ハメ手例題/打ち込みハメ手の一例

 更新日2018(平成30).1.26日

 (囲碁吉のショートメッセージ) 
 ハメ手(はめて)は、囲碁・将棋などのゲームにおいて用いられるトリック戦法のこと。一見スキのある手を打ち(指し)、相手がそれに引っかかって欲張った手で対応すると、大きな損害を与える「罠」のような手段である。多くの場合は、相手に正しく対応されると、ハメ手を仕掛けた方が大損害を受けることになる。なお、正しく対応されても互角に近いワカレになる手も存在するが、これをハメ手と呼ぶかは見解が分かれる。 正しく受けられれば損害を受けるハメ手をハメ手と知りつつ着手することは、勝負手などやむを得ないケースを除けば好ましい事とは評価されないことが通例である。

 2005.6.4日 2013.5.22日再編集 囲碁吉拝


【打ち込みハメ手】
問題図
 白1の打ち込み。黒はどう応じたらよいか。

ハマリ図初手
 黒2ツケ。
 下にある黒とつながろうとツケる手で弱気のハマリを呼び込むことになる。
その後図
 白3ツケ。この手がハメ手のはじまり。
 黒4押え。以下白13まで。
 黒ハマリにされている。このあといろいろ変化図が考えられるが白25までが最も普通です。黒は予定通り下の星の黒と連絡できたが、白25と中央に構えて厚壮そのもので黒2子は立ち枯れ状態となっている。
正解初手
 白1を攻めるコスミつけの手。これが強気のお勧めである。
その後図
 白2とたたせ黒3と飛んで裂いていくのが良い。このように白1と打ち込んできた一子を孤立させて攻める方向に石を打ちたい。
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