1(実戦初手) |
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白1/右辺ツケ。 |
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ここまで黒が四隅を取り、白は厚みがあるものの地らしきものがほとんどない状況である。こういうときは厚みを生かして上辺の黒に攻勢を掛けるのが良い。白1のツケがモタレ攻めの常用手段である。 |
その後図 |
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黒は2、4と一歩も引かず堂々の頑張りです。黒8に白9から11の攻めが強烈で、黒はシノギに懸命の状態です。白は攻めながら、白17と迫って、後に白Aで左辺に地が見込める。大模様は、地を囲うだけではなく、厚みを生かして相手を攻撃するとき強い戦力として働いてくる。 |
1の不正解変化 |
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1の不正解変化/引き。 |
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この手は緩みで、白2、黒3の交換から白4のボウシが白の強手で、黒5に白6と遮断されると、黒はシノギが大変となる。手順中、黒1で4と逃げを急ぐのは、白A、黒B、白1で右辺が破れ、黒がいけない。また、黒3で4と上辺を逃げると白3の押さえが大きく、たちまち右下方面に大きな白地ができる。 |
道中参考図 |
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テーマ図の白7に黒8の伸びも欠かせない。問題図の黒8を本図の黒1と逃げるのは、白2のタタキ一本を食うのがつらく、白4のボウシで下方一帯に大きな地が出現する。テーマ図の黒8は死んでも伸びるところです。 |