別章【ローマ教皇史考】 |
(最新見直し2008.3.10日)
(れんだいこのショートメッセージ) |
2004.11.14日、2008.3.10日再編集 れんだいこ拝 |
1738年、法王クレメンス12世が、「フリーメーソンなど秘密結社に入会した者は、教会法により破門になる」回勅を発令する。
1982年、フリーメーソンP2事件発覚。バチカン内の実力者の多くがメーソン員であることが判明した。
(私論.私見)
フリーメーソンのヴィロ枢機卿は、かってパウロ6世と教皇の座を競い、ベネリ枢機卿は、現教皇ユハネス・パウロ2世と其の座を争った。ましてパウロ6世の偽者さえ傀儡させたくらいである。しかも、この時期からメーソンは、自分達のプロパガンダを使って「パウロ6世はフリーメーソンになった」と云うデマの情報さえ流し始めている。
「カトリックはユダヤマルクス共産主義に喰われた」
http://turugi10.hp.infoseek.co.jp/katorikku.html
其の偽者のパウロ6世が登場した時、其れに追い討ちを掛けるように、フリーメーソンは、ローマ・カトリック教会攻撃の為の「グリーメーソンの10戒」を作った。次のようなものだ。
@ペトロの磐は粉々に砕かねばならない。教会には約2500人の司教がいる。従って磐は2500個の欠片に砕かねばならない。既に教皇から権力が取り去られたように、権力は司教からも取り去られねばならない。其の中で我々は、我々と意見を同じくする兄弟達(カトリックやプロテスタントに入り込んだフリーメーソン)と手を組むであろう。”来るべき時代の基督教”と云う動機付けによって。
A子供達の良心を変える事。父と子と云う関係から、同胞意識(仲間意識)と云う関係へ。
B伝統の根絶。カトリック教会の成熟した根を断ち切る。
C福音書を空洞化する。宗教的真理を疑問視させる。
D典礼の改革。今迄世界の共通語として典礼等を一つに結び付けるラテン語強制の廃止。
E祈りと犠牲(償い)の時間を少なくさせる。
F罪の意識を根絶する事ーー個人的罪と云うものは無く、環境があるだけであるーー有罪とか罪とか、そういった意識を取り除かせる。
G教会から次のものを剥ぎ取る。聖体における基督の現存。敬虔な雰囲気。聖像。奉献の性格と聖体拝領の性格を変えさせる事。
H信教(信仰宣言)を伝統的なものから、現代的信仰に合うように変え、其の効果を無くさせる事。
I宗教的生活の全領域から神の母(聖母マリア)を除去させる事。
この”メーソンの10戒”に述べられた10項目を実行に移し終えた時には、ローマ・カトリック教会は根底から崩壊してしまう事になる。
パウロ6世の傀儡を登場させた時、フリーメーソンは、革新派と云う仮面を付けたメーソン団の聖職者によってローマ・カトリックの教義の解体を謀ろうとしたのである。