その後、MI5の仕事を辞めて、大学で教えるようになりました。最新物理学を教え、核放射線を専門に研究しました。そしてまた、マイクロ波についても研究をしました。わたしはいつもマイクロ波の分野にいました。 (1960年から優に半世紀以上)
そんな或る時、教師によくあることですが、ノドを痛めて医者に診てもらいました。診てもらって帰る時に、その医者がこう言いました。「そうそう、 あんた
物理学者だよねえ」。「ええ、そうですが」。「ちょっとわからないことがあるんだが、教えてもらえんかね。実は5年前にある家で赤ん坊の突然死があってね。その家族は引っ越して行って、別の家族が移り住んできたんだ。そして、しばらくして、赤ん坊が生まれてね。赤ちゃんベッドは以前と全く同じ場所にあったんだ。そしたら、今度の赤ちゃんも突然死だよ、5年隔ててね」。
「その赤ちゃんベッドの向かい側の壁に WiFi の装置があったんだが、そういった発信機が、赤ちゃんの突然死を惹き起すなんてことがあるだろうかね」とその医者は訊いてきたのです。「さあ、わかりません」 とわたしは答えました。「ちょっと、調べてみましょう」
と言って、あとで調べました。すると、やはりマイクロ波がからんでいて、それが原因であることがわかりました。それをレポートにまとめ、質問をした医者のところに持って行って、こう言いました。「これが答えです。マイクロ波は2,3の異なるメカニズムで赤ちゃんの突然死(SID)を惹き起すことがあります」。
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それから、この医者が別の人間にその話をし、それを聞いたひとがさらにまた別の人間に話したのでしょう。わたしのところにだんだん電話がかかったり、手紙が舞い込むようになりました。「こういう事例があるんだが、説明してくれんか」、「わからないことがあるので教えてくれないか」といった内容です。わたしのほうから、誰かに 「何かあったら訊いてくれ」
とは一度として言ったことはありません。いつも向こうから訊いてくるのです。
そして、警察までが訊いてきてこう言うのです。「新しいテトラ放送電波システムを導入したんだが、わからないことが起きて弱っているんだ。データはあるんで、説明してくれんか」ということでした。さっそく協力しました。そんなこんなで、雪だるま式にどんどん問い合わせが増えて、しまいには1週間に数千件もの問い合わせがなだれ込むようになりました。質問者は海外からもあり、それこそいろんな人たちからありました。そしてわたしの手に負えない状態になってしまいました。
今日こうしてここでしゃべっているのは、あるひとに頼まれたからです。
WiFi を学校に導入するような人間は、牢屋に入れて一生出してはいけないと思 います。本気でそう思います。そういう人間はこの地球の表面を歩く資格はないと思います。
なぜならば、そういった人間は、マイクロ波の危険についての研究報告に目を通していないからです。
彼らにどんな動機があれ、子供が生まれた時に親たちが抱えることになる遺伝的な問題の重さを考えたら、WiFi の導入どころではないはずです。
もし、ある母親が先天的異常のある子供を産んだら、その母親は罪悪感に苛まれ、一生自分を責めて苦しむことになります。自分が産んだ子供が結婚できないのではと心配し、結婚しても子供が同じ病気になるのではと心配することでしょう。自分が死んだあと、その先天的異常の子を誰が面倒を見てくれるのかと心配することでしょう。
つまり、WiFi の導入によって、そうした家族や子供たちに生涯にわたる 地獄の苦しみを負わせることになるのです。こうした事例はすでに公開されており、誰でも見ることができます。こうした情報から目をそむけることは、「意図的な無知」 と言えます。
WiFi 導入のいろいろなメリットなどを提示されて、「へー、いいじゃないか」 と思ってOKする人がいます。
しかし、問題はこうなのです。
仮にあなたが15歳の少女だとしましょう。卵巣の中の40万の卵子はあなたが生まれたときに、まだ未発達ではありましたが、存在しました。
この卵子は、体内の他のどのDNAよりも、10倍も傷つきやすいのです。
この事実を知らない科学者がいます。わたしが目を通してきた論文を同じように 見てきていないのです。
このように、極めて影響を受けやすい遺伝物質によって、15歳の少女のあなたは将来子供を産むのですが、WiFi はその卵子をマイクロ波照射するのです。天井にあるアンテナでも、壁にあるルーターでも、テーブルにあるルーターでも、出てくるマイクロ波はあなたの体内の卵子も照射しているのです。
つまり、WiFi の導入は、あなたが将来産むことになる子供を、DNAレベルで損傷させるリスクがあるのです。WiFi 教室に入って席について WiFi を使うたびに、その危険に身をさらしていることになります。
(以下略)