【2012.1.1たすけあい党新年声明】
2012年、謹賀新年寿(ことほ)ぎ申し上げます。
本年を如何なる年にすべきかメッセージさせていただきます。このところ恒例となりました「たすけあい党声明」ですが、「2011.1.1たすけあい党新年声明」を読み返してみて基本的に構図が全く変わっておりません。それだけ政治史上の進歩がなかったと云うことになります。
新たな特徴として菅政権が粗脳の極みの失態を演じたまま終息し、代わりに同系の野田政権が生まれ、相変わらずのシオニスタン政治に邁進し、目下は消費税を始めとした各種公租公課の増税路線を驀進中で自絞殺している局面にあるということでせうか。この自絞殺も、自らの意思ではなく彼らシオニスタンを背後で操る奥の院指令による民主党潰しに過ぎません。つまり、「上からの反革命」が仕掛けられ、マスコミがこれを上手く誘導しているということです。見え透いたペテン政治であり、断固として粉砕せねばなりません。
以下、「2011.1.1たすけあい党新年声明」文を基調にしながら、新たな事象を書き加えたものを「2012.1.1たすけあい党新年声明」として再度訴えたいと思います。
民主党政権は鳩山、菅、野田と三代経緯していますが、2009政権交代に寄せられた期待を意図的故意に上から裏切り続けるペテン政権であることを晒し続けております。現代世界を牛耳る国金融資本の日本解体溶解指令を請負う政治でしかありません。自公政治となんら変わらないどころか、機関運営民主主義を破壊した自公政治以上の官邸政治により国家の重大政策をいとも容易く立案、調印し続けております。
この異常政治と一刻も早く決別し、四番手政権として2009政権交代実践派政権、自律自存手法による日本改造政権誕生の年にしたいと思います。我々は2009政権交代の日の目を見るには見ましたが、まだその果実を味わっておりません。民主党三代政権はマニュフェストを裏切る「上からの反革命政権」でしかありませんでした。マニュフェスト改竄派の政権はもう食傷です。今度はマニュフェスト実践派の出番です。とにもかくにも掲げた公約は一度は履行し、不都合は履行後の検証により見直しして行くべきです。かく永続革命させて行くべきです。
実現すれば日本の戦後政治史上久しぶりのハト派政権の登場になります。戦後日本を有能に舵取りし、世界の奇跡と云われた戦後復興、続く高度経済成長時代の政治を再興せねばなりません。この成功事例を再検証し現代版で焼き直すことこそが待ち望まれております。皆さん、力を合わせて頑張りませう。たすけあい党は未だ微力ですが、目下は理論の力により、ゆくゆくは数の力によっても日本政治史上に枢要な役割を果たそうと決意しております。今年もご声援宜しくお願い申し上げます。
詐欺政権が相変わらず野党とマスコミを巻き込んで小沢どん攻撃を執拗に続けております。政治詐欺派による小沢どんバッシングをそろそろ終息させねばなりません。2011年は、検察正義の裏舞台を暴く画期的な年になりました。検察は、「政治とカネ」に纏わる容疑で小沢どんに集中攻撃を仕掛け、「天の声献金」まで捜査しましたが容疑を立証することができませんでした。逆に、証拠物のフロッピーディスク改竄容疑で逮捕されると云う前代未聞の不祥事で知られる前田元検事により、小沢どん訴追に於ける検察不正義の過剰捜査が内部告発されました。
滑稽なことに、小沢どん秘書裁判判決で「赤旗スクープ」が認定され立件に繫がったと自画自賛していた日共がダンマリしたまま今日に至っております。平素政治倫理や道理を異常に説く日共の化けの皮が剥げ、国際金融資本に雇われた「左からの突撃隊、言論大砲」政党に過ぎない正体を顕わしました。そういう意味で、小沢どん攻撃に限界が訪れつつあり、小沢系政権かシオニスタン政権かを賭けた関ヶ原決戦と云う剥き出しの政治闘争へ向かいつつあります。これは喜ばしいことです。
昨年2011.3.11日、三陸巨大震災が発生し、菅政権が無能極まる対応をしたまま今日に至っております。日本史上初の本格的な原発事故をも伴い、その後遺症副作用とも云える被害がこれからも続きます。日本が原発からの撤退に向かう契機であるのに、現地での対応がままならぬさ中に原発続投を宣言し、東電救済に巨額税金を投入し、それも二次三次が待ち受けております。原子炉廃炉も容易ではありません。瓦礫処理に知恵がなく徒に費用を掛けてたらい回ししております。被災民対策も地方自治体任せで後手後手に回っております。現地復興の槌音が伝えられますがなべて民間主導のものです。政治がそれを抑圧しているというのが実態です。
これらにより政権交代効果はすっかり色褪せてしまいました。これは武運つたなく生まれた過ちではありません。現代世界を牛耳る国際金融資本帝国主義の指令に基づき、日本経済を意図的故意に活性化させないよう、日本を破産させるよう御用聞きしている故と看做す必要があります。これに応ずる者には見返りに地位保全と大臣ポストを主とする登用機会が与えられ、これに喜々としている政治屋の貧相矮小な生態が見えてまいります。今や人民大衆がこれを見抜き、失望から怒りに転化しつつあります。これは当然であり、もっと厳しく弾劾する必要があります。
この政治事象を疑惑すべきです。漫然と批判するのではなく、小沢系を除き、その他なべての政党と政治家が国際金融資本帝国主義のシナリオを御用聞きしているのではないかと疑ってみる必要があります。自公、鳩山、菅、野田政権の醜態を偶然的事象と捉えるようでは歴史の真実が見えてまいりません。こういう輩をシオニスタンと命名しています。今や日本の政界はシオニスタンに籠絡されています。共産も社民もその他諸新党も同じ穴のムジナです。してみれば、国際金融資本帝国主義の支配力が与野党、右派左派問わず及んでいることが分かります。そろそろシオニスタンどもを一網打尽に追放する頃ではないでせうか。
彼らを一網打尽することは難しくはありません。連中は政財官学報司軍の国家権力中枢八者機関を押さえておりますが、秘密結社特有の性としてごく少数に限られます。圧倒的多数は苦々しく事態を見守っており、然るべき政権が生まれれば掣肘することは容易です。案ずるより生むが易しと心得るべきです。
野田政権は菅政権同様に、増税政策により民主党内を分裂させ、その分裂騒動により党への期待をすっかり褪せた状態に追い込み、その上での衆院解散を画策しつつあります。これは、国際金融資本帝国主義が、2009衆院選の結果としての300議席を越える民主党議席がよほど邪魔になっていると云うことです。菅―野田政権は、この思惑に基づくいわば民主党潰しの請負政権と化していることになります。
歴史の流れは、民主党正統派による四番手政権の創出を不可避としています。次の政権交代は小沢派連合によって切り開かれるでせう。どうせそうなるのなら早いのに越したことはありません。シオニスタン政権が日延べするほど一日一日国益を失います。思い返すに、世界史的称賛に値する戦後日本の奇跡の復興と発展は、政治上は自民党のハト派政権の能力によってもたらされてきたものです。
しかしながら、その政治能力はロッキード事件を境に掣肘され、1980年代初頭の中曽根政権誕生と共にタカ派政権が日本政治を牛耳り始め、それと同時に世界史的侮蔑に値する日本凋落が始まり、今日に至っていると考えるべきです。以来、30余年にもわたる悪政により、もはや日本にはかっての国富がありません。国家財政もとみに悪化させられており、待ったなしの局面に至っていると考えるべきです。日本政治史上1980年代初頭に終焉して以来長らく地下に押し込められてきているハト派政治を復権する以外、日本再生の方法はないと考えます。わが党はこのことを強く訴え、ハト派政治の再興に尽力いたします。
以下、「2010.1.1たすけあい党新年声明」を書き直し復唱しておきます。
日本は、太古の昔から今日に至るまで、世界史上稀なる「なんだかんだ云っても割合と良い社会、国」であった。他国との相対的な比較に於いてですが、まずかく認識する必要があるように考えております。この点で、左翼は早急に半身構えの悪い癖を直さねばなりません。日本は良い国と思うべきです。否定をすれば賢いと思うのは青年期特有のものです。全体として日本は世界的に稀な豊かな助け合い精神で世の中を創って来た「良い国」と認識し直すべきです。ここを間違う故に、闘争対象があらぬ方向へ行ってしまうことになります。これが、れんだいこの学生運動検証の果実です。
更に云えば、戦後日本は、大東亜戦争の敗戦を通じて、歴史の僥倖か必然かは定かではありませんが結果的に、戦後憲法秩序に体現されたプレ社会主義的体制を獲得していたと窺うべきです。ソ連邦の解体後もマルクス主義の魅力が踏みとどまり得ているのは、「実はソ連邦、中国、東欧等々の社会主義は社会主義ではなかった。戦後日本が具現したものこそ社会主義であった」とする知見によってです。戦後日本はそれほど魅力的な社会だったと考えるべきです。
その「割合と良い社会、国」が次第に、中曽根-小泉政権以来急速に破壊されつつある、故に闘わねばならないと考えております。この時代に、中曽根-小泉政権的構造改革路線と親和するような動きを見せた日本左翼運動内の党派、自称インテリ左派が居たとすれば論外として放逐、自己批判を迫らねばならないと考えております。
我々が今闘う基点は、日本が悠久の歴史を通じて培ってきた共生共存の思想、仕組み、共同体の護持だと考えます。故に、この基盤を壊す者たち、制度、手法と対決せねばなりません。このことをしっかりと踏まえなければなりません。日本が悠久の歴史を通じて培ってきた共生共存の思想、仕組み、共同体の擁護と発展を目指すのが是の流れであり、これを壊す徒な自由化の流れを邪と分別すべきです。これを論証するのは別の機会に譲りますが、世界史上に於ける日本の位置づけをかく確認すべきです。この認識に至らない自称インテリばかりを輩出しておりますが、根本のところが分かっていない無知蒙昧な輩でしかありません。
それもその筈で巷に溢れているのは邪道テキストばかりであり、それ故に下手に学問すると学んで余計にバカになります。そういうバカな自称インテリが大量生産され、その一部がマスコミの寵児となって日ごとに我々を説教し続けております。現代日本を牛耳っている政財官学報司警軍の八者機関の上層部は、こういう連中ばかりで占められております。そういう日本にされている訳です。我々はまず、この構図を打破せねばなりません。
その為に各戦線に於いて有益な学問テキストを創出しなければなりません。その見分けをどうすべきか。これを簡単に申せば、我々の脳のシワを増すような学問を営為せよ、脳を骨粗鬆するような学問を唾棄せよ、云い伝えされてきているところの年齢に応じた季節感のある寿命の費やし方を工夫せよ、規制強化による生きた屍的生活化への謀りごとと闘え、著作権フェチ糞喰らえ云々と云うことになります。この観点から、各自が営為努力すれば宜しかろうと云うことになります。
れんだいこは、階級闘争論、搾取理論を拝戴致しません。ああいうものの見方は思想の通過点として反面教師的に学ぶべきです。学ばないより学ぶ方が良いのですが、学んで咀嚼すべきです。マルクス主義の生硬な適用は害にはなっても役に立ちません。どうしても適用するのなら、国際金融資本の息のかかったやり口として認識し、その限りにおいて糾弾すべきです。歴史法則として資本主義が生み出されていると考える必要はないと思います。
もとへ。もっとも、マルクス主義を学ばずして排撃するばかりの手合いに対しては値打ちを語り反駁したいとも考えております。しかしながら、階級闘争論、搾取理論はそのままでは使えない、もっと練らねばならないと考えております。世の中の生業を事業と考え、生産管理、職場管理の思想を打ち出し磨くべきです。労農商階級は歴史の主人公足る能力を身につけ、その大道へ歩を進めるべきです。
我々は、「外治より内治優先、軍需費より公共事業優先、軍事産業ではなく平和環境産業の育成、中小零細企業まで活性化する経済成長政策による税収の自然増、国民の生活と諸権利擁護、消費税の利率アップどころか悪税の廃止、公務員の天下りに伴う高給制度、退職金の谷渡りの廃止、公務員給与の適正化、国際友好親善協調政策への取り組み」等々を掲げて、これと真っ向から敵対するシオニスタン政治と闘わねばなりません。
思い描くべきは、戦後日本の国土復興から高度経済成長時代の在りし日の日本の姿です。軍事予算はGNPの1%枠に閉じ込められ、消費税などなく、雇用、年金、医療制度が確立していました。必要な公共事業が次々と着手され社会資本基盤が整備され続けました。あの頃の日本は、世界史上のお手本的な善政であったように思います。これを論証するのは別の機会に譲りますが、かの時代の日本をかく確認すべきです。その時代のコンピューター付きブルドーザーが角栄であったのは云われる通りです。れんだいこが角栄を信奉する所以です。
その時代は、ロッキード事件勃発、続く1980年代初頭の中曽根政権の登場とともに壊されました。「あれから40年」、日本はかくも惨めな国に転じてしまいました。国債の累積債務は天文学的です。遂に国庫収入が新規国債発行額を下回ると云う異常事態に陥り常態化してしまいました。2010年、2011年は更に事態を悪化させました。一体、誰がこんな時代を呼び水したのか、憤りなしには認められません。
とはいえもはやあれこれ云ってもキリがありません。後悔よりもこれからが大事です。2012年は2011年に引き続き、失われた日本の値打ちを認め、再興すべき新時代の年とすべきです。れんだいことたすけあい党は不惜身命、歴史に身を預けたいと思います。本年も熱い支持と御カンパよろしくお願い申し上げます。党員志願者の続々入党頼みます。
2012.1.1日 たすけあい党首れんだいこ拝
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