A・ガンダーセン氏の廃炉に100年かかる見解考

 更新日/2019(平成31).2.24日

 (れんだいこのショートメッセージ)
 ここで、「A・ガンダーセン氏の廃炉に100年かかる見解考」をものしておく。

 更新日/2018(平成30).9.21日


A・ガンダーセン氏の廃炉に100年かかる見解
 「★阿修羅♪ > 原発・フッ素53」の「魑魅魍魎男 日時
2021年3 月 14 日
」投稿「「廃炉には100年かかる」米原子炉専門家に聞く 3号機3つの懸念 福島原発事故10年 (Yahooニュース) 」。
「『廃炉には100年かかる』米原子炉専門家に聞く 3号
機3つの懸念 福島原発事故10年」 
(飯塚真紀子 Yahooニュース 2021/3/11)
https://news.yahoo.co.jp/byline/iizukamakiko/
20210311-00226761/
 福島第一原発事故から10年。

 この間、福島第一の問題と原発の危険性を声高に訴えてきた人物がいる。米“フェアウィンズ・アソシエイツ”でチーフ・エンジニアを務める原子炉の専門家で、著書に『福島第一原発 ―真相と展望 (集英社新書)』があるアーニー・ガンダーセン氏だ。長年にわたって、原子炉の設計、運営、廃炉に携わって来た同氏はスリーマイル島の原発事故を研究したことで知られ、福島原発事故後も日本を訪問して独立調査を行っている。2016年に福島を訪問した際は、同地で再汚染が起きている可能性について調査した。

 事故直後、筆者は、バーモント州にあるガンダー;ン氏のオフィスを訪ねてインタビューを行い、その後も、折に触れ、何度も話を伺ってきた。 そのガンダーセン氏は、日本テレビが2月12日に公開した、リマスターされた福島第一3号機の爆発ビデオとビデオ内で紹介されている原子力規制委員会の報告を見て3つの懸念を見出している。いったい、どんな懸念なのか話をきいた。
 リマスターされた爆発ビデオについて、どのように分析されますか?
 まず最初に、10年前にあの爆発映像を撮った日本テレビの勇気に感謝します。また、今回、リマスタリングされたことも科学者にとっては喜ばしいことです。しかし、私はこの映像を見て、3つの懸念抱きました。
 第1に、爆発原因に関するTEPCO(東京電力)の技術的な解釈に大きな懸念を感じています。爆発には大きく爆燃と爆轟の2つがあります。前者は福島第一1号機や私が研究したスリーマイル島の原発事故で発生した爆発で、600マイル/時(965キロ/時)の速度で起きました。後者は福島第一3号機で発生した、 非常に破壊的な超音速での爆発です。映像を見ると、最初に明るい赤い閃光が起きていることがわかるでしょう? 我々がその赤い閃光の速度をその近くにあるタワーの高さをベースにして測定したところ、900マイル/時(1448キロ/時)という超音速だったのです。2011年に私がこのことを発表すると、爆発専門のエンジニアたちがコンタクトしてきて、爆轟だとする私の分析に同意しました。
 爆轟に耐えられる格納容器など世界中のどこにもありません。そのため、原発産業は、爆轟の発生を認めることができないのです。格納容器が爆轟で破壊されるものであることを認めてしまったら、その中に、肝心の核燃料を入れられなくなりますから。

 3号機については、この爆轟がどのようにして起きたかまだ解明されていません。水素は室温では爆轟を引き起こさないからです。私としては、爆轟がどのようにして起きたかについて解明されるまでは、いかなる原発も稼働されるべきではないと考えています。そうしないと、福島第一の悲劇が繰り返されることになるからです。

 第2に、TEPCOが、格納容器の上部で新たに見つかったと指摘している致死的な放射量の原因を爆発に見出していることに懸念を感じています。 というのは、私の分析では、放射能は爆発前からリークしていたからです。1号機と3号機は3月12日の朝までにはリークを始めていたはずです。ベントするために作業員が送り込まれましたが、放射線量は作業員が来る前から高まっていました。ベントの時はすでにリークが始まっていたのです。リークが始まったのは、冷却水がストップして、格納容器内の温度が高まり、プレッシャーが急上昇したからです。
 第3に、TEPCOが最初の爆発の3秒後に、2回目の爆発が起きた可能性について議論していないことを懸念しています。リマスターされた日本テレビの爆発映像は2回の爆発が起きたことを示しています。大きな黒煙が垂直に舞い上った直後、白い煙が北の方角に水平に流れたのが見て取れます。これも、何が起きたかまだわかっていません。
 解明されていないことがたくさんあるわけですね。
 特に、3号機にはミステリーが多いのです。2号機もはっきりとは目に見えないものの、私の分析では爆発が起きていました。3つの原子炉はいずれも爆発していたのです。
 2月にも福島沖で大きな地震が起きましたが、原子炉への影響をどうお考えになりますか?
 1号機は水位を維持することができなくなっているようですね。それは、地震により、格納容器の割れ目から水が漏れ出していることを示唆していると思います。水が漏れ出ているため、水位が低下し、注水量を増やさなくてはならなくなっているのでしょう。また、その汚染水が地下水になったり、太平洋に流れ出したりすることも懸念しています。
 さらなる調査が必要になりますね?
 何度かお会いした菅元首相が、私にこう言いました。「TEPCOとMETI(経済産業省)から受け取った情報は、タイムリーではなかったし、正確でもありませんでした」IAEA(国際原子力機関)やTEPCO、METIなどと繋がりがない、例えば、大学の研究機関などが独立調査を行う必要があると思います。
 廃炉にもまだまだ時間を要するのでしょうか?
  福島第一は2050年までに廃炉すると言っていますが、あと30年で廃炉できるとは思いません。私は事故から100年かかるとみています。スリーマイルの原発事故の場合は、炉心は原子炉内に留まっていましたが、福島第一の場合、溶融した放射性炉心がどこにあるのかさえ見つけることができてない状況なのですから。また、TEPCOが炉心をどのように取り除き、その炉心をどうするのかもわかりません。それに今、高放射線量の土壌と水が福島第一の下にあります。それをクリーンナップするのにまた30年かかるでしょう。廃炉まで100年かかる問題なのです。廃炉のコストも最低でも5,000億ドル(約54兆円)はかかると予測しています。
 社会にかかるコストは大きいということですね。
 菅元首相は「原発事故が起きると、人々が苦しみ、国も危険に晒される」とお話されていましたし、ゴルバチョフ元大統領も回顧録の中で「ペレストロイカではなくチェルノブイリがソ連を崩壊させた」と述べています。私たちは原発は国を崩壊させる可能性があるものなのだと認識する必要があると思います。
 (引用ここまで)
 久しぶりですが、原子炉専門家のA・ガンダーセン氏へ
のインタビューです。 さすがに専門家だけあって、厳しい見方をしています。

 (関連情報)

「かつては花形原発設計者だったA・ガンダーセン氏」 (拙稿 2012/9/9)
http://www.asyura2.com/12/genpatu27/msg/199.html

「ガンダーセン氏 『この粒は80%どころの話ではないよ。ほぼ核燃料100%の粒だ』 (Meg氏ブログ)」
(拙稿 2014/5/31)
http://www.asyura2.com/14/genpatu38/msg/492.html

「原子炉専門家のA・ガンダーセン氏が飯舘村蕨平の仮設焼却炉を見学して驚愕!」 
(拙稿 2016/4/11)
http://www.asyura2.com/16/genpatu45/msg/463.html

「ガンダーセン氏のサンプル測定 経済産業省付近で7000ベクレル/kg検出」 (拙稿 2016/6/6)
http://www.asyura2.com/16/genpatu45/msg/787.html


2. 2021年3月14日
 ガンダーセン博士は、爆発当初から政府当局や犯罪会社東電
のウソ・歪曲発表を暴く正しい事故分析しているし今回のインタビューも正しいがそれでも控えめだ。

 3号機は明らかに核爆発だし、時系列と事故当時の作業状況を考えればデブリは格納容器に留まってなどいずすでに地下だし廃炉は100年でも日本中にばら撒かれた放射能はセシウムだけでも300年必要なうえ今でも福1は放射能ばら撒き中で、今やってる現場作業は事故収束の何の役にも立っておらず、「やってる振り」どころか放射能の水を海にぶち撒けと放射能土の全国ばら撒きだけを政府、東電一丸となってやろうとしており、犯罪的収束作業といっても過言ではない。と、博士はハッキリ言ったほうがいい。
8. 2021年3月15日
 原子力規制委員会も東電の本音は、事故解明したくないのでは?

 東京電力福島第一原子力発電所における事故の分析に係る検討会第9回会合議事録   
日時:令和元年12月26日(木)13:30~17:33
https://www.nsr.go.jp/data/000299233.pdf 

42ページ

上ノ内教官  規制庁の上ノ内といいます。先ほど来、ビデオを拝見、確認しましたけども、この線量が3階のFPCポンプ熱交室に影響してるのか、またはFPCポンプ熱交室に何がいるのか、ちょっと線量高くて入れない状況なんですよね。この解明っていうのが、4階から3階に影響してるのか、3階に単独でまた来てるのかっていう、今ここがわからない状況になってます。あと4階にアクセスできないっていうことで、遠くからガンマカメラでしか確認できないっていう状況です。なので、ここが上がった原因ですね、まずは上がった原因、それを解明したいというのが今、目的になっている状況です。以上。
金子長官
官房審議官
という状況であることを踏まえ、我々側の何ていうか、仮説というか、こういうふうに見えているのはこうだからではないかっていうストーリーが一応あるんですよね。それをちょっと御披露していただいて、議論を始めたほうがいいのではないかと思います。
岩永企画調査官  規制庁、岩永です。御説明がちょっとその拙かったとは思いますが、そのストーリーとして一つ言えるのは、今、見ていただいていますような、まず、こういう5階の壁だとか屋根というものはほとんど落ちてしまっていますし、ここが床も含めて崩落をしていますので、まずは、爆発以前からのオペフロ上の汚染も含めた瓦れきがなだれ込んでいることと、あとこのスキマから出てくるその蒸気がいわゆるその汚染したものであるのであれば、ここでの付着だとか凝縮っていうことで、局所的にその線量が上がったのではないかというのを、一応我々のほうでの推定として、この部分の高い部分を説明しようとは考えてはいます。以上です。
安井原子力規制
特別国際交渉官
 若干補足をすると、さっき、まず上ノ内が言ったFPC室、熱交にしろポンプにしろそんなに強い線源になる可能性があるのかというのは、なかなかちょっと僕には思いつかないんだけれども、もし東電のほうに思いつく理由があれば、それは教えてほしいというのは一つあった上で申し上げると、1号機は、格納容器の一番
下のところにRCWっていうラインがあって、そこのラインを通って、デブリなのかデブリに強く汚染されたものかは別として、それが熱交換機を通って上のほうまで回ったということが報告されてます。それで、その可能性がないかというののための調査を一度しました。我々がやったんですね、つい最近、11月かな、なんかにやったんですけど、3号機の2階にあるRCWの熱交換機の汚染レベル、こういう、いわば1桁mSv、高くても2桁っていうぐらいなので、そういう非常に強烈な汚染源がちょっとここを経由してるっていうのは考えにくいと。そうすると、もうあとは、素直に考えると、先ほど岩永君が言っておりましたオペレーションフロアの中で、ちょうどそのDSピットと格納容器の周りのあの継ぎ目辺りから吹き出してたところから高い汚染状態のところが外へはみ出してましたから、それがその下に、さっきの絵でいいよ、この絵のこのちょうどこの下にある、ここいら辺がちょうど、ほかにもきっとこの辺にもあったのかもわからないんですけど、破損をしていて、下にこぼれ落ちたのが線源として、ちょうど4階にかなり落ちてるんじゃないかっていう推測です。それで、先日の先ほど見ていただいた3号機の3階の調査のときに、ちょうどその3号機の3階の天井部分の線量をはかってみました。すると、この1、ここに、だから3メートルで40なんて書いてありますが、一応この、ここですな、場所はここなんですけれど、この天井に一番近い部分で40mSvぐらいでした。ちょっとガンマカメラの性能上あるんですが、あの4階の線源は相当強いはずなので、40とかいうオーダーではないはずなのでありますんで、それは一体何を意味するかというと、汚染源はやや高いところにあって、多少は遮蔽される効果がないと、この4階の天井部分が40mSvぐらいでおさまるとはちょっと思いにくいなっていうのが一つの補強材料になっております。ただ、ちょっとそれでうまく説明し切れるかどうかっていうのと、ほかのルートがあり得るかっていうことなんです。極端なことを言えば、その格納容器の外側のコンクリート壁に何らかの損傷があって、そこからその蒸気が吹き出すとかっていうのはあるかもわからないんですけど、何となく蒸気の状態から見ると、DSピットと格納容器のあの継ぎ目のところ辺りは、強力な供給源ぽいなとは思ってるんですが、いずれにせよ、ここの崩落物が4階に落ちたもの、ひいては、もしかしたらこれが最終的に3階にも至ってるのかもしれないんですけど、ちょうど場所的にもうまく合うんで、4階の、3号機4階の高線源として、高汚染、強い汚染源存在の理由か、として、一つの仮説として成り立つんじゃないかっていうところまで持ってきたんですけど、どうかなっていうのが今日の議論の点でございます。
金子長官
官房審議官
 ありがとうございます。今、安井の補足の中にも、RCWが一つの経路として高い放射線量のものが流れたんじゃないかっていうようなものに対する見解があったり、それから、上ノ内のほうから申し上げた、FPCの熱交室とかそこら辺のエリアでの原因って何かあり得るだろうかっていう、ちょっと疑問系の提示がありましたけれども、そこら辺、もし東電のほうから御指摘があるようでしたらいただければと思いますし、それから今、我々でつくった仮説なりについて、コメントとかお気づきとかもしあれば、頂戴できればというふうに思います。1点、そのスペシフィックな話で、先ほど申し上げましたけど、FPC室の何か高い線量源になるようなものの可能性っていうのは、東電は何かお気づきになるような点、ございますか。
東京電力HD
(溝上部長)
 東京電力の溝上です。FPCの熱交換機はRCWで冷やしてますので、そういう意味では、RCWに汚染が入っていれば、同じようにっていう話はあったかもしれないんですけども、ちょっとRCWの汚染状況からいうと、そこはないということで、ちょっと今すぐに浮かぶものはございません。
金子長官
官房審議官
 逆に言うと、そこに何か別のものが入って、上から例えば入ってくるとか、脇から入ってくるとかわかりませんけど、いうようなことでもないと、自然にそこに何かが流れてくるとか汚染源になるものがあるという状況ではないという感じでしょうかね。ありがとうございます。どなたでも結構ですが、何かお気づきの点なり、確認とか、そういうことでも結構だと思いますけれども。どうぞ、前川さん。
前川技監  前川です。FPCに関しては、今、議論があったとおりで、3号のSFPの状況からしても、そんなに高汚染のものがあそこの部屋までやっぱり流れ込むっていうのは、ちょっと系統的には想定しづらいのかなというのがあるんで、むしろ、上からの瓦れきか何かというふうに思ってるんですけど。さっき写真がありましたけど、そのルートを見たときに、DSピットと、それからその原子炉の間のあのプラグのところから出てるというのは、ルートとしては間違いなく存在してるんですけど、量の問題を見たときに、確かにギャップが、恐らく10センチオーダーとか、そういうオーダーで入ってるのは間違いないんですけど、それだけで本当に、少し離れた、これですね。これが高汚染源、この辺りですよね。だから、というのは、ここがちょうどそのDSピットとウェルとのプラグが置いてあるところになりますんで、そのルートとしては存在してるんだけど、量として、これはどういう量を想定すると、そこにまで行くのかなと。もう一つは、4号とかいろいろなところでタービン建屋なんかも調査されて、瓦れき自体が結構落ちてきてるところもあると。その瓦れきの線量自体は、そんなにその何十ミリとか、あるいは何Svとかいうオーダーのものがないんで、上から降ってきましたっていうのも確かに想定はしづらいんですけど、ただ、3号のこの状態を考えると、それもその100のうちの何割を占めているかっていうのは評価してみないといけないと思うんですけど、あそこのギャップのところからだけで全てっていうのは、少し説明しづらいところも残っているのかなという感じで。だから、言いたいことは、FPC、SFP側からのルートっていうのは、そんなに要因としてはないんじゃないか。むしろDSピットとウェルプラグの間のルートと爆発で落ちてきたルートと、その2つでこの辺りが存在してるんじゃないかなというふうに考えてはおります。
安井原子力規制
特別国際交渉官
 若干のデータの供給、追加なんですけれど、実は、3号機のタービン建屋の中を調査をしております。そのときに原子炉建屋が水素爆発した当時に、小さく割れたオペフロ上のだと、どこどこって書いてあるわけじゃないからあれなんですが、分布からすると、原子炉建屋から飛んできたと思われるコンクリート片がたくさんあるんですけど、大体こんぐらいのものが多いんですけど、一つそれなりに近づけてはかって、2mから3mSv/hでした。したがって、水素爆発時点のいわば瓦れきは、そのどれをとっても大体そのぐらいだったので、水素爆発した時点においてのそのコンクリートの汚染レベルは、そのオーダーで大体そろってると考えても間違いではないのではないかと思っております。それで、ところが、今ここにあらわれているのは、ここ黄緑で何ぼなんですか。上に尺度がついてるけど、ちょっと読めないんで。だから、雨にもかなりさらされた後なわけですけど、それでも15から20ですから、ざっくり1桁ぐらい高いとは思われてるんです。ただ、こういうふうに、こういう分布になる理由は、ちょっとすぐには思いつく、いろいろ考えたんだけど、一つありそうなのとして、定量的解析にはなっていないんだけれども、シールドプラグ経由で出てきた蒸気の吹き出しから生じる凝縮が、一つのあれになり得るかなっていう、こういう、そういう推論なんですね。今度、逆に言うと、こういう分布に、何となく、ほら、さっきのあのギャップの存在からとか、いろんなその蒸気の吹き出し状態から見ると、非常にマッチしているように思うんですけれども、これ以外に何か思いつくようなものはございますですか。
前川技監   前川ですけど、確かにおっしゃるとおりのところはあると思うんですけど、逆にね、逆に、あるローカルなエリアだけがスポット的に高いっていうのは、何ですか、連続的な変化で生じてるんじゃなくて、やはり突発、そのある特異な事象がそこに生じてると考えるほうがリーズナブルじゃないのかなと。何が言いたいかというと、やっぱり爆発の影響は、私は絶対あると思ってるんですけどね、安井さんがおっしゃったように、3号タービンのあれは、間違いなくその、逆に、なぜ大きいのがないのかがよくわかんなかったんですけど、非常に小さいし、それから、その1個ずつの線量もそんなに高くないと、おっしゃるとおりだと思うんですけど。そうすると、それだけではあの今の3号のあの潰れ方のところが少し、何という、不自然という言い方はおかしいですけど、素直に爆発として入ってこないなという感じがしてて、もう少し何か大きなものがあるんじゃないのかなという気はしておるんですけどね。
岩永企画調査官
規制庁
 岩永ですけど、一つの情報として、我々がそのガンマカメラの画像を現在解析中なんですけども、今回、先ほど紹介したそのときの測定値も踏まえて判断していくと、恐らくその、先ほどお見せしたこのコンターの赤い部分は、恐らくなんですが、数百ミリ程度はないとこの差にならないので、推定としては数百から、高いとこではシーベルトオーダーの可能性は今、捨てずに確認は続けているとこです。その瓦れき一つ一つが数ミリのものを幾ら集めても、多分そういうものにはならないのと、短時間のそのいわゆる水蒸気の付着でっていうところ、なかなかつなぎにくいっていうのは、ちょっと私も前川さんのおっしゃるように、何か突発的なそのクラックとかそういう、もうその線源を形成するような条件がもっと内側に隠れているのかなとか、ちょっとそういうのも可能性等は見ているんですけども。
前川技監  エレベーション的に見たときに、いわゆるプラグから出ていくのは、オペフロのレベルだし、これは今、議論になってるのは4階のレベルなので、もちろんそういう要因があるのは間違いないにしても、それだけで説明し切ろうとすると、少し仮定を入れていかないと話がつながらないかなという感じはしておるんですけどね。
上ノ内教官  規制庁の上ノ内です。今この4階の線量が高いっていうのとFPCポンプ熱交室の線量が高いっていうのは、もしかすると別の経路から来てるのかなって気もしてるんですけども。49ページですか、49ページでいくと、SFPのほうにかなり蒸気が出てるっていうのは見れますと。それから、45ページ、45ページでいくと、線量の高い、非常に高いというのがウェルとSFPの間に存在してると。実は、ここにFPCのスキマサージタンクというのがありまして、FPCの吸い込みラインを形成してるものですね。ここにもしかして高いものが入ってれば、可能性としては、FPCポンプまで流れ込むのかなっていう気は、しないではない。あと、せっかくなので、こういう状態でSFPの水のそのもののサンプリングっていうのはしたのかな、してあるかなっていうのがちょっと聞きたかったんですけども、東京電力どうでしょうか。
東京電力HD
(石川プロジェクト
計画部長)
 ちょっとサンプリング、どこでやってるか調べます。もし今、手元になければ、後ほど回答したいと思います。1個だけなんです、ちょっと私から、東電、石川ですけど、1個だけなんですけど。当時、原子炉ウェルのSFPの間にあったものは、実は天井クレーンでして、この49ページに、この位置にありますけど、ちょうどこれ、このとき私、現場にいて、こればらして回収したんですけど、大体フックだとかガーダ本体とか、全部500ミリとかだったんですよね。ここが非常に長い間その蒸気は受けていて、そういったもの、何かそのドレーンっぽいものがどこかにたまるっていったことは、あり得るではないかとは思っています。

 令和元年12月26日からこの“はてな”は、お蔵入りかな?その後の原子力規制委員会による2号機の現地調査のビデオには、不思議ことに3階フロアの映像が無いんです?
9. 名も無く地位も無く[124] lryC4Jazgq2SbojKguCWs4Kt 2021年3月15日
 殆どの国民は原発による汚染などもう無いものと思っているようです。私の周りでは食べ物に注意する人など皆無です。あるスーパーで特価品コーナーのお菓子の製造メーカーを見たら福島とか北関東の品物ばかりでした。それでも結構売れていました。私は当然拒否です。イオンでの買い物も一切しなくなりましたがイオンも休日など満員御礼のようです。本当に何も考えられなくなってしまっているようです。




(私論.私見)