犯人はどんな人物なのか。発表された各社の記事より、犯人像についてのコメントを抽出し、れんだいこが評しておく。それにしても、どいつもこいつも意図的故意に「秘密陰謀結社特有の政治的狙いの儀式殺人の可能性」を否定せんと評論していることになる。
元東京都監察医務院長の上野正彦氏は次のように分析している。「平岡さんは学生で、お金があるようには思えないから、物取りではない。そんな人を襲ったということは暴行が目的だったのではないか。それも計画的ではなく、たまたま平岡さんが通りかかったから手を出したのでしょう。死体をバラバラにしたのは運びやすくするためだったと思います」。
つまり、「行きずり犯行説」を唱えている。「行きずり犯行」で、これだけの猟奇性殺人を為し得るのかと問い、それを否定するのがお前の仕事だろうに。バカバカしい限りの評論ではないか。マスコミお抱えの御用「元監察医務院長」ぶりを示して余りある。確か本を出していたようだが、どうせろくでもないことしか書いていないだろう事が予想される。
犯罪心理に詳しいとされている心理学博士の鈴木丈織氏は次のように分析している。「平岡さんは絞殺後に頭部を切断された疑いがあるそうですが、首を切るという行為は相手に“確実な死”を与えること。強烈な恨みを抱いた犯人にみられる特徴的な行為です」、「日本人は人の顔を踏みたがらないもの。とくに男性は自分が手を下した相手でもまだ愛情があるから顔は踏みません。でも女性は憎悪にかられて顔を踏むことがある。また、胸の部分には切り傷があったそうですが、女が女の胸を切るのは恨みからくる行為です」。
つまり、「怨恨、女性絡み説」を唱えていることになる。これが、犯罪心理に詳しいとされている心理学博士の言である。この程度の犯罪心理しか披瀝できない粗末脳なら博士号を採り上げてしまえ。バカバカしい限りの評論ではないか。
それはともかく、「平岡さんは失踪前に男性2人に連れられて歩いているのを目撃されています。この男たちが誘拐と死体遺棄役を務め、ほかに殺害犯の女性が存在したのなら、男たちは罪の意識は薄い。そのため簡単に見つかるような捨て方をしたと考えられるのです」と述べている。この「平岡さんは失踪前に男性2人に連れられて歩いているのを目撃されています」とあるのは初見である。この情報の出所はどこだろう。この方が気になる。
スーパーモーニングで、 番組コメンテイターの大沢孝征弁護士は次のように分析している。「(警察が20〜30歳代に見える3人の男の顔写真を持って、ホームセンターを訪ね、刃物を買った者がいないかと尋ねていることに対し)3枚のなかに犯人がいる可能性は高い。写真があるということは、容疑者はもう特定されてる」コメントしている。
つまり、犯人逮捕近し含みの発言をしていることになるが、本当だろうか。いつも当たり障りのない発言でお茶を濁しながら世渡りしているようだが、結構なことではある。
これに対して、 作家の若一光司氏は、「近辺に住む犯罪常習者の写真を(とりあえず)見せたのではないか」とコメントしている。大沢発言を牽制していることになるが、ならばどう考えるのか語らねばなるまい。
犯罪心理に詳しいとされる作田明・氏は、犯人が被害者の遺体を切断した理由について「(遺体に)特別な執着があり、それをもて遊んで、喜び、快楽を感じてるケース(である可能性)がある」、「しばらく身近に置いて、やりたいことをやった感じがある」とコメントしている。 番組主任コメンテイターの鳥越俊太郎氏は、「ある種猟奇的な、屍体をもてあそんで快楽を得るマニアックな者の犯行。現段階では、そう取れる」として、作田説を採った。
つまり、「マニアックな犯人の快楽殺人説」を採っていることになる。スパモニ捜査本部も、「犯人はネクロフィリア(屍体愛好者)」との見方を強めている、とある。
どいつもこいつも、この程度の発言にとどめないとテレビに出られないということか。
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