防衛省の天下り先考

 (最新見直し2007.12.1日)

 (れんだいこのショートメッセージ)
 ここで、防衛省に食い入る軍事産業企業の天下り実態を検証しておく事にする。

 2007.12.1日 れんだいこ拝


【防衛省高級官僚の天下り先一覧】
 2007.12.1日付日経新聞の2面記事「防衛省天下り 三菱重が最多」を参照する。

 2007.11.30日、防衛省は、省内の高級官僚(幹部事務官と幹部自衛官)の過去5年間(2002.1月〜2006.12月末)の天下り先企業と人数を発表した。最多は、戦車や戦闘機など幅広い取引のある三菱重工業の28名で、契約金額は1兆4194億円と他を圧倒している。次いでNECなど大手が並ぶ。

 防衛省・自衛隊から軍需関連企業へは毎年、百人前後の幹部OBが天下っている。防衛省の資料をもとに調べると、2000.7月から2006.12月にかけて計609名が241社に同省から直接、再就職している。

 防衛省の2000.7月から2006.12月、過去5年間の天下り先企業と契約金額(中央調達分)

企業拿 契約金額(億円) 天下り数 天下り数 契約金額(億円)
三菱重工業 2776 38      14,194 28
川崎重工業 1306 18 6,722 13
三菱電機 1177 24 5,034 15
日本電気(NEC) 831 27       3,862 21
アイ・エイチ・アイ(IHI) 446       2,094 12
富士通 441 14  1,404 11
東芝 423 14       2,220 13
石川島播磨 365 17       
小松製作所 363 10       1,781
10 富士重工業 199 10      
日立製作所         900 10
セノン         0,05

 一見して分かる事は、軍事産業請負企業と原子力発電請負企業がダブっていることであろう。




(私論.私見)