2003.12

 (最新見直し2011.02.17日)

 (れんだいこのショートメッセージ)
 ここで、太田龍・氏の時事寸評の2003.12月分を確認しておく。れんだいこ文法、作法に基づき編集替えしております。

 2011.02.17日 れんだいこ拝


【イスラエルはネオコン一味米国と共にシリアに対する武力侵攻を準備中、そしてイスラエル前軍諜報部長がその中止をシャロンイスラエル首相に警告、との報道】

 第779回 2003(平成15)年12月1日

 イスラエルは、ネオコン一味米国と共に、シリアに対する武力侵攻を準備中、そしてイスラエル前軍諜報部長がその中止を、シャロンイスラエル首相に警告、との報道。

 「アメリカン・フリープレス」、二〇〇三年十二月八日号、四頁。 ゴードン・トーマス。「イスラエルの将軍が、アリエル・シャロン(イスラエル首相)に対して、 『シリアに対する武力侵攻の準備を中止せよ』、と警告した」。 この記事は重要だ。 ここで、シャロンイスラエル首相に対して、シリアに対する戦争準備を止めよ、と要求して居る将軍とは、前イスラエル軍諜報部長、ショモ・ガシト少将。 シャロンイスラエル政権は、ネオコンの掌握する米国政府及び議会を動かして、イスラエルが計画して居るシリアに対する戦争に全面的に協力させることに成功しつつある(既に、米国議会が、シリア侵攻の口実を作るための法律を可決して居ることを、日本人は全く、意識して居ない) ショモ・ガシト少将は、イスラエルと米国による、シリア戦争が実施されるならば、その結果は、恐るべき全中近東の危機となるであろう、と言う。 ここで、G・トーマスが述べて居ることは、きわめて常識的な中近東の情勢評価であるに過ぎない。 シリアのみでない、シリアのあとに、またそれと前後して、米英(イルミナティ)は、イランに対する武力侵攻と、いわゆる、体制変革(レジーム・チェンジ)とを、着々と準備中である。 ネオコン一味の牛耳る米国(イルミナティ)は更にサウジアラビアの軍事占領と体制変革をも視野に入れて居る。 このように彼等、米国を使役したイルミナティの行動日程が強行されるとき、イスラムVSユダヤ(そしてユダヤ化された欧米キリスト教)陣営の衝突は、全世界的に加速される。

 米英イルミナティ世界権力は、この衝突の日本を巻き込むべく、多年に亘って演出して来た。小泉と言う、米英イスラエルイルミナティ世界権力にとって、まことに理想的な工作員が日本の首相と成ることによって、日本は、もはや、完全に、このイルミナティの計画の中に引きずり込まれてしまって居る。 日本人一億二千万の羊人間の群れは、しかしながら、イラクや中近東がどうなろうと、そんなことには、何の関心もない。 ただ、全知全能本物の唯一全知全能絶対神たる米国のご主人さまの命令に、忠実であること、 それ以外に、何もない。 日本民族のこの惨たるていたらくの起点は、慶應二年十二月二十五日の、孝明天皇弑逆事件にまで、遡らなければならない。 孝明天皇弑逆の大逆罪は、しかしながら、その背後に、ロスチャイルド財閥、そしてその東アジア代理人たるサッスーン財閥の策動があることを知らなければならない。 日本民族が、この歴史の真実を明確に認識しない限り、我々は立ち直ることは出来ないのである。 (了)


【9.11に関するカナダのまともな反グローバリズム的学者の著作の日本語版】

 第780回 2003(平成15)年12月2日

 ミシェル・チョスドフスキー著 三木敦雄 本の友社 二〇〇三年十二月 アメリカの謀略戦争- 9.11の真相とイラク戦争 。この本の英文原題は、WAR AND GLOBALISATION THE TRUTH BEHIND SEPTEMBER 11  By Michel Choisudovsky 2002.  この本の著者、ミシェル・チョスドスキーは、カナダ、オタワ大学教授。同大学、グローバリゼーション研究センター所長。 前出の9.11に関する小著の前に、 The Globalization of Poverty and the New World Order

と言う著作あり(一九九八年)。 この本は、二〇〇三年に、増補第二版が出て居る。 この人の著作は、二十以上の言語に翻訳されて居る、とあるが多分、日本語での出版は、前出、9.11に関する、三木敦雄訳(本の友社)が始めてではないか。 カナダの経営学者であるが、この人の本は、北米よりもむしろ、ヨーロッパ諸国で広く、読まれて居るようである。 今の日本人には、チョスドスキー(又は、チョスドフスキー、か)のような、明確な、徹底的な、反グローバリズムの経済学者の、歯に衣着せない「正論」は、とても、重た過ぎて、口に合わない。 この人のようなまともな学者を「教授」に任命する大学もなければ、その著述を読みこなす知識人も、これまでは存在し得なかった。

 二〇〇一年九月十一日事件のあと、米英はアフガニスタンに対する戦争を開始した。 「この戦争が違法なのは、国連憲章にはっきり記されている条文にはなはだしく違反しているからだ。というより、この戦争は不法であるだけでなく、犯罪なのだ。それこそ、ニュウールンベルグ法廷での、いわゆる『最高の犯罪』、つまり平和を犯す犯罪である」(M・チョスドフスキー著「アメリカの謀略戦争」、二百十四頁) 。もちろん、チョスドフスキーのこの記述は正しい。正しいと言うよりも、あまりにも当然の常識である。 従って、この米英国家中枢の最高の犯罪を支持し、それに同調した日本政府及び、日本の国家。彼等も、同じく、極悪の犯罪人である。 しかし、既に我々は知って居る。孝明天皇弑逆事件のあと、日本は二重国家状態にある、と言うこの歴史的事実を。 孝明天皇弑逆犯どもが捏っち上げた日本国及びその後継者は、日本国を詐称して居る、ニセモノの日本国であり、本物の日本民族と、本物の日本国を抹殺せんとする、イルミナティ悪魔主義世界権力の手先工作員、傀儡に過ぎない、と言う事実を。 (了)

 [注]  ミシェル・チョスドフスキー教授のインターネットの住所は、左記の通り。 www.globalresearch.com


【孝明天皇弑逆事件に始まる日本の二重国家状態。その真相に肉迫する】

 第781回 2003(平成15)年12月3日

 現在、二百近い世界中の国家の中で、我々の祖国日本の国家と政府は、その国民に嘘をつく程度に於て、そしてその嘘が国民によって信じられて居る程度に於て、そして従って、自国の国民と国土を効率的に破壊し、イルミナティ世界権力に自国を売り渡して行く程度に於て、断然、二位を引き離して、首位にある。国家とその政府のみでない。マスコミ界、学界、教育界、芸能界、宗教界、大衆運動、スポーツ界などなど、社会のすべての領域のエリート権力階級が、自国の国民に嘘をつき、自国を破壊し、自国イルミナティ世界権力に売り渡して行くその程度に於ても、日本は、断然、首位に在る。知らぬがホトケ(仏)、と言うが、しかし、ここでは、知らぬは日本の国民、庶民だけ。

 ジョン・コールマン博士は、米英両国の国民ほど、自国の政府によってだまされた居る国民は他にない、と言った趣旨ののことを述べて居る。しかし、ジョン・コールマン博士も、日本のことは、殆んど全くご存知ない。日本人が、自国の国家と政府、そして、自国の国家と政府、そして、自国のエリート階級によってだまされて居る程度は、米英を、はるかに上回る。もちろん、この状況は、なんとなく生まれたものではないし、またそれが、日本の民族性、国民性である、と言った風に片付けるべきものでもない。近現代日本国家のこの自国の国民に対する恐るべき瞞着ぶりは、孝明天皇弑逆事件の徹底的な隠蔽に始まって居る。岩倉と長州藩首脳による孝明天皇弑逆を隠蔽しなければならない。この嘘を秘匿するために、嘘をどこ迄も、上塗りしていかなければならない。

 嘘の上に嘘。その上にまた嘘。と言うにして行くうちに、孝明天皇弑逆犯の一味が捏っち上げた明治国家は、世界史上、未曽有の虚構国家体制を作り上げざるを得なくなったのである。孝明天皇弑逆事件と共に、本物の日本、本物の神国日本は消えた。スルリとスリ変って舞台に登場したのは、ニセモノの日本。日本を詐称する日本、本物の日本のフリをする、イルミナティ世界権力の工作員、代理人、手先、傀儡、としての日本、である。しかし、本物の神国日本は、死滅してしまったわけではない。孝明天皇弑逆後の日本は、二重国家状態である、 即ち、表面に出て日本を自称して居る日本はニセモノであり、その正体は、イルミナティ世界権力の日本民族皆殺し侵略戦争の尖兵、である。本物の日本は、ひっそりと、庶民によって、営々と維持されて居る。かく見てこそ、我々は、日本の現状を洞察することが出来る。(了)


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 第782回 2003(平成15)年12月4日


【日本人は日本文明独自の論理体系と哲学を作れ、との胡蘭成先生の忠告】

 783回 2003(平成15)年12月5日

 「日本に哲学がない、いいかえれば神道を自ら説明する理論文がない」(胡蘭成講義録第二巻『卿雲』、八十四頁、昭和四十三年)。これは、三十数年前の胡蘭成先生の日本民族に対する苦言である。その時点でも、そのあとも、そして胡蘭成逝去(昭和五十六年)後も、日本に哲学がない、日本人は哲学を作るべし、と言う提言に対する日本民族の側からの応答はない。

 ここで、「日本の哲学」と言われるとき、その意味は、日本文明の独自の論理、独自の世界観、と解されなければならない。中国文明とも西洋文明とも異なる、日本文明と言うものは存在するのか。そもそも、この前提に於て、日本人は今、迷いに迷って居る。いや、この言い方は正確ではない。

 孝明天皇弑逆を敢えて実行した、岩倉、長州藩などの日本史上未曽有の国賊が捏っち上げたニセモノ日本国、その国家の国策は、日本文明など、存在しない、日本文明など、存在してはならない、と言うのである。しかし、にも拘わらず、縄文日本文明一万五千年の歴史を、この国賊ども、そしてその後継者としてのニセモノ日本国、本物の日本民族の敵、としての日本を詐称する日本政府、日本のニセ国家権力は、過去百三十余年、総力を挙げて、一部の日本的なるものの抹殺のために、悪逆の限りをつくした。

 胡蘭成先生は、敗戦後の日本のふはいを、痛烈に批判された。更に、近現代日本国家の腐敗は、明治維新勢力が、日本独自の「制度」を作ることが出来ず、西洋の社会制度の模倣と真似に終始したところに由来することを、胡蘭成先生は見抜かれた。最晩年の十年、胡蘭成先生との思想的交流を深められた岡潔先生も、遂に、明治維新冒頭のいわゆる「五箇条のご誓文」なるものを、神国日本の国体を破壊する邪悪の元凶、として斬って捨てる境地に到達された。

 昭和五十三年 岡潔逝去 昭和五十六年 胡蘭成逝去 同年 保田與重郎 逝去この昭和五十三年から昭和五十六年までの時機、日本と中国は、西洋文明(実は無明)を超克して東洋文明再興を目指す、ひとつの思想的頂点を記録した。「日本の恐れは共産党に亡びるのでなく、民主国をも共産国をも含める近代西洋文明の総亡にひきずられて一遍に無念となりかねないのである。」(胡蘭成講義録、第二巻「卿雲」、八十三頁)と言われる通りである。この三十数年前の警告は今、ますます切実痛切なるひびきを以て我々に迫る。この胡先生の警告を今に生かすためには、しかしながら、我々は、孝明天皇弑逆事件の歴史的真実を直視しなければならないのだ。(了)


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 784回 2003(平成15)年12月6日

 Dissecting the Holocaust  Germar Rudolf(Ed) 増補第二版 二〇〇三年八月 六百十二頁 (「ホロコーストの解体 - 『真実』と『記憶』の増大しつつある批判」、編集、ゲルマール・ルドルフ)。この大著は、もともと、一九九四年十一月、ドイツ語版(ドイツ、チュービンゲン)が原著である。もちろん、このドイツ語原著は、ドイツ政府官憲によって没収された。二〇〇〇年に、米国で、その英訳第一版が出版され、二〇〇三年八月で、米国で、その英訳増補第二版が出たのである。本書は、十九篇の論文から成り、ゲルマール・ルドルフが、編集して居る。ルドルフ自身も、三篇の論文を書いて居る。付録は三篇。更に、参考文献は十八頁、索引が十二頁。次に、 The Rudolf Report Expert Report on Chemical and Technical Aspecto of the  “Gas Cheambers” of Auschwitz By Germar Rudolf (「ルドルフ報告書 - アウシュビッツ収容所のいわゆるガス室なるものの科学的、技術的側面についての専門家報告書」ゲルマール・ルドルフ著)。これは、英訳本、二〇〇三年三月、米国で出版されて居る。四百五十五頁。本書のもとの本は、ドイツ語。一九九三年七月、ロンドンで初版。二〇〇一年四月

 本書(ルドルフ報告書)の二百九十七頁に、ルドルフの自伝のような記述あり。それによると、「一九八〇年代の初頭、私の高校後期三年間、私はババリア的なるもののすべてに熱中した。」(二百九十七頁)とあるから、一九六四年、ドイツ、ババリア地方生れ、であろう。彼は、その間に、カトリック学生組織に加入し、キリスト教民主同盟系の政治活動に参加する。それから、ボン大学で化学を学び、それから、マックス・プランク研究所に入って、化学の博士号を取るべく、研究生活へ。そうして居るうちに、ルドルフは、あのアウシュビッツ収容所のガス室問題に興味を持って調査を始める。すると、いわゆる、アウシュビッツのガス室で、何百万人ものユダヤ人が、ナチスドイツによって殺された、と言う公式説が、完全なペテンであることを発見してしまう。前出「ルドルフ報告書」の二百九十七頁から四百二十二頁までの百二十五頁、この部分は、現代ドイツで、どのようにして若き科学者(科学者)エリート候補生が、歴史修正派(レビジョニスト)に成長して行くかを、なまなましく物語って居て、興味津々、である。いずれ、機会を得て、この部分を、日本民族有志に紹介したい。(了)

 [注] 「ルドルフ報告書(英文)」、四百二十一、二頁に、ゲルマール・ルドルフの略歴あり。一九六四年十月、(西)ドイツ生れ。一九九三年以降、ルドルフは、いわゆる「思想犯罪」(反ユダヤ的)によって数日刑事訴追され、一九九六年三月、ドイツから英国に政治亡命、一九九九年に米国に政治亡命中。


【ノーマン・フィンケルシュタインのあの「ホロコースト・インダストリー」が世界中でベストセラーに成って居るが、ただ一ヵ国日本だけは恐ろしくて手が出せないこの惨状】

 第785回 2003(平成15)年12月7日

 デーヴィット・アイクが、「時間の輪の物語」(Tales from the Time Louop)、「第四章 イスラエル・コネクション」の中で、「私は、フィンケルシュタインの著作『ホロコースト・インダストリー』を読むことに心の底かた推薦する」(百二頁)、と述べて居る。ノーマン・フィンケルシュタインは米国のユダヤ人学者であるが、三年前(二〇〇〇年)に「ホロコースト・インダストリー」と言う著作を出した。これは、ナチスユダヤによる「ユダヤ人ホロコースト」を金儲けのタネによる或る種のユダヤ人グループに対する痛烈な批判の書である。ニューヨーク・タイムズ紙は、フィンケルシュタインの著作「ホロコースト・インダストリー」に対して、ヒットラーの「我が闘争」に対するよりも強い敵意を以て攻撃した、とある。フィンケルシュタインは、ニューヨークのあらゆる大学から排除されて、シカゴに亡命中だ、と言う。

 フィンケルシュタインの「ホロコースト・インダストリー」は、二〇〇〇年初版 二〇〇一年ペーパーバック初版 二〇〇三年ペーパーバック増補第二版、「ホロコースト・インダストリー」は、直訳すれば、「ホロコースト産業」。意訳すれば、ナチスによるユダヤ人大虐殺(ホロコースト)を、自分たちの私利私欲のために、商売として、営利として、利用して居る、一部ユダヤ人の所業についてのお話し、と言ったことに成る。

 二〇〇一年ペーパーバック初版への著者の序文によれば、二〇〇〇年六月、「ホロコースト・インダストリー」初版が出版されると、それは国際的な反響を呼び起こした。ブラジル、ベルギー、オランダ、オーストラリア、ドイツ、スイスなど、多くの国で、ベストセラーリストに入った。フランスの「ル・モンド」紙は、二頁全部を費してそれを批評し、その他に解説も書かれた。多くの国のラジオ、テレビがその著作を取り上げた。ドイツではもっとも大きな反響があった。ドイツでのこの本の出版に際しての記者会見には、二百人のジャーナリストが詰めかけた。ベルリンでのこの本についての公開討論会には、一千人収容の会場が満員と成った。この本のドイツ語版は、数週間のうちに、十三万部を売り切った。数ヶ月以内に、この本に関連した著作が三回も出版された。二〇〇一年のペーパーバック初版出版の時点で、一六カ国の翻訳が予定されて居る。以下省略。

 二〇〇三年に出た増補第二版ペーパーバック版は、初版の倍近い。この本の日本語版が未だに出ないのはどう言うわけか。一日も早く、事実が、日本民族有志に紹介される日の来ることを望む。(了)


【ゴア・ヴィダルとノーマン・メイラーニューヨーク対談でヴィダルが語ったこと】

 第786回 2003(平成15)年12月8日

 
「WAR(ホワイト・アーリアン・レジスタンス白色人種抵抗運動)」二〇〇三年、十二月号。ここに、ゴア・ヴィダル(Gore Vidal)の最近の興味深い文章が掲載されて居る。ゴア・ヴィダルは、八十歳前後か。ノーマン・メイラーと共に第二次世界大戦を米軍人として体験して、戦後、作家として登場した世代の代表的作家である。米国では、まず、知らぬ人もない大作家だが、どう言うわけか、敗戦後の日本人の口に合わない。つまり、戦後の去勢されたアメリカかぶれ売国奴白痴化された日本人のお気に召さないタイプの米国人作家なのだろう。ヴィダルの著作の翻訳はゼロにひとしい。ヴィダルは、この二、三年のうちに、二〇〇一年九月十一日の例の事件と、そのあとのアフガンに対する米国の侵略戦争を痛烈に批判する政治的にパンフレットのような二冊の著作を出したが、これも、日本では出版されない。ヴィダルは、米国では、「左翼(レフト)」、と言われるのだが、これは、日本人の受け取る「左翼」のイメージとは全く違う内容だろう。ヴィダルの立場は、建国当初の「共和国」としての米国の国体を守る、と言うことに帰結する。つまり、米国の「帝国主義化」に全面的に反対する。最近、ヴィダルは、ニューヨークで、ノーマン・メイラーと対談したと言う。ヴィダル曰く。これから中国と日本の連合が支配的な影響を全世界に与えるであろう。この、中国、日本が制圧する世界で、米国が生き残るためには、ロシアと同盟するしかない。と。白人種の前途は暗い。白人は全世界に、あまりにも多くの敵を作った。とも。「WAR」紙を主催する、トム・メッガーは、ユダヤイルミナティ陣営からは「極右」と言うレッテル張られて居る。そのトム・メッガーが、ゴア・ヴィダルと、或る種の協働関係を持つところも、アメリカらしい。しかし、もちろん、ここで「白人種の前途は暗い」と言われるとき、その実体は、シオニスト・ユダヤの手下、奴隷とされた白人種、と定義しなければならない。シオニスト・ユダヤの奴隷としての白人種、とも言えるし、シオニスト・ユダヤに寄生されて、死に瀕して居る白人種、とも言える。米国はフィリピンで十万人から二十万人の原住民を殺した。マーク・トウエィンは、そのことを恥じた。私もそれを恥じる、と、ヴィダルは言う。十九世紀の末から二十世紀の初めに起きたこの一件は、今の日本人は、全く教えられて居ないが、ここでは省略する。メイラーとヴィダルの最近の対談の内容については、今後の宿題としたい。(了)


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 第787回 2003(平成15)年12月9日


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 第788回 2003(平成15)年12月10日


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 第789回 2003(平成15)年12月11日


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 790回 2003(平成15)年12月12日

 ハンス・シュミットさんが主宰する「ガンパック(ドイツ系アメリカ人公共問題委員会)短信」、二〇〇三年十二月号。ここで、ハンス・シュミットさんは、重要なことを述べて居る。その全文は、同氏の許可を得たのちに、「週刊日本新聞」紙上にその日本語訳を掲載したい。以下に、その要点を列記する。

 1.二〇〇三年十月は、世界ユダヤ人にとって、最悪の月と成った。その主たる理由、三件。

  (1)マハティールマレーシア首相が、イスラム諸国の会議で、ユダヤに対する強烈な批判を展開し、出席したイスラム諸国政府はマハティール首相の見解を支持したこと。
  (2)プーチンロシア大統領が、ユダヤ人巨大大財閥の長に対する公然たる攻撃を開始したこと。
  (3)ヨーロッパ人の大多数が、イスラエルを世界平和に対する最大の脅威と見なして居ると言う、世論調査の結果が発表されたこと。

 2.二〇〇四年は未だ相対的に正常(ノーマル)であろう(現状を「ノーマル」と呼び得るとすれば、の話だが)。しかし、二〇〇五年は激動の年と成ろう。イスラエルは、今の泥沼から抜け出すために、その保有する核兵器の中の何発かを使用せざるを得ないだろう。

 3.この数年の間に、世界世論に、重大な変化が生じた。即ち、ユダヤはもはや、いわれなき、迫害の犠牲者などではなくて、彼等自身、世界平和を脅かす危険な勢力に成った、と世界世論(の大多数)は見るように成って居る、と言うこと。

 ハンス・シュミットさんのこのような見方は、概ね、妥当である。しかし、はなはだ困ったことに、米英イルミナティユダヤ世界権力の家畜人と化した一億二千万頭の日本人羊人間には、この世界世論の激変が、まるで、通じないのだ。極悪売国奴小泉、そしてこの小泉の一味は、「国際社会に強調して日本もイラクに出兵しなければならない」、と言う。しかし、ここで彼等が「国際社会」と称する国々の人口を、合計するといくら大目に計算しても、十億人には達しない。

 イラク侵略と占領に参加しない国々は、(1)中国、十三億人。(2)インド、八億人。(3)イスラム世界、十三億人。(4)ロシア、一億余人。(5)ドイツ・フランス、計一億三千万人。これだけで、三十六億人。その他を含めると、イラク占領に参加しない国の人口は合計約五十五億人。

 して見ると、日本政府は、米英イスラエル主体の十億人足らずのみが「国際社会」であって、その他の五十五億人は、「国際社会」から排除する、との公式見解を持って居るらしい。

 なんだこれは。お前たちは気でも狂ったのか。もちろん、気でも狂ったわけではない。日本国の国家権力を自称する彼等は、要するに、米英イルミナティ世界権力の「家畜人ヤプー」なのである。この売国奴の正体は、「家畜人ヤプー」であった。と言うお粗末。(了)

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 791回 2003(平成15)年12月13日

 胡蘭成先生は、日本人に独自の論理体系がなくて、原始女人文明そのままの情緒の次元を超えようとしない、その弱点の実例として、清末、孫文が日本に亡命した時のことを挙げる。頭山満、その他の日本の志士たちは、孫文の清朝打倒の革命運動をよく援助した。軍資金その他、手厚い支持を孫文に対して与えた。しかし、頭山満以下の日本の志士たちは、孫文が、三民主義理論を作り、革命後の建国の制度を考察する、その方面には全く関心がない、と言う。胡蘭成先生が言われる通り、日本は太古の女人文明をそのまま維持して来た。理論体系、学問、制度を立てること、こうしたことに女性は興味がない。

 日本の男は、日本文明独自の理論学問を作り得ない。日本の男は、一千数百年の間、中国の学問を借りた。借り物のままであるから、これは、日本の女人文明とは疎遠である。故に、日本では、理論をやかましく言うものは嫌われる。しかし、この嫌われる理論とは、借り物の中国の学問である。明治以降は、西洋の学問を借りる。ここでも、借り物の西洋式学問を振りまわす者は嫌われる。しかし、「大自然是一個體系的」(胡蘭成著『閑愁萬種』、一五六頁)、である。「大自然は一個の體系である」。中国人は、女人が最初の文明を作ったあと、男子がそれを学問化した。その学問とは、「易経」であると言う。易経は、天地人をひとつの體系にまとめ上げて居る。この易経と言う学問體系は、大自然から人間に至るまで、すべてを統合する学問であって、近代西洋の如き、分析の書、ではない。日本に神道、神社がある限り、独自の理論体系を作れない道理はない、と、胡蘭成先生は日本人に忠告された。

 古来、胡先生の言われるような意味での日本独自の学問体系と国家制度構築を志した学者、思想家は、日本史上、絶無でもない。以下にその実例を挙げる。(1)中江藤樹、(2)熊澤蕃山、(3)安藤昌益、(4)平田篤胤、(5)二宮尊徳、(6)大国隆正。いずれも、江戸時代である。

 しかし、これら六人、その他若干の人々は、いずれもその体系を完成させることが出来ず、まして西洋を超克することなど、思いも寄らない。明治以降の日本の知識人学者らは、すべてことごとく、ユダヤイルミナティフリーメーソンの手先。売国奴学問奴隷、以外の何者でもない。かくして、明治以降の日本の学界、マスコミ界、宗教界、芸能界、作家、評論家などは、日本文明の破壊、抹殺の使命を、イルミナティ世界権力によって与えられた、極悪国賊、なのだ。

 但し、国家制度の問題については、大正昭和初期の「制度学者」、権藤成卿(ごんどうせいけい)は、ここに特記する価値はあるだろう。それでは、日本民族はこれから、本格的に、日本文明独自の理論、学問体系と、そしてそれにもとづいた日本独自の国家制度の構築に着手する。そのための第一歩は、他ならぬ、「苗代清太郎国学」と「天武天皇殺生肉食禁断令」の精神の復活、である。(了)

 参考文献
○太田龍著「苗代清太郎国学入門」(学習資料用コピー版)平成十五年六月、日本義塾発行
○太田龍著「たべもの学」全九巻

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 第792回 2003(平成15)年12月14日


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 第793回 2003(平成15)年12月15日


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 第794回 2003(平成15)年12月16日


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 第795回 2003(平成15)年12月17日


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 第796回 2003(平成15)年12月18日


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 第799回 2003(平成15)年12月19日


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 第800回 2003(平成15)年12月20日


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 第801回 2003(平成15)年12月21日


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 第802回 2003(平成15)年12月22日


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 第803回 2003(平成15)年12月23日


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 第804回 2003(平成15)年12月24日


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 第805回 2003(平成15)年12月25日


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 第806回 2003(平成15)年12月26日


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 第807回 2003(平成15)年12月27日


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 第808回 2003(平成15)年12月28日


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 第809回 2003(平成15)年12月29日

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 第809回 2003(平成15)年12月30日

【皇太子夫妻が二歳にも成らないそのみこに英語を教えることの是非と理由】
 第809回 2003(平成15)年12月31日

 しばらく前、筆者の知人が電話をかけて来て言う。テレビで、皇太子ご夫妻の娘の二歳の誕生日についての報道をして居た。そのテレビを見てびっくりした。まず、皇太子一家は、室内で靴を履いて居ることに、とてもびっくりした。次に、皇太子ご夫妻は、今度二歳になった娘に、英語を教えて居る。その娘が、AからZまで、アルファベットを言えるように成った、と報道されて居て、これには、とてつもなくびっくりした、と。

 筆者は、そのテレビは見て居ないが、その時の新聞記事は読んだ。皇太子一家が、室内で靴を履いて居る、との件はどうか。これは、実は、今に始まったことではない。これは、明治以来、と聞いて居る。もちろん、日本人は、今でも部屋の中で靴を履かない。これは西洋人の風習である。家の中に入るとき、日本人は靴を脱ぐ。孝明天皇弑逆犯の一味、日本史上最大の極悪国賊岩倉木戸伊藤ら、ニセモノ日本国を捏っち上げた売国奴集団は、皇室を西洋化すべく策動した。天皇一家が、室内で西洋人式に靴を履くように、これらの売国奴一味は、決定したのである。しかし、この件はここではこれ以上、述べない。

 問題は、現在、皇太子一家が、二歳のみこに英語を教えて居る、と言う報道である。この二歳のみこについて、日本のマスコミは、公式称号を使用する。その公式称号についてもここでは問題としない。それにしても、「三つ子の魂百まで」と言う昔からの格言は、もはや日本では、死語と成ったのか。三歳まで、母語、日本語で教育することは、日本人の常識ではなかったのか。いかなる理由で、皇太子一家は、二歳にもならないみこに、英語を教えるのか。しかも、日本民族全体に対して、巨大な意味を有するこの件について、それについて、その是非を論じる議論が、ただの一語もマスコミ上でなされないのはどう言うことか。この件は更に続報する。(了)






(私論.私見)