例題№3()

 (最新見直し2013.05.22日)

 (囲碁吉のショートメッセージ) 
 ハメ手(はめて)は、囲碁・将棋などのゲームにおいて用いられるトリック戦法のこと。一見スキのある手を打ち(指し)、相手がそれに引っかかって欲張った手で対応すると、大きな損害を与える「罠」のような手段である。多くの場合は、相手に正しく対応されると、ハメ手を仕掛けた方が大損害を受けることになる。なお、正しく対応されても互角に近いワカレになる手も存在するが、これをハメ手と呼ぶかは見解が分かれる。 正しく受けられれば損害を受けるハメ手をハメ手と知りつつ着手することは、勝負手などやむを得ないケースを除けば好ましい事とは評価されないことが通例である。

 2005.6.4日 2013.5.22日再編集 囲碁吉拝


【ハメ手】
 「三村智保 囲碁blog」の「ハメ手」。
問題図
 
ある6子の置き碁
 白2は手抜きで下辺星にハサまれて明らかな悪手。黒が1と受け身気分になっている所をついたのでしょう。3と受けたので白2は良い手になりました。ずっと後の局面
 白1にも黒は受ける必要がなく(右上の黒は堅い)右辺Aに打てば▲の白が浮き上がって黒大優勢です。更に白は3、5とやりたい放題。どれも黒に反発されたら簡単に悪くなる手です。これらはハメ手とは言いませんが本来無理手なのに咎めなかった事で逆に得になったといえます。もちろんこの碁のウワテは分かってやっています。黒の腕試しの意味もあるのでしょうがもっとひどい例もいっぱいありそうです。相手が間違える前提で作戦を立て無理を通す。棋力差以上に置かせて勝つにはこれしかない。もちろん置く側はこの試練を乗り越えて上達して行かねばなりませんが。将棋の羽生さんの本に書かれていました。「本当に強くなる人は美意識をもっている。自分には指せない、という手がある」。張栩棋聖の本にもありました。「強くなるには相手の最善手を読む心がけが大事」。

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