖書の預言を実現する以外の何者でもないだろう。」と。 「ラスト・トランペット」三月号は、ここで、あの有名な黙示録十六章十四編を引用する。即ち、ハルマゲドンの地での戦い。 「今や米国は、イラクとクエートに、三十三ヵ国の軍隊を集めた」 (「ザ・ニューヨーク・デイリー・ニュース」二〇〇四年二月十二日。リチャード・シスク) 。古代バビロンの地に、今、世界中の重要人物が訪れて居る。二月、英国のチャールズ皇太子の突然の訪問。 中東について、バチカンで、極秘の会議がなされつつある。二〇〇三年六月、パウエル米国務長官がローマ法王と会見した。二〇〇四年一月末、チェイニー米国副大統領が、ローマ法王庁で、ローマ法王と会見し、中東問題を話しあった(AP通信、二〇〇四年一月二十七日)。 ロシアが視界に入って来た。 ロシアは、全面(核)戦争のシュミレーションを実施しつつある(The Ames Tribune,Jan31.2004,by Vladimir Isachertov.AP.Moscow Russea) 。ロシアは、七百五十六発の大陸間核ミサイル。三百四十八発のSLBM、を所有して居る。 以上、デービット・メイヤーからの引用終り。

 ロシアの七百五十六発の大陸間核ミサイル。三百四十八発のSLBM。その標的はどこなのか。 もちろん、完璧な白痴と化した日本の売国奴国家権力自称エリート階級とは、こんな話は、ブタに真珠。まるで耳にも目にも入らない。 ジョン・コールマン博士の「迫る破局、生き延びる道」(成甲書房)を、改めて、熟読せよ。 デービット・メイヤーさんによれば、全世界のすべての組織されたキリスト教徒は、サタンの一味と化した、と言う。 デービット・メイヤーさんの説によれば、ハルマゲドンの戦いは、サタンの計画によって、サタンによって、開始とされる。 同じくD・メイヤーさんによれば、現在の米国はサタンの手先、である。 筆者は、キリスト教徒ではない。むしろ、すべての一神教を、イルミナティ世界権力の道具、として定義して居る。 しかし、日本にとっての今の緊急の問題は、日本が、売国奴国賊日本の権力によって、サタンの手先そのものと化してしまったこと。そしてこの売国奴どもによって、日本民族がまさに悪魔の一味としてハルマゲドンの戦いに、刻々と、引きずり込まれつつある、 と言うところに有する。 (了)


【】

 873回 2004(平成16)年3月4日


【】

 874回 2004(平成16)年3月5日


【】

 875回 2004(平成16)年3月6日


【】

 876回 2004(平成16)年3月7日


【】

 877回 2004(平成16)年3月8日


【】

 878回 2004(平成16)年3月9日


【】

 879回 2004(平成16)年3月10日


【】

 880回 2004(平成16)年3月11日


【】

 881回 2004(平成16)年3月12日

 
「日刊ゲンダイ」平成十六年三月十三日号。第九面。浜田和幸「大新聞・TVが伝えない『泥沼イラク』の真相」(5)ブッシュもケリーも、世界支配狙う秘密結社のメンバー。この記事は、今まで日本のマスコミ上に出現した、スカルアンドボーンズに関する記事の中では、或る程度、踏み込んで居る。しかしここには、ごく初歩的な誤りも見受けられる。即ち、ブッシュ、ケリーが、スカルアンドボーンズの「同期入会メンバーなのである」と言う。こんな間違いを書くようでは。

 アントニー・C・サットン教授の古典的著作「America's Secret Establishment」(一九八六年、二〇〇二年)、二百九十七、八頁。一九六六年度 スカルアンドボーンズ新入会員の中に、ジョン・F・ケリー 一九六八年度 スカルアンドボーンズ新入会員の中に、G・W・ブッシュとある。このひとは、サットンのこの古典は、知らないのか。知って居ても読んでいないのか。最新刊の「フレッシング・アウト・スカルアンドボーンズ」(クリス・ミレガン編著、二〇〇三年十月。七百二十頁)この本の、六百六十一、二頁にも、一九六六年度 J・F・ケリー 一九六八年度 G・W・ブッシュと出て居る。右の御仁は、このクリス・ミレガン編著の本も知らないのかも。

 アントニー・C・サットンの研究によれば、エール大学でスカルアンドボーンズに入会した会員のうち、積極的にこの結社のメンバーとして活動を続ける者は、約四分の一、とある。アレクサンドラ・ロビンス(『墓の秘密』)によれば、スカルアンドボーンズの現時点での生存者は、約八百人、と言う。従って、約二百人が活動的。更に、アントニー・サットンによれば、創立以来百数十年を経て、スカルアンドボーンズ内の五ないし十、ないしは多くても二十の有力家系が形成されて居ると。ブッシュ家は、これらの最有力家系の一つに含まれては居ない。

 サットン著、十九頁に、十六の有力家系の図あり。更に、その二十六頁に、スカルアンドボーンズが、米国社会のすべての部門に浸透して居るとする。即ち、

  (1)大統領官邸と米国行政府。
  (2)法律。
  (3)教育、メディア、出版。
  (4)ビジネス、産業、商業。
  (5)教会。
  (6)銀行、FRB。
  (7)財団、シンクタンク、政策集団。
  (8)立法機関、政党。

 サットン著、四十二頁。ここに、スカルアンドボーンズ内の主要な、又はもっとも重要な人物の系図あり。これによると、一八六〇年代から現代まで、五人。

  (1)W・C・ホイットニー (一八六三年入会)
  (2)C・A・ホワイト   (一八五四年入会)
  (3)H・L・スティムソン (一八八八年入会)
  (4)マクジョージ・バンディ(一九四〇年入会)
  (5)ウィリアム・バンディ (一九三九年入会)

 サットン著、三十七頁。ここに、欧米西洋世界権力構造の図が示されて居る。即ち、

  (1)インナー・コア  (これが奥の院の中枢)
  (2)インナー・サークル(その外側)
  (3)アウター・サークル(更にその外側)

 スカルアンドボーンズは(1)層と(2)層にまたがって存在すると。CFR(米外交問題評議会)、ビルダーバーグ、三極委員会、ボヘミアンクラブ。これらは、(3)層とされる。(了)


【】

 882回 2004(平成16)年3月13日


【三月十五日発売、ジム・レッデン著、田中宇監訳「監視と密告のアメリカ」考】

 883回 2004(平成16)年3月14日

 三月十五日発売 ジム・レッデン著 田中宇監訳 成甲書房 「監視と密告のアメリカ」(SNITCH CULTURE How Citizens are Turned into the Eyes and Ears of the State By Jim Redden 二〇〇〇年 三百四十八頁 千八百円+税)。本書の初版は二〇〇〇年に出版されて居るが、第二版への序文は、二〇〇一年十二月一日付け。つまり、例の二〇〇一年九月十一日の事件の直後に書かれて居る。「本書の初版で私が予測した世界規模の監視と密告が、今や現実のものとなってしまった。」(八頁) 本書には、膨大な脚注が付けられて居るが、これは邦訳本では巻末にまとめられてあり、これだけで四十一頁。この脚注の中で、とくに重要なものは、第一章の〔注8〕(三〇一頁〜三百六頁) 右の注はピッツバーグ・ポスト・ガゼット紙、一九九八年十一月から十二月にかけての、十回連載記事。(強権主義 ― 取締りの便宜の名の下に政府が暴走)と。ここには、信じ難いような今日の米国司法の現実が詳細に記述されて居る。

 米国では政府にとって都合の良い密告は、大々的に奨励されるが、政府と企業にとって都合の悪い、公共の利益のための良心的な内部告発者に対しては、容赦ない冷酷な懲罰が普遍的に実施される、その戦慄すべき実情は、「第十四章 内部告発者への懲罰」、参照。「内部告発者の実に六〇%が失職している」(一九八九年)。一九九九年、六七%解雇。第8章 民間の諜報ネットワーク 「現在、無数の非営利団体が真面目な米国市民を監視し、政治的信条を理由に個人や団体のファイルを作成している。そして、その情報の大半を警察に流している」。(百三十頁) その民間の諜報ネットワークの一つが、ADL(アンチ・ディファーメーション・リーグ、ユダヤ名誉毀損防止連盟)。(百三十六頁以下)

 「ADL」は、ユダヤ人のみの秘密結社フリーメーソンとして、一八四三年に米国で創設された、「ブナイ・ブリス(契約の子供たち)」の諜報機関として、二十世紀初頭に活動を開始して居る。この「ADL」の「長」は、三百人委員会の正式会員として選抜されて居る(KKベストセラーズ、ジョン・コールマン著「三百人委員会」)。第18章は「監視システムは地球規模になった。」 「密告文化の青写真を書いている設計者たちは現状に満足せず、地球規模の監視体制を構築して地球上のすべての老若男女を監視下に置こうとしている。」(二百七十七頁) かくしてジム・レッデンは、やがて米国は、ソ連、ナチスドイツ型の全体主義的独裁国家として完成されるであろう(第17章 暴走に歯止めをかけるにはStopping Snitch Abuse)、と警告する。なお、今回の邦訳本には、英文原著「第四部 ケース・スタディズ」(一〜十、六十頁)が省略されて居る。本邦訳本の刊行を契機として、日本民族有志が、米国で今進行中の、米国の一大強制収容所国家化、監獄国家化の超重大な異変に気付き、批判と警戒の気運が強まることを期待する。


【】

 884回 2004(平成16)年3月15日


【】

 885回 2004(平成16)年3月16日


【】

 886回 2004(平成16)年3月17日


【】

 887回 2004(平成16)年3月18日


【】

 888回 2004(平成16)年3月19日


【】

 889回 2004(平成16)年3月20日


【】

 890回 2004(平成16)年3月21日


【】

 第891回 2004(平成16)年3月22日

 パトリック・ブキャナンの主宰する「アメリカン・コンサバティブ」、二〇〇四年三月二十九日号、七〜十頁。ここに、クリストファー・レインの、「次期皇帝(ザ・ネクスト・エンペラー)―― ケリーは、ブッシュと、ほんの少ししか違はない、帝国主義的外交政策を提示した」、と言う大論文あり。「Scarcely different from.....」、と言う英語だが、これは、殆んど違いはない、殆んど同じ、と訳しても良いであろう。

 この論文には、ケリーが、ブッシュと同じ、エール大学、スカルアンドボーンズ会員である、と言う一件は、言及されて居ない。しかし、ケリーが次期米大統領に選出されても、ケリー次期政権は、ブッシュ現政権と、殆んど全く同じ帝国主義的外交政策を推進するであろうことを、既に、ケリーは表明して居ると言う。もちろん、このC・レイン論文の評価は正しい。

 ジョン・F・ケリー米上院議員は、スカルアンドボーンズ会員(一九六六年)であるのみでない、彼はまたユダヤ人でもある。更に、彼の現在の妻もまたユダヤ人であり、しかも、全米ユダヤ女性の組織の議長であると言う。このことも既報した。ケリーが当選したと仮定すると、米国史上初めて、大統領も、ファーストレディも、二人ともユダヤ人、と言う事態が出現する。副大統領候補は未だ決定されて居ないが、もしも、ユダヤ人がそのポストに指名されたとすると、大統領も、ファーストレディもユダヤ人、副大統領もユダヤ人、と成ってしまう。

 既にしばらく前から、世界ユダヤ人組織の最高指導部、ユダヤ教ラビの首脳筋は、米国は既に、非ユダヤ人の国家ではなくなって居る、米国の国家のあらゆる水準に於て、ユダヤ人は、全権力でない迄も、国家のパートナーとしての役割を占めて居る、と見て居ると伝えられる。GANPAC(ドイツ系アメリカ人全米公共問題委員会)のハンス・シュミットさんが、今や世界ユダヤ(ワールド・ジューリー)は、権勢の頂点に立った、と述べて居られるが、それは正しい見方だ。しかし、実際、正真正銘本モノのサタニスト(悪魔主義者)にとって、「知足」つまり「足るを知る」、と言うことはあり得ない。彼等(世界ユダヤ)は、更に多くのモノを全世界に対して要求する。そのことを疑うものは、タルムードを読め。(了)


【イスラエル軍によるパレスチナ、ハマスの指導者ヤシン殺害(3/22)。「アメリカの大崩壊と最後」(データハウス、二〇〇二年五月刊)を想起する】
 第892回 2004(平成16)年3月23日

 二〇〇四年三月二十二日、午前五時半、イスラエル軍は、パレスチナのイスラム原理主義勢力ハマスの創立者にしてその精神的指導者、アハマド・ヤシン師に対し、ミサイル三発を発射して同師を殺害した。(三月二十二日、夕刊各紙)との報道である。イスラエル放送は、「今日の攻撃は、シャロン首相が個人的に命じたものだ」、と伝えていると言う。この報道に接して、筆者は、ただちに、『アメリカの大崩壊と最後』(エックス著、田中隆訳、データハウス、二〇〇二年五月刊)、と言う「奇書」を想起した。この本は二〇〇一年九月十一日事件のあと、アメリカ人エックス氏によって書かれ、アメリカ国内では出版出来ず、日本人によって翻訳され、データハウスによって出版された、と、説明されて居る。この説明はそのまま鵜呑みには出来ない。この本の趣旨は、(1)イスラム世界が立ち上って米帝国主義を滅亡させる。(2)米国と言う国家そのものが死滅する。と成るであろう。問題のこの本の内容については、ここでは省略する。

 GANPAC(ドイツ系アメリカ人全米公共問題委員会)のハンス・シュミットさんは、二〇〇五年には、イスラエルは、二、三発の核ミサイルの発射を余儀なくされるであろう、と警告して居られることについては、既報した。このハンス・シュミット発言も、三月二十二日早朝、パレスチナ自治区ガザ市内で、イスラエル軍が、ハマスの精神的指導者ヤシン師を殺害した、との報道に接すると同時に、想起された。二〇〇五年には未だ、大分、間がある。ここで、日本民族に即刻、緊急に紹介されなければならない著作は、ロンドン在住、パキスタン人作家、タリク・アリの「バビロンのブッシュ」(英文、二〇〇三年)、であろう。タリク・アリは、長年、ロンドンに住み、一九七〇年以降、英文で多数の著作、論文を発表して居る作家であり、また、映画制作者でもあると言う。また、このタリク・アリと言うパキスタン人は、ロンドンで発行されて居る「ニューレフトレビュー(新左翼評論)」(英文)の編集者(エディター)でもある、とされるが、その辺のことはよく分らない。

 イルミナティ世界権力は、「文明の衝突」を煽動演出しつつある。このことは、多少でも、モノの見える人々には自明であろう。イルミナティが構想する文明の衝突の初期段階の枠組みは、左の如し。(1)ユダヤVSイスラムの衝突を拡大し、この渦の中でキリスト教の 大部分を、ユダヤの手先に転化して行く。(2)ユダヤに抵抗するキリスト教を壊滅させる。(3)かくしてイスラムの中のあくまでユダヤイルミナティに屈服しない部分を皆殺しとする。(4)イルミナティに降伏するイスラムはドレイとする。イルミナティユダヤ米英世界権力が日本民族に対して突き付ける要求は、無条件でシオニストイスラエルのパレスチナ人民皆殺しの国家テロを支持せよ、イスラエルと米国のアラブイスラム世界に対する核ミサイル攻撃をも無条件で支持せよ。と成るであろう。日本民族一億二千万頭の羊人間の群れよ。君たちがイルミナティに飼育監禁された家畜人ヤプーの群れである限り、結局のところ、この要求を丸呑みするしかないであろう。(了)


【「現代人の四つの型」についてのデーヴィット・アイクの説、そして我々日本人は】
 893回 2004(平成16)年3月24日

 デーヴィット・アイクは「究極の大陰謀 − 九・一一テロの最終審判」(三交社、上下二巻、平成十五年十一月刊、英文原著は二〇〇二年十月)の中で、人間のモノの見方の四つの型、について述べて居る。即ち、第一の型は、体制順応、権力順応型。権力筋権威筋の公式見解とマスコミのデマ宣伝を丸呑み鵜呑みにする人々。この種の人々が、日本では、上から下まで、百パーセントに近い。第二の型は、この体制の公式宣伝に、少しばかり反逆する人々。アイクは、それを、各種の「ラジカル」、と言う。これは、急進派とも、過激派とも言う、日本以外の国にでは、恐らく、人口の半分以上。日本ではこの人々を全部ひっくるめても、〇.一パーセントにもなるまい。第三の型は、グローバルエリート、イルミナティブラザーフッドによる、過去何千年来、またそのもっと以前から続いて居る、ひそかな陰謀を突き止め、それを暴露し、それと、真剣に戦おうとする人々。この型の人々は、今日、全世界で、何千万人も、ひょっとすると、何億人も、存在するであろう。しかし、一億二千万頭の羊人間家畜人ヤプーと化した日本には、完璧に全く存在しない。きわめて僅かな、ヒトケタか、フタケタの人々を除き。第四の型。これは、アイクによれば、三次元的時間空間の限界を超えて進もうとする人々だと言う。

 今の日本のマスコミには、第一の型の人々のみが登場する。第二の型の人々、その発言、その見解は、日本のマスコミ上では、絶対的タブーである。第三の型に至っては、そんなものはこの世に存在しないかのように処理される。

 ブッシュ(息子)現米大統領は、一九六八年、エール大学で、スカルアンドボーンズに加入した。米国民主党候補に確定した、J・F・ケリー上院議員は、一九六六年エール大学で、スカルアンドボーンズに入会したと言う。「スカルアンドボーンズ」とは一体何者なのだ。その正体に迫って行くと、忽ち、まぎれもない「陰謀」に突き当る。従って、一億二千万頭の家畜人ヤプーの群れたる現代日本人にとって、そんな問題はこの世に存在しなくなってしまう。

 ヤフーアメリカで、「スカルアンドボーンズ」の件数は、二〇〇三年秋、二十数万件、そして今や八十六万件と言う。しかし、ヤフージャパンでは、昨年秋も今も、数百件、殆んど増えることはない。米国民二億八千万人の殆んどは、イルミナティのドレイ、である。しかし、「ドレイ」は未だ「人間」だ。従って、このドレイとしての米国人のかなりの数が、ユダヤイルミナティ世界権力に対する反逆の心を、なんらかの程度で、持って居る。そこで、前出のような数字と成る。

 一億二千万頭の羊人間家畜人ヤプー。これはもはや、「人間」でさえない。今の日本で、「ドレイ人間」、は、または、いくらか未だ「人間」としての能力を残して居る「ドレイ」は、一パーセントも、居るかどうか。しかし、一体日本人、日本民族が今、かくもみじめなていたらくに転落してしまったのは何故なのだ。

【】

 894回 2004(平成16)年3月25日


【】

 895回 2004(平成16)年3月26日


【】

 896回 2004(平成16)年3月27日


【EIRニューズレター(3/28)の重大警告ハマスの指導者ヤシンの暗殺(3/22)は、新しい「サラエボ」であると。ヨルダンのプリンス・ハッサン(3/25、BBC)】

 897回 2004(平成16)年3月28日

 「EIR」ニューズレター、二〇〇四年三月二十八日付け。ここに、リンドン・ラルーシュの、三月二十五日付けの声明「我々は、世界危機の新しい転機に、いかに対処すべきか?」に、ついての引用と、説明がある。このEIRニューズレターの内容を、簡単に要約する。

 (1)三月十一日のスペイン、マドリードでの列車爆破事件と、その前後 の一連の世界的事件は、それぞれを孤立してとらえてはならない。

 (2)ヨルダンの親米派プリンス・ハッサンは、三月二十五日、BBCに対して、三月二十二日のパレスチナ、ハマスの指導者シェイク・ヤシンの暗殺は、新しい「サラエボ」である。私は、第三次世界大戦が、まさに我々の目の前で現実に起されつつあると、恐れて居る、と語ったと。

 ここで「サラエボ(Sarajevo)」とは、もちろん、第一次世界大戦を点火した、サラエボでの、オーストリア・ハンガリー帝国の皇太子暗殺事件を指す。日本人は今では、この「サラエボ」を、完全に忘れてしまったであろう。しかし、ヨーロッパ人は、忘れようとしても忘れられない。この時、オーストリア・ハンガリー帝国の皇太子を暗殺した犯人は、れっきとしたフリーメーソン員である。つまり、国際フリーメーソンが、第一次世界大戦を演出したのである。このことも、ヨーロッパではもはや暗黙の常識に属する。しかし、イルミナティ世界権力に日本民族を売り渡しつつある極悪売国奴学問奴隷と、売国奴国賊官僚政治家国賊マスコミ人国賊宗教家などによって、歴史の真実を知らされないで居る日本人一億二千万頭の羊人間家畜人ヤプーの群れはこうした現代史のイロハのイをなにも知らない。

 
米国ネオコン首脳の一人、チェイニー米国副大統領は、四月九日から十六日まで、日本、中国、韓国を訪問すると言う。チェイニーは何のために東アジアに来るのか。既に、ヨーロッパの諜報機関は、今、米国ネオコンと、更に、スペイン、イタリーと中南米に張りめぐらされて居るシナルキストインターナショナルの、第三次世界大戦の演出を看破しており、それを阻止すべく行動中である。「不幸にも、日本と韓国の反テロ専門家は、この点について、ヨーロッパの同僚たちよりも、はるかに、はるかに、立ち遅れて居る」と、EIRニューズレターは警告する。世界経済体制の大崩壊を、シナルキストは演出せんとすると言う。しかし、無念にも、日本人は上から下まで、完全に痴呆化してしまった。この超重大な一件は続報する。(了)

 [注] サラエボでのオーストリア・ハンガリー帝国皇太子暗殺事件(一九一四年六月二十八日)については、ウィリアム・G・カー著「ポーンズ・イン・ザ・ゲーム」(英文)、七十七頁参照。前記の記述によれば、一九一二年九月、スイスに於て、ヨーロッパフリーメーソンと世界革命運動の指導者の秘密会議が開かれ、オーストリア皇太子、フランシス・フェルディナンド大公の暗殺を以て世界大戦の導火線とする、との決定がなされた、と言う。


【】

 898回 2004(平成16)年3月29日


【】

 899回 2004(平成16)年3月30日


【】

 900回 2004(平成16)年3月31日






(私論.私見)