1間高トビ受け定石

一間高トビ受け
(1−4−2)

 一間高トビ受け。星&二間高ガカリに対する1間高トビ受けの手である。穏やかな受けである。白は利かしと見て手を抜くことも多い。これを「元図」とする。
 応じ手として、A(ヒラキ)、B(星下ツケ)、C()がある。

A(ヒラキ) B(星下ツケ)
(1−4−21) (1−4−22)

 元図のA(ヒラキ)選択
(1−4−21)
 ヒラキ。

指了図 星下ヒラキ
(1−4−211)

  星下ヒラキ。黒はバランスを重視するなら辺の星下にヒラき、白の薄みを狙うならAのコスミが形。


 元図のB(星下ツケ)選択
(1−4−22)
 星下ツケ。白が隅に働きかけるには星下のツケが考えられる。
 応じ手として、A(ハネ)、B(ハネダシ)、Cが考えられる。
A(ハネ) B(ハネダシ)
(1−4−221) (1−4−222)

上図のA(ハネ)選択
(1−4−221)
 ハネ。応じ手として、A(ヒキ)、B(二段バネ)、C()がある。
A(ヒキ) B(二段バネ)
(1−4−2211) (1−4−2212)

上図のA(ヒキ)選択
(1−4−2211)
 ヒキ。応じ手として、A(下がり)、B(ツギ)、C(カケツギ)がある。
A(下がり)
(1−4−22111)

上図のA(下がり)選択
(1−4−22111)
 下がり黒が手堅く受けるならサガリが要点。

指了図 押し&ツギ&ヒラキ&ヒラキ
(1−4−221111)
 押し&ツギ&ヒラキ&ヒラキ。双方ヒラキあって一段落する。

上図のB(二段バネ)選択
(1−4−2212)
 白とハネ返すのもサバキの常套手段である。

(次の着手) ツギ&カケツギ&下がり
(1−4−22121)
 ツギ&カケツギ&下がり。黒はしっかりツイで不満はない。カケツギには黙下がりで応ずるのが良い。

 指了図
(1−4−221211)
 白は働いた形だが、Aの点に薄みが残り前図とは一長一短である。

前図のB(ハネダシ)選択
(1−4−222)
 ハネダシ。白のツケには黒3と厳しくハネ出すのも有力な手である。

(次の着手) キリ
(1−4−2221)
 キリ。応じ手として、A(下がり)、B()、C()がある。

(次の着手)
(1−4−22211)
 黒7のサガリが最強。

指了図
(1−4−222111)





(私論.私見)