4.14日、遺体発見から約3週間になるこの日、事件が急展開をみせた。死体遺棄の疑いで渋谷恭正容疑者(46)が逮捕された。逮捕された男は、登校する子どもたちの見守り活動をしていた保護者の会の会長だった。リンさんが通っていた小学校で始業式があった5日の映像には、登校する子どもたちの見守り活動に参加している渋谷容疑者の姿があった。リンさんが通う小学校で保護者の会の会長を務めていたという。保護者らに配られた資料には、昨年度の会長として、渋谷容疑者の名前が載っていた。リンさんと同じ小学校に通う自分の子を毎朝送り、リンさんとも顔見知りだった可能性もある。渋谷容疑者は、リンさんの自宅から300メートルほどの場所に子供2人と同居人の女性と4人で暮らしていた。同じマンションに住む人はこう語る。「普段、お子さんの送り迎えとか塾とか、休みの時は遊びに連れて行かれたりしてすごく子煩悩。見守り隊も学校から言われているわけじゃないけど、危ないんでやっているんだって」。事件後も変わらぬ様子で子どもの送り迎えをしていたという渋谷容疑者だが、リンさんのお別れ会をインフルエンザで欠席したことで、周りから疑われていると話したという。渋谷容疑者のFacebookの自己紹介欄には、「いじめにあった為、人間不信なところがある」との記述があった。前回の投稿は4年前の10月。それが突然、小学校の始業式のあった4月5日に、防犯カメラの上にできた鳥の巣のような画像が投稿された。調べに対し、渋谷容疑者は黙秘しているという。