土佐日記

 (最新見直し2015.06.04日)

(れんだいこのショートメッセージ)
 「」参照。




【土佐日記冒頭文】
 「土佐日記」は仮名文字で書かれている。作者は紀貫之、男性。男性なのに女性が使う仮名文字で日記を書いている。
 男もすなる日記といふものを、女もしてみむとてするなり。それの年(承平四年)のしはすの二十日あまり一日の、戌の時に門出す。そのよしいさゝかものにかきつく。ある人縣の四年五年はてゝ例のことゞも皆しをへて、解由など取りて住むたちより出でゝ船に乘るべき所へわたる。かれこれ知る知らぬおくりす。年ごろよく具しつる人々(共イ)なむわかれ難く思ひてその日頻にとかくしつゝのゝしるうちに夜更けぬ。
 男もすなる日記といふものを、女もしてみむとてするなり。それの年(承平四年)の師走(しはす)の二十日余り一日の、戌の時に門出す。そのよしいさゝかものに書きつく。或る人縣の四年五年はてゝ例のことゞも皆しをへて、解由など取りて住むたちより出でゝ船に乘るべき所へわたる。かれこれ知る知らぬおくりす。年ごろよく具しつる人々(共イ)なむ別れ難く思ひてその日頻にとかくしつゝのゝしるうちに夜更けぬ。








(私論.私見)