三間ハサミ 小ケイマ&3間ハサミ定石

3間ハサミ
(1−1−10)
 星&小ゲイマ小ゲイマガカリに対し三間バサミの手である。ハサミの形の中ではもっともゆっくりしている。これを「元図」とする。
 応じ方としてA(2間トビ)、B(小ゲイマの両がかり)、C(三三入り)等がある。手抜きするケースも考えられる。
A(2間トビ) B(小ゲイマの両がかり) C(三三入り)

2間トビ系

元図のA(2間トビ)選択
 星に対して白1と二間にトブ定石はない。わざわざ薄い二間進出する必要がないからと思われる。三々に入る方が実利が大きい。

(次の着手) 1間トビ
 1間トビ。

小ゲイマの両がかり

元図のB(小ゲイマの両がかり)選択
 小ゲイマの両がかり。応じ方として、A(小ゲイマがかりへのツケ)、B()、C()がある。

上図のA(小ゲイマがかりへのツケ)選択

(次の着手) 

(次の着手) 

(次の着手) 

(次の着手) 

(次の着手) 

上図の黒16を手抜きすると危ない
 白17〜21で渡ってしまう。この渡りの実利は大きい。

 (次の着手) 
 黒は22キリで白3子の取りに向かうがまだ生きていない。

 前図の変化図 白18のハサミツケとき23の当たりを先にするとどうなるか

 前図の変化図 白18のハサミツケとき23の当たりを先にするとどうなるか

 前図の変化図 白18のハサミツケとき23の当たりを先にするとどうなるか
 白1と先にアテてしまうと白3の手段は成立しなくなります。黒6が「イタチの腹ヅケ」と言われる手筋です。黒8で取れている。

 前図の変化図 白18のハサミツケとき23の当たりを先にするとどうなるか
 白1とハネたとき、慎重な読みが必要です。黒2とサガッてから4に曲がっているのが良い。

 前図の変化図 白18のハサミツケとき23の当たりを先にするとどうなるか
 黒2とオサエると白5まで白は取れない。

 前図の変化図 白18のハサミツケとき23の当たりを先にするとどうなるか
 黒は単に2と曲がると白3、5で大変なことになる。

9-7図  ゆるめる

白が6のところにコスまないで白1と出てきたら黒2、4、6と打ちます。黒2で3の所へオサエると白2とキラれて困ります。
9-8図  事件

黒1とオサエたくなりますが、とたんに白2とキラれ白8まで事件です。


9-9図 取られ 

黒5ツギ
黒1とキレば、白2からシボリまとめて取られてしまいます。







(私論.私見)