2004.02

 (最新見直し2011.02.19日)

 (れんだいこのショートメッセージ)
 ここで、太田龍・氏の時事寸評2004.2月分を確認しておく。れんだいこ文法、作法に基づき編集替えしております。

 2011.2.17日 れんだいこ拝


【「ニューズウィーク日本版」が、米民主党大統領候補ジョン・ケリーはエール大学で「社交クラブ」スカルアンドボーンズの勧誘を受けた、だと】

 841回 2004(平成16)年2月1日

 「ニューズウィーク日本版」が、米民主党大統領候補ジョン・ケリーは、エール大学で、「社交クラブ」スカルアンドボーンズの勧誘を受けた、だと。

 「ニューズウィーク日本版」二〇〇四年二月四日号、一六頁以下。 ここに、米国民主党大統領候補予備選、ジョン・ケリー上院議員についての特集記事あり。 ジョン・ケリーは、エール大学で、社交クラブ「スカル・アンド・ボーンズ」勧誘も受けた(二十一頁)、などと書いてある。 この「ほのめかし」には笑って」しまう。 「スカル・アンド・ボーンズ」を「社交クラブ」などと、ヌケヌケと言う。 「勧誘を受けて」、それでどうしたのか。ジョン・ケリーは、勧誘されて結局、スカル・アンド・ボーンズに入会したのか、しなかったのか。それは示されて居ない。 既に述べたように、クリス・ミレガン編の「フレッシング・アウト・スカルアンドボーンズ」の会員名簿には、ジョン・F・ケリーは、一九六六年に、スカルアンドボーンズに入会したと明記されてある。 スカルアンドボーンズは、「社交クラブ」の一つ、なのか。 「社交クラブ」の定義の仕方によるが、通常の常識的な見方では、スカルアンドボーンズは「社交クラブ」の定義にはあてはまらない。 エール大学の所在地、コネクティカット州は、米国東部、ニューヨークから遠くはない。 十七世紀、イルミナティが北米に、「ニュー・アトランシス」(フランシス・ベーコン)と言う名の、彼らのNWO(ニューワールドオーダー)、即ち世界人間牧場作戦のための基地建設を開始して以来の深い縁がある。依然として、一億二千万頭の日本人家畜人ヤプー羊人間は、しかしながら、こうした「高級」な問題と現象には、白痴そのもの。

 「諸君」、平成十六年三月号、百六十以下。ここに、春名幹男氏(共同通信)が「ポスト明石元二郎がいなかった」、と言う尤もらしい論文を書いて居る。 これは、「尤もらしく」見えるだけにきわめて危険な論文である。 明石元二郎のあとはどうした。明石のあとに、日本陸軍は、四王天延孝、と言うすばらしい情報将校を生み出した。四王天延孝が、どのようにして、大正末期から昭和初年、日本陸軍と日本国家中枢を占領した、ユダヤイルミナティ米英の手先、売国奴によって陸軍を追放されたか、と言うことは他の場所で説明してあるので、この件は、ここでは省略する。 そして、前出春名幹男論文は、恐らくは全くの無知の故に、まさにこの肝腎かなめのところを日本民族に対して隠蔽するのだ。 日本民族は、ペリー艦隊の来襲と共に、米国と言う国家を視界に入れた。 それから百五十年。この間に、日本民族は、米国の真相を、ただの一度も、日本の国家からも、そして米国問題専門学者、ジャーナリスト、外交官、陸海軍、その他の当局者から、説明されたことはない。大正末から昭和二十年敗戦まで、国際政経学会を中核とする、ひと握りの対ユダヤ心理思想戦の先覚者たちを、唯一つの例外として。 「エールに於て、アメリカ社会の歴史 - 諜報活動(エスピオナージ)、麻薬貿易、そして秘密結社 - が、ひとつの物語に統合される」(「フレッシング・アウト・スカルアンドボーンズ」、一頁)とある。 だが、こうした超重大な情報も、一億二千万上から下まで家畜人ヤプーと化した現代日本人には、ブタに真珠、でしかないのか。 (了)

 [注] 「フレッシング・アウト・スカルアンドボーンズ」の書名の意味。フレッシング・アウトは、この場合、肉付けする、肉が盛り上がって来る、と解すれば、「スカルアンドボーンズ」と言う骨に肉を付けて、その正体その現実の姿をさらけ出すための著作、と言ったことに成ろう。 「エスピオナージ」とは、単に情報を収集する、情報活動では全くない。それは、武力行使、をも含む、或る種の、れっきとした国家的軍事行動としての諜報活動、を意味する。 「アメリカン・フリープレス」最近号の報道によれば、ジョン・ケリーの祖父は、東欧から米国に移住したと。そしてこの「祖父」の苗字は、コーンだった。米国に来て、この「コーン」氏は「ケリー」と改名したと言う。 なお、「コーン」は、東欧、ドイツのユダヤ人の典型的な姓の一つである。


【今、ただちに、米副大統領チェイニーを罷免せよ、とラルーシュ(EIR)は警告する】

 842回 2004(平成16)年2月2日

 「EIR」誌、二〇〇四年二月一日付けニューズレターによれば、リンドン・ラルーシュは、チェイニー(米副大統領)は、精神病院のケースである、と言う。チェイニー副大統領は医学的に正気ではない。そしてきわめて危険であると。チェイニーがその職から罷免されない限り、彼は、米大統領のコントローラ-であり続ける。ここでの「コントローラ-」とは、日本語で言えば、人形使い。傀儡たる暗愚なブッシュ大統領を、自由自在に動かすことの出来る者。欧米のマスコミでは、既にこのことは半ば常識と成って居り、欧米の政財界マスコミ学者などの有力者の一部は、公然と、そのように発言して居る。しかし、昭和二十年八月十五日の敗戦で、上から下まで、あっと言う間に、戦勝連合国権力のドレイと化し、そして忽ちのうちに、ドレイから家畜人ヤプーへと「進化」した、現在の一億二千万人日本人の羊人間の群れは、ご主人さまに対するそのような批判批評をすることなど、考えただけで、恐ろしくて卒倒してしまう。米国は既に完全に財政的に破産して居ると。五十州のうち、四十八州は、救いようのないほど、絶望的に破産して居る。米国政府も右に同じ。しかし、チェイニー副大統領は、断乎として戦争を拡大するつもりだ、と。「チェイニーが罷免されない限り。」 「想起せよ。現時点から十一月(米大統領選挙)まで、長い時間がある。 多くのことが起こり得る。…」 「二〇〇一年九月十一日事件に類することが生じ得る…」と、 ラルーシュは言う。

 イラクの戦争は終って居ない。 そして、標的はイラクとアフガニスタンのみでない。シリア、イラン、北朝鮮が次の彼らの戦争の標的である。そして、究極の目標は中国であると。ラルーシュは、一月二十六日、ニューハンプシャー州の米大統領民主党予備選挙で、このように米国市民に警告したと言う。最近の新聞報道によれば、韓国の世論調査では、韓国にとっての軍事的脅威の最大なるものは、米国である、との回答者が、多数を占めたと言う。もちろんこれは正しい。 その通り。もし、日本人が正気であれば、日本人は百パーセント、日本民族を一人残らず皆殺しせんとして対日本戦争を継続中の日本の敵は米国である、と回答しなければならない。しかし、もちろん、昭和二十年八月十五日以降、正気の日本人は、一人一人、排除された。今や、一億二千万人の日本人のうち、正気の日本人は、数えるほどしか残っては居ない。残りは、日本人もどきのカッコはつけて居るものの、すべて、ゾンビ人間、家畜人間、ロボット人間、であるに過ぎない。(了)


【米国民主党大統領候補ラルーシュ派が「惡魔の子供たち」第二部、初版二十万部と出版、一月早々全米配布を開始と。 】

 843回 2004(平成16)年2月3日

 米国の民主党大統領候補リンドン・ラルーシュ派は、 「惡魔の子供たち(Children of Satan)」第二部(獣-人間 ザ・ビーストメン)第一版二十万部を、一月早々出版して、その販布を全米で開始した、と言う。 「惡魔の子供たち」(第一部)は、昨二〇〇三年五月に出版され、昨年中に、二百万部が発行され、全米に配布され、と聞いて居る。 ここには、「シナルキスト」「シナルキスト・インターナショナル」と、チェイニー及びネオコン一味との関係が詳細に暴露されて居る。 これはきわめて重要な文書だ。 いずれ、日本民族有志に、然るべきかたちで紹介した。 しかしここではとりあえず、二、三の点について、紹介論評して置きたい。

 まず、ジョセフ・ト・メーストル Joseph de Maistre(1759-1821)と言う人物が、シナルキスト・インターナショナルの歴史に登場する。 そして、このメーストルは、悪名高い、十五世紀のスペインカトリックキリスト教会の異端の審問官、トマス・ト・トルケマータ(一四二〇~一四九八年)の系譜につながる、と言う。 このトルケマータは、シナルキストの「獣-人間 (ザ・ビーストメン)」思想は体現したとある。 「獣-人間(ザ・ビーストメン)」とは何のことか。 ラルーシュは、「獣-人間(ザ・ビーストメン)」の代表として、一九四五年八月六日、九日、広島と長崎への原爆投下を決定した、トルーマン米大統領、を挙げる。 この先制核攻撃への行動にこそ、 「獣-人間」の正体が表現される、と言う。 殺人のための殺人。 大量殺人を熱狂的に要求する、その心理。それこそ「獣-人間」の本章であると。 そして、まさしく、現在の、チェイニー、ブッシュ米政権の本質である、と言う。

 しかし、このようなものとしての「獣-人間」を、 西洋では、まさしく、サタン、サタニスト、惡魔の子供たち、と読んで来たのではないか。 あろうことが、今や日本それ自体も、極悪売国奴小泉政権によって、惡魔の手先、とされつつあるのだ。この件については、続報する。 (了)


【[新刊]ユースタス・マリンズ著 太田龍監訳、解説「カナンの呪い」著者公認、完全訳本 成甲書房】
 844回 2004(平成16)年2月4日

 本書には、巻頭に、二〇〇三年十二月、ユースタス・マリンズ「カナンの呪い」日本語訳公認版の読者へ 二〇〇三年九月、ユースタス・マリンズ 「カナンの呪い」新版刊行によせてと、二編の短い著者のメッセージが収録されて居る。本書は、はしがき、そして、第一章から第十一章まで、本邦初めての、英語原書完訳本、である。

 「カナンの呪い」とは何のことか。「カナン」の名前は、普通の日本人にはなじみは全くないであろう。しかし、ユダヤ教及びキリスト教世界では、もちろん、きわめて良く知られた名前である。キリスト教の旧約聖書、創世記によれば、 エホバは、アダムとイブを作った。アダムとイブは、カインとアベルを生む。カインはアベルを殺す。カインのあとは、エノク、以下、五代目に、トバルカイン。そして、トバルカインの妹ナアマ。アダムは、その後、セツを生み、セツのあと、五代目にエノク。エノクのあと、三代目にノア。ノアの息子は、セム、ハム、ヤペテ。ノアの洪水。洪水のあと、ノアは、カナン呪われよ。と言う(創世記、九の二十五)。

 カナンは、ノアの息子ハムの息子。ハムの子は、クシ、ミツライム、ツテ、カナン。クシの子は五人。そして更に、クシはニムロデを生む。セムのずっとあとに、アブラム(アブラハム)が出る。アブラム(アブラハム)はエジプトへ。これまでの通俗的説明では、現在、ユダヤ人、と称されて居る民族は、セム-アブラハムの子孫、と言う。つまり、ユダヤ人はセム族、セム人種であると言う。

 しかし、ユースタス・マリンズ著「カナンの呪い」によれば、その説はまったく事実ではない。今、ユダヤ人と自称する民族は、カナンの子孫、カナン人、カナン族であると言う。つまり、遡れば、セムの子孫ではなくて、ハムの子孫である。ハムの系統からは、カナン人、カナン族と、クシの子、ニムロデ、が出た。そして、ニムロデは、バビロンの建設者にして、フリーメーソンの太祖。ユダヤのタルムードには、カナンの五項目の遺言(遺志)、が収録されて居ると言う。更に、アベルを殺したカインからは、同じく、フリーメーソンの始祖、とされる、トバルカインが出て居り、そして、トバルカインの妹ナアマ。この「ナアマ」については、本書「カナンの呪い」、三百八十六頁以下、「セムの子孫絶滅を策す『ナアマ計画』の悪魔的青写真」、参照。もちろん、こんなことは、旧約聖書には出て来ない。しかし、ユダヤのタルムード、及びユダヤのカバラ学文献を読み込んで行くと、事態は完全に一変する、と言う。

 更に、マリンズ著は、カインの系統、カナンの系統、ニムロデの系統、これらは、まさしく、悪魔に直結して居る流れであるとする。それでは、この「悪魔」とは何者か。その正体を突きとめるためには、「エノク書」を精査しなければならないと言う。いずれにしても、筆者は、このユースタス・マリンズの古典的名著の完訳本が、ようやく、日の目を見るに至ったことを、祝福したい。(了)


【「シオン長老の議定書(プロトコール)」の全面的根本的な理解と学習に着手せよ】
 845回 2004(平成16)年2月5日

 ユースタス・マリンズ著、太田龍監訳「カナンの呪い」(成甲書房、二月十日刊)、百七十四頁以下。ここに、あの有名な、「シオン長老の議定書(プロトコール)」の背景についての記述あり。ここでの説明は、次の如く、要約される。

 (1)イルミナティの最初の最高指導者、ワイスハウプトは、一八三〇年死去。

 (2)マッツィーニがその後継者として任命された。

 (3)マッツィーニは、カール・マルクスらを動員して、一八四八年のヨーロッパの革命運動を仕掛けたが、それらは、すべて失敗した。

 (4)一八六〇年、ロスチャイルド家と近い、改革派ユダヤ教のラビ、カリシャーは、秘密会議を開き、一八四八年革命の教訓を検討した。

 (5)この会議の議事記録が、モーリス・ジョリなる物書きにリークされ、

 (6)そして、このジョリがそれを 「マキャベリとモンテスキューの地獄における対話」、と題して出版した。

 (7)このジョリの「対話」をもとにして、幾つかの他の文書が作られ、

 (8)そしてそれが、ロシア政府のスパイを通じて、ロシア内務省の手に入り、

 (9)それが、二十世紀初頭、フランス語からロシア語に翻訳されて、「シオン長老の議定書」、として出版された、と成る。

 この説明は、ヴィクター・マースデンの古典的名著「シオン長老の議定書」(一九三四年)の中に、詳しく展開されて居る。これは、当時の政治情勢に、全く、符合する記述である。しかし、ここには、現在に至るまで、日本人が全く知らない、重要な人物の名前、及び重要事項が、たくさん、含まれて居る。その際たるものが「改革派ユダヤ教」、であろう。この「改革派ユダヤ教」が分らないと、「シオン長老の議定書」も、全く、宙に浮いたものに見える。「改革派ユダヤ教」と言う名称そのものが、大きなペテンである。それは、もともとは、十七世紀のユダヤ教ニセメシア、と言われる、サバタイ(サベッタイ、シャベッタイ、などと表記される)と、その一派を意味した。十八世紀、サバタイ派は、フランク派(フランキスト)、として再生した。このフランク派は、初代ロスチャイルドと、きわめて緊密な関係にあり。そしてこのサバタイ派ないしフランキストは、ワイスハウプトのイルミナティ運動と、表裏一体、とされる。

 サバタイ派
    ↓
  フランキスト
    ↓
  改革派ユダヤ教。

 この系統についての、今のところ、もっとも正確で、詳細な著述は、正統派(オーソドックス)ユダヤ教ラビ、M・S・アンテルマン著「阿片を根絶せよ」(第一巻、第二巻)、のみ。ジョン・ダニエルの全三巻一千頁超の大著 「スカーレット・アンド・ザ・ビースト」にも、若干の記述あり。

 改革派ユダヤ教(フランキスト、サバタイ派)に直接関係のないユダヤ人にとっては、従って、純然たるフランキスト的な文書としての「シオン長老の議定書」を、自分たちと全く無関係、と見えてしまうかもしれない。ちなみに、この「改革派ユダヤ教」(フランキスト)は、(1)シオニスト運動と、(2)共産主義運動と、を作りだしたとされる。いずれにしても、以上の視点を十二分に理解した上で、今、改めて、日本民族有志は、「シオン長老の議定書」の、全面的な研究と学習消化に、着手しなければならない。(了)


【米国大統領候補が、共和党、民主党どちらもスカルアンドボーンズ会員、と言う風に演出されて行くことの意味】

 846回 2004(平成16)年2月6日

 
リンドン・ラルーシュ(EIR)は、米国民主党の数人の大統領候補は、ラルーシュを除いてみんな、金魚鉢の中の金魚にすぎない、と喝破した。今、米国では、民主党大統領候補は、ジョン・F・ケリー上院議員に絞られようとして居る。ブッシュを嫌う米国人、ブッシュに勝つことの出来る民主党候補者を求める米国人、そのような米国人に対して、ケリー上院議員が推奨されるわけだ。しかし、既に、筆者が何度も述べたように、ジョン・F・ケリーもまた、スカルアンドボーンズ会員(一九六六年)のエール大学出身者である。米国初代大統領ワシントン以下、歴代米大統領の圧倒的大多数は、秘密結社フリーメーソンである。

 このことは、米国では、数百万人のフリーメーソン会員はもちろん熟知して居るであろう。しかし、フリーメーソンの会員でない米国人も、その多くが、そのことを、何らかの程度で、承知して居ると思われる。ただ、一億二千万人の羊人間日本人のみが、この、殆んど、自明の事実さえも、完全に、何一つ、知らない。又は、知らされて居ない。

 日本のマスコミ、日本の学者インテリ作家、日本のジャーナリスト、日本の官僚、宗教界、これらがすべて、二百パーセント、日本民族一人残らず皆殺しを合図する、イルミナティ悪魔主義世界権力の手先、極悪国賊売国奴として、事の真実を日本民族に対して、隠蔽し切って居るが故に。とりわけ、危険で凶悪なのが、日本腐敗し切った国賊学者学界学問奴隷どもである。
 
 「スカルアンドボーンズ」と「フリーメーソン」は、同じ、イルミナティの秘密結社ではあるけれども、両者は、断じて「同格」ではない。
「スカルアンドボーンズ」の方が、フリーメーソンよりもはるかに上。比較にならないほど、上位にある。このことを知らなければならない。

 第二次世界大戦後、マッカーサーは、日本占領軍総司令官にして、フリーメーソン第三十三階級、とされる。しかし、一九四〇〜一九四五年、米国の戦争長官(セクレタリー・オブ・ウォー)は、ヘンリー・L・スティムソン。このスティムソンは、一八八八年度のスカルアンドボーンズ会員である。日本人は、スティムソンの肩書を、米陸軍長官、と表記してしまうが、これは大きな間違いだ。米国は、伝統的に、外国に対して宣戦布告すると、大統領が、米軍の最高指揮官に着く。そして、臨時に、セクレタリー・オブ・ウォー(戦争長官)が任命される。平時の陸軍長官が、兼務のまま、戦争長官に任命されるケースが多い。第二次世界大戦のスティムソンも、このケースである。つまり、米国の対日占領政策について、フリーメーソン第三十三階級のマッカーサー元帥よりも、スカルアンドボーンズのスティムソン戦争長官(陸軍長官)の方が、圧倒的に上位にある。

 米国には、三、四百万人のフリーメーソン会員が存在と言われる。しかし、「スカルアンドボーンズ」は、エール大学出身者、毎年十五名。三十年間でも四百五十名。死亡もあるから、ほぼ、実働会員は、五、六百名、であろう。クリス・ミレガン編「フレッシング・アウト・スカルアンドボーンズ」によると、一八三三年設立時から、「スカルアンドボーンズ」は、イルミナティと直結して居る。イルミナティの本体の一部、と言っても良いか。つまり、「スカルアンドボーンズ」は、米国に於けるイルミナティ支配の中枢たるべく、設立された、と言われる。

 二〇〇四年十一月の大統領選挙までに、何が起こっても不思議ではない、と、ラルーシュは警告する。共和党のスカルアンドボーンズに加え、民主党候補もスカルアンドボーンズ、と言う態勢であれば、イルミナティは、次に演出される「非常事態」に対して、いかようにも、対応し得るであろう。それにしても、この期に及んでも日本人は、スカルアンドボーンズについても、何一つ、なにも知らない、と言うこの惨状。(了)


【台湾、中共大陸中国では既に胡蘭成は名誉回復した。しかし、一億二千万人日本人家畜人ヤプー羊人間の群れは胡蘭成など目に入らない】

 847回 2004(平成16)年2月7日

 胡蘭成は既に、一九九〇年~一九九一年に、朱天文女史による、漢文(中文)胡蘭成全集全九巻が、無事出版され得たことによって、台湾では、「名誉回復」されて居た。「名誉回復」とは汪兆銘政権に参画したことによる、「漢奸(売国奴)」の罪名、そしてそれに、著作の出版も禁止される、その禁令が、解除されたことを意味する。しかし、台湾に於ける、この重要な状況の変化をこの十年余、日本人には全く気付いては居ない。更に、二〇〇三年九月以降、中共大陸中国が、胡蘭成の著作三冊を出版したことによって、中共中国に於ても、事実上、胡蘭成は「名誉回復」された、と見ることが出来る。そして、このたびもまた、日本人は、この、更に重要な変化が、全く見えない。日本民族全体の恐るべき思想的情緒的感覚的心理的精神的霊的劣化。もとより、台湾と中共大陸中国の両方に於ける胡蘭成の「名誉回復」が、ただちに、胡蘭成思想の肯定的評価に結び付くことはあり得ない。中共中国のインターネット上の議論の中には、「胡蘭成は旧型才子である」、と言った説をなす物も見受けられる。これは、現在中共中国インテリ学生層のかんりの部分に共通する反応であろう。

 しかし、ここで、「旧型」と言う。なにを以て、この種の人々は、「新」と「旧」を分けるのか。それは、言うまでもなく、あの、「五四運動」によって分られる。「五四以前」は旧型。「五四以後」は、新型。と言う。日本人は、「五四」、と言っても、まず、ピンと来る人は居ない。ごく僅かな、中国現代史専門家、を別として。「五四」とは、「五月四日」の略。一九一九年(大正八年)の五月四日、中国北京の知識人学生から始まった、日本帝国主義の中国侵略に反対する運動。この運動は、政治運動としては不発に終わり、新文化運動へと転進した。この意味での、五四新文化運動の「旗手」の役割を果したのが、魯迅と、その「狂人日記」である。五四以降の「新型文人」とは、要するに、(1)中国五千年の伝統文明の全的否定。(2)西洋への全的没入と西洋かぶれ、西洋崇拝。と言うこと。中国共産党陣営が、この西洋かぶれ中国人の立場から、胡蘭成を表層的に見ると、まさしく、「旧型才子」、と成るであろう。しかし、二〇〇三年九月、北京市の中国社会科学出版社が、胡蘭成の「今生今世」を出版したとき、その紹介文の中に、胡蘭成の「国学」の理解は深厚である、と明記されて居る。「中国社会科学出版社」は、「中国社会科学院」の一部門である。そしてこの「中国社会科学院」とは、中共中国政府と、中国共産党中央に直結する、きわめて大規模な研究機関であると言う。「国学」とは一体なんのことか。これはまさしく、いわゆる「五四」運動についての、きわめて重要な反省を前提とした言説であろう。しかし、我々の祖国日本に於ては、権力エリート階級、知識人、学者、作家、マスコミ人、宗教界芸能界のエリートたち。これらは二百パーセント。完璧な西洋かぶれ。胡蘭成のすべてが、これらの極悪国賊売国奴エリート権力者によって抹殺されるのも当然か。(了)


【「イルミナティの麻薬合法化作戦」。イルミナティ世界権力は米国での麻薬合法化に向ってその作戦の最終段階に入りつつあると】
 848回 2004(平成16)年2月8日

 ジョージ・ソロス。イルミナティ世界権力陣営のこの重要な人物ついて、我々が、何度も、その正体を、日本民族有志の前に、広く、暴露する機会を逃したことは、痛恨の極みである。「EIR」、二〇〇四年一月十六日号、三十三頁。ここに、「シナルキストの、シビリゼーションに敵対する戦争」 「もし、シナルキスト金融系ソロスと、そして彼の米(共和党)の相棒たるシュルツの思いのままに策動することが許されるなら、精神破壊的麻薬が、この四年ないし五年のうちに、米国に於て、合法化されることになろう。……」、「これは、シナルキスト・インターナショナルのシビリゼーションに敵対する戦争の一環である」と。ここで、「シビリゼーション」は通常、「文明」と翻訳されるか、ここでは、安易に、その定訳を使うことは出来ない。「シュルツ(Shultz)」とは何者か。ジョージ・シュルツ。このもう一人のイルミナティ世界権力の超重要人物についても、日本民族は何一つ、必要な情報を与えられて居ない。しかし、ここでは省略する。

 問題は、イルミナティの麻薬合法化作戦である。そして、この件について、日本民族は、とりわけ、敗戦占領後、完璧な無防備、武装解除、無明警戒の状態に追い詰められて居る。麻薬作戦とは一体何のことか。イルミナティ世界権力のアジェンダ(行動日程)の大衆向け宣伝文書、以外の何者でもないオルダス・ハックスレイの「すばらしき新世界」。この中に、「すばらしき新世界」では、下層労働奴隷は、毎日、一定量の麻薬を供与されることに成って居る。ここのところは必読。更に、コールマン博士著「三〇〇人委員会」の中にも、近未来の三百人委員会の「世界人間牧場」では、家畜人間化された人間奴隷に対して、麻薬の常用が義務化される旨、記述されて居る。この問題を、日本にとって「対岸の火事」、と見ることは、致命的な誤まりであろう。かなり以前にラルーシュと「EIR」は、六百頁の大著「ドープ・インク(麻薬株式会社)」を出版した。この本は「キッシンジャーを狂奔させた著作」、と名付けられた。我々は、この本を日本民族になんとしても紹介しなければ、と痛切に願ったが、それも出来ないで居る。(了)


【欧米のインターネット上にブッシュもケリーもスカルアンドボーンズとの警告記事があふれ出した】

 849回 2004(平成16)年2月9日

 米国のインターネット、レンズコム(Rense.com)に、英国テレグラフ紙、二〇〇四年二月一日付、チャールズ・ローレンスの、「ブッシュとケリーを結び付ける秘密結社」、と言う記事が引用されて居る。この記事によれば、二〇〇四年度米大統領選挙の候補者のうち、共和党のブッシュと、民主党の三人、即ち、ジョン・ケリー ジョセフ・リーバーマン ハワード・ディーン この四人は、いずれも、エール大学出身者だと言う。しかも、民主党の指名獲得競争で首位に立とうとして居る、ジョン・ケリーはブッシュと同じく、スカルアンドボーンズの会員、だと言う。つまり、米国史上未曽有の、二大政党大統領候補者の二人とも、エール大学、スカルアンドボーンズ会員、と言う状況が、今、演出されようとして居る。

 レンズコム、二〇〇四年一月二十日の記事によれば、ジョン・ケリーは、カトリック教徒、とされるのだが、その祖父は、チェコから米国に移民した。そして、そのもとの名前は、Fritz Kohn(フリッツ・コーン)。ユダヤ人。このフリッツ・コーン氏は、米国に入ってのち、一九〇二年に、ケリー Kerryと、苗字を変更したと。つまり、ジョン・ケリー氏はれっきとした、ユダヤ系、だったと言う。

 アレクサンドラ・ロビンスと言う、女性ジャーナリスト(一九九八年、エール大学卒業)が、最近、Secrets of the Tomb:Skull and Bones,the IVY League,and the HIdden Paths of Power(秘密の墓。スカルアンドボーンズ。アイヴィ・リーグ。そして権力への隠された道)と言う著作を出版したと言う。このアレクサンドラ・ロビンスとのラジオ対談(二〇〇四年一月二十二日)によると、現在、スカルアンドボーンズの会員の生存者は、約八百人。アレクサンドラ・ロビンスが、最近、約八百人の生存ボーンズ会員のうち、百人に対して、二〇〇四年度米大統領選挙で、ブッシュとケリーのどちらの勝利を欲するか、と質問したところ、彼等は、どちらが勝っても構わない。どちらでも良い。いずれにしても我々は勝つ。と答えたと言う。

 アレクサンドラ・ロビンスと言う女性は、一九九八年エール大学卒業、とあるから、未だ、ごく若い。未だ二十歳台末であろう。或る程度の内部秘密を暴露したこの若い女性に対して、スカルアンドボーンズ、ないし、イルミナティが何らかの処罰を加えるつもりなのかどうか、それは今のところ、分らない。しかし、今に至るまで、日本のマスコミは、スカルアンドボーンズ問題、そして、ブッシュとケリーが、二人とも同会員であること、について、徹底的に、日本国民に対して、情報封鎖、を実施し続けて居る。但し、十日ほど前、「日刊ゲンダイ」紙が、一、二行、ホンのチラリと、スカルアンドボーンズの件に触れたことはある。ジョン・ケリー − (ブッシュ)同じスカルアンドボーンズ会員。棚が違うだけ。どれだけ多くの人々が、この「誤まり」のために死ぬのであろうか、ケリー上院議員?これは、Counter Punch.org二〇〇四年一月三十一日。(了)


【間に合う内に目を覚ませ。日本人一億二千万人の家畜人ヤプーの群れよ】
 850回 2004(平成16)年2月10日

 エイズ、狂牛病、鳥インフルエンザウィルス、豚インフルエンザなどの脅威。しかし、日本人一億二千万家畜人ヤプー白痴人間。この救いようない痴呆の群れは、「牛ドンが食えなくなるのは困る」などと言うこと以外、なにも感じるところはない。その日、その日、どころか、目の前一メートル、以外に、なんにも見えない、この白痴の群れよ。我々は既に、平成六年。ある出版社から、ジョン・コールマン著「三〇〇人委員会」の日本語版を出して居る。ここには、「三百人委員会」は、二〇五〇年までに、人類の八〇パーセントを殺処分する計画である、と警告されて居る。「殺処分」の方法は(1)戦争。(2)飢餓。(3)生物兵器 (4)その他、色々。ところが、なんと、版元は、シオニスト・ユダヤに脅迫されてか、一年かそこらで、この本を絶版廃棄処分とした。国賊。これこそ、ユダヤイルミナティ世界権力の手先となって、日本民族一億二千万人皆殺しの一味となること、以外の何者なのか。

 平成十一年以降、我々は二つの小さな出版社から、「三〇〇人委員会」を含む、コールマン博士の著作、十冊を刊行した。しかしその読者はきわめて微々たるもの。コールマン博士「凶事の予兆」(成甲書房)を読め。L・G・ホロビッツ博士のEmerging Viruses(1996) Death is the Air(2001)を読め、と言いたいが、あいにく、未邦訳である。英文で合計一千百頁余。英語の読める日本人は百パーセント近く。国賊である。彼らの英語学力はただですら、日本を米英ユダヤイルミナティに売り渡すためにのみ、使用される。これは、今始まったことではもちろんない。エイズウイルスは人口である。エイズウイルスは、米国政府によって作られた、生物兵器である。この事実を明確に公言警告しない、日本のすべての言論人は、日本の敵であることを知れ。エイズのみでない。一九六〇年代、七〇年代以下、米国政府は」、猛然と、生物兵器を製造して来た。これは、何のためなのか。ユダヤイルミナティ世界権力の3S(スポーツ、スクリーン、セックス)によって、メタメタに、ボロボロにされて居る、日本人一億二千万の羊人間どもよ。間に合う内に目を覚ますのだ。(了)

【二発の米軍の原爆で、心底、腑抜けと成った日本の国家指導者階級。原爆投下を指揮した米空軍ルメイ大将に、勲一等の勲章を与えた、極悪国賊日本政府】

 850回 2004(平成16)年2月10日

 二〇〇四年二月八日付「EIR」ニューズレターによると、北京の中国銀行当局は、一月二十三日、“Bejing's love affair with the dollar has to end.” 述べた、とある。 北京のドルとのラブ・アフェアーは終った、と。 「ドルとのラブ・アフェアー」とは何のこと。 ちょっとこれは、十分には説明しにくいが、要するに、中国共産政権は、米国経済に見切りを付けた、と言うこと。 北京の政府当局は今や、米ドルが、単なるトイレットペーパーに過ぎない、ことを、明確に認識した、と言うこと。 もちろん、米ドルの紙など、トイレットペーパーにも使えない。 ルービン(クリントン政権時代の財務長官)と、IMF(国際通貨基金)は、米国経済の大崩壊が切迫して居ると警告した(「EIR」、二〇〇四年一月二十三日号、十頁)と。 もちろんこんなことは、ほんの少々でも正気があれば、自明である。 にも拘わらず、今、一体日本人、日本民族は、どうなってしまったのか。 信じがたいことに、一億二千万人の日本人家畜人ヤプー羊人間白痴人間は、上から下まで、一番上から一番下まで、極左から極右まで、どこもかしこも、大米世界帝国は永遠なり、と言う妄想に、完璧に取り憑かれてしまって居るのだ。 この妄想に何らかの現実的根拠があるとすれば、それは唯一つ、米国が、地球上の全人類のみならず、地上の全植物と動物を全滅させるに十分の、核ミサイルを所有して居る、と言うこと。 「三三集刊」第二十六輯「看戯去也」(民国六十九年十月)。十一頁以下。李磐「今日何日兮」(「李磐」は、胡蘭成の筆名) 民国六十九年は、西暦一九八〇年。 「核兵器的世界大戦會是怎様的結果?、美蘇幾於全滅、日本與西欧  国家亦幾於全滅、世界都在放射能與科学戦術病菌的伝播下、死傷者 ?地、加以飢饉、印度是中立國、尚可生存得約一千萬人中國若中立、 亦生存者可一千萬人.....全世界合起来大約将不過是正、六千萬 人?。」

 世界戦争は今や避けられない。その結果、米ソは全滅する。日本と西欧も全滅する。死傷者は全地球上にあまねし。これに飢餓。インドは中立国であるので、一千万人残る。中国は、もし中立を維持すれば一千万人残る。その他全世界含めて、五、六千万人残るか。 ダモクレスの剣は、今なお、全人類の頭上にある。 昭和二十年八月六日と八月九日。広島と長崎に投下された二発の米軍の原子爆弾の恐怖が、日本人を、僅かなひと握りを例外として、ことごとく、臆病な腑抜けとした。とくに、日本の国家の頂上、その首脳部を。 米国は、「世界帝国の建設者」ではない。 米国は、全人類を全滅皆殺しとする、大惡魔、大破壊者、以外の何者でもない。その真実を直視せよ。 (了)


【「アウシュビッツ収容所でナチスドイツは四百万人以上のユダヤ人その他を虐殺した」(集英社)。しかし、ソ連軍が押収したドイツ政府の文書では、アウシュビッツの死者は約七万四千人。そのうちユダヤ人は約三万。大部分は病死】

 851回 2004(平成16)年2月11日

 集英社「国語辞典」第二版(二〇〇〇年九月)。九頁。 「アウシュビッツ」 「ポーランド南部の工業都市オシフィエンチウムのドイツ名。第二次世界大戦中、ナチスドイツが強制収容所を建設し、捕虜やユダヤ人など四百万人以上が殺された」と記されて居る。 他の国語辞典も、同じようなものか。 しかし、この「四百万人以上」と言う数字。これは、恐らく、バラバラであろう。 「四百万人以上」、と言うことは、「四百万人以下」では困るわけだ。 しかし、この数字の出典を示してもらいたい。 本当に「四百万人以上」が、アウシュビッツで、ナチスドイツによって虐殺されたのか。 しばらく前までは、「六百万人」、と言われて居たのではないか。 ソ連共産政権が崩壊したあと、或る程度、その秘密公文書が明るみに出た。 その中に、ソ連軍が、第二次世界大戦末期からその直後にかけて、ドイツ政府機関から押収した文書も含まれる。 ソ連軍は、ナチスドイツの収容所の膨大な文書を押収して、ソ連に持ち帰った。 その中に、問題のアウシュビッツ収容所の文書もあった。 アウシュビッツ収容所に於ける死者の名簿が、ここに含まれる。 この名簿を丹念に調査したところ、アウシュビッツ収容所の全期間を通じて死者合計は、約七万四千人。 その七万四千人の死者のうち、ユダヤ人は、約三万人。 残りは、ポーランド人、ロシア人、その他。 死因は大部分が病死。 この統計を、一体、「集英社」はどうしてくれるのか。 「集英社」のみでない。同種の定義をして居るすべての出版社、新聞社、学者、ジャーナリスト、作家、あらゆる種類の物書き。この人々はどうしてくれるのか。前出のソ連の記録は、四十五年間、ソ連秘密警察(KGB)の秘密文書の中にあった。 これをどうしてくれるのか。 モスクワに行って調べて来なくても良いのか。 (了)

 [注] 前記の記述は、JEWISH SUPREMACISM MY AWAKEING TO THE JEWISH QUESTION BY DAVID DUKE (二〇〇三年、三六八頁)  この本の二百九十二頁以下にあり。


【「アウシュヴィッツ収容所の全期間を通じて死者合計は、約7万4千人」】
 852回 2004(平成16)年2月12日

 ソ連共産政権が崩壊したあと45年間ソ連秘密警察(KGB)の秘密文書の中に眠らされていた貴重資料が開示された。それによると、ソ連軍は、第二次世界大戦末期からその直後にかけて、ドイツ政府機関から相当量の文書を押収した。その中に、ナチスドイツの収容所の膨大な文書を含まれている。問題のアウシュヴィッツ収容所の文書もあった。その文書にはアウシュヴィッツ収容所に於ける死者の名簿があり、この名簿を丹念に調査したところ、アウシュヴィッツ収容所の全期間を通じて死者合計は、約7万4千人。その7万4千人の死者のうち、ユダヤ人は、約3万人。残りは、ポーランド人、ロシア人、その他。死因は大部分が病死であったことが判明した。
【シオニスト・ユダヤが米国国家と国民に対して下す「ご命令」、アメリカは、ユダヤ世界帝国のための将棋のコマだと】

 852回 2004(平成16)年2月12日

 「アメリカン・フリープレス」二〇〇四年二月十六日号、十六頁。 ここに、マイケル・コリンズ・パイパー記者の「アメリカ帝国の大構想(グランド・デザイン)」、と言う記事あり。 これはきわめて重要な文章である。 「ユダヤ国家安全保障政策研究所(JINSA)の機関誌『国際安全保障の諸問題ジャーナル』の、二〇〇三年夏季~二〇〇四年冬季号に。」アメリカの新しい『帝国的』役割についての大構想。この趣旨の論文が掲載されたと。 その筆者は、アレクサンダー・H・ヨッフェ Alexander H. Joffe  M・C・パイパーの記事によれば、前出、A・H・ヨッフェの大論文の要旨は、次の通り。

 (1)国連は死んだ犬だ。 (2)ヨーロッパ連合(EU)は脅威である。 (3)ヨーロッパ連合が脅威である理由の一つは、最近、ヨーロッパに於て、反セム主義と、陰謀理論とか、流行して居ること。 (4)国連、ヨーロッパを排除して、アメリカを核とする、世界帝国の建設を志向すべし。 (5)この方向で、国連は変革される。

 M・C・パイパーによれば、ここに示され居る構想に於ては、米国(USA)は、グローバル・エリートによって形成されつつある新世界秩序のための、一つのコマ(ポーンズ)であるに過ぎない、と言う。 M・C・パイパーのA・ヨッフェ論文に対する評価は正しい。 前記、ヨッフェ論文の全文は、筆者は未入手であるが、これは、後日の宿題としたい。 なるほど、と言うしかないか。 しかし、このヨッフェ論文で行くと、中国はどう成るのか。 そしてロシアは。 どうも、この種の人々にとっては、中国やロシアなど問題は、吹けば飛ぶような存在だ、と言うことらしい。 まして、時代遅れアナクロニズムのイスラムなど、と成るわけか。 日本はどうか。 日本の極悪売国奴エリート権力階級が、一斉に、このシオニストユダヤの権幕に、土下座するであろうことは自明だ。 そして、一億二千万の日本人羊人間家畜人ヤプーの群れも。 (了)


【】

 853回 2004(平成16)年2月13日


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 854回 2004(平成16)年2月14日

 
二月十五日(日曜)午後一時~四時。鉄砲洲稲荷神社自由宗教文化講座。講話 米国を支配する惡魔ネオコンの正体 講師 太田龍。会場道順、地下鉄日比谷線八丁堀駅下車6分 中央区湊一ノ六ノ七 鉄砲洲稲荷神社 社務所二階講堂 会費 五百円(受付で支払い)

 現代日本人の米国観には、六つの潮流と陣営が存在する。一億二千万人の日本人は、この六つの潮流の中のいずれかに含まれる。

 (1)売国奴。その典型は小泉首相。

 (2)米国ユダヤイルミナティの従順な奴隷。

 (3)共産陣営の手先たる売国奴としての反米イルミナティの工作員。

 (4)反米反共陣営だが理論はない。

 (5)めくら滅法の反米。

 (6)米国、西洋を根底的に批判、超克せんとする陣営。

 日本人一億二千万人のうちの九十九パーセント強は、(1)と(2)に含まれる。これらは一括して「家畜人ヤプー」。残りの一パーセント以下が、(3)、(4)、(5)、(6) この一パーセント未満のうちの、九十九パーセント以上は(3)項。残りの一万分の一以下。これが、(4)、(5)、(6) その中の九十九パーセント以上は、(4)、(5) 最後の(6)は、目にも見えないらしい。「ネオコン」についての評価は、もちろん、前記の六つの潮流によって、それぞれ、異なる。(1)、(2)の潮流のネオコン説。 これはネオコンをあれこれ批評するなど恐れ多い、と。(3)の潮流。これはネオコンをタカ派=好戦派、と言う。(4)、(5)の潮流。これは、ネオコンについては、皆目、何も分らない。(6)の潮流はどうか。この潮流のネオコン評価は、太田龍著「ネオコンの正体」(学習資料用コピー本) 右の著作に全面展開されて居る。

 日本のマスコミは、二〇〇三年三月、米国のイラク侵略戦争開戦前後、米国の国家中枢を掌握して居る「ネオコン」派なるものを発見した。しかし、その後一年、日本民族のネオコンについての論議は、恐るべき程度に、貧相貧弱である。唯一冊、批評に値する著作としては、ロバート・ケイガンの「ネオコンの論理」の邦訳本(光文社)のみ。しかし、このロバート・ケイガンが、(1)ネオコン論客の一人であるのみならず、(2)ユダヤ人であること、(3)父親と二代続いてネオコン派、(4)エール大学出身であること (5)一九八〇年、スカルアンドボーンズに入会して居ること。この事実を指摘したのは、植田信(月曜評論)氏のみ。しかし、この植田信氏も、ネオコンの濃厚なユダヤ色については十分に展開しない。ネオコンの「教祖」としての、レオ・シュトラウス(ユダヤ人、カバラ学者)については、何一つ、踏み込んだ追及はなされて居ない。(了)


【二歳前の愛子内親王に、雅子妃は本格的に英語に教える方針を頑として強行する(「噂の真相」三月号)とはどう言うことか】

 855回 2004(平成16)年2月15日

 「噂の真相」、平成十六年三月号、四十八頁以下。いっさいの公務を休んで休養中の雅子妃のヘルペス発症のストレス源 本誌(「噂の真相」)特別取材班 ここには、重要な情報が色々と記されて居る。しかし、ここで問題とすべきことは、また、雅子妃は、愛子内親王にABCの歌や英単語を教えているが、あまりに本格的なので林田大夫(宮内庁)が「日本の皇族なのだから、まず日本語から教えたらいかがですか」とアドバイスした。これに対して雅子妃は「愛ちゃんの教育は私どもが責任を持ちます」とやはり不機嫌になった一幕があったという。(前出五十二頁)

 愛子内親王は、昨年十二月で満二歳、と言うことなので、雅子妃が愛子内親王に英語を本格的に教えて居る、とあるのは、まさに、満二歳以前。このぐらいの幼児に、英語を教えるなど、日本人の普通の家庭では絶対にあり得ない。昔は、乳幼児と言う場合、乳離れするのは満一歳以降。二つ、三つまで、母親のオッパイ、と言うのも、昔は別に珍しくもない。

 
「母語」とは、伊達や酔狂な表現ではない。日本語は死語に成るかも知れない、と、関係専門家は、真剣に懸念して居ると聞く。それは何故か。それは、日本が英語化するためであると言う。出世するためには、競争に勝つためには、勝ち組に入るためには、これからは英語、と言う風潮が、計画的に、日本を占領して居るユダヤイルミナティ世界権力によって作りだされつつある。

 日本人は英語が出来ない。英語を学習しなければ、と言う、強迫神経症に、一億二千万の日本人が取り憑かれて居る。小学校から英語教育。更に、小学校以前の幼児に英語を、と、際限もない。このような状況の中で、皇太子夫妻が、二歳前の幼児の内親王に本格的な英語教育とは。一体、それは、何を意味するのか。それが、一億二千万、なだれを打って英語化、英語第一言語化、日本語死語化へと盲信するための、絶好の条件、として利用されるのではないか。しかも、宮内庁の担当官がそれを抑止しようとしても止まらない、と言う。一体これは何と言うことなのか。

 しかも、日本の一般国民は、これほどの超重大な、日本民族の生死におかれる問題について、事実上、何一つ、事実を知らされることもなく、話し合うことすら、事実上厳禁されて居るのだ。こんなことが許されて良いのか。この「禁忌(タブー)」に縛られたまま、そして、それに縛られることによって、まさしく日本民族はイルミナティ世界権力の筋書き通りに、死滅させられて行くのではないか。(了) 


【「改革派ユダヤ教」とは何者か。「改革派ユダヤ教」の「正統派ユダヤ教」に対する攻撃と迫害は何を意味するのか】

 856回 2004(平成16)年2月16日

 「改革派ユダヤ教」の正体。日本民族にとって、この超重要な主題について、今日までのところ、日本語で書かれた最も詳しい解説は、太田龍著 「悪魔が支配する悲劇の超大国アメリカ」(一九九八年、第一企画出版、第十章『激しい内部抗争で改革派ユダヤが主流に』、二百七十三頁〜三百四頁、絶版)の叙述であろう。この「改革派ユダヤ教」問題に比べれば、アシュケナジー対スファラディ、いわゆるセム系と、カザール系、の問題は、第二義的、第三義的なものでしかない。改革派ユダヤ教問題を知らずして、ユダヤ問題をあれこれとおしゃべりする者は、今日のユダヤ問題について肝腎なことは、何も知らないのである。

 前出、「悪魔が支配する悲劇の超大国アメリカ」、第十章の約三十頁の記述は必読のこと。この問題についての必須英文参考文献は三点。

 (1)To Eliminate The Opiate Vol.1 (1974) By Rabbi Marvin S. Antelman

 (2)To Eliminate The Opiate Vol.2 (2002) By Rabbi Marvin S. Antelman

 (3)Scarlet And The Beast Vol.1 (1995)  By John Daniel

 日本人は、概むね、ユダヤ教、キリスト教、イスラムの、ユダヤ教起源の三つの一神教の宗派関係と宗派間の闘争については、殆んど全く、無関心であり、従って、当然、無知である。そんなことは、自分たちに、関係がない、と思って居るのである。本当に、それが、日本にとって何の関係もなければ、それでも、構わない。しかし、そんなことはない。

 前出、「悪魔が支配する悲劇の超大国アメリカ」、二百七十五頁以下。ここに、一九六八年から一九七三年頃までに、米国ボストン市とマサチューセッツ州の正統派ユダヤ教徒が二五〇人以上殺害され、(正統派)ユダヤ教のシナゴーク(教会堂)複数が破壊され、トーラーは燃やされ、(正統派)ユダヤ教徒は情け容赦なくたたかれ、略奪された。追放された(正統派)ユダヤ人の数は約六万人。(M・S・アンテルマン著「阿片を根絶するために」第一巻、九頁より引用)とある。

 これには、普通の日本人は目を丸くしてしまうであろう。マサチューセッツ州の正統派(オーソドックス)ユダヤ教徒に対するこの迫害は、何者が、実行したのか。実はこれが、米国の、「改革派ユダヤ教」、なのだと言う。ラビ、M・S・アンテルマンの家も、改革派ユダヤ教陣営に一九七一年七月十一日、爆弾を仕掛けられて爆破された、と言う。「改革派ユダヤ教」は、あのロスチャイルド財閥と表裏一体、なのだと言う。一八四三年、米国に、ユダヤ人のみのフリーメーソン秘密結社「ブナイブリス」を設立したのも、「改革派ユダヤ教」だと言う。筆者は、既に六年前の前出の著作の中で、この超重大問題について、日本民族有志に警告した。にも拘わらず、なお、日本人の中で、この件についても、完璧な無知が支配して居ることを遺憾とする。(了)


【】

 857回 2004(平成16)年2月17日

 ジョン・コールマン博士著、太田龍監訳「三〇〇人委員会凶事の予兆」(成甲書房、二〇〇〇年七月)。第二章 全世界に死と恐怖をもたらすグローバル2000」。百十七頁以下。

 家禽を媒介とするアジア産のインフルエンザが一九九八年の冬、ふたたび大流行する構えを見せた。だが、その前年の香港のように、数十万羽のニワトリを屠殺するだけで封じ込められるほど幸運ではなかった。A型インフルエンザ(H5N1)として知られているこの殺人インフルエンザは、広がるのに適した気候条件さえ整えば、いつでも襲いかかってくる態勢だ。わたしの推定では、H5N1が突然中国の大衆を襲ったのも、突然の大流行という点に関していえば、偶然ではない。幸いこのウィルスはヒトと動物との間の障害を飛び越えるのが遅かった。それだけが世界的な流行にならなかった理由で、そうでなければ一九一九年の「スペイン風邪」のとき以上の人間が殺されていただろう。

 わたしの複数の情報源は、H5N1には鍵となる遺伝子的要素がひとつ欠けていて、それがヒトに移っていくのを防げたと確信している。さらに、このウィルスを作り出したCAB戦争研究所が、計画段階へ戻って、ニワトリからヒトへの渡りをできなくしている遺伝子構造を克服するために全力をあげていることについては、確信以上のものをもっている。ここで予言しておく。リメイクされたH5N1は伝染病といえる規模で登場し、新しく備えた、動物からヒトへの障害を乗り越える能力によって、人類史上最悪の殺人伝染病のひとつとなる、と。以上の、コールマン博士の著作からのこの引用文。これを、安直に読み飛ばさないでもらいたい。

 「フライデー」平成十六年二月二十七日号八十二、三頁。鳥取大、大槻公一教授が警告・・・・鳥インフルエンザ「“新型”が日本を襲う」1ヶ月後の最悪シナリオ。1年ほど前に厚生労働省の研究班が作成した報告書、通称「最悪シナリオ」では、「猛毒のウィルスによる大流行が起こった場合、地球人口の10%(6億人)が死亡する」と書かれていた。そしていま、猛毒の「新型」が発生する下地は十分すぎるほど整っている、と。屠殺される順番をおとなしく待って居る、日本人一億二千万人の羊人間家畜人ヤプーの群れよ。間に合ううちに目を覚ませ。 (了)

 [注]「CAB戦争研究所」とは、米国、フォートデトリック、コールドスプリングハーバーなどの化学兵器、生物兵器製造に関与する研究所のこと。


【「シオン長老の議定書」に於て既に生物兵器戦争の有効性が示唆されて居た(L・ホロビッツ博士)、と】

 858回 2004(平成16)年2月18日

 
レオナード・G・ホロビッツ博士の三冊の大著(合計、約千六百頁)。これを、日本民族有志に対して紹介し始めることは、もはや、一刻の猶予も出来ない、緊急の課題である。その三冊とは、

 (1)Emerging Viruses, AIDS and Ebola, Nature,Accident or Intentional(一九九六年)

 (2)Healing Codes for the Biological Apocalypse.(一九九九年)

 (3)Death in the Air, Globalism,Terrorism and Toxic Warfare(二〇〇一年)

 まず、Death in the Air この三冊目の大著の第十一章、Higher Forms of Killing:Non-Lethal Warfare この章を問題としよう。「より高度な殺人の形式―非致死的戦争」、とは何のことか。これはここでは省略する。「ヘーゲル弁証法」が問題とされる。これもここでは省略する。更にあの「シオン長老の議定書」が、「非致死性」、宣伝、世界的支配(グローバル・コントロール)との関連に於て、引き合いに出される。とくに、議定書の、(1)、(2)、(5)、(7)、(10)、(12) これらの章を引用しつつ、L・ホロビッツ博士は、それらの文章は、グローバリストの目的を達成するための、非致死的戦争を示唆して居る、と言う。ホロビッツ博士は、「シオン長老の議定書」の原型が、一七七三年、ロスチャイルド(初代)の召集した秘密会議によって策定された、との立場に立つ。なお、一七七三年、ロスチャイルド(初代)の召集した秘密会議、については、筆者は、既に、何十回も、色々な場所で述べて居るが、その詳細は、ウィリアム・G・カーの「将棋のコマ(ポーンズ・イン・ザ・ゲーム)」、参照。つまり、世界人間牧場に、全人類を家畜人間として狩り立てて行くために、非致死的戦争、の手法を利用する、と言う発想は、一七七三年の時点で、ロスチャイルドによって提示されて居た、と言う。しかし、この発想と手法は、二百年以上を経た現在、古くさく成ったどころか、二十一世紀の現代に、イルミナティにとって、ますます、その重要度を増して居ると。生物兵器を以てする戦争が、まさしく、この意味でのイルミナティの非致死的戦争の典型であることは、多言を要しない。(了)


【スカルアンドボーンズのブッシュ(一九六八)対スカルアンドボーンズのケリー(一九六六)の米大統領選は一年五ヶ月前のA・ロビンスの著作で予想されて居た】

 859回 2004(平成16)年2月19日

 アレクサンドラ・ロビンス著「墓の秘密 − スカルアンドボーンズ、アイヴィリーグ、として権力への隠された通路」 Secrets of The Tomb:Skull And Bones,The Ivy League, And The Hidden Paths of Power. By Alexandra Robbins(二〇〇二年) このアレクサンドラ・ロビンスと言う、エール大学出身、の若い女性ジャーナリストによる、スカルアンドボーンズを暴露した著作については、既に、当「時事寸評」で簡単に触れた。

 二〇〇二年九月に出版された本書の、百六十三頁に、「二〇〇四年の(米国大統領選挙)キャンペーンは、(米国史上)最初の、ボーンズ会員対ボーンズ会員の大統領レースと成る可能性がある。即ち、現職の、一九六八年スカルアンドボーンズ入会会員、ジョージ・W・ブッシュ対一九六六年スカルアンドボーンズ入会会員、ジョン・ケリー上院議員と言う選挙戦の可能性が。」と書かれてあるのを発見した。一年五ヶ月前に出版された本書の推定が、まさに今、二〇〇四年一、二月、現実のものと成ろうとして居る。あまりにも良く出来過ぎたお芝居、としか思えない。

 イルミナティは、ブッシュを再選させるつもりであろう。しかし、ひょっとして、ブッシュが落選しても、その代わりに出て来るのも、スカルアンドボーンズ会員のケリーの政権、と言う。ケリー政権が登場しても、イルミナティは、既定方針を継続する。なにかしら、変化したように、見せかけるだけ。にも拘わらず、極悪売国奴国賊マスコミ学問奴隷、国賊外務官僚、国賊防衛庁官僚、国賊政界人などは、日本国民に対して、この超重大な事情を、完全に隠蔽し、封鎖する。米国が、十七世紀以来、イルミナティ秘密結社によって支配されて居る、金融オリガルキー(寡頭権力支配体制)であって、断じて、「民主主義国家」などではないと言う歴史的事実に、日本人一億二千万頭の家畜人ヤプーの群れよ、今こそ、目覚めよ。(了)


【胡蘭成先生最晩年の論文「今日何日兮」の核心部分】

 860回 2004(平成16)年2月20日

 胡蘭成著「今日何日兮」(初版は、民国七十九年=一九九〇年。漢文胡蘭成全集の中の一冊として、出版された)。その上巻は「世界劫毀與中国人」。ここに、「非同盟政策」とあり。この論文は、「三三集刊」第二十六号「春戲去也」、十一頁~三十二頁に、李磐(胡蘭成の筆名)「今日何日兮」、として公表されて居る。民国六十九年(西暦一九八〇年)六月までに書かれたもの。

 ここに、次の如く、記されて居る。 西洋文化的癌化、是早在希臘(ギリシャ)時期已潜伏、人體的癌 潜伏期大抵是十幾年、一個民族文化的癌的潜伏期則久至二三千年、要到現代産國主義的擴大經濟纔是癌腫的末期症状、今番的世界經 濟不景気、是癌已在作通、什縻方法都遲了。(前出四十三頁)

  (西洋文化の癌化は、ギリシャ時代に既に潜伏して居た。人體の癌の潜伏期間は、概ね十数年か。一個の民族文化の 潜伏期は、二三千年、であろう。かくして今、現代の産國主義的擴大經濟と言う、癌腫の末期症状に至ったのである。現在の世界經濟の不景気は、末期癌による激痛の発生にひとしい。もはや、手遅れであって、いかなる対策も無効である。)

 この胡蘭成先生、最晩年の論説(一九八〇年=民国六十九年=昭和五十五年)から、二十三年の時間が経過した。 この胡蘭成説はどうか。筆者はその当時、あいにく、胡蘭成と言う人物の名前も、聞いたことがない。 岡潔。筆者は残念ながら、昭和三十五年の、岡潔への文化勲章受賞も、そしてそのあと、しばらく日本の大マスコミがこぞって岡潔をもてはやしたことにも、全く無縁であった。 しかし、にも拘わらず、今、胡蘭成、岡潔を精力的に研究して行くと、一九六〇年代、一九七〇年代、一九八〇年代初頭と、西洋文明が人類を全滅させる、と言う危機感を、筆者は、胡蘭成先生とは全く独立して、ますます強くして行ったことを、改めて想起して居る。

 だが、日本民族全体は、違う。 日本民族は、幕末開国時に既に、西洋文化の猛毒の癌腫を、歓呼の声を挙げて受け入れた。 敗戦後に至っては、言うだけ野暮。 「什縻方法都遲了」。 「什縻」は、「いかなる」、「どのような」。 「都」は、この場合は、「すべての」。 末期癌の劇症に対して、今の西洋唯物医学はどうするか。 筆者は良くは知らないが、彼ら西洋医学が使う方法の一つは、麻薬によって、神経を麻痺させることであろう。

 胡蘭成先生は、「因為今天産國主義經濟景気的絶望状態乃是西洋文化的死亡症状、下去只有是核兵器世界大戦的爆發如白色矮星死亡時的大爆發」(前出、四十八頁) (今日の、産國主義的經濟景気の絶望状態は、ずなわち、是、西洋  文化が死亡しつつある症状である。核兵器世界大戦の爆発は、天体の最終段階としての白色矮星の死亡時の大爆発にひとしい)と言われた。 筆者としては、漢文胡蘭成著のこの部分だけでも、できるだけ早く、日本語に翻訳して、日本民族有志に紹介したいと念じて居る。 (了)


【】
 861回 2004(平成16)年2月21日

 パトリック・ブキャナン主宰の「アメリカン・コンサバティブ」誌、二〇〇四年三月一日号。六~十四頁。ここにパトリック・ブキャナンのかなり長い、本格的な、「ネオコン」批判の大論文が掲載されて居る。これは、ネオコンの指導的理論家の一人、リチャード・パールが、デイヴッド・フラムとの共著で出版した新刊、An End to Evil: How to Win the War on Terror (悪を終らせる ― テロに対する戦争に、いかにして勝利するか) この本に対する論評である。このパトリック・ブキャナンの八頁余の論文は、全訳して日本民族有志に広く知らせる価値あり、と判断するが、ここではごく簡単にその内容を要約して置く。なお、ブキャナンの論文は、

 No End to War: The Frum-Perle Prescription Would ensnare America in endless conflicts.
 (終りなき戦争 ― フラム=パールの処方箋は、アメリカを収拾つかない際限のない衝突の罠に落し入れる)
 
 と題されて居る。

 この論文の要点は次の如し。

 (1)パールは、「アメリカには、中間の道はない。勝利か、ホロコーストか、二者択一だ」、などと言う。しかし、この言い方は、まるで意味がない。

 (2)イスラムの欧米に対する脅威があるとしたら、それは戦略的脅威ではなくて、人口学的脅威である。(白人の人口減、とくに出生率の低下。イスラム人口は増加し続ける)

 (3)パールは、「悪を終らせる」(悪の存在にとどめを刺す)、と言うが、カインが弟アベルを殺した時以来、いかなる国家も、「悪」を終らせることは出来ない。

 (4)パールの主張するように、すべてのテロリズムと戦うことがアメリカの責務であるとすれば、アメリカは、全世界を敵として戦争を展開しなければならない。そんなことは空想だ。

 (5)パールの言う通りに行動するとすれば、米国は、フランスを敵とすべし、と成る。

 (6)ネオコンは、イスラエルにとっての敵のすべてを米国の敵としたい。

 (7)ネオコンはシオニズムと表裏一体である。

 (8)今や、ネオコンの正体は、白日の下にさらけ出されつつある。

 パトリック・ブキャナンの論文に、若干の補足を加えるとすれば、

 (1)パールは、勝利か、さもなくばホロコースト、その中間はない、などと言うが、それはまさに、シオニストイスラエル国家の正直な本音、に他ならないであろう。

 (2)つまり、シオニストイスラエルにとっては、イスラム十三億人がすべて、現実の、又は潜在的な敵である。

 (3)そして、パレスチナ人の全滅、パレスチナ人に対するホロコースト(民族皆殺し)、と言う、シオニストイスラエルの政策に、無条件で賛成しない、すべての者たちは、シオニストの敵である、と成る。

 (4)かくして、勝利か、さもなくば、ホロコースト、と言う。

 このP・ブキャナン論文、及び、ここで、批判されて居る、パールとフラムの問題の著作については、後日、更に続報する。(了)


【マリンズ著「カナンの呪い」(成甲書房版)刊行を契機として日本民族は、フランス革命についての日本の売国奴学問奴隷大軍団のデマゴギーを一掃する一大思想作戦を開始すべし】

 862回 2004(平成16)年2月22日

 
ユースタス・マリンズ著 太田龍監訳「カナンの呪い」(歴史の悪魔学デモノロジー・オブ・ヒストリー) 四百十三頁 成甲書房 平成十六年二月十三日発売 二千二百円+税 この大著の一頁一頁に、著者マリンズ氏膨大な学識が凝縮して居るが、とりわけ、今の日本人が熟読すべきところは、第五章 血に塗れたフランス革命(百九十四頁~二百二十四頁)であろう。このフランス革命についてのマリンズの記述は、明治初年以降、日本の西洋かぶれ極悪売国奴学問奴隷ども、極悪売国奴マスコミ人、文化人、いわゆるインテリ、極悪売国奴官僚などによって、三十年間日本民族に注入され続けて居る、フランス革命についての猛毒イデオロギーと、一行一行、一語一語、衝突する。マリンズによるフランス革命史の要点を、以下に記して置く。

 (1)フランス革命の血の狂宴(オルギア)のための重要な布石の一つは、ユグノー(キリスト教新教徒)の大量殺戮である。

 (2)このユグノーに対する大量殺戮の、主たる仕掛人は、フィレンツェのメディチ家から来た、シャルル九世の摂政カトリーヌ・デ・メディチである。

 (3)メディチ家の正体については、人間至上主義を暴露した本書の第三章に詳しい。

 (4)フランス革命の実行計画は、一七八一年、ウィルヘルムバートで開かれた、フリーメーソンの国際会議で練り上げられた。

 (5)一七八九年、フランス全土に、二千のフリーメーソンの支部組織があり、そのメンバーは十万人。

 (6)フランス革命議会六百五十五名の議員のうち、四百五名はフリーメーソン。

 (7)ジャコバン党は全員フリーメーソン。

 (8)英国のシェルバーン卿は、フリーメーソンを通じて、ロンドンから、フランス革命の全過程を、逐一、指揮した。

 (9)ナポレオンが追放されたあとの一八一五年のウィーン会議までに、ロスチャイルド家(イルミナティ)が、全ヨーロッパの事実上の支配者として登場した。

 フランス革命史問題は、単なる学者の机上の空論でもなければ、ひま人のひま潰しのたぐいのお話しでもない。フランス革命についての、ユダヤイルミナティフリーメーソンのプロパガンダ、デマゴギーは、明治以降の日本。極悪国賊売国奴学問奴隷とマスコミそして売国奴官僚エリートの精神的暴力によって、日本民族一億二千万人を家畜人ヤプーと化するために、決定的に重要な役割を果して居る。つまりこれは、最高度の政治問題でもある、のである。明治以降の極悪売国奴学問奴隷何十万人の中でも、とりわけ、フランス革命史問題専門学者の犯罪性は、特筆大著、筆誅に値いする。しかし、フランス革命問題は、一七八九年から一七九〇年代の数年間に、狭く限定してはならない。それをどのように料理すべきか、マリンズの叙述は、そのためのお手本を、我々に与えてくれて居る。(了)  


【コンピュータ電子投票方式によって盗まれたラルーシュの米民主党大統領予備選投票】

 863回 2004(平成16)年2月23日

 「EIR」ニューズレター。二〇〇四年二月十四日のリンドン・ラルーシュの演説詳報。ラルーシュは、二月十四日の演説で、次のように警告した、と。

 (1)一月十三日のワシントンDCでの米国民主党大統領候補予備選、及び、一月二十七日のニュー・ハンプシャー州の予備選で、リンドン・ラルーシュの得票は、二〇~三〇パーセント、であった。しかし、新しいコンピュータ化された投票システム、DRE(Direct Recording Electronic)(電子的直接記録)によって、ラルーシュの投票は不正に盗まれた、と。その結果、
    ワシントンDCに於けるラルーシュ得票は、一パーセント、と報告された。

 (2)二〇〇四年十一月の米国米大統領選挙では、チェイニー(副大統領)は、大々的に、このDRE、つまり、コンピュータ電子投票方式を推進する。かくして、全投票の五拾六パーセントがDRE方式と成ると見込まれて居る。

 (3)このDRE方式は、民間会社に委託される。そしてこの会社、チェイニー、ブッシュの系列である。

 (4)かくして、二〇〇四年十一月の選挙は、ニセの投票処理によって、チェイニー、ブッシュの再選、とされる可能性あり、と。

 ラルーシュは、二月十四日の演説を、次のように結んで居る。 「もし我々が(ラルーシュの提起する政策を)実行しえるならば、我々は生き延びるであろう。しかし、もし、我々がそれを実行し得なければ、我々は生き延びることはないであろう。 もしも我々がそれをなし得なければ、その場合には、我々は、早い時期に、この地球上での大量死を目撃することに成ろう。現在の地球人口六十億人は、十億人以下へと急速に減少することになろう。そして、この過程(地球人その大削減への)は既に、始動して居る。我々は、史上未曽有の新暗黒時代に突入する(または転落する)その瀬戸際に居る。我々には、それとは別のそう成らないもう一つの、選択を提示する」、と。

 リンドン・ラルーシュと「EIR」は、既に、一九八〇年代に、新暗黒時代の到来を警告した。 筆者はそのことを、約十年前から、日本民族有志に紹介して居るが、しかし、殆んどすべての日本人はそれを知らない。 ラルーシュは言う、「我々は、エンターティメント社会、エンターティメント文化に居る、それは、かってのローマ帝国と同じ」と。 「エンターティメント」、ここでのこの米語は、ちょっと、まともな日本語に翻訳できない。 筆者はかって、一九八五年に出版された、米国の学者ポストマン教授の、「死に至るまで昂進するエンターティメント文化に完全に中毒させられた米国社会」を、なまなましく描いた著作の要旨を、有志に紹介したが、残念ながら、邦訳は出て居ない。 ラルーシュのこの長い演説(二月十四日)は、機会があれば、より詳しく解説したい。 (了) 

 How Computers Can Steal Your Vote[EIR]
 http://www.asyura2.com/0401/bd33/msg/885.html
 投稿者 乃依 日時 2004 年 2 月 24 日 12:40:14:YTmYN2QYOSlOI

(回答先: コンピュータ電子投票方式によって盗まれたラルーシュの米民主党大統領予備選投票。[週刊日本新聞] 投稿者 乃依 日時 2004 年 2 月 24 日 00:48:44)

 http://www.larouchepub.com/other/2004/book_reviews/3107blackbx_voting.html

This book excerpt appears in the February 20, 2004 issue of Executive Intelligence Review.
How Computers Can
Steal Your Vote
The following are some examples of how computerized voting systems can lose votes, add voters, switch votes, and screw up elections in just about any way imaginable. Note that these screw-ups occur in every area of the country, and under both parties. These examples are taken from Black Box Voting, by Bev Harris, just published by Talion Publishing Co. Harris documents them in her Chapter 2 and Appendix. Further documentation can be found in the "public library" pages accessible though the BlackBoxVoting.org home page. EIR thanks Bev Harris for permission to share these horror stories of computerized voting gone awry, with our readers.

Alabama: In the Alabama 2002 general election, machines made by Election Systems and Software (ES&S) flipped the governor's race. Some 6,300 Baldwin County electronic votes mysteriously disappeared after polls had closed and everyone had gone home. Democrat Don Siegelman's victory was handed to Republican Bob Riley, and the recount Siegelman requested, was denied.

North Carolina: In the 2002 general election, a computer miscount overturned the House District 11 result in Wayne County, North Carolina. Incorrect programming caused machines to skip over several thousand party-line votes, both Republican and Democratic. Fixing the error turned up 5,500 more votes and reversed the election for state representative.

California: An Orange County, California, election computer made a 100% error during the April 1998 school bond referendum. The Registrar of Voters Office initially announced that the bond issue had lost by a wide margin; in fact, it was supported by a majority of the ballots cast. The error was attributed to a programmer's reversing the "yes" and "no" answers in the softward used to count the votes.

Kansas: In the 2002 Clay County, Kansas, commissioner primary, voting machines said Jerry Mayo ran a close race but lost, garnering 48% of the vote; but a hand recount revealed Mayo had won by a landslide, receiving 76% of the vote.

Texas: In the November 2002 general election in Scurry County, Texas poll workers got suspicious about a landslide victory for two Republican commissioner candidates. Told that a "bad chip" was to blame, they had a new computer chip flown in and also counted the votes by hand?and found out that Democrats actually had won by wide margins, overturning the election.

Oklahoma: In a Seminole Nation election held in Oklahoma in August 1997, electronic voting machines gave the election to the wrong candidates twice. The private company hired to handle the election announced results for tribal chief and assistant chief, then decided that its computer had counted the absentee ballots twice. So the company posted a second set of results. Tribal officials then counted the votes by hand, producing yet a third, and this time official, set of results. A different set of candidates moved on to the runoff election each time.

Utah: In a 1998 Salt Lake City election, 1,413 votes never showed up in the total. A programming error caused a batch of ballots not to count, even though they had been run through the machine like all the others. When the 1,413 missing votes were counted, they reversed the election.

Iowa: According to The Wall Street Journal, in the 2000 general election, an optical-scan machine in Allamakee County, Iowa, was fed 300 ballots and reported 4 million votes. The county auditor tried the machine again but got the same result. Eventually, the machine's manufacturer, ES&S, agreed to have replacement equipment sent. Republicans had hoped that the tiny but heavily Republican county would tip the scales in George W. Bush's favor, but tipping it by almost four million votes attracted national attention.

Indiana: November, 2003: Boone County officials wanted to know why their Micro Vote machines counted 144,000 votes cast when only 5,352 existed.

Texas: In the 1996 McLennan County, Texas, Republican primary runoff, one precinct tallied about 800 votes, although only 500 ballots had been ordered. "It's a mystery," declared Elections Administrator Linda Lewis. Like detectives on the Orient Express, officials pointed fingers at one suspected explanation after another. One particular machine may have been the problem, Lewis said. The miscounted votes were scattered throughout the precincts with no one area being miscounted more than another, Lewis also explained. Wait?some ballots may have been counted more than once, almost doubling the number of votes actually cast. Aha! That could explain it. (Er ... excuse me, exactly which ballots were counted twice?)

"We don't think it's serious enought to throw out the election," said county Republican Party Chairman M.A. Taylor. Error size: 60%.

Arizona: Here's a scorching little 66% error rate: 826 votes in one Tucson, Arizona-area precinct simply evaporated, remaining unaccounted for a month after the 1994 general election. No recount appears to have been done, even though two-thirds of voters did not get their votes counted. Election officials said the vanishing votes were the result of a faulty computer program.

Maryland: According to the Washington Times, Kevin West of Upper Marlboro, who, voted at the St. Thomas Church in Croom, said, "I pushed a Republican ticket for governor and his name disappeared. Then the Democrat's name got an 'X' put in it."

Texas: Dallas, Texas: A software programming error caused Dallas County's new, $3.8 million high-tech ballot system to miss 41,015 votes during the November 1998 election. The system refused to count votes from 98 precincts, telling itself they had already been counted. Operators and election officials didn't realize they had a problem until after they'd released "final" totals that omitted one in eight votes.

Venezuela: Caracas: In May 2000, Venezuela's highest court suspended elections because of problems with the vote tabulation for the national election. Venezuela sent an air force jet to Omaha to fetch experts from ES&S in a last-ditch effort to fix the problem. Dozens of protesters chanted, "Gringos get out!" at ES&S technicians. Venezuelan President Hugo Chavez accused ES&S of trying to destabilize the country's electoral process. Chavez asked for help from the U.S. government because, he said, the U.S. had recommended ES&S.

Florida: Officials in Broward County, Florida, had said that all the precincts were included in the Nov. 5, 2002, election and that the new, unauditable ES&S touch-screen machines had counted the vote without a major hitch. The next day, the County Elections Office discovered 103,222 votes had not been counted.

Illinois: "I knew something was wrong when I looked up the results in my own precinct and it showed zero votes," said Illinois Democrat Rafael Rivera, according to the Chicago Tribune. "I said, 'Wait a minute. I know I voted for myself." The problem cropped up during the Lake County, Illinois, election held April 1, 2003. Clerk Willard Helander blamed the problem on ES&S, the Omaha company in charge of operating Waukegan's optical-scan voting machines. Rivera said he felt as if he were living an episode of The Twilight Zone. No votes showed up for him, not even his own.

New Mexico: Ten days after the November 2002 election, Richard Romero, a Bernalillo County Democrat, noticed that 48,000 people had voted early on unauditable Sequoia touch-screen computeres, but only 36,000 votes had been tallied?a 25% error. Sequoia vice president Howard Cramer apologized for not mentioning that the same problem had happened before in Clark County, Nevada.

Washington: In Seattle, a malfunction caused voting-machine computers to lose more than 14,000 votes during the November 1990 election. Individual ballots were counted but not the votes contained on them. The computer program didn't catch the problem, nor did any of the election officials. A Democratic candidate happened to notice the discrepancy after the election was over, and he demanded an investigation.

South Carolina: In the October 16, 2001, Rock Hill, South Carolina city election, voting machines were programmed incorrectly, skipping hundreds of votes cast. In a number of precincts, the ballot-counting software ignored votes for council members when they should have been included, causing omission of 11% of the votes cast for these races. In all, voting irregularities were found in seven of the city's 25 precincts.

Florida: In Union County, Florida, a programming error caused machines to read 2,642 Democratic and Republican votes as entirely Republican in the September 2002 election. The vendor, ES&S, accepted responsibility for the programming error and paid for a hand recount. Unlike the new touch-screen systems, which eliminate voter-verified paper ballots, Union County retained a paper ballot. Thus, a recount was possible and Democratic votes could be identified.

Georgia: In Atlanta, a software programming error caused some votes for Sharon Cooper, considered a "liberal Republican candidate," not to register in the July 1998 election. Cooper was running against conservative Republican Richard Daniel. According to news reports, the problem required "on-the-spot reprogramming."

Florida: In Volusia County, during the 2000 presidential election, the Socialist Workers Party candidate received almost 10,000 votes, about half the number he received nationwide. 4,000 erroneous votes appeared for George W. Bush while at the same time, Presidential candidate Al Gore received negative 16,022 votes.

Texas: In Conroe, Texas, Congressional candidate Van Brookshire wasn't worried when he looked at the vote tabulation and saw a zero next to his name for the 2002 primary. After all, he was unopposed in the District 2 primary and he assumed that the Montgomery County Elections Administrator's Office hadn't found it necessary to display his vote. He was surprised to learn the next day that a computer glitch had given all of his votes to U.S. Rep. Kevin Brady, who was unopposed for the nomination for another term in District 8. A retabulation was paid for by ES&S, the company that made the programming mistake. The mistake was undetected despite mandatory testing before and after early voting.

November 2002, Comal County, Texas: A Texas-sized anomaly on ES&S machines was discovered when the uncanny coincidence came to light that three winning Republican candidates in a row tallied exactly 18,181 votes. It was called weird but apparently no one thought it was weird enough to audit.

Maryland: November 2002?In Maryland, a software programming error on Diebold touch-screen machines upset a lot of voters when they saw a banner announcing "Democrat" at the top of their screen, no matter whom they voted for.

New Jersey: November 2002: Forty-four of 46 machines malfunctioned in Cherry Hill, New Jersey: Election workers had to turn away up to 100 early voters when it was discovered that 96% of the voting machines couldn't register votes for mayor, despite the machines' having been pretested and certified for use.

Washington: November 1990, King County, Washington: Worse than the butterfly ballot, some Democratic candidates watched votes alight, then flutter away. Democrat Al Williams saw 90 votes wander off his tally between election night and the following day, though no new counting had been done. At the same time, his opponent, Republican Tom Tangen, gained 32 votes. At one point several hundred ballots added to returns didn't result in any increase in the number of votes. But elsewhere, the number of votes added exceeded the number of additional ballots counted. A Republican candidate achieved an amazing surge in his absentee percentage for no apparent reason. The miscounts were sporadic and thus hard to spot, and the errors disproportionately favored just one party. King County's election manager recommended a countywide recount.

Louisiana: 1994, New Orleans: Voting machine tests performed and videotaped by candidate Susan Barnecker demonstrated that votes she cast for herself were electronically recorded for her opponent. This test was repeated several times with the same result.

Arizona: 1984?some 826 legitimate ballots were discarded in Oro Valley because of a computer error. The error wasn't discovered until after the deadline for counting them.

1998?9,675 votes were missed in the tabulation. After canvassing, officials realized that no votes had been recorded for 24 precincts even though voter rolls indicated thousands had voted at those polling places. Global Elections Systems (now called Diebold Election Systems) tried to figure out why the computer had failed to record the votes.

Ohio: November 1998, Franklin County, Ohio: One candidate was incorrectly credited with 14,967 votes; another received 6,889 in error. Deborah Pryce and John R. Kasich gained 13,427 votes and 9,784 votes, respectively, after election officials hand-checked vote totals in 371 machines that were affected by a software programming error.

Kansas: September 1998, Kansas City: Republican John Bacon, a staunch conservative, celebrated a resounding victory for the 3rd District Kansas Board of Education seat, defeating moderate Republican Dan Neuenswander by 3,018 votes. Two weeks later Neuenswander learned that the race had been dead even with the margin of loss being just 24 votes. No one offered any explanation for the discrepancy.

Tennessee: August 1998, Memphis: In the governor's race, a software programming error in Shelby County began crediting votes to the wrong candidates. Computer cartridges containing 295 individual precinct results were taken to a central location because the scanner couldn't read them. The system that was shut down had posted the incorrect results to newsrooms across the city. At least one television station broadcast the bogus results.

Virginia: November 1999, Norfolk, Virginia: Machines showed totals of zero but votes had been cast. Edward O'Neal, Norfolk Electoral Board vice chairman, said, "Somehow, they lost their ability to count the votes."

Texas: November 2002, Dallas: When 18 machines were pulled out of action in Dallas because they registered Republican when voters pushed Democrat, Judge Karen Johnson, a Republican, quashed an effort to investigate the accuracy of the tally.

Florida: March 2002, Medley, Florida: Voting machines gave the town council election to the wrong candidate. The problem was attributed to a programming error by a voting machine technician. County Elections Supervisor David Leahy said he was concerned because the computer did not raise any red flags; humans had to spot the error.

New Mexico: November 2002, Taos, New Mexico: Just 25 votes separated the candidates in one race; another race had a 79-vote margin. After noticing that the computer was counting votes under the wrong names, Taos County Clerk Jeannette Rael contacted the programmer of the optical-scan voting machine and was told that the problem was a software programming error.

Florida: November 2002: Gubernatorial candidate Bill McBride was a tough guy to vote for: One voter said that he tried 10 times, and every time he pressed McBride, the Jeb Bush choice lit up. He could only get his vote to light up the McBride choice when he pressed a dead area of the screen. No paper ballot was available, so no one really knows who got any of the votes, regardless of which candidate lit up. Similar problems were reported in various permutations, for various candidates, by several Florida voters; and an identical problem was noted in Texas.


【リチャード・パール他の「悪を終らせよ」(二〇〇三年十二月)についての論評】

 864回 2004(平成16)年2月24日

 
当「時事寸評」第八百六十一回(16.2.21)に、リチャード・パール、デービット・フラム共著「AN END TO EVILに対する、パトリック・ブキャナンの批評(「アメリカン・コンサバティブ」誌、二〇〇四年三月一日号、六頁以下)を紹介した。ここでは、その問題の書、「悪を終らせよ」について簡単に論評する。本書は、二〇〇三年十二月下旬に、米国で出版された、と言うが、米国アマゾンでは、売り上げ順位はかなり高い。日本とは違って、米国人は、自分の名前を名乗って、読んだ本についての是非の論評を、米国アマゾンのホームページ上に投稿する。そして、その人の評価を、最低の星一つから最高の星五つまでのどれかに決定する。二月二十日頃の時点で、百二件の読者の投稿あり、これは非常に多い。そしてこの百二件の平均評価は、星二つ以下。この論評を見ると、肯定と否定と、完全に二極に分裂して居るようだ。双手を挙げて本書の内容に賛成して、星五つ。こいつらは気違いだ、気違いが二人、星一つ。と言った具合。

 「リチャード・パールは、(米国)外国政策の強硬派ネオコン運動のインテレクチュアル・グル(導師)である」(ワシントンポスト紙、D・ミルバンク) パールらによれば、本書は、「アメリカ人にとって、中間の道は存在しない。勝利か、ホロコーストか。本書は、勝利のための手引書(マニュアル)である」(九頁)、のだそうだ。この本の第一章は、現在と言う時代が、世界的テロに対する戦争の始まりである、とし、第二章は、「始まりの終り」、つまり、ようやく、戦争は、始まったばかりだ、と言う。これからの「仕事」は、

 (1)イランのテロリストイスラム宗教指導者の打倒を支持せよ。

 (2)シリアのテロリスト体制に止めを。

 (3)サウジアラビアとフランスは、友人ではない、恐らく、敵。

 (4)国連への支持は止める、もし、それが改革されないなら。

 (5)移民への規制強化。

 (6)CIAとFBIを、根本的に再組織せよ。

 (7)中国をスクイズせよ(Squeeze=締め上げる、圧迫する)。北朝鮮を封鎖せよ。

 (8)パレスチナ国家が米国の安全保障になんらかの恩恵をなし得ると言う幻想を捨てよ。
    
 その他、だと。

 フランスが「敵」視されつつあるところがスゴイ。これはモノスゴイ高圧的な姿勢、高飛車。CIAのテネット長官に対して、彼は失敗した。即刻、クビにせよ、などと言う。パトリック・ブキャナンは、本書について、米国ネオコンの時代は終った、と評する。ブキャナンの立場からすれば、そう成るであろう。しかし、ブキャナンは、「陰謀説」は採らない。ここにブキャナンの限界があるだろう。ユースタス・マリンズの見方はそんなに、甘くはない。マリンズ著「カナンの呪い」(太田龍監訳、成甲書房、平成十六年二月)の「カナンの呪い」新版刊行によせて(二〇〇三年九月)と言う序文には、二〇〇一年九月十一日以降、「カナンの呪い」初版(一九八七年)で警告した「ナアマ計画」(第十一章)が、実行に移されようとして居る、とある。「ナアマ計画」は、米国の白人を皆殺しにする計画のこと。パールらのこの著作については、更に続報する。(了)


【米国ネオコンの背後のシナルキスト・インターナショナルとは何者か】

 865回 2004(平成16)年2月25日

 米国民主党大統領候補、リンドン・ラルーシュは、米国ネオコンの背後には、シナルキスト、シナルキスト・インターナショナル、と言う、超極秘の国際的秘密結社が存在する、と警告して居る。Synarchy このことばは、「EIR」誌が、昨二〇〇三年春、夏以降、取り上げた。「EIR」誌によれば、最近、公開された、第二次世界大戦中と、その直後の時期の米国政府公文書の中に、「シナルキー」に関するファイルが存在する、と言う。筆者は、この「EIR」誌の論文、記事を出典として、昨年夏以降、色々なところで、このシナルキー問題を論じて居る。ところが、更に最近、昨二〇〇三年十月に米国で出版されたクリス・ミレガン編の「フレッシング・アウト・スカルアンドボーンズ」を入手して読み込んで行くと、ここに、シナルキズム、シナルキストについての重要な記述が、「スターゲート・コンスピラシー」から引用されて居る。そして、この「スターゲート・コンスピラシー」を入手して読んで行くと、ここに、シュウォーラー・デ・ルベックを、二十世紀シナルキスト・インターナショナルの中心人物、としてあるのみならず、このシュウォーラー・デ・ルベックは、グラハム・ハンコック、ボーヴァル、ウェスト、らのいわゆる「新エジプト学派」の、絵本家、教祖、開祖、でもあったと言う。筆者の知る限り、筆者が昨年夏以降、小紙(週刊日本新聞)上で取り上げて紹介論評するまで、日本国内で、シナルキー、シナルキスト、シナルキスト・インターナショナルについての、なんらかの、まとまった論評は、されたことはない。

 シュウォーラー・デ・ルベック、と言う人物についても、今までのところ、日本で、論じられたことはない。シナルキズムは、完璧なエリート秘密結社であるとされるが、そこに提示された超全体主義的国家の計画は、「シオン長老の議定書」に示された将来の国家像に、まさしく、符合し、酷似して居る。それはまた、ジョン・コールマン博士の「三百人委員会」の中に記述されて居る世界監獄国家(世界人間牧場)像にも一致する。「スターゲート・コンスピラシー」によれば、近代のシナルキスト・インターナショナルは、フランス革命期に遡ることが出来る。即ち、アレクサンドル・サン・イーブ、である。これは単なる空想家の口から出まかせの空論か、と言うと、そんなことでもなさそうだ。ここでも、またしても、日本の利口そうなフリをする自称エリート秀才階級は、白痴的、痴呆状況を暴露する。「第五回ギリシャ哲学国際大会」で、オーソドックス・シナルキー - 古代ヘレニズム哲学からロシア共産主義まで -と言う報告がなされたと聞く。その他、インターネット上には、かなりの数の、シナルキーについての項目が存在する。この問題は更に、引き続き検討する。(了)


【一つの石も絶対の存在であり、川の水も無尽の思いがあり、永遠の存在である(胡蘭成)】

 866回 2004(平成16)年2月26日

 「自然界のものには意志や息があるので、例えば一つの石にも思いがあり、永遠の存在でもあり、それこそが自然界のものの本体なのである。(アインシュタイン)相対性理論だけではこういうものの本体を知り得ない」(胡蘭成「日本及び日本人に寄せる」、百五十二頁。昭和五六年刊) 。ここで、胡蘭成先生は、自然の五つの基本法則のうちの、第二陰陽変化法則について述べて居られる。 マクロビォティック(玄米菜食食養道)の理論と運動を創始した、桜沢如一先生も、東洋哲学の復興を志し、現代の老子、を以て自任した。 しかし、この門下系列の人々には、自然界の法則、宇宙の法則を、陰陽の法則のみに矮小化する傾向がある。 すべてを陰陽に単純還元しようとする。 これは全くおかしい。 胡蘭成先生、中国の古典にもとづいて、自然界には、五つの基本法則あり、とされる。即ち、 第一 大自然に、意志と息がある、との法則。 第二 陰陽変化の法則。 第三 無限時空と有限時空統一の法則。 第四 連続性と非連続性の統一の法則。 第五 循環の法則。 (「日本及び日本人に寄せる」、第四章) 。

 陰陽の法則。 この法則は、大自然に意志と息あり、と言う第一の法則を明確に設定し、認識しないと、宙に浮いてしまう。根がなくなってしまう。なんでもかんでも陰陽にコジつけるように見えてしまう。 更に、この陰陽の法則は、第三の、無限時空と有限時空の統一の法則、第四の、連続性と不連続性の統一、第五の、循環、この三つの法則へと展開させることが出来ないと、線香花火、龍頭蛇尾、に終ってしまう。 にも拘わらず、身の程も知らずに、エラそうに、陰陽法則だけ振りまわす人は、鼻持ちならない。 もちろん、胡蘭成先生が正しく、指摘されるように、西洋人は、陰陽のすら、全く知らない。インド人も、陰陽を知らない。 日本人はどうか。 日本人は陰陽の道理を悟った民族である。 ところが、幕末明治初年、孝明天皇弑逆の極悪大逆の罪を犯した、岩倉、そして長州藩の国賊どもによって捏っち上げられたニセモノ日本国の売国奴国家権力 エリートは、日本民族の精神と文化、文明を殺害し、西洋に、日本のすべてを売り渡した。 かくして、今や、日本人は、自然界の五つの法則のすべてをふみにじり、それと敵対する、西洋人なみの白痴痴呆、地球生命の敵、と化したのである。 今こそ、日本民族は、胡蘭成思想の学習と実践に、全力を傾注すべき時だ。 (了)


【】

 867回 2004(平成16)年2月27日

 月刊「ニューリーダー」誌に、落合莞爾氏の「陸軍特務吉薗周蔵の手記」が連載されて居り、平成十六年三月号で、九十七回目。「吉薗」の「薗」は、滅多に使われない漢字で、その読み方が分らない。一応、薗(その)、吉薗(よしぞの)、と読んで置く。筆者は、この連載を、途中から読み始めて居るので、この吉薗周蔵、と言う人物の素性が分らない。

 平成十六年三月号(「ニューリーダー」)の第九十七回目によると、周蔵の祖母、三居こと吉薗ギンズルが、昭和六年、九十一歳で亡くなった。このギンズルは、天保十二年(西暦一八四一年)生れ、そして、このギンズル女は、元帥上原勇作の叔母にあたる、とある。上原勇作陸軍元帥は、薩摩藩の最後の大物、として知られて居り、大正昭和初期、日本陸軍、ひいては日本の国家中枢の実力者の一人。吉薗周蔵は、この上原陸軍元帥直属の「陸軍特務」であったと言う。この関係は、吉薗周蔵が、上原の親戚であったことに由来するものであったわけだ。

 吉薗ギンズルは、薩摩武士、四位次兵衛の娘に生まれ、宮崎の郷士吉薗家の養女に入り、京都で、下級公家、堤哲長の子、林次郎を生む。林次郎の長男が、周蔵。ギンズルが上原勇作の叔母、とあるが、そのギンズルが世話をして、吉薗周蔵は、上原元帥の特命を帯びて、大正昭和前期、秘密諜報工作活動に従事して居た、と言うことである。

 その吉薗周蔵は、死後、克明な日記を残した。周蔵の死後、遺族がそれを大切に保管して居り、落合莞爾と言うひとが、吉薗家の許可を得てそれを閲覧し、それをもとに、「ニューリーダー」誌に長期連載中、と言う次第である。

 これで、吉薗周蔵と上原元帥との長期に亘って続いた特別な関係の意味と根拠が、腑に落ちた。吉薗周蔵と言う人物のこうした役割からすれば、その名前その業績が、全く、人目に触れず、知られることもなく、まして公式の歴史、マスコミ報道には、全く登場して来なかったのも、当然であろう。注目すべきことは、落合莞爾氏が、吉薗周蔵手記にもとづいて、上原勇作陸軍元帥は、ユダヤ陣営の人物であることは疑いの余地なし、そして、米国留学時に、フリーメーソンに入会加盟して居たことも確実である、として居られる、その説である。改めて、この「陸軍特務吉薗(よしぞの)周蔵」問題に焦点を当てる必要を認める。(了)


【タリク・アリ(パキスタン人作家)の二冊の著書を読む】

 868回 2004(平成16)年2月28日

 タリク・アリ著「バビロンのブッシュ-イラクの再植民地化」 Bush In Babylon The Recolonisation of Iraq(二一四頁) By TARIQ ALI(二〇〇三年)タリク・アリ著 「原理主義の衝突 - 十字軍、ジハド(聖戦)、そして近代」 The Clash of Fundamentatalisms,Crusades,Jihads,And Modernity  By TARIQ ALI(四二八頁) 二〇〇二年 ペーパーバック版 二〇〇三年

 タリク・アリ。このひとは、ロンドン在住のパキスタン人著述家。英国で発行されて居る「ニューレフトレビュー(新左翼評論)」誌の編著者、とある。このひとつの名前は、英語世界では、非常に頻繁に目にするが、日本では、多分、全く、知られて居ないのではなかろうか。「原理主義の衝突」、と言う著作の巻頭に、「ザ・エコノミスト・ニュースペーパー」、一九九九年十月二十三日号から、「アメリカの世界」、と言う、英国ユーモア式世界地図が引用されてある。この世界地図では、北米が大きく描かれて居る。南米は、北米の二十分の一以下。ユーラシア大陸とアフリカ大陸は、小さな小さな南米大陸の少し右側に、南米大陸の二倍くらいの(二倍以下)の大きさ北米大陸の十分の一位以下ぐらいに描かれて居る。ここでは、日本列島は、良く良く見ても、ちょっと見えないぐらいの点点である。「米軍は、国連加盟百八十九ヵ国のうち、百二十ヵ国に駐留して居る」 (「原理主義の衝突」、ペーパーバック版への序論、十三頁)。

 「バビロンのブッシュ」の著作序文は、二〇〇三年七月十五日付、となるので、この本は、二〇〇三年三月、米英帝国主義の対イラク侵略戦争開始後に書かれ、出版されたものであることが分る。タリク・アリは、二〇〇一年一月以後の米英の対イラク戦争の目的を、米英及びシオニストイスラエル帝国主義のイラク再植民地化にあり、と定義する。そして、この対イラク侵略戦争は、イラク人民と、アラブイスラム人民の抵抗によって、必ずや、米英イスラエル帝国主義の敗北に終ると、著者は述べる。筆者は、タリク・アリとは、多くの点で、見解を異にするものの、今、ここで、この本の内容を日本民族に広く、知らせることは、有益である、と判断する。なお、「バビロンのブッシュ」の六~十三頁に、シリアの著名な詩人、故、ニザール・カッバーニー(Nizar Qabbani)の、一九九七年四月十五日付けの長文の詩(アラビア語を英訳したもの)が収録されてある。

 我々にはテロリズムの故に弾劾されて居る。............ 我々はテロリズムの故に弾劾されて居る。我々がイスラエルのブルドーザーによって、我々の土地を盗まれ、我々の歴史をふみにじられ、我々のコーランをズタズタにされ、我々の預言者の墓をアバかれる、それらのことを、死を以て拒否するがために。............ ......私はテロリズムと共にある。新世界権力(ニューワールドオーダー)が私の子供たちを虐殺し、そしてその死体を犬のエサとして放り投げることを止めない限り。............ (了)

 [注]

 タリク・アリ、と言うパキスタン人作家は、一九七〇年以降、多くの著作を英語で出版して居る。良くは知らないが、その立場は、ソ連共産党その他の公式左翼に反対する、いわゆる欧米の新左翼的陣営に重なる、アラブイスラムの反米共反シオニストイスラエル的陣営に含まれるようである。「原理主義の衝突」の百十七頁~百二十二頁に、ニザール・カッバーニーの、アラブイスラム世界では有名な、一九六七年対イスラエル戦争でのアラブの敗北の直後に書かれた、長文の詩(Hawamish ala Defar al-Naksah)の、英訳が収録されて居る。


【米国の負債合計は二〇〇三年末、三十六兆ドル超。この数字の真に意味するもの】

 869回 2004(平成16)年2月29日

 「EIR」誌二〇〇四年二月六日号。四頁以下。リチャード・フリーマン 「負債の爆発は、米国経済を殺すのであって、救うことはあり得ない」。この重要な論文の要旨は次の通り。

 (1)米国の負債の合計は、

    一九六〇年 一兆円前後
    一九七〇年 二兆円前後 
    一九八〇年 五兆円前後 
    一九九〇年 十五兆円前後 
    二〇〇〇年 二十五兆円前後
    二〇〇三年 三十六兆円強

 (2)米国一世帯当りの負債

    一九七〇年 二五、七五七ドル
    一九八〇年 五八、三一一ドル 
    一九九〇年 一五三、〇九三ドル 
    二〇〇〇年 二七四、九三〇ドル
    二〇〇三年 三四〇、六九〇ドル

 (3)米国の負債は、1)家計の負債 2)住宅抵当額 3)米国政府負債 4)米国企業負債(大半を占める)。以上、四項目の絡み。

 (4)この数字は、一九六〇年代半ば以降、つまり、ケネディ米大統領暗殺事件以後、計画的に実施された、脱工業化政策の、即ち、米国実体経済破壊政策の必然的結果である。

 (5)この負債は、米国と米国経済を死に至らしめる悪性の癌である。

 このように説明されても、上から下まで、完璧な白痴、家畜人ヤプーと化した日本人一億二千万頭の羊人間は、我れ関せず。そんなことはオレさまの知ったことか。現代の日本人大半にとっての、最大の関心事は、(1)日本人スターが米国プロ野球で華々しく活動して居ることに、夢中に成る。(2)米国ハリウッド映画が、日本の「サムライ」を取り上げつくされたことに有頂天。(3)早く安くてうまい米国の牛肉を食わせろ! (4)イラクで日本も、アメリカさまのお役に立てて、万々歳!なにもこの世に事ははない。

 米国経済とドル体制が崩壊したあとは、一体どう成るのか。ジョン・コールマン博士著太田龍監訳、成甲書房刊 「三〇〇人委員会凶事の予兆」、第六章 キャッシュレスがもたらす奴隷社会 第七章 IT革命の未来はエレクトロニクス強制収容所。今こそ、全日本人は、この六十余の文章を、熟読しなければならない。前出、三百三十六頁以下。「三〇〇人委員会の経済専門家は、国家間の現金取引をなくしていこうと強く主張して居る。そうゆう経済専門家がイギリス議会と女王エリザベス二世のために準備した覚書に、以下のようにある......」。

 最後に、三百四十二頁以下に、9項目の結論が次のように記述されてある。・世界的な経済の緊急崩壊が起こり、キャッシュレス(現金なし)社会へ移行し始める。・世界銀行の下に、米国の五大銀行、西ヨーロッパ、アジア、オーストラリア、カナダの銀行はそれぞれ二行。以下省略。この計画案で行くと、アジアには、銀行は二行のみ、だと言う。「IT革命」なるものはエレクトロニクス世界人間牧場へと全人類を家畜人間として狩り立て、誘導して行くために設定される。米国の負債はいずれ崩壊し、米国経済は殺される。しかしそれからどう成るのか。イルミナティは、米国発のこの世界経済崩壊を、キャッシュレス社会へと全人類を誘導する決定的一撃として周到に準備しつつあることを知れ。(了)






(私論.私見)