福島の高校で国語の教師をされていた穴戸俊則氏のツイートです。原発事故後、福島県から北海道札幌市に一家で自主避難したそうです。
https://twitter.com/karitoshi2011/status/1222149571880439809
#コロナウィルス感染拡大 を知って大騒ぎしているさまを見ると、つい、思い出す。 311直後、私は高校生と教員の不要な被曝を防ぎたくて、ネットで書いたり、「帰宅したらすぐにシャワーを浴びて着替えよう」などと被曝防護に関する呼びかけを間接的表現で行った。それを福島県教委に禁止された。午前5:28
2020年1月28日
https://twitter.com/karitoshi2011/status/1222149575147786240
気のせいなどではなく、私に「指導」する教頭とそれを「監視」する校長、それを「確認し記録」するもう一人の教頭という明確な体制で、県教委から私への「指導」が伝達された。高校生と教員を守る言動を、県教委から禁止された。
私は何もできなくなった。だから、負けて、北海道に逃げてきた。午前5:28 2020年1月28日
https://twitter.com/karitoshi2011/status/1222149576322236418
「指導」の具体的な内容は「原子力発電や原発事故、放射性物質や放射線、被曝などについて一切語るな」だった。 私は「被曝すれば全員その影響で死ぬ」などと言ったことはない。「被曝の害は詳しくわからないし、影響は出ない人もいるだろう。でも、事前にはわからない」とは言った。午前5:29
2020年1月28日
https://twitter.com/karitoshi2011/status/1222149577647616000
そういうことも含めて、私は発言を制限、規制された。 それが2011年5月下旬だった。 私は敗北感に打ちのめされ、落ち込んだ気分のまま、県外への避難先を探した。県内にいて私ができることはないと思ったからだ。
ところが、新聞やテレビには県外に避難する窓口も呼びかけも見当たらなかった。午前5:29 2020年1月28日
https://twitter.com/karitoshi2011/status/1222149578801041408
2011年3月末から「福島ナンバーの車で福島県外に出ると、嫌がらせをされ、いじめられる」という報道が、福島県内では繰り返し流された。 他方、県外から福島県民への避難の呼びかけは福島県内では見かけることが殆どなかった。
「おれら、見捨てられたよな」周囲の生徒がぼそりと言った。午前5:29 2020年1月28日
https://twitter.com/karitoshi2011/status/1222149579912536064
2011年5月、私はツイッターをまだ使っておらず、妻がツイッターでたまたま、北海道庁の人が福島市内で、こっそり福島市内で「避難相談を受け付ける」ことを知った。
他の都道府県で、地方公共団体までが動いて避難支援をしていると初めて知った。驚きだった。 福島県民は「県外支援」を隠されていた午前5:29 2020年1月28日
https://twitter.com/karitoshi2011/status/1222149581112102912
その後、2011年8月、私も北海道に避難してきた。 そして、多くの支援者から質問された。
「私たちは避難者が来るのを支援しようと待っていたのに、なぜ福島県の人たちは避難しないの?」と。 驚いていろいろと調べて分かった。 福島県庁がメディアや結婚式場までも巻き込んで、県外避難を妨害していた。 午前5:29 2020年1月28日
https://twitter.com/karitoshi2011/status/1222149582299095041
2011年3月中旬、福島県庁が自治体やメディアへの統制を回復した。と同時に、県外から福島県民への県外避難呼びかけの存在を、福島県民に伝えないように徹底した。公共施設も結婚式場も「避難相談」の会場に使うことを禁止した。新聞折り込み広告を有償で行うことも拒絶させた。午前5:29
2020年1月28日
https://twitter.com/karitoshi2011/status/1222149583582593024
思い返せば、2011年3月14日の県庁機能回復から、福島県庁の方針は一貫している。 福島県民が不要に被曝することは、基本的に放置する。 住民から直接県に、被曝防護の訴えや要請があっても無視する。自治体の長が申し入れてきた場合は考慮する。
被曝による一般県民の健康被害はあり得ないことにする。午前5:29 2020年1月28日
https://twitter.com/karitoshi2011/status/1222159662734163969
一般県民や、福島県にやってくる一般国民が余分に被曝することは、自己責任だ。 ただし、それによる健康影響の発生は、断固として否定する。否定の為には政府もメディアも医者も学者も有識者も巻き込む。
福島県庁のこの方針は、2020年になっても変わっていない。午前6:09 2020年1月28日
https://twitter.com/karitoshi2011/status/1222488302894235648
誤解している人がいるようなので付け加える。 民主党菅直人首相(当時)は「妊婦と子どもだけでも県外避難を」と提案したが、佐藤雄平福島県知事(当時)が「私の仕事は今後一人も福島県民を減らさない事」と拒絶した。
民主党首脳は避難を広げようとしていた。妨害者は福島県知事と副知事(現知事)午前3:54 2020年1月29日
https://twitter.com/karitoshi2011/status/1222488304928473088
補足すると、当時の民主党関係者の中にも、福島県民に余分な被曝させようとした人物もいた。例えば細野豪志氏は「除染して住もう」と行動。例えば鈴木寛氏は「年間20mSvまで被曝OK」と提唱。2人とも、現在は自民党政権にすり寄っている。午前3:54
2020年1月29日
https://twitter.com/karitoshi2011/status/1222488306656538626
311直後からの福島県内の様子は、まさに今の安倍政権下の日本を連想させる。 新聞やテレビは、権力者の思惑を損対うした報道を繰り返す。外部の人たちが内部をどう見ているのかについても、まともな情報は入ってこない。現在の安倍独裁政権のような、県知事独裁県政が今も続いている。午前3:54
2020年1月29日
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