隅の詰め碁例題/そのまま生き

 更新日/2024(平成31、5.1栄和改元/栄和6).1.31日

 (囲碁吉のショートメッセージ) 
 ここで、「隅の詰め碁例題/そのまま生き」を確認しておく。

 2005.6.4日 2013.5.22日再編集 囲碁吉拝



【隅の詰め碁例題/そのまま生き】
課題元図
 黒先白生き。
 この形の白は既に生きている。余計な動きをしてダメを詰めない方が良い。

【隅の詰め碁例題/そのまま生き】
試し初手1
 試し初手1/二の2置き。
応じ手2
 応じ手2/一の2下ハネ。この手で見合いで2眼を確保しており生きている。

【参考図】
課題元図
 白先生き、黒先コウ
 実践に時に出てくるヤリ過ぎの形である。前図に出と押えが加わっている。これは、白先で手を入れれば生き。白が手抜きすると黒先でコウにされる。前図との違いが分かることが大切である。

白先1(正解初手)
 白先1(正解初手)/二の2。
 生きる手がいろいろあるがこの生き方がもっともわかりやすい。
黒先1(正解初手)
 黒先1(正解初手)/2の1置き。
 コウに向かう手作りの第一工作である。
その後図1
 2/二の2。
 白は眼を確保する。
その後図2
 3/下がり。
 コウに向かう手作りの第二工作である。
その後図3
 4/ツギ。
 これは止むを得ない。
その後図4
 5/放り込みでコウ。

【隅の詰め碁例題/そのまま生き】
3三入り図1
 1/三3入り。2/。3/。4/。5/。6/。
3三入り図2
 7/当り。8/。9/。10/。11/。12。13/。14/まで、白生きとなる。

課題元図


 「左右がハネツギ系のこの形はこの
まま生き」である。
白先1(お試し初手1)
 白先1(お試し初手1)/左ハネ。
その後図
 2/1間トビ。
 2オリの方の左ハネに対しては2の1の所への1間トビ手が正着。2の1か2の2かは常に迷うところで、状況に相応しい正しい選択をせねばならない。
 3/置き。4/ツナギ。これで2眼確保しており生きとなる。
上図2の不正解変化
 上図2の不正解変化/二の2マガリ。この手はセキ生きになる。
その後図
 3/置き。
 4/。5/。6/。7/までセキ。隅のセキ生きであるが、前図のように地を持つ生きに劣る。
白先1(お試し初手2)
 白先1(お試し初手2)1右ハネ。
その後図 
 2/二の2曲がり。
 3オリの方のハネに対しては曲がりが筋である。
 3/置き。4/となる。
上図2の不正解変化
 上図2の不正解変化/1間トビ。この手は事件を生む。
その後図
 3/オキ。
 4/。5/ハイ。これに6と押さえると7/ハネ。ダメ詰まりで7の右には押えられないので死。
前図6の正解変化
 前図の黒6は失着。前図6の正解変化/サガり。ここが正解である。7には8とアテることができ生きている。
白先1(お試し初手3)
 白先1(お試し初手3)/二の2ツケ。
その後図
 2/ハネ。
 3/コスミ。コウを狙う。4/アテ。この手でコウ味を消す。5/ツギ。6/下がり。これで、上辺と右辺の一眼が見合いで黒生き。
白先1(お試し初手4)
 白先1(お試し初手4)/三の1置き。
その後図
 2/一の2コスミ。3/並び。この手もうるさい手である。但し、4/眼づくりで黒生き。

【隅の詰め碁例題/そのまま生き】
問題図

 この形はすでに白が生きている。黒も白も手抜きが正解。





(私論.私見)