この手何目

 更新日/2018(平成30).1.21日

 (囲碁吉のショートメッセージ) 
 ここで、「寄せのこの手何目」を確認しておく。

 2005.6.4日 2015.02.15日再編集 囲碁吉拝


この手何目
問題図

 黒1は何目の手か。  黒1は何目の手か。
解答  黒が打つと黒地が1目、白が打つと0目なので、1目の手が正解。  黒が打つと黒地が1目と取石が1目で2目、黒地が増える。白が打つと0目なので2目が正解。

この手何目
問題図

 この図の黒地は何目と考えるのがよいか? 
解答

 白からの1、3、5のヨセが先手、黒から1、3、5に打つのは後手なので白が打つと考える。黒地15目、白地10目と読むのが正解。

この手何目
問題図

 黒1は何目の手か。
解答  半目です。1目より小さな手で碁の最後に打たれる。

この手何目
問題図

 黒1は何目の手か。  黒1は何目の手か。
解答  黒地が3目違い、白地の違いが0目なので3目。  黒地が6目違い、白地の違いが0目なので6目。

この手何目
問題図

 黒1は何目の手か。  黒1は何目の手か。
解答  黒地が3目違い、白地の違いが0目なので3目。  黒地が1目違い、白地の違いが1目なので2目。

この手何目
問題図

 黒1は何目の手か。  黒1は何目の手か。
解答  黒地が1目違い、白地の違いが3目なので4目。  黒地が7目違い、白地の違いが1目なので8目。

この手何目
問題図

 黒1は何目の手か。  黒1は何目の手か。
解答  黒地が3目違い、白地の違いが1目なので4目。  黒地が1目違い、白地の違いが4目なので5目。

この手何目
問題図

 黒1は何目の手か。  黒1は何目の手か。
解答  黒地が4目違い、白地の違いが2目なので6目。  黒地が1目違い、白地の違いが3目なので4目。

この手何目
問題図

 黒1は何目の手か。
解答  黒地が8目違い、白地の違いが2目なので10目。
問題図
 黒1は何目の手か。
 黒地が6目違い、白地の違いが0目なので6目。

この手何目
問題図

 黒1は何目の手か。  黒1は何目の手か。
解答 黒地が6目違い、白地の違いが0目なので6目。 黒地が7目違い、白地の違いが1目なので8目。

この手何目
問題図

 黒1は何目の手か。  黒1は何目の手か。
解答  黒地が5目違い、白地の違いが5目なので10目。  黒地が1目違い、白地の違いが2目なので3目。

この手何目
問題図
 黒1は何目の手か。  黒1は何目の手か。
解答

この手何目
問題図 1図
 ハネツギは何目の手か。
解答
2図 3図
 黒のハネツギ。  白のハネツギ。
 黒からハネ継ぐ場合と白からハネ継ぐ場合とでは出入りに6目の差がある。故にどちらも後手6目。

【この手何目】(「今日の腕試し」)
問題図
 黒1は何目か。
解答
              

 14目の手。
 黒Aで×印に黒地4目が確保され、白が手抜きをすれば黒1~白8までが約束され、白地は黒の1、3、5、7。白の2、4、6、8の8目減る。◇印の5目のみ残ることになる。逆に白Aと打たれると、黒地は0目となり◇印の白地は12目が確保される。1図と比較して12-5=7目増える。更に、白アの二子取りが残り、打てる可能性の評価は1/2であることからその価値は▲印の地化を含めて6/2=3目。故に、黒Aの手の大きさは、4+7+3=後手14目。これを「出入り計算」と言う。

この手何目
問題図 4図
 黒1は何目か。
解答
5図 6図
 黒1のヨセは約16目。
 但し、左図のaに黒石があれば、もっと価値がある。右のように黒1と打った後白が手を抜くと3と置く手があり黒7までになった図になれば白は眼がなくなり大変である。このように次に狙いのある手はヨセる以上の価値がある。逆にaあたりに白石がある場合は黒1の手はヨセだけの手になる。

問題図

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 黒1は星3.5個分(約17目)の価値になっています。次に白からBと抑える手は星2.5個分(約12目)の価値。黒からBと打つ手が次に飛び込みを見て先手になる可能性大です。この形で問題になるのはAが成立するかどうか。

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 この形で黒1は白2のコスミがいい手で成立しません。

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 別問題で、約20目の手。というのは今度は黒Aに打つ手が成立するので、この形だと白もすぐに抑えるかもしれません。

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 これも似たような形で約15目の手。それは上の図みたいに次の狙いがないからです。同じような手でも配石が違うと価値も変わってくるいい例ですね。

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 白△を切り取るこの手はなんと約30目!!

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 実戦によく出る星のケイマからコスむ手で、大きさは約20目。

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 これも定石のその後の形でよく出る。この場合白1と滑る手は約20目。見た目以上にでかい。この場合は白黒双方とも強い石ですが、片方が弱い場合はこのスベリの価値はもっと大きくなる。大ヨセの大きさは常に配石によって変化する。このことに注意すればワンランク上の碁を打てるようになる。

問題図


問題図

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 黒1は何目ほどの手?

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 黒1と打たれたら白8までが相場。次図と比較して黒地は×印の5目分増えています。

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 逆に白1と打たれると次に白Aの手段があるので黒1と受ける相場。この図は白地が前図と比較して×印の5目分増えている。このヨセの手は両先手10目、後手に直すと20目の価値になる。一局の碁を左右するほどの特大の大きさで、両先手なので相手に打たれると発狂しそうになる。

問題図 f:id:kazutan0813:20170919230015p:plain
  この局面では白1はほとんど絶対の一手。白1は25目以上の価値があるとされている。

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 左辺の白1は甘めの20目程度の手。黒2は何目相当か。

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 この局面で黒1は本手で、約20目の価値がある。 黒1の手で増える地自体は精々数目がいいところ。しかし黒1と打つことで、この一団を補強でき次にaやbを安心して狙う事ができたり、cという良い形の後続手段が発生し、下辺黒模様が大きくまとまる可能性が高まるなど、「今すぐは目に見えない利益」が出てくる。こういう手を本手と云う。

問題図

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 黒△に打った場面で白1を利かした後に、白3と打つ手の大きさはどれくらいでしょうか?

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 その後の進行は白15まで。白3と打ったことで左下の白が10目強の地を持って安定した。さらに白aとおさえる手も残り下辺もなかなかの白地です。 以上から白1・3は20目打以上の手となる。

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 逆に黒1と打たれると、隅の白地がなくなり黒地ができそうになる。また黒は自身が安定し、次に黒aと攻める手も出てくる。実戦の白3という手はまだ盤が広いのに、重箱の隅をつつくような手と思っている人も多いかと思われますが、相当な大きさである。双方の根拠にも関わる急所になるからです。同じような形が現れても、白も黒も安定しているのなら、実戦の白3と打つ手の価値はかなり下がるので注意を要する。

問題図 f:id:kazutan0813:20170716184631p:plain
 黒からどうヨセるかの問題。実戦で正解手を普通に打てる人はかなりの棋力の持ち主でしょう。
正解図 f:id:kazutan0813:20170716184919p:plain
 黒1のキリコミが手筋。白2と打つほかないので黒5が先手で利く。
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 本図の黒1は、黒aが利かないだけでなく、白地も一目増えており、正解図と比較して2目の損になる。






(私論.私見)