ことわざ集2(カ行)

 更新日/2020(平成31→5.1栄和改元/栄和2)年.5.7日
  「か行」の ことわざ


カ行カ

 「飼い犬に手を噛まれる」
 (読解) 普段面倒をみたり、かわいがっていた人から、思いがけずに裏切られたり、害を受けたりすること。
 (類似諺) 「犬を撫で、服を汚される」(Caress your dog and he'll spoil your clothes)、「買い手は用心せよ」(Let the buyer beware)

 「会稽(かいけい)の恥(はじ)」
 (読解) 敗戦の恥辱。他人から受ける酷(ひど)い辱(はずかし)め。

 「解語(かいご)の花」
 (読解) 「言葉を解する花」という意味で、美人のこと。楊貴妃のこと。

 「海賊が山賊の罪を上げる」
 (読解)

 「快刀乱麻を断つ」
 (読解) よく切れる刀で、もつれて麻糸を断ち切るように、もつれていた物事を手際よく解決することのたとえ。

 「怪力乱神を語らず」
 (読解)

 「外聞より当分が大事」
 (読解)

 「隗より始めよ
 (読解) 遠大な事をするには、まず手近かなことから始めるのがよいということ。また、事を始めるには、言い出した本人から始めよ、の意にも用いる。

 「カエサルの物はカエサルに
 (読解) 物事は本来あるべきところに戻すべきであるということ。

 「かえって疑われる」
 (読解)
 (類似諺) (責められぬうちから、許しを請うな、Never ask pardon before you are accused)

【「蛙(かえる)」】
 蛙は生まれてから別の場所へ移動しても、その後必ず元の生まれた池に戻ってくることから「帰る=蛙 」と呼ばれるようになったという。
 「蛙の子は蛙」
 (読解) 子はたいてい親に似るもの。また、凡人の子はやはり凡人であるという意。
 (類似諺) (Like father like son)
 「蛙の面にションベン」
 (読解) 蛙は顔に水やションペンをかけられても平気でいることから、どんな仕打ちをされても、何も感じず平気でいること。

【「顔」】
 「顔色をうかがう」
 (読解)

 「顔が利く」
 (読解) 「顔が利く」とはbe well known「有名である、よく知られている」ということ。

 「顔が広い」
 (読解) 「顔が広い」とはhave a large circle of friends「友達の輪が広い」ということ。

 「顔で笑って心で泣いて」
 (読解)

 「顔に泥を塗る」
 (読解) 「顔に泥を塗る」とはdisgrace「(相手の名を)汚す」こと。

 顔パス
 (読解) let us in as soon as he sees usで「僕たちのことを見たら、すぐに入れてくれる」という意味。

 「顔をつぶす」
 (読解) ここでいう「顔」は、名誉(めいよ)や体面(たいめん)のこと。つまり、人の名誉や体面をきずつけること。

 「かかあ天下」
 (読解)
 (類似諺) (The gray mare is the better horse)

 「柿の皮は乞食に剥かせ 瓜の皮は大名に剥かせよ」
 (読解)

 「かき入れ時」
 (読解) 商売用語。商店帳簿の大福帳に商談成立の取引を書き込むことで、「書き入れ時=忙しい」を意味するようになった。

 「垣根があれば、友情も長持ちする」
 (読解)
 (類似諺) (垣根は友情を枯れさせない、A hedge between keeps friendship green

 「各人が戸口を掃けば、町は綺麗になるだろう」(If each would sweep before the door, we should have a clean city)
 (読解)

 「隠すこと千里」、「隠すより現れる」
 (読解)

 「蝸牛角上(かぎゅうかくじょう)の争い
 (読解) 小国どうしが争うこと。つまらないことで争うことのたとえ。

 「学者必ずしも良師ではない」
 (読解)
 (類似諺) (知っているのと教えるのとは別もの、To know is one thing, and it's quite another thing to teach

 「学問に王道なし」(There is no royal road to learning)
 (読解)

 かけた恩は水に流せ。受けた恩は石に刻め

 「かけつけ三杯もう一杯」
 (読解) 酒の席で遅れてきた人に、罰として続けざまに酒を三杯飲ませること。もう一杯は付け足し。

 「欠け餅と焼き餅は焼くほどよい」
 (読解)

 「欠ければ満つる世の習い」
 (読解)
 (類似諺) (上げ潮には引き潮がある、Every flow must have its ebb

 「駆け引き」
 (読解) 戦で駆けたり引いたりすることから転化し、相手の出方を見ながら、臨機応変に物事に対処すること。 

【陰】

 「過去の事は水に流せ」
 (読解)
 (類似諺) 「過去のことは過去のことにしよう」(Let bygones be bygones)

 「籠に乗る人担(かつ)ぐ人、そのまた草鞋(わらじ)を作る人」
 (読解)

 「樫の大樹も、もとは皆ドングリ」(Every oak must be an acorn)
 (読解)

 「貸し借りは他人」
 (読解) 金銭の貸し借りがもとで、親子兄弟でも他人同様の冷たい仲になることがあるということ。

 「華燭の典」
 (読解)

【「火」】
 「火事と喧嘩は大きいほど面白い」
 (読解)

 「火事場のくそ力」
 (読解)

 「火中の栗を拾う」
 (読解)
 (類似諺) (He risked his neck for her sake.)

 「過失を認めるのは、償いの半ば」 (A fault confessed is half redressed)
 (読解)

 「歌人は居ながらにして名所を知る」
 (読解) 歌人は、古歌や歌枕に通じているので、旅行をしなくても、天下の名所のありさまをよく知っているということ。

 臥薪嘗胆

 「佳人薄命(かじんはくめい)」
 (読解) 美人は生まれつき病弱であったり、不幸なものが多い。(蘇軾)

 「数の子の子沢山」
 (読解)

【「稼ぐ」】
 「稼ぐに追いつく貧乏なし」、「稼ぐに追いつく貧乏神」
 (読解)

 「稼ぐ男にくり女」
 (読解)

 「苛政(かせい)は虎(とら)よりも猛(たけ)し」
 (読解) 悪い政治というものは、虎の害など比べものにならないほど人民を苦しめる。

【「風、風邪」】
 「風上(かざかみ)におけない」
 (読解) 「風上」は風がふいてくる方向のこと。風上にくさいものをおいたら、におってたまらない。そういうものは風上にはおけないのだ。ひきょうな者、ずるい者、悪い者をさげすんでいうことば。

 「風が吹けば桶屋が儲かる」
 (読解) 一つの事件が、めぐりめぐって意外なところに影響が出ることのたとえ。また、見込みのないことを当てにすることのたとえ。

 「風と女は閉じ込められない」
 (読解) 風は隙間を通って抜けていき、捕らえる事が出来ないことから、無理な試みであると言う意味。

 「風邪には食べ物、熱には飢え」 (Feed a cold and starve a fever)
 (読解)

 「風邪は万病のもと」
 (読解) 一見軽い風邪のようだが、思わぬ病気の前兆だったりするので注意が必要だという意味もある。

【「肩」】
 「肩で風を切る」
 (読解) いばっているようす。得意になったり、いばったりしているときの歩きかたは、顔をあげ、胸(むね)をはり、肩をそびやかして偉そうに進んでいく。そのようすが丁度肩で風を切っていくようなところから寓意されている。

 「肩身(かたみ)がせまい」
 (読解) みんなに対して恥ずかしいということ。恥ずかしいと肩をすぼめて、身をちぢめるようなかっこうになる。そこでできた言葉。

 「型にはまる」
 (読解)

 「片棒をかつぐ」
 (読解) 駕籠かき用語。駕籠かきの一方を片棒、もう一方を相棒と呼んでいたことから由来。

 「稼ぐに追いつく貧乏なし」
 (読解) 心に家業に励んでいれば貧乏に苦しむことはない、という勤労のすすめであり、貧しい者に対して希望をもたせることわざ。
 (類似諺) 「貧乏と勤勉はまたべつのもの」(Poverty is a stranger to industry)

【「勝」】
 勝って兜の緒を締めよ
 (読解) 戦いに勝っても、心を引き締めよという意。
 (類似諺) (歓楽の時こそ注意せよ、In the time of mirth take heed)、(勝利に喜びすぎるな、Don't exult too much in your victory.

 「勝てば官軍、負ければ賊軍」
 (読解) 道理はどうあれ、勝った者が正義になるということのたとえ。
 (類似諺) (敗者は悪者となる、Losers are always in the wrong)、(力は正義、Might is right)、(成功すれば非難はない、Success is never blamed

 「勝手つんぼ」
 (読解)

 活を入れる
 (読解) revive(再び元気づかせる)を使って「活を入れる」を表現しています。lethargic は「無気力な」の意。

 渇すれども盗泉の水を飲まず

 「合点承知之助」
 (読解)

【河童】
 「河童の川流れ」
 (読解) 上手の手から水が漏る、釈迦にも経の読み違い、も同意。

河童の屁

 「河海は細流を択ばず 」
 (読解)

桂を折る

 「我田引水」(Every one draws the water to his own mill)
 (読解) 自分の田に水を引く。すなわち自分の有利なように事を運ぶこと。
 (類似諺) Every miller draws the water to his own mill

 「閑古鳥が鳴く」
 (読解)

 「瓜田(かでん)に履(くつ)を納(い)れず」
 (読解) 瓜畑では屈むと瓜を盗むと疑われるので、履が脱げても履き直すなという意味から、疑われ易いことはするなということ。

 「門松は冥土の旅の一里塚」
 (読解) 門松は正月を祝う目出度いものであるが、それだけ死に近くなるから目出度くないとも言える。一休の狂歌という。

 「鼎の軽重を問う」
 (読解)1.統治者を軽んじ、これを滅ぼして天下を取ろうとすること。転じて、上位の人の実力を疑って地位を覆(くつがえ)し奪おうとすること。2.また単に、その人の価値や能力を疑うこと。故事:「春秋左伝−宣公3年」 周の定王の時、楚の荘王が周室の伝国の宝器である九鼎の大小、軽重を問うた。出典:春秋左氏伝(しゅんじゅうさしでん) 30巻。「春秋」の解説書。魯国の左丘明(さきゅうめい)の著というが明らかでない。単に「左氏伝」「左伝」とも呼ばれる。春秋の注釈書は3つあり、ほかに「公羊伝」「穀梁(こくりょう)伝」がある。

 「悲しみを最も雄弁に語るのは沈黙」(Sorrow makes silence her best orator)
 (読解)

 「必ずまたの機会があるものだ」
 (読解)
 (類似諺) (いつも次の時がある、There's always (a) next time

 「叶わぬ時の神頼み」
 (読解)

【「蟹」(かに)】
 「蟹の横這い」
 (読解)

 「蟹は(自分の)甲羅に似せて穴を掘る」
 (読解) かには甲羅に合わせて穴を掘ることから、人も又願望や器量に応じた行動をするものだ、ということのたとえ。

 「カニを縦に歩かせることは出来ない」(You cannot make a crab walk straight)
 (読解)


【「金」】
 「金が仇」
 (読解) 
 (類似諺) (お金を貸すと友達を失う、Lend your money lose your friend

 「金が上手に切れたら一人前」
 (読解) 

 「金が物言う」
 (読解) 「金が物を言う」は英語でも同じようにmoney does the talking、money talksと言います。harsh「厳しい、残酷な」、petty「けちな」。

 「金がものを云うところでは、どんな舌でも沈黙する」
 (読解) イタリアの諺。

 「金が無ければ悪友も寄り付かない」
 (読解) 

 
 「金さえ持っていたら、誰でも俺を兄弟と呼ぶだろう」(ポーランドの諺)

 「金蔓を掴む」
 (読解) 

 「金で面を張る」
 (読解) 

 「金と女は追いかければ追いかけるほど逃げていく」
 (読解) 

 「金に糸目をつけぬ」
 (読解) 

 「金に転ぶ」
 (読解) 

 「金に目が眩む」 
 (読解) 

 「金の貸し借り不和の元」
 (読解) 

 「金の切れ目が縁の切れ目」The end of money is the end of love.)
 (読解) 

 「金の無いのは首が無いのと同じ」
 (読解) 

 「金は貸すな。断わるか、それでなければ与えよ」
 (読解) 

 「金の貸し借り不和の元」
 (読解) 

 「金は天下の廻りもの」Money dhanges hands)、(Money comes and money goes.)
 (読解) 金銭は一か所にばかりとどまっているものではなく、常に世の中を巡っている。今はお金がなくてもいつか手に入れたり、今持っている者もいつか失ったりするということ。

 「金持ち喧嘩せず」
 (読解) 金持ちは損得に敏感で、喧嘩をすれば損をするので、他人と争うことはしない。また、有利な立場にある者は、細かいことにこだわらず、ゆったり構えているということ。
 (類似諺) (金持ちの冗談はいつも面白い、A rich man's joke is always funny.

 「金持ち金使わず」
 (読解) いくらでも使える金をもちながら、金持ちはむだな金は使わない。金持ちほど、けちだということ。

 「金を貸せば友を失う」
 (読解) お金の貸し借りは、友情を失うことになる。

 「鉦や太鼓で探す」
 (読解) 「鉦や太鼓で探す」とは「大騒ぎをして探す」こと。
 (類似諺)

 「禍福は糾(あざな)える縄の如し」
 (読解) 災いと福は、まるでよりあわせた縄のように、交互にやってくるということ。

 「壁に耳あり障子に目あり」
 (読解) どこでだれが聞いているか分からないということ。秘密が漏れやすいことのたとえ。
 (類似諺) (Walls have ears)

 「果報は寝て待て」  .
 (読解) 幸運は焦らずに気長に待っていれば、そのうち自然とやって来るということ。
 (類似諺) (寝ている者の網は魚を捕らえる、The net of the sleeper catches fish)、(Every thing comes to him who waits

【「神」】
 「神が治療をして医者が治療費を取る」God heals and the doctor takes the fee
 (読解)

 「神から愛される人は長生きしない 」Those that God loves do not live long
 (読解)

 「神々に愛される人々は、若死にする」(Those whom the gods love die young)
 (読解)

 「神に構うな、仏ほっとけ」
 (読解)

 「神に許されることは牛には許されない」
 (読解) ドイツの諺。

 「神はお見通し」
 (読解)

 神は田園を作り、人は町を作る(God made the country, and man made the town)
 (読解)

 「神は滅ぼそうとするときには、気を狂わせることから始める(Whom God will destroy he first makes mad)
 (読解)

 「紙の舟は今日沈まずとも明日には沈む
 (読解) ドイツの諺。

【「髪」】
 「髪結いの亭主」
 (読解)

 「髪結いの乱れ髪
 (読解)

 「剃刀の刃を渡る
 (読解)

 「雷が落ちる」
 (読解)

【「亀」】
 「亀の甲より年の功」  .
 (読解) 「劫」は極めて長い時間のこと。「甲(こう)」を同音の「劫」にかけて言った言葉。人間にとって大切なことは年劫を経ることだ。長年の経験は尊(とうと)いものである。
 (類似諺) (年老ゆるに伴い、学識が深まる、The older one grows, the more one learns)、(分別は年と共にやってくる、Sense comes with age)、(年齢は本よりも知っている、Years know more than books)、(An old fox is hardly caught in a snare

 「亀の年を鶴が羨む」
 (読解)

 鴨が葱(ねぎ)を背負(しょっ)てくる」
 (読解) 鴨料理を食べたいと思っているところへ、鴨が葱を背負って運んできてくれたので、すぐに鴨鍋料理を食べることができたということから偶然、好都合が重なったことをいう。短く「鴨葱」ともいう。「あいた口にぼたもち」も同様の意味。

 「下問を恥じず」
 (読解)

 「逆境に善処して切り抜けよ」(Make the best of a bad bargain)
 (読解)

 「痒(かゆ)いところに手が届く
 (読解) 細かい所まで気が付いて十分に配慮が行き届いている。

 烏の行水
 (読解) be in and out in no timeで「入ったらすぐに出てくる」の意。splash「(水を)パシャッとかけること」。

 「ガラスの家に住む者は、石を投げてはいけない(People(those) who live in glass houses shouldn't throw stones)
 (読解) 弱みを持つ者は(自分のことを棚に上げて)人に文句は言ってはいけないの意。

 「我利我利亡者」
 (読解)

【「借り」】
 「借り着より洗い着(せよ)」
 (読解) 人から着物を借りて汚さないように心配しながら着るよりも、洗って色の落ちた自分の着物の方がよい。人に頼って贅沢するよりも、貧しくても独立した方がよい。

 「借り手にも貸し手にもなるな(Neither a borrower nor a lender be)
 (読解)

 借りてきた猫
 (読解)
 (類似諺) (枯れ木でも何もないよりは良い、as meek as a lamb で「(子羊のように)おとなしい、従順な」の意味になります。as quiet as a mouse(とても静か)も使えます。

 「借りる時の地蔵顔済す時の閻魔顔」
 (読解)

 「画龍点睛
 (読解)

【「彼」】
 「彼も人なり 予(我)も人なり」
 (読解)

 「彼を知り己れを知れば、百戦して殆うからず」
 (読解)
 (類似諺) 「敵を知り己を知れば百戦して殆うからず」。

【「枯」】
 「枯れ木に花
 (読解) 枯れ木に花が咲くはずないが、このように、あり得ないことのたとえ。

 「枯れ木も山の賑わい」
 (読解) 枯れ木でもあれば山に風情をそえてくれる。木も草もないはげ山であるよりはまだなんとか見られる。ろくに役に立たない者であっても、そばにいてくれたほうが慰めになる。つまらないものでも、全然ないよりはまだましであるたとえ。
 (類似諺) (枯れ木でも何もないよりは良い、A dead tree is better than nothing)、(Anything is better than nothing

【可、可愛い】
 「可愛い子には旅をさせよ」
 (読解)
 (類似諺) (鞭を惜しめば子供を駄目にする、Spare the rod and spoil the child)、
Spare the rod and spoil the child.

 「可愛さ余って憎さ百倍」
 (読解) 可愛いと思う感情が強い場合、何かのことで憎くなると、その憎しみは並外れたモノになる、という意味。
 (類似諺) (最大の憎悪は最大の愛から生ずる、The greatest hate springs from the greatest love)、(感極まれば声となり 酒極まれば乱となる)

 可も無く不可も無く
 (読解)
 (類似諺)

 「雁に長幼の列あり」
 (読解)

【考】
 「考えてから物を言え」(First think and then speak)
 (読解)

 「考える葦
 (読解)

 「閑古鳥が鳴く」

 「肝心な時の忠言、耳に逆らう」
 (読解)
 (類似諺) (一番必要な時の忠告はあまり心にとめない、Advice when most needed is least heeded

 「関せざること風馬牛(ふうばぎゅう)の如し」
 (読解)

 眼光紙背に徹す 
 (読解)

 「韓信の股くぐり」
 (読解)

 勘定あって銭足らず
 (読解)
 (類似諺) on paper「紙の上」とpractice「実際」を使って「勘定あって銭足らず」の意味を表現しています。

 「肝胆相照らす」
 (読解) 人間がお互いに心情を交わし、より親睦を深めるには、肝と胆を照らし合わせるようにお互いの心を吐露し合うことが必要だということから、人はそれぞれ真心をもって交わえというたとえ。(知恵者の考えは一致する、Good(great) wits jump)

 「邯鄲(かんたん)の歩(あゆ)み」
 (読解) 自分の本分を忘れて無闇に他人を真似(まね)たりしていると、中途半端なことになり、真似しようとしたことだけでなく、本分の方まで駄目になってしまうということ。

 「邯鄲の夢」
 (読解) 人の一生というのは短くはかないものだというたとえ。邯鄲は中国の都市名。

 「干天の慈雨」
 (読解)

 「艱難汝を玉にす」
 (読解) 人は多くの苦しみや困難を経て初めて立派な人間となる。

【堪忍】
 「堪忍五両思案十両」
 (読解)

 「堪忍は無事長久の基
 (読解)

 「堪忍袋の緒が切れる」
 (読解) もうこれ以上は、我慢し続けていることができなくなる。我慢の限界を超える。

【看】
 「看板に偽りあり」、「看板に偽りなし
 (読解)

 「看板を下ろす
 (読解)


 「甘美は逆境から」
 (読解)
 (類似諺) (逆境の御利益というものは、すばらしいものだ。shakespeare,as youlike it 中の追放された侯爵のせりふ、Sweet are the uses of adversity

 「寒鰤・寒鯔・寒鰈(かんぶりかんぼらかんがれい)」
 (読解) 魚は産卵期の1〜2カ月前が旬で脂もよくのって、産卵に備えて盛んに餌を食べ体調が整っているため、この時期の魚は本当に美味。はっきりした旬があるのは日本が四季寒暖の差が際だっているため。水温の変化の少ないところでとれる魚は淡泊で大味で、旬がない。

 「間髪を入れず」
 (読解) ghtning-quickで「稲妻のように速い」で「間髪入れず、迅速」を表現しています。speechless「ことばで言い表せない」。

【棺桶】
 「棺桶に片足を突っ込む
 (読解) 歳をとって、死期が近いこと。

 「棺(ひつぎ)を蓋(おお)いて事定まる
 (読解) 人の評価は死後に初めて決まるという例え。「晋書」

 「管鮑(かんぽう)の交(まじ)わり
 (読解) 深く理解し合った親密な交わり。仲睦(むつ)まじい交際。故事:「列子−力命」・「史記−管晏列伝」・杜甫の詩など 中国春秋時代、斉の管仲と鮑叔とは非常に仲が良く、いつも親密に交わった。
 (類似諺) ●水魚の交わり断金(だんきん)の契り莫逆(ばくげき)の交わり刎頚(ふんけい)の交わり 

 「管を以って天を窺う」
 (読解) 管の穴から天を見ても、広大な宇宙を知ることはできないことから見識の極めて狭いことのたとえ。

 「餓鬼に苧殻」
 (読解)

 画餅に帰す
 (読解)

 画竜点睛を欠く
 (読解)

カ行キ

【木】
 「木で鼻を括(くく)る」
 (読解) 「木で鼻をこくる」が原義。無愛想で冷たくあしらう意味。ひどく無愛想に対応する。

 「木に竹を接ぐ」
 (読解) 木に竹を接ぎ木することから、違う性質のものをつなぎあわせること。調和がとれないこと。つじつまがあわないことのたとえ。

 「木に縁りて魚を求む」
 (読解) 木に登って魚を捕るようなものだということから、方法を誤ると目的は達せないということのたとえ。また、不可能な望みを持つこと。
 (類似諺)(山林で貝を拾おうと思う、He thinks to catch shell-fish in the trees(空中に漁し海中に漁をする、To fish in the air,to hunt in the sea)、(Fish are not to be caught by a birdcall.

 「木の股から生まれる」
 (読解) 人情を解さない人のこと、 男女の愛情の機微が分からない人のこと。

 木の実は本へ落つ
 (読解) 

 「木仏金仏石仏」
 (読解)

 「木を見て森を見ず」
 (読解) 小さいことや些細なことにこだわって、全体を見失うことのたとえ。can't see the forest for the trees が「木を見て森を見ず」に当たる言い回し。「森を見て木を見ず」は can't see the trees for the forestと云う。
 (類似諺) (家のために町が見えない、you cannot see the city for the houses

【気】
 「気が利いて間が抜ける」
 (読解)

 「気が重い
 (読解)
 (類似諺) 「気が重い」を depressing(気が滅入る)で表現しています。

 気軽ければ病軽し
 (読解) 病気の回復には気力も大切。「病は気から」とか「養生に身がやせる」などの言葉があるように、自分は重い病気なんだと悲観していたらよくなるものもよくならないという意味。気持ちを明るく持って治そうとする努力が大切ということ。

 「気違いに刃物
 (読解)

 気に障る
 (読解) 「気に障る」を annoy(嫌な思いをさせる、悩ませる)で表現しています。

 気の釣りあわぬは不義の元
 (読解)

 気は心
 (読解) ごく細やかながらも誠意の一端であり、相手に自分の気持ちが通じるということ。またそのようなことをすれば心も落ち着くということ。

 気前のよきより、まず至当たれ(Be just before you are generous)
 (読解)

 「機に臨み変に応ず」
 (読解)

 「機に因りて法を説く
 (読解) チャンスを見て、相手の力に応じて臨機応変に話をせよということ。「機」とは仏教用語の「機根」で、教えを聞き、修行できる能力や素質のこと。

杞憂

 軌を一にす
 (読解)

 「忌諱に触れる」
 (読解)

【義、義理】
 義を見てせざるは勇なきなり
 (読解) 人として当然行うべきことと知りながらそれを実行しないのは、勇気がないからである。

 「義理と褌は欠かされぬ」
 (読解)

 義理のしがらみ
 (読解)

 「義理張るよりも頬張れ」
 (読解)

 義理もへちまもなし
 (読解)

 義理を欠く
 (読解)

 「黄色い声」
 (読解) 子供特有のかんだかい声を例えて云う。声に色があるわけないが例えられる。黄色は、「くちばしが黄色い」など幼いという意味でも使われる。

 「既往は咎めず」
 (読解) 過ぎ去ったことはとがめない。むしろ、同じ過ちをしないように将来を慎むことが大切である。

 「奇貨居くべし」
 (読解) 今はあまり値打ちのない物でも、それが将来は意外な価値を持ち、大きな利益を生むに違いない珍しい品なら、今買っておいて損はないことのたとえ。珍しい品物であるから、今買っておけば将来利益が得られる。転じて、絶好の機会を逃さず、うまくこれを利用すべきだ。

 「危急存亡の秋(とき)
 (読解) 中国の三国時代の名将・諸葛孔明が劉備の後主・劉禅に上奉した「出師表(すいしのひょう)」の中にある。国が存続できるか否かの重大な瀬戸際にある、という意味である。
【聞く】
 「聞いて極楽、見て地獄
 (読解) 人から聞いた話と、自分で実際に見たのでは、非常に差があるということ。

 聞いてびっくり、見てがっかり
 (読解) 
 (類似諺)(想像は長い道のりを走る、Imagination goes a long way

 聞かぬが花」、「聞かぬが仏
 (読解) 

 聞き上手の話し下手
 (読解) 人の話を上手に聞ける人は、話すのは不得意だということ。

 聞くは一時の恥じ、聞かぬは一生(末代)の恥じ
 (読解) 知らないことを人に聞くのはその時恥ずかしい思いをするだけですむ。聞かずに知らないまま過ごせば、一生恥ずかしい思いをする。
 (類似諺)(大いに聞いて、大いに知れ、Ask much, know much) 、(人は分からないことを尋ねることによって覚えていく、A man becomes learned by asking questions) 、(迷うより道を聞け、Better to ask the way than go astray

 「聞くは法楽」
 (読解) 

 「聞けば気の毒、見れば目の毒
 (読解) 知らないままでよかったのに、なまじ見たり聞いたりしたために、煩悩が生じて苦しむ結果になるということ。

 聞こうとしないものほど、耳の聞こえない者はない」(None is so deaf as those who won't hear
 (読解) 

【騎虎(きこ)】
 「騎虎の勢い
 (読解) 一度やりだしたことは、途中でやめることができなくなることのたとえ。


 「騏驥(きき)も一躍に十歩(じゅうほ)すること能わず
 (読解) よく走るすぐれた馬でも、一回の跳躍で十歩の距離を進むことはできないということから、こつこつと努力することが大切だということ。

【雉(きじ)】
 雉、カラスの多い時は凶作の兆し
 (読解)

 雉も鳴かずば撃たれまい
 (読解) 余計なことを言ったばかりに、自ら災いを招くことのたとえ。
 (類似諺) (馬に乗らねば落ちまい、Never rode, never fell

 「机上(きじょう)の空論
 (読解) 机の上で考えただけで、実際には役に立たない理論や計画のこと。

 「帰心矢の如し
 (読解) 放たれた矢が飛んでいくように、故郷や我が家へ早く帰りたいと思うさま。自分の家や故郷に帰りたいという気持ちが非常に強いこと。

 「疑心暗鬼を生ず
 (読解) 心に疑いを持っていると、暗闇にいるはずのない鬼の姿を見たりするという意味。疑いの心を持つと、なんでもないことまで、恐ろしく思えたり、疑わしく思えたりすること。
 (類似諺) (藪を妖怪と思う、You take every bush for a bugbear)、(疑いは2つ目を持っている 、Suspicion has double eyes)

 「鬼籍に入る
 (読解) 「鬼」は死者の霊のこと、死んで亡者の戸籍に入ること。鬼録に登るともいう。

 「偽善とは悪が善にささげる敬意なり」(Hypocrisy is a homage that vice pays to virtue)
 (読解)

 北枕で寝るな
 (読解) 死者の頭を北枕にして寝かせるので、それを連想させるので忌む。

 「期待は現実にまさるExpectation is better than realization
 (読解)

【傷】
 「傷(きず)口をつつく
 (読解) けがをしているときに傷口を突かれたら痛いように、人が悩んでいたり苦しんでいたり心が傷ついている時に、わざわざそのことを持ちだしむしかえすような場合にいう。

 「傷口に塩
 (読解) 不吉な事や災難が度重なること。
 (類似諺) rub salt in a person's woundsで「一層ひどい思いをさせる(傷口に塩をすり込む」の意味。

【狐】
 「狐七化け狸は八化け」
 (読解)

 「狐と狸の化かしあい
 (読解)

 「狐の嫁入り
 (読解) 夜、狐火(山野で見られる青白い火)が連なっているのを、嫁入り行列の提灯に見立てたもの。また、日が照っているのに小雨が降る様子。日照り雨。天気雨。

 「きつい言葉で骨は折らない」 (Hard words break no bones)
 (読解) 

 「吉事には左を尚び、凶事には右を尚ぶ
 (読解) 左は陽、右は陰から吉事には左を上位、凶事には右を上位にすること。

 「来て見ればさほどでもなし富士の山」
 (読解)

 「着たきり雀
 (読解) 「着たきり雀」とは always wear the same clothes(いつも同じ服を着ている)ということ。

【昨日】
 「昨日大尽今日乞食」、「昨日の襤褸今日の錦」、「昨日の花は今日の塵」
 (読解)

  「昨日の友も今日は敵」( A friend today may turn against you tomorrow
 (読解) 昨日まで親しかった友が、今日は敵になる。人の心は変わりやすく定まらないこと。

 「昨日の敵は今日の友(Yesterday's enemies could be today's friends)
 (読解) それまでいがみあっていた人でも、事情が変われば、味方同士になることもある。人の心や運命は、変わりやすく、あてにならないという意。
 (類似諺) 

 「昨日は昨日、今日は今日」
 (読解) 昨日と今日は違う。昨日の事情が今日も同じ状態で続くと思うのは間違いで、日々情勢は異なってくる。

 「昨日は人の身今日は我が身」
 (読解) 他人にふりかかった災難や不幸が、いつ自分にもふりかかるかわからないということ。

 「驥尾(きび)に附す(付く)」
 (読解) 愚者も賢者に従って行動すれば、予想外に志を達成することができるという例え。優れた人に従えば、事を成し遂げられる。先達を見習って行動すること。自分の行為を謙遜していうことば。驥は、一日に千里を走るという名馬のことで、史記や後漢書に出てくる伝説の馬。この名馬の尾に付いて行けば、遠く飛ぶことの出来ないハエでも、日に千里も行けるということから、先の意になる。

【君】
 「君君たらずと雖も臣は臣たらざるべからず
 (読解) 君主が君主としての道に外れていても、臣下は臣下としての道を守って忠義を尽くさねばならないということ。

 「君辱めらるれば臣死す」
 (読解)

 「奇妙奇天烈」
 (読解)

【逆、逆境】
 逆のことを同時には出来ない
 (読解)
 (類似諺) (ろうそくの両端を燃やすことは出来ない、You cannot burn the candle at both ends.)

 「逆境にありてこそ開眼する
 (読解)
 (読解) イギリスの諺。

 「逆境は未知なる友との出合を生む
 (読解) イギリスの諺。

 「逆境では、予想外の仲間ができる(Adversity makes strange bedfellows)
 (読解)

 「牛乳を飲む人よりも、これを配達する人の方が健康だ (西洋の諺)
 (読解) イギリスの諺。

【窮】
 「窮すれば通ず
 (読解) 絶対絶命いのちの瀬戸際に追い込まれた時、かえって活路が開けること。行き詰まってどうにもならなくなると、かえって思いがけない活路を見出せるものであるということ。
 (類似諺) (欠乏は知恵を生む、Want makes wit)

 「窮すれば鈍す
 (読解)  貧乏になると、精神の働きまでにぶってしまうこと。
 (類似諺) 

 「窮鼠猫を噛む
 (読解) 追いつめられた鼠が猫に噛みつくように、窮地に追い込まれると、弱者が強者に反撃することがあるというたとえ。
 (類似諺) (いじめられたネコはライオンのように獰猛になる、A baited cat may grow as fierce as a lion.)

 窮鳥懐に入れば猟師も殺さず
 (読解)

 「窮余の一策
 (読解) 苦しまぎれに思いついた手段、計画のこと。

【九】
 「九死に一生を得る
 (読解) ほとんど命が助かりそうもない状態から、かろうじて助かることのたとえ。

 「九仞(じん)の功を一簣に虧(か)く」
 (読解) 高い山を築くのに、もっこ一杯の最後の土を盛らないために、山が完成しない。転じて、長い間の苦労や努力も、最後のわずかな失敗から不成功に終わることのたとえ。

【牛】
 「牛首を懸けて馬肉を売る」
 (読解)

 「牛耳を執る」、「牛耳る
 (読解) 同盟や団体の盟主になる。また、団体や組織を自分の思い通りに動かすこと。

 「渠(きょ)成(な)って水(みず)至(いた)る」
 (読解) 「渠」は溝(みぞ)のこと。掘り割りができると水は自然に流れてくる。ものにはそれぞれ順序や段取りがあるということ。

【京】
 京の着倒れ大阪の食い倒れ
 (読解)

 「喬木は風に折らる」
 (読解)

【兄】
 「兄(けい)為(た)り難(がた)く弟(てい)為り難し」
 (読解) 力量などが殆ど同じで、二人のうちどちらを上とも下とも決め難い。

 「兄弟は他人の始まり
 (読解) 仲の良い兄弟でも、利害関係や結婚などによって、情愛が薄れ、他人のようになるということ。

 「胸襟(きょうきん)を開く
 (読解) 心の中を隠すところなく打ち明けること。

【今日】
 「今日一日 ニッコリと 今日一日シッカリと」
 (読解)

 今日出来ることは(為し得ることは)明日まで残すな(Never put off till tomorrow what you can do today)
 (読解)

 「今日の一針明日の十針」
 (読解)

 「今日の卵は明日の鶏に勝る」
 (読解)
 (類似諺) (一番良いものが、一番安い、Best is cheapest)

 「今日は人の上明日は我が身の上」
 (読解)

 「巨人の肩に上がったこびとは巨人より遠くが見える」(A dwarf on a giant's shoulder sees the farther of the two」 )
 (読解)

 「漁夫の利
 (読解) 二者が争っている間に、第三者が利益を横取りすることのたとえ。
 (類似諺) (2匹の犬が骨を争い、他がこれを持ち去る、Two dogs fight for a bone, and a third runs away with it)、(Fish in the troubled waters.

 「教会に近いほど、神からは遠ざかる (The nearer to the church, the farther from God)
 (読解) 教会経営と信仰生活は平行しがたいという意味。

 「共同責任は無責任」 (Everybody's business is nobody's business)
 (読解)
 (類似諺) (皆の仕事は誰の仕事でもない、What is every man's business is no man's business

【器】
 「器用貧乏
 (読解)
 (類似諺) (立派な職人は金持ちになれない、Good workmen are seldom rich.

 「器量より気前」
 (読解)

 麒麟(きりん)も老いては駑馬(どば)に劣る
 (読解) 優れた人物も、年老いて衰えると、その働きや能力が凡人にも及ばなくなることのたとえ。

【綺麗(きれい)】
 きれい好きは敬神に近い」(leanliness is next to godliness)
 (読解)

 綺麗なバラには刺がある
 (読解)

 「勤勉は成功の母(Industry is the parents of success.)
 (読解) 人生で成功しようとするなら、勤勉であれということ。

【金】
 「金の茶釜が七つある」
 (読解)

 「金時(きんとき)の火事見舞(みま)い」
 (読解) 元々顔の赤い金時(金太郎)が火事見舞いに行ったら、益々顔が赤くなるというところから、顔が非常に赤いことの喩え。主に、酒を飲んで赤くなった顔などを指す。

 「金時の火事見舞い

 「金蘭の契り」
 (読解) 深い信頼関係で結ばれた親友の交わりをいい、友情の堅さは金を断ち、その美しさは芳香を放つ蘭のようだ、ということ。

【禁】
 「禁じられた果実が最も甘い」(Forbidden fruit is sweetest)


カ行ク

【苦】
 「苦あれば楽あり」
 (読解) 人生は楽なことばかり、または苦しいことばかりが続くわけではない。楽しいことと苦しいことは繰り返されるものであるということ。苦しいことやむずかしいことをやりとげた後には必ず楽しいことが待っているものです。そのことを信じてさえいれば、どんな苦しいことにもたえられます。

 「苦は楽の種、 楽は苦の種」
 (読解) 今は苦しい。しかし、それはやがて楽しくなる種をまいているようなものだ。今だけのことでなく、「長い目」で見れば、苦労はやがて幸福のもとになる。
 (類似諺) (Every cloud has a silver lining. 、苦労から生まれた喜びがある、There is a pleasure that is born of pain)

 「苦楽は生涯の道連れ 」
 (読解)

 「苦しいときの神頼み」  
 (読解) 
 (類似諺) (苦しいときには敬虔な決意をするが、苦しみが去れば忘れてしまう、ウェールズのエピグラム作家 John Owenの句、The devil was sick, the devil a monk would be:The devil was well, the devil a monk was he)、(Once on shore, we pray no more

 「苦しみがあっての喜び
 (読解)
 (類似諺) (雲がなかったら、太陽の喜びもない、If there were no clouds, we should not enjoy the sun

 「愚の骨頂」
 (読解)

【空腹】
 「空腹にまずいものなし」
 (読解)
 (類似諺) (Hunger is the best sauce)、(A good appetite is a good sauce.)

 「空腹は最上のソースなり」(Hunger is the best sauce)
 (読解)
 (類似諺) (空腹は一番の味付け、A good appetite is a good sauce

【食】
 食うか食われるか
 (読解) 

 「食わず嫌い
 (読解)

 愚公山を移す
 (読解) 怠らず努力すれば、必ず達成できるものであるということのたとえ。

 「臭いものには蓋をする」
 (読解) ふたがなかったら、中のものがまる見えになったり、こぼれたりする。そこで、「くさいものにふた」は、みっともないものや人に知られたくないものをかくすこと。一時しのぎに、うわべだけとりつくろうような場面に使われる。失敗や悪事、人に知られたくない事柄を一時しのぎの手段で隠そうとすることのたとえ。

【腐る】
 「腐ったリンゴは隣を腐らす」
 The rotten apple injures its neighber
 (読解) 良くない人物、因子はまわりに悪影響を与える。

 腐っても鯛
 (読解) 鯛は腐っても魚の王様である。上等なもの、優秀なものは、痛んでもその品格を失わない。鯛は通常、水深30〜150mの海にすみ、強い水圧をうけるためか、肉の細胞の外膜がとても頑丈で少々の細菌がついても腐りにくい。一部が細菌に侵されても、よく洗えば塩がきつめの塩焼きや、味の濃い煮物なら何とか使える。こうした鯛の特性と、鯛が「目出たい」に通ずるというゴロ合わせ的要素も手伝って、本来すぐれた価値を持つ物や有能な人は、たとえ古くなったり条件が悪くなろうと、やはりそれなりの価値がある、役に立つという意味で使われる。
 (類似諺)(老いた鷲でも、若い鳥より優れている、An old eagle is better than a young bird

 腐れ縁、切り難し

【草】
 草の根分けて探す
 (読解) search high and lowで「あらゆる所を探す」の意味になります。更に、Leave no stone unturned.「あらゆる手段を使う(石を一つ残らずひっくり返して探す)」を付け加えています。

 草葉の陰
 (読解) 墓の下。あの世のこと。

 「櫛(くし)の歯が抜けたよう
 (読解) そろって並んでいるはずのものや、切れ目なく続くべきものが、ところどころ抜けて、ふぞろいな様子。

【薬】
 「薬九層倍、呉服五層倍、肴三層倍、坊主丸儲け、按摩掴み取り
 (読解) 薬の売価が、原価に比べて非常に高く、儲けが大きいこと。

 薬も過ぎれば毒となる
 (読解) 薬も飲みすぎれば、かえって健康を損ねる。何事もやりすぎはよくないということ。薬は本来、病気を治すもので、使い方を間違えると身体をかえって身体を害するという意味。薬は使用上の注意をよく読んで正しく使うこと。

 「薬の灸は身にあつく毒な酒は甘い」
 (読解)

 「薬より養生
 (読解) 病気になって薬を飲むよりも、普段から節度ある生活をして病気にならないようにすることが大切であるということ。

 癖ある馬に能あり
 (読解) かん馬と呼ばれる荒馬は足が速いといったように、悪い癖を持つ馬は他の馬以上の長所を持つ。人も一癖ある人物には優れた点があるというたとえ。

 「曲者の高笑い」
 (読解)

糞も味噌も一緒

【口】
 口裏を合わせる
 (読解) あらかじめそっと約束しておいて、話の内容が食い違わないようにしておくこと。

 口から先に生まれる
 (読解) よくしゃべる人のことをたとえていう。口の達者な者や口数の多い者をあざけっていう言葉。
 (類似諺) a natural born talkerで「生まれながらのおしゃべり」の意味になります。gab「おしゃべりする」、motormouth「おしゃべりな人」。

 「口が軽い
 (読解) have trouble keeping one's mouth shut(口を閉じたままにすることができない)で「口が軽い」を表現しています。

 「口が滑る
 (読解) blurt outは「うっかり口を滑らす」、a slip of the tongueは「失言」の意味。

 口が働けば手が止む
 (読解)

 口車に乗せる
 (読解) 言葉巧みに相手をだますこと。

 「口達者の仕事下手」、「口自慢の仕事下手」
 (読解)

 「口と財布は緊めるが得」
 (読解)

 「口に甘きは腹に害あり」
 (読解)

 「口に税金はかからない」
 (読解)

 「口は虎、舌は剣」
 (読解)

 「口は重宝」
 (読解)

 「口は閉じておけ、目は開けておけ」
 (読解)

 「口は禍(わざわい)の元(門)
 (読解) うっかり言った言葉が思わぬ災難を招くことがあるので、言葉は慎むべきであるという戒め。うっかり口にしたことがもとで、思いがけないわざわいをまねくことがある。ことばはつつしまなければならない。
 (類似諺) (悪は口から出る、Out of the mouth comes evil)、(言葉数が少ない方が、過ちの償いは易しい、least said, soonest mended

 口八丁、手八丁
 (読解)
 (類似諺) (He has long arms and a long tongue as well.)

 「口笛を吹く女と時を告げるメンドリは神にも男にも好かれない(A whistling woman and a crowing hen are neither liked by God nor men)
 (読解)

 口弁慶
 (読解)

 口ほどに手は動かず
 (読解) 口ではあれこれ言うものの、それを実行しようとすると力量が伴わないこと。

 「口やかましい人は案外悪意がない」
 (読解)
 (類似諺) (吠える犬は滅多にかまない、A barking dog seldom bites)

 「口約束よりも今日の現金」
 (読解)

 「口をすっぱくする
 (読解) 同じことを、なんどもなんども、くり返し言うようす。

 「朽ち木は柱にならぬ」
 (読解)

唇亡びて歯寒し

【国】
 「国に諫むる臣あればその国必ず安し」
 (読解)

 「国に盗人家に鼠
 (読解) 物事には、必ずそれを害するものがその内部に潜んでいるということのたとえ。

 「国破れて山河在り
 (読解) 国は戦乱によって破壊されたが、山河は昔のまま変わらずにあるという意。

【苦】
 「苦肉の策
 (読解) 自分の身を苦しめてまでも敵を欺くはかりごと。苦し紛れに考え出したやむをえない手段。

 苦しい時の神頼み
 (読解) ふだんは神仏を信仰しない人が、苦しい時や困った時だけ神仏に祈って助けを求めようとすること。

 「苦労は買うてでもせよ
 (読解) 苦労することはよい経験であり、将来きっと役に立つから、買って出ても苦労したほうがよいという教え

【首】
 「首が飛ぶ
 (読解)

 首が回らない
 (読解)
 (類似諺) up to here の here の代わりに my neck、my ears も使えます。

 「首根っこを押さえる
 (読解)

 首をたてにふる
 (読解) 承知(しょうち)すること。

 「蜘蛛(くも)の子を散らすよう
 (読解) 大勢の者が、くもの子があわてて四方八方へ散るようにばらばらになって逃げていくさま。事に驚いてあわてふためいていること

 「暗がりから牛
 (読解) 牛がのっそりと暗闇にいると確認は難しい。動作のにぶい、はきはきとしないことや、物の区別がつきにくい時などの形容。

 「クラゲの風向い
 (読解) 水面にふわふわ浮ぶクラゲが、風上に向って進もうとしても無理なことから、強敵や運命に逆らってじたばたしても、無駄なことのたとえ。

 「繰り返しは学問の母
 (読解)

 クリスマスは年に一度しかこない (Christmas comes bet once a year)
 (読解)

 来る者拒まず、去る者追わず
 (読解) 自分の考えに賛同して従って来ようとする者は拒絶せず、また意見相容れず離れて行く者も自由にさせる、自由な判断を尊重して干渉しないこと。

 車の両輪
 (読解)
 (類似諺) work together inseparablyの文字通りの意味は「密接に一緒になって働く」です。これで「車の両輪」のニュアンスが出せるでしょう。

 「暮れぬ先の提灯」
 (読解)

 「玄人はだし
 (読解)
 (類似諺) put a professional to shameで「プロをしのぐ(恥ずかしい思いをする)」の意味になります。

 「食わず嫌い
 (読解)

【君子】
 「君子危うきに近寄らず
 (読解) 君子は自分の身を慎み、最初から危ないことを避けるということ。
 (類似諺) (賢者は危険を求めない、The wise man never courts danger)

 「君子豹変す
 (読解) 人格者は過ちを改め、善に移ることがはっきりしている。転じて、態度や思想が急変するたとえにもいう。
 (類似諺) 「A wise man changes his mind, a fool never

 君子の交わりは淡きこと水の如し
 (読解) 君子は人と交わるのに、水のように淡泊だが、その友情は永久に変わることがない。

 「薫は香を以って自ら焼く
 (読解) 香りの良い草は、香りが良い故に香料として焚かれるという意味で、才能がある人はそれが原因で身を滅ぼすということのたとえ。

【群】
 「群盲象を評す
 (読解) 多くの盲人が象を撫でてみて、その手に触れた範疇(はんちゅう)内で象のことを云々(うんぬん)するということで、凡人には大人物や大事業の一部分しか掴めず、大局からの見方はできないということ。

 「群を抜く
 (読解)

カ行ケ

 毛を吹いて疵(きず)を求む
 (読解)1.毛を吹き分けて頭皮の小さな傷を探し出すという意味で、好んで人の欠点を指摘すること。2.わざと他人の弱点や隠しごとを暴(あば)いて、却(かえ)って自分の欠点を曝(さら)け出すこと。

 警戒は警備なり」(Forewarned is forearmed)
 (読解)

 「謦咳に接する
 (読解) その人のせきばらいを親しく聞くということから面会の敬称。りっぱな人にお目にかかる。または人と談笑すること。

【経験】
 「経験は最良の師
 (読解) 
 (類似諺) (Experience is the best teacher 、Experience is the teacher of fools)

 「経験は知恵の母」(Experience is the mother of wisdom)
 (読解)

 「経験は馬鹿をも賢くする」
 (読解)

兄たり難く弟たり難し

 鶏口となるも牛後となるなかれ
 (読解)
 (類似諺) (獅子の尾よりも、犬の頭となれ、Better be the head of a dog than the tail of a lion)

鶏群の一鶴

鶏鳴狗盗

挂冠

【桂馬】
 桂馬の高飛び歩の餌食
 (読解)

 「桂馬の高上がり」
 (読解)
 (類似諺) (高木には風が当たる、A tall tree catches much wind)

 「蛍雪の功」
 (読解) 「恵れない生活の中でも、負けずに苦労して勉強した成果」ということ。 『蛍雪』の故事。 「晋書」・・・車胤は貧しかったため夜学の際に蛍を集めて灯火として勉学に打ち込み、その成果によりついには尚書郎に出世した。 「蒙求」・・・孫康は貧しかったため夜学の際に雪の光を灯火として勉学に打ち込み、その成果によりついには御史大夫に出世した。
 (類似諺) (深夜に灯をともす、To burn the midnight oil.)

 「継続は力なり
 (読解)

 「怪我の功名
 (読解)

【芸、芸術】
 「芸が身を食う」、「芸は身につく
 (読解)

 芸は身を助く」、「芸は身の仇」
 (読解) この場合の「芸」はもともと遊びで身につけた物を指しています。(もっとも、最近は「技術」を指す事も多くなっているようです) 食べる物が無く、稼ぐ手段が見付からない時に「芸」があった為にそれに助けられた事をいいます。
 (類似諺) (芸術と知識はパンと名誉を持ってくる、Art and knowledge brings bread and honer)、(Accomplishments are a friend in need)

 「芸術は長く、人生は短い」(Art is long, life is short.)
 (読解)

 逆鱗に触れる
 (読解)

 「芥子は気短かものに掻かせろ」
 (読解) 芥子はぐずぐずしていると、せっかくの辛みがとんでしまう。一気にせっかちにといた方がいいことからきている。洋芥子と和芥子があるが、原料は両方ともアブラナ科のからし菜の実を粉末にしたもの。

【下衆、下種】
 「下衆の後知恵」
 (読解) 下衆(身分の低い者/心がいやしい者)は肝心な時に案が出ず、事が終わってからいい案を出すものだ。と言う事。ちなみに英語では「後で言う事はやさしい」と言う。

 下衆の勘繰り
 (読解) まちがってしたことや、なにげなくしたことが、ぐうぜんに良い結果をうむこと。なんの気なしにしたことが、たまたまよい結果になることにもいう。

 「下種(げす)の逆恨み」
 (読解) (こころのせまい人は、他人が好意で注意してくれたことでも悪くとりかえって相手を恨んでしまう)

【結】
 「結果が偉大ならそこに至るまでの過程にも苦労があるものだ」
 (読解)
 (類似諺) (偉大なことで容易なことはない、Nothing great is easy)

 「結婚は人生の墓場」(Marriage is the tomb of life)
 (読解)

月下氷人

【煙】
 「煙が真っ直ぐ立ち昇ると雨」
 (読解)

 煙に巻く
 (読解)

 「外面如菩薩内心如夜叉」
 (読解)

【犬】
 「犬猿の仲」
 (読解) 犬とサルのあいだがらということで、もともと仲が悪いというたとえ。

 犬馬の労
 (読解) 犬や馬が主人のために働き、骨をおることから、主人のために苦労して働くことを謙遜していう言葉。人のために骨を折ることを謙遜していう。

 「懸河の弁」
 (読解) 早瀬を水が流れるように、すらすらとよどみなく、さわやかな弁論。

【健康、健全】
 健康第一
 (読解)
 (類似諺) (健康は富に勝る、Health is better than wealth.) 

 健全なる精神は健全なる身体に宿る」( A sound mind in a sound body)
 (読解)

【賢者】
 「賢者は一人でいても、孤独にはならない」(A wise man is never less alone than when alone)
 (読解)

 賢者は黙して語らず
 (読解)
 (類似諺) (音無し川は水深し、Still waters run deep)

【喧嘩】
 「喧嘩すぎて空威張り」
 (読解)

 喧嘩両成敗
 (読解)

【謙遜】
 「謙遜も過ぎれば高慢となる
 (読解) イギリスの諺

 「謙遜しすぎるな
 (読解)
 (類似諺) (ともした明かりを、枡の下に置くな、Hide not your light under a bushel)

 「けんもほろろ
 (読解) 人の頼みや相談を無愛想に断り、取りつくしまもない様子を云う。

カ行コ

【子、子供】
 「子とふぐりは荷にならぬ」
 (読解)

 「子に過ぎたる宝なし
 (読解) この世にある宝物のどれも、子供に匹敵するものはない。子供は人生最高の宝である、ということ。

 「子の心親知らず」
 (読解) 親は、わが子の気持ちや考えを理解していると思いがちだが、案外理解していないものであるということ。

 子は親の鏡
 (読解)

 子は鎹(かすがい)
 (読解) かすがいとは、家を建てる時に柱と梁を結びとめる”コ”の字をした金具で 夫婦をつなぎとめる大事なくぎという意味。

 子は三界の首枷
 (読解) 親は子への愛情のために、生涯に渡って思うようなことができないのをいう。

 子故に迷う親心
 (読解) 子供がかわいいあまりに、親は理性を失って正しい判断ができなくなることが多い、という意味。

 「子を持って知る親の恩
 (読解) 自分が親になって、はじめて自分を育ててくれた親の恩、愛の深さやありがたさがわかるということ。
 (類似諺) (子を持たぬ者には愛がわからない、Who has no children does not know what love is) .

 「子を観ること親に如かず」
 (読解)

 子供は風の子、大人は火の子
 (読解) 成長盛りの子供は生命力が強い為に寒さを感じにくい為に外で遊ぶのが良いとする教え。これに対して、大人は内に引きこもりがちで昔では火鉢に当たっていることが多い様子を例えている。

 「子どもが黙っている時は、何か悪いことをしたのだ」(When children stand quiet they have done some ill)
 (読解)

 「子供の病気は穴を見よ
 (読解) 「穴」とは口、鼻、耳、肛門、尿道、へそのこと。小さな子供はどこがどう痛いのか言えずにただ泣くばかり。そんな時はあわてずに、これらの穴を見れば意外にその原因がわかることが多いという教え。

 子どもは親の背中を見て育つ
 (読解) 子供を口先で戒めたり教育しても効果がないとして、まず親が良い手本を見せて習わせるのが良いと云う戒めである。これを「背中で教えよ」と表現している。裏意味で、親が幾ら口先で立派なことを云っても、子供は親のやっていることを習うと云う戒めの意もある。


【小(こ)】
 「小鳥の声あらば雨気は去る」
 (読解)

 小面が憎い
 (読解)

 「碁打ちは親の死に目に合わぬ
 (読解) 碁に熱中すると、親の死に見取れないことになる。年中行事であった御城碁では、勝負がつくまで帰宅が許されなかったという。

 「呉越同舟」(Bitter enemies placed by fate in the same boat)
 (読解)

 「五十歩百歩
 (読解) 程度の差はあっても本質的な違いはないことから転じて、「似たりよったりである」「少しの違いだけで大差のないこと」という意味に使われるようになった。類似のことばに、「目糞鼻糞を笑う」「青柿熟柿を弔う」がある。
 (類似諺) (一つは6で、他は十二の半分、Six of one and half a dozen of the other)

【恋】
 恋に師匠無し
 (読解) 恋は教えを受けなくても、当人が自然に覚えるものだということ。

 「恋に上下の隔て無し」
 (読解)

 「恋に錠前利かず」
 (読解)
 (類似諺) (恋は錠前屋を笑う、love laughs at lock-smiths).

 恋の病(やまい)に薬なし
 (読解) 恋という病気の患いをなおす薬はないの意。

 「恋は思案の他(外)」
 (読解) 恋は理性や常識では律し切れない。恋の成り行きは、常識では推(お)し量(はか)ることができない、の意。

 「恋は盲目」(Love is blind.)
 (読解) 恋は常識や理性を失わせ、他の物事を見えなくさせる、の意。

【鯉(こい)】
 鯉の滝登り
 (読解) 人の立身出世のたとえ。黄河の上流にある竜門の急流をさかのぼった鯉は、竜となって天に昇るという伝説がある。
 (類似諺)

 鯉の一跳(は)ね
 (読解) 捕らえられた鯉は一度だけ跳ねるが、あとはじたばたしない。諦めのよいこと。最後がいさぎよいことのたとえ。
 (類似諺) 

 「口角泡を飛ばす
 (読解) 激しくしゃべったり、議論するさま。

 孝行のしたい時分に親はなし
 (読解) 親孝行をしようと思う時には、すでに親は亡くなっていて孝行できない。

【甲】
 「甲の損は乙の得」
 (読解)
 (類似諺) (誰の得にもならない風は吹かない、It's an ill wind that blows nobody (any) good)

 「甲の薬は乙の毒」
 (読解)
 (類似諺) (人を見て法を説け、One man's meat is another man's poisn)

 光陰矢の如し (Time flies like an arrow)
 (読解) 「光陰」は「太陽と月」のことで、月日、年月、時間といったことをあらわす。「月日がすぎていくのは矢のように早い」という意味。時間をむだにしてはいけないという戒め。

【高】
 高位にあれば、危険も多い
 (読解)
  (類似諺)(一番高い枝が、最も安全なねぐらとはいえない、The highest branch is not the safest roost)

 高木は風に折らる
 (読解)
  (類似諺)

 「幸運は少なくとも一度は誰の門も叩く (Fortune knocks at least once at every man's gate)
 (読解)

【後】
 後悔先に立たず(Repentance comes too late)(When you repent it is too late)
 (読解) 失敗してから、しまったと思っても、もう取りかえしがつかない。だから、あとでそういう思いをしないですむように、はじめからよく心がけようという戒め。反対の意味のことわざに「転ばぬ先の杖」「備えあれば憂い無し」。
 (類似諺) (好機を逃してから悲しんでも遅すぎる、It is too late to grieve when the chance is past) 、(良いものは失った後にわかる、A good thing is known when it is lost)、(良いものは失った後にわかる、What is done cannot undone)

 後塵を拝する
 (読解) 他人に先んじられる。身分の高い人や勢力のある人に媚びへつらう。人につき従う。人を仰ぎみる。

 後生(こうせい)畏(おそ)る可し
 (読解) 後進の者は、努力次第で今後どのような人物になるか分からないので、おそれるに値する。

【好機】
 「好機はいくらも残っている」
 (読解)
 (類似諺) (魚は海にいくらでもいる、There are(is) as good fish in the sea as ever came out of it、There are plenty more fish in the sea)

 「好機を逸するな(逃すべからず)」
 (読解)
 (類似諺) (日の照るうちに草を干せ、Make hay while the sun shines)、(好機は滅多に2回やって来ない、Opportunity seldom knocks twice)、(運命の女神が戸を叩いたら戸を開けよ、When Fortune knocks, open the door)

 「好奇心もほどほどに
 (読解)
 (類似諺) (九生ある猫でも好奇心のために死ぬ、Curiosity killed the cat)

 好事、魔多し
 (読解) よいことには、とかく邪魔が入りやすいということ。

 「攻撃こそ最大の防御攻撃は最大の防御なり(Offence is the best defense)、(The best way to defend is to attack)
 (読解)

 「功賞、相伴うはまれなり」
 (読解)
 (類似諺) (功績と褒美は滅多に一緒にならない、Desert and reward seldom keep company)

 「功績のある者には功績を認めよ」(Give credit where credit is due)
 (読解)

 「巧遅は拙速に如かず」
 (読解) どんなに上手にきれいに仕上げても、時間がかかりすぎて タイミングがずれてしまっては、拙くても速く仕上げた方が勝ちだ という諺です。

 浩然の気
 (読解) 大自然にみち溢れるこの上もなく雄大、剛健な正しい元気。行いが道徳に正しく基づいたときに湧く、何事にもこだわらないゆったりとした心。

 郷に入りては郷に従え
 (読解) その地方、その地方によってならわしやしきたりがちがうから、よその地方へ行ったら、行ったところのやり方にしたがってくらしなさい、という教え。
 (類似諺) (ローマに居るときはローマ人のようにしろ、Do in Rome as the Romans do)(When(you are)in Rome, do as the Romans do) 

 「狡兎死して良狗煮らる
 (読解) すばしこい兎が死んでしまえば、猟犬は不要になって煮て食べられてしまう。敵国がほろびてしまえば、功臣も殺されるというたとえ。

 「恒産なければ恒心なし
 (読解)

【弘法】
 「弘法も筆の誤り
 (読解) 「弘法」は、平安時代のおぼうさんの空海(くうかい)のこと。書がうまいことで知られていましたが、そんな弘法でも、たまには書きそんじることがあるように、すぐれた人にもまちがいはあるということ。
 (類似諺) (名人も居眠りする、(Even)Honer sometimes nods)、(もっとも良いドライバーでも時々ひっくり返る、The best driver will something upset)

 「弘法筆を選ばず
 (読解)
 (類似諺) (下手な大工は道具に文句を言う、A bad carpenter quarrels with his tools)

【紺屋(こうや)】
 紺屋(こうや)の白袴
 (読解) 紺屋が、自分は染めていない白袴をはいていること。他人のことで忙しく、自分のことには手が回らないことのたとえ。また、いつでもできると思い、何もしないで終わることのたとえ。
 (類似諺) (靴直しの女房はボロ靴を履く、The cobbler's wife goes the worst shod)

 「紺屋(こうや)の明後日、医者の只今」
 (読解)

 呉越同舟
 (読解) 

 「故郷(こきょう)へ錦(にしき)を飾(かざ)る」
 (読解) 故郷を離れていた者が、立身出世して、華やかに故郷へ帰ること。

 「ご機嫌取りの追従笑い・・ごますり」
 (読解)

 「虎穴に入らずんば虎児を得ず
 (読解) とらの子をつかまえようと思ったら、とらの穴に入らなければなりません。危険なことをすすんでやる勇気がなければ、大きなてがらをたてることができない、というたとえです。
 (類似諺) (大儲けをするには大冒険が必要、Nothing venture, nothing have、Great profits, great risks)、(真珠を探したい者は深く潜らなくてはならない、He who would search for pearls must dive deep) 、(危険な挑戦が無ければ何も得られない、Nothing ventured nothing gained.)

 「こけの一念」、「虚仮の一念岩をも通す
 (読解) 「こけ」は「虚仮」。本来は仏教用語で、うそ、そらごとの意。 転じて、愚か、愚か者の意に用いられた。 「こけにする。(馬鹿にする。愚か者扱いをする。」や「こけおどし(形だけの脅かし)」と 同じ語源。 「虚仮の一念....」は、愚かな者でも一念を持って行えば、大きな仕事が出来る、の意味。

 沽券にかかわる
 (読解) 品位や体面にさしつかえること。

 後家の踏ん張り 
 (読解)

 「虎口を脱す(ここうをだっす)」 
 (読解) 危険な所や、危険な状態から逃れること。

 「ここであったが百年目」
 (読解) 優曇華(うどんげ)の花というのが百年に一度しか咲かないと言われていて、 それぐらい希なこと、千載一遇のチャンスだというたとえ。


【心】
 「心ここにあらざれば見れども見えず」(The eye is blind if the mind is absent).
 (読解)

 「心安きは不和も基」
 (読解) あまり親しくつき合いすぎると、つい失礼なことを言っても許されるような気になって、仲違いのもとになるということ。

 「心は熱すれども、肉体弱気なり」
 (読解)
 (類似諺) (精神はその気でも、肉体は弱い、The spirit is willing , but the flesh is weak)

 「心の憂さの捨て所」
 (読解)

 「孤閨を守る
 (読解) 

【腰】
 「腰が砕(くだ)ける」
 (読解) 途中で続けられなくなること。

 「腰が強い」
 (読解) 粘(ねば)りがあること。

 「腰が抜ける」
 (読解) おどろいて動けなくなること。

 「腰が低い」
 (読解) えらそうにしないこと。

 「腰が弱い」
 (読解) ねばりがないこと。

 「腰を折る」
 (読解) 続ける気をなくさせること。

 「腰を据える」
 (読解) どっしりとかまえること。

【乞食(こじき)】
 「(慌(あわ)てる)乞食は貰いが少ない
 (読解) 先を争って貰おうとすると、反感を買って却って貰いが少なくなるものである。急ぎすぎると、かえって悪い結果を招くという戒め。

 「乞食を三日すればやめられぬ(ない)」
 (読解) なまけて遊び暮らす生活になれてしまうと、なかなかそこから抜け出せなくなること。

【後生】
 後生大事
 (読解) 来世の安楽を大事にすること。常に心をこめて努めること。来世の安楽を第一に考えること。信心し、善行を積んで、来世の安楽を願うという意。

 「後生一生の願い」
 (読解)

【五】
 五十歩百歩
 (読解) 

 「五臓六腑(ごぞうろっぷ)に沁みわたる
 (読解) 腹の底まで、心の中にまでしみとおること。


 「御託を並べる
 (読解)

 「ごちそうは少人数ほど良い」 (The fewer the better cheer)
 (読解)

【骨】
 「骨肉(こつにく)相食(は)
 (読解) 親子、兄弟など血縁関係にある者同士が争い合うこと。
 (類似諺) 

 「骨肉の争い
 (読解)


【事】
 「事が起ころうとする時には、その前兆があるもの」
 (読解)
 (類似諺) cf.桐一葉、落ちて天下の秋を知る、(事が起こる時には、前にその影を落としている、Coming events cast their shadows before)

 「事来らんとして予兆の影を投ず」(Comeing events cast their shadows before them)
 (読解)

 「事の成否はがんばり一つ」
 (読解)
 (類似諺) (辛抱強さが事を成す、It's dogged (as [that]) does it)

 「コップの中の嵐
 (読解) イギリスの諺。

 「尽く書を信ずれば書なきに如かず」
 (読解) 書物に書いてあることをすべて基準にして全部信じてしまうくらいなら、書物はない方がましである。

【言葉】
 「言葉多きは品少なし」
 (読解)

 言葉だけで行為の伴わぬ者は、雑草だらけの庭みたいなものだ」(A man of words and not of deeds is like a garden full of weeds
 (読解)

 「言葉に花が咲く」
 (読解)

 「言葉は国の手形」
 (読解)

 「言[言葉]は身の文」
 (読解)

 「言葉は心を写す絵なり」Speech is the picture of the mind
 (読解)

 「言葉より行為」(Deeds, not words)
 (読解)

【この】
 この親(父)にしてこの子ありLike father, like son
 (読解)

 「この母にしてこの娘」(Like mother, like daughter
 (読解)

 「この世は楽し」
 (読解)
 (類似諺) (人生は良いものだ、life is sweet)

【困】
 「困った時の神頼み   
 (読解)

 「困ったときの友が真の友」(A friend in need is a friend indeed
 (読解)

 「ごまめの歯軋り(ごまめのはぎしり
 (読解) 力のない者が憤慨し、悔しがることのたとえ。

 「こやしの山を照らしても、太陽は太陽」(The sun is never the worse for shining on a dunghill
 (読解)

【殺】

 「殺しても 罪にはならぬぞ 腹の虫」

 (読解)

 殺し文句
 (読解)

【転】
 「転石コケむさず」(A rolling stone gathers no moss
 (読解) 体をこまめに動かして働く人は病気にならないというたとえ。また、職を転々と変える人は、地位も財産も身につかないというたとえ。本来はイギリスのことわざで後者の意味だった。
 転ばぬ先の杖
 (読解) しくじらないように前もって準備や用心をしていれば、失敗する事がないというたとえ。
 (類似諺)(暗くなる前に灯りをともせLight your lamp before it becomes dark)、(飛ぶ前に見ろ、Look before you lea
 「転んでもただでは起きぬ
 (読解) たとえ失敗しても、そこから何か利益を得ようとすること。抜け目のない人、欲が深い者のたとえ。

 「衣ただけでは和尚になれぬ」
 (読解)

 「コロンブスの卵
 (読解) 一見、誰でも思いつき、誰にでもできそうなことだが、何のヒントもないときに初めてそれを行うのは至難であるということ。新大陸の発見など誰にでもできると中傷されたコロンブス。それではこの卵をテーブルに立ててみよといったが、誰にもできない。そこでコロンブスは卵の尻を潰して立ててみせ、西へ船を進めれば誰でもアメリカ大陸にぶつかったかも知れないが、それを最初に思いつき、実行したことが大切なのだと言ったという故事に基づく。とはいえ、本家本元の西洋にはない話だともいう。

 「怖いもの見たさ
 (読解) 見れば怖いくせに、恐ろしい物があると聞けば、人は興味をそそられて見たくなる。そうした人間の好奇心についていった言葉。

 「壊れるよりは、たわめ」Better bend than break
 (読解)

 「紺屋の白袴」
 (読解) 人のことはあれこれするけれど、自分にまでは手が回らない事。もしくは 人にはあれこれ指図するけれど自分は何もしない事をいいます。紺屋(染め物や)は染める事を仕事としているのに、自分は忙しくて白い袴をはいている事から言われるようになりました。

 「今生の暇乞い」
 (読解) この世に別れを告げること。

 「根性悪の無駄口きかず」
 (読解)

 「困難なくして栄冠はなし」
 (読解)

 「こんにゃくは体の砂払い」
 (読解) こんにゃくを食べると身体の中に貯まっている砂を払ってくれるとい俗説。こんにゃくの成分はほとんどが水というノンエネルギー食品だが、整腸作用があり便秘改善に効果がある。こんにゃくをたくさん食べると便が良く出るためこう言われるようになったらしい。砂というより大腸の便のもとをかきとって排泄してくれるありがたい食品。




(私論.私見)