応援する会について
2012年10月1日
いまから約1年前の平成23年9月15日、コンサルティング会社取締役の佐藤真言さんと、衣料品製造販売業「エス・オー・インク」元社長の朝倉亨さんは、詐欺の罪で東京地検特捜部に逮捕、起訴されました。そして今春、佐藤さんと朝倉さんは、ともに一審判決で懲役2年4か月の実刑判決を受けました。佐藤さんは控訴審において控訴棄却の判決を受け、現在上告中。朝倉さんは、11月7日の控訴審判決を控えています。東京地検特捜部といえば、政界や財界、上場企業の虚偽や不祥事などの巨悪と戦う「正義の味方」であるという見方が一般的であったと思います。しかし、今回の事件は、この東京地検特捜部が普通に生活をしている一般市民に捜査の矛先を向けたものとして、私たちにとっても他人事ではない事件です。一コンサルタントとして、中小企業の経営や資金繰りを無私の姿勢で必死に支援していた佐藤さんと、融資金をすべて事業資金に使い、懸命に会社の改善に取り組んでいた経営者の朝倉さん。この二人を、東京地検特捜部は「特捜部の正義」を振りかざして逮捕し、彼らから生活のすべてを奪いました。絶大な権力を後ろ盾としたこのような暴挙は、決して許されるものではありません。
この事件は、中小企業を舞台としたものであるため、これまで世間ではほとんど注目されてきませんでした。しかし、平成24年9月、講談社から『四〇〇万企業が哭いている ドキュメント検察が会社を踏み潰した日』(石塚健司著)が発売され、有識者から一般の方に至るまで、幅広い方々の目にふれることとなりました。この書籍は、「特捜部のはき違えた正義」が「普通に暮らしていた市民」の生活を踏みつぶしていった経過をつぶさに明らかにした迫真のドキュメンタリーとして、高く評価されています。
また、この事件については、作家の高杉良さんが産経新聞で、「検察庁が我が国の経済を根こそぎ破壊している真実を知らしめる迫真のドキュメンタリーである」と評価されているほか、「『正義を失った検察』の脅威にさらされる『400万中小企業』」として、郷原信郎弁護士が自身のブログで紹介されています。また、ジャーナリストの江川紹子さんも、ご自身のツイッターで「中小企業いじめ事件」と評されるなど、大きな注目を集めています。
皆様お一人おひとりに、まずこの事件の真相を知っていただくことが、「はき違えた正義」を振りかざす東京地検特捜部の捜査の犠牲となった佐藤さんや朝倉さんを救うことにもつながると考え、『佐藤真言さんを応援する会』を立ち上げた次第です。皆様の温かい応援を心からお願い申し上げます。
佐藤真言さんを応援する会 呼びかけ人:
高杉良(作家)、石塚健司(産経新聞社)、石井美保(京都大学教員)、大関健志(ゲノム薬理学研究者)、亀山淳一(会社員)、平松かおり(北海道大学非常勤講師)、山中麻里(農業)
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