あなたが病気になる本当の理由 感想と考察 |
更新日/2022(平成31.5.1栄和改元/栄和4).1.31日
(れんだいこのショートメッセージ) |
ここで、「」をものしておく。 2011.03.21日 れんだいこ拝 |
前回までの記事で、ドーン・レスターとデビット・パーカー著「What really makes you ill?(あなたが病気になる本当の理由)」という本の内容を紹介してきました。 病気、医薬品、ワクチン、感染症、病原菌理論、毒、化学物質、環境汚染などの問題を取り上げ、問題の根本になっている既得権益についても踏み込んでいる内容です。 この本を読みいろいろ考えることが多かったので、疑問に思った箇所、気になった箇所などを「感想と考察」として記事に書いてみようと思います。 本の内容をまだ読んでいない方は、ぜひ先に第1章から順番に読んでいただけると、よりわかりやすいと思います。
「あなたが病気になる本当の理由」の著者について「あなたが病気になる本当の理由」の著者は、イギリス人のドーン・レスターとデビット・パーカーの二人です。 本には、ドーン・レスターが会計、デビット・パーカーが電気工学の分野のお仕事をされていると書かれています。
「あなたが病気になる理由」の主張「あなたが病気になる理由」はとても長く、すごい情報量が詰まっている本です。 私が記事にした分でも削って削って要約したのですが、それでもかなり長くなってしまたので、ここで本全体に繰り返し出てくる重要な主張を箇条書きにしたいと思います。
![]() 疑問「あなたが病気になる本当の理由」の主張はだいたい分かったかと思います。 ここで私が疑問に思ったこと、多分、ほとんどの方が同じ疑問を持ったのではないか?と思うのですが、
という主張についてです。 私は今まで生きたきた中で、明らかに病気が人に移ったという状況を見てきました。 例えば、長女がまだ赤ちゃんだった頃、私と長女で友人の家に遊びに行きました。 その友人にも同じくらいの赤ちゃんがいて、遊びに行く前日にひどい嘔吐下痢の症状があったそうです。 遊びに行った日はもう元気になっていたのですが、私たちが帰宅した後、長女が突然嘔吐し、さらに夜遅くまで下痢が止まらなくなります。 やっと下痢が止まったと思ったら、今度は私が突然嘔吐します。 そして下痢も… その翌日、私の嘔吐下痢が止まってから数時間後に主人の嘔吐下痢が始まります。 このような体験は、私だけでなく誰でも1度はされていると思うのですが、これが感染症でなければなんなのでしょう?? 私なりに考えてみました。 ![]() 考えられる回答1 「有毒物質、電磁波、ストレスなどへの曝露があった。」 この本の主張からするとこの回答になるのですが、症状が出たタイミング、状況を考えると、イマイチ説得力に欠ける感じがあります。 考えられる回答2 「病気になった際、くしゃみ、咳、吐瀉物(としゃぶつ)、糞便などに体が排出しようとする毒素が含まれており、それが他の人の体内に入ることでその人に同じ症状が出る。」 この本では、
と書いてあったので、この理由は納得がいきます。 細菌やウイルスが感染させるのではなく、体液に含まれる毒が感染させるのではないか?ということです。 ナチュラルハイジーンの医師、Dr.バーナーの「感染症と病原菌理論」という記事に、この説についての記述がありました。
体液に含まれる毒が感染させるのか?体液に含まれる毒を代謝した菌が感染させるのか? この辺がまだよく分かりません。 考えられる回答3 「ミラーニューロンの働きで他の人に同じ症状が発症した。」 ミラーニューロンとは、共感の働きを担うとされる脳内の神経細胞の事です。 あくびが移ることなどもミラーニューロンで説明ができるそうです。 病気が感染したように見える状況もミラーニューロンにより、病気の人の周りにいる人も毒素を排出しようとする作用が働き、症状が出始めるのかもしれません。 活動電位を発生させる神経細胞の働きなので、「共鳴」という言い方もできると思います。 物質の持つ振動は共鳴するので、距離が近ければ近いほどミラーニューロンが共鳴しやすくなると言えます。
![]() この他の有力な説、ご意見、反論などがありましたら、メール、コメント、ツイッターなどから教えていただけると嬉しいです。 感想カンジダブログを書いていた私は、「善玉菌」「悪玉菌」という認識を強く持っており、カンジダ菌が常在菌であることは認識していましたが、カンジダ菌が増殖した際には「除菌」「クレンズ」が必要であると思っていました。 それがこの本を読み、自分の腸内でカンジダ菌が増殖したのはカンジダ菌が私を病気にしようとした、攻撃しようとした、ということではなく、私の腸内が毒されすぎていたためカンジダ菌がお掃除(分解)しに来てくれていたということがよく分かりました。 私の腸内が半分死んでいるような腸内環境だったんだと思います。 なので、仕事をまっとうするために増殖してくれていたカンジダ菌を「除菌する」という表現は、間違っていたことを実感しました。 ”細菌の存在はすべて善” 動物にも善動物・悪動物がいないように、細菌にも善悪はないんですね。 硫化SIBOなどでガスが出るのも、未消化の食品が腐敗しているのと共に、腸内自体も腐敗が始まっているのかもしれません。 カンジダ症、IBS、SIBOなど、腸内環境の問題は、カンジダダイエットやFODMAPなどの食事療法よりも前に、とにかく有毒物質を避けるということが大切だと分かりました。 菌は常に「善」の存在だったんですね。 ずっと「なんでカンジダ菌は自分の棲家である宿主を攻撃するんだろう?宿主が死んだら自分も困るのでは?」と思っていたので、謎が解けました。 この本で推奨されている代替医療「ナチュラルハイジーン」も、提唱されていることはかなり共感度が高いのですが、ローフードダイエットなど細かいところで完全に同意できかねる部分もありました。 伝統的な日本の食生活では、あまり生野菜は食べられてきていません。 野菜を煮込むことでケイ素など重要な栄養素を体に吸収しやすい形態で摂取できる面もあると思っているため、食生活のほとんどを非加熱のものにすることは少し抵抗があります。 ダイエットについては様々な意見があり、「これが絶対正しい!」というものはないので、ここは個人個人、臨機応変にやっていけばと思います。 感染症に関しては、現代医療、西洋医学の提唱する「病原菌論」を、「そういうもの」だと思って疑わず生きてきたため、本当に目からウロコでした。 よくよく考えると、 ●感染しても潜伏期間がある場合がある。 など、一度嘘をついてしまったので、その嘘を正当化するためにさらに嘘で固めている感じがよくわかります。 内海聡先生の「ワクチン不要論」にも同じような内容が書かれていますが、内海先生は病原菌理論には反対していないようなので、その点で「あなたが病気になる本当の理由」とは異なります。
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(私論.私見)