二字三字熟語(アカサ行)

 更新日/2023(平成31.5.1栄和改元/栄和5)年.2.26日

 (れんだいこのショートメッセージ)

 ここで、二字三字熟語熟語言葉のアカサ行を確認しておく。

 2008.8.31日再編集 れんだいこ拝



三字熟語

 ア
合言葉 アイコトバ  味方どうしであらかじめ決めてある合図の言葉。
青海原 アオウナバラ  青々として広い海。
青写真 アオジャシン  青地に白く設計図・文字などを焼き付けた複写写真。どうするかについての大体の計画。
青天井 アオテンジョウ  青空。青空を天井に見立てていう言葉。
青二才 アオニサイ  年が若く未熟な男。青年をののしっていう言葉。
悪趣味 アクシュミ  下品な趣味。人の嫌うことを好んでし、いやがらせて喜ぶこと。
悪太郎 アクタロウ  「いたずらっ子」の擬人名的表現。
朝寝坊 アサネボウ  朝寝をすること。
朝飯前  a piece of cake(とても簡単なこと)。
阿修羅 アシュラ  争いを好むインドの鬼神。悪鬼。
価千金 アタイセンキン  とても価値があること。
頭金
天下り(降り)
天邪鬼 あまのじゃく  わざと人の言にさからって、片意地を通すもの。
雨模様 アメモヨウ  雨の降りそうなようす。雨もよい。「あまもよう」ともいう。
現人神 アラヒトガミ  人の姿になって現れる神。天皇。
安楽死 アンラクシ  助かる見込みのない者を、本人の希望により苦しめずに死なせること。

 イ
居心地 イゴコチ  そこにいるときの心持ち。
依怙地 イコジ  かたくなに意地を張ること。
偉丈夫 イジョウフ  すぐれた男子。たくましく堂々とした男。大丈夫。
意気地 イクジ  気力。ものごとをやり遂げようとする気の張り。「いきじ」が転じた。
居丈高 イタケダカ  尊大なようす。
韋駄天 イダテン  猛烈な勢いで走る人。もと、仏法守護の神の名。
一大事 イチダイジ  重大な事件。
一見識 イチケンシキ  ひとかどの識見。
一目散 イチモクサン  わき目もふらずに走っていくさま。
一家言 イッカゲン  その人独特の主張。
一隻眼 イッセキガン  物を見抜く力のある独特の見識。
一張羅 イッチョウラ  とっておきの一枚の晴れ着。「羅」は、夏に着る薄絹のこと。
一辺倒 イッペントウ  ある一方だけに傾いてしまう。一つのことだけに執着する。
一本気 イッポンギ  いちずに思い込む性質。純粋な性質。
居留守 イルス  在宅しながら、不在をよそおうこと。
岩清水 いわシミズ
 岩の間から湧き出る冷たい、きれいな水。

 ウ
魚河岸 ウオガシ  魚市場のたつ河岸。
氏素性 ウジスジョウ  家柄。家すじ。
嘘八百
歌物語 ウタモノガタリ  和歌を中心とした物語文学。和歌に関する話。
内弁慶 ウチベンケイ  外では意気地がないが、家の内では威張り散らすこと。
有頂天 ウチョウテン  仏教用語で、欲界、色界などの形ある世界「九天」のうち、最も高いところにある天が有頂天。これは有漏(うろ、煩悩のこと)の世間の絶頂にある天ということで、この天に昇ればどんな望みも叶えられる。これが、現世的な喜びの最高にものの意に使われ、喜びの絶頂を表す言葉となった。仏陀はこの有頂天をも超越し、流転の世界を脱したと言われる。うまくいった喜びのあまり、我を忘れること。
運鈍根 ウンドンコン  幸運に巡り会うこと、鈍重で愚直であること、根気のあることが、成功の秘訣であるということ。

 エ
似而非 エセ  偽物のこと。「似非」とも書く。
絵空事 エソラゴト  現実からかけはなれたでたらめ。
江戸前 エドマエ  江戸湾(東京湾)で獲れる魚の称。もとは「江戸の前の海」の意。江戸風。
円熟味 エンジュクミ  十分に熟達して豊かな内容を持ったさま。

 オ
往生際 オウジョウギわ 死に際。あきらめ。
大海原 オオウナバラ 海の美称。広々とした海。
大袈裟 オオゲサ 実際より誇張したさま。
大御所 オオゴショ 隠退しているが、なお隠然たる勢力を有する者。
大雑把 オオザッパ 細かいことにこだわらないこと。おおまか。
大時代 オオジダイ ひどく古風なこと。
大手、大手筋 城の正面。追手の転化したもの。反対は、からめ手。
幼馴染 オサナナジミ 小さいときからの友人・知人。
御題目 オダイモク 口先だけの主張。

 カ
快気祝 カイキイワイ  病気の全快を祝うこと。
街路樹 ガイロジュ  道路に沿って植えつらねた樹木。
案山子 カカシ  鳥獣をおどしてその被害を防ぐために田畑に立てた人形。
河川敷 カセンシキ  河川法によって規定された河川の敷地。
片意地 カタイジ  がんこに我意をたてとおすこと。
金釘流 カナクギリュウ  金属に釘で書いたように見える下手な字のこと。
過不足 カブソク  過ぎたことと足らぬこと。
間一髪 カンイッパツ 非情に切迫していて、あと少しで危険な事態になるたとえ。髪の毛一本が入るほどのわずかなすきま、の意。
閑古鳥 カンコドリ  カッコウ。
感無量 カンムリョウ  しばらく感慨に浸って、何もいえない状態になるようす。感慨無量。

 キ
杞憂

 杞の国の人が、天が落ちてこないか憂いたという故事より、取り越し苦労の意味。

生一本 キイッポン  心が真っ直ぐで、思い込んだらそれにひたむきに打ち込んでいくようす。
几帳面 キチョウメン  物事に隅々まで気をつけ、きちんとするさま。
急先鋒 キュウセンポウ  真っ先に立って進むこと。また、その人。
橋頭堡 キョウトウホ  橋をまもるために築く陣地。川や海をへだてた敵地につくる拠点。
桐一葉 キリヒトハ  桐はほかの木より早く秋の気配を感じて落葉することから、一枚の桐の葉の落ちるのを見て、形勢の悪化、衰亡の兆しが現れたことの暗示とする。
麒麟児 キリンジ  将来、大成する期待が持てる、非常に優秀な少年。
近似値 キンジチ 近似計算によって得られた数値。
金字塔 キンジトウ  後世まで残るすぐれた事業。

 ク
空中戦
草野球
糞味噌 
糞度胸
口上手
口下手
口八丁
口喧嘩
口真似
口約束
口達者
黒装束

              

黒魔術

 ケ
閨秀  主に文学や書画にすぐれた才能をもつ女性をさしていう。
形而上 ケイジジョウ  形のないもの。見たりさわったりできない、抽象的・観念的なもの。⇔形而下
下克上 ゲコクジョウ  下の者が上の者をしのぎおかすこと。「下剋上」とも書く。
月桂冠 ゲッケイカン  月桂樹の冠。古代ギリシアで、競技の勝利者にかぶせた。
下馬評 ゲバヒョウ  世間で種々の評判をすること。また、その評判。

 コ
小意気 コイキ  ちょっとしゃれていること。小粋。
恋女房 コイニョウボウ  恋愛して結婚した妻。
紅一点 コウイッテン  多くの男性の中に、ただ一人の女性がいること。
好好爺 コウコウヤ  優しい一方のおじいさん。
好事家 コウズカ  ふつうの人には何の興味もないような物事に関心を寄せる人。
嚆矢  物事の始まり。昔、闘いの火ぶたを切るとき、最初にかぶら矢を射交わしたことによる。
古希  70歳。
小気味 コキミ  「気味」を強めていう語。
小細工 コザイク  すぐそれと見破られるような工夫。
御破算 ゴハサン  今までやって来たことがすっかりだめになって、元の状態にもどること。
御利益 ゴリヤク  神仏の霊験。効能。
金輪際 コンリンザイ  あくまでも。絶対に。もと、仏教で厚い大地の最下底の金輪のある所の意。

 サ
左遷  中国の律令政治時代の「右尊左卑」に由来。
左袒  味方すること。賛成すること。着物の左をかたはだぬぎにする意。前漢の周勃(しゆうぼつ)が、朝廷に味方する者は左袒せよ、と言った故事による。
最高潮 サイコウチョウ  いちばん緊張し興奮する場面や状態。クライマックス。
歳時記 サイジキ  一年中の行事とそれにまつわる生活などを書いた本。
早乙女 サオトメ  手甲、脚絆、赤襷姿で農作業に臨む女性。
殺風景 サップウケイ  美しさや趣きが何も感じられないようす。
茶飯事 サハンジ  毎日経験するような、ありふれた事。
五月雨 サミダレ  梅雨どきの雨。

 シ
式次第 シキシダイ  その式の内容と順序。
試金石 シキンセキ それが本物か、またはうまく行くかどうかを見極めるためにやってみる物事。
七福神 シチフクジン 七人の福徳の神。
注連縄 シメナワ 神前などに掛け渡して神聖な場所とその外との境界を示し、不浄の入るのを禁じるための縄。
仕舞屋 シモタヤ 以前は商売をしていたが、やめてしまった家。
集大成 シュウタイセイ たくさんのもの広く集めて一つのものに完成すること。
修羅場 シュラバ 悲惨な戦場。生存競争の激しい現実社会をたとえていう言葉。
上機嫌 ジョウキゲン 機嫌がよいこと。⇔不機嫌。
正念場 ショウネンバ 歌舞伎などで、俳優にとって失敗が許されない最も重要な場面。
処方箋 ショホウセン 医師が処方を書き記した文書。
蜃気楼 シンキロウ 熱や冷気によって大気中の光が屈折し、空中や地上に何か物があるように見える現象。
真骨頂 シンコッチョウ それが本来もっている真価をよく現わしている姿。
神通力 ジンツウリキ 何事もなしうる霊妙な力。

 ス
水蒸気 スイジョウキ  水が蒸発して気体となったもの。
枢機卿
数奇屋 スキヤ  茶の湯のために建てた茶室。
助太刀 スケダチ  昔、あだ討ちなどの手助けをしたこと。また、その人。
助兵衛
素寒貧

 セ
掣肘  わきから他人の肘をひいて、行動を妨げること。そばから干渉して自由を奪うこと。
赤裸々 セキララ  包み隠しのないこと。
世間体 セケンテイ  外聞。世間への体面。
雪月花 セツゲツカ  雪と月と花。四季における美しい風物。
瀬戸際 セトギわ  さしせまった場合。
先覚者 センカクシャ  学問や見識にすぐれた人。世間に先んじて、物事の道理や移り変わっていく先を覚る人。
善後策 ゼンゴサク あとのためによく計る策。
千秋楽 センシュウラク 相撲や演劇などの興行の最後の日。
先入観 センニュウカン 実際にその物事を見聞きする以前に、あらかじめつくりあげられている固定的な見解や観念。「先入見」「先入主」も同義。
千里眼 センリガン 遠隔の地の出来事を直覚的に感知する神秘的能力。

 ソ
走馬灯 ソウマトウ 回転するにつれて影絵が回って見える灯籠。
素封家 ソホウカ 財産家。大金持ち。「素」はむなしいこと。「封」は領地。領地や官位を持っていないが、非常な資産を持っている者という意味。
忖度  他人の気持をおしはかること。





(私論.私見)