中盤の打ち回し攻め編/シチョウ読みきり

 更新日/2024(平成31.5.1栄和改元/栄和6).2.17日

 (囲碁吉のショートメッセージ) 
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 2014.12.27日 囲碁吉拝


【中盤の打ち回し攻め編/シチョウ読みきり】
 「(8)大シチョウ読み切るプロ」(読売新聞 2006/06/26掲載)。
課題原図  ◆第30期棋聖戦 第1局 (白)棋聖・羽根直樹 (黒)九段・山下敬吾
 今、△と渡ったところ。黒イ、白ロ、黒ハと逃げ出す手が成立するかどうか。局後、対局者は「黒が悪いです」と声をそろえた。変化図、50手を超えるシチョウを読み切っているのだからプロとは恐ろしい。(選/小嶋高穂九段)

実戦図
 黒1のツキアタリが本手。白4から14となって形勢不明に近い。この後、棋聖はやや淡泊な打ち方をし、好局を落とした。山下九段は勢いに乗り、4連勝で棋聖位に返り咲いた。
参考図
 実践図の黒1を本図の黒1と打ったらどうなるのかの想定図。







(私論.私見)