ことわざ集4(タ行)

 (最新見直し2006.9.3日)

  「た行」の ことわざ


タ行タ

【多】
 多芸は無芸
 (読解) 何でも出来る人に秀でた芸はない。多芸であることは、かえって一つの芸に精通しにくく、結局無芸に等しいということ。
 (類似諺) (何でもする人は、どれも上手くできない、He who does all, never does well)、(何でも屋のジャックはどんな物にも熟練してない、 Jack of all trades is master of none) 

 「多勢に無勢 」
 (読解)

 「多忙な人ほど、時間を見つける」 (Busiest men find the most time)
 (読解)

【他】
 「他山の石」
 (読解) 自分より劣っている人の言行も、自分の知徳を磨く助けとなるたとえ。
 (類似諺) (他人の欠点(失敗)は良き師である、The fault of another is a good teacher

 「他人の飯を食う」
 (読解)

 「他人の不幸は蜜の味」
 (読解)

 「他人の気持ちは悪魔にも分からない」
 (読解) 西洋の諺

 「他人より身内」
 (読解)
 (類似諺) (血は水より濃い、Blood is thicker than water

 「他力本願」
 (読解)


【第】
 「第一印象が最も長持ちする」 (First impressions are most lasting)
 (読解)

【大】

 「大の虫を生かして小の虫を殺せ
 (読解)

 「大は小を兼ねる」(The greater embraces the lesser.)
 (読解) 大きいものは、小さいものの役割をはたすことができる。
 (類似諺) (多すぎるってことは少なすぎるよりもずっと良い、It is far better to have too much than too little)

 「大海の一滴」
 (読解) 広く大きな場所に非常に小さいものがある事の例え。

 「大海は芥(あくた)を選ばず」
 (読解) 広い心を持って人の意見を受け入れる事のたとえ)(度量が大きいこと。

 「大姦は忠に似たり
 (読解) 小悪人と違って、大悪人は自分の狙いや本性を隠して主君にへつらうので、あたかも忠臣のように見えるということ。

 「大器晩成」
 (読解)
 (類似諺) (早く熟し、早く腐る、Soon ripe, soon roten)、(実りが遅い果物は美味しい、Late fruit keeps well

 「大義親を滅す」
 (読解) 国家の大事のためには、肉親の情も捨てる。

 「大疑は大悟の基」
 (読解) 大いに疑問を持つことが、後に大きな悟りを得るもとになるということ。

 大賢は愚なるが如し
 (読解) 非常に賢い人は、知識をひけらかしたりしないので、見かけは愚かな人のように見える。

 「太鼓もばちの当たりよう」
 (読解) 太鼓も強く打てば大きい音がでる。出方次第で相手の対応も変わってくる。

 「太鼓判をおす
 (読解) 太鼓ほどもある大きな判を捺して保証するということ。絶対に間違いないことを保証するたとえ。

 「大功は拙なるが如し
 (読解) 真の名人は、見せかけだけの小細工をしないから、一見するとかえって下手な者のようである、ということ。

 「大丈夫、死すれども冠を捨てず」
 (読解) 立派な男子は死ぬときには、みっともない死にかたはしない。「左伝」

 「大事の前の小事(We must make a small sacrifice for a great cause)
 (読解) 大事を行うときには、小事にも慎重に対処し、油断してはならない。また、大事を行うときは、小事にはかまわない方がよい。

 「大食は剣より多く人を殺す」 (Gluttony kills more than the sword)
 (読解)

 「大豆は畑の肉」
 (読解)

 「大樹の下に美草無し」
 (読解)

 大敵と見て恐れず小敵と見て侮らず
 (読解)敵が強そうでも恐れて怯んではいけないし、逆に弱そうでも見くびって油断してはいけない、ということ。

 「大木は風に折らる」
 (読解)

 「大欲は無欲に似たり」
 (読解) 大きな望みを持つものは小さな利益などを考えないから、かえって無欲に見える。また欲張ったためにかえって損をして無欲と同じ結果に成ることを言う。

 「対岸の火事」
 (読解) 自分とは無関係で、なんの苦痛もないこと。

【泰】
 「泰山は土壌を譲らず」
 (読解) 泰山は、どんな小さな土くれもえり好みしないで受け入れたので、あのように大きくなった。度量の広い人は、多くの人の意見をよくまとめて大事業をなしとげること。

 「泰山鳴動して鼠一匹」「泰山鳴動して鼠一匹も出ず」
 (読解) 大山が大音響の地震をおこしたけれども 出てきたのはねずみが一匹だけ。 前触れや大騒ぎした割には結果が小さいことをいうことわざ。ラテン語の諺のようです。大山が音をたてて動くほどの騒ぎのあとで、ねずみが一匹出てきた。前ぶれのさわぎばかり大きく、結果はどうということなく拍子抜けするたとえ。「泰山鳴動して鼠一匹も出ず」は、一匹も出なかったの意で、更に肩すかしを喰らったことになる。「泰山」は「大山」とも書く。
 (類似諺) (声大にして毛少なし、Great cry and little wool

 「鯛もひとりはうまからず」
 (読解) どんなごちそうでも1人で食べるのはおいしくないという意味。たとえごちそうでなくても、気のおけない仲間と楽しく食べるのが一番おいしくいただける。気を使って食べる食事は料理の味もわからない。それほど、食卓の雰囲気は大事であるということのたとえ。

 「堪え難きを堪え、忍び難きを忍び」
 (読解)

【高】
 「高望みするとかえって損をする」
 (読解) 何事もほどほどにの意。
 (類似諺) (先に進めばもっと悪くなる、You may(could) go ( a lot of) farther(further) and fare (a lot of) worse

 高嶺の花(It’s a prize beyond my reach)
 (読解) 眺めるだけで、手に入れることのできないもの。あこがれるだけで、自分のものにはできないもののたとえ。

 「高見の見物」
 (読解) 物事の成り行きを、第三者として傍観すること。

 「鷹は飢えても穂をつまず」
 (読解)

【竹】
 「竹を割ったような」
 (読解)

 「竹屋の火事」
 (読解) 竹が燃えると、はじけて「ぽんぽん」と音を出すところから、怒ってぽんぽん言うこと。

 「宝の持ちぐされ」
 (読解) 役に立つ物を持っていながら、利用しないこと。また、優れた才能がありながら、それを活用しないことのたとえ。
 (類似諺) (閉じたままの本は紙の固まり、A book that is dhut is but a block)、(バカ者は貧乏をして金持ちで死ぬ、Fools live poor, to die rich

【叩】
 叩けば埃が出る
 (読解)

 叩けよさらば開かれん
 (読解) 積極的に求め、入ろうと努力するものに、神の国の門は開かれる、という意味。あらゆる行動における積極さを促すたとえ。

【立】
 「立ち聞きに自分の良い噂を聞くことはない」 (Eavesdroppers never hear any good of themselves)
 (読解)

 「立つ鳥跡を濁さず」
 (読解) 水鳥が川や池から飛び立つとき、水面はにごらない。そのありさまにたとえたもの。後始末をきちんとしようという意味で、いろいろな場合に使われる。
 (類似諺) Cast no dirt in the well that gives you water.、(巣を汚すのは悪い鳥である、It is an ill bird that fouls its own nest

 立っている者は親でも使え
 (読解) 急用の時は、誰でもいいから近くにいる人に用を頼めということ。

 「立って半畳寝て一畳、一日食っても二合半」
 (読解) 「人間が持つ物欲に対する痛烈な批判」を意味する。

 「立て板に水」
 (読解) 弁舌がすらすらとして、よどみがないこと。

 「立てば杓薬 座れば牡丹 歩く姿は百合の花」
 (読解) 美人の姿をたとえたことば。

 脱兎の如し
 (読解)

 「多々(たた)益々(ますます)弁(べん)ず
 (読解) 1.手腕や才能にゆとりがあり、仕事が多ければ多いほど、立派にやってのける。ものごとが多いほど巧みにこなす。
2.多ければ多いほど良い。

 畳の上の水練
 (読解) 理屈や方法を知っているだけでは、実際には役に立たないことのたとえ。

【ただ】
 「ただの鼠ではない」
 (読解)

 「ただより高いものは無い」
 (読解) ただで物をもらうと安上がりに思えるが、代わりに物事を恃まれたり、返礼に費用がかかったりして、かえって高くつくということ。
 (類似諺) You never get something for nothing.

 「戦って逃げても生きながらえて、他日また戦う機会がある」 (He who (that) fights and runs away lives to fight another day)
 (読解)

 「盾の両面を見よ」」
 (読解) 盾には表面と裏面がある。同じように物事には表と裏があるから、一面から見ては判断を誤るという意味。

 「蓼(たで)食う虫も好き好き」(There is no accounting for tastes.)
 (読解) たでという草の葉はとてもからいのに、それをこのんで食べる虫もいる。人のこのみもさまざま。はたから見れば、ふしぎな組み合わせでも、本人どうしがすきなのだから、とやかくいうことはないの意。
 (類似諺) (美というのは、見る人の目の中でのことだ、Beauty is in the eye of the beholder)、(豚は澄んだ水より泥を好む、The pig prefers mud to clear water

 「棚から牡丹餅」
 (読解) たなの上からぼたもち(おはぎ)が落ちてくるように、思いがけない幸運がまいこんできたときに使うことわざ。
 (類似諺)  (パンが密の中に落ちた、His bread fell into the honey)、It is a piece of good luck.

【他人】
 「他人の空似
 (読解)

 「他人の飯を食わねば親の恩は知れぬ」
 (読解) 親元を離れ、世間で苦労をしてみなければ、親のありがたさが分からないということ。


【楽、愉】
 「愉しい時は速く過ぎ去る」 (pleasant hours fly fast)
 (読解)

 「楽しみの前に仕事」 (Business before pleasure)
 (読解)

 「楽しめるときに楽しめ」
 (読解)
 (類似諺)(人生は短く、時は過ぎやすし、life is short and time is swift

 狸寝入り
 (読解) 都合の悪い時などに、眠っているふりをすること。

【旅】
 「旅の恥は掻き捨て」
 (読解) 旅先では知っている人もいないし、長く滞在するわけでもないから、どんなに恥ずかしいことをしてもその場限りのものである。
 (類似諺) Leave one’s sense of shame at home.、(誰も知ってる人が居ない町ではしたい放題だ、In a town where thou knowest nobody do whatever thou likest

 「旅は道連れ、世は情け」
 (読解) 人が生きていくのに、旅の道連れと同じように互いに思いやり助け合うのが宜しいという教え。一人で旅をするより、道連れがいるほうが心強い。同じように世の中を渡るには、互いに思いやりをもって助け合うことが大切である。
 (類似諺) (道行くときに良い仲間がいることは、一番の近道、Good company on the road is the shortest cut)、(旅で一番良いものは仲間であり世の中で一番良いものは親切である、The best thing in travelling is a companion;in the world kindness(On the road you need a companion, in life you need sympathy、When shared, joy is doubled and sorrow halved.)

【食】
 「食べてすぐ寝ると牛になる」
 (読解) 椅子の生活が増えた現在は、食べてすぐにゴロンとなることも少なくなったが、畳の生活の昔はちゃぶ台でご飯を食べ食後すぐにゴロンとなることも多かった。これは非常にだらしなくみえる。躾をする上で小さいうちからこのようなだらしない行動をとるのはよくないという意味でのことわざ。しかし、実際は食後はすぐに身体を動かさず、30分くらいは休む方が身体にとってはいい。特に胃弱の人は右を下にして横になると胃の負担が軽くなっていい。

【玉】
 「玉に瑕」
 (読解) 非常に立派だが、ほんのわずかの欠点があること。

 「玉の輿に乗る」
 (読解) 女性が、富貴な人の妻になること。

 「玉磨かざれば光なし」(An uncut gem does not sparkle)
 (読解) どんなにすぐれた資質や才能を持っていても、学問に励み、修養を積まなければ、立派な人間にはなれないということ。

 「卵をハンマーで割る」
 (読解)

 「黙り者に油断するな」
 (読解)

 「民は之に由らしむ可し、これを知らしむ可からず
 (読解)

 「だめなやつほど文句が多い」 
 (読解)
 (類似諺) (一番ダメな車輪が一番きしむ、The worst wheel of the cart creaks most

 「ためらう者は機会を逃す」 (He who hesitates is lost)
 (読解)

 「便りのないのは良い便り」 (No news is good news)
 (読解)

 「足るを知る者は富む」
 (読解) 本当の富貴者は財産家ではなく、身分相応のところで満足している精神的な富者である。金で満たされる者は金で滅びる。という意味です。頼む時には注文無用、物を貰うのに、えり好みは言えない。
 (類似諺) (乞食は選択者にはなれない、Beggars must(can) not be choosers(choosy)

 「たらい回し」
 (読解) 足でたらいを回す曲芸からきた語。足の先でたらいを回すように、一つの物事を順々に他の人、場所に回すことを意味する。たらいまわしの政権というように使われる。

 「鱈汁と雪道はあとがよい」
 (読解)

 「たらふく食う」
 (読解) 腹いっぱい食うことで、漢字で書くと「鱈腹食う」となる。これでお分かりかと思うが、元々はタラの腹のように膨らんで、満腹になったという意味なのである。タラは、大変貧欲な魚で、その胃の中からは、ありとあらゆる魚、鋭いトゲを持つカニまでもが出て来るというからその貧欲たるや凄まじい。

【誰】
 「誰かに追い払われるようなところに座ってはいけない」
 (読解) アラブのことわざ。

 「誰にでも得意な時代はある」
 (読解)
 (類似諺) (どんな犬でも上手く行く時はある、Every dog has his(its) day

【短】
 「短気は損気」(Anger punishes itself)
 (読解) すぐにかっとなっておこると、けっきょくは、自分でそんをすることになる、ということ。
 (類似諺)  (怒りは愚に始まり、悔いに終わる、Anger begins with folly and ends with repentance)、(急速に腹を立てることはしばしば致命的なことになる、Quick resentments are often fatal

 「短慮効を為さず」
 (読解)

【男】
 「男子、家を出れば7人の敵あり」
 (読解)

 「男女七歳にして席を同じうせず」
 (読解)

【断】
 「断金の契り」
 (読解) 堅い金属をも断ち切るほど強い交わり、友情。

 「断じて行えば鬼神もこれを避く」
 (読解) 強く決心して断行すれば、どんなものもそれを妨げることはできない。

 「断腸の思い」
 (読解) はらわたがちぎれるほど悲しくて痛ましい思い。

 「断末魔」
 (読解) 仏教の言葉で、体内には末魔という部分があって、命終わるときにこれが分解して苦痛が生ずるという。臨終の苦痛をさす。

 「団結は力なり」(Union is strength)
 (読解)

タ行チ

【知】
 「知恵というものの秘密は、沈黙の中に含まれている」
 (読解) ユダヤの諺。

 「知恵者1人馬鹿万人」
 (読解) ものの道理が解る人は、解らない人に対して何と少ないのだろうと言う事。

 知恵は小出しにせよ
 (読解) 持っている知恵を一度に出すと、そのとき以上に知恵を必要とする苦境の際に、打つ手がなくなる。必要に応じて少しずつ出すのが得策だということ。

 「知識は力なり」(Knowledge is power)
 (読解)

 「知(知)に働けば角が立つ」
 (読解) 理性だけで事にあたると他人と衝突するという意味。

 「智者は水を楽しむ」
 (読解) 止まらず流れる水のごとく、智者も物事に通じ、滞ることなく処理する。

【血】
 「血が騒ぐ」
 (読解)

 「血で血を洗う」
 (読解)
 (類似諺) (争いを争いで鎮める、To settle strife by strife

 「血は争えない」
 (読解)

 「血は水より濃し」 (Blood is thicker than water)
 (読解) 親子・兄弟など血のつながりのある間柄は、他人との関係よりも結びつきが強いということのたとえ。また、人の性質は、遺伝によるものが大きいということ。

 「血も涙もない」
 (読解) 冷たくて人情がない。冷酷で強欲な人のたとえ。

 「血を分ける」
 (読解)

【冶】
 「治世の能臣、乱世の姦雄」
 (読解) 中国の『三国演義』の中で曹操を指して使われていた言葉。 平和なときは清廉の臣として王に仕え、戦乱のときにはその中にあって邪な手段を 厭わずに戦い抜く。 その時々に自分を適応させることが出来、かつ、どの立場でも優れた才能を発揮す るという意味か。

 「治にいて乱を忘れず」
 (読解) 平和の世にも戦乱の時を忘れず、万が一に備えて準備を怠らないこと。
 (類似諺) 

 「チェック・アンド・バランス」
 (読解)

 「力は正義なり
 (読解)

 「築城3年、落城3日」
 (読解)

 「竹馬(ちくば)の友」
 (読解) 読んで字の如く「たけうま」のことです。 その昔、子供達は竹馬をつくり、その丈夫さや高さ、 乗り心地などを競ったものです。その頃の懐かしい親しさを込めた友情関係を表現している。

 「地に倒るる者は地によりて立つ」
 (読解)
 (類似諺) (失敗や欠点を反省する所から進歩が生まれるというたとえ)

 父の恩は山よりも高く母の恩は海より深し
 (読解)

 「千鳥足」
 (読解)

 「注意一秒 けが一生」
 (読解)

【忠】
 「忠告ぐらい気前よくふるまわれるものはない」(Nothing is given as freely as advice)
 (読解)

 「忠言は耳に逆らう」
 (読解) 忠告の言葉は、とかく相手の感情を害して、素直に受け入れられにくいということ。

 「忠告は最も必要なときに1番無視される」(Advice when most needed is least heeded.)
 (読解)

 「忠臣は二君に仕えず」
 (読解) 忠臣は、いったん主君を決めて使えたら、他の主君に仕えることはない。

【朝】
 朝三暮四
 (読解)) 「目先の利害にとらわれて、結果が同じになるのを見抜けないこと」また、「人を口先でうまくだますこと」とある。

 「朝令暮改(ちょうれいぼかい)」
 (読解) 朝出した命令を夕方に改めること。法律や命令がすぐに変更されて定まらないこと。

【長】
 「長所が欠点になることあり」、「長所は短所
 (読解) 長所に頼りすぎると、かえって失敗することがあるから、見方を変えれば長所もその人の短所である。
 (類似諺) (どの人にもその人の美点に伴う欠点がある、Every man has the defects of his own virtues

 「長者に子なし」
 (読解) 

 「長者に二代なし」、「長者三代」
 (読解) 長者の子は甘やかされて育つので、二代目で富を失ってしまうということ。

 「長者の万燈より貧者の一燈」
 (読解) 金持ちが献灯した一万本の蝋燭よりも貧しい人がその苦しい生活の中から献灯した一本の蝋燭の方が尊いという意味です。

 「長蛇の列」
 (読解)

 「長幼の序」
 (読解)

 「頂門(ちょうもん)の一針(いっしん)」、「頂門の一鍼」
 (読解) 頭上に針を刺す意から〕痛烈で適切ないましめ。急所をついた教訓。頭の上に一本の針をさす。よく聞く治療法とされたことから、人の急所をおさえてきびしく戒めるたとえ。

 「調味料の入れ方、サシスセソ」
 (読解) 煮物に入れる調味料の順番のこと。サは砂糖、シは塩、スは酢、セは醤油、ソは味噌のこと。粉の調味料から入れ、次に液体調味料、そして最後に風味づけの調味料を入れるのが煮物の正しい味付け方法。砂糖は、2〜3度に分けて加えること。1度に加えると汁だけ濃くなり材料に味が染み込まなくなる。

 「提灯に釣鐘」
 (読解) 提灯と釣鐘は、形は似ていても、重さがまったく違って釣り合わない。差が大きくてつりあわないたとえ。釣り合わないことや、比較にならないことのたとえ。

 「蝶よ花よと
 (読解)

 「茶柱が立つと縁起が良い」
 (読解)

 「塵(ちり)も積もれば山となる」(Many a little makes a mickle.)
 (読解) 塵のようにごくわずかなものでも、だんだんたまってつもりかさなると、大きなものになるの意。些事も粗末にしてはいけないという裏意味。
 (類似諺) (水滴が夕立となる、Many drops make a shawer)、(1ペニーの節約は、1ペニーの儲け、A penny saved is a penny earned.)、(一滴ずつが桶を満たす、Drop by drop fills the tub

【沈】
 「沈香(ちんこう)も焚かず屁もひらず」
 (読解)
 「沈黙は金」
 (読解)
 (類似諺) (黙っていなさい。さもなくば何か聞くに価値のあることを言いなさい、Be silent, or speak something worth hearing
 「沈黙は承諾の印」 (Science gives consent)
 (読解)

 「珍客も三日居れば、鼻につく」
 (読解)
 (類似諺) (良い魚でも三日経てば臭くなる、The best fish smell when they are three days old

タ行ツ

 「つうと云ったらるうと悟る」、「ツーと言えばカー」、「つうかあの仲」
 (読解) ”つう”といえば”かあ”と答える、良く通じ合っている仲。

 「使っている鍬は光る」
 (読解)
 (類似諺) (休止は錆をつかす、Rest breeds rust

【月】
 「月と(に)スッポン」
 (読解)(解釈その1)もとは「月と朱盆」だったのが、シュボンがスッポンに訛った。(解釈その2)どちらも円いもの。スッポンの方は円いというか、コウラが楕円。 「おなじ円いものでも、こうまで違うか。」ということではないでしょうか。月とスッポン以外にも、 雲泥の差、鯨と鰯、提灯に釣り鐘、白墨にチーズ といろいろあるようです。
 (類似諺) (白墨とチーズ、 As like as chalk and cheese

 「月にむら雲花に風」
 (読解) 明月が出るとむら雲がおおいかくし、花が咲くと風が散らしてしまう。好事には、とかく支障が起きやすいたとえ。

 「月夜に釜をぬかれる」
 (読解) 明るい月の夜に、光る釜を盗まれる。油断の甚だしいことのたとえ。

 「月夜に提灯
 (読解) 無駄なこと、不必要なことのたとえ。

 「憑き物が落ちる」
 (読解)

 「辻褄を合わす
 (読解) 辻や褄を合わせて着物を仕立てるように、話の筋道や前後が矛盾しないようにとりつくろうこと。(辻は、縫い目の十字になった部分。褄は、着物の裾の左右両端の部分)

【土】
 「土(つち)一升(いっしょう)に金(かね)一升
 (読解) 地価(=土地の値段)が、非常に高いことの喩え。

 土練り3年、ろくろ10年
 (読解) 備前焼言葉。

 「角を矯めて牛を殺す」
 (読解) 牛のツノを矯正した結果、牛そのものを殺してしまう、ということで、 かえって困ったことをしてしまう、本末転倒といったことを指します。欠点を直そうとするあまり、根幹を傷つけて大事な物を失ってしまうこと。
 (類似諺) The remedy may be worse than the disease.

 「鍔迫り合い」
 (読解)

【燕(ツバメ)】
 「ツバメが低く飛ぶと雨」
 (読解)
 「燕が巣を作ると家が栄える」
 (読解)

 「つぶしがきく」
 (読解)

 「ツボにはまる」
 (読解)

 「罪を憎んで人を憎まず」
 (読解)
 (類似諺) (罪を憎み、罪人のために悲しめ、Detest the sin, but weep for the sinner)、Condemn the offense, but pity the offender.

【爪】
 「爪で拾って箕でこぼす」
 (読解)

 「爪に火を灯す」
 (読解) 油やろうそくのかわりに、つめに火をともす。極端にけちなことのたとえ。

 「爪の垢を煎じて飲む」
 (読解)

 爪を立てる
 (読解)

 「詰め腹を切らせる
 (読解)

 「面の皮が厚い」
 (読解)

【強】
 「強いものには勝てない」
 (読解)
 (類似諺) (神は常に大軍の側にあり、God (providence) is always for (on the side of) the big battalions

 「強火の遠火で炎を立てず」
 (読解) 魚を焼くときの基本。強火にするのは表面に早く火を通すため。遠火にするのは肉の内部をあまり乾かさず旨味を逃がさないようにするため。炎を立てないのは必要以上に焦がさないため。

【鶴】
 「鶴の一声」(One’s word is law)
 (読解) 小さな鳥が群がって鳴くより、鶴が一声鳴く方が、威厳があり、優れている。大勢で議論してまとまらなかったことが、実力者の一言で決まることのたとえ。

 「鶴は千年亀は万年」
 (読解)

【聾(つんぼ)】
 「聾の立聞き
 (読解)

 「聾の早耳
 (読解)

タ行テ

【手】
 手が明けば口が明く
 (読解)

 「手が早い」
 (読解)

 手が明けば口が明く
 (読解)

 「手塩にかける」
 (読解)

 「手千両」
 (読解) 手先の器用な人は、たくさん得をするという意味。「手は外に飛び出した脳」といわれるゆえんである。

 「手玉に取る」
 (読解)

 「手鍋下げても、手鍋を提げる
 (読解) 使用人を置かず、自分で煮炊(にた)きをするような、倹(つま)しい暮らしをする。貧しい生活をすることの喩え。

 「手に汗を握る
 (読解) 危険な場面や緊迫した場面を見たり聞いたりしながら、はらはらする様子。

 「手の中にいる1羽の鳥は藪の中の二羽に相当する」(A bird in the hand is worth two in the bush. )
 (読解)

 「手のうちに丸めこむ
 (読解)

 「手の裏を返す
 (読解)それまで見せてた手の甲を裏返し、手のひらを見せるようすで、急に態度や意見を変えること。

 「手のない将棋は負け将棋
 (読解) 何事にも手段がなければ、成功はおぼつかないというたとえ。

 「手八丁口八丁」
 (読解)

 「手前味噌を並べる」
 (読解) 自家製の味噌の味を自慢すること。自分や身内のことをほめること。自慢。
 (類似諺) (自分のラッパを吹く、To blow one's trumpet)、(彼のガチョウは全部白鳥だ、All his geese are swans

 「手も足も出ない」
 (読解) 自分の力ではどうすることもできないという意味。

 「手を拱(こまね)く」
 (読解)

 「手を抜く」
 (読解)

 「手を焼く
 (読解) 扱いの始末に困ること。

 てにをはが合わない
 (読解)

【亭主】
 「亭主関白
 (読解)
 Wear the pants in his family.

 「亭主は丈夫で留守が良い」
 (読解)

 「亭主の好きな赤烏帽子
 (読解) 烏帽子は黒いのに、主人が赤いのを好めば、家の者は同調させられる。変わったことでも、その家のものは主人の好みに合わせなければならないたとえ。どんなことでも、家父長の言うことには従わざるをえないということ。

 「亭主は達者で留守が良い」
 (読解)

 「亭主より女房が強いのは不幸だ」
 (読解)
 (類似諺) (自分の巣を汚すのは、バカな鳥だ、It is a foolish (an ill) bird that soils (fouls) its own nest

 「亭主を尻にしく」
 (読解)

 「貞女二夫にまみえず」
 (読解)

 「泥中の蓮」
 (読解) 蓮の花は泥の中から咲くにも関わらず白くきれいな事から、汚れた環境の中にいてもその影響を受けることなく「けがれなさ」を保つ事を云う。

【敵】
 「敵ながら天晴れ」
 (読解)

 「敵に塩を送る
 (読解) 敵が苦しんでいる時、その弱みにつけこまず、かえってその苦境から救う。

 「敵は本能寺にあり
 (読解) 本当の目的・目標が別のところにあるということ。

 「敵もさるもの引っ掻くもの」
 (読解) 競い合ってる相手もさすがに優れているの意味。

 「敵を知り己れを知れば、百戦して殆うからず」
 (読解)

 「できない相談
 (読解)

 「梃子でも動かぬ」
 (読解)梃子を使えば小さな力で大きな物が動かせるが、その梃子でさえ動かすことができない。どんなことがあっても信念や決意を変えないたとえ。

【鉄】
 「鉄は熱いうちに打て」(Strike the iron while it is hot)
 (読解) 好機を逃すな精神が柔軟な若いうちに教育し鍛えるべきであるということのたとえ。また、好機を逸してはいけないということのたとえ。
 (類似諺) (日が照ってる間に干し草を作れ、Make hay while the sun shines 

 「鉄砲玉に当たるも当たらぬも、皆運命」(Every bullet has its billet)
 (読解)

【出】
 「出たとこ勝負」
 (読解)

 「出前の今出た」
 (読解)

 「出物腫れ物所嫌わず」
 (読解) おならやできものは、時や場所に関係なく出るということ。また、いつどこで産気づくかわからないというときにも用いられることもある。

 「出る杭(くい)は打たれる」
 (読解) 才能や手腕があって頭角を現す者は、他の人から憎まれたり、邪魔をされたりする。また、出過ぎたことをする者は、他人から非難され、制裁を受けるというたとえ。

 「出る幕無し
 (読解)

【天】
 「天が落ちてくることは無い」
 (読解)

 「天知る、地知る、人(我)知る
 (読解) 誰も知らないと思っていても、天と地と自分自身と、あなたも知っている。悪事は、いつかは必ず露見するものであるということ。

 「天高く馬肥ゆる秋」
 (読解) 秋は空が澄みわたって晴れ、馬は食欲を増し、たくましく太る。秋の好時節をいう言葉。

 「天に口無し、人をもって言わしむ」
 (読解) 中国の諺。

 「天に唾する
 (読解) 天を仰いで唾を吐けば、自分の顔に落ちてくる。人に害を与えようとして、かえって自分自身がひどい目にあうことのたとえ。

 「天の時、地の利、人の和」 
 (読解)

 「天の美禄
 (読解)

 「天の報復は遅くても確実」(Heaven‘s vengeance is slow but sure)
 (読解)

 「天は二物を与えず
 (読解) 一人の人間が多くの才能や長所を備えているということはない。

 天は人の上に人を造らず。人の下に人を造らず
 (読解) 人は本来平等であるので、身分、貴賤、家柄や職業による上下の差別はないということ。

 天はみずから助(たす)くる者を助く」(Heaven helps those who help themselves)
 (読解) 天は、他人に頼らずに自力で努力し、道を切り開こうとする者を助けてくれるという事。 

 「天は見通し
 (読解)

 「天を怨みず人を尤めず
 (読解)

 「天才と気違いは紙一重
 (読解)

 天災は忘れたころにやって来る」(Natural disaster happen when we have forgotton all about them)
 (読解)

 「天上天下唯我独尊
 (読解) この世で自分より尊いものはないということ。

 「天井から目薬」
 (読解)
 (類似諺) せっかく骨を折っても、効果のないこと。

 「天地に万古あるも、この身は再び得られず」
 (読解) 天地は永遠に存在するが、人生は再びやり直すことは出来ない。「菜根譚」

 「天道様はお見通し」
 (読解)

 「天罰は遅くとも必ず来る」
 (読解)
 (類似諺) (天罰はゆっくりでも、必ずある、Heaven's vengeance is slow but sure

 「天馬空を行く
 (読解) 天馬が空を駈けるように、着想や手腕(しゅわん)が自由奔放(ほんぽう)なこと。

 「天網恢恢疎にして漏らさず」
 (読解) 天の作った法の網の目は大まかだが悪人の行為を決して見逃さない。天の法網は広大で目が粗いようであるが、すくいもらすことはない。悪人は必ず捕らえられ、天罰を下されるということ。

【天下】
 天下は一人の天下にあらず。すなわち天下の天下なり
 (読解)

 「天下は回り持ち
 (読解) 一族や一派がいつまでも天下を取っていられるものではなく、次々と変わるものだということ。また、貴賤貧富などの運命は、人々の間をめぐるということ。

 「天下分け目の関ヶ原
 (読解)

 「点滴岩を穿つ」
 (読解) ちいさいものでも一心にやれば凄い事が出来る。 "雨垂れ石を穿つ" が言い始めで、 同じ意味です。

 「転石苔むさず」 (A rolling stone gathers no moss)
 (読解)

 伝家の宝刀を抜く
 (読解)

タ行ト

 「ドアは開けておくか、締めておくかしかない」 (A door must be either shut or open)
 (読解)

【東】
 「東男に京女」
 (読解) 男ならば、男らしい男の代表とされる関東のおとこがいい。女は美しく磨かれた京都の女がいいということ。

 「東海を踏みて死す」
 (読解) 世の中のことを憤慨して死ぬこと。東海は渤海湾、または東シナ海をさす。「史記」

【灯】
 「灯火親しむべし」
 (読解) さわやかな秋になり、気持ちよく読書ができる。気候がさわやかで夜の長い秋は、灯火の下で読書するのに適している。

 「灯台下暗し (とうだいもとくらし)」
 (読解) 灯台の真下が暗いように、身近な事はかえって気付かず見落としがちなことのたとえ。
 (類似諺) (教会に近いほど、神から遠くなる、The nearer the church, the farther, from God)、「ろうそくの下は暗い」(It is dark at the foot of a candle)

【遠】
 「遠きは花の香
 (読解)

 「遠きを知りて近きを知らず
 (読解)

 「遠くて近きは男女の仲」
 (読解) 男と女の間は、ちょっと見ると、遠くかけはなれているように見えるが、思ったより近い。男と女は、意外とかんたんに仲良くなったり、むすばれたりするものだ、という意。
 (類似諺) (男は火、女は麻くず、Man is fire, and woman is tow

 「遠くの親戚より近くの他人」 (A good neighber is better than a brother far off.)
 (読解) 遠くにいる親類は、いざというときに役に立たない。他人でも近くにいる人の方が頼(たよ)りになる。近所の人とのつきあいはたいせつにしなさいという戒め。
 (類似諺) Strangers at hand are better than relations afar.

 「遠目は眺めに魔法をかける」 (Distance lends enchatment to the view)
 (読解)

【十】
 「十で神童 十五で才子 二十過ぎれば只の人」
 (読解) 小さいころ非常に優れていると思われていた子も、たいていは成長すると共に普通の人になってしまうこと。

 十日(とおか)の菊(きく)
 (読解) 1.菊の節供(陰暦9月9日)の翌日の菊のこと。菊の節供を過ぎたのに、仏壇などに飾られている菊。2.転じて、時期に遅れて役に立たないことの喩え。


 「頭角を現す
 (読解) 才能や学識が人より一段と優れていること。

 「蟷螂の斧(とうろうのおの)
 (読解) 弱者が、自分の弱さをかえりみず、強敵に立ち向かうことのたとえ。

 「冬至かぼちゃに年とらせるな」
 (読解) 冬至にかぼちゃを食べると、風邪をひかないし、しもやけにもなりずらいというのは昔からの言い伝え。確かにかぼちゃは、栄養素が豊富で冬至の時期の貴重な栄養源である。さらにかぼちゃは保存がきき、栄養素の損失も少ない。しかし、春まで保存し続けても効用がなくなるため、保存も冬至までが限度という意味。

【同】
 「同情より少しの援助」 (A little help is worth a deal of pity)
 (読解)

 「同族(骨肉)相食む」、「同族(骨肉)相食まず」
 (読解)
 (類似諺) (犬は犬を食べない、Dog does not eat dog

 「同病相憐れむ」(Fellow suffers pity each other.)
 (読解) 同じ苦しみに悩む者同士は、その辛さがわかるので、互いにいたわりあい同情し合う気持ちが強い。
 (類似諺) (悲しみは悲しみの仲間の所に置かれるのが一番良い、Grief is best placed with grief's company

 「堂に入る
 (読解) 物事に熟練している。身についている。

【問う】
 「問うは一旦の恥 問わぬは末代の恥
 (読解) 知らない事を聞くのは、その場では恥ずかしいものだが、聞かずに知らないまま過ごせば、一生恥ずかしい思いをしなければならないということ。

 「問う人もなき系図物語り」
 (読解)

 「問うに落ちず、語るに落ちる」
 (読解) 問われると、用心して中々真実を語らないものであるが、何気なく語るときには、ふと真実を漏らしてしまうものだということ。

 「豆腐に鎹(かすがい)、糠に釘」
 (読解) かすがいとは、木材などの合わせ目をつなぎ止める大きな釘のこと。柔らかい豆腐にいくらかすがいを打ってもきかない。無駄なことのたとえ。「糠に釘」や「のれんに腕押し」と同じ意味。

 「兎角亀毛」
 (読解) 「兎角亀毛 (とかくきもう)」 兎の角と亀の毛 の事で、 "この世にはありえないもの" をさす言葉です。

 「とかく浮世は色と酒」
 (読解)

 「とかげのしっぽ切り」
 (読解)

【時】
 「時は金なり」(Time is money.) 
 (読解) 時間は貴重であるから、浪費してはならない。時間の貴さを教えることば。

 「時は偉大ないやし手」(Time is the great healer)
 (読解)

 「ときに愚人の素振りをの出来ない人は、本当の賢人ではない」
 (読解) 西洋の諺。

 「時の氏神
 (読解) 争い事の収拾がつかなくなったところに現れて、仲裁してくれるありがたい人。

 「時の砂に残る足跡は、ただ座っていて出来るものではない」(Footprints on the sands of time are not mede by sitting down)
 (読解)

 時計は逆には戻せない(One cannot put back the clock)
 (読解)

【毒】
 「毒にも薬にもならぬ
 (読解) 害にもならないが、益にもならない。

 「毒も薬も人によりけり」
 (読解)
 (一人の人の食べ物はもう一人の人の毒である、One man's meat is another man's poison

 「毒薬変じて薬となる」
 (読解) 毒薬も使い方次第では良薬になる。はじめは害になったものが、一転して有益なものになること。

 「毒を食らわば皿まで」
 (読解) 一度毒を食ったなら、どうせ命はないのだから、ついでに毒をもった皿までなめる。一度悪事を犯したからには、とことん悪事を重ねること。
 (類似諺) (子羊を盗んで縛り首になるより、親羊を盗んで吊される方がマシ、As well be hanged (hung) for a sheep as (for) a lamb)、(短靴もブーツも、Over shoes, over boots)、One may as well be hanged for a sheep as a lamb.

 「毒を以って毒を制す」
 (読解) 悪事・悪人を除くのに、他の悪事・悪人を利用すること。また、強力な薬を用いて難病を治療すること。
 (類似諺) (悪魔を追い払うには、悪魔に寄れ、Devil must be driven out with devil.)、Poison drives out poison.

 「読書百遍義おのずから通ず」
 (読解) 何遍も読めば、意味は自然に分かってくるものであるという意味。

 床の間の置き物
 (読解)

 「所変われば品変わる」
 (読解) 土地が違えば、風俗や習慣、ことばなどが違うこと。
 (類似諺) (ところところにそれだけの数の風習がある、As many places,so many manners)、(たくさんの国にはたくさんの習慣がある、So many countries so many customs)

【何処(どこ)】
 「何処に行こうとも我が家にまさる所はない」
 (読解)
 (類似諺) (西だろうが東だろうが我が家が一番、East or west, home is best

 「何処の群にも黒い羊の一頭はいる」 (There's a black sheep in every flock) 
 (読解) 何処にでも困りものはいるものだの意。

【年】
 「年上の女房は金の草鞋をはいてでも探せ
 (読解) 「かねの草鞋」が正解です。金の草鞋ってまだ履いたことはありませんが、 すごく重くって歩くとヘトヘトに疲れるんです。 価値あるものはそれほどの苦労をしてでも歩き回って探しなさい、 苦労するしただけの事はあるぞ という意味ですヨ。 「きんの草鞋」と読むと贅沢三昧の、金持ちのくせに義援金や寄付金もしない嫌われ者の イメージが浮かびますが、そういう類の諺、格言は今のところ知りません。

 「年には勝てぬ」
 (読解)

 「年は取っても使い道はある」
 (読解)
 (類似諺) (古いバイオリンでもいくつでも良い曲は弾ける、There's many a good tune played on an old fiddle

【年寄り】

 「年寄りと釘頭は引っ込むがよし」
 (読解)

 「年寄りの食い力」
 (読解)

 「(特に恋煩いをする)年寄りのバカは始末に負えない」(There's) No fool like an old fool)
 (読解)

 「年寄りの冷や水」
 (読解) 年寄りが自分の身体の状態を考えずに無理をするのを戒めた言葉。身体のあらゆる機能は年とともに低下する。したがって、それに応じて行動も制限しなければならなくなる。刺激の強いものもよくない。冷たい水は、年寄りにとって刺激が強すぎるということからきた言葉。

 「年寄りの昔話」
 (読解) 老人は、自分の若い時の話をしたがるものだということ。年寄りが昔話始めたら長いと云う意味もある。

 「年寄りの物忘れ若者の無分別」
 (読解)

 「屠所(としょ)の羊」
 (読解) 屠殺場にひかれていく羊。刻々と死期が迫る喩え。

 「塗炭の苦しみ」
 (読解) どろにまみれ、炭火で焼かれるような苦しみ。ひどい苦しみ、難儀のたとえ。

 「土壇場に直る」
 (読解) 首切り刑を行なう土壇の上につくことから、最期の場に臨むこと。

 「取って付けたような」
 (読解)

 「土手っ腹に風穴をあける」
 (読解) 土手っ腹とは、ふくれた腹をいい、そこに鉄砲の玉を撃ち込むぞというおどし文句。

 「とどのつまり」
 (読解) 結局。いきつくところ。多く、よくない場合に用いる。「海の幸、山の幸に恵まれ」の言葉もある通り、魚から多大な恩恵を受けて来ただけあって、日本人の魚に対する関心と知識の深さは世界一だと言われている。その例が、成長につれて名前を使い分ける出世魚だろう。◆メジ→マグロ→シビ、◆ハマチ→ブリ、◆オボコ→イナ→ボラ→トドなどがある。もののゆき詰まりを「とどのつまり」と言うのは、ここから来ている。

【隣】
 「隣の芝生は良く見える」、「隣の芝生は青い」(The neighbor's lawn is green.)
 (読解)
 (類似諺) (よその芝生は(うちの芝生より)青く見える、The grass is greener (on the other side of the hill[fencel]) )

 「隣の牡丹餅は大きく見える」
 (読解)

 「斗南(となん)の一人(いちにん)」
 (読解) 北斗星より南で第一の人。また、天下第一の賢人。

【鳶(とび、とんび)】
 「鳶(とんび)が鷹(たか)を産む」
 (読解) ふつうの親から、すぐれた子がうまれたというたとえ。とびより鷹のほうがすぐれているとの考えが前提になっている。平凡な親から、優秀な子供が生まれることのたとえ。
 (類似諺) (黒い雌鳥が白い卵を生む、A black hen lays a white egg.)

 「鳶(とんび)に油揚げをさらわれる」
 (読解) 鳶はいつも高い空にいるが、それがさっと降りてきて油揚げをさらったということから、不意に横合いから大切なものを奪われるたとえ。 大切なものを不意に横から奪われることのたとえ。

【飛】
 「飛ぶ鳥を落とす勢い」
 (読解) イギリスの諺。権力や勢力が強く盛んなこと。

 「飛んで火にいる夏の虫」  
 (読解) 夏の虫が、明かりをめざして飛びこんできて火に身を焼かれるように、自分からすすんで危険なところに入りこむことを云う。
 (類似諺) (The fly flutters about the candle till at last it getsburned)

【友、朋】
 「朋有り遠方より来たる
 (読解) 志を同じくする友人が、遠い所から訪ねてきてくれたことを喜ぶことば。

 「友は得がたく失いやすい」
 (読解)

 「友よりわれを守らせたまえ、敵より身を守ることはできますゆえに」 (My God defend me from my friends;I can defend myself from my enemies)
 (読解)

 「友を見れば人物が分かる」(A man is known by the company he keeps)
 (読解)

 「友引に葬式をするな」
 (読解) この日に葬式をすると、続いて葬式を出すようになるという全国的な俗信。

【泥棒】
 「泥棒に追い銭」
 (読解)

 「泥棒にも三分の理」
 (読解)

 「泥棒をとらえて縄をなう」Locking the barn door after the horse has been stolen.
 (読解)1.事件が起こってから慌てて準備をしても間に合わない。時機に遅れては用をなさないことの喩え。2.準備を怠(おこた)って行きあたりばったりにものごとを行なうこと。

 「泥棒を捕らえてみれば、わが子なり」
 (読解)


【虎】
 「虎に翼
 (読解) 強いものに、さらに強い力が加わる事のたとえ。
 「鬼に金棒」

 「虎の威を借る狐」
 (読解) 他人の権勢をかさに着て威張ることのたとえ。また、そのような人。
 (類似諺) (ライオンの皮をかぶったロバ、An ass in a lion's skin

 虎の尾を踏む
 (読解) 非常に危険なことをすることのたとえ。強暴な虎の尾を踏めば、怒った虎にかみ殺されてしまう。そこから、非常に危険なこと、無謀なことをするたとえ。

 「虎の子
 (読解)

 「虎は死して皮を残し、人は死して名を残す」
 (読解) 虎は死後皮として珍重され、人は名誉や不徳が語りつがれる。生前から死後の名誉を重んじ。行ないを戒める諺。

 「虎は千里を行って千里を帰る
 (読解) 勢いが盛んな様子の例え。

 「虎を野に放つ
 (読解)

【鳥】
 「鳥のまさに死なんとする、その鳴くや悲し」
 (読解) 鳥の死に際の声は悲しい。「人のまさに死なんとする、その言や善し」の対句で、人の死に際には本音が出るという喩え。

 「鳥無き里の蝙蝠(こうもり)
 (読解) 鳥がいないところでは、みにくいこうもりが、鳥を気取って威張っている。優れた者がいない所では、つまらぬ者がいい気になってのさばっている。
 (類似諺) (目が見えない人たちの国では、片目は王様、In the country of the blind, the one-eyed is king

【取】
 「取らぬ狸の皮算用」
 (読解) たぬきをつかまえる前から、もうその皮を売ってもうける計算をする。つまり、どうなるかわからないのに、あてにして、いろいろ計算をねる愚かさをからかう意。まだ手に入っていないのに、それを当てにして計画を立てることのたとえ。
 (類似諺) (ヒヨコがかえらないうちに雛の数を数えるな、Don't count your chickens before they are hatched)、(木の枝に居る鳥を売るのは早まったことである、It is rash to sell the bird on the bough

 「取り合えば地獄分け合えば天国」
 (読解)

 「取り越し苦労」取り越し苦労は身の毒
 (読解)
 (類似諺) (悩みと言えないほどのことで、悩むな、Never trouble trouble till trouble trouble you )、「世話で猫が死んでしまう」(Care killed the cat).

 「取り付くしまもない」
 (読解) 頼りにする物が見つからず、どうして良いかわからない事。または相手の態度があらく、話すきっかけがつかめない 事を云う。しまを島と解せば、大海で困難に遭遇したときには島へ上陸するのが一番ですが、それすらもない。 相手の冷淡さを非難するときに使う諺ということになる。

 「取ろう取ろうは取られのもと」
 (読解)

 「豚児(とんじ)」
 (読解) 他人に対して我が子のことをへりくだっていう。

 「どんぐりの背比べ(せいくらべ)」
 (読解) どんぐりは、どれも形や大きさが同じでようであることから。どれも同じようで、とくにぬきでたものがなく、変わりばえしないことをからかっていう。

 「とんでもはっぷん」
 (読解) 終戦後進駐軍より米語文化の導入で米語・日本語の混成語がはやりました。 never happen と とんでもない を合わせて とんでも happen となったもの。

 「どんな餌も突く魚はすぐに釣られる」 (The fish will soon be caught that nibbles at every bait)
 (読解)





(私論.私見)