森永卓郎氏の事件考

 更新日/2017(平成29).8.19日


 (れんだいこのショートメッセージ)
 ここで、「識者の1985日航ジャンボ機の御巣鷹山墜落事故事件考」を開陳しておく。

 2010.8.16日 れんだいこ拝


森永卓郎氏の事件考
 2017.8.25日、「日航機墜落事故の真相について森永卓郎が語った陰謀説とは」。
 1985年8月12日に起こった日本航空123便の墜落事故に関してはさまざまなジャーナリストが検証や持論を述べているが真相究明には程遠いのが実情。公式的には圧力隔壁の破損が事故原因であり、ボーイング社の修理ミスということになっている。しかし、多くの専門家が異議を唱えている。森永卓郎氏も「釈然としない感覚」を出発点に、ラジオ番組で陰謀説を交えて日航機墜落事故についての自説を述べている。 
 森永卓郎はラジオで何を語ったのか

 森永卓郎氏が、2017年8月21日放送の「大竹まことx森永卓郎 ゴールデンラジオ!/大竹紳士交遊録」(文化放送)という14分ほどの番組で次のように語っている。

 公式には尻もち事故でボーイング社による圧力隔壁の修理ミス。圧力隔壁に亀裂が入って急減圧が起こり空気がドーンと外に出て尾翼を吹き飛ばし迷走し、墜落したということになっている。急減圧が起こると濃い霧が発生するが、そんなに強い霧は発生していない。
 墜落した直後、横田基地から米軍の輸送機が飛んでいき、場所を特定し救援のヘリを飛ばしている。しかし米軍の救援のヘリは日本政府からの救援拒否の申し出により基地に帰ってきている。その夜のテレビ番組では場所すら特定できていない。当時からレーダーはあった。場所がわからないのはおかしい。米軍は場所を特定していたのに日本政府はなぜ知らなかったのか。なぜ翌朝、地元の消防隊員が発見するまで墜落場所はわからないと言い張っていたのか。
 青山透子氏が「日航123便墜落の新事実」という本を出版した。青山氏は1985年当時、日航の客室乗務員。同僚が亡くなったので彼女は人生をかけて日航機墜落事故を調べた。青山氏は日本航空を辞めた後、東大の大学院へ行き博士号まで取っている。本によると墜落直前の日航機を2機の自衛隊ファントム機が追尾していた。つまり自衛隊は墜落するまで追いかけていた。その証言者は現地で働いていた女性、自衛隊員、当時の地元小学生など多岐にわたる。日航機の後ろを赤い物体が飛んでいたという証言が複数あった。機内から撮った写真を解析するとオレンジ色で飛行機の方に向かって飛んできている。そのオレンジ色の物体は自衛隊の訓練用のミサイル、または無人機ではないか。
 本の中では遺体が燃え尽きるほど炭化していてガソリンとタールを混ぜたような異臭がしたという証言もあった。ジェット燃料には匂いはあるがガソリンやタールとは違うのでありえない。青山氏は自衛隊が証拠隠滅をはかるために現場を焼き尽くした可能性があると指摘している。なんの証拠を隠滅しようとしたのか?
 4人の生存者は墜落した場所から滑り落ちて離れた場所にいた。生存者を見つけたのは自衛隊ではなく地元の消防隊員である。
 垂直尾翼は実はまだ海にあってまだ見つかっていないということになっている。2年前、「相模湾で日航機の部品の一部とみられるものが発見された」という報道がテレビ朝日であった。深い場所ではなかったので引き上げる気になれば簡単である。しかし、その後の続報はない。他のメディアも追いかけないし政府に引き上げようという気もない。
 この事故は後の日米関係に決定的な影響を与えた。ボーイング社は泥をかぶった形だが、その後の日系エアラインはボーイング一色。なぜそうなったのか。世界ではエアバスが主流のエアラインもあるのに日系だけ不自然にボーイング一色。
 特定秘密保護法はこの秘密を守るために作られたのでは? 事故調査に当たったのは当時の運輸省、アメリカのNTSB(国家運輸安全委員会)なので真相が明かされることはない。

 書籍「日航123便墜落の新事実」(青山透子著)の衝撃

 森永氏が番組内で言及していた書籍「日航123便墜落の新事実」(青山透子著)ですが、これは河出書房新社という出版社からリリースされています。

 「墜落直前の日航機を2機の自衛隊ファントム機が追尾していた」という証言を実名で複数集めている点が決定的に重要。自衛隊は翌日まで救助を開始しなかったことについて納得できる説明をする必要がある。

 日航機墜落の真相と特定秘密保護法の関係について

 日航ことJALは2009年から民主党政権のもと再建がはかられた。その際、2010年からCEOとして再建のリーダーとなったのが京セラの稲盛和夫氏。彼は日航機墜落事故の再検証を指示する。当時の国土交通大臣は前原誠司。しかし、2011年7月に出てきた結論は「圧力隔壁の損傷」というこれまでの公式発表となんら変わりないものだった。青山氏の書籍にある通り多くの反証があるにも関わらず。その後、2011年8月には、有識者会議を経て民主党政権が、特定秘密保護法の前身である秘密保全法の国会提出を目指し始めている。特定秘密保護法は、尖閣諸島における中国漁船衝突事故を受けて、策定された法律というのが一般的な認識であるが、時系列を追ってみると、民主党政権が日航機墜落事故の真相を知った直後に特定秘密保護法への動きが始まっている。民主党は日航機墜落事故に首を突っ込んだが、そこで知り得た真相はとても表に出せるものではなかった。よって表には出さないことにした。これが法案の真意であるのではないかと森永氏は憶測する。

 当時の中曽根首相が米政府に「ボーイングに泥をかぶっていただきたい」と申し出て、さまざまな条件を引き換えにアメリカ政府がそれを引き受けたのではなかろうか。その「さまざまな条件」とは、具体的には「アメリカの言うことをなんでも聞く」ことだったのではないかと考えられる。故に、本事件は「後の日米関係に決定的な影響を与えた」。たとえば日航機墜落事故の直後、1985年9月には、プラザ合意が結ばれている。これは先進5カ国の間で、アメリカ有利の円高ドル安に為替レートを誘導するもので、このプラザ合意は後のバブル→バブル崩壊などにもおおいに影響のあるものだった。正真正銘の国家犯罪。それを実行した自衛隊員はおそらく口封じのために殺されている。日航機墜落事故の後に不審な理由で死亡している自衛隊員を詳細に調べれば、なんらかの新事実が浮かび上がってくるのではないだろうか。


 大竹まこと ゴールデンラジオ拡散希望 真のジャーナリスト森永卓郎氏、日本最大の国家機密 #日航123便墜落事件の新事実 に言及」参照。
 更新日: 2017年08月24日

 更にですね、もっと大きな謎は、御巣鷹の尾根に墜落した直後、横田基地から輸送機がすぐに現場に飛んでいって、上空から墜落現場を特定して、その後、米軍は救援のヘリを飛ばしてるんです。その日の4時に。ところがですね。その救援ヘリが、これはいろいろ説があるんですけれども、日本政府がいいって言って、何もせずに引き返して帰ってくるわけですよ。一方、その日の墜落した夜の報道っていうのは、どこに墜落したかわからない。撃墜地・・・、墜落地点も二転三転して、直前までは長野県に墜ちた報道だったんですね。当時からレーダーはあったので、そんな墜ちた場所が全然わからないっていうのもおかしいし、そもそもその米軍機が飛んでいって、米軍はわかっていたんです。どこに墜ちたか。なぜ、日本政府が知らなかったのかっていう? だって、日米安全保障条約がある両国なんだから、情報を共有されていたはずなのに、それもされていなっていう、なぜなんだって、ず~っと私は思ってきたんです。

 で、実はですね、先月、青山透子さんという人が、『日航123便墜落の新事実』という本を出して、これをずっと読んでたんです。青山透子さんっていうのは、実はその当時日本航空のスチュワーデスだったんですけど、客室乗務員をしていて、自分と一緒に働いていた同僚が亡くなった、で、彼女は人生を賭けて、この原因っていうのを、ずーっと、調べ続けてきたんです。で、彼女は辞めた後だと思うんですけど、東大の大学院を出て、博士号まで取っている。で、今まで、いろいろな陰謀説が出てきたんですけれども、この本は明らかにそれとは違っていて、全部学者が論文を書くようなスタイルで、全部根拠を明らかにして、証言を集めて、実名で証拠を積み重ねていくんですね。で、その中で私が、全く知らなかったんですけど、この本の中で一番驚いたのは、墜落する直前の日本航空機を、二基の自衛隊のファントム機が追尾していたと、つまり自衛隊はおいかけていたんです。墜落するまで。

 それは、この本の中で、例えばですね、地元の実名で出てるんですけど、働いていた女性だとか、あるいは元自衛隊(当時現役)員、あるいは現地の小学校が小学生が見たものを当時の校長先生なんかが全部集めてる、小学生達もそこに書いているんですよ。私は子供たちが文集に嘘を書くっていうのはあり得ないと思います。となると、最初から墜落地点は解っていたいたと考えざるを得ない。では、なぜ、翌日の朝、地元の消防団員が発見するまで、解らないって言っていたのか。これ、地元が、県とか国に通報しているんです。うちんとこに墜ちたと。でも、一切無視されているんですよ。じゃ、何をしてたのかっていこうなんですけれども。

 もう一つこの本の中に書いてある、これは恐ろしい、本当かどうか分からないというか、でも本当なんだと思うんですが、本の中では証言を集めて書いているんですけど、遺体があり得ないほど、炭化するほど完全に燃え尽きていたと。しかも、そこにガソリンとタールを混ぜたような異臭がしたっていう証言が出てるんです。ジェット燃料というのは、灯油の一種なんで、独特の匂いはあるんですけれども、飛行場で嗅ぐような匂いでなくって、ガソリンとタールっていうのは実はあり得ないんですよ。タールなんて使ってないから。この本の中で一つの可能性として指摘しているのは、ガソリンとタールを混ぜた燃料を、軍隊が現場(戦場)を焼き尽くすために使っている、それで証拠隠滅を図った。その何の証拠かというと、これもいくつもの目撃証言があるんですけれども、日本航空機の後ろを、赤い物体が飛んでいた。一つは、機体のお腹の部分に張り付いていたという証言もあるし、もう一つ、機内から外を撮った写真を解析するとですね、黒い点に見えるんですけど、画像解析をするとオレンジ色の物体で、しかも飛行機の方に飛んできている。画像を解析して分かったということなんです。

 このオレンジだとか赤い物体が何かっていうと、当時、今でもそうかもしんないですけど、自衛隊が使っている訓練用のミサイルや無人機っていうのはオレンジ色に塗られているんですよ。それが、この事故だと思うんですけど、たまたま尾翼に当たっちゃったんじゃないかなっていう可能性が高いんじゃないかなっていう指摘なんです。

 これね、この日航機墜落のときに、私、経済企画庁っていう役所で働いていたんですけれども、当時の状況を申し上げると、国会では防衛費GNP1%問題っていうので、まあ、中曽根首相がが、どんどん防衛費を増やす中で、1%の歯止めをかけたんですけど、それを突破するんじゃないのか、してもしょうがないんじゃないかとか、やっぱり収めるべきだと、毎日防衛問題で国会がヒートアップしている時期だったんですね。そういう時期に、もし自衛隊が不祥事を起こしたとすると、大変な国家的な問題になってしまうので、私は事実を隠蔽した可能性はかなり高いんじゃないかなっていう気がするんです。

 (生存者がいますよね?)
 生存者は飛行機の後ろの方に乗っていて、飛行機が落ちた現場からずっと滑り墜ちて、別のところにいたんです。だから、自衛隊が捜索に入って、でも、生存者を見つけたのは、実は自衛隊ではなくて、全部、地元の消防隊なんです。だから、自衛隊は見つけてないんです。救援にはあたりましたけど。 そこのところっていうのを、私はね、もう30年以上経つんだから、そろそろ本当のことっていうのを明らかにした方がいんじゃないかなって思うんですけれども、これ、事実を明らかにする方法っていうのは、確実にあってですね。それは、垂直尾翼の一部は見つかっているんですけど、その7割位が海上を飛んでいるときに墜ちて、まだ見つかっていないということになっているんですよ。

 ところがですね、今から丁度2年前なんですけど、TV朝日でニュースが流れたんです。それは、相模湾で、そんなに深くないところに、日航機の部品の一部と見られるものが発見されたっていうニュースで、これは大深度の水中じゃなくて、普通にダイバーが潜って見つけたので、引き上げる気があれば簡単にできるにも関わらず、なぜかずっーと、このニュースの続報を注目してきたんですけど、一つもない。これだけ大きなニュースであるのに関わらず、他のメディアも取り上げないし、勿論、政府も引き揚げようという動きも全くないんですね。

 あの~、私はこれ、何が起こったのかっていうのは、日米関係がその後どうだったのかっていうのに、致命的に大きな影響を与えたんじゃないかなって。もしこれが自衛隊が起こした事故だとすると、ボーイング社は泥をかぶったわけですよ。うちの修理ミスだってことになった訳ですから。でも、その後で、例えば日本の航空会社が買っている飛行機っていうのは、どんどんどんどんボーイング一色になっていくんですよ。これはもう間違いない事実なんですね。これは何でそうなってたのかっていうと、ボーイング社の製品が優秀だからなんだって言われちゃったらそれまでなんですけど、世界では、例えばエアバスとか買われているわけです、なぜ、日本だかけがそうなっているのがなぜなんでしょうか不思議ですし、なぜ、メディアが動かないのか。私は、加計学園の問題とか、森友学園の問題よりも、もっと、こっちの方が深いんだと思います。

 もっと言うと、特定秘密法案っていうのが、永遠に秘密を守るっていう法律を作ったんですけど、この秘密を守るために作ったんじゃないかと、これは私の完全な憶測ですけど、そんな気さえしてしまうんです。国会議員の皆さん、ぜひですね、この本を読んで、本当のことをもう一度調べて欲しいと私は思います。(航空機事故って、専門家がしっかり調べるじゃないですか?) この事故は運輸省の事故調査委員会が調べます。役所が政府が調べます。(外国からは入ってないんですか?)アメリカのNTSBも来てますが、それは、アメリカですので・・・。

 やっぱりこの本の青山透子(元日航乗務員)の当時の記録にも、事故当日、NHKのニューステロップで「現地救助に向かった自衛隊数名が何者かに銃撃され、死者負傷者が多数出た模様」と本当に出ていたと書いてある。当日は123便墜落前にF4戦闘機2機が同機を追尾している目撃情報が多数あった。

 遺族の吉備素子氏が日航の社長と面談した時の話も収録されており、吉備氏が「中曽根首相に直訴しましょう」といった途端、高木社長が震えだし、「そうしたら私は殺される」と言われたと衝撃の事実が書かれている。これを見ればわかるように中曽根が真相を隠蔽した日本側の主犯であることは明白だ。





(私論.私見)