関東〜中部上空に広大なアメリカ領が存在する。通称「横田空域」と云われる。日本の首都上空であるにもかかわらず、日本の航空機が自由に飛べず、羽田空港は余計な迂回を強いられている。その費用や時間で大きな負担を強いられている。その量は毎年約11万kℓ。この11万kℓという数字は羽田発大阪行きの消費燃料約1年分に相当する。その分の費用は最終的には利用者負担となる。飛行時間が余計に多くかかることも然りである。利用者にとっては運賃高としてデメリットを被り続けている。戦後レジームからの脱却を掲げる政府は、この問題には深く切り込んでいない。