「猶太と世界戰爭」序文と目次

 (最新見直し2009.8.29日)

 (れんだいこのショートメッセージ)
 アンティ・ロスチャイルド・アライアンス資料室」の「愛宕北山著『猶太と世界戰爭』」他を参照する。



 (はじめに)
 原本は次の通りとのことである。
書名 猶太と世界戰爭
許可番号 出版會承認い15077號、日本出版協會會員番號一一六五一〇號
著作者 愛宕北山(あたごほくざん)
發行者 石山皆男
印刷者 ダイヤモンド社印刷部、神尾福太郎(東東二三)
發行所 ダイヤモンド社、振替東京二五九七六、電話銀座四一五五
同住所 東京都麹町區霞ヶ關三ノ三
配給元 日本出版配給株式會社
同住所 東京都神田區淡路町二ノ九
定價 停三圓、特別行爲税相當額十五錢、合計 三圓十五錢
初版印刷 昭和十八年八月十日初版印刷
初版発行 昭和十八年八月十五日初版發行(三〇〇〇部)

 これを重要文書と認め転載しておく。掲載文は長大なので、本書の構成に従い4章に分類する。但し、第1章は長文故に「猶太の世界支配諸機關」、「ユダヤ聖典及び法典の成立とユダヤ的「タルムード論理」、「シオンの議定書」と「世界の新聞統制」のくだりを更に別立てした。なお、読みやすくするために「れんだいこ表記」にした。(「れんだいこ表記」については、「文章読本」で説明している)

 汝は汝の神エホバの汝に付したまわんところの民をことごとく滅しつくすべし 
 申命記七・一六

 序

 世界的規模に於て戦われつつある今次の大戦は、果して枢軸国家群対反枢軸国家群の戦争という一事によって全部的に説明され得るであろうか。またそれは、暴漫なるアングロサクソン民族に対する被圧迫民族の戦いという一事によってその真相を尽くされ得るであろうか。時として説かるるところの東亞新秩序ないし世界新秩序の建設は、単に連合国の打倒とアングロサクソン民族の撃滅とによって達成され得るであろうか。

 かって我々は支那事変の経過中に、我々の真の敵は米英等であることが到るところに於て確認されていながらも、それと明らかに指摘し得ざる種々の事情のために、時として我々の敵愾心の向け方に多少とも迷ったことはなかったであろうか。そしてその敵愾心が、大東亞戦によって初めて真の敵が明示されることによって、一時に天をも衝かんばかりに燃え上るのを感じたのではなかったか。

 しかしその後、時日の経つに連れて、再び我々の心には、大東亞戦の真の敵が単に米英に非ざることを予感しつつありはしないであろうか。これは最近の世界状勢を多少とも達観し得る者には、意識の程度に差こそあれ、必らず感得されつつあるかの如くである。しかしながら、如何なる理由によってか、いまだに我が国に於てはそれを公然と口にすることが遠慮されつつあるかの感を抱かしめられる。

 勿論この遠慮が、米英の背後に敵を見ることとは米英を敵として戦いつつある我々の戦争目標を曖昧にするという心配よりなされる場合には、一面に於ては尤ものことであって、我々としても決してそれを非難しようとするものではないが、しかし事実はさように簡単ならざるごとく見えることも否定し得ないのである。日支事変中に真の敵を指示することを遠慮せしめたと同一ないし類似の理由が、あるいはこの場合にも存在しているのではないかと思わせられるのである。

 しかしながら我々はこの序文に於てはこれ以上に論議することを避けるであろう。本書の全部がかかる疑問に答うるものだからである。当事者が声を嗄らして呼号する対米英敵愾心の如きも、上述の点に関して勇気ある決断が下される時おのづから焔々と燃え上るであろう。その時には、我々の敵が同時に枢軸諸国の敵であるばかりか、また人類全部の敵である真相も判明するに至るであろうし、また我々の敵が如何に奸悪であり、従ってまた如何に強力であるかが判明するばかりか、我々の建設せんとする東亞ないし世界の新秩序の内容と意義もまた自ずから明らかになるであろう。

 ここに集められた諸篇はかって雑誌その他に発表されたものより選択されたものであるので、その性質上多少の重複を来している点もあるが、機会に触れてなされた言説のうちに却って我々の立場の正当性も証されると考えるので、各部の始めに「はしがき」めいたるものを加えるにとどめて、他の部分への加筆は差控えることにした。切に読者の寛恕を乞う所以である。

 昭和18年7月


 目次
ユダヤ魂の本質 一、ユダヤ問題研究の精神史的意義(3)
二、ユダヤ魂の本質(14)
三、ユダヤの神祕の謎を解く(69)
  「十五」なる数のユダヤ神祕力に対して有する意義
四、ユダヤの世界支配諸機関(77)
五、ユダヤ聖典及び法典の成立とユダヤ的「タルムード論理」(94)
六、「シオン議定書」の成立、伝播、真僞(102)
七、国際ユダヤ祕密力の世界新聞統制(訳補)(125)
ユダヤと世界戰争 一、ユダヤの人間還元・ユダヤ問題研究根本原則十箇条(165)
二、大東亞戦争勃発後の世界情勢(173)
三、今次世界大戦の性格(196)
四、世界大戦へと駆り立てるもの(206)
五、日本とユダヤ(219)
六、日ユ抗争としての日支事変(267)
七、前世界大戦に於けるユダヤの策謀とドイツの敗戦(297)

ユダヤ鏡

一、シュルハン・アルフ・・「用意の出来た食卓」(331)
二、著名なるユダヤ法師の言葉(259)




(私論.私見)