孫子の兵法「兵は詭道(きどう)なり」

 (最新見直し2006.6.19日)



【孫子の兵法の「兵は詭道(きどう)なり」】
 孫子は、兵法の極意を「兵は詭道(きどう)なり」と喝破し、次のように説いている。
 「例えば、できるのにできないふりをし、必要なのに不必要と見せかける。遠ざかると見せかけて近づき、近づくと見せかけて遠ざかる。有利と思わせて誘い出し、混乱させて突き崩す。充実している敵には退いて備えを固め、強力な敵に対しては戦いを避ける。わざと挑発して消耗させ、低姿勢に出て油断を誘う。休養充分な敵は奔命に疲れさせ、団結している敵は離間をはかる。敵の手薄につけこみ、敵の意表をつく。これが勝利を収める秘訣である。これはあらかじめこうだと決めてかかることは出来ず、たえず臨機応変の運用を心がけなければならない」。




(私論.私見)