ユダヤと世界戦争補講 |
(れんだいこのショートメッセージ) |
愛宕北山氏はここで、「ユダヤと世界戦争補講」とでも云える分析に向っている。様々な角度からこれを論じており、傾聴に価する話が満載でありそういう意味でも貴重である。 2006.1.17日 れんだいこ拝 |
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前節の記述から考える時、国際資本主義、国際共産主義、国際フリ−メイソン祕密結社の国際機関が、何故にすべてユダヤの支配下に入るかが容易に明らかとなるであろう。即ち、他のあらゆる民族は、「血」の外に「土」に結び付いているので、「土」を離れた国際性を取り入れることは殆ど不可能であるので、国際機関の運用に当っては、到底ユダヤと競争する力はないのである。それ故に、国際機関の中には、本来は善良なる意図の下に非ユダヤ人によって設立されたものもないではないが、しかしそれらは、暫時のうちにユダヤの侵入を受けて、殆どあらゆる国際的機関に利用されてしまうのである。 |
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我々の本来の目標は日本とユダヤとの関係を見ることであるが、既にこの点に関しては、主として日支事変を媒介とする場合ではあるが、以上に於ても多少は論及して来たのである。しかしこの関係を真に理解するためには、今や日本を十重二十重に取卷いて、世界支配の完成の為に最後の努力をしているユダヤ戦線の三つの幹線である国際資本主義、国際共産主義、国際フリ−メイソン祕密結社に関して、それらが同一の根拠に立ち、同一戦線に関することについて、前の記述を補っておかなくてはならない。前述の通りに、日本知識階級の間には、自覚的又は無自覚的にユダヤ戦線に躍る者が今なお相当に見受けられるからである。
第一の国際資本主義に関しては、それがユダヤ資本閥に外ならないことは、日本でも現在では常識であると見做してよいであろう。世界の金の約8割をその手に收めて、米国の某々所にそれを死藏しており、その為に金が経済界を支配する現在の唯物的経済機構に於ては、ユダヤ資本閥の意志のままに世界の景気不景気さえ決定されるのが実状であると称せられるが、この点に関しても今は語ることを差し控えて、国際共産党とフリ−メイソン結社とのユダヤ戦線に関してのみ述べて見たいと思う。 国際共産主義もまたユダヤのものであると言われるとき、資本主義の本山とも言うべきユダヤが自己の地盤を覆そうとする共産主義を援助しまた信奉することはあり得ない、という疑惑乃至反対論が発せられるのが常であるが、これは実にお目出度い議論であって、ユダヤの宗教と人間觀とその歴史とを多少とも知る者には、両者が表面的に対蹠的であるからこそ却ってそのユダヤ戦線性が證明されるのである。とにかく、ユダヤ人をも自己と同一の心理状態の民族であるとするところから来るこの類推作用に基づく反対説乃至疑惑は、ユダヤがそれを利用して既にその世界支配を將に完成しようとする点まで漕ぎつけて来ているところのものであって、この一点からもユダヤの「頭のよさ」と「心の冷たさ」とに対して、非ユダヤ人の「頭の悪さ」と「心の暖かさ」とが対蹠的であることが窺われるのである。ユダヤとしては、共産主義が共産主義であるから協力するのではなくて、その国際性がユダヤ国際民族の世界支配策に有效であるが故に援助するのであって、これは手段を選ばぬユダヤとしては当然のやり方なのである。 従って、共産主義は、単に貧乏ユダヤ人によって支持されるばかりでなく、ユダヤ財閥そのものによっても支持されるのである。否、それはユダヤ資本主義によって特別に援助し助長されるのであって、これはユダヤの世界支配政策が主として資本主義ユダヤ人の計画であることから見ても当然であらう。即し、資本主義ユダヤ人は、共産主義によって非ユダヤ人の資本を潰滅させ、非ユダヤ人の宗教を廃棄し、非ユダヤ人の政治的権力を転覆させ、非ユダヤ人の国家と家庭とを滅亡させようというのである。而してこれがかのトーラ又はタルムード以来のユダヤの政策であることは前述の記述で充分に明らかであろう。それ故に共産主義は、ユダヤに取ってはエホバの命を果す方法の一つなのであって、この点に於て国際資本主義と少しも衝突するところはないのである。 しからばユダヤ資本主義は如何にして実際に共産主義を援助するのかというのに、それはボルシェヴィズム革命が主として米国財閥クーン・ウント・レープの援助によって遂行された例の示す通りに、資金関係に於てである。世界的組織を持つ共産党が資金なしに国際的活動をなし得るとは何人も考えないであろうが、この一点から考えても、国際資本主義と国際共産主義とが同一ユダヤ戦線であることは理解される筈である。それ故に、たとえユダヤの幾千年の歴史を知らない人も、世界の通信言論機関を支配しているユダヤのその日その日の宣伝のみに躍らないだけの批判力のある人は、両者が表面上相矛盾するが故に無関係であるという如き疑問を提出することに恥かしさを感ずるであらう。 実にユダヤは、経済学者リカルドー以来、マルクス、ラーテナウ等を経て、現在フランスの赤色社会党首領のブルムに至るまで、上述の二重政策を意識的に実行して来ているのであって、リカルドーは銀行家であり、マルクスは敬虔なるユダヤ教徒(表面は改宗していたが、これは敬虔なユダヤ教徒がその世界政策のために意識的にする偽装の代表的な場合である)であり、ラーテルナウもブルムも、日本の百万長者とは単位の異った億万長者であるのである。 そしてこの事情は、最近フランスで発見されたマルクス宛の手紙によっても判明する。即ち、彼の友人バルフ・レーヴィは彼に次の如く書いている。
この言葉によって、マルクス主義そのものの本質は既に明瞭であらうが、なお念の為に我々はラーテナウにも耳を傾けることにしよう。
これは彼をして「赤の予言者」の名を得しめた著明の語であるが、それが既に1909年に書かれたものであることは、驚異に値するであらう。そちてこの三百人がユダヤ資本家乃至ユダヤ的フリ−メイソン結社員であり、「将来の社会の発展」とは世界大戦をも含む西欧に於けるユダヤ支配完成の時期を指示していることは、ラーテナウの他の活動及び言説から判明するのである。
ラーテナウに取っては、彼自身もマルクスもスピノザもキリストも、何れもユダヤの世界支配の一指導者であるというのである。資本主義もマルクス主義も「知性」哲学もキリスト教も、何れもユダヤの世界支配の手段であるというのである。甞て我々によって紹介された今春(昭和13年)のカナダ共産党の宣伝ビラが、「共産主義の資金網を形成するユダヤ人の財産を保護せよ」と書いているのも、同じ事情を物語るであらう。
この引用は一言論機関の語に過ぎないのであるから、それに過大の予言的意義を附することは適切でないかも知れないが、しかしユダヤがその純粹のユダヤ機関に於て内輪に発表するプログラム的言説は、極めてしばしばユダヤの世界政策を暗示していることがあるので、それを全然無視することもまた適切ではないのである。例えばかの「シオンの議定書」の如きも、ユダヤがその偽作であることをあらゆる虚偽の捏造によって否定するばかりか、例えば近年スイスベルン市の法廷を煩わしてまでもその横車を押そうとしたにも拘らず、世界の動きとユダヤの向背とがその僞作ではないことを証しているのみか、ベルンの法廷に於てさえ、ユダヤ側の裁判官によってユダヤ側の証人のみの言を用いて判決されなかった第二審に於ては、議定書をユダヤ政策のプログラムとする非ユダヤ人側の勝利に帰したのである。この意味に於ては、この一ユダヤ雜誌の言も注目に値するのであって、世界大戦後の世界の動きは、「ユダヤの為の第二の世界戦争」の準備の為に総てが計画的に進められて来たのであり、今もまたそうである。 |
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しかし蒋政権のねばり強さの謎は、国際フリ−メイソン祕密結社と蒋閨閥又は蒋政府との関係を知るに至って一層よく判明する。この祕密結社については、その起源・成立史・本質等に関して種々の説があるので、ここではそれらの点について論及することを差し控えたいと思うが、少なくともユダヤ解放革命としてのフランス革命以来それがユダヤ世界政策の一機関と化していることは、ユダヤ人自身もしばしば主張している所である。念の為にここにその二三を紹介しておこう。
これは1866年に於けるアメリカの有力なユダヤ人アイザーク・エム・ワイズの言であるが、後述する純ユダヤ祕密結社ブナイ・ブリスの会員ゲー・カルペレスは1902年にこの結社の記念論文集に次のように書いている。
更に新しくは、1928年のフランスのフリ−メイソン結社の一機関誌「象徴主義」に次のように記されている。
次に新らしい例をドイツに求めるならば、1925年のフリ−メイソン結社の一機関「アウフ・デル・ヴァルテ」には、 「フリ−メイソン結社員となるためには、狹隘なるドイツ的祖国的立場を捨てて、選ばれたる人即ちドイツユダヤ人とならねばならない」と記されている。
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一般論が長くなったので、ここで筆を転じて、いよいよ具体的に日本と関係を食つユダヤ人に関して記述することにしよう。勿論、日本と関係のあるユダヤ人と言っても、上述のことで明らかなように、その限界は決して明瞭ではないので、ここては主として現存のユダヤ人を見ることにし、時としてそうでない者にも及びたいと思う。なお国際民族としてのユダヤは、これまた既述の通りに、現在に於ては独立したユダヤ国を持っていないのであって、例えばパレスチナ又は満州国の北部に隣接するビロン・ピシャン州の如きは大局から見て問題とならないのであり、従って彼らは、常に表面的には英国・米国・ソ連人・フランスと称しているのである。日本との関係に於ては、彼らは何れもこれらの国人として登場して来るので、特に我々の関心を要するのである。
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ソ連が共産系ユダヤの本山であるとすれば、資本主義ユダヤの本山は現在では米国である。しかし共産主義ソ連がいわゆる民主政策の採用などという名目の下に次第に資本主義化しつつあるのに対して、米国はジュー・ディールと評されるニュー・ディール政策等によって次第に赤化しつつあることを見る時、両者が最近まで国交上極めて親密であったのは自然の理であろう。三人に一人がユダヤ人である俗称ジューヨーク本称ニューヨークを有することによって象徴的に示されているように、現在最も多くユダヤ人の居住しているのは米国であり、また最も富裕且つ有力なユダヤ人の最も多く集っているのも米国である。最も過激であると称せられる純ユダヤフリ−メイソン結社ブナイ・ブリスの所在地が米国であり、また日本で灯台社として知られている偽装ユダヤ的キリスト教団体の本拠が米国であることを考慮する時、如何に米国がユダヤの天国であるかは判明するであろう。 |
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次は英国が問題となるのであるが、甞てはユダヤ資本主義の中枢であり、また歴史的にはフリイ・メイスン祕密結社の本地であったこの国も、世界大戦後前者は米国に、後者はフランスにその地位を奪われた結果、今は老大国として次第にその世界帝国の影は薄くなりつつあるのである。しかし、過去幾世紀の間アングロサクソン民族の帝国主義的世界侵略の背後にあって常に策動し、その結実を殆ど独占的に横取りしていたユダヤ勢力の根は、今なお相当にに強靱なものであって、我々のしばしば説いた通りに、表面的には日英事変とさえ見ゆる日支事変も、更によく見れば日ユ事変であることが判明するのである。その理由は、在支英国財閥は例外なくユダヤ財閥であるからであり、そして前にも論及した通りに支那の貨幣改革もこのユダヤ財閥を中心としてなされたのであるし、また最近わが国にも時折半ば祕密裡に来朝して朝野の名士と会談するばかりでなく、しばしば待合にさえ出入するというポール・バッチなる人物が、表面的には駐支英国顧問であるにも拘らず、単なる英国人ばかりではなくて、在支ユダヤ財閥と密接な関係を持つ民族であるに違いないからである。 |
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最近までのフランスは、我々がしばしば指摘して来たように、最早真の独立国の資格が見られないのであって、或る時はソ連の属国であるかの如き観を呈するかと思えば、或る時は英帝国の属領であるかの如き相を示している。この国は、元来過激な大陸フリ−メイソン結社の本地であるので、そこに根を下しているユダヤ勢力は、遂にはユダヤ人保護法を成立させることにさえ成功するに至っているのである。それ故にミュンヒェン会談に於けるフランス側の態度は、非ユダヤ筋独伊の真の平和意志へのフランスの積極的參加ではなくて、我々が別の場所で説いた如きユダヤ側の戦備と宣伝との不足から来たものであるに過ぎない。殊にダラジエ首相の細君が、米国務長官等の場合と同じく、ユダヤ女であることを考慮し、また1934年のスタヴィスキー事件に際して遂に出征フランス在郷軍人をしてユダヤへの最後的屈服をあえなくせしめたのが彼が首相であった時のことであるのを知るとき、一層その真実性を増すのである。
フランスがなおフリ−メイソン結社の支配下にあり、従ってユダヤの支配下にあることは、日支事変によっても明らかにされる。即ち、昨年11月初旬の新聞は、仏領インド支那経由の支那向武器購入に関して、しばしばそれが本国政府の威令の行われない国方面の不良官吏の仕業であることを伝え、また別の報道は、それが植民大臣ユダヤ人マンデルと支那大使顧維鈞との密謀に応ずるマンデル配下の仏領インド支那総督と宋子文一派の仕事であることを報じている。 この二つの報道は、結局同一のものであって、ユダヤ人マンデルもフリ−メイソン結社員であり、支那大使もそうであるのであるから、そこに武器輸出位の密謀のあるのは当然であらう。しかも仏政府がそれに感知せず、又はそれを阻止し得ないというのは、我々日本人としては理解の出来ないことであるが、ユダヤが独裁的勢力を占めているデモクラシー諸国に於てはかかる事件は極めて自然なのであって、政府としては聞知してもそれを阻止し得ないのが実状なのである。 殊に一度ユダヤフリ−メイソン結社の寵を失う時には、フランスでは決して二度と高位の官職に就き得ないばかりか、現に保有しているものまでをも奪われるのが常であるから、ユダヤ勢力の大さは察せられるであろう。実に現内閣には最も凶悪なフリ−メイソン結社員と称せられるサローが内相として加わっているばかりでなく、その外相ボネもまた同結社員であり、ゼ文相の如きは純粹のユダヤ人なのである。文相にユダヤ人を頂いて、フランス人の教育をユダヤに指導されるフランス人こそは、世界で最も不幸な国の一つと言い得ぬであろう。なお前外相デルボスや、国際平和運動連盟会議で反日的決議をした時の議長であったフランス前空相コットも、フリ−メイソン結社の高級会員である。 しかし我々はフランスを論ずる場合には、他の諸国の場合にも増してこの国のユダヤ億万長者ロスチャイルドのことを考慮しなくてはならない。現在のフランスはロスチャイルド王朝の支配する国であるとさえ言われる位であって、フリ−メイソン結社員である彼は、その財力によってフランスを実質的に自己の支配下に置いているのである。それ故に米国の愛国主義者達は、世界の戦争はこの王朝と米国にあるワールブルクユダヤ王朝との抗爭によって生ずるとさえ言っている位である。後者はドイツ系の米国ユダヤ人であって、その一家の現在の勢力は極めて大きいものであると伝えられる。 しかしフランスに於ける金権ユダヤは、なお他にも代表者を持っているのであって、その一人は純ユダヤ祕密結社ブナイ・ブリスの結社員である億万長者ブルムである。既に彼については幾度か論及したのでここではこれ以上述べることはしないが、彼がフランス人民戦線の総帥であることは、赤色帝国主義と金色帝国主義とが同根であることを証左する最も適切な例となるであろう。彼は元来はブルガリヤに国籍を持っていたフンケルシュタインを手本とするユダヤ人であるが、例の変名変身術によって、今ではフランスの中心的勢力となりすましているのである。 なお事変下の日本としては、上海のフランス祖界が共産党の巣窟をなしていること、及びその原因がフランス本国のユダヤにあることを、英国の場合の反日勢力が主として現地ユダヤとその指令下にある政府機関の一部であることと対照して、銘記すべきであろう。(13・11・23) |
(私論.私見)