トモダチ作戦米兵の東電訴訟考

 更新日/2017(平成29).8.25日

 (れんだいこのショートメッセージ)
 ここで、福島原発事故調査書のそれぞれを確認する。

 2012.08.05日 れんだいこ拝


 「★阿修羅♪ > 原発・フッ素48 」の赤かぶ 氏の2017 年 8 月 24 日付投稿「福島原発事故、トモダチ作戦に参加した米兵などが東電を提訴!約5450億円の損害賠償を請求!」。
 福島原発事故、トモダチ作戦に参加した米兵などが東電を提訴!約5450億円の損害賠償を請求!
 http://saigaijyouhou.com/blog-entry-18128.html
 2017.08.24 21:27 情報速報ドットコム


 東日本大震災でトモダチ作戦に参加したアメリカ軍の兵士らが福島原発事故の放射能で被ばくしたとして、東京電力に損害賠償を求めて提訴したことがわかりました。報道記事によると、提訴したアメリカの関係者は157人で、50億ドル(約5450億円)の基金の創設や損害賠償を求めて米国の裁判所に提訴したとの事です。東電は「原告の主張、請求内容を精査して適切に対処する」とコメントしており、今の時点では何か対応する予定はないとしています。福島原発事故が発生した当時は、春風の影響で太平洋方面に強い風が吹いていました。そのため、太平洋に展開していたアメリカ海軍の多くが大なり小なり被ばくしたと見られています。

 「トモダチ作戦」157人が米で東電を提訴、50億ドル基金要求
 http://jp.reuters.com/article/tepco-idJPKCN1B40NP
 2017年 08月 24日 16:55 JST

 [東京 24日 ロイター] - 東京電力ホールディングス(9501.T)は24日、2011年3月の福島第1原発事故発生後の米軍による被災地支援活動、いわゆる「トモダチ作戦」に従事したという米国居住の157人が、放射能被ばくによる被害を受けたとして、50億ドル(約5450億円)の基金の創設や損害賠償を求めて米国の裁判所に提訴したと発表した。東電によると、157人は今月18日、米カリフォルニア州南部地区連邦裁判所で提訴。損害賠償の請求金額は訴状には記載されていないという。同社は、2013年3月15日付で米国で同種の提訴(24日時点の原告数239人)を受けており、今回の原告は同訴訟との併合を求めているという。提訴に対し東電は、「原告の主張、請求内容を精査して適切に対処する」としている。業績への影響は不明だという。(浜田健太郎)


 20141207 UPLAN【前半】呉東正彦「トモダチ作戦で被爆した原子力空母レーガンの水兵ら、東京電力に対する米連邦地方裁判所での損害賠償代表訴訟で裁判所は東電の申立を退ける」他

 小泉元首相が基金設立~トモダチ作戦で被ばく兵士支援

 小泉元総理が“涙の訴え” 被ばくの元米兵ら支援(16/05/18)
コメント
 [1] トモダチ作戦
 乗員および艦艇の放射線被曝[編集]
 第7艦隊の報道官によると、展開中のアメリカ軍艦艇が放射線に曝露していることが、監視装置の測定によって判明した。別機材による測定でも、乗員17人が放射線被曝したと述べた。しかし、ジェフ・デービス海軍中佐は、露出は少なく乗員は洗浄後に行った放射線検査では陰性反応を示したと明らかにした。これは日常生活上で1ヶ月間に被曝する放射線量未満とされ、今後は念のため露出部位を最小に抑えて救援活動を実施するとした[41]。
しかし、アメリカの国防総省が2014年に公表した報告書で、作戦参加者の被曝は「極めて低線量」とし、健康被害との因果関係には否定的な見解を示しており、科学的なデータや根拠に基づく検証が必要とされると述べている[45]。
8. 2017年8月25日 17:23:05 : HgiIeA7WzY : XQcx5mtzvHc[1]
 
 1号機が爆発したのは 3月12日 15:36 分。そしてその翌13日、トモダチ作戦で駆け付けたロナルドレーガンは、1号機爆発後の放射能プルームの直撃を受けた。「空母は金属味を伴う生暖かい雲に包まれたが、飛行甲板では作業が続けられた」。
一方、1号機爆発直後、文科省・政務三役は、SPEEDI による放射性物質の拡散予測が「一般にはとても公表できない内容と判断」していたのだそうで、分析データは、避難する近隣住民にも、風下の福島沖で待機する5000人の米軍水兵にも、まったく知らされなかった。フクイチから漏れ出た放射能プルームはその後も、3/12夜 第1のルート、3/15午前 第2のルート、3/15夕方 第3のルート、3/21 第4のルートと東北、北関東、南関東へと広く拡散したらしい。今回の提訴を機に、あらためて SPEEDI は、どのように「役に立たなかった」のか検証する必要があろう。100億という巨額を投じていざという時に「役に立ちませんでした」。じゃ済まされまい。当時の文科副大臣・鈴木寛氏に詳しく国会で証言してもらうとよい。
9. 2017年8月25日 18:48:05 : bLd1rezELg : ln7EGiGO6TQ[2]
 健康被害が放射線被曝によるか否かを知るには、被爆放射線量を知る必要がある。血液2ccを使ってリンパ球における染色体異常を調べれば、被ばく後60年たっても被爆放射線量を知ることが可能である[1]。小泉元首相はこの検査をするように言うべきだった。多分、そのような方法があることさえ知らないのだろう。

>>8. 2017年8月25日 17:23:05 : HgiIeA7WzY : XQcx5mtzvHc[1]
> 分析データは、避難する近隣住民にも、風下の福島沖で待機する5000人の米軍水兵にも、まったく知らされなかった。

 原子力空母に放射線測定器が無く、原子炉事故があったのに放射線量を計測していないとは考えられない。SPEEDIは風向きを計算するだけで、放出した放射性物質の量が分からなければ、放射線量は分からない。SPEEDI 計算の前提となるERSS からの放出源情報が得られなかった[2]と言われている。例え計算できたとしても実測する方が遙かに正確である。

 [1] 放射線影響研究所
 http://www.rerf.jp/general/research/raditiondose.html
 生物学的推定
 血液細胞および歯エナメル質には、原爆放射線の影響が記録されていて、現在でも測定できます。放射線被ばく量を測定する生物学的な推定方法

方 法  必要な試料 特 徴
リンパ球における染色体異常  血液2cc 被ばく後60年たっても可能
リンパ球におけるTCR突然変異  血液1cc  被ばく後数年以内のみ可能
歯エナメル質におけるESR   抜去歯   被ばく後60年たっても可能

 [2] SPEEDIを公開していれば被曝は避けられたのだろうか
 http://d.hatena.ne.jp/akatibarati/20120414/1334421134
 ○事故調査・検証委員会の中間報告(257ページ)
 2 SPEEDI 情報の活用及び公表に関する状況
 (1)SPEEDI システムの概要等
 今回の事故対応においては、SPEEDI 計算の前提となるERSS からの放出源情報が得られなかった。(略)放出源情報を基にしたSPEEDIによる放射性物質の拡散予測はできなかった。その結果、避難訓練において行われていたように、SPEEDI により各地域の放射性物質の大気中濃度や被ばく線量等を予測した上で、それを避難区域の設定に活用することはできない状態となった。
http://icanps.go.jp/111226Honbun5Shou.pdf#page=11












(私論.私見)