囲碁吉の囲碁歌

 (最新見直し2014.10.18日)

 (囲碁吉のショートメッセージ) 
 ここで、囲碁吉作の囲碁歌を披露しておきます。囲碁吉が観察した人間模様を歌いました。まだ練りが足りませんが、どなたかに作曲して貰いたいです。話しが来ればもっと濃縮スリムに創りかえ愛唱歌レベルのものに仕上げたいと思います。

 2013.03.04日 囲碁吉拝


【唄題 棋道万歳 作詞・みなかたみわ】
 親の死に目に会えぬ芸     
 戒めあります道なれど
 いつしか覚えた囲碁の道
 19(ジュウク)19の升目を覗く
 鷺烏(ウロ)野郎の意地を知れ

 白黒綾なす361(サブローイチ)路
 悲喜こもごもの盤上世界
 男女の仲と見立てませ
 御し難しも道理なり
 しかるにここに横たわる
 味わい深し哲理あり
 囲碁の道こそ究めたし
 棋道万歳 爛柯(らんか)なり

 琴棋書画とも云われおり
 紳士の嗜む芸なれど
 何とも孤独の修羅の道
 知謀の限りを尽くします

 憎き碁敵と丁々発止
 流飲下げて下げられる
 お陰ですっきり平生は
 温厚紳士で通ります
 泣きをみただけ強くなる
 土俵と同じコウの道
 棋道万歳 手談なり

 我流で鍛えた我が腕は     
 怪力無双の腕自慢 
 天井仰げばあの時の      
 石のもつれが浮かびます
 反目勝負で泣き笑い      
 人智尽くして耽ります
 いずれ勝負の結末が      
 深々無念のありません
 棋道万歳 仙戯なり

 2011.1.10日


【唄題 棋道万歳48手音頭 作詞・みなかたみわ】
(口上)

 僅かふた色の石の交互打ちが囲碁の芸でございます
 難しい技ではありますが 
 生き死に分かれば打てまする
 白黒綾なす盤上世界 
 19(ジュウク)19 361(サブローイチ)路の宇宙です

 男女の仲と見立てれば 御し難しも道理かな
 世に将棋の歌は数あれど 囲碁の歌聞かずの情けなや
 そこで出ました囲碁音頭 皆様共に歌いませ。
(碁会所編)

  

 今日も来ました碁会所へぇ    
 碁仇(ごがたき)見つけてにんまりとぅ

 目配せ一つで座りますぅ     
 見れば布石も何のそのぉ 

 はや闘いの真っ最中ぅ
 両者 石を握ってご満悦 


 ええじゃないかぁ ええじゃないかぁ はぁよいよい(以下、同様の囃子)

  

 親の死に目に会えぬからぁ    
 好きになるのもほどほどにぃ

 戒めあります囲碁なれどぉ    
 はまる筈です面白いぃ

 老人ボケに良いからとぅ     
 女房許しの通いですぅ


   

 居なけりゃ何を云われるかぁ   
 毎日日参していますぅ

 星取表を眺めてはぁ       
 品評会がやかましいぃ      
 鶯(うぐいす)雀(すずめ)の常連が
 その日の調子を見立てますぅ


   

 囲碁は紳士のたしなみとぅ    
 云えども盤上修羅でして

 盤に沁みいる石の音ぅ      
 お陰ですっきり平生はぁ

 温厚紳士で通りますぅ      
 囲碁の魅力ここにありぃ


  

 千局打てば初段だとぅ      
 聞かされ続けてン十年 

 口だけ達者になりましたぁ    
 上手も下手も居りまするぅ

 万年初段の囲碁人生  
  

(風景編)
  

 習い始めの師匠のしゃみせん   
 打つ手打つ手がダメばかりぃ

 にんじん玉ねぎトントン刻むぅ   
 星目置いて歯が立たず

 いつか夢見る互い先


  

 天井仰げばあの時のぅ
 嵌め手にやられた口惜しさよぅ

 石がチラチラまた浮かぶぅ     
 雪辱期して本を買いぃ
 並べて見るのも三日うちぃ

 (横から合いの手入る)
 積んドクだけではいけません


   

 形勢良ければ口じゃみせん    
 小唄鼻歌出てしまう

 口に抜けてはいけません     
 次第次第に甘くなりぃ

 思わぬ逆転ありまするぅ


  

  岡目八目よく見えるぅ       
 横から口出し叱られてぇ   
 湯気の中ではご禁物ぅ       
 近いところで息するな

 そっと見守る一手ですぅ

  

 戦い済んで日が暮れてぇ      
 今日もとぼとぼ帰ります

 時には一杯やりまするぅ
 プロの話をえんえんとぉ

 聞くのもたまには乙なものぉ
(上達編)
   

 置き碁で始まる囲碁街道
 三子、二子と互い先

 昇級昇段、足踏み道中      
 横から子供が強くなる

 厭になってはなりませぬぅ

 ⑫


 好きこそ上手の道なればぁ     
 夢中力が要りまするぅ

 切磋琢磨の碁敵(がたき)とぅ 
 丁々発止が上達秘訣

 時にはプロに手習いをぅ

 ⑬


 定石知らねば損をするぅ      
 覚えたつもりが弱くなるぅ 

 局面次第の応接でぇ        
 千変万化の使い分けぇ

 覚えて忘れが良いらしいぃ

 ⑭


 局後の検討すれば良しぃ      
 これがなかなかできません

 棋譜をとったりしたこともぉ    
 あるにはあるが続かないぃ

 してたらもっと強いでせう 
(心構え編)
 ⑮

 素直が一番と云い聞かせぇ     
 打ち始めるも何のそのぅ

 直ぐに忘れて熱くなる      
 並べ直しができません

 性分直しも大事ですぅ


  

 今日は良い碁を打とうとてぇ    
 言い聞かせての筈なれど

 数手も打てば血が上りぃ      
 余計な反発始まってぇ

 最後はいつも嘆き節


 (横から合いの手入る)
 戦う前に考えるのがプロでして、結果で腕組みするのがアマですよ。


  

 筋が良いとか悪いとかぁ      
 いろいろとかく云われますぅ

 ちょと待てそれは違いますぅ    
 たとえゴリ碁と云われてもぅ

 我流も磨けば強くなる


   

 石の取られは命の取られぇ
 気分損ねて腹が立つ     
 情けないやら腹立つやらで    
 ペコンができたらええ男

 表へ出ろはご法度よ


   

 あの人良い人の言い草はぁ     
 褒め言葉ではありません

 意地の張り合い突っ張りのぅ    
 云うこと聞かずが強くなるぅ

 反骨精神大事ですぅ 
      
(技術編)
  

 ツケはハネ、攻めはケイマ    
 キリ違い一方伸びよ

 二目の頭は見ずハネよ 
 ノゾキに継がぬバカはなし  

 (横から合いの手入る)
 ノゾキはババでも裾かくす


 一間飛びに悪手なし       
 形勢良ければ店じまい

 格言いろいろありまして     
 知っているのが宜しいよ


 21 

 当たり当たりはへぼ碁の見本   
 シチョウ忘れて碁を打つなぁ 

 ゆるみシチョウもありましてぇ   
 陣笠愚形にぐるぐる廻しぃ    

 締め付けくらえば酷いですぅ

 22

 取ろう取ろうが取られの元でぇ   
 貪るなかれで参りませう

 捨て石とも分からずにぃ      
 喰らいついてはいけません

 壁に塗られて損しますぅ 

 
23

 四隅取ってもさにあらず     
 二線三線這いまわり

 カニの横ばい勝てません     
 空中戦で召しとられ

 泣きべそかいても遅いですぅ

24

 攻め急ぎと慎重居士と      
 兼ね合い呼吸が難しい

 ツギ方いろいろありましてぇ    
 カケツギ、ダマツギ悩ましい

 ゲタの抱えは厚いですぅ

 25

 ぽん抜き30目と云いましてぇ   
 亀の甲なら威力倍

 うって返しもありましてぇ     
 取ったつもりが放り込みぃ

 要石ならあきません  

(横から合いの手入る)
 絹を裂くよな悲鳴が聞こえて参ります


 26

 取られた石が恨めしくぅ      
 死んだ子の年を数えますぅ

 世の中万事考えようで     
 キカシに活用できましてぇ

 これも囲碁の魅力ですぅ


 27

 千両曲がりと二段バネ      
 鶴の巣ごもり もたれ攻め

 真綿の首絞め          
 裾空き囲わず

 覚えた頃から強くなるぅ

 28 

 囲碁の妙味はコウにありぃ     
 コウ立て探しが囲碁の花ぁ

 恐れてツイではいけません    
 碁に負けてもコウに勝てぇ

 コウ自慢の方は強いですぅ

29

 隅味色々手にされてぇ       
 泣きをみただけ強くなるぅ

 守り過ぎても行けません     
 のびのびしっかりバランスでぇ

 打ちたいように打ちませうぅ

30

 ウソ手ハメ手もありましてぇ    
 その手は食わなのはまぐりのぅ

 受けては見るも筋違い      
 手筋一閃あきません

 情けないやら辛いですぅ


 31

 味悪残して攻め急ぎ       
 当初の勢い良いものの

 追っつけ薄味を咎められ     
 次第に形勢損じますぅ

 しっかり守るも大事ですぅ 

 
32

 ここ一番の手どころでぇ      
 慌てて打つのは愚策なりぃ

 敵の急所は我が急所       
 形に明るく筋を知りぃ

 石の心を聞くがよい

33

 えいやぁとうの振り替わり    
 大碁に小碁と云ったもの

 並べてみれば意外の細碁     
 かっかっかっの声がしゃく

 運不運もありまするぅ

 
34

 大石攻めて気分良し     
 あまりの重みにざるが抜け

 後始末におおわらわ       
 油断なきようしっかりと

 ふんどし絞めて参りませう


 35

 攻めと守りの兼ね合いが     
 呼吸で分かれば強いです

 丁々発止の攻め合いは      
 読みで負けてはいけません

 ポカで負けてもいけません

 
36

 序盤中盤終盤で         
 一度は形成調べませう

 サバキ上手に生き上手      
 先手でうまく寄せませう     

 反目勝負の泣き笑い

 37

 詰め碁をしっかり覚えませう   
 生き死にしっかり見えまするぅ

 これを戦で例えれば       
 実弾玉数違います

 脳筋鍛えの差が出ます

 38    

 地合いの見当しっかりと       
 手割りが分かれば強いです
 手順前後はいけません

 キキとキカシと味残し      
 これが分かれば高段者

(勝負編)

 39

 ここ一番の大手合い       
 気合いを乗せて打ちまする

 勝ってたのにの負け惜しみ    
 投げぬから厭になったとか

 云わぬが花の捨て台詞

 40

 敵もさる者なるほどの      
 沈思黙考策ありて

 局面打開の勝負手の       
 思わぬ妙手が待ち受ける

 凌ぎ勝負の冥利です


 
41

 上手と打つとどうしても     
 石が云うこと効きません 

 キリ一発で立ち往生       
 何だかんだと手にされて

 年季の功が違います


 42

 或る時 旅の人が来て      
 道場破りを迎え討つ

 興味しんしん人だかり      
 意地とメンツがかかります

 見事し止めてご満悦

(打ち方マナー編)

 43

 打ち方色々ありますが      
 待っただけはいけません

 石を置いて考える        
 打ちはがしもいけません     

 挙げ石ゴケに入れませう     
 碁打ちの品格大事です

 44

 癖性分は世のならい       
 早打ち、遅打ち じらし打ち

 センスバタバタ 貧乏ゆすり   
 仏頂面にぼやき碁も
 時計流し眼催促士

 ごけをガチャガチャやかましい
 

 45

 いろいろあります打ち方は    
 厚み碁、力碁、殺し碁

 喧嘩碁 地取り碁、走り碁に
 せらい碁、宇宙流、地下鉄碁 

 弱虫碁だけはいけません

 46

 楽しみ方も様々で        
 だんな碁、賭け碁 目碁勝負

 いずれにしても一局入魂     
 勝ち負け淡泊いけません

 もう一丁で花が咲く

(大会編)

 47

 大会出るのに尻ごみし      
 無理に頼まれ出たものの

 石が震えてこぼします      
 あらっ恥ずかしの上がり症

 手合い落として勝てません 
 

 48

 我流で鍛えた我が腕は      
 怪力無双の腕自慢

 被せ被せの大技で        
 ところが相手もさる者で  

 大会出れば通じません

 49

 あの屈辱を如何せん       
 名誉挽回雪辱期して
 稽古に明け暮れ今一度       
 今度は伸び伸び打てまして

 雪辱晴らして御満悦

 
50

 賞金貰って山分けの       
 飲み屋の座談が面白い

 各々語る武勇伝         
 連勝選手の弁に沸く

 碁打ち冥利の酒に酔う

 番外編(文化編)

51

 これから先はごゆるりと
 石で語るが面白い

 囲碁を覚えた幸せを
 味わいながら打ちませう

 囲碁の文化を伝えませう

 52

 世界の人が囲碁覚え
 譲り合いの分かち合い

 闘うときには堂々と
 ルールマナーを守ったら

 平和な時代が来るでせう

53

 日本、韓国、中国、台湾と    
 囲碁の広がり世界中

 本家日本は形勢悪し    
 プロの先生頼みます

 日本の時代よ もう一度
 お願いしたくて歌います

 2011.1.10日、2014.10.18日再編集 

青年日本の歌「昭和維新の歌」 作詞:三上卓海軍少尉
1.汨羅の淵に波騒ぎ
  巫山の雲は乱れ飛ぶ
  混濁の世に我れ立てば
  義憤に燃えて血潮湧く
2.権門上に奢れども
  国を憂うる誠なし
  財閥富を誇れども
  社稷を思う心なし
3.ああ人栄え国亡ぶ
  盲たる民世に躍る
  治乱興亡夢に似て
  世は一局の碁なりけり
4.昭和維新の春の空
  正義に結ぶ丈夫が
  胸裡百万兵足りて
  散るや万朶の桜花

5.古びし死骸を乗り越えて
  雲漂揺の身は一つ
  国を憂いて立つからは
  丈夫の歌なからめや
6.天の怒りか地の声か
  そもただならぬ響きあり
  民永劫の眠りより
  醒めよ日本の朝ぼらけ
7.見よ九天の雲は垂れ
  四海の水は雄たけびて
  革新の機到りぬと
  吹くや日本の夕嵐
8.ああうらぶれし天地の
  迷いの道を人は行く
  栄華を誇る塵の世に
  誰が高楼の眺めぞや
9.功名何ぞ夢の跡
  消えざるものはただ誠
  人生の意気感じては
  成否を誰かあげつらう
10.やめよ離騒の一悲曲
  悲歌慷慨の日は去りぬ
  我らが剣今こそ

  廓清の血に躍るかな
   









(私論.私見)