カタツキの応じ方

 更新日/2017(平成29).7.24日

 (囲碁吉のショートメッセージ) 
 ここで、「カタツキの応じ方」ておく。「詰碁」その他参照。

 2005.6.4日 2013.5.22日再編集 囲碁吉拝


カタツキの応じ方
 「カタツキに対し渡りたければまずは渡らぬこと! 」参照。
問題図
 黒5のヒラキに白6とカタツキをされた時、黒aとb、どちらが良いか?

拙図
 黒はすぐ渡りに行くと、白が先にノビて黒は後から這う展開になりペチャンコになってしまう。黒1黒9で黒良くない。渡り方に問題がある。

正解図
 最初は黒1と反対を押すのが好手。白白2/ノビ。黒黒3/スベリ。白白4。黒黒5。黒の這った形(前図)と比べるとはるかに良い。形がスマートな感じがする。
拙図
 今度は黒が渡るのではなく中央に進出したいと思った時の打ち方。黒1から黒3と押すのはいまいちだな。
正解図
 渡りたい時にはまず黒1と渡らない方向に押すのが良い。逆に中央へ進出したい時はまず黒1と這って白2とノビられた時に黒3とケイマで進出するのが良い。黒5となった形を前図と比べると、中央へ進出するスピードが全然違う。
 カタツキに対して渡りたい時はまず中央へ押す、中央へ進出したい時は一度這うのが大切な一手になる。最初から打ちたい方向へ打つのは良くない。




(私論.私見)