寄せの種類 |
更新日/2018(平成30).1.20日
(囲碁吉のショートメッセージ) |
ここで、寄せの種類を確認しておく。 2005.6.4日 2013.5.22日再編集 囲碁吉拝 |
【ヨセの種類】 | ||||||||||||||||
寄せには、大寄せ小寄せがある。その識別は、目数差による大ヨセ、小ヨセ。先手後手が問われる先手ヨセ、後手ヨセ、両先手、片先手、両後手、逆ヨセなどがある。これについて確認しておく。 | ||||||||||||||||
大ヨセは、一般に10目以上の価値のある大きなヨセの手を指す。例えば星の定石からできる形のハイコミなどは、ヨセに入ったら真っ先に打たれるほどの大きな手で約15目程度の価値があると見られる。小ヨセは、一般に10目以下のヨセを指す。第一線のハネツギなどがこれに相当する。 | ||||||||||||||||
先手後手が問われるヨセの種類には、先手ヨセ、後手ヨセ、逆ヨセの三種類がある。 先手ヨセ。こちらが打った手に対して、よほどのことがない限り相手が手を抜くことができず、即ち打った方が引き続き先手を保持できるヨセ。先手ヨセにはどちらが打っても先手になる両先手と片方側だけ先手になる片先手がある。
後手ヨセ。打った後、相手は受ける必要がなく手番が相手に渡るヨセ。 どちらが打っても後手になることを両後手と云う。
逆ヨセ。相手が打てば先手になる権利のところを、後手になるけれども先に打つこと。逆ヨセは、両後手の2倍の価値があると云われる。
ヨセの順序としては両先手→片先手→逆ヨセ→両後手の順番になる。両先手はどちらも先手になるので価値は高い。片先手は片方だけ先手になる権利があり、いつでも権利を行使することができるので、コウ材のために保留して相手に逆ヨセを打たれる心配がない時まで権利を行使しないことが考えられる。逆ヨセは相手の先手の箇所を打つので、後手でも両後手より価値が大きく両後手の2倍相当の価値があるといわれている。両後手の箇所は大きい順番に打っていけばよい。 |
(私論.私見)