ノバク・ジョコビッチ(34歳、セルビア)の乱考

 更新日/2022(平成31.5.1栄和改元/栄和4).1.15日

 (れんだいこのショートメッセージ)
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 2022(平成31.5.1栄和改元/栄和4).1.15日 れんだいこ拝


【ノバク・ジョコビッチ(34歳、セルビア)の乱考】
 ★阿修羅♪ > 医療崩壊8」の「 魑魅魍魎男 日時 2022 年 1 月 17 日」投稿ジョコビッチ、コロナワクチン未接種で全豪強制送還…ビザ取り消しで3年間入国禁止の可能性も (スポーツ報知) 」。
 「ジョコビッチ、コロナワクチン未接種で全豪強制送還…
 ビザ取り消しで3年間入国禁止の可能性も」 (スポーツ報知 2022/1/17)
 https://hochi.news/articles/20220116-OHT1T51175.html
 17日に開幕するテニスの4大大会、全豪オープンで、大会4連覇と前人未到の4大大会21度目の優勝が懸かっていた男子シングルス世界ランキング1位のノバク・ジョコビッチ(34)=セルビア=の欠場が、16日に確定した。新型コロナウイルスのワクチン未接種を問題視したオーストラリア政府にビザ(査証)を取り消され、撤回を求めていたが裁判所は政府の決定を支持し敗訴。強制送還となり、同日夜に国外に退去した。今後3年間の入国禁止の可能性があり、世界中を巻き込んだ大騒動は後味の悪い結末を迎えた。

 ジョコビッチは10日以上続いた政府との泥仕合に敗れた。裁判所が移民相によるビザ取り消しを支持し、国外退去となり、全豪欠場が確定。第一人者は「この件に関して詳しくコメントをする前に休養し回復したい」と疲労感に満ちた言葉とともに、「裁判所の決定には非常に失望した」との声明を出した。開幕前日まで長引いた法廷闘争を「数週間、自分に注目が集まり気まずかった」と振り返った。「今は、大会に全ての注目が集まってほしい」とし、夜には空港へ到着。再び戻れるか分からない地からドバイ行きの飛行機に搭乗し去った。法律上は一度ビザを取り消されると、今後3年間はオーストラリア入国が禁じられる。3年間となれば全豪に出場できない。過去20度の優勝のうち、全豪は最多の9度で3連覇中と抜群の相性。大きな痛手となった。大混乱を招いた責任の一端は、主催者の同国テニス協会と地元のビクトリア州政府、モリソン首相率いる連邦政府の3者の連携不足にある。ビザが発給されたのは約2か月前の昨年11月。協会は連邦政府に過去の感染歴がワクチン接種免除の理由になるか問い、NOとする文書を2度受け取った。その後、保健行政を担う州政府が、ジョコビッチの6か月以内の感染歴を理由に「接種免除」の書類も発行していた。オミクロン株の猛威で感染者が急増している中での特例入国に国民は反発し、入国書類の虚偽申請、疑惑の行動など本人の落ち度発覚で怒り倍増。裁判で政府はジョコビッチの滞在が「国内の反ワクチン感情を助長しかねない」とまで主張した。勝者なき戦いばかりが注目され、ジョコビッチと同じ4大大会最多20勝のラファエル・ナダル(35)=スペイン=は「この状況に疲れた」と苦言を呈す。同調する選手もいる一方で、不仲で知られるニック・キリオス(26)=オーストラリア=は「彼は自分の都合でここにいるのではなく、最高のテニスを披露するために来たんだ」と擁護。混乱を招いた協会は明確な対応をしないまま、17日に全豪は開幕する。(以下略)

 現在、新型コロナウイルスは重症化しにくいオミクロン株が支配的です。死者も全くと言ってよいほど出ていません。また、テニスのシングルスは相手選手とも審判とも距離が離れているので、他のスポーツにくらべて感染する可能性も低いはずです。 未接種者のジョコビッチを入国拒否する理由は全くないわけで、要するに、ワクチン・マフィアと結託したオーストラリア政府が、未接種者に対する嫌がらせ、見せしめをやっているのです。 ジョコビッチが、感染防止効果はゼロ、選手生命を失いかねない危険なワクチンを忌避するのは当然であり、それを強要するオーストラリアには、オープンテニス大会を開催する資格はありません。

 ジョコビッチのあまりにも紳士的で受け身な対応も問題です。新型コロナワクチンのせいで急死したり、キャリアを断念するスポーツ選手がすでに何人もいるのですから、それをきちんと告げて、自分は打たないし、他の選手にも強要すべきではないと、はっきり声明を出すべきです。彼のようなトップ・レベルの選手には、テニス界の将来を考えて、ダメなものにははっきり"NO"と言う義務があると思います。3年間入国禁止どころか、全豪オープンを積極的にボイコットすべきです。黙っていれば悪者にされて終わりです。かつて、ボクシングヘビー級チャンピオンだったモハメド・アリは、黒人ばかりが最前線に行かされるベトナム戦争を批判して兵役を拒否、そのために有罪となりボクシング・ライセンスを剥奪されました。しかし、数年後、ベトナム戦争に対する米国民の認識も変わり、彼は無罪となり、ボクシングにも復帰しました。どんなに非難、迫害されても、絶対に信念を曲げなかった彼の姿勢は、永久に語り継がれることでしょう。スポーツ選手であっても、政治と無関係で生きることは不可能です。スポーツ界のためにも、ジョコビッチにはワクチン反対の断固たる態度を取ってほしいと思います。

 (関連情報)

「差別か、ルールか? ジョコビッチ豪入国拒否で考える「ワクチン未接種者」の今後 (日刊ゲンダイ)」
(拙稿 2022/1/9)
http://www.asyura2.com/21/iryo8/msg/238.html

「国際サッカー連盟(FIFA)選手の心臓突然死と原因不明死は2021年に5倍の増加
(America's Frontline Doctors)」 (拙稿 2021/11/25) 
http://www.asyura2.com/21/iryo7/msg/736.html

「スポーツ選手の死亡が世界中で急増中」 (拙稿 2021/11/9)
http://www.asyura2.com/21/iryo7/msg/658.html  

 裁判所の判断、いつの間に逆になったのか。

 ジョコビッチ選手が勝訴 司法判断、全豪出場に道―男子テニス2022年01月10日17時29分

 【キャンベラ時事】オーストラリア南東部メルボルンの連邦裁判所は10日、男子テニスのノバク・ジョコビッチ選手(セルビア)が、新型コロナウイルスのワクチンが未接種であることを理由に、ビザを取り消して入国を拒否した政府当局の決定を不服とし、司法に救済を求めていた問題で、決定が「道理に反する」として無効にするとの判断を示した。同選手は勝訴し、4連覇が懸かる全豪オープン(17日開幕)の出場に道が開かれた。


 ノバク・ジョコビッチが「ワクチン拒否」で伝えたかったこと

 ワクチンさえ打てば、全豪4連勝は50%以上の確率で手に入る。その名誉と賞金よりもジョコビッチは「ワクチン接種の自由」を身を挺して伝えたかった。「新しい世界の「スパルタカス」だ!」父親スルジャン・ジョコビッチは息子のノバクを「自由のために戦う」 "新世界のスパルタカス "と宣言した。今回のノバクの武勇伝は、オーストラリア社会の深い溝にスポットライトを当てた。この騒動のばかばかしさの多くは、コロナに対するオーストラリア自身の特異な反応に根ざしている。国の統治が全く混乱していることだ。ビザ免除の資格について誰が決定権をもっているのか、単純明快であるべきなのだ。しかし、オーストラリアの首相でさえ明確な答えにはなっていなかった。

 オーストラリアは、この3年間、明確なビジョンを持ったリーダーが率いる国民国家というよりも、異なる政党、異なる派閥の首相が率いる州の集合体という様相を呈してきた。連邦政府と州政府、あるいは各州政府間で、医療に関する政策が大きく異なることがたびたびあった。成人の90%以上がワクチン接種を受けている状況の中で、5か月後に選挙が迫っているモリソン首相には優先すべき政治的議題があった。政府は、ジョコビッチの昨年12月の感染だけでは免税の基準を満たしていないという、苦し紛れの説明で、最終的にビザ取り消しを決めた。

 これからも「拒否する自由」を貫くジョコ

 ジョコビッチはコロナが始まった20204月からコロナ嫌疑、反ワクチンで、ノーマスクの大会を自主開催する形で抗議をあわらしてきた。そのため、自分自身のみならず大会関係者まで突然陽性者とされ大会中止に追い込まれたこともある。誰が見ても当局による見せしめ、濡れ衣だった。自分の健康について選択する自由は人間の尊厳だ。幼少期に祖国セルビアの戦火を見て過ごした中で自由思想が育まれたのかもしれない。全豪4連勝を目指してやってきたが、ワクチン地獄にいるオーストラリア国民に「自由の尊さ」を伝えたい思いがあった。ワクチンを打たない選択、強制を拒否する自由、それを自ら実行して世界一規制の厳しいオストラリアに乗り込んだ。入国ビザに法律上の瑕疵が無かったが、政治に阻まれてしまった。「自由」を持ち込まれては困る国家権力によって追い返された。

 世界のナンバーワンに対する最悪の対応は、オーストラリア政府に跳ね返ってくる。ワクチン強制がアメリカ最高裁で否定されたことに匹敵する第二の矢になる。全豪期間中、ジョコビッチの話題が人々の間で語られ、オーストラリアの異常さが世界に発信されることになる。不法ビザ容疑で追い返されたら3年間は再入国できない決まりらしいが、そうならない方法はいくつも用意されているそうだ。ATPは「ワク接種の強制は今後もしない。入国できるかどうかはそれぞれの国の問題」としている。全仏オープンの主催者ははやくも「ワクチンに拘らずジョコビッチの出場は保証する」と声明した。ジョコのいない大会は価値がないのだ。(参考:CNN)


 「ジョコビッチの“非常に失望”声明を沢松奈生子氏が疑問視「オフコートの人格はちょっと…」」。

 TBS系「ひるおび!」ではテニスの全豪オープン出場に意欲を見せていたノバク・ジョコビッチ(34=セルビア)がビザを取り消され、国外退去となった話題を取り上げた。新型コロナウイルスのワクチンを接種していないジョコビッチは大会を運営しているビクトリア州政府より接種免除を認められ、オーストラリアに入国。しかしその後、入国審査に虚偽の申告があったことが判明。豪州移民相はビザ取り消しを決定。豪連邦裁判所は16日、ジョコビッチの不服申し立てを却下し、全豪オープン出場ができなくなり、国外退去が決まった。元プロテニスプレーヤーの沢松奈生子氏は今回、ジョコビッチが出した「非常に失望している」という声明に着目し「この状況の中で開催のために努力したオーストラリアの人に対するコメントがないのはどうなのか」と指摘。さらに「テニスプレーヤーにはオンコートとオフコートの人格があると言われる。ジョコビッチ選手はテニスに対しては誰よりも厳しいが、オフコートの人格はちょっと…」とコート外のジョコビッチの行動に疑問の声をあげた。
(私論.私見)
 沢松の凡俗ぶりが分かるコメントだな。




(私論.私見)