2009衆院選マニュフェスト

 (最新見直し2009.8.2日)

【はじめに】
Re::れんだいこのカンテラ時評594 れんだいこ 2009/08/02
 【45回衆院選、たすけあい党のマニュフェスト】

 2009.8.2日現在、2009衆院選に向けての各党のマニュフェストが出揃いました。我が党は、そのどれもに到底容認できないので、我が党のマニュフェストを発表し、各党のそれが如何にデタラメな甘言公約でしかないかを明らかにしようと思います。既に党首の頭脳においては青写真ができておりますが、党員、党友、その他の皆様からのご意見、要望をお受けいたします。

 参考までに2005衆院選マニュフェストは次の通りです。
 (ttp://www.marino.ne.jp/~rendaico/jissen/tasukeaito/senkyomanufest/2005syuinsen.html)

 2009.8.2日 れんだいこ拝


Re::れんだいこのカンテラ時評595 れんだいこ 2009/08/02
 【「たすけあい党の2009衆院選マニフェスト5つの指針」】

 2009衆院選に対するたすけあい党のマニュフェストを発表いたします。残念ながら、我が党は候補者を擁立できるところまで辿り着いておりませんが、あすなろ精神で参りたいと思います。コンペイトウが液状化の中から一気に突起化するように、我が党が日本政界に躍り出る日が来ないとは限りません。党員、党友頑張ろう。

 我が党は特に次の諸点を訴え、日本の政治に責任を持ちます。大枠次のように日本を改組いたします。一言標語は「正念場日本−未来を切り開け」。

 1 政界再建虎の巻
  日本政界からを買弁系タカ派の小泉−竹中派ご一統を一掃せよ。政界再編はここからしか始まらない。2009衆院選は、この闘いの正念場である。民主連合派の政権交代を後押しせよ。これを左バネから支えよ。

 2 官僚機構再建虎の巻
  官僚の資質劣化は憂慮する事態である。有能の士を登用し、買弁派を一掃せよ。天下り機構を簡素化させ、利権構造を解体させよ。冗費を一掃せよ。高給天下り、退職金の谷渡りを阻止せよ。カンポ施設の不当払下げ関係者を処罰せよ。

 3 軍事予算縮小虎の巻

 軍事防衛予算に大ナタを振るい、少なくとも国民総生産の1%枠に戻せ。思いやり予算などというフザケタ予算を即刻廃止せよ。専守防衛区域を復活させ、自衛隊の野放図な海外派兵を阻止せよ。現組織を次第に憲法枠内に治めさせるよう自衛隊を国土防衛隊化に向けて改組せよ。

 4 経済再建虎の巻

 内治主義的景気対策を振興し公共事業を再生させよ。経済成長政策に転じ、極悪財政状況を税収の自然増化で打開させよ。消費税を廃止させよ。国債の累積債務の重圧を処方せよ。税制に典型的な複雑多岐な方式を根本から改め簡素化させよ。官と民共同による親方日の丸秩序を再建し市場を活性化させよ。

 5 法曹界再建虎の巻

 戦後憲法をむしろ未来先取り憲法と評し論憲護憲せよ。憲法改正化の流れを阻止せよ。法治主義の原則に立ち、「上からの法破り」を処罰せよ。著作権万能商法を掣肘せよ。

 我が党は、2009衆院選に当たり以上の「5つつの指針」を提起する。各論については、「たすけあい党」(ttp://www.marino.ne.jp/~rendaico/tasukeaito/tasukeaito.htm)で詳論する。
--------------------------------------------------------------------------------
【2009.8.30衆院選に向けてのたすけあい党の檄】

 2009年衆院選は、小泉マジックにより自公の圧勝で終わった。あれから4年が経過し、苦汁をなめさせられた民主党は小沢采配の下で復権し、政権交代の足音高く2009総選挙態勢を組み了えている。その小沢は政治資金法規制の罠に嵌められ代表辞任を余儀なくされた。後継した鳩山−岡田執行部は今のところ政権交代任務遂行に真一文字に精励している。

 2009年衆院選で何が問われようとしているのか、再確認しておきたい。一つは、自民党内の小泉派と反小泉派の内ゲバである。その傷は深く、自民党内は、2009年衆院選で大量生産された小泉派の存在によって党的機能を大きく支障され、空中分解寸前の危機に陥っている。この党には在りし日の戦後主流派を形成していたハト派が既に駆逐されており、濃度の違いでしかないタカ派間で政争に明け暮れている。狂人小泉派対バカ殿麻生派という構図での権力闘争を演じている。これを子細に見ると、小泉系狂人政治の方がより危険ということになるが、麻生系バカ殿政治も又時代対応能力を失っており政権を任すに足りない。纏めて一掃されるに如かずであろう。

 もう一つは、民主連合派による政権交代のうねりである。民主党は苦節二十余年、漸く政権奪取の絶好機会を手に入れた。民主党、社民党、国民新党、日本新党、新党大地がガッチリとスクラムを組み会戦に臨もうとしている。共産党も真の野党論から建設的野党論に転じ是々非々対応し始めた。これらの要因により、まさかの明治維新以来の政権交代が実現しそうである。日本人民大衆が自公政治を嘆息嫌悪し、ここはいったん民主にやらせ、無能さが明らかになれば又戻せば良いとする国民的合意の下で圧倒的な投票一揆の構えを見せている。

 我が党は、これらの動きを歓迎する。思えば、れんだいこが青年時代の1970年代初頭、共産党が「70年代の遅くない時期の民主連合政権の樹立」をスローガンにしていた。政治的におぼこかったれんだいこは、これにコロッとやられ、本来全共闘運動に憧れていたのにこのスローガンに列なった。共産党のその後のスローガンは「20世紀の遅くない時期の民主連合政権の樹立」に転じ、これも叶わぬとなると「21世紀の早い時期」となり、これも叶わぬとなると「我こそが真の野党論」となり、これも叶わぬとなると「建設的野党論」となった。遠い廻り道であったが、共産党はようやく本来の軌道に戻ったことになる。一切の自己批判的総括のないところがお笑いであるが、大衆の声を聞くと云う大衆路線にシフトし得たことは僥倖であろう。

 民主連合派による新政権の政策について今から語ることは、「取らぬ狸の皮算用」になりかねないので控えることにする。少なくとも「たすけあい党の2009衆院選マニフェスト5つの指針」が尺度となる。現実の民主連合派はかっての自民党の如く寄り合い世帯なので、諸政策が混淆している。我々は、これを左バネ的立場から或る時には支援し、或る時には批判すれば良かろう。細川政権時の対応のように徒に打倒を叫んで左翼ヅラする愚を戒めねばなるまい。

 政治の要諦は責任政治にある。思えば、日本左派運動はこの点で、余りにも長期間穀潰ししてき過ぎた。批判は如何に鋭く為そうとも所詮批判であり、絶えざる処方箋政策を対置し、あわよくば政権を奪取し、主張してきたところの政策を具現化せねばならない。その出来栄えの功罪を見定め不断に点検手直しする。これを責任政治という。日本左派運動にこの観点と作法があったなら、その後の日本は今日の如く国際金融資本に隷従させられ、御用聞きの挙句雑巾の如くに使い捨てされることはなかったであろう。我々は一刻も早く民族と国家に責任を持ち国際政治をうまく御す能力を身につけねばならない。

 自公的政治は余りにも深く国際金融資本シナリオに染められ過ぎている。今彼らは自衛隊の恒常的海外出動を急ごうとしている。日本人をアジアとアラブで闘わそうと策動している。民主連合派政治がこの罠から抜け出し、本来の愛国愛民の責任政治に軌道を戻すことを願う。野党連合が万が一にもに自公的政治よりも酷い国際金融資本拝跪政治に向かうなら、この時こそ日本左派運動の出番が待ち受けていることになるだろう。

 2009.8.2日 たすけあい党党首れんだいこ拝





(私論.私見)