日航乗員組合連絡協議会レポ―ト考

 更新日/2017(平成29).9.8日

 (れんだいこのショートメッセージ)
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 2017(平成29).9.8日 れんだいこ拝


日航乗員組合連絡協議会レポ―ト
 日航123便に急減圧はなかった
日乗連パンフ 1994.APR目 次
 はじめに ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1
 第一章 航空機事故調査のあり方について
1. 日本における航空機事故調査の現状・・・・・・・6
2. 原因不明、予断先行、遅れる改善・・・・・・・・・・7
3. 乗客の安全に役立つ事故調査を・・・・・・・・・・・9
4. 検察官も疑問を持つ123便事故調査・・・・・・10
5. この報告書に対する航空関係者の反応・・・・11
 第二章 報告書の疑問点・・・・・・・・・・・・・・13
1. 4名の生存者以外は即死であったのか?・・・13
2. 事故調の判断を固めた重要な減圧実験結果に疑惑が・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・14
3. CVRの解読にも疑問、CVRは音の記録・・・・・16
4. CVRの保存と関係者への公開を、減圧実験の公開を!・・・ 25
5. 事故調の報告書作成までの経緯についての疑問・・・・・・・・・25
 第三章 報告書の疑問点・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・28
1. 事故調が事故発生の四日後に発表した、事故原因は・・・・・ 28
2. 他の急減圧事例に見る機内の状況急・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 29
3. 急減圧が存在した証拠はあるのか?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・33
4. 公開減圧実験を・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・49
5. セクション48(圧力隔壁後部)のの強度について・・・・・・・・・・・・49
 第四章 破壊過程についての考察・・・・・・・・・・・・・・・・・・・51
1. 破壊の始まりは尾翼か後部圧力隔壁か ・・・・・・・・・・・・・・・・51
2. 異常発生とその後の経過を考える ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 51
3. CVRに記録されていた低周波振動とその始まった時刻 ・・・54
4. 方向舵フラッターについての考察 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・55
5. -400型機では上部方向舵を補強 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 56
 おわりに ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・58
 はじめに

 このパンフレットを作成した目的は、悲惨な航空機事故の再発防止を目的とするもので、日航123便事故の真の原因を明らかにし、正しい再発防止のための対策がとられる事を求めて作成したものである。

 日航123便事故は1985年8月12日18時25分頃、伊豆半島の東の海上を飛行中、異常事態が発生し、約30分飛行した後、18時56分頃、群馬県の上野村の山中に墜落した。 乗客509名乗務員15名、あわせて524名が搭乗していたが、重傷の乗客4名が生き残ったのみで、520名が死亡した。 これは1機の事故としては最大の死亡者数であった。 この事故については既に日本の事故調査委員会(以下 事故調と略)が1987年6月19日、事故調査報告書を発表して事故原因の調査は公式には終了したことになっている。

 報告書の結論は、本事故の原因は、事故機の後部圧力隔壁が損壊し、引き続いて尾部胴体・垂直尾翼・操縦系統の損壊が生じ、飛行性の低下と主操縦機能の喪失を来したために生じたものと推定される。飛行中に後部圧力隔壁が損壊したのは、同隔壁ウエブ接続部で進展していた疲労亀裂によって同隔壁の強度が低下し、飛行中の客室与圧に耐えられなくなったことによるものと推定される。というものであり、尾翼を破壊し操縦に不可欠の油圧系統を破壊させたエネルギーを客室の与圧された空気の噴出に求めている。そのために客室の急減圧の存在が証明されなければならないが、急激な客室圧力の低下は、航空関係者の目には見いだせない。 事故調の報告書の中にも、急減圧を証明はしていない。減圧を証明するために事故調が行った実験の結果については報告書が事実に反する疑いが強い。






(私論.私見)