私、ニュースの仕事に携わって20年以上経つんですけれども、ずっと、こう腑に落ちないっていうか、もやもやした気分が続いてきたのが、この日航123便の墜落事件だったんですね。 公式には、どういうことになってるかというと、そもそも尻餅事故で圧力隔壁が破損したのも、ボーイング社が修理ミスをして、飛び立った後にそこに亀裂が入って、空気がそこに入って、尾翼を吹き飛ばした状態になって、最後は墜落した、というのがオフィシャルの見解になっているんです。 ただし、当初から色々とおかしいという指摘はあって、例えば急減圧が起こると、他の飛行機事故でもみんなそうなんですけど、ものすごく霧のようなものがバーッと発生して真っ白になるんですよ。確かにこの飛行機の場合も、霧は発生したと言われているんですけれども、そんなに強いものでもなかった。なぜ、急減圧が起きたのに、霧が薄かったのかというのもありますし。
更にですね、もっと大きな謎は、御巣鷹の尾根に墜落した直後、横田基地から輸送機がすぐに現場に飛んでいって、上空から墜落現場を特定して、その後、米軍は救援のヘリを飛ばしてるんです。その日の4時に。ところがですね。その救援ヘリが、これはいろいろ説があるんですけれども、日本政府がいいって言って、何もせずに引き返して帰ってくるわけですよ。一方、その日の墜落した夜の報道っていうのは、どこに墜落したかわからない。撃墜地・・・、墜落地点も二転三転して、直前までは長野県に墜ちた報道だったんですね。当時からレーダーはあったので、そんな墜ちた場所が全然わからないっていうのもおかしいし、そもそもその米軍機が飛んでいって、米軍はわかっていたんです。どこに墜ちたか。なぜ、日本政府が知らなかったのかっていう? だって、日米安全保障条約がある両国なんだから、情報を共有されていたはずなのに、それもされていなっていう、なぜなんだって、ず~っと私は思ってきたんです。
で、実はですね、先月、青山透子さんという人が、『日航123便墜落の新事実』という本を出して、これをずっと読んでたんです。青山透子さんっていうのは、実はその当時日本航空のスチュワーデスだったんですけど、客室乗務員をしていて、自分と一緒に働いていた同僚が亡くなった、で、彼女は人生を賭けて、この原因っていうのを、ずーっと、調べ続けてきたんです。で、彼女は辞めた後だと思うんですけど、東大の大学院を出て、博士号まで取っている。で、今まで、いろいろな陰謀説が出てきたんですけれども、この本は明らかにそれとは違っていて、全部学者が論文を書くようなスタイルで、全部根拠を明らかにして、証言を集めて、実名で証拠を積み重ねていくんですね。で、その中で私が、全く知らなかったんですけど、この本の中で一番驚いたのは、墜落する直前の日本航空機を、二基の自衛隊のファントム機が追尾していたと、つまり自衛隊はおいかけていたんです。墜落するまで。
それは、この本の中で、例えばですね、地元の実名で出てるんですけど、働いていた女性だとか、あるいは元自衛隊(当時現役)員、あるいは現地の小学校が小学生が見たものを当時の校長先生なんかが全部集めてる、小学生達もそこに書いているんですよ。私は子供たちが文集に嘘を書くっていうのはあり得ないと思います。となると、最初から墜落地点は解っていたいたと考えざるを得ない。では、なぜ、翌日の朝、地元の消防団員が発見するまで、解らないって言っていたのか。これ、地元が、県とか国に通報しているんです。うちんとこに墜ちたと。でも、一切無視されているんですよ。じゃ、何をしてたのかっていこうなんですけれども。
もう一つこの本の中に書いてある、これは恐ろしい、本当かどうか分からないというか、でも本当なんだと思うんですが、本の中では証言を集めて書いているんですけど、遺体があり得ないほど、炭化するほど完全に燃え尽きていたと。しかも、そこにガソリンとタールを混ぜたような異臭がしたっていう証言が出てるんです。ジェット燃料というのは、灯油の一種なんで、独特の匂いはあるんですけれども、飛行場で嗅ぐような匂いでなくって、ガソリンとタールっていうのは実はあり得ないんですよ。タールなんて使ってないから。この本の中で一つの可能性として指摘しているのは、ガソリンとタールを混ぜた燃料を、軍隊が現場(戦場)を焼き尽くすために使っている、それで証拠隠滅を図った。その何の証拠かというと、これもいくつもの目撃証言があるんですけれども、日本航空機の後ろを、赤い物体が飛んでいた。一つは、機体のお腹の部分に張り付いていたという証言もあるし、もう一つ、機内から外を撮った写真を解析するとですね、黒い点に見えるんですけど、画像解析をするとオレンジ色の物体で、しかも飛行機の方に飛んできている。画像を解析して分かったということなんです。
このオレンジだとか赤い物体が何かっていうと、当時、今でもそうかもしんないですけど、自衛隊が使っている訓練用のミサイルや無人機っていうのはオレンジ色に塗られているんですよ。それが、この事故だと思うんですけど、たまたま尾翼に当たっちゃったんじゃないかなっていう可能性が高いんじゃないかなっていう指摘なんです。
これね、この日航機墜落のときに、私、経済企画庁っていう役所で働いていたんですけれども、当時の状況を申し上げると、国会では防衛費GNP1%問題っていうので、まあ、中曽根首相がが、どんどん防衛費を増やす中で、1%の歯止めをかけたんですけど、それを突破するんじゃないのか、してもしょうがないんじゃないかとか、やっぱり収めるべきだと、毎日防衛問題で国会がヒートアップしている時期だったんですね。そういう時期に、もし自衛隊が不祥事を起こしたとすると、大変な国家的な問題になってしまうので、私は事実を隠蔽した可能性はかなり高いんじゃないかなっていう気がするんです。
(生存者がいますよね?)
生存者は飛行機の後ろの方に乗っていて、飛行機が落ちた現場からずっと滑り墜ちて、別のところにいたんです。だから、自衛隊が捜索に入って、でも、生存者を見つけたのは、実は自衛隊ではなくて、全部、地元の消防隊なんです。だから、自衛隊は見つけてないんです。救援にはあたりましたけど。 そこのところっていうのを、私はね、もう30年以上経つんだから、そろそろ本当のことっていうのを明らかにした方がいんじゃないかなって思うんですけれども、これ、事実を明らかにする方法っていうのは、確実にあってですね。それは、垂直尾翼の一部は見つかっているんですけど、その7割位が海上を飛んでいるときに墜ちて、まだ見つかっていないということになっているんですよ。
ところがですね、今から丁度2年前なんですけど、TV朝日でニュースが流れたんです。それは、相模湾で、そんなに深くないところに、日航機の部品の一部と見られるものが発見されたっていうニュースで、これは大深度の水中じゃなくて、普通にダイバーが潜って見つけたので、引き上げる気があれば簡単にできるにも関わらず、なぜかずっーと、このニュースの続報を注目してきたんですけど、一つもない。これだけ大きなニュースであるのに関わらず、他のメディアも取り上げないし、勿論、政府も引き揚げようという動きも全くないんですね。
あの~、私はこれ、何が起こったのかっていうのは、日米関係がその後どうだったのかっていうのに、致命的に大きな影響を与えたんじゃないかなって。もしこれが自衛隊が起こした事故だとすると、ボーイング社は泥をかぶったわけですよ。うちの修理ミスだってことになった訳ですから。でも、その後で、例えば日本の航空会社が買っている飛行機っていうのは、どんどんどんどんボーイング一色になっていくんですよ。これはもう間違いない事実なんですね。これは何でそうなってたのかっていうと、ボーイング社の製品が優秀だからなんだって言われちゃったらそれまでなんですけど、世界では、例えばエアバスとか買われているわけです、なぜ、日本だかけがそうなっているのがなぜなんでしょうか不思議ですし、なぜ、メディアが動かないのか。私は、加計学園の問題とか、森友学園の問題よりも、もっと、こっちの方が深いんだと思います。
もっと言うと、特定秘密法案っていうのが、永遠に秘密を守るっていう法律を作ったんですけど、この秘密を守るために作ったんじゃないかと、これは私の完全な憶測ですけど、そんな気さえしてしまうんです。国会議員の皆さん、ぜひですね、この本を読んで、本当のことをもう一度調べて欲しいと私は思います。(航空機事故って、専門家がしっかり調べるじゃないですか?) この事故は運輸省の事故調査委員会が調べます。役所が政府が調べます。(外国からは入ってないんですか?)アメリカのNTSBも来てますが、それは、アメリカですので・・・。